2019年07月11日

今はなき愛すべき定食屋

昨夜は、同世代のお客さんのサメオちゃんと
古い時代のウリ専とか、
リツ子(年上のお金持ちに甘える若者)とかの
話をしていた。
その昔は、男女の世界も
「お妾さんや二号さんという人たちが
主人にそれなりの世話をしてもらっていた。
当時の男はそのためにも
一生懸命働いたりしていたのだね」
という話になった。

それの良し悪しはともかく、
「お妾さん」で思い出したのが、
新宿2丁目の千鳥街の入り口の2階にあった
Pという定食屋。
もう20年くらい前の話だ。

全部で7席から8席ほどの
小さい店だけれど、その真下にある
料亭Gと同じ食材を使っていて
すこぶる美味しかった。

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↑あまり美味しそうに描けなかった(笑)


G店は一度座ると、2万から5万くらいする、
というお店で、昔からの常連客が
たくさんいらっしゃった。

Pで働くY子さん(当時60歳前後だったと思う)は、
Gの店主(たぶん70は超えられていた)のお妾さんだった。
Gの奥さん(彼女も70くらい)は
下の店で切り盛りしながら、
たまに休みに上にあがってきた。

かの時はホントによく喋るおばあちゃんで、
Y子さんとの二人の関係は
ものすごく良いワケでもなく、
かと言って悪いワケでもなく、
世代が違う僕たちには
ちょっと理解不能だった。

一時期は3人で一緒に
住まれていたこともあった、と聞く。

それを思うと、まさに時代だなあ、
そう思うけれど、
今、思い出すに、Y子さんは
それなりに辛いこともたくさん
あったと思うけれど、
グチひとつ言うこともなかった。

何よりも、美味しい魚を彼女なりの焼きかた、
煮かたで提供してくれていて、
それはすこぶる美味しかった。

忘れもしないのが、ある年の暮れに
行ったら「昨日で今年の営業は終わったの。
これ、もし良ければ、お正月に食べて」と
多くの魚をいただいたことだった。

そんな中で、彼女をずっと支えていた
Gさんが亡くなった。

そして、続いてY子さんが体調を崩したと
聞いたのは、それから数ヶ月経った頃。
何日か閉まっていて、常連でもあり、
僕が若い頃にジムで知り合ったツトムが
彼女の助けをしていた。

Y子さんは入退院を繰り返し、
たまにお会いすることもあったけれど、
うちの店をオープンする前に
残念ながら彼女は亡くなってしまった。

それに続くようにおかみさんも
亡くなったようだった。

何年、お世話になったかわからないけれど、
本当に残念だったけれど、
あの世でも三人で仲良くされていればいいんだけれど。


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2019年07月10日

改めて、NY ストーンウォール50周年プライドパレードのこと

昨日、夕方、無事に帰国。
今朝起きてから、溜まっていたことを
ひとつひとつ処理していたら、
あっという間の時間だ。


さてさて、あちらにいた6月30日のこのブログに
書いたように、当日の夜はさすがに疲れきって
書けなかったため、改めて。

この日は、朝からプライドパレードのために
丸一日明けておいた。

例年はパレードを途中まで見て(ものすごく長いので)
マチネなり、夜の舞台を観に行くことが出来たのだけれど、
さすがに今回は日本からもフロートが出る、
ということもあり、まったく予定を入れなかったのだ。

とは言っても、日本のフロートが出るのが
夕方の18時と言われていたので、
昼間は、友人や店のお客さんたち6人で
それまでのフロートを見たり、
お茶を飲んだりしていた。

それにしても、今回160ものフロートが出るとの話。
街中、どこ行っても、この週はゲイ、ゲイ、ゲイ。
世界中からNYに集まっているという感じだった。
LGBTの姿だけではなく、
街もありとあらゆるところに
レインボーフラッグ、レインボーカラーが
溢れかえっていた。

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大企業から、まったくLGBTとは
まったく関係なさそうな小さなレストランや
ショップまで。
たぶんこの日を前後して、NYにいる人たちの
少なくとも半分以上の人は
LGBTの存在について
何がしか、考えたりするんだろう、そう思った。

さてさて、日本からも、パレードに参加する人、
観に来た人がたくさんいて、
SNSなどでもえ?この人もNYに?と
驚いたりしたし、ばったり会えたりもした。
そして、50周年を歩く各フロートの人たち
沿道の人たちは、本当に幸せそうだった。

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さて、日本のフロートは、160の中で、
120番目ということで
集合時間の17時近くに現地に行ったけれど、
一向に出発する感じがない。

そのうちに3時間押している、
という話が出る。
あちらはサマータイムなので20時前くらいまでは
なんとか明るかったりするが、
それでも歩き出す時間は暗いし、
盛り上がるのだろうかと不安になる。

日本から来たスタッフの人たちは、
彼らのせいではないのに、
何度も参加者に頭を下げて回っていた。

それでも、そこで多くの人と時間を
共にしたのは、とても有意義だった。
久しぶりに会って話せた人たち。
初めて会った人。

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その中で、渋谷区長の長谷部氏と
話すことが出来たことも有意義な体験だった。
彼が、東京もこうなるべく、
区だけではなく、都が、そして国が
努力していかなければいけない、
そんなふうにつぶやいていたことも印象的だった。

結局、フロートが動き始めたのが23時を回る頃。
僕らのフロートのうしろには、まだ40近くの
フロートがいた。
警察はNYの街を午前3時までパレードのために
オープンにしたから、大丈夫だと言う。

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深夜にも関わらず、街には歓声が湧き、
熱い気持ちが溢れ出した。
昼間は2時間半かけて歩く
レインボーロードを、結局1時間ほどで
歩き終わり、そのあと、多勢で
韓国料理屋で乾杯をした。

確かに、疲れはしたけれど、長く、充実した1日だった。
今回のパレードに参加出来たことも含めて、
2019年夏の旅行は忘れられない旅となった。

さあ、旅行のブログも終わり、
今日から店に出ます。

明日からは通常ブログに戻ります。

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2019年07月09日

NY最終日 オフ・ブロードウェイ "Dog Man : The Musical"、「屋根の上のバイオリン弾き」

長い旅行も終わり、このブログをアップする頃は
ちょうど日本に到着する頃。
(飛行機機内で書いています)
留守を守ってくれたスタッフと、
留守中にいらしてくれたお客様に感謝します。


さて、最終日ということで、昼間に急いで
" ART AFTER STONEWALL"展のもう一箇所、
70年代のほうをやっているSOHOにある
公称Leslie-Lohman Museumに行く。

先日観た80年代以降のモノよりも、
さらに挑発的だったり、
時代のせいかサイケデリックな感じが
あり、これまた見応えがあった。

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多くの美術館と同じく、写真は自由なのだが
「撮る時に、音はMuteにしてください」と。
live photoだと音がまだ小さいけれど、
あの動きがある写真の上がりが苦手で、
本当にこのシャッター音、なんとか
してほしい、そう思った。

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さて、この日の昼間、実は何も入れておらず、
オフでやっていて評判が良い" In the Green"
映画にもなっている「リリィ、はちみつの秘密」を
観ようとしたが、両方とも完売。

そして、とっても悩んだのが「マイ・フェア・レディ」が
この日が最終日で、チェックすると、まだチケットが
少しある!!!
それも、去年の主演から僕が好きなローラ・ベナンティに
変わっているのも、観たい理由だったが、
いかんせん、それが15時から3時間。
このあと、観る予定のイディッシュ語版
「屋根の上のバイオリン弾き」が
始まるのが何と18時。
「マイ・フェア〜」をやっている
リンカーンセンターからいくら
急いで動いても15分はかかる。
増して、最終公演とあったら、
すごく盛り上がるだろう。


そんなワケで泣く泣く諦め
(まあ、去年、二度も観たから良いと言えば良いのだが)
僕が敬愛するミュージカル評論家のミソッパ氏オススメの
"Dog Man:the Musical"に行くことにした。

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ドッグマン、僕は知らなかったけれど、
世界的にベストセラーになっているコミックが原作らしく、
「ファミリー・サマー・シアター」と呼ばれるだけあって
子供向けだし、日曜日だったので多くの子供たちで
劇場は溢れかえっていた。

NYでいつも凄いなあと思うのは、
劇場に入って大騒ぎしている子供たちが
舞台が始まると、まったく静かに集中して観ること。
と同時に、オフで、子供向け、とは言いながらも、
いかにしっかりと作られてて、
子供目線ではない、ということだ。

要は、日本のように「子供は子供らしく」という扱いをせず、
大人たちが自分たちの目線で、教育する、
舞台芸術もその上に成り立っているから
非常に大人っぽく、また出来も良いんだろう。

話は犬の頭脳と警察官の身体になってしまった
ドッグマンが、良い男の子になるために、
あらゆるおかしな犯罪と戦うという流れ。

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セットも、コミックを元にしたモノで
手作り感満載だけれど、安っぽくないのがこれまた素敵だった。


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さて、夜の「屋根の上のバイオリン弾き」。

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イディッシュ語版というのは、ウィキペディアによると
東ヨーロッパでユダヤ人の間で使われていた言語らしく、
今では全世界で300万人くらいの
人たちが使っているらしい。

さて、そんなイディッシュ語。
キャストはユダヤ系の役者たちによって
演じられているものの、実はイディッシュ語を
使える人たちは26人中、3人だけで
残りの23人はひと月間で、
イディッシュ語を学んだと言う。

そんなワケで舞台両脇には、
英語とロシア語(そもそもこの芝居の舞台が
ロシアのアナテフカという村だったため)の
字幕が付くから、英語で歌ったりされるよりは
僕にとってはわかりやすかったりする。

とは言っても「屋根の上〜」の舞台は
もう何度も観ているので、シーン、シーンを
かなりしっかりと理解は出来ているのだけれど。

オフで26人も出演、それもStudio 42は
初めて入ったけれど、かなり大きな劇場だ。

とても嬉しかったのは、「ユーリンタウン」や
「ヘアー・スプレイ」
テレビドラマの「フュード」の家政婦など
やっていたジャッキー・ホフマンおばさんが
マッチメイカー仲人役のイェンテをやっていたこと。

この役はかなり年寄りという役だけれど、
本人のプロフィール見てみたら、僕よりも若かった。
それなりにショック(笑)

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ああ、色々書いているとまた長くなってしまうけれど、
この「屋根の上〜」の素晴らしさは、
伝統は守っていかなければならないが、
それでも時代の変化をきちんと
受け入れていかなければならない、
という主題であることだ。

伝統に縛られ、それを守っていこうとする
ユダヤ人のテヴィエが、
仲人を通さずに次々と自由に恋愛を
して飛び立っていく娘たちを
いかに許していくか、という主題と
自分たちの祖先が守り、育ってきた村を
ロシア政府から追い出されてしまうという現実。

3年前に観たリバイバルの演出は
美術セット共に、感銘を受けたけれど、
今回の簡素でシンプルなりに
胸を打つ演出をしたのが、
なんと映画「キャバレー」や
舞台「シカゴ」に出演していたジョエル・グレイ!

もちろん、オリジナルのジェローム・ロビンスの
振り付けは健在で、結婚式後のワインを
帽子の上に乗せて踊るダンスは、拍手喝采だった。

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ただ、最も残念だったのが、主役のテヴィエ役が
アンダースタディ(つまり代役)だったこと。
ちょっと若い、というだけではなく、
頑張って「テヴィエ像」を作っている感が
どうしても否めなかった。

しかし、最後の晩にたっぷり3時間!堪能した。


全部で18本。仕事のように頑張った(笑)
さあ、本来の仕事、頑張らないと。

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2019年07月08日

オフ・ブロードウェイ・ミュージカル " A Strange Loop"、オンでの「オクラホマ!」

NYに住む舞台好きの知り合いが是非に、と
教えてくれたのがオフのゲイ作品
"A Strange Loop"を
昨日のマチネで観た。

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さすがにかなりチケット取るのは大変だったけれど、
こちらでは毎日座席表を見てクリックすると
突然、キャンセルが出たりするので
それで取れて、行ってきた。

これはもうすぐ26歳になる、という
ミュージカルのライターを
目指している青年アッシャーが主人公。
彼いわく「自分は黒人で、ゲイで、デブで、醜くて、
ウケで、フェミニンで」とネガティブ要素に
悩まされている。

彼をとりまく、色々な人たち
(彼も含めて7人のアフリカ系の人たちが
様々な人間を演じる)が、
どんどん彼を追い詰め、苦しめるかとも
思えながらも、逆に彼に勇気を持つ結果に結びつく。

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それにしても、「ゲイ」、そして「アーティスト」
というアイデンティティの追求が
随所に見えていて本当に見応えがある。

楽曲が特に印象に残るモノがあるかと言うと
そうでもないけれど、ダンスなどは
オフだとは思えないほど、巧みで
マッチョな男も惜しげも無く
筋肉を見せ付けたりする。

可笑しかったのは、
グラインダー(ゲイの出会い系)を
ステージ上で見せる。
アッシャーのうしろに、
蛍光色の枠で囲まれた扉が
いくつも。そこが出会い系サイトのひとりひとりとなり、
アピールしながら、アッシャーとチャットする。
もちろん、アッシャーは断られたりするのだ。

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また、エロマッサージを彼が受ける時に
マッチョなマッサージ師がpoppers
(日本では禁止となったラッシュ)を
吸っていいか?と聞くシーンがある。
多くのストレートのお客さんは
グラインダーや、ラッシュを
どれくらい理解しているんだろう。
まあ、NYだからあり、ありなんだろう。

そんないかにもゲイ、斬新なシークエンスを
織り交ぜながら、彼のコンプレックスは
どう克服されていくのか。
ゲイとは、芸術とは、あらゆる問題に向き合いながら、
舞台は感動的な幕切れとなる。

オフでも、本当に素晴らしい舞台というのは
山ほどあるのだ、と改めて思った。


*******************************

長くなるけれど、昨日の夜観たのが
「オクラホマ!」だった。

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これは75年も前に作られた
「サウンド・オブ・ミュージック」や
「王様と私」などのロジャース&ハマースタインの
名作の一本。
すごく簡単に言ってしまうと、
アメリカ西部のある街の三角関係を描いた話。
簡単過ぎるけれど、長くなるので、筋は割愛(笑)

いやあ、これは噂にたがわぬ傑作。
今まで観た映画版、そしてトレヴァー・ナンが演出した
ヒュー・ジャックマン主演(これはテレビ放映で観た)や
そのままブロードウェイに入ったバージョンなどとは
まったく違う。

四方から囲まれるサークル・イン・ザ・スクエア劇場で
煌々と客電も落ちないまま、いつまでこの明るい状態が
続くのか、と思うくらいに演劇は始まる。
そう、ほとんど客席は本が読めるほど明るく、
舞台になる部分にも横一列、向かい合わせに
客席があり、その前に置かれた
テーブルを演出で使われたりする。

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また、眩しいほど明るかった劇場が
ほぼ真っ暗闇になるくらいの暗さとなり、
声だけ、という演出になったり、
暗視カメラでキャストをバックスクリーンに
映し出される。

常に舞台上にキャストと共にいる
演奏家たちのフォーク調のアレンジも
今までのどの「オクラホマ!」とも
まったく違っていてこれまた斬新だ。

割愛したものの、ちょっと流れに
触れておくと、主人公のカウボーイ、カーリーの
敵役、ジャドはそもそも
暗く重く不気味で凶暴な存在。
しかし、今回は、そこにいじめられっ子のような、
不安定でデリケート、そしてあまりに悲しい
キャラクターとして描かれるのが
非常に興味深く観ることが出来た。

また、2部で、一人っきりで荒々しい馬のように
舞台全体を激しくダンスする女性ダンサーの
振り付けも見ものだ。

トニー賞で助演女優賞を見事にとった
最初から最後まで車椅子で歌い、踊った(!)
アリ・ストローカーの演技も本当に素晴らしかった。

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今回、観た中で、「ムーラン・ルージュ」
「キス・ミー・ケイト」と共に強く印象に残り、
誰にも勧めたい一作となった。

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2019年07月07日

展示会"Art After Stonewall"、ブロードウェイ・ミュージカル "Ain't Too Proud"

昨日、書き忘れたけれど、4日の日は
独立記念日で、思えばこの日にNYにいるのは
初めてで、そういうワケでブロードウェイのショウも
昼夜含めて3本のみ。
昨日、書いた「ビートルジュース」は
その中の1本だったので、ラッキーだった。

その後、何度かこのブログにも書いた
NYに住む友人のミキオとその娘のリリーと
共にハドソンリバーに沈む夕日を観ながら食事。

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そのあとは、僕が世話になっている
アパートのルーフトップから
独立記念日の花火を楽しんだ。
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さて、昨日は昼間の公演はなかったため、
昼間は、ちょうどこの時期NYUのギャラリーで
やっている"Art of Stonewall"という
展示会を観に行った。
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NYのゲイにとって、とても重要な
ストーンウォール事件
(今回のバレードもそれから50周年ということで
盛り上がったのだけれど)以降の
LGBTアートに関しての展示会だ。

実はこの展示会は二箇所に分かれていて、
一箇所では、70年代を中心に
ここでは80年代を中心にしたモノだ。
明日にでも、もう一箇所に行くつもりだけれど。

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「性差別」「エイズ」「LGBTがアメリカ社会に与えた影響」
という3つのカテゴリーに分けられて
多くの絵画や、造形物、メッセージ、音、映像などが
展示されていて、非常に興味深くもあり、
心打たれるモノがあった。

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上の写真にあるように、オードリーの
「ティファニーで朝食を」に
レズビアンらしき女性が出ていたのは
まったく記憶になかった。


さてさて、夜のショウは
原題 "Ain't Too Proud:
The Life and Times of The Temptations"を鑑賞。
これは、文字通り、アメリカで次々と
ヒットを飛ばしたアフリカ系コーラス・グループ
テンプテーションズのサクセス・ストーリー。

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演出は「ジャージー・ボーイズ」を大ヒットささた
デス・マカナフで、
この人は"The Who's TOMMY"や
ドナ・サマーの生涯を描いた
"SUMMER"なども作っていて、
かなり音楽通なんだろう。

確かに、今回のこの舞台も、
「ジャージー・ボーイズ」同様、
メンバーそれぞれの問題や苦悩などを
織り交ぜながら、ライブを見せていく、
というスタイル。

ただし、アフリカ系で
モータウンに所属していた彼らは
かなり激しいダンスも含めて
スタイリッシュに見せていく、というのは
「ジャージー〜」のフォーシーズンスとは違うところ。

装置は、いたってシンプル。
結構派手なモノを見続けている中では
抑えめのLED映像や、シンプルな装置が
退屈に思えるか、というとそれがそうでもない。

しっかりとした脚本と
ライブの融合が、
セット美術などのシンプルさを、
逆に生かしているのかもしれない。
そして、これこそがヒットの要因なんだろう。

数年前に観た「モータウン」もそうだったが、
とにかくお客さんが楽しそうに
一緒に歌う、というのが
ブロードウェイならでは。そう思った。


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2019年07月06日

ブロードウェイ・ミュージカル「ビートルジュース」

1日1本のアップだと有難い!
昨日観たのは、これまた映画から
舞台化された「ビートルジュース」!

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ティム・バートン監督ファンの間でも
結構評価が高いこの映画。
個人的にはしっくり来なかったが・・・
しかし、舞台はものすごく良く出来ていて
これまたビックリ。

話は、ほぼ映画と同様、
交通事故で死んだカップルが
幽霊となり、自分たちが住んでいた
家に新しく引っ越してきた三人家族。
彼らを追い出したい二人は
悪魔払いモンスター「ビートルジュース」と遭遇し、
破茶滅茶な展開となる。

舞台は葬式から始まるのだが、
雨降る中、そのデザインは
ティム・バートンカラー一色。
このバートン色は全編に渡り、
とにかく驚く仕掛けが盛り沢山、
これでもかと出てくるマジックと
切り替わりの多い舞台装置。
俳優と人形の使い分け。

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ビートルジュースは、映画では
中盤から登場するが、
舞台は最初から語り部となり、
家族の一人娘リディアと共に
ほぼ全編、舞台を走り回る。

そして最初から最後まで爆笑の連続。
特に映画でも注目された
「バナナボート」が流れる
パーティのシーンは多くの幽霊も登場し、
ド派手なダンスで最高潮に盛り上げていく。

このビートルジュースを演じる
アレックス・ブライトマンは
この劇場でつい去年までやっていた
「スクール・オブ・ロック」のクレイジー教師も
演じていて、その激しいアクトに
観客は酔いしれる。
もちろん、リディア役のソフィア・アン・カルーソも
17歳という年齢は信じられないほどうまい

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前日の「ムーラン・ルージュ」もそうだったけれど、
どれだけお金をかけるのだ!と
衝撃的なステージとなっていて、
チケット代が上がるのも、
いたしかたない、そう思ってしまう。


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2019年07月05日

ブロードウェイ・ミュージカル"Be More Chill"そして「ムーラン・ルージュ」

昨日は、朝からグッゲンハイム美術館
「メイプル・ソープ展」を。

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そしてホイットニー美術館で新作を楽しむ。

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そして、水曜日だったから、マチネがあり
ニューヨーカーが熱狂しているという
"Be More Chill"を観に行った。

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劇場に入ると確かに雰囲気が他と違う。
始まる前から異様な熱気。

主役は学校でちょっとイジメを
受けたりしている高校生。
彼はなんと日本製のサイエンス・ドラッグを
手に入れることによって、
大きく自身に変化をもたらし、
ヒーロー然となっていく、
というコメディ。

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出演者が登場するたびに、凄い拍手や
シュプレヒコール。
リピーターが凄く多いということだろうし、
確かに(会話で理解できない部分も
多くあるものの)とても笑えるし、楽しい。
そして何と行っても、エレクトロ・ポップな曲が
とても耳に馴染み、これまたエンジョイ出来る。

主演のウィル・ローランドは、あのヒット作
「ディア・エヴァン・ハンセン」に
主人公の親友役だった男。

そして、彼を超えるほどのど迫力の名演で
ヒロインを演じたステファニー・シューが
(とても美人とは言えないけれど)
歌うたびに観客のあちこちから指笛まで。

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こういう舞台や、去年観た「ミーン・ガールズ」
そして先日観た「ザ・プロム」などは
まさに今のミュージカル、と言える。
舞台が時代をきちんと追いかけている
というのがブロードウェイの未来は
まだまだ明るいと感じさせてくれた。



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さて、さて、夜はまだオープン前のプレビュー中の
「ムーラン・ルージュ」。

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評判もまだ耳にしていなかったし、
正直、あの映画は音楽はともかく、
あまりにカットが多すぎ、
まるでミュージック・クリップを観ているようで、
僕的にはダメだった。

しかし。
いやあ、この舞台は凄かった。

オープン前から、映画同様、ハート型で
囲まれた豪華絢爛な舞台装置に圧倒される。
そこにはダンサーやら、出演者が歩き、
舞台自体がパリのムーラン・ルージュに
見立てられているのだ。

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Studio 54でやっていた
「キャバレー」のような雰囲気を
さらに豪華バージョンにした感じだ。
オーケストラの前から4列ほどは
テーブル使用となっている。

ただ、センターステージが張り出していて
そこで役者が芝居をしたりするため、
このテーブル席はうしろを見たり
しなければならない。

話は、ほぼ映画と同じで、
作家志望(舞台では作詞作曲家)の
若く貧しいクリスチャンと
大富豪のウースターが
キャバレーの歌姫サティーンを
取り合うという話。

クリスチャン役は、「ネクスト・トゥー・ノーマル」や
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」に出ていた
アーロン・トヴェイト。
そして、サティーンは、8年前の
「ウエスト・サイド物語」のリバイバルで
アニタでトニー賞をとったカレン・オリヴォ。
僕が大好きだったのは、映画でも道化役となり、
この舞台では語り部のような役割でもある
劇場支配人のジドラー役のダニー・バースタイン。
この人は「フォーリーズ」も良かったけれど、
「屋根の上のバイオリン弾き」が
本当に素晴らしかった。

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この舞台の主役は俳優だけではなく、
映画同様、ありとあらゆるヒット曲の
マッシュアップで成り立っているところ。
もう15年以上経っている今となっては、
多くの新しい曲も入っていて、
その曲が歌われるたびに
観客は大騒ぎだ。

興味がある人は、以下のアメリカ版ウィキベディアに
楽曲がズラリと並んでいるので見てもらいたい。
その選曲は、アメリカン・ポップスが好きな人であれば
(一部、イギリスや他国のヒット曲もあるけれど)
いずれにしても喜ばしい。


ともあれ、ここで空中ブランコあり、
あらゆるところで火花は飛ぶわ、
紙吹雪は舞うわ、どこまで凝っているのだ、
と子供から大人まで、
十二分に目を楽しませる第一部。

舞台のリハーサルシーンから始まる第二部は、
レディ・ガガのエロチックなダンスで盛り上げる。
そして、後半のロマンチックなシーンでは
客席の恋人同士は、男女もゲイも、
肩を寄せ合い、ラストではあちこちで
すすり泣く声がする、そんなアダルトな構成だ。


image.png

とにかく、あまりにもエンターテインメントに溢れた
見事な舞台だった。
これは、なかなかチケットは取れなくなるだろうし、
大ヒット、間違いないと思う。
これからNY行きを考えていて、
新しいミュージカルを何か、と思う人は
是が非ともこれでしょう。

はあ、とても長く書きすぎてしまった。
ほとんどの人が全部読まないだろう。


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posted by みつあき at 13:51| Comment(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Bridge Saku Saku Mondayからのお知らせ

1年半以上に渡り、
Bridge月曜日で続けさせていただいている
スタッフ、マサヤのSaku Saku Mondayですが、
自身の活動拠点を大阪に移動するため、
8月、9月は月2回の営業を持って、
とりあえずの終了とさせていただき、
Bridgeも卒業となります。

マサヤは、10月第1週週末に予定されている
12周年パーティはしっかりと参加いたしますし、
また機会があれば、それ以降もお手伝いする事も
あるかと存じますが、ご理解のほど、
よろしくお願いいたします
posted by みつあき at 01:05| Comment(0) | スタッフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月04日

メトロポリタン美術館”CAMP : Notes on Fashion"、ブロードウェイ・ミュージカル「プリティ・ウーマン」

昨日は、プライド・パレードで来た人たちが
絶賛していたメトロポリタン美術館の
「ファッションについてのノート
/キャンプ展」を観に行った。

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「キャンプ」という言葉は、ウィキベディアを
読んでもらうとわかるように、
大げさに誇張した振る舞いや、
ものすごく装飾の多い
ケバケバしいファッション、
総じてゲイが好むようなモノのことを言う。

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ここには、17世紀から現代までの
250以上もの奇抜なファッションを見せながら、
キャンプカルチャーや、
そのポーズの取り方(笑)、
デザイナーの在り方、
そして文化的アイコンがいかに
僕たちの性的嗜好に何を投げかけたか、
ということが表現されている。

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プライド・ウィークにふさわしく、
多くのゲイや女性たちが詰め掛けていた。
これを観ながら、日本も歌舞伎も含め、
キャンピーなモノはいくらでもある。
あらゆる企業(芸能も含めて)が協力し、
こういう展覧会が、国立美術館などで
開催される日が来れば良いのに。
そう思った。

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さて、夜は「プリティ・ウーマン」のミュージカル化を
観に行った。

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30年前の映画を今さら舞台化。
ロスに仕事で来た大金持ちの資本家が
街角でコールガールに出会って、
恋に落ちるという話。

これが、もう、映画、そのまんま。
主演のサマンサ・バークスは
映画の「レ・ミゼラブル」でエポニーヌをやり
多くの涙を誘った人で、歌はうまいけれど
男を狂わせるほど美人かと言うと
そうでもなかったりする(笑)。

片や、相手役、つまり映画ではリチャード・ギアが
演じた若き大富豪エドワードを演じた
アンディー・カールは
前回「恋はデ・ジャ・ヴ」
"Groundhog Day"が、本当に素晴らしかった俳優で、
「ロッキー」のミュージカル版では
その大きな胸板を露わに歌っていた(笑)

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しかし、この舞台で致命的だなあと思ったのは、
ストーリーをなぞるだけで、
あらゆるシーンで工夫が見えないこと。

映画でも有名なオペラを観るシーンがあるけれど、
あのあたり、舞台装置もかなりうまく作られていて
クライマックスに、そのアリアを歌う歌手が
登場したりという部分もあるのに、
それが生かされていない。

少なくとも、オペラのシーンを現実と
重ね合わせるような夢のような場面を
作るだけで、十分違ったのでは、と思ってしまった。

観た中では珍しく、
僕にとっては、ちょっと残念な舞台だった。
まあ、アンディ・カールを
観ることが出来ただけで良いか(笑)

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2019年07月03日

ブロードウェイ・ミュージカル「シェール・ショウ」

「シェール・ショウ」を観た。

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たぶん、ゲイ・アイコンの一人でもある
シェールのこのショウが、ブロードウェイで
オープンしたのは去年の暮れ。

シェールの人気って、
日本ではそれほどでもないのかも知れない。
僕らの世代は、映画『月の輝く夜に』が
大好きだという人は多いけれど。
映画「バーレスク」や
「マンマ・ミーア!ヒア・ウィ・ゴー」などで
彼女は目一杯フィーチャーされていた。
それで、若い人たちも知っている人は
知っているかもしれない。
いずれにしても、会場に来ると、
その盛り上がりでなるほど、アメリカではこれほど
熱狂的な人気があることがわかる。

さすがに半年以上経っているので、
キャストに変化があるかと思ったけれど、
主演の一人、ステファニー・J・ブロックが
トニー賞の最優秀主演女優をとったからか
全員オリジナルだったのは嬉しい。

一昨年観たドナ・サマーの伝記的ミュージカル
"Summer"も、そうだったけれど、
3人の女性が年代別のシェールを演じる。

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ただ、"Summer"と違うのは、
年代順に交代していくのではなく、
多くのシーンで3人全員が登場し、その時折の
問題や自分の決断を語り合うという
不思議な演出。

ソニーとの出会いと
ソニー&シェール結成とヒット曲の連打。
そして結婚生活。

二人の関係がギャラの問題などで
ギクシャクする。
また、愛する母親が原住民(チェロキー族)の
血筋だということで差別を受けたことを
語りながらも、派手なショウで繋いでいく。

この舞台で、何と言っても凄いのは
その豪華な衣装の数々。

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今年のトニー賞衣装賞を「ハデス・タウン」を抑え、
この作品が受賞したのは十分理解出来る。

100着近いと思われる衣装が
これでもかと出てくるのは鳥肌ものだ。
そもそもシェールや多くの有名人の
衣装を担当したファッション・デザイナー
ボブ・マッキー(なんと80歳!)の手によるもの。

この素晴らしい衣装を見ることが出来ただけでも
「シェール・ショウ」を観て良かったし、
とても幸せな気持ちになることが出来た。


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