2023年02月12日

お勧め映画「対峙」

もう1年以上前に、アメリカで
話題になり、でもあまりにも地味な作品で
日本では公開出来るのだろうかと
思っていた"Mass"「対峙」が
公開された。

mass_xlg.jpg

このあまりにも地味なタイトル、
まるで小劇場の舞台劇か、と思うほどだったけれど、
確かに前編演劇のを見ているようだった。

メインの役者は4人。
高校生銃乱射事件を起こした加害者の少年の
両親と、被害者の少年の両親。

謝罪と嫌悪、憎悪と赦し、そして双方にある
絶望的とも言える深い悲しみ。

ぶつかり合い、それでもどこかで
受け入れることが出来るのか。
両者ともの子供に対する愛情、
どれだけあの子を愛していたか、
それを吐き出すことで
まるで死んだ子を取り戻すかのような時間。
それが、ほぼリアルタイムで描かれていく。

そこには事件が起こった背景になった
映像や、ニュース、外部からの情報などは
一才入らず、彼らの言葉を頼りに
我々は事件の全貌を少しずつ見えてくる。


あまりにも悲惨な出来事。
多くの人がほぼ経験はしてない、
しかしながら、ことの大小あれども、
十分想像できるような世界がそこにある。

たとえば友人の過失を責める者と
かばうことなど、この日本でも
小さな現実を思い起こす人もいるかも知れない。

また、世界中で起こる言われない殺人事件、
その被害者は、いかにしてその実現を
赦すことが出来るのか、と考える人もいるだろう。

キリスト教のベーシックな教えが
生活の基盤になっている人も多い欧米人と
無宗教な人間も多い日本人との差を
強く感じるかも知れない。

結末まで見て、納得する人も、
涙を抑えられなくなる人もいれば、
どうしても腑に落ちない人もいるだろう。

しかし、そういうセンシティブな問題を
こういう形でとりあげた製作者、監督に
僕は強く敬意を感じた。

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posted by みつあき at 14:58| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月11日

地方都市から見たゲイシーン

昨日は2週間前同様、雪が積もるほど降る、と
ありとあらゆるニュースで取り上げられた。
大騒ぎした割には、オープンして30分もしたら
雨さえすっかり上がった。

不要不急の外出は避けて、など
降る降る詐欺かと思うほどのその後の
晴れ具合には参った。

とは言え、地方の大雪は大変なようで、
高校時代の友人たちが住む島根、鳥取なども
かなり降ったらしい。


そう言えば、高校の時の同級生の一人から
「なんだか国のLGBTに対しての件、
めちゃくちゃだなあ。」とLINEがあった。

「でも、俺もたぶん、お前(僕のこと)が
そう(ゲイ)でなかったら、あの秘書官の
ように思っていたのかも知れない」
そう書いてあった。

旧友の正直な気持ちを聞いて、なるほどなあ、
そう思った。

彼も含めて、地方都市に住むストレートの人たちに
とって、同性愛者など、会ったこともなければ、
テレビやメディア上のもの。
だから、まったくピンと来ない、
それが真実なのだろう。

沖縄に住む友人は、那覇よりも少し
離れているせいもあってなのか、
ものすごく気を使って暮らしているらしい。

町内会がとっても盛んである仲で、
50も過ぎた男同士だけに、
「仲が良い友人に部屋を貸している」
と言っているものの、どう思われているかわからない。

逆に、東京のど真ん中でゲイバーなど
やっていたりすると、そういあ実情が
どんどんわからなくなってしまいがちだ。
冷静に現実を踏まえながら、
考えていかなければいけない、
友人からの連絡でそんな事を考えた。

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posted by みつあき at 19:27| Comment(0) | LGBTQ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月10日

モノを見つけていく旅

20歳から37歳くらいまで、
ずっと売り専で働いていた、という
40を超えたモトキ君が、先日来てくれた。

家の経済状態が悪かったことと、
当時はあまり物事をを
深く考えていなかったからか、
とにかくお金が欲しかったのだと言う。

その長い間、色々な人と接触し、
多くのことを感じ取ったと言う。
もちろん恋愛感情も湧いたことも、
また、不快なことも多くあったようだ。

途中、モトキ君は大学に入り、
ある資格を取り、いつかはその道に進むべく、
それでも、売り専を続けたと言う。

モトキ君は自分のことを
淡々と話しながらも、表情は
明るく、爽やかにも見えた。
その言葉、ひとつひとつは
妙に説得力もあり、素敵だった。

彼の人生観を聞きながら、反省はすれども、
後悔はしていないことがよくわかる。

彼のその17年間は、決して
失うものではなく、見つける旅だったのだろう。

そして、その多くの経験からくる反省は、
これから彼がやろうとするあらゆることに、
より良く反映されるだろうなあ、
そう思った。

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2023年02月09日

20年という時を超えて

昨日久しぶりに顔を出してくれた
ミチヒコは海外出張から帰国したばかり。

そんなミチヒコだが、昨日、
他のお客さんに、数ヶ月前に
うちの店で数奇の出会いがあったことを話していた。

ミチヒコも、コロナになってから
よく来てはいるけれど、
もう8年ほど前から、
週に1度か2度来てくれている
常連のアキラの横に座った。

ミチヒコは、アキラの声を聞きながら、
あれ?この声はどこかで耳にしたようだ、と
思い、よくよく顔を見ながら
「あの、フルネームってこうじゃない?」と
尋ねたら、確かに当たっている。
なんと大学のゼミが
一緒だったことが判明し、
お互いに大声をあげた。

卒業して20年以上が経過している。

今はぐ〜んと体が大きくなったという
アキラは、当時は2丁目で朝まで飲んで
それから学校に行きながら、ゼミのみんなを
まとめたりしていたようだ。

まだ男性経験がなかったミチヒコは、
六本木のクラブなどで女のコをナンパしたり、
というチャラいイメージだったと言う。

その後、アキラはなかなか大変な資格を若くして取り、
会社に所属したあと、自分の会社を持った。

逆に、ミチヒコはそれこそ、海外を飛び回りながら、
その後、結婚し、子供が出来た。
いわゆる既婚者ゲイ、と言うか、バイセクシャルだ。

それぞれが、この20年間で
お互いに大きく変化していることに
びっくりしながら、お互いの成長に
乾杯したのだそうだ。

それにしても、本当にスモールワールド。
僕自身、さすがに同級生などが
ゲイだった!という経験はまだない。
やっぱり世代もあるのかも知れない。

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2023年02月08日

されど愛しのニューヨーク

4年ぶりにNYに10日間、行って来たという
キョウヘイちゃんが一昨日来てくれた。

あれだけ毎年、それも年に
2度ずつ行っていた僕としては
物凄く羨ましい。
とは言え、この途方もない円安と
世界恐慌かと思うほどの物価高で、
まったく行く気もしていなかったのは事実だ。


キョウヘイちゃんは、僕と同じく舞台好き。
僕は言葉がわからなくても、
多少の予習や歌、ダンスなどで楽しめる
ミュージカルが基本だけれど、
キョウヘイちゃんは主にストレートプレイ、
そしてオペラやジャズライブなど幅広い。

今回は、そんな演劇を中心にあちらに住む
彼の多くの友人に会いに行く、
というのがメインだったそうだ。


コロナ禍、ニューヨークがどれほど変わったか。
それが最も興味がある事だった。

話を聞くと、想像以上に変化はあったそうだ。
かなり多くの店がクローズしており、
そこ、ここにホームレスが目立つ。
大麻が合法化され、街中
マリファナの臭いが漂うし、堂々と
違法薬物を売っている人も見受けられる。

当初言われていたアジア人差別というのは
あまり気にならなかったようだけれど、
地下鉄に乗ると、大声を上げる人も
たびたび見たと言う。

マスクは、聞いていたほどまったくしていない、
ということではなく、2割くらいの人は
しているようだったらしい。

劇場に至っては、冬だということもあり、
観光客もそこまで来ていないせいもあって、
比較的どこも人は少なかったと言う。

外国人や地方都市からの観光客が多い
ブロードウェイはほぼマスクを
していないことには驚いたと言う。
オフや、小さいNY市民が来ている劇場は
マスクをしている人が多かったらしいけれど。

もちろん、物価はめちゃくちゃ
上がっているようだが、
こういうものだと思ってしまえば、
彼はそれほど気にならなかったらしい。


色々ネガティブなこともあったけれど、
キョウヘイちゃんいわく、それでも
やっぱりNYはすこぶる魅力的で、
街を歩いてもカフェに入っても、
やっぱりワクワク感は
止まらなかったらしい。

僕は情報をキャッチしてしまうと
途端に行きたくなっていくタイプなので、
コロナ後、まったくブロードウェイ情報も
知らないでいる。

ただ、人からそういう話を耳にすると、
どうしても胸が騒ぎ出してしまう。

次にニューヨークへ行くのは
一体いつになるんだろうか。
posted by みつあき at 18:48| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月06日

未来を夢見て

一昨日、「終電で帰れないので」と
初めて来てくれたのが、シュウ君25歳。

彼はシンガポールと日本のハーフで、
3年前に日本に来て、東京から電車で
約1時間半の場所に一人で暮らしている。

5年前にお父さんの
母親(つまりお祖母さん)が
亡くなり、そこから東京の会社に
通うようになったのだそうだ。
しかし、ほとんどがテレワークで、
隙間風が入る寒い家屋で
毎日、仕事をしているらしい。

駅から歩いて30分。
それも周りは田畑ばかりなのだそうだ。

この日は、大学時代の知り合いの誕生日で
久しぶりに都内に出て来たけれど、
深夜に帰るとあまりにも寂しいので、
初の新宿2丁目に出て来たとのことだった。

シュウ君は、シンガポール時代は
ほぼ男性経験もなく、日本に来てから
初めてネット社会で会った人と経験をした。

ただ、今、住んでいるところは、
マッチングアプリを開いても、
5キロ先にひとり、
10キロ先に数人、という田舎。
とても人と会える場所ではない。
だから、友人もなかなか出来ない。
でも、家賃が出ないのは有難い。

そして日本、特に東京の魅力は
彼にとって、生まれた国とは
まったく違う自由度がある、
そう思うのだそうだ。

近い将来の東京の生活を夢見ながら
まだ見ぬ友人やパートナーとの
出会いを期待して
コツコツとお金を貯めているようだ。

今は大変だろうけれど、
先に夢を持つ力強い気持ちには
心揺さぶられるものがあった。

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2023年02月05日

初心に戻る

僕はこのブログには、極力ネガティブなことは
書かないようにしている。
特に人が侵した過ちをああだ、こうだと
言うことは言うことは極力避けている。

人それぞれ考えは違うし、自分側からの
意見を強く言うということは、
日頃からそう思っている。
それが多数であろうが、少数であろうが。


しかし、一昨日の夜に飛び込んできた
首相秘書官の「同性愛者が隣に住んでいたとして
見るのも嫌だ」という発言を耳にして、
僕自身も含めた、多くの同性愛者が
ずっとくすぶり続けた僕の思いが爆発した。

僕の子供の頃、まだゲイや同性愛、という
アイデンティティもきちんと照明されていなかった時代、
「おとこおんな」と揶揄され、
泣きたくなっていたことを思い出す。

そして、小学校、中学校、高校もそういう思いは続き、
大学や職場に入った頃は、
自分の周りだけではなく、メディアでも
「アイツ、ホモじゃないの?キモ!」とか
「俺、そっち系じゃないから」とか
「ホント、女の腐ったみたいなやつだな」とか
多くのその手の言葉が乱れとんだ。


そういう事に対しての不快さを、どういうふうに
自分で落とし前を付けるか、そう思った時に、
自分でバーをオープンする、ということに
合致したような気がする。
それもずいぶん歳をとってから気がついたことだった。

店をオープンしてからの15年、世界は、そして
日本も少しずつ変化した。


しかし。
一昨日のあの秘書官の上記のオフレコの会見
に加えて、同性婚に関しては
「秘書官室みんなが反対している」
とも言ったという言葉。

それが公になってしまった
、ということで急遽、
発言を撤回し、当事者ではなく、首相に
謝罪をする、という流れ。

こういう人が国の中枢にいる、ということは
本当に無念の気持ちでいっぱいだ。

改めて、自分は異端子であり、
外れた人間だと思い込んでいたことを
くつがえすべく、この新宿2丁目で
店をやろうと思ったのだ、と
強く確信した一日だった。






posted by みつあき at 17:09| Comment(0) | LGBT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月04日

ここにもいたシネフィル(映画狂)

コロナ禍、ぶらりと尋ねてくれた
トオルさんは僕よりもひと周り下だ。

2年ほど前に来てくれた時に
壁際にズラリと並んだ新作の映画ポスターに
興味を持ち、店に貼ったほとんど誰も
知らない「鳥類学者」という映画のポスター
(映画祭でしか上映されていないゲイ監督の
無修正版映画)にも反応するという
数少ないお客さんのタイプだ。

それから何度か店に来てもらったものの、
多くのお客さんの前で、そんなディープな話も
出来ずに終わっていたが、
一昨日は寒くて、最初の何組かと話をしたあと、
トオルさんと二人、かなりディープな映画話で
盛り上がった。


僕くらいの世代は、まだビデオやゲームもなく、
子供時代、そこに時間を費やすことを知らなかった。

だからなのか、映画館で幕が開くのを待つ
(ってか、今、映画館の劇場に幕が付いているところって
どれくらいあるんだろう)。

僕は幼少の頃から、両親が好きだった
「サウンド・オブ・ミュージック」を
レコードで聴きまくり、
小学校6年から中一くらいに映画熱に火がついた。

中学生の時には親に図書館に行くと言いながら、
大阪の戎橋や大毎地下という名画座に通った。

高校時代は邦画と洋画2本立ての一館しかない、
という街で3年間を過ごしたが、その反動か
東京に出て来て、大学生活の傍ら、バイトをして
フィルムセンターや都内でまだまだあった
多くの名画座を荒らしまくった(笑)


そんな僕よりも少し下のトオルさんは、
地方都市で高校まではほとんど映画は
テレビで観る娯楽大作くらいで、
大学に出てきてから映画にハマったのだと言う。

今やビデオを通り越して、配信の時代だけれど、
彼が凄いのはほぼスクリーンでしか
映画を観ないということ。

僕もトオルさんも似ているのは、
映画を監督で観る、という癖が付いてしまっていること。

内容がどうであれ、この監督、と思えば
その人をとことん追いかける。

そして驚き、嬉しかったのは、日本では
ほとんどきちんと公開されていなかった
インド映画の巨匠、グル・ダッドが好きかと思いきや、
70年代のアメリカエンタメ映画監督、
ドン・シーゲルの特集を都心から少し離れた
小さな映画館まで観に行っているとの話。

いずれにしても、店ではほぼ出来ない
オタク話が店でひっそりと出来たのは嬉しかった。

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2023年02月03日

70前後 男の魅力

うちの店に来てくれる22歳のショウヘイは、
出来れば、65以上の高齢者が好きだと言う。
今、付き合っている人も、70超え。

ショウヘイの最も好きな人は
故三国連太郎だというから
へえ、いわゆる年配者好きな老け専という
若い人たちの理想って、色々なのだなあ
そう思う。

そう思いながら、自分だって、近い将来
そこに行き着くワケだ。
これくらい年齢を伴っていくと、
もちろん中身がいかに素晴らしいか、
ということで価値は決まる。

とは言え、ゲイ的にはどういう
外見でいたいのか。
お客さんに尋ねると、
色々な答えが返ってくる。

水谷豊、舘ひろし、藤竜也、柴田恭兵、
岩城滉一、小林薫、なるほど。

僕、個人としては、今の三浦友和は70代では
最高峰かなあ。
この人、百恵と共演していた
若い頃の甘いマスクの時代は
確かに美しかったけれど、歳をとって
渋さと落ち着きが加わって、
なんとも言えない良い味を出している。

今回「ケイコ 目を澄ませて」という映画で
助演賞などを取っているけれど、
僕的には、どの役を演じても、三浦友和だなあと。
ただ、40年近く前に出た「台風クラブ」での
問題ある中学教師は抜きんでいた。

ああいう70代を目指さなければ、、、遠い目(笑)

posted by みつあき at 16:45| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月02日

少年期の性の受け止め

昨日初めて来てくれたトーマス君は、
アジア人のお母さんと、
白人のお父さんの間に生まれた40歳。

生まれたばかりの時にお母さんに
連れられて日本に住んでいるから
ほぼ話していると日本人と変わらない。

あ母さんは、日本に来てから
日本人男性と再婚。
お母さんが外国人だったからか、
それとも新しいお父さんも奔放なのか、
トーマス君が子供の頃から
家の中で両親は全裸だったと言う。

また、共働きの両親のいない時に、
家にある両親の持つアダルトビデオを
小学生くらいの時からトーマス君は、
一人で観ていたらしい。

それを知っても、トーマス君のお母さんは
怒るどころか、きちんとした性教育を
細かく伝えてくれたりしたと言う。


僕の子供の頃は、テレビでHな映像が
流れると、チャンネルを変えられたり
という話を周りからもよく聞いた。
僕の家も、マリリン・モンローや、
ソフィア・ローレンんなど
セックスシンボル的女優の映画は、御法度だった。
個人的にはエロい男優が出ているのを
観るほうが断然楽しかったけれど。


それで思い出したが、つい先日、
中学校の時以来、「007 ドクター・ノオ」を観た。
パツパツの水色のポロシャツに
ふくらはぎ丸見えの青いパンツ姿の
ショーン・コネリー。
彼が、そのまま全身濡れたり、
脱いだり着たりするシーンが続くのだけれど、
映画館でどれだけドキドキしたか(笑)

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閑話休題。
確かに、まだ物事の良し悪しがわからない頃から
性的なモノをオープンにすることの判断は
なかなか難しいモノがある。

ただ、トーマス君のお母さんが、
性的なことに厳しくなかったことは、
その後、彼が同性愛者であることをカミングアウト
した際も、十分受け入れてくれたことに
繋がっているのかもしれない。

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