昨日、ジムに行ったら、ロッカーで20代くらいの
若い人二人が話している中で、
「俺がトレーニングを始めたきっかけは、
ゲイの友達だったんだ」という言葉だけが
僕の耳に入ってきた。
その友達がどういう人だったのか、
なぜ彼がトレーニングを始めようと思ったのか。
そこまでは、さすがに聞くことはできなかった。
しかし、少なくとも僕が耳にした限りでは、
そこに差別的な空気や不快なニュアンスは
感じられなかった。
何十年もジムに通っていると、
こうしたゲイにまつわる話が
耳に入ってくることが、たまにある。
昔、僕が通っていたボディビルジムには、
ゲイビデオに出演している人が来ていた。
ところがある日、彼がゲイ雑誌に載っていた
切り抜きがロッカールームに貼られ、
ジム中が大騒ぎになった。
今思えば、いかにも昭和らしい出来事だった。
その彼を慕っていた学生と
サウナで一緒になった時のことだ。
「あの張り紙、見ました?
僕、すごく尊敬していたのに、
ものすごくショックです」
そう言われたけれど、当時の僕には、
その言葉にどう返していいのかわからなかった。
また、そのジムが大手のスポーツクラブに
吸収され、移った先で、久しぶりに
顔見知りと会い、会釈したことがあった。
すると、それを見ていたノンケのジム仲間が、
「え? あの人、知り合いっすか?
やばいですよ。アイツ、ホモだから
ケツ掘られますよ」と笑いながら言った。
その時は、やれやれと思いながら、
「俺もそうだよ」なんて、とても言えなかった。
どちらも、もう何十年も前の話だ。
もちろん、今でも心の中では
同様に思う人も多いかもしれない。
けれど、あの頃なら当たり前のように
聞こえてきたああいう言葉は、
今ではほとんど耳にしなくなった。
昨日書いた、昔の会社の仲間たちとの
再会もそうだった。
表向きだけだとしても、ゲイだからという理由で
露骨に差別したり、からかったりする人は、
確実に減っている。
この変化が、10年後、20年後の人たちが
「そんな時代もあったんだね」と
言われるようになれば良いんだけれど。
*******************
各種公式SNSはこちらから
Facebook→https://m.facebook.com/bridgetokyo/
Instagram→https://www.instagram.com/bridge.tokyo/
x→https://mobile.twitter.com/gaybarbridge
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F







