2019年01月13日

縛らず、縛られない人生

九州から久しぶりに来たガチムチ、
短髪イケメン、いわゆるイカニモ系の
タケルさんが深夜にふらりと現れた。

彼の隣に座ったマサオが
「これだけのイケメンだと
さぞ色々なところでモテるでしょう」
と尋ねると
「どうだろう。それよりも変わってると
思われるほうが多いのかも知れない」
そうつぶやく。

何故かと尋ねると、
「特定の人と長く付き合うのは苦手だし、
束縛されたり、したりするのはダメ。
生まれてこのかた、恋愛という意味で
人を好きになったことはない」らしいのだ。

人と映画やデートらしいデートを
したこともなければ、
同じ人と5回以上セックスを
したこともないのだそうだ。

僕も含めて、恋愛に
重きを置いている人はともかく(笑)
ゲイに限らず、ストレートでも意外に
こういうタイプは多いのかも知れない。

ただ、そのルックスのせいなのか、
全国に友人はたくさんいる。
その中には肉体関係を持った人もいれば、
いない人間もいるらしい。
一緒に飲んだり、話したり
仮にセックスがあっても、
サバサバとした付き合いがいいと言う。

とは言え、興味深いなあと思ったのは、
彼が多少セックス依存症だったりはするものの、
ハードなことを好むと言うよりは
最も好きな性的行為は、
ガッツリではなく、
ハグチューだということ。

その瞬間だけ、「愛情のようなモノ」を
感じさせてくれればいいらしい。
そういうことで、本気になったり、
という相手もいるんじゃないかと聞くと、
それでもそれなりの距離感を持って
接するから、さほどしつこくはならない。

もちろん、孤独を感じるなんてことは
ほぼないのだそうだ。
タケルさんいわく「自由で楽しい人生」なのだそう。


「孤独」と「ゲイ」で思い出したのが
「孤独のススメ」というオランダ映画。

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内容は「孤独」ということに
執着した映画じゃなかったけれど、
映画の主人公がしがらみを捨て切って見つけるのは
タケルさんとは違う生き方だった(笑)


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posted by みつあき at 17:20| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月12日

既婚者ゲイの生き方

昨夜、このブログを辿って来てくれたのが
既婚者で子供が二人いるという
セイジさん。

昨日は、ずいぶん前から行っている
「既婚者ゲイ」の集いの帰りに
寄ってくれたようだった。

一昨年だったか、うちの店にも
既婚者ゲイのグループが
10人ほどで来てくれたことがあった。
セイジさんに尋ねると、
そういうグループは結構あって、
彼が昨日顔を出したのは、
また違うグループらしい。

セイジさんは、20代から30代にかけて
2丁目やハッテン場も含めて
ずいぶん遊び回ったらしい。

こういう既婚者グループには
セイジさんのような人のような
昔、たっぷりゲイ体験したタイプと、
まったく経験がなく、
恐る恐るネットからこういう
グループに属した、というタイプに
分かれるようだ。

セイジさんの場合は、何らかの形で
ぼんやりと結婚を考えつつ、
今の奥さんと出会った。
しかし、結婚直前に、彼女には
自分の携帯からゲイであることが
バレてしまった。

もちろん、何度も話し合いや
喧嘩を超えて、結果的には結婚。
子供が出来て、落ち着いてからは
「わからないようにしてくれればいい」
ということを言ってくれたようだ。

まるでゲイの長いカップルが
言うような言葉だったりするが、
女性としては、辛いんじゃないかと思う。

とは言え、セイジさんは
その分、出来る限り、子供のことは
大切にしようと心がけているそうだ。

昨今のLGBTという言葉が
一人歩きしている中で、
既婚者のゲイは
ものすごく多いのだと思う。

そして、それぞれが
あらゆる形で、奥さんや子供との
バランスをとっているのかも知れない。

既婚ゲイで奥さんにバレるということで
映画「おこげ」を思い出した。
今、観ると、かなり時代の差を
感じるんだろうなあ。。。

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posted by みつあき at 18:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月11日

惚れ込んだ才能

自分の音楽バーをやっている
50代のキョウジちゃんが
年始の挨拶に来てくれた。

キョウジちゃんは、年末から
年始にかけて、
パリ、ロンドンに行ってきたらしい。
自分のお店を手伝ってくれていて、
音楽関係のプロを目指している
25歳の若い人と一緒だ。

基本的には、音楽をめぐる旅で
パリではシャンソニエやジャズバー、
そしてフランス語版「シカゴ」
(これはちょっと僕も観てみたい!)
ロンドンでは、この夏バージョンが変わる
という「レ・ミゼラブル」を観たと言う。

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今は日本も含めて、舞台が回転する
(いわゆる盆、という形をとる)
旧バージョンではなく、
背景に画像が出る新バージョンと
なっているため、世界でこのバージョンを
観ることが出来る唯一の舞台が
ロンドンだった。

キョウジちゃんも数多く
「レ・ミゼ」を観たが、初めて泣いた、
それくらい良かったと言う。

ミュージカルのことはともかく、
キョウジちゃんは、今回
連れて行った若いコには
飛行機、ホテルはおろか、
食費もビタ一文、出させなかったと言う。

彼はストレートであり、
そこに色恋はまったくないようだ。
それでも、何故そこまで
入れ込むのか、と聞くと、
彼には輝かしい未来を感じるし、
心から応援しているからだと。

彼が2年前にキョウジちゃんのお店に
ふらりと入ってきて、音楽で食べて行きたい、
そう言った瞬間に、キョウジちゃんの
何かが動いたのだと言う。

歌を歌わせても、
店でお客さんとの接客を見ていても、
旅で共に動いていても、
キョウジちゃんが惚れ込んだ「才能」
というモノが色々な部分で
垣間見える。

なおかつ、キョウジちゃんが言うことは
音楽に関してであれ、店のことであれ、
100%着実にこなしていくということだった。

ここ2年の彼の成長ぶり、
そしてプロへの大きな一歩を
踏み出していると言う。
自分のお陰だとはキョウジちゃんは
まったく言わないが、
恐らくキョウジちゃんの後押しと
熱いエールによってなんだろう。

彼の出現は、キョウジちゃんの
人生にとっても
大きなサプライズだったようだ。

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posted by みつあき at 14:36| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月10日

素敵なワーキング・パートナー

昨夜、早い時間に「初めまして」と
丁寧な挨拶と共に、僕と同年の人が
いらっしゃった。

よくよく聞いてみると、
シゲタさんは、うちの常連でもある
ゴウド君の仕事仲間。
と言うよりも、正確には自営業のゴウド君が、
二人でやっている事務所の片割れがシゲタさん
ということだった。

シゲタさんが、とある資格を取った時に
たまたま居合わせたのがまだ学生だった
ゴウド君で、それから8年後くらいに
とあるゲイの集いで、バッタリ再会した。
「え?あなたもそうだったんですか?」と。

その後、シゲタさんと同じ資格をとった
ゴウド君は、とある会社に勤めたあと、
独立をする時に、シゲタさんに声をかけ、
二人で今の会社を作ったのだそうだ。

そんな話をしていた1時間後くらいに
偶然、ゴウド君がやってきた。

ゴウド君いわく、
「年が20年も離れているし、
毎日顔を見ているけれど、
とても尊敬出来ているし、
心地良い状態で仕事が出来てます。」
そんなこと言われると
「いやいや、僕なんて大したこと
してないですよ。」と
シゲタさんは恐縮する。

しっかりとモノを言い、
人の前に立っていくけれど、
人情味も熱く実直なゴウド君と
謙虚で慎ましやかな
シゲタさん。

朝型で結構早くから仕事をし、
それなりの時間に切り上げて
ジムに行くゴウド君に比べて、
逆にシゲタさんは夜型で
ハッと気が付けば事務所で
0時を回っていると言う。

「二人は好きなタイプでもなんでもない。
だからうまく行くんですよね。
早くいい奴を見つけなきゃ。」
そう言うゴウド君だが
シゲタさんは
「僕はもう結構です。
残りわずかな日々を実直に生きていきます」
と笑う。

彼らの昼間の職場が目に浮かぶなあ・・・
そう思って、僕はほくそ笑んだ。

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写真は、ゲイが被害者の殺人事件の捜査に
乗り込む二人のパートナーを組む刑事の映画。
「ある愛の詩」で有名なライアン・オニールの
マッチョ刑事と
「エイリアン」などのジョン・ハートの
オネエ刑事の組み合わせが可笑しい。
今から35年以上も前だから、
ゲイ差別もところどころに。

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posted by みつあき at 14:41| Comment(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月09日

若さの素晴らしさ

ゴウ君は、27歳。
自分の息子と言っても
おかしくない年齢。
とわざわざ書くまでもなく、
それくらいのお客さんは山ほどいる(笑)

ゴウ君は、尊敬する両親から
たっぷりとした
愛情を受けて成長したようで、
言葉の端々から育ちの良さを感じる。

謙虚で、人を常に優先しようとするし、
人のことを決して悪くは言わない。
色々なところで
ポジティブな面を見せてくれる。

ただ、人に好かれたい、嫌われたくない、
という気持ちと、これでいいんだろうか、
そう悩んだりする。
自分は弱いなあ、そう思うと言う。

そういう意味では、かつての僕と
とっても似ている。
僕も若い頃は人の目ばかり
気にしていた時期もあった。

とは言え、ゴウ君はまだ20代。
夢も希望もある。
自信のなさもあるけれど、
でも、自分はまだ変わることが出来る、
そういう思いもある。

仕事に対しても実直で、
頑張っている同僚を敬い、
負けないようにと自分を鼓舞する。

彼を見ていて思ったのは、
自分もこの年齢になって、まだまだ
学ぶことが出来る、
成長することが出来るんじゃないか
ということを、教えられた気がした。

実直で、不器用で、それでもなんとか
人に受け入れられるように努力したい、
そう思っているゴウ君を見ていると、
若いっていうことは素晴らしいなあ、
そして僕も見習わなければ
ならないところがたくさんある。
そう思わずにはいられなかった。

僕が年上だから、彼に何かを
教えたりするべきなのか、というのは
そもそもナンセンスだと思っている。

人生の先輩、という言葉ほど
嫌いなモノはない。
人よりも多少歳をとっているからと言って、
何も偉いことはなく、
尊敬されるべきでもない。

成人を超えた人間は年齢とは関係なく
フィフィティでいることを目指すべきだし、
そうやって向き合うことこそ、
大切なモノが見えてくる、そう思う。

もちろん、年配者から僕も学ぶことは多いけれど、
それよりも若い人から
さらに気付かされることも多い。

そういう意味でも、
ゴウ君と色々と話して良かったし、
店をやって良かった、
そう思う今日この頃だ。

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画像は、若さの情熱と苦しみを描いた
「草原の輝き」
一昨年、オスカーで作品賞のタイトルを
間違えたウォーレン・ビーティがかっこ良かった。

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posted by みつあき at 15:29| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月08日

人に優しくあれること

昨日は休みだったので、ジムに行くために
地下鉄に乗ったのだが、
そこでちょっとした光景を見た。

僕と同じ駅から
80を越したくらいのお年寄りの男性も
一緒に同じ地下鉄に乗り込まれた。

そこそこ混んでいた車内で、
お年寄りは優先座席近くに立たれた。
そこに座っていた20代くらいの女のコも、
30代のサラリーマンも、
携帯を見ていて
気付いているのか、いないのか。

そこに、普通座席に座っている
黄色い帽子を被り、
ランドセルをしょった
小学生(小柄だから低学年か)が
大きくはっきりとした声で
「おじいさん、こっちに座ってください」
と自分の席を譲った。

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お年寄りは「悪いねえ。ありがとう。」と
そこに腰を降ろした。
優先座席に座っていた人たちは
まったく気にする様子もなかった。

男のコはたぶん学校帰りだろう。
お母さんと一緒でもなく、
一人で学校に通っている様子だった。

きっと、小さな頃から
親御さんにきちんと
しつけられていたんだろう。
譲らなかった人たちが
どうこうではなく、
この子のしっかりとした
譲りかたが何とも気持ち良かった。

立った彼の横にいたおばさんが
「ボク、偉いねえ」と言ったら、
少年は改めて少し恥ずかしそうに
ニコニコとしていた。


こんな光景を見た時に思い出したのが、
僕が二十歳くらいの時に、
映画帰りに電車に乗っていた時だ。
(その時は空いていた)
僕の隣りには僕と同世代の若い人が座り、
その前をちょっと酔っ払った中年が
ふらりふらりと立っていた。

ヤバいなあと思った瞬間に
中年男性は、激しく嘔吐した。
その嘔吐物は、僕にはかからなかったが
僕の隣の青年のズボンに
びっしりとかかったのだ。

彼はすかさず、自分のポケットから
ハンカチを出した。
自分のズボンを拭くのかと思いきや、
その中年男性に「大丈夫ですか」と
差し出したのだ。

酔っ払って電車で嘔吐する男に
何故そこまでする、
という人もいるかも知れない。
確かに、酔っていたとは言え、
その中年男性に問題はある。

その青年の行為が、
本当の優しさか
どうかも疑問ではある。

たぶん中には中年男性につかみかかって
罵声を浴びさせる人もいるかも知れない。

しかし、その時に、単純に僕も
隣に座った彼のようになりたい、
そう思ったことも事実だ。

あれから何十年。
まだまだ、僕も
そこまでにはなれていない。

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posted by みつあき at 15:28| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月07日

Xジェンダーの息子を持って

昨日は、僕が前にいた会社で
デザインをやっていたクニヤさんが
友人を伴って、店に来てくれた。

クニヤさんは60代半ばで
ストレートなのだけど、
髪の毛を肩まで伸ばし、
趣味のロックをずっとやっている、
という意味では、そのへんのゲイよりも
ずっと若く見えたりするから凄い。

クニヤさんは、8年ほど前に
元同僚などと一緒に、
店に来てくれたことがあった。
その時に、執拗にクニヤさんが
ゲイバーだから、とオネエ言葉を使っていた。

「ゲイだからと言って、みんながみんな、
オネエ言葉を使うワケじゃない」と
僕が言ったことを、とても覚えてくれていて
「みつあきからは、色々教えられた」なんて
言ってもらえたのは嬉しかった。

と同時に、クニヤさんが「実はさ、
俺の息子が去年、突然Xジェンダーだ、と
俺やかみさんに
カミングアウトしたんだ。」と言う。

Xジェンダーというのは、
男性とも女性とも定まらない、という
人たちなのだ。
以前、店にもそういう人が何度か
いらっしゃったことがあるけれど、
あまり細かい話は出来なかったと記憶している。

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クニヤさんは僕が会社を辞めたあと、
ゲイであることを知って、
かなり驚いてはいたようだけれど、
今回の息子さんの件はショックや驚きよりも、
すんなり受け入れることが出来たと
言っていた。

彼が今後、どんな人生を歩いていくのかは
未知数だけれど、少なくとも
クニヤさん夫婦が認めたことで
息子さんは随分楽になり、
開放的になった、
と言っているらしい。

「アイツはこういう両親に育てられて
幸せなんじゃないかなと思うけれど、
こういう両親だったから、
Xジェンダーになっちゃったのかも」
なんて、ジョークを飛ばすクニヤさんは
素敵だった。

ゲイであれ、なんであれ、
自分のふた回り以上も
違う両親へのカミングアウトは
日頃、若い人たちには
僕はそれほど進めてはいない。

ただ、クニヤさんの話を聞いたりすると、
何が何でも親に話すべきではない、
ということではなく、
自分の両親を在り様を見て、
話すか話さないかの選択肢というのも、
ありなのかも知れない
そう思った。

クニヤさんは「ありがとう。
ここに来られて幸せ。
今度、息子を連れてくるよ」と言って
帰って行かれたけれど、
そう言ってもらえる立場にいることは
僕自身、とても幸せだと感じた。

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posted by みつあき at 13:18| Comment(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月06日

二人の暮らしでわかること

1年ほど前に付き合いだしたノブヤスが
彼と共に住み始めて半年くらいになる。

昨日、店に来ていた
同棲15年、というヒロトに
「一緒に住んで、いちいち
色々と違っていて、
イライラしたりしない?」
と尋ねていた。

「それはたくさんあるよ。
食事の作り方や、洗い物ひとつとっても、
まったくやり方が違う。
でも、それも慣れてくるし、
それに苛立っても仕方がないじゃない。」
そう答える。

ノブヤスは、洗濯から、掃除、
コートのかけかたまで
相手が細かく言うことに
子供でもないのに
なぜここまで言われなきゃならないんだと
腹が立つと言う。

色々なことを細かく言うクセに、
賞味期限が切れたモノなどには
さほど気を配らず、
平気だったりするから
それも不思議でそこを責めると
「賞味期限と消費期限は違う。
お前は自分の味覚を信じないのか」と言われる。
(ここは僕も同感。笑)


こんな話を聞くたびに、
思い出す話がある。

昔、テレビの「徹子の部屋」に
笑福亭鶴瓶氏が出演していた。
学生時代から付き合っていた奥さんと結婚し、
トンカツを作ってくれた日があったのだそうだ。

鶴瓶は、トンカツにソースをかけようと
黄色いキャップの蓋が付いている瓶から
トンカツにかけると、それは醤油だった。

「なんや、これ。普通、ソースは黄色やろ!」
鶴瓶がそう言うと、奥さんは
「うちは、醤油が黄色、ソースは赤です!」
と言い、別れる、別れないという
大喧嘩となったそうだ。


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それから何十年か経ち、
鶴瓶はトンカツ屋に行くと、
ついついトンカツに
醤油をかけてしまうのだそうだ。

要は、もうすっかり鶴瓶は
奥さんのカラーに染まってしまった。
黄色が醤油である、というのが
知らず知らずのうちに
身体に覚えこませてしまっていたのだそうだ。
結婚や、共にいる、ということは
そんなようなモノだ、ということを聞いて
僕はとってもいい話だ、そう思った。

どちらが良い、悪い、
正しい、間違いではなく、
また、妥協、と言うのでもなく、
そうやって他人を受け入れていって
自分が変化することこそ、
恋愛、もしくは関係性の
醍醐味なのかもしれない。


ちょっと余談だが、この話、そもそも
ソースが黄色の蓋が付いている瓶で、
醤油が赤の瓶ということが
今の若い人にはそれほど知られていない、
ということを、この話をするたびに
ちょっと驚いてしまう。

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posted by みつあき at 17:00| Comment(0) | 恋愛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月05日

パートナーが遺してくれたモノ

昨夜、古い知人のキョウヘイが
連れて来てくれた僕と同世代のショウゴさん。

彼は20代の時に知り合った
30歳上の人と30年連れ添って、
つい2年前に見送ったのだそうだ。

80を超え、体力が亡くなり、
どんどん衰弱していく彼を
どういう形でも、しっかりと
守っていこう、そうショウゴさんは
決心したのだそうだ。

パートナーが70歳を過ぎた頃、
遺言を書き、彼の遺産や
家はショウゴさんに残すように
指定したとのこと。

それは亡くなった
相手の古い友人カップルが
遺言も何も残さなかったために
親族が根こそぎ持って行き、
なおかつ、二人で買った
マンションも追い出されるようにして
出て行かされた。

人ごとながら、その友人たちが
いかに悔やんだかを聞いていた彼は
ショウゴさんに出来るだけのことを
しようとしたようだった。

そのおかげで、ショウゴさんは
彼と暮らした部屋で今でも
彼の残した多くのモノと共に
生活をしている。

確かに、何も知らされていない親族との
確執の話はよく耳にする。
法的な背景がないと
何も、誰も守ってはくれないのだ。

ショウゴさんの話を聞いて思い出した
映画「人生は小説より奇なり」だ。

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ニューヨークで同性婚が合法化を受けて
結婚したゲイの熟年カップルの
悲喜こもごもを描いていた。
未見の人は是非。

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posted by みつあき at 11:07| Comment(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月04日

病室での正月

年末に、古い友人二人からそれぞれ
入院した、と連絡が入った。

大阪に住むアキヒコは、
僕よりも5歳ほど下。
僕が26歳の頃、1年ほど付き合った。
その後、彼は関西で結婚し、
子供も二人おり、
最近孫が出来たと言っていた。

11月頃に足の痺れを感じ、
整形で診てもらったが原因がわからず、
その後、大学病院に行き、
脊椎梗塞ということだった。
今は下半身不随となっていて、
リハビリをやっているけれど、
歩けるようになるか不明、
ということだった。

また、もう一人は僕と同世代の
長い友人、ソウタだ。
ここ10年ほど大病を患っていて、
それに加えて彼も
関西のアキヒト同様、
脊椎損傷から痛みが止まらず、
年末に緊急入院。

彼は都内だったので、
昨日、見舞いに行ってきた。

明後日、手術をするけれど、
その先はどういう処置をしていくか
まだ不明なのだそうだ。

二人とも、正月を病院で過ごしているワケで
僕もこの時期、病院に入るのは
始めてだった。

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街の中と同様、病院も静かで、
見舞いに来ている家族に囲まれている人、
たぶん一人で静かに休まれている人、
それぞれのようだった。

病室でのなんとなく正月だなあと
思うのは、その静けさと
一応食事がおせちもどきだったりする
ということらしい。

友人と病室で話していると、
「元気であることが本当に一番だと思う。」
そう言う。
そう。僕もかつて長く入院をした時に
心からそう思った。
少し元気になり、健康になると
忘れるワケではないけれど、
ついつい健康であることは当然だと思ってしまう。

彼らも含めて、体調を壊している多くの知人、
友人たちが、色々な思いで2019年を
迎えている。

とりあえずの健康に心から感謝しつつ、
友人たちが少しでも良くなることを
祈りたい。

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posted by みつあき at 17:56| Comment(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする