2019年10月31日

カミングアウトの裏側で

昨夜は、ここ数ヶ月よく来てくれている
タカオ君37歳が、
数年前にカミングアウトした
という女性友達を連れて来てくれた。

大学時代4人の仲間と、その彼女と
旅行に行った先で、酒を飲みながら
タカオ君はカミングアウトしたのだそうだ。

それぞれに驚きながらも、
すんなり受け入れてくれた。

「私はかなり変わっているのかも
知れないけれど、まったく
なんとも思わなかった」
彼女は言っっていた。

離れた場所でそれを聞いていた
常連のトモタツが「僕は去年、親に
カミングアウトして、
親父は許さない」と大変だった。
そう言っていた。

最近、よく思うのは、友人はともかく
歳が離れた親や近親者にカミングアウトする、
というのは、かなりヘビーなこともある。

たとえば、我々が父親から
「実はお父さんはSMの女王様の母親から
夜ごと、縛られ、ムチ打たれて
喜んでいるのだ」と
カミングアウトされた場合、
どう思うか。
そのような衝撃ではないか、
そう考えたりする。

極端過ぎるかも知れないけれど、
そのような「突拍子もない、
決して聞きたくもない性的なこと」を
突然聞かされる、
というイメージこそ、
カミングアウトの恐ろしさでもあり、
大切さなのじゃないか、と。

僕も同様な道を渡ってきて、
やはりどうしてもカミングアウトする際には、
自分の大切な人(友人でも良い)を
きちんと会わせる、ということが
僕の中の最良なカミングアウトではないか。
そして、それでさえ、タイミングと
伝え方によって、ずいぶん変わってくるだろう
そう思う。

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2019年10月30日

スカーレット

タイトルに、いきなり
「スカーレット」とあると、
映画好きな僕が書くから、
「風と共に去りぬ」の
スカーレット・オハラか、
もしくは女優スカーレット・ヨハンセンか、と
思う人も多いかも知れない。

いや。この時期「スカーレット」と言えば、
朝の連続ドラマ小説だろう。

IMG_1523.jpg

9月最後の日から始まったこのドラマ。
周年のバタバタもあって、僕はあと追いで
録画されているモノを観続け、
昨日の休みにやっと追いついた。

これが素晴らしい。

僕は朝ドラをしっかりと
観始めたのは「あまちゃん」からだ。
これは、当時このブログにも
そのフィーバーぶりを書いたので
記憶にある人もいるかも知れない。

「あまちゃん」後の連ドラは、
ほぼ観ているけれど、
なかなか良いモノもあれば、
そうでもないモノも当然ある。

と同時進行のように「おしん」や
「カーネーション」も
オンデマンドで観て、その出来の良さに
腰を抜かした。

特に「カーネーション」の
尾野真千子バージョンは
多くの人が朝ドラ史に残る、
と言われる傑作であると僕も思った。

そして、今回の「スカーレット」は
(またひと月しか経っていないものの)
今の時点では、「カーネーション」に並ぶほどの
見応えたっぷりな作品となっている。

話は陶芸家になるであろう喜美子が
子供時代を過ごした滋賀県の田舎から
大阪に女中見習いとしてやってくる。

この喜美子を演じる戸田恵梨香が
非常に生き生きとしている。

脇を固める父親薬の北村一輝や、
女中頭(と言っても、喜美子と二人だが)の
三林京子などのメリハリあり、
躍動する芝居も見応えがある。

その役者を動かす水橋文美江氏の
脚本がこれまた良いのだ。

先週放映された、戸田、北村、三林
三人だけしか出演しない回などは、
それぞれの持ち味がうまく絡み合っており、
感動的な回だった。

これからどうか、このテンションが
落ちないように祈るばかりだ。

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2019年10月29日

外国で会う同国人との距離感

昨日、ほぼ同じ時間に
ドイツのフランクフルトと
ハンブルクからふた組のカップルが
来てくれた。

ひと組はもう15年付き合っている二人で
同性婚もしている。

そしてもうひと組は出会って2年。
まだ若いから、結婚はもう少し先だ、と。

まあ、彼らの話はともかく、
たまたま、隣同士に座ったので
「あ、彼らもドイツかららしいですよ」と
伝えたが、ふ〜ん、そうですか、と
ほとんど挨拶もしない。

IMG_1519.jpg

僕に対しては、それぞれが
英語で色々なことを尋ねてくれたり、
フレンドリーに話すのに。

確かに僕も含めて、外国で
日本人とばったり会ったからと言って、
「やあやあ、どこからですか?」と
気楽に話す人はそれほど多くないだろう。
むしろ日本人を見たら避ける傾向に
あったりもうする。

しかし、昨日のように人から紹介されたりすると
僕ら日本人はとりあえず、会話はするだろう。

以前、オーストラリアのシドニーと
ブリスベンから来た人たちが同様に
遭遇したことがあり、
その際はひどく盛り上がっていたから
昨夜は、余計に不思議な感じがしたのかも知れない。

まあ、それは彼らがドイツ人だからなのか。
いや、そうではなく、たまたまそういう人たち
だったのかも知れない。

僕の親しい友人でも、
海外であれ、国内であれ、
まったく見知らぬ人に普通に話しかける、
というタイプだっているんだから。

ともあれ、国柄の性格の違いと共に、
個人間の距離感というのがあって
とても面白い、そう思った。

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2019年10月28日

12周年打ち上げと片付け、そして怖い夢

昨日、今日の2日間で、
12周年の打ち上げと
最終的な片付けをした。

打ち上げはすべての人が来られなかったものの、
スタッフ、そして手伝ってもらった
人たちが集い、撮影した映像を観ながら
爆笑したり、新たな発見に気がついたり。

僕の中で反省するところも色々あったが、
打ち上げだったから、客観的ながらも
楽しく観ながら、みんなと飲むことが出来た。

何度も書いているけれど、
それぞれの努力の賜物だと思うと、
本当に感謝しかない。

そして、店内に置かれていた
照明、音響なども含めた多くの荷物を
今日は車を借りて、自宅のトランクルームに。

それにしても、この数日間、
かなり辛かった結膜炎もちょっと落ち着き、
昨日は色々な思いでなかなか
眠ることも出来なかった。

そんな中で、ちょっと驚くような
おかしな夢(というか、かなりリアルな
怖い夢)を観た。

結膜炎で1日店を休んで、
出て行ったら、自分の店が
人手にわたっていた。

スタッフは別の店になぜか移され、
強制的に嫌な仕事をさせられている。

僕は自分の店にいる新しいオーナーと
掛け合うのだが、もし戻してもらいたければ
何千万という金額を出せと。

おかしかったのは、夢の中で、
何度も「これは夢ならいいのに」
そう思いながら、夢じゃない、という現実に
ぶちあたる、という夢だった。

色々な疲れが、こんな夢を見させてくれたのか(笑)
やれやれ。
まあ、だから頑張れ、ということなんだ、と
自分に言い聞かせて
今日からの新しい日を謳歌しようと思った。

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2019年10月27日

職場復帰(笑)と12周年上映会

結膜炎で1日休んで店に行ったら、
グループLINEに送ったうちのスタッフや、
ブログを読んでくれたお客さんが
心配と共に、え?あの顔(写真を見て)が
ここまで戻ったの?と驚いていた。

確かに、ハロウィン直前に、
特殊メイクをしたような、
我ながら、とても公開は出来ないような
それは、それは凄い形相。

2日経って、目の充血は残り、
腫れも少しだけあるものの、
ほぼ初めての人にはわからない。

昨日は18時と早い時間から
上映会が決まっていたので、
ほぼ10時間以上の労働になるから
ちょっとどうなんだろうと思いながらも、
乗り切れて、ホッとした。

12周年で、まずまずここは、と思って
繋いだ特別編集版(おこがましい!)は、
なかなかの好評で有り難かった。

このブログにも書いたように、僕自身
パーティ途中は、ずっとメイクしていたので
流れをきちんと観たのは、
映像になってからだった。

自分も含めて、それぞれのパフォーマンスは
もうちょっとこうすれば、と
思うことは多かったけれど、
最も頑張った「ドレミの歌」のシーンは
映像観ながらも拍手が起こって、
これは嬉しかった。

そんなこんなで、今日はスタッフの
お疲れさんと打ち上げでお店は休み。

また、来年の13周年に向けて頑張ろう。

ちなみに、11月7日の日、22時からと、
0時からの2回、もしくは続けて
再度、上映会をやります。
通常料金です。

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2019年10月26日

御心配おかけしました

店をオープンして、風邪もほぼひかず、
滅多に身体の不調がないだけに、
一昨日の結膜炎には驚いた。

昨日は急遽、スタッフにお願いして、
病院で薬をもらい、
1日、自宅で休ませてもらった。

それにしても、昨日は正直辛かった。
目が開けていられないのだ。
起きてから、凄い目やにで、
それが取れないということもあったが、
病院の行き帰りも、タクシーの
乗り降りもおぼつかないほどだった。

なおかつ、病院に行くための
保険証やカードを探すのさえ
大変だった。

うちに帰り、とにかく横になってはいたが、
飽きて、PCや携帯を打ったりするのも
目が痛くて辛い。

時間があっても、好きな映画も
観られない。
目を閉じて、音楽を聴いたり、
ラジオを聴いたりして過ごしていた。

そして、改めて目が不自由であることの
不便さ、大変さを今さらが感じた。

今日になって、痛みは少し残っているものの、
腫れも少し落ち着いたので、
18時からの12周年の上映会もあるし、
土曜日なので、店に出ることに。

御心配おかけしましたが、
ほぼ大丈夫なので、御心配なく。

本当に健康が一番です。
皆さんも無理ないように。

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2019年10月25日

まさかの結膜炎

昨日の夕方、店に行く前に
ジムに行ったあたりから
目がいやに充血しているなあと。

店に入って、お客さんが入って来てから
なんだか目が痛くなってきて
目やにも出てきたり。

0時過ぎに来てくれたお客さんからは
「え?目が腫れているけれど、大丈夫ですか?」と
鏡で見てみると、確かに腫れている。

結局、3時過ぎにタクシーで
帰ろうとするけれど、車まで
目が開けられない状態に。。。。


今朝、起きてみると、目やにが
凄くて、目が開けられず。
そして激痛。

すぐに眼科に。
なんと結膜炎ということだった。

ただ、チェックすると、ウィルス性ではなく、
抗生物質で、2、3日で治るだろうということだった。

疲れから来ている可能性もあると言われ、
周年後、コロンビアからのマリオを
日々、東京案内したり、
妹が来たりと、確かにバタバタだったから。

まだ痛みが残っていて、
ブログを書くのも結構キツい。。。

そんなワケで、本日はスタッフに任せて
僕はお休みをいただくことに。

明日(26日)の12周年上映会は大丈夫そうなので、
18時よりお待ちしております。
御心配、なきよう。


※よっぽど腫れた目の写真をアップしようかと
思ったけれど、グロテスク過ぎるのでやめた(笑)

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2019年10月24日

災害、その後

数ヶ月に一度店に来てくれるアキオが、
そう言えば姿が見えない、そう思い、
一昨日、元気かと連絡をしてみた。

程なく、アキオから、実は先日の台風で
大きな被害に遭い、被災しているのだと聞いた。
アキオはニュースにもなった
大型マンションに住んでおり、
いまだに電気が復旧せず、
多くの人は被災しているのだそうだ。

地方都市の海沿い、川沿いの一軒家に
住まれていて、大変な被害に
遭われている方たちのニュースは
毎日のように目に飛び込んでくる。

車は廃車になり、家屋も倒れて
しまっていて、路頭に迷われている
お年寄りの姿などを見ると
胸が潰れそうになり、
天災の怖さと共に、自分も含めた
人間の無力さに愕然とする。

アキオなどのように都会の
大きなマンションに住む人への
思いやりのない言葉、
また被災した人たちを襲う窃盗や、
詐欺などを耳にすると、
激しく憤りを感じる。

被害に遭われたこと中での差異などを
語ることが、いかに無意味な事か。。。

まだまだ人道支援も、義援金も
足らない状態だと言う。
明日の我が身をも思いながら、
災害について学んでいかなければ
この国はこれからも大変な事になってしまう。

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2019年10月23日

妹との一日

昨日のブログにも書いたように、
神戸から妹がやって来た。
彼女が東京に来たのは、結婚するよりも
ずっと前、学生時代だった。

もちろん、その頃は僕も
カミングアウトしているどころか、
まだ自分をストレートだと思い込ませようとし、
彼女がいた頃で、その彼女と妹と
一緒に飲んだりしていた。

その後、妹とは彼女自身の結婚式、
そのあとは、父や母の容態が悪くなっていた時で、
そんな時間は主に、両親それぞれの体調や
病院、施設などの話が主だった。

そういった意味では、今回、これほど
ゆっくり色々な話が出来たのは
初めてだったのかも知れない。


僕と妹は7歳違う。
まして、僕は高校時代から寮生活をし、
家を離れていたため、
彼女が8歳くらいから、
一緒に暮らしたことはなかった。

それは、8歳年上で学生時代に
スウェーデンに行った兄も同様だった。

だから、うちの兄妹は年齢差だけでなく、
普通の兄妹とはちょっと違う。

仲がとても良いということでもなく、
逆に悪いということもない。
ほぼ喧嘩もしたことがないのだ。

「お兄ちゃんから、同性愛者だって
聞いても、私はまったく動じなかったし、
色々な人生がある、そしてみんな、
決して同じではない、そう思っていたの」
妹はそう言った。

それは、共に育っていなくても
うちの両親の教育方針がそうだったからかも
知れない。

妹は、自分の息子(つまり僕の甥)にも
うちの両親のように
「人を差別してはいけない。
人はみんな違うのが当たり前だから」
と、伝えてきたと言う。

ただ、15歳で家を離れた僕と、
結婚する27歳まで家にいた妹とは
両親の距離感も違い、関係性も違った
ということも、今回初めて理解した。

僕が父の死後、母を連れてたくさんの旅を
したこと、それは長く共に生活できなかった
埋め合わせだったような気もするし、
妹は逆に、年老いた母の生活全般を
ある意味、客観的に観ながら、
色々なことに注意を配っていた。

いずれにしても、この年齢になり、
妹と、パートナーも加えて
ゆっくりとお酒を飲める、というのは
良いものだ、つくづくとそう思った。

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2019年10月22日

店に妹、来たる

僕がBridgeをオープンした
2007年、その2月に父は他界した。
オープンの7ヶ月前だった。
店をやることを決意し、
まだその時は場所も含めて
何も決まっていなかった時だ。

父の死後、母は大阪から何度も
店を訪れてくれ、多くのお客さんたちと
話をしてくれた。

また、スウェーデンに住んでいる兄も、
帰国するたびに来てくれた。
このブログにも書いたけれど、
偶然、兄と高校の同級生だったうちのお客さんと
(これには本当に驚いた)
3人で食事をしたこともあった。

そして、先月、周年パーティをやる前に
7歳離れた妹から、東京に遊びに来たい、
そういう連絡があった。

東京に来る、ということは、
初めて我が家に泊まり、店にも来る、
ということだ。

僕はまったく大丈夫だが、ゲイの
友人などいないだろう妹が、
店の雰囲気に慣れるのか、どうなんだろうか。

もう随分、前になるけれど、
うちの母親が、妹の息子(つまり甥)に
僕のことをカミングアウトしようとした時に
「色々誤解もあるだろうから、しないでほしい」
そういうことを、妹は母に言ったと言う。

そんな甥が二十歳になった時に、
飲みに連れて行って
「今日、大切な話がある」と切り出した時に、
甥は「おじさん、ゲイっていうことだよね?」と
言われて、腰を抜かした。

過去、僕がAV関連の仕事をしていたことを
知った甥が、ネットを駆使して、僕の名前を検索し、
僕がゲイであること、店をやっていることを
知った、と言う。

父の葬儀の時には、甥は風邪をひいていたので
偶然、僕のパートナーと遭遇はしなかった。
しかし、その後、母の米寿の祝いや、葬儀では
兄夫婦や、妹夫婦、そして甥も含めて
パートナーとは分け隔てなく接してくれたのは
有り難かった。

昨日は、東京の友人と会ったあと、
妹は店にやってきた。
「場違いかなあ。」とか言いながらも、
旧スタッフのショウや、お客さんと
笑って話していると、うちのパートナーが
やってきて、話をし出した。

そう。母が死んだ4年前から初めてとなる。

二人は0時前まで店で
楽しそうに飲んで
僕たちの自宅へと帰って行った。
僕が店を閉める午前4時くらいに
彼から連絡があり、結局その時間まで
二人で色々と話をしていたらしい。

そもそも、まったくカミングアウトなんて
考えていなかった僕だが、
こんな流れになるとはホントに不思議だ。

まして、妹とパートナーが
二人で飲むなどとは、店を始める前でさえ
思っていなかっただけに、
不思議な気持ちがするが、
これで心置きなく、いつでも死ねるなあ
なんて、朝の片付けをしながらぼんやりと
考えたりしていた(笑)

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