つい数日前、バレーボールの高橋塁選手が
ゲイであることを公言したことに続いて、
荒尾玲音選手もカミングアウトする、という
僕らにとって大きなニュースが発表された。
スポーツ界という、性的少数者にとっては
かなりデリケートな世界で、よくぞ
決意したなあと驚かされる。
また、去年の秋に海外で評判になった
ゲイドラマ『ヒーテッド・ライバルリー』が、
日本では昨日の配信で最終回を迎えた。
これはカナダ人とロシア人、二人の
トップクラスのアイスホッケー選手の
関係を描いた作品で、世界中で大ヒットしたモノ。
全6話からなるドラマは、最初の何話かは
比較的激しい性行為を見せて、
ドラマとしての展開の薄さはどうなのかな、
と思っていたのだけれど、中盤からは
スポーツ界に生きる彼らが、
いかにクローゼットから抜け出すか、
という部分にクローズアップされていった。
スポーツの世界では、ロッカールームなどで
「アイツ、オカマらしい」といった
ゲイを揶揄する発言が飛び交ったり、
女性とのセックスの話で盛り上がったりする。
ゲイの選手が、そんな会話に居心地の悪さを
感じながらも、自分がゲイだとは
絶対に言えない。
ドラマでは、そんな姿も描かれている。
しかし逆に、スポーツの世界は
男社会、女社会とはっきり分かれているだけに、
トランスジェンダー選手をめぐる問題などが
注目される一方、同性愛者についても、
ロッカールームやシャワーを共有することが
問題視されることがある。
色々調べてみると、
「ゲイだと公表すれば、チームメイトとの関係や
ロッカールームで問題が起きるのではないか」
と心配されがちだけれど、
実際には、そうした問題は想像されているほど
多くない、という調査もあるらしい。
とは言え、僕自身もジムで
良い男の良い身体を目にすると、
ドキドキすることは否めない。
だから、「自分を性的な目で見る可能性のある人と
一緒に裸になるのは抵抗がある」
という人の気持ちを、すべて偏見だと
言い切ってしまっていいのかとも思う。
一方で、ゲイだからといって、
ロッカールームやシャワーで
いちいち男たちを性的な目で見ているわけでもない。
このあたりは、かなりデリケートな問題なのだと思う。
ともあれ、今回カミングアウトした
二人の選手の勇気には胸を打たれた。
そして、ちょうど同じ時期に観ていた
『ヒーテッド・ライバルリー』で描かれる世界と
どこか重なって見えたことも確かだった。
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