2019年03月10日

タクのこと

今まで店を手伝ってくれるスタッフが
最初に入ってくれた日に、
必ずと言っていいほど
僕はこのブログに、
そのスタッフのことを
書くのだけれど、不覚にも
最も新しいスタッフのタクのことを
書くことがすっかり抜けていた。

IMG_3812.jpg

僕が彼と面接をし、
その当日に、そのまま入ってくれた、
という今までにはない
流れだったからかもしれない。

タクは2年ほど前に、店に来てくれた。
深夜に来てくれたりしては、
関西出身で、父親以外の家族には
カミングアウトしているということ、
学生時代に起業したりしたこと、
ジャズ・ドラムを叩いたり、
クラシックや古いJポップを聴いたり、
この若さ(29歳)にして、
好奇心旺盛なことも耳にした。

そういう中、去年の夏だったか
スタッフが何人か立て続けに
入れなくなったこともあり、
「もし良ければ、手伝わせてもらいますよ」と
タク自身から言ってくれた。

それではゆっくり話をしよう、
と言ったのだけれど、彼の事情もあって、
その話は宙に浮いたままとなっていた。

それから数ヶ月経ち、年末に来てくれた時に、
仕事を変わって大変だったことや
本人の体調のことがあって
あのままになっていたことを
謝罪し、改めて手伝いたい、
そう言ってくれ、
とても嬉しかった。


そんなタクが店に入ってくれて
ふた月が過ぎようとしている。

先週、彼は実の弟と
二人で店を訪ねてくれた。
タクは兄と弟の三人兄弟。
それぞれが、きちんと
タクのカミングアウトを
受け入れてくれている。
そんな弟はまだ27歳という若さで既婚者。
関西から出張で出てきたようだった。

タクの初恋の相手は、
弟が知っている相手だったという話は、
兄にカミングアウトされた時に、
弟はやっぱりそうだったか、と思ったことなど
ニコニコと笑顔で話す20代の二人。

そっか。時代は本当に変化しているんだなあ、
そう思うと共に、それでなくとも
疎遠になりがちな仲の良い兄弟の姿を見て、
ホントに良いなあ、そう思った。

タク共々、今後とも
Bridgeをよろしくお願いします。

***********************
各種公式SNSはこちらから
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F







posted by みつあき at 15:56| Comment(0) | スタッフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月09日

土木系に萌える

昨日来てくれていたマサオ、シュウジの
ひと回り違うカップル。
シュウジは33歳なのに、
なんと二十歳の時の子供ということで
お父さんは53歳!という若さ。
僕より全然若くて、めまいがしてくる。

お父さん、まだバリバリ仕事しているんだよね?と
尋ねると、土木関係で現場に出ていて
元気です!
と言うから、ええっ!エロ!という言葉が
客席のあちらこちらから。

爽やかシュウジは「え〜?僕は全然」と
言うけれど、土木の現場系に
男っぽさやエロさを感じる、というゲイは
圧倒的に多い。


そんな話を深夜遅くに来てくれたナオミチ君に
していたら、彼はかなりのマニアだそうだ。

実は昔、鳶職のアルバイトをしていた時に
そのおやっさん(40代後半だったらしい)が
自分の部屋で飲もうと誘ってくれたことが
きっかけだったと言う。

おやっさんの部屋には、汚れた作業着、
地下足袋(今はほとんど履かないらしいけれど)
ヘルメット、そして工具類が山ほど。

ほど良い雄臭い中で、毎日深夜に
二人で盛りあったらしい。

おやっさんは、エロのために土建業に
入ったというツワモノで、
結局、そうはならなかったナオミチ君は
リーマンをしながらも、そういうグッズを集めたと言う。
夜にわざわざはそういう格好に着替え、
公園に行ったりしていたらしい。

ナオミチ君にとって、現場で使う工具は
もうSM道具みたいなモノ。
触っているだけで、
下半身がムズムズするらしい。

鳶フルハーネス.jpg

「ニオイ」というのも彼にとって重要だそうだ。
ほどほどの汗臭さと、男臭さ、
「臭いだけは無理」という人には
この快感はわからないと思います。

そう断言しているのが、
なかなか腹が座っていていいなあと思った(笑)

***********************
各種公式SNSはこちらから
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F






posted by みつあき at 18:28| Comment(0) | エロティック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月08日

フランスから映画監督が

昨日は、常連のヨコエ君が、アプリで
知り合ったというフランス映画監督ブリスさんを
連れてきてくれた。

アプリで会った、ということは、もちろん
ゲイで広くカミングアウトされているらしい。

僕が映画に多少詳しいということもあって、
ヨコエ君は気を効かせてくれたのだが、
これが本当に楽しい時間だった。

彼は20代の頃、「仕立て屋の恋」や
「髪結いの亭主」でお馴染みの
パトリス・ルコントの助監督をしていた、
ということでまずビックリ。

僕が鈴木清順監督のところにいた、と話すと
観たことがないと言う「陽炎座」の予告編を
YouTubeで見て、とても興味を持ってくれる。

また、彼は小津安二郎監督の
大ファンというだけでなく、
最近の是枝監督、そして濱口竜介監督も、
とのことだった。
日本でもまだまだ馴染みがない
僕が好きな濱口監督について
「彼は本当に素晴らしい」と言っていた。

ブリスさんのデビュー作は、
なんとあの名作「男と女」の
女優、アヌーク・エーメが主演だったらしく、
彼女のことは今でも
リスペクトしていると言っていた。
同様に、カトリーヌ・ドヌーヴと会った時の
話をしてくれた。

ドヌーヴがバスに!?とただ、ただ驚く僕。
彼女はすごく美人で大女優だけど、
ビッチなのでは?と僕が聞くと
そんなことはない彼女の気の使いようは素晴らしく、
そして普段バスや地下鉄に
乗っている、ということなど教えてくれた。

ドヌーヴの話からブリスさんの
彼女のベスト・ムービーは「昼顔」だと。

MV5BZjNkNGJjYWEtM2IyNi00ZjM5LWFlYjYtYjQ4NTU5MGFlMTI2XkEyXkFqcGdeQXVyMTMxMTY0OTQ@._V1_UY268_CR9,0,182,268_AL_.jpgUnknown.jpeg

そしてその監督のルイス・ブニュエルは
僕が大好きな監督の一人、と言うと
「フランス映画監督は?」と聞かれた。

渋いところで、ブリュノ・デモンとか
アルノー・デプレシャンとかかなと言うと
"Are you crazy?"と言ったあとに
"I'm crazy too"と笑ってくれた。

普通、あまりお客さんと深い映画の話は
しないけれど、まさかのフランス人監督と
これほどディープな話が出来て僕も嬉しかった。

***********************
各種公式SNSはこちらから
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F
posted by みつあき at 17:42| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月07日

タトゥー、入墨に対しての考えかた

昨日、店に入る前にジムに行ったら、
こんな貼り紙がしてあった。

IMG_8589.jpeg

ちょっと驚いたのは「特例」というのは
どういう意味なんだろう、ということ。
「外国人選手」だから、なのか
いわゆる「特別待遇」だからなのか。

僕にしては珍しく、これはちょっとおかしい
とツイートしてみたら、
半日の間に、500件を超える
リツイートやらいいねやら。
今もさらに増えている。
SNSって改めて恐ろしい(笑)

普段、僕がつぶやく映画だの音楽の事よりも
多くの人が関心を持っていることがわかり、
少し寂しくもあり、
驚くやら、ちょっと嬉しいやら。

あ、言うまでもないけれど、
反応されたことが、と言うよりも
関心を持つ人が多い、ということが、だけど。


ほとんどの人が「これは差別」という
意見だけれど、一部「ジムに行ってまで
恐怖心を持ちたくない」という声もあったりする。

いまだにタトゥーに恐怖心を感じる人が
いるのか、と驚くのは僕の個人的な見解。
たぶん、まだまだ、そういう人もいるんだろうなあ。

また「何故、日本で一時的な滞在の
外国人に合わせる必要があるのか」という人もいる。

その昔は入墨=暴力団というイメージ、
構図があり、それがいまだに多くの公衆浴場や
肌を見せる施設への入場を制限されている。

万が一、僕のツイートも含めた
こういう声がジムで問題になった場合、
タトゥーに寛容になるかと言うと、
むしろ選手側に「こういう状態なので
隠してくれ」という方向になるのかも知れない。
それも、どうなんだろうか。

思えば、今は休業している東京体育館は
財団法人だからなのか、タトゥー禁止は
していなかった。
それに対して、施設使用者は
どんな反応だったんだろう。

タトゥーをファッションとしたり、
自分自身を主張するモノ
とする風潮は日本でも、かなり長い。
そこにエロティカルなことを
感じる人もいるのかも知れない。

僕自身はタトゥー自体にエロスを感じたり、
自分も入れたいという思いはないけれど、
それぞれ個人が、やりたいように表現するのは
自由だと思っている。

地方の温泉や、銭湯にも
多くの外国人観光客も行く人も多いだろう。

タトゥーが入ってようが、入ってまいが、
他の人を恫喝したりするのは言語道断。

そういう事さえ行われなければ、
来年、オリンピックが開催されるという国で、
そろそろきちんと、
考えていっても良いのではないか、
僕はそう思うのだけれど。

***********************
各種公式SNSはこちらから
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F




posted by みつあき at 17:12| Comment(0) | ジム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月06日

グリーンブック

先日のアカデミー賞で見事に作品賞をとった
「グリーンブック」を観た。

green_book_poster.jpg

このタイトルになっている「グリーンブック」とは、
1933年から30年間出版されていた
アフリカ系アメリカ人たちが、全米で
利用出来る施設を記したガイドブックのこと。

言うまでもないけれど、この頃、黒人は
白人と同様の施設をほとんど使用出来なかったのだ。

時代は、まだまだ黒人差別がところどころにある
ニューヨーク。イタリア系アメリカ人のトニー
(腹がでっぷり出たヴィゴ・モーテンセン!!)は
周りの人と同じように、黒人を快くは思っていない。
人望は厚いけれど、気が短い、そんな彼だが、
ナイトクラブがクローズされて、彼が見つけたのが、
ある天才ピアニスト、シャーリーの運転手。
それも奥人だ。

このシャーリーをやったマハーシャラ・アリは
一昨年のゲイ・ムービー「ムーンライト」と
この「グリーンブック」で二度のオスカーに輝いている。

トニーは、迷いながらも、金のためと割り切って、
差別色の強い南部のツアーに同行することになる。

文才がないトニーが旅の途中で妻に書くのだが、
それを素敵な言葉に置き換えて代筆するシャーリー、
また、そもそも心の優しいトニーが、目の前に
繰り広げられる黒人差別に、どんどん違和感を感じ、
大きく変化していくのが、この映画の見どころだ。

あれから50年経った、と言うよりも、
50年しか経っていない今の時代、
改めて「レイシズム」とは何か「ヘイト」とは何かを
考えさせてくれる。

この映画がオスカー受賞後、
「白人目線で人種問題を語った」
「オスカー史上、ワースト」などと言う
メディアも多いようだ。

僕は単純に胸を熱くしたし、
改めてこのような事実に驚いた。
しかし、当事者の気持ちになって
観てみると、違う何かが
また見えてくるのかもしれない。

***********************
各種公式SNSはこちらから
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F

posted by みつあき at 15:09| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月05日

改めて、インドの同性愛事情

今回の僕のインド旅行で、とにかく初だった
ということで、ゲイバーを経営しているにも
関わらず、あまりLGBTについて
調べることなく出向いた。

少なくとも、長い歴史を持つこの国の
文化や暮らしぶりなどを観たかった、
ということが一番。
時間があったら、ゲイシーンなど
覗いてみようか程度だった。
結果的には、このブログに書いたように、
まったくゲイバーも見つからず、
ゲイの人とも関わることが出来なかった。

そして昨日、僕のBlu-rayデッキの
ハードディスクに録りっぱなしになっていた
ナショナルジオグラフィック
(このチャンネルは大好きだ)の
ドキュメンタリー番組
「インド 同性愛が禁じられた国」を
遅ればせながら観た。

これによると、2009年に同性間の性行為は
平等やプライバシーを侵害する、と歴史的な裁定を
下されたにも関わらず、2013年には
「自然の摂理に反する性的行為」
として覆されたようだった。

番組ではこれに異を唱える
ゲイの経済学者のインドの司法関係者との
やり取りなどを見せていく。
そして、戦々恐々とし、なかなかオープンに
出来ないインドのゲイの人たちの姿も。
彼らは出会い系アプリを使い、
連絡を取り合っている様子も描かれていた。

酷いと思ったのは、
同性愛者に反対する人間や嫌悪を持つ人が
そういうアプリに入り込み、恐喝や暴力行為を
繰り返す、という問題。
そして、そこには司法は入れないという
異常なまでの事態があったようだ。

ただ、この番組を観終わって、
調べてみると、結果的に去年の9月に
「性交渉を犯罪化するのは明らかに違憲」と
改めて、最高裁は同性愛の性行為を認めたとある。
この番組が作られたのは、
少なくとも、去年以前のモノだったようだった。

_103311771_gettyimages-1027528602.jpg

いずれにしても、こんな事も調べずに、
インドに行ってたとは恥ずかしい。

ただ、これほど大きな変化が起きていても、
ゲイバーもなく、インドのLGBTの人たちは
カーストや家長制度の下で
細々と生きていかなければならない現実はあるのだろう。
もちろん、インドよりもさらに
厳しく違法としている国がまだ73カ国もあるという。

今回行けなかった南インドも含めて、
是非またインドには行きたいけれど、
この次は何らかの形であちらのゲイの
人たちと交流したいなあ、そう思った。

***********************
各種公式SNSはこちらから
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F





posted by みつあき at 15:24| Comment(0) | 海外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月04日

32年ぶりの来訪

今回、タイトルに書いた「来訪」というのは
うちのお店に、というワケではなくて
(そりゃそうだ、うちの店は32年もやってない)
僕が、あるお店に来訪したのが、
32年ぶりだったということだ。

それが僕が生まれて初めて行った「サクセス」だ。

僕が一番最初に新宿2丁目という場所に
行ったのが25歳の時。
それこそ、まだゲイ業界の右も左も
わからなかった時に、映画館で知り合った
(そして初めて付き合うことになった)人に
連れて行ってもらったのが、
その「サクセス」だった。

1387088306793.jpg

連れていってくれた人の同い年の親友が
マスターをやっているということだった。
今の場所ではなく、
今はその道さえなくなった路地にある
ビルの2階だった。

忘れもしないのは、行った当日、
まだ10時前後なのに、
看板の電気が消えており、
下から声をかけると「やってるよ」と。

上がると、誰もいない店のカウンターの外に
マスターのゴンちゃんがうつぶして泣いていた。
「どうしたの?」
僕の元カレが聞くと、「男にふられた」と。

まだ店を初めて1年目か2年目だったんだろう。

それから僕は元彼と別れてからも、
一人で、もしくはその後出来た友人たちと
あの店に通った。
店は平日もいつも大盛況で
若い人を中心にお客さんで溢れかえっていた。

あとにも先にも、ゴンちゃんの
あんな場面を見たのは最初で最後。
その後、その日の話をすると
「そんな事はない」と一点張りだった(笑)

それから何年か経ち、ゴンちゃんは
アルバイトだった
ケンジ君(今のマスター)に店を譲り、
長い休養に入った。

それくらいから僕もすっかり
サクセスに行かなくなってしまった。


そして先週の土曜日。
店の最後のお客さん二人と話をしていて
サクセスの話が出た。
僕が是非行きたい、ということで
突然、お店にお邪魔することになった。

ケンジ君は、なんと僕を見て
すぐに僕だとわかったようだった。
驚くとともに、嬉しかった。
当時22、3歳だったケンジ君も
面影もきちんとあり、若々しかった。

なんと来年で40年にもなるのだそうだ。
ケンジ君になって、32年。
そう。僕は32年もの間、
店に行っていなかったのだ。

当時のマスターゴンちゃんは
沖縄に移り住んでいることは聞いていた。
去年、再会した僕の元カレと一緒に
今年あたり、ぶらりと尋ねようなんて
いう話も出ている。

ともあれ。土曜日は、もう朝がただったので、
ものの1時間ほどだったけれど、
とても喜んでもらえたし、
僕も本当に楽しく、本当に良い時間を過ごせた。

***********************
各種公式SNSはこちらから
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F




posted by みつあき at 15:01| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月03日

破天荒だけど自由な人生 その2

昨日書いたセイヤ君だが、
ハッテン場のバイトがきっかけで
男への性的感情がグ〜ンと
増していったのだそうだ。

そもそも、性的なことに対して
物凄く好奇心が強すぎて、
中学、高校時代も女のコとの交遊が
問題になって、親が学校に呼び出されたり
したらしい。

そんなセイヤ君、女のコはお金もかかるし、
面倒も多い。
増して結婚している身としては、
ほぼ金もかからず、ド派手なセックスに
繋がる男性のほうが楽だし気持ちがいい、と。

そして、その後、気持ちが良い思いをしながら、
お金ももらえる、いわゆるウリ専というモノが
存在していることを知る。

セイヤ君はガッツリとその楽しさに
のめり込んでいったのだそうだ。

また知り合いに勧められてゲイバーで
アルバイトもしてみたのだが、
そのマスターに「ウリ専をやめるか、
うちをやめるか、選択しろ」と言われ、
すんなりゲイバーもやめたようだった。

元々女のコが好きだったセイヤ君にとって
良かったのは、男性に対して、
あまり好き嫌いがない、
ということだった。

どんなに太ったおじさんでも
痩せ細った若いコでも、
こんな人が俺に興奮している、
そう思っただけでエキサイトするのだそうだ。

ルックスや体格のせいもあって、
セイヤ君はモテモテだった。
追いかけられて、自宅まで
来られてしまったこともあった。

そもそも怪しまれている奥さんにも
「いい加減にして」と言われてしまう始末。
でも、奥さんは奥さんで
自分の仕事に一生懸命で、
今は子供と一緒にちょっと離れた場所にいると言う。

セイヤ君の歯止めがきかない奔放な時間が
過ぎていった。

しかし、ある瞬間から、セイヤ君の
どこまでも走るエロに少し歯止めが
かかってしまう。

初めて男を好きになる、という出来事に
直面してしまったのだそうだ。

それから、もう10年近くなる。

セイヤ君には奥さんも子供もいながら、
大好きな彼氏もいる。
今までやってきたことはまったく後悔もないし、
ある意味、これからも自由でありたい、
そう思っているのだと言う。

今まで、店で色々な人を見ながらも
ここまで自由奔放な人生を送っていて、
なおかつとことん明るい人を僕は
見たことがないのかも知れない。

色々思う部分はありながらも、
彼の奥さんも、ウリ専時代のお客さんも、
そして今の彼氏も、彼から離れられない
というのは、なんだか少しわかる気がした。

ちょっと違うかも知れないけれど、
僕はセイヤ君の生き方を見ながら、
檀一雄が自身をモデルにした「火宅の人」を
思い出した。

71EsTxwkELL._AC_UL320_SR240,320_.jpge0059574_2515152.jpg

***********************
各種公式SNSはこちらから
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F






posted by みつあき at 15:46| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月02日

破天荒だけど自由な人生 その1

昨日、友人ときてくれたセイヤ君、42歳。
ガッチリとした身体はともかく、
昨日までハワイでも行ってた?と思うほどに
日に焼けていて驚いた。

その日焼けの「理由は、彼のお父さんも
セイヤ君もサーフィンをやっているという
理由かららしい。
なんとお父さんもまだ60代前半という若さ。

そのあと、色んな話をすると、
それはそれはビックリするほどの人生だ。

彼は二十歳くらいの頃に知り合った女性と
付き合い出した。
同時に大学の水球部の部活で
少しでも部費にするために、
自分たちのユニフォームをネットで販売する、
というワークを紹介される。

その後、中古であれば、あるほど売れる、
ということも知り、それを納品する、
という仕事を始めたのだけれど、
そこで知り合ったのが
初めてのゲイだったと言う。

vaterpolo-gace-vk-cz-1.jpg

その頃、彼女と結婚する、という話になり、
セイヤ君のお金持ちのご両親から
初めて支援を受ける。

でも、その時には「ちゃんと返せよ。」
「変な事には絶対、手を出すなよ」
という言葉に縛られていた。

それから、上記の件で
知り合ったゲイの人を通して、
ハッテン場のヤラセバイト
も紹介された。

それは暗闇で手を出されても
はらいのけてもいいけれど、
とにかくその身体を誇示して
立っているだけで良い、と言われた。

でも、若いゲイの人たちから
口や手で色々なことをやられる、
というのは、セイヤ君を
新しい世界へと導いたと言う。

子供が出来て、その上でも
こっそりとゲイの世界へと入ってしまった彼。

このあと、さらに凄い方向へと
彼を駆り立てる。
まだ、まだ長くなりそうなので、
この続きは、また明日のブログで。


***********************
各種公式SNSはこちらから
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F



posted by みつあき at 19:01| Comment(0) | エロティック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月01日

すべての人が違う、ということ

一昨日、地方都市から来ていただいた
タケモトさんは、自分が教える大学に
トランスのコが来ることで、
どう対処すれば良いか、と考えていたと言う。

うちのお店に来る多くのゲイの人たちも
そうだし、僕自身も昔は知らなかったのだが、
ひと口にトランスジェンダーと言っても、
F to M(女性として生まれ、自分は男性だとしか
思えない違和感を持つ人)でも、ストレート
(男性として女性を愛する人)と、
ゲイ(男性だが男性を愛する人)もいるし、
加えてそこにX(あまり性別にこだわらない)
という人もいる。

そういう話をしたら、タケモトさんは
「まったく知らなかった。それを
聞くと、なおさらどうして良いか、わからない」
そう言っていた。


そんなところに、それこそM to Fのトランスの
カオルが入ってきた。
そもそもトランスジェンダーで女性として
生きていきたい、それを選んだ彼女だが
いつもボーイッシュ。
どちらかと言うと、宝塚の男性役のようなふうに
生きていきたいのだ、そう言う。

また、彼女の場合、男女、どちらでも
付き合える、そう思っていたのだが、
いざ女のコと付き合った場合、
男性制を求められることに
すごい違和感を持ったのだと言う。
だから、今は男性しか興味がない、
そう言っていた。

「人の生き方や趣味趣向など、それは
ストレートの人たちも様々。
みんな違う。
だから、トランスだと言って身構えたりすることなく、
みんな違う人なんだ、でもだからと言って
特別ではない、
そう思うことが大切だと思います」
カオルはタケモトさんにそう言った。

実に僕もそう思った。
タケモトさんは大きくため息をつき、
「今夜はすごく勉強になった。
新年度からの方針がなんとなく見えてきた。」
そう言って、帰って行かれた。


写真はトランスジェンダーの生き方を
描いた傑作「トランスアメリカ」
320.jpg41dchXU0BiL.jpg

***********************
各種公式SNSはこちらから
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F

posted by みつあき at 15:04| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする