2026年08月05日

昔の仲間と、25年後のゲイの話

先日、こんなブログを書いた。

https://note.com/gaybar_bridge/n/nd960fede7f20

そして、その日がやってきた。

昔の仲間たちが行きつけだった、
新宿三丁目「池林坊」の店主・太田さんの店に、
12人が集まった。店に入った瞬間、
25年以上前の空気が一気によみがえった。

連絡が取れたのは20人近くいたけれど、
地方に住んでいたり、仕事が入っていたりで、
実際に顔を合わせられたのはこの12人だった。

そのうち、今でもうちの店に来てくれたり、
過去に来てくれたりした人が5人。
残る6人とは、およそ25年ぶりの再会だった。

いやあ、みんな一様に歳は取った。
けれど、業界が業界だからか、
思ったほど変わっていない。
それぞれに面影が残っていて、
すぐに当時の空気に戻ることができた。
経理や営業にいた女性が2人。
あとの10人は男性だ。

亡くなった社長のお兄さんが80歳。
経理部長が79歳、営業部長が75歳。
この3人が僕より年上で、
あとは全員僕より若い。
それでも一番若い部下が、もう50歳くらい。
当時はまだ25歳前後だったことを思うと、
時の流れを感じずにはいられない。

さて、僕がゲイであることは、
そこにいた全員が知っていた。
直接話した人もいれば、噂で知った人もいる。
だから改めて説明する必要もなく、
その点はとても気が楽だった。

30年前、社長が突然亡くなった時、
僕は今のパートナーと付き合い始めて
まだひと月ほどで、二人で寝坊した
ベッドの中で留守電を聞いて驚いたこと。
社員旅行で海外へ行くたびに、
こっそり抜け出して現地のゲイバーへ
遊びに行っていたこと。
そんな昔話を、今だから笑って話せた。

もちろん、人の心の奥まではわからない。
世の中には偏見を持つ人は多くいるし、
その場にいた誰かが、どう思っていたかも
本当のところはわからない。

でも、少なくともあの場では、
みんながゲラゲラ笑い、頷きながら
「そんなことがあったんだ」と
昔話の一つとして聞いてくれていた。

そしてその帰りには、店に来たことが
なかった5人がふらりと店に寄ってくれたのだ。

30年前、まだ自分が超クローゼットだった頃なら
とても同じようには
受け止められなかったかもしれない。
ただ、もう今の僕の性的指向について
怖いモノは何もない。

そう思うと、この30年で、
世の中は少しずつ、でも確実に
変わってきたんだなあとは思う。
ちろん、まだ十分とは言えない。
でも、先週、笑い合えた時間は、
その変化を確かに感じさせてくれた。

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posted by みつあき at 19:27| Comment(0) | 職場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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