2017年06月25日

2017年 夏の旅ブログ その2

さて、プエルト・バヤルタに続いて行ったのは、

メキシコシティだ。

週末の土曜日から月曜日のたった3日間だったけれど、

今回はホテルではなく、紹介してもらった

ゲイのカップルのうちにお邪魔させてもらった。


40代と30代のこの二人は、これまた素敵な

カップルで、40代のペペはアップル社に勤めており、

30代のセヘンは自分で蜂蜜を製造し、

食や美容にとアレンジして売っていると言っていた。


彼らは僕用にそのへんのデザイナー・ホテルよりも

素敵なひと部屋を用意してくれていて、

何と歯ブラシやら爪切りやらコズメ用品を

ひとつにまとめて置いてくれているような気の使いよう。


ペペと話していて楽しいのは、昨今の映像や

音響などのハードな話など、僕がまったく

知らない知識を見聞きさせてくれたこと。

そして何よりもセヘンは大の映画好きで、

どんな映画が好き?と聞くと、

アルフォンソ・キュアロン監督だと答える。

それも「ハリー・ポッター」や「ゼロ・グラビティ」より前の、

ということで、僕も実にそうだったため、

二人でYouTubeであらゆる予告編を見ながら盛り上がった。

僕のキュアロンのベストは「リトル・プリンセス」だと言うと、

彼は「大いなる遺産」だと言う。

あまり知られていない映画だけど、お互い渋いね、

と笑いながら、キャロンの映像の素晴らしさ、

「緑色」の使い方の意味など話していて、

すっかり時間が過ぎてしまった。


彼らが住んでいる場所は、東京でいう代官山のような場所で、

それこそあちこちにゲイバーがある。

誘ってもらっていたのだが、

初日はテンプル・マヨール遺跡だとか、

メトロポリタン大聖堂などを見て、

あまりにも疲れていて早く寝てしまい、

翌日もとある理由で行けなくなってしまったのが残念。


そもそも、今回メキシコシティを組み入れたのは、

エド・シーランというアーティストがライブをする、

ということでチケットを買っていたからだった。

とは言っても、僕は仲介業者から買っていたので、

チケットは現地で、ということになった。


ライブは実は土曜日だったのだが、何故か

僕はプエルタ・バヤルタぼけなのか、

日曜日と思い込んでしまっていたのだ。

そして、着いた日に、彼らのうちから歩いて

20分ほどの場所にあるスターバックスにチケットを取りに行き、

まったく日にちも時間も気にしないまま、

うちに帰って寝てしまった。


そして翌日、ライブの期待に胸を膨らませながら、

メキシコの美術館を駆け巡る。

プエルト・バヤルタでもそうだったが、

欧米で見慣れている絵画とは、

ひと味もふた味も違う荒削りでありながらも

印象的なモノが多く、強く刺激を与えられた。


で、ペペたちに教えられたとおり、Uber

(ものすごく安かった!)を飛ばして、

コンサート会場まで行って、そこで初めて、

前日にライブは終わっていた、と気づかされていた。


僕は旅に出る時に、かなり綿密な予定表を作って、

それに沿って動くようにする。

ただ、プエルト・バヤルタは、特にそういう事もなく、

あまりにのんびりとしていたからか、

そこで予定表もまったく見ることなく、

大きな勘違いが生まれたのだった。


誰もいない会場を前に愕然としながら、

Wi-Fiがないため、帰りのUberは探せず、

雨は降ってくるし、暗いメキシコシティのはずれの街を、

かなりビビりながら、歩いた。

やっと見つけたホテルで、こういう状態なんだけど、

Wi-Fiを貸してくれないかと頼むと

宿泊客だけだ、と旅行で初めて厳しい人を目の前にし、

ことごとく、ついていないこの流れについて

雨の中、考えた。

考えながら、いやきっとここまでついていない1日だけに、

必ず良い方向に行くはず、といつものように

自分に言い聞かせたりしながら、

雨をやむのを待っていた。

そこで、ホテルから出て来た男女の夫婦。

僕がWi-Fiでやり取りしていたのを見て、

Uberに乗りたいの?どこまで行くんだ?

あ、街までなら、私たちも行くから一緒に

乗っていきましょう」ということになり、

やっぱり神は僕を見放さなかった(笑)←お気楽


そんなこんなで、やっとの思いで、

ヘトヘトになってペペたちのうちに戻って行くと、

「どうだった?ライブは盛り上がった?」と笑顔でもてなしてくれ、理由を言うと、こうなったら飲むしかない、

とワインやパスタやサラダで、かなり疲れていた僕を癒してくれた。


そして自分の部屋に戻り、パソコンをあけると、

なんとエド・シーランはこの秋に日本に来日することが決定していた。

僕がパソコンをいじったその瞬間から日本で予約が始まったということ。

なんだかついているのか、いないのか、わからないけれど、

でも、今回メキシコシティに来て、

ペペとセヘンに会えたことだけで十分幸せだったのだ、

ということを改めて噛み締めた。


だって、思えば、前日のまさにライブの真っ最中、

僕はペペやセヘンと映像や映画、音楽について

熱く語り合っていたのだから。

ひょっとすると、シーランのライブと同じ、

いやそれ以上の価値があったのかも知れない。


たった2泊3日のメキシコ滞在。
観光は上に書いたふたつと、

2日目に行ったドローレス・オルメド・パティーニョ美術館と

近代美術館、そしてソチミルコという水上都市くらい。

なかなか大満足とは行かなかったまでも、

とにかく人との出会いが一番だなあ、

そう思えたメキシコシティ訪問だった。

posted by みつあき at 15:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月23日

旅から戻って・・・




大変、長いあいだ、店を留守にし、ブログも更新できず

(あちらからちょっと頑張ろうと思ったけれど、無理だった)、

大変失礼しました。

まだ成田から自宅に向かうバスですが、今晩(24日、金曜日)から

きちんと店に出ますので、よろしくお願いします。

早速ですが、旅日記を、少しずつアップするようにします。


***********************************


年に二度ほど、一人旅をするようになって、7年ほどになる。

最初は10日ほどだった夏の旅行も、お客さんやスタッフから、

どんどん長くなると言われ、「そんなことない」と

否定しながらも、はっと気がつけば、確かに。


言い訳がましく言うと、今回どうしても行きたくて、

発売日に取ったベット・ミドラー主演の「ハロー、ドーリー!」が

622日しか取れなかったこと、

それからずいぶん経って発表されたグレン・クローズ主演の

「サンセット大通り」の千秋楽が528日と、大きく時間が開いてしまった。

結果的に、「サンセット〜」は、閉幕が伸びたものの、変更するワケには行かず。

結局、「サンセット〜」の前日に着いて、

「ハロー・ドーリー!」の翌日に帰国するとなると、なんと25日間。

スタッフから「ひと月!?」と言われて

「いや、3週間ちょっと」と苦し紛れの言い方をしながら、旅立つことに。



そんなワケで、お客さんやスタッフに迷惑をかけながらも、

今回は長い旅になることを踏まえ、一度行きたかったメキシコ、

そして行くなら今、と言われているキューバのハバナに足を伸ばすことにした。


いつもは、NYやロンドンの観劇記に終わってしまう旅行ブログだけれど、

それはちょっと先伸ばしにして、今回はメキシコ、

キューバ紀行(ってほどでもないんだけど)から。


写真はたくさん撮影しながらも、ここにアップするのは重いため、

興味があったら、インスタグラムで見ていただきたい。

以下のアカウントで。

misuaki_kis 



NYのゲイの友人(ボーイフレンドがメキシコ人だ)が、

是非ともメキシコに行くのなら、プエルト・バヤルタ

(日本では、バジャルタという表記もあるようだが、

現地の人はバヤルタと言っていたようなので、とりあえず)に、

と言っていて、まずは3泊4日をそこで過ごすことを決定した。


プエルト・バヤルタは、海が美しいリゾート地ながら、

カンクンなどよりももう少し質素で、物価も安いと言われている。

確かに、安い。ビールは100円くらいだし、

軽く食事をするには500円もあれば十分に足りる。

どんなモノも日本の1/3くらいだと思ってもらえれば良い。


ひとつだけ驚いたのは、アルコール類は、

夜の10時から朝の9時までどこでも売ることが出来ない。

もちろん観光地なので、バーやレストランでは、

4時くらいまで飲める場所はある。

もちろん、一杯、300円くらいだからこれまた安い。

飲食店やショップなどはそれなりに充実しているけれど、

特にこれ、と言った観光名所などは(たぶん)ない。

そのぶん、街全体がまるで美術館のように美しいデザインで彩られている。

少なくとも、僕が宿泊した最南端に近い場所は、そうだった。


ホテル自体も、フリーダ・カーロや、いわゆるメキシコ絵画、

彫刻などを細かくあしらった感じ。

特に、デザイナーズ・ホテルっていうワケじゃないんだろうけれど、

どうせやるなら、ここまでやらなければ、という

アーティスト精神が色々なところに現れているのかもしれない。


路上、壁、また建造物、それぞれがメキシコらしい、

多彩な色を使った装飾が続く。パチパチとあれも、

これも、と写真を撮っていると、きりがないほど美しい。

ただ、到着した時は気がつかなかったものの、

帰る時、空港近くの街を見るとそれほどでもなかったから、

やはり海岸沿いの場所がそう造られているのだろう。


到着した当日、街を歩きながら、海辺に出ると、

ギターをつまびきながら歌う老人とパーカッションをする中年男性がいた。

スペイン語の懐かしいような素敵な歌をどんどん演奏する。

あまりに素敵で僕が「クルクク・パロマ」(映画『ブエノス・アイレス』や

『ムーン・ライト』で使われていた)をリクエストすると、

喜んで歌ってくれ、お礼にビールをご馳走させてもらった。

このあと、僕のためだけに何曲も、何曲も歌ってくれて、

本当に初日から至福の時間を味わうことが出来た。


このあと行ったメキシコ・シティは、犯罪も多く、

決して油断してはならない、と聞いていたが、

ここプエルト・バヤルタは、まったくそういう気配はなく、

人々は親切で穏やかだったで、会う人、会う人が素敵だった。


観光名所はないものの、スキューバ・ダイビング、パラグライダーや、

水上スキーなど、海辺のリゾートだけあって、

マリンスポーツの選択肢は多かったようだ。


そう。僕はその中で乗馬を楽しむことにした。ほぼ3時間ほど、

山の中、川の中(まで、馬を歩かせる)を楽しみながら、

ビールや軽食も含めて約4000円。

山に伸びる見た事のないほど大きな植物、そして南国の花。

川遊びをしている子供たち。そういう光景を見なが、

時には大きく駆け出す馬にちょっとだけビビりながらも、

一緒にずっと付き添ってくれていたカウボーイのホアン(45歳)のおかげで

とても楽しい時間を過ごすことができた。

ずっと二人でいたホアンは、本当に素敵な人で、

カタコトの英語で色々説明してくれたり、僕の写真を撮ってくれたりした。

彼は45年間、一度もこのプエルト・バヤルダを出たことがない。

メキシコ・シティまで飛行機で1時間半くらいだけど、

そこさえもなかなか経済的なこともあって行けない。

でも、こののんびりした暮らしが自分には合っていて、

一生ここから出なくて幸せだ、そんな事を言っていた。

旅ばかりしている自分のことを色々考えながら、

しっかりと地に足をつけているホアンがとっても素敵に見えた。


さて、何故友人がこの場所を強く進めたかと言うと、

欧米からの多くのゲイの人たちが集まる、

いわゆるゲイ・リゾートとしても有名だということだった。

僕はやっていないけれど、多くの観光客は

グラインダーなどSNSを通じて、出会ったりしている人もいたようだし、

ゲイ・カップルが新婚旅行気分で来ている人も何組も見た。

   

確かにゲイバーも多いし、何軒かのホテルではゴーゴーダンサーや、

メンズ・ストリップ、ドラッグのショウもあった。

ストリップは、今のNYではもう観ることが出来ない全裸になるまでのショウ。

ちょっと際どいけれど、みんな明るくてかっこいい。

チップも、30円くらいから100円くらいのモノで、

とても楽しませてもらえるし、ダンサーの人数も多かった。


そうそう。僕が泊まったホテルで、すごくイケメンのマッサージ師の

リカルドというコがいて、彼のオイル・マッサージは本当に素晴らしかった。

1時間で2000円くらい。これだけゲイがいるんだから、

ちょっとエロい感じに?なんて期待したけれど、さすがにまったくそうはならなかった(笑)


3年ほど前に行ったアメリカのプロヴィンス・タウンも

有名なゲイ・リゾートだったけれど、

まったく違う意味で、本当に素敵な海の街だった。

いつか、日本にもこんな素敵なゲイ・リゾートが出来るだろうか。

この海の街をぼんやり見ながら、そんなふうに思った。

posted by みつあき at 15:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月27日

バタバタの中で

ここ一週間、母の一周忌も含めて、
かなりバタバタしており、
店内でも面白いこともたくさんあったのに
ブログに書けないまま、今、空港のラウンジにいて、
それも、もう30分で出発という状態。

今回は、来月の20日過ぎまで、という長旅に出て、
お客さん、スタッフ共々、大変迷惑をかけてしまう。

今年は、僕自身、大台に乗る、ということと(ビクビク)
店が10周年、ということもあって、
しっかりとあちらで視察し、
それを10周年パーティに活かせるように
頑張ろう、そう思っている。

と言うか、いつも旅行後でバタバタと始めるのだけれど、
今回は少しだけ早めに色々考え始めた。

10周年にふさわしい、お客さんが
あっと驚き、腹をかかえて笑えるモノにしたい、そう思う。


ってなわけで、長くお休みをいただきますが、
あちらで書ける時は、極力頑張って書くようにします!!!
行って来ます!

posted by みつあき at 10:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月20日

自分の中の女性性

先日のコマーシャルの続き。
撮影は、おもにこのCMを企画した
テレビ曲の女性社員の方からインタビューを受ける、
というモノだったが
その質問で「何歳くらいから、自分がゲイとして
意識されたのですか?」と尋ねられた。

ゲイとして、というのがかなり微妙で、
性的にはものすごく男を意識をしていたけれど、
男性を好きだ、という気持ちを持ったのは
ずいぶんあとになってからだった。

テレビや映画などからの擦り込みで
男は女を好きになるものだ、
そう思っていたから、
中学校でも、高校でも好きになるのは
女性で、性的に刺激されるのは男だった。

だから高校時代、好きな女のコがいながら、
寮では何人もの先輩や同級生と
あんなこと、そんなこと(と言っても大したことはしてない)
やったりしていた。

ただ、よくよく考えてみれば、
性的や恋愛、ということは置いておいて、
幼少時代、僕の中にとても女性的なモノはあったことは確かだ。


子供時代にディズニーの「眠れる森の美女」を
見ながら、王子からキスを受けるオーロラ姫に
ドキドキしていたし、
学校じゃ、女みたいだ、と
はやしたてられたりした。

自分では何故なのか、わからなかったけれど、
とにかく恥ずかしがり屋で、
どこかクネクネしたりしていたんだろう。

「女みたいだ」という
子供心に罪のない言葉を投げられるのが嫌で
それを何とかしないと、と
「男っぽく変わらなければ」と
頑張ろうと思ったのが、15、6の時だった。

人の目を考え、自分の女性的な部分を気にしながら
男っぽく、そして身体を作り上げていくタイプと、
何が悪いんだ、と自分は自分らしく、と
女性っぽさも含めて、開き直ることが出来るタイプがいる。

僕はまさに前者のほうだった。
だから、先日アカデミー賞をとった
「ムーンライト」の主人公の変貌ぶりは
ものすごくよく理解できた。

もう10代から20代にかけて、
必死に作った「男っぽさ」は、
自分の中の何が女性的だったのかさえ、
わからなくなるほど、僕の中に宿ったけれど、
ひょっとしたら、長い時間、
大きな着ぐるみを着続けているのかもしれない。

ゲイの中で、「身体が良くて、ゲイにもてはやされるGOGOや
マッチョな男の多くはウケで、
ドラッグクイーンや、オネエ言葉をバンバンと発するタイプは
タチが多い」という言葉はよく聞く。

人目ばかりを気にし、外見だけを男らしくするほうが
内面はずっと女性的であり、
堂々としているほうが男性的だったりするのかもしれない。

この歳になって、自分のアイデンティティのようなモノを
改めて気が付き、客観的に分析できるようになったのは
とても良かった気がする。
posted by みつあき at 06:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月17日

CMの撮影で気がついたこと

先週の土曜日、
店がオープンする前に、
店でCMの撮影があった。

名古屋の東海テレビが、
昨今の性の多様性を考える、という企画から
LGBTに焦点をあてて、
一人1分ほどのCMを作るので
参加してもらえないか、
という話をいただいたのだ。

内容に関しては、店をやっている、
ということではなく、
僕がゲイであることをいかに気が付き、
受け入れていったか、という
いささか自分史のようなモノを話すことになった。
そのごくごく一部分を、1分くらいに
まとめるということだった。

ああして、改めて話をすると、
結婚ギリギリの部分で、
僕を突き放してくれた元彼女の存在は
大きかったと改めて気が付く。

彼女は付き合って5年目に
僕からカミングアウトされ
(僕もその時まで、自分がゲイであるかどうかは
よくわかっていなかった)、
それでも共に、治そう(今思えばなんと愚かな考え)と
いう話から、その後、4年付き合いは続いた。

しかし、最後の数年はめちゃくちゃだった。
「治す」どころか、その後、出会った男たちには
「いつか彼女と結婚する」と言いながら、
関係を持ちつつ、当然のように
彼女にはそのことは言えないでいた。


28歳の時、結婚を考えようと言った僕に
「やめましょう」と言ってくれたのは彼女だった。
一度ゲイだと言いながら、ぐずぐずと
どっちつかずにいた僕に、
「貴方は貴方の道を歩いて」とは言わなかったものの、
そういう選択をチョイスさせてくれたのだ。

あの時に、彼女が止めてくれなければ、今の自分はいない。
結婚していて、子供もいたのかも知れない。
ただし、確実に彼女には辛い思いを
させていただろう。

多くの既婚者ゲイの人たちが、自分自身の秘密は
墓場まで持っていくのとは違い、
僕の場合は伝えてしまっていたから。

その後、結婚した彼女は、僕がガンを患った時に
再会をし、それから新たな付き合いが始まった。

数年前にやはりガンで旦那さんを亡くし、
息子を育て上げ、今は生まれ故郷で一人で
学習塾の講師として仕事をしている。

東京に来ると、店に立ち寄ってくれて
「お互いに幸せになって、本当に良かった」
彼女はそう笑う。

最も多感な時期からの10年近く付き合い、
こうやって、受け入れてくれる人はなかなかいない。

そう思うと、僕のゲイ人生は
彼女が背中を押してくれたことから始まったのだ。


posted by みつあき at 17:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月12日

着エロとモロ出し、どっちが好きか

今日はちょっと18禁のエロい話。


先日、ビデオマニアのオンダ君が
「エロビを観ていて、すぐ脱いでしまうと
がっくりしてしまう。
何故、着衣のままで、股間のモッコリとか
筋肉の盛り上がりとかを見せてくれないのかって。」
と言うと、隣にいたジョウが
「え?もうずっと洋服とかを着ているなんて
まどろっこしくて、イライラさせられる。
早く見せろよって思うよ」そう言っていた。

オンダ君にしてみると、
ズボンのチャックの間や
空いた穴からちろっと亀頭が見え隠れするのがいいし、
身体もTシャツやタンクトップをゆっくり脱がしながら
首にかけたりしているのが良い、と。
ある意味、挿入シーンに関しては、
どうでも良いと言えば良いのだそうだ。

片や、ジョウは、挿入する部分がとっても大切。
亀頭でケツの穴近くをまさぐり、
入れた時の受けの顔の表情や声にアガル、と。

僕も圧倒的にオンダ君派(笑)なんだけど、
ホント、人はそれぞれフェティッシュな部分が違う。

着衣が好きか、全裸が好きかどうかだけでなく、
その攻め方、受けっぷり、
そして長いキスがあるか、どうか、
着ているモノが汚れているか、
どういう場所でやっているか、など
いかに想像力を膨らませ、
ファンタジーの世界にどっぷり
入らせてくれるか、というのが
エロの極意なんだろう。

もちろん、顔や身体がそれぞれのタイプでないと
まったくダメだという人もいれば、
シチュエーションさえハマっていれば、
どんな人でも問題ない、
という人もいる。

そして、こういうことを求めるのは
あくまでもビデオの世界だけで、
実生活では結構普通のセックスになる、と
いう人も多いようだ。

頭の中で広がるフェティシズムは
決して人には言えない個人個人の
密かな愉しみなのかもしれない。

posted by みつあき at 19:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月11日

素敵な収集家

僕よりもひと周り近く上のサイジョウさんは
もう何十年も前からの友人でもあり、
店がオープンしてからもずっと
来ていただいているお客さんだ。

音楽や映画、芸術全般を愛し、
自らも音楽活動で生計をたてている尊敬すべき
アーティストでもあるのだが、
彼のレコード、CD、そしてビデオ類の
コレクションが凄い。
それだけではなく、男をモチーフにした
フィギュアのコレクションまでかなり揃っている。

うちにお邪魔すると、そのコレクションの並べかたなど
本当に圧倒されるのだ。

ジャズ、クラシック、特にオペラに関しては
世の中の出ている音源、
映像はすべて網羅しているのではないか、
というほどだし、映画もゲイに関しているモノは
ほぼ揃えているのではないだろうか。

サイジョウさんが凄いのは、市販されているモノは
基本的には購買されるようだし、
仮にテレビ放映のみ、の場合は
ブルーレイ(それも高画質)で録画し、
完璧なまでの手作りでパッケージも仕上げる。

たとえば、それを借りたいと思うと、
丁寧にパッケージ付きでダビングを
して渡してくれたりするのだ。

僕もそれこそ、パッケージこそ作らないももの、
ダビングをしては、音楽モノなど
チャプターを切ったり、
ちょっと編集をしたりすることもあった。
でも、最近はそんな事をしているだけで、
映画一本、十分に観られる時間だと気が付き、
ほとんど無駄な作業をすることはなくなった。

そう心に決めてから、僕の場合は
完璧に収集癖はなくなった。
観られればいい、聴くことが出来ればいい、
そう思うようになった。

手元にキラキラとした宝物のように存在する、
そういう完璧な形が好き。
サイジョウさんはそう言う。
そのためには「結局、持っているだけで
観ることが出来なかった」ということになっても
それは決して本末転倒ではないそうだ。

なるほど。
そういう意味では、サイジョウさんは、
マスター・オブ・コレクターと
言わんばかりの素晴らしい収集家なのだ。

posted by みつあき at 20:15| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

中南米への憧れ

ゴールデン・ウィーク中は
多くの海外からのお客さんがいらっしゃった。

特にラファエルが手伝ってくれた日は、
ブラジルから彼を訪ねて来てくれた。

うちには中南米の国からのお客さんは
結構多く、よく来てもらえる中にもアルゼンチン、
エルサルバドル、ペルーからの人がいるし、
エクアドルやグァテマラ、ジャマイカからのお客さんも
来てくれたことがあった。

基本的に、人を見る時に「どこの国の人は」とか
「どこの地域の人は」というふうに言うことほど
乱暴なことはないなあ、そう思う。

きちんとしている、とか謙虚とか、
イエスノーがわかりにくい、と言われる日本人だけど、
そうじゃない人もいる。

ラテン系の人も、陽気で底抜けに明るく、
喜怒哀楽もわかり易いと言われがちで
もちろんそういう人は多い気がするけれど、
物静かで、とても落ち着いた人だっている。

人なつっこい人もいるけれど、
人見知りをする人だっている。

とは言え、生まれた場所が、地球の裏側だから
かなり違う部分は多いのだろう。

そんな彼らと接したりしているうちに、
中南米への思いはとても強くなった。

いつも初夏に行くニューヨーク旅行に加えて、
今回は思い立って、メキシコからキューバへと
足を伸ばすことにした。

本当はラファエルが育ち、今、スタッフのレオンが
行っているブラジルに行きたかったのだけれど、
それはまたの機会にすることに。

あと数ヶ月で、僕もとんでもない大台へと。
歳なんて関係ない、と思ってはいたものの、
この年齢になると、
あとどれくらいブロードウェイの新作を観られるか、
というだけではなく、見知らぬどんな国を訪ね、
どんな道を歩き、どんな人たちと会えるんだろうか、
そう思う。

元気でいられるこのうちに、
出来る限りのことをやらなければ。
そんな思いがむくむくと湧いてくる。

スタッフやお客さんには、また少し長いあいだ、
迷惑をかけてしまうけれど、
見知らぬ中南米の土地を考えると
ワクワク、ドキドキしてしまうのだ。
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posted by みつあき at 18:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月05日

趣味は何ですか?

僕は初めて店に来てくれるお客さんに
最初に聞くのは、うちをどうやって知ったのか、
行くとしたら、他のゲイバーはどういうお店か、
どのあたりに住んでいるのか、
それに加えて、趣味は何ですか?と
聞いたりする。

このあたりを尋ねると、何となく
その人が見えてくるし、
僕との共通項を探したり、
話のきっかけをつかんだりできる。

そんなワケで趣味の話。

多くの人はスポーツや音楽をやっていたり、
またはそれらの観戦、鑑賞などが加わったり、
読書、映画、演劇を観る人も多い。

家庭菜園が好きな人、
ペット好きな人、
旅行好きな人、
あらゆるモノの収集癖がある人も多い。
人によっては、それがオーディオ製品だったり、
アニメDVDだったり、
パンツやスポーツウェアだったりもする。
というか、それぞれがゲイならでは、
というのがちょっと笑える。

そして、この前来てくれたツツイ君は、
「趣味ってお酒飲むことくらいなんですよ。
あとは何をやっても楽しくないんです。
お酒を飲んで酔っ払うっていうことが
一番の幸せ」そう言っていた。

「マスターの趣味って何ですか?」と逆に聞かれ、
僕の一番の趣味というのはなんだろうかと
一瞬、考えてしまった。

まわりの人たちから言わせると、
まっさきに浮かぶのが
「映画」なんだろうけれど、
今さら、映画が趣味かどうか。
ある意味、趣味の域は超えてしまっている気がする。

舞台観劇というのも、最近はほとんど
日本では観ていないし、
ジムっていうのが趣味に入るのか、どうか。

確かに好奇心は旺盛過ぎるほどだから、
多趣味と言えば、多趣味だけど、
どこまでが趣味なのか、どうか、
わからない。

そう思うと、単に「趣味は?」と聞かれても
難しいのかも知れない。

posted by みつあき at 20:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月04日

マサトのこと

昨日から、店を手伝ってくれる
スタッフの一員になったマサトは、
うちの1周年を迎える少し前からのお客さん。

そういう意味じゃ、
現在入ってくれているスタッフの中では
キョウシロウについで、古い知り合いとなる。

彼がある楽器の奏者であることは、
うちの店でも有名。
そう、彼は1周年の時と、
3周年の時にもゲストとして演奏をしてくれたのだ。
そんな意味では、うちの店との縁も深い。

また、その他の時も
クリスマスやら、誕生日やら、お客さんの前で
素敵な演奏を聴かせてくれることもしばしあった。

楽器のことはともかく、
マサトを見ていていいなあと思うのは
(自分ではそうではないと言っているけれど)
基本的には誰とでもフレンドリーに接し、
ほぼ人の好き嫌いがないように思える。
そして、いつもポジティブにモノを考えるクセが
ついているところだ。

言動にユーモアを溢れさせながらも、
実直で真面目、というのは
きっとお客さんだけではなく、
現存のスタッフの共通した意見だと思う。

話を聞くと、子供の頃から
同じ楽器を演奏していたお父さんの教育が
今のマサトの寛容さを作り上げているのだろう。

ともあれ、これからも末長く
マサトともども、10年目のBridgeをよろしくお願いします。

今後
posted by みつあき at 19:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする