2018年01月10日

愛車との別れ その1

自宅から店までが12キロ少しあることもあって、
平日は僕が車で通勤していたことを
知っているお客さんは多いはずだ。

この10年の間の平日のほとんどは
車で店に来て、ほぼアルコールを飲むこともなく
帰って行った。
これだけ飲まないと、休みの日や
週末も昔ほどお酒が進む訳ではない。
めっきり弱くなった、と言うよりも
飲み屋をやってて言うのもなんだけれど
それほど飲みたいという欲求がなくなった。

一緒に飲みたいとおっしゃるお客さんには
本当に申し訳なかったけれど、
おかげで、体調は良く、健康的な日を
送らせてもらっていた。

しかし、こと、歩く、
ということになるとこれが違う。
iPhoneに付属している歩数計を見てみると、
1日2000歩前後などざらで、
下手すると1000歩ほどしか歩かない日もあった。

僕が免許をとったのは比較的遅く
30歳の時で(仕事でロスに行き、ほとほと参ったので
帰国後取ることにしたのだった)、
それからは、前の職場への通勤も含めて
ほぼ30年、車にはお世話になった。

その分、ジムに通っているから、
足腰は大丈夫、という勝手な思い込みで
時間だけが流れてしまった。

死んだ母がお世話になっていた介護施設で
多くのお年寄りが骨折をする。
もちろん、強い骨を作る、ということも大きいだろうけれど、
そこから寝たきりになるか、
また元気に歩くことができるか、というのは
いかに足腰を鍛えているか。
つまり歩いているか、ということに
今さらながら気がついたのだ。

いくらジムに行ってたからと言っても
30年もの間、ほぼそんな生活をしていたと思うと
いささかぞっとする。

思い立ったのは去年の秋口。
夏以降、ラファエルが深夜に入店してくれていることや、
月曜日もマサヤが朝まで入ってくれることで
僕はちょっと早いけれど、終電で
帰宅する、ということにさせてもらうことにした。

深夜遅く、僕がいると思って
わざわざ来てくださるお客さんには
大変申し訳なかったりするけれど、
その分、3月あたりからは19時オープンに
しようかと考えている。

ご迷惑をおかけしますが、
よろしくお願いします。


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2018年01月08日

10周年シネライブ上映会を終えて

多くのお客さんから、
10周年の映像は観られないのかと
尋ねられたりしていた。

基本的には、ああいうモノは一期一会だと思っていて、
周年で観られなかった人に改めて観せることは
今までは避けてきた。

しかし、今回は三部に分けて、どうしても
その一部が観られなかったりした人もいたことと、
映画という形を作った、ということで
一度限り、ということを条件に
昨日、上映することを決めた。

あれから3ヶ月経ち、
改めてお客さんと一緒に観てみると、
かなり客観的に感じることが多く、
ここはこうするべきだったとか、
ああしたら良かった、
当然そんなことを考えてしまったりする。

それは、単に映画を観る、ということではなく、
やはりゲイバーの周年パーティだということを
念頭において、作られているか、ということだった。

お酒を飲んでワイワイと盛り上がる中、
スタッフがいくら真剣なパフォーマンスをしても、
そこには笑いや、ノリが求められてくる。

ある意味、それだけユルくもあり、
しかしながら、どれだけ楽しんでいただくことが
出来るか、ということだった。

当然、エロや笑いのシーンには、多くの反応があり、
そうではない部分は、退屈さや
白けたムードも漂ったりする。

自分やスタッフがやりたいこと、と
こういうパーティ用だからこそ、
お客さんが満足してもらうモノとの
ギャップがどう埋められていくか。

いずれにしても、スタッフたちの労力や
熱意に支えられているだけに
それが最も大きいということだ。

11周年以降、パフォーマンスをするかどうかは
まだ未定で、あらゆる意味で
またゆっくり考えてみたい、
そんなことを考えた一夜だった。

来ていただいた皆さん、
ありがとうございました。

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posted by みつあき at 17:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月07日

若さと孤独と

セイヤは、ちょうど1年半ほど前から
店に来てくれている26歳。
まだまだ長い仕事の研修期間中で、
今年には本業で、力が発揮できる感じだ。

とは言え、セイヤはその歳にしては、
とても落ち着いていて
僕から見ると、彼の周りの
同世代よりも大人っぽかったりする。

僕がそんなことを言うと、
「いやいや。そんな事はないです。」
セイヤはそう言う。

去年、彼がした数少ない恋愛の中で
自分が甘えん坊で、寂しがり屋であることを
実感させられたのだそうだ。
おまけに自分のプライドの高さも。

忙しい中で、時間がある時には
相手に強く会いたいと思うし、メッセージも送る。
僕に言わせると、そんなことは
恋愛していれば普通だと思うけれど。

とは言っても、相手の趣味について
とても興味深いクセに
色々それについて尋ねたり頼んだり出来ない。
プライドが邪魔してしまうのだそうだ。


そういう中、この2年間にセイヤに出来た
たった一人の同い年のゲイの親友が
仕事で日本を離れることになってしまった。

恋愛と同様、いやそれ以上に
寂しさが募る。
そういう時には、いつものプライドが
出てこないのだ。
ただ、ただ悲しい。


僕はそういうセイヤの一連の話を聞いて、
ゲイの友人も恋人もまったくいなかった
26歳の頃の自分を思い出した。

口では説明できない切なさと
なんとも言えない空しさ。
それは30を越え、
40を過ぎたあたりには
かなり影を潜め、
むしろ人と関わらないでいられる
気楽さを楽しめるようにもなった。

若い頃から多くの友人に囲まれ、
ワイワイと楽しめていることは
素敵なことでもあるけれど、
孤独を感じるそういう時間こそ、
自分を成長させ、人には必要なんじゃないか。
今となってそんな気がしてしまう。

いつか、セイヤもこんな時代を
気恥ずかしくも、懐かしくなる時がくるはずだ、
僕はそう思う。
posted by みつあき at 16:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月06日

29歳 初めての2丁目

うちの店が、生まれて初めてのゲイバーです、
と言ってくれた人はかなり多い。
年間、ひょっとすると15人前後は
いるような気がする。
このブログに初心者、という言葉が
出てくる、ということも原因かもしれないのだが・・・。


昨日も、29歳のヒデツグ君が
一人でやって来てくれた。
たまたま仕事で知り合った
うちの常連でもあるミズサワちゃんに
紹介されたとのこと。

ガッチリ型のヒデツグ君は、
ルックスもなかなかで、すぐにでも
相手が見つかりそうなモノだが、
高校生の頃から自分がそうだと気がついても
かなり慎重なタイプだそうだ。


去年、出会い系アプリに初めて
登録し、年上、年下、二人の男に出会った。
ちょっとお茶をして、
二人とも、そういう関係にはなったモノの、
触られただけでちょっと痛くて
気持ちが萎えてしまったのだと言う。

相手が下手なのか、
それとも自分が弱いのか。
性的なことは、まだまだわからないし、
病気も怖いのでどこまでやればいいかも
悩むところなのだそう。

彼から僕や他のお客さんに飛ぶ質問の多くは
「ストレートとゲイの違い」だったり、
「何パーセントのゲイが浮気をするのか。
肉体関係だけなのか。
どういうことをしたら、病気が移るのか。
長く付き合うということに意味があるのか」
等々。

その質問のすべてが人によって
まったく違うことだと話す。
経験値が少ないとは言いながらも、
心配することが多過ぎる彼が
なかなかその先の一歩を踏み出せない理由も
わかるような気がした。

彼は高校時代、同級生と先輩が
部室で性行為をしたことを耳にして、
もどしそうになるほど、不快になったと言う。

ゲイビデオなどでよくあるシチュエーションだし、
多くのゲイが憧れたりすることだと思う、と
話をしても、ビデオはファンタジーで、
実際、絶対あり得ない!と言っていたから
それなりに潔癖症でもあるようだ。

これからどこで、どういう人と出会い、
どういうセックスをし、
どういう付き合いをしていくのか。

このルックスにして、未知数な部分が多過ぎるからか、
それとも持ち前のクリーンな性格なのか。
いずれにしても、うちの店に6時間以上も
いてくれて、とりあえず第一歩を踏み出せて良かった、
そう言ってくれたのは、嬉しく、ありがたく思った。

posted by みつあき at 20:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月05日

正月の過ごし方

昨日、来てもらったお客さんたち
それぞれに、どんな三が日を過ごしたのか
尋ねてみた。


元旦から出会い系アプリで初デートした
という20代のケンゴ君もいれば、
うちから歩いてすぐの場所にある
とある神社に行くと、
年末にあった事件のせいで
(と書くと、どこかわかってしまうが)
かなりガラガラだったと言うエイジロウちゃん。

そして年末、年始はずっと外で
仕事で明日から2日間だけ休み、
とかなりゲッソリとした表情で
「ビールがうまい!」と飲んでいた
サブロウちゃんもいたりした。

思えば、僕も十代の頃に
ホテルでアルバイトをしたいた時期があり、
前夜は紅白歌合戦を観ることもなく、
四畳半の部屋で早々に一人休み、
元旦の初詣に行く酔っ払った若い人たちを
横目に、早朝、仕事場に向かったことを思いだした。

あの頃の正月は、コンビニもほとんどなく
(どれだけ昔やねん)
デパートも、どのお店もまったく
開いていなかった。
大晦日までに食事の準備などしていれば
良かったけれど、忙し過ぎて
そういう事も出来ず、
押入れの奥に眠っている
親から送ってもらったインスタントラーメンを
すすった正月だった。

今、思うと、とても惨めな感じはするけれど、
当時はぐったりと疲れて帰って来ても、
そのあとジョゲングをしたりしながら、
貧しくても元気でいられる、
その若さがなんとなく誇らしく思える時代だった。


今や正月と言うと、
一部のお店は休んではいるものの、
多くの店舗は普通にオープン、
帰省している人がいながらも、
それなりに人通りも多い東京。

正月など一年に一度だけ。
あの頃の静けさは素敵だったなあと
思うのは僕だけだろうか。

年に3日間くらい、すべての店が
クローズしたところで、それほど
困らないんじゃないか、
そんなことを考えた1月4日の夜だった。

posted by みつあき at 15:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月04日

新年の幕開け

例年は1月3日がBridgeの初日なのだが、
今年は2日が火曜日で、担当のタクヤが
六尺デイを、ということで
一昨日は大いに盛り上がったようで、
本当にありがたい。

六尺デイ、僕は一度しか除いたことがないのだが、
そこには常連だけではなく、他の六尺バーから
聞きつけて来ていただいたり、
こういうお休みの時期は、
わざわざ地方からいらっしゃる方も
多いようだ。


さてさて、僕がオープンした昨日の
Bridgeとしての通常営業の初日も
多くのお客さんに来ていただき賑わったのだが、
そこに来てくれたうちで出会った大物カップル(笑)
もう今年で4年目になるらしいのだが、
二人は去年の後半に、
1章ずつ、小説を書き、
その続きを相手が書く、というノベルを書き上げ、
製本して、持って来てくれた。

共作というには、ほぼ打ち合わせや
キャラクター設定の相談もせずに、
とにかく渡されたモノからそれぞれが
想像を膨らませて、次の章を書き上げるという代物。

渡されたばかりで、まだ読んでもいないのに、
色々言うのもなんだが、
二人のキャラクターもよくわかっているだけに、
どんな世界が繰り広げられているか、
とっても楽しみだったりする。

そか。
うちの店で出会ったカップルは
こういう共作を書いてくれる!ということになれば、
結構、素敵なのかもしれない。

なんて、そんなほんのりとした正月、第一日目だった。


posted by みつあき at 19:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月03日

おめでとうございます! 映画ベストテン

あけまして、おめでとうございます。
2018年、今年もBridgeをよろしくお願いします。


さて、去年の映画ベストテン。

去年は例年のように200本を越えることが出来なくて、
なおかつ、邦画は本当に少なかった。

色々選ぶのには苦労したけれど、
とりあえず選んだものの、絶対的なモノではなく、
順不同。

1.ラ・ラ・ランド
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2.ムーンライト
3.マンチェスター・バイ・ザ・シー
4.ブレードランナー 2049
5.笑う故郷
6.ダンケルク
7.ヨーヨー・マと旅するシルクロード
8.ギフト 僕がきみに残せるもの
9.沈黙 サイレンス
10.お嬢さん
次点 メッセージ

これ以外にも、デ・パルマ
セールスマン
エリザのために
わたしは、ダニエル・ブレイク
ハクソー・リッジ
ベイビー・ドライバー
キングコング 髑髏島の巨神
エンドレス・ポエトリー
グッド・タイム
ノクターナル・アニマルズ
僕と世界の方程式
美女と野獣
ドクター・ストレンジ
ゴッホ 最後の手紙
LOGAN ローガン
ルージュの手紙
などは、どれも良かった。

「ラ・ラ・ランド」はアカデミー賞授賞式でも話題となった
「ムーンライト」と、迷ったけれど、
二度観て、唸らされた一本、
ミュージカル映画としてだけではなく、
恋愛映画、そして人生とはこういうモノ、
というメッセージを強く描いた秀作だった、そう思う。

今年も素敵な映画とたくさん出会えますように。
posted by みつあき at 03:10| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月31日

良いお年をお迎えください

2017年もあと少し。

今年は10年目という店にとっては
大きな節目の年となった。

Bridgeカフェは3年が過ぎ、
ラファエルの平日の深夜営業や
マサヤによるSaku Saku Mondayなど
新しい試みも始まった。

今年は本日、大晦日、カウントダウンを入れて
朝までの営業。
そして新春は、2日の日、タクヤの初めての
六尺デイからオープン。

2018年もよろしくお願いします。

posted by みつあき at 20:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月30日

ショウのこと

本日、スタッフのショウが
とりあえずお店を卒業する、ということになる。
とても残念だが、新しい就職先が決まり、
住まいも少し遠くなってしまったため、
レギュラーではなく、
他の旧スタッフと同様、
また落ち着いた時に、たまに手伝ってもらう、
という形になりそうだ。


彼は、もう足掛け3年前に、
プライベートで仲良しのマサヒロと
同時に店に入ってくれた、という
他のスタッフとは違う入店の仕方だった。

また、偶然にも僕と同世代で
25年来のロサンゼルスに住む親友と
親しいという偶然もあった。

ショウは、とにかくいつも店を
爆笑の渦に包んでくれた。
彼のテキーラ乾杯!は
ある意味、ここ数年のBridgeの名物ともなった。

特に今回、10周年の映画内での初女装では
大いに笑わせてくれ、
10年間、女装文化を持たないBridgeに
革命を起こしてくれたと言うと、言い過ぎだろうか。
でも、彼があらゆる笑いを持って行って
しまったことは確実だ。

ショウについて、他の人たちと
少し違う部分。

彼のご両親はとうに彼がゲイであろうことは
なんとなく気がついており、
いちいち、それ(ゲイだということ)について
彼に質問や確認をするようだが、
ショウは常にそれとなくかわし、
自ら認めることはないと言う。

どんどんカミングアウトする傾向が強くなっている
昨今の20代とはまたちょっと違う形での
不可思議ながらも、彼の性格を象徴する部分だ。

いずれにしても、色々な意味で
歴代のスタッフの中でも
とてもインパクトがある一人であることは
間違いない。

さあ、彼のラスト営業はどんなことになるやら。
楽しみのような不安のような・・・笑。


posted by みつあき at 17:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月23日

2017年 初冬の旅行記 その7

12月10日(日曜日)

この日のマチネは、
前夜の「トーチソング」に続いて、
現代の同性婚をしたカップルと、
彼らに交わる男との関係を描いた
ゲイの舞台「アフターグロウ」を観た。
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オープニング、全裸で抱き合う3人のシーンから始まり、
シャワーシーンなどかなり際どい場面を織り込みながら、ドラマは流れる。
十分刺激的なシーンも今さらNY の観客にとって
特別でもないだろうけれど、
丸出しのベニスに僕はついつい目がいってしまう(笑)。

ただ30年前舞台の「トーチソング」とは違い、
ここには携帯電話があり、同性婚、
そして養子を取る計画など、いかにも現代だ。

シンプルな舞台だが、キャストが箱型のセットをベッドから、
テーブルやシャワールームに組み立てたり、と工夫されている。

話はゲイでなくとも、充分あり得る三角関係を描いているけれど、
特に目新しさはないながらも、3人のキャストはとても良くやっていた。
(露出という事だけではなく)
それを思うと「トーチソング」は、
本当によく出来た脚本だと改めて思った。


夜は「Glee」や「ウィキッド」で有名なクリスティンチェイノウスを
観にニュージャージーまで出かけた。
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地方都市の市民ホールのような場所だが超満員の観客は大騒ぎ。

7年ほど前にNYのバー”SPLASH”でゲストで見た以来だけれど、
来週には、アンドレア・ボッチェリと
マディソンスクエアガーデンでやるんだから彼女も大物なった。

会場に入ると、階段に並んだ若い子たち合唱で出迎えてくれる。
彼らは地元の高校生たちでライブ後半彼女と共に歌いまくるのだが、
緊張しながらも、あまりのノリの良さと歌のうまさにはビックリだ。

クリスティンは得意のミュージカルから、ジャズ、クラシックまで、
驚くばかりの高音を生かして、観客を熱狂させる。
敬虔なクリスチャンでもある彼女だけれど、
ゲイに対するサポートなども有名。
そんな話も織り交ぜながら、キュートで笑いが絶えないライブで、
ラストはホイットニーの、と言うよりも、
ドリー・パートン版の”Always Love You”で泣かせてくれた。


12月11日(月)

最終日に選んだのが、それこそ今日一夜限りという
豪華キャストによる「くたばれ!ヤンキース」。
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何故一夜限りかと言うと、慈善公演でリーディング形式。
とは言ってもキャスリン・マーシャル演出だから、
ダンスシーンなどはかなりしっかり見せてくる。

なんとウーピー・ゴールドバーグが
そもそも男性がやる悪魔の役
(前に『ローマで起こった奇妙な出来事』でも
男性がやる役をやっていた〉
さすがに迫力も見応えもある。

そして「Glee」のマシュー・モリソンに、マギー・ギンホール、
この3人にミュージカルファンにはお馴染みのダニー・バースタイン、
ビクトリア・クラークなどなど。
マシューの役が20代の野球選手というのは
さすがに無理かあるかなと思ったけれど(笑)
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以上が、今回の旅行記。

色々観ているようだけれど、今回は本当に
ブロードウェイの新作は「スポンジ・ボブ」1本にとどまった。

このあと、「真夜中のパーティ 50周年記念バージョン」
「エンジェルズ・イン・アメリカ」
「マイ・フェア・レディ」「回転木馬」のリバイバル
「アナと雪の女王」「ドナ・サマーのミュージカル」
そして「ハリー・ポッター」と怒涛のオープンが始まるので
また、夏を楽しみにしながら、
しっかり仕事しよう。

posted by みつあき at 17:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年 初冬の旅行記 その6

12月7日(木曜日)

この日は、待ちに待った「スプリングスティーン・
オン・ブロードウェイ」ということで
朝からちょっと興奮気味。

昼間、舞台関連がまったくないのがNY滞在中、
この日と次の月曜日だけ。
(通常であれば、木曜日のマチネがある
ニュージャージーのペイパー・ミルという劇場に
行くのだが、今回は『アニー』ということで辞めておいた。)

朝からセントラルパークやその周辺を散歩、
そしてメトロポリタン美術館に向かった。
この時期のエキシビションは
「デヴィッド・ホックニー展」と共に
ミケランジェロの素描、そして彼が影響を受けた、
もしくは与えた数々の画家などの作品が
並んでいる。
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ゲイとしても有名で、まだ健在でもあり、
コンピューターを使った新しいアートに
夢中だという彼の作品は、60年代から、
現代まで幅広く、展示されていた。

その多くの作品に
恋人や男性の裸像が出てくる。
画集や、映画「彼と彼/とても大きな水しぶき」などで
目にしたあの絵も、この絵も、実際に目にできる喜び。
特にプールで泳ぐ青年の何展もの絵画や写真のコラージュ。
その鮮やかなブルーを目にしながら、
なんだかプールに飛び込みたくなった(笑)
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さて、夜はブルースの登場だ。
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通常は30分前から15分ほど前に劇場に到着し、
もらったプレイビル(キャストなど詳細がある小冊子)に
目に通しながら、開演のベルを待つのだけれど、
この日は1時間前に会場に着く。
驚いたことに、世界中から来ていると思われる
多くのブルース・ファンが劇場を取り囲む。

屋外でのポスターの写真を撮っていると、
ガードマンをやっている人が声をかけてくれる。
何と彼の奥さんが沖縄出身の日本人らしく、
日本語がなかなかうまい。

彼いわく「ブルースは、本当にいい人で
ファンを大事にするし、パフォーマンスも素晴らしい。
帰りにはちゃんとステージドアに出てきて
ファンには挨拶をし、日によってはサインもするよ、と。
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会場の中は若い人もいたが、圧倒的に40代から
ブルースに近い70前後の人でひしめきあっていた。
それにしても、1000席に満たず、
今まで数多くの舞台を観たこのブロードウェイの劇場で
ブルースを観ることが出来るなんて。

20時きっかりに始まったステージ。
いつもの10万人規模の大会場でのバンドでのライブと
その100分の一の観客を前にしたブルースは
自らの過去を、感情を、そして希望を語り、
自らのアコースティックギター、
そしてピアノを奏でながら、実に淡々と歌ってくれた。
それはロックンロールの王者という熱さよりも
さらに強いメッセージとして伝えようとしていた。
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”Growin' Up”から”Born to Run”までの魂がこもった15曲
(通常のライブでは30曲以上だったりするけれど)を
心ゆくまで披露してくれた。

そして、あまりライブでは聴くことがない
“Tougher Than the Rest”、”Brilliant Disguise”は
奥さんのパティと共に歌ったことが嬉しかった。

そして、ライブ終了後、極寒のニューヨークで、
楽屋口に集まるファンを前にパティと一緒に出てきたブルース。
ロンドンのライブで
ものの1メートルという至近距離で観ているけれど、
さらにここまで肉薄したということは初めて。

いい歳こいて、ここまでミーハーな気持ちになるのは、
世界広しと言えども、ブルースただ一人だろう。
握手することも、サインをもらうこともなかったが、
「ありがとう」言いながら、車に乗る姿は
40年以上も彼の歌を愛し続けて良かった、と心からそう思った。


12月8日(金曜日)

通常の金曜日の昼間など、ほとんど何も観ることができないのだが、
この日はニューヨーク・フィルの公演がリンカーン・センターである、
というので行ってきた。
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演目は、ウェーバー作曲のオペラ「オベロン」序曲、
そしてモーツァルトの「オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと
管弦楽のための協奏交響曲」
この2曲が第一部。両方とも、僕は初めて耳にした。

そして第二部がベートーヴェンの5番。いわゆる「運命」これは完璧にわかる(笑)。
指揮者はNYフィルの音楽監督でもあり、日本人の血を引く
アラン・ギルバート。彼のコンダクトは良かった。
特に5番の第三楽章は鳥肌がたった。
思えばこの楽曲を生で聴いたのは初めてで、
レコードやCDで聴くのとはまったく違うことを改めて感じさせられた。


この日の夜は、年に一度、今、旬のアーティストが集い、
グラミー賞よりもパフォーマンスだらけの5時間という”Jingle Ball”を
去年に引き続き、マディソン・スクエア・ガーデンで。
昼間はクラシックで、夜はポップス・オン・パレード。
普通の人は、この人、頭、おかしいと思うに違いない(笑)
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出演者は、テイラー・スウィフト、エド・シーラン、サム・スミス、
チェイン・スモーカーズ、チャーリー・プース、デミ・ロヴァート、
フォール・アウト・ボーイズ、ホールジー、ジュリア・マイケルズ、
リアム・ペイン、カミラ・カベロ、ナイル・ホーラン、ロジック、
Why Don’t Weという14組が4曲から5曲演奏する。
みんな、今年のビルボード・チャートを賑わした連中だ。

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19時きっかりに始まったショウのオープニングはなんとまさかのエド・シーラン。
彼は後半だと思って見逃した人も多かったかもしれない。
まあ、その4時間半後、テイラー・スウィフトとデュエットは披露するのだが。
エドには、僕はメキシコでも、東京でもふられているので、これを観ることが
出来たのは嬉しかった。そして、彼の演奏は群を抜いて素晴らしかった。

また、元々それほど好きじゃないテイラーも、直に見ると、オーラ全開。
こりゃ、売れるわなあ、と納得。
ひと皮剥けたと思われるサム・スミスもチャーミングな歌声を披露し、
会場をしっとりした大人の気分で包んでくれる。
そんな中で驚いたのが、フォール・アウト・ボーイズのロックな迫力。
これを観て、来年の彼らの来日公演を行こうと決めた。

それにしても、終わったのが0時。
いつもながら、半分を埋めるティーンエイジャーが
この時間までいるNYは凄いなあと改めて思った次第。


12月9日(土曜日)
この日は、朝から季節外れの雪が降り積もり、そんな中、マチネで
メトロポリタンオペラ、モーツァルトの2本目の「魔笛」を観た。
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もう10年も前からやっていたJ.テイモア演出版(『ライオン・キング』
そしてこの前観た「M.バタフライ」の)なのだが、この「魔笛」実は初めて。
あらゆる部分で「ライオン〜]を彷彿とさせてくれる。
やはり彼女の衣装デザイン、パペットデザインはいちいち眼を見張る。

もちろん、聞いていた短縮かつ英語版と言うのはどうかと思ったし、
ドエストロ役がルネ・バーペではなかったという悔しさはあったものの、大満足だった。
それにしても、先日の「スポンジ・ボブ」と言い、
本当に惜しまずお金を使っている、というところが
NY観劇の素晴らしさだ。
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オペラ帰りに寄ったのが、同じリンカーンセンターのライブラリーで
この日から始まったレナード・バースタインの生誕100年を記念する展示会。
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彼の弾いていたピアノや生活の中で使っていたあらゆるモノ、
そして様々な功績をあらゆる角度から展示していて、とても興味深かった。

なおかつ、嬉しいのは「ウエスト・サイド物語」のコーナーや
「オン・ザ・タウン」「キャンテイード」にまつわる展示、
そしてアル・ハーシュフェルドのイラストに心踊った。
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夜は、オフで「トーチソング」のファイナル公演を観た。
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これ、映画にもなり、ゲイ舞台のバイブル的存在となっている
「トーチソング・トリロジー」のタイトルを変えたモノ。

5年前にロンドン版を観て以来。元々の脚本を書いたファイアスタイン氏が、
新たに書き直したとか、その後を描いたモノ、とかどこからか噂に聞いていたけれど、
そうではなくて、ほぼオリジナルと変わらなかった。

70年代から80年代にかけてのゲイ事情(自分を母親に受け入れてほしいと闘う
ドラッグクィーンの主人公と、既婚者ゲイとして生きる元恋人と彼らをめぐる人たち)は、
今のニューヨークのゲイの人たちにはどう映るんだろう。

僕にとっては、時間を超え、何度観ても、
この舞台が持つメッセージは胸を打つ、そう思えるのだけれど。
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posted by みつあき at 16:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月20日

2017年 初冬の旅行記 その5

12月5日(火曜日)

NYには朝、戻って来た。少しゆっくりしてから
14時からの“Gypsy of the Year”を観に行く。
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これは、HIVエイズのためのチャリティーイベントで
僕は去年、初めて観ることにした。
普通、火曜日の昼間は他の演目がまったくない。
だからこそ、ブロードウェイで上演している
あらゆる演目の出演者が登場し、歌い踊る。
5年ほど前から何度となく通っている
夏のブロードウェイ出演者たちのストリップ”Broadway Bares”と
冬のこのイベントは必見だ。

今回は「ライオン・キング」「オペラ座の怪人」
「キャッツ」「シカゴ」「アラジン」「ジャージー・ボーイズ」
「アベニューQ」「チャーリーとチョコレート工場」
何故かオフでミュージカルではない「アフターグロウ」
(ゲイのドラマだからだろう)などの面々だ。
そして、クライマックスは評判の「カム・フロム・アウェイ」の
オリジナルキャストが登場するシーンだ。

信仰を務める中の一人は、ローラ・ベナンティ。これも豪華。
客席は、若者から年配のゲイが多いせいか、
男性客が目立つ、というのもブロードウェイならでは、だった。
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この日の夜の演目は、”Once on this Island”
(邦題『アイランド/楽園伝説』)のリバイバルを観た。
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この初演を観たのが、僕が最初にNYに来た年。
あれから27年も経っているというのが信じられない。
初演版はとても楽しめただけに、今回はどうなんだろうと
少しだけ不安。
その後、日本で西田ひかる主演で観たのだが、
こっちのほうは、ほとんど覚えていない。

ただ、今回やったのは、リンカーンセンターの
ヴィヴィアン・バーモントと共に、大好きな円形劇場
サークル・イン・ザ・スクエアだ。

話はカリブの島で生まれ育った貧しい少女が、
富裕層の少年と恋に落ち、その二人を4人の精が見守るという話。

このミュージカルはとにかく楽曲が素晴らしい。
また、それだけではなく、出演者のアンサンブルの見事さ。
一見、ライトなデザインのセットも仕掛けがたくさんあり、
色の使い方も美しい。
本物の山羊やニワトリが出てくるのも驚いたが、
火や水の小道具の使い方も素敵だ。

「ミス・サイゴン」初演キムで有名なレア・サロンガは
もちろんいつもの美声を聴かせてくれたが、
驚いたのは「Glee」に出ていたトランスジェンダーの
アレックス・ニューエルがまさかの凄いハイトーンで痺れさせ、
大きな拍手を浴びていた。
結果的にはかなり出来が良いリバイバルだと言える。

12月6日(水曜日)

この日のマチネは、アメリカでは「ドラえもん」ほどの人気がある
と言われているアニメ「スポンジ・ボブ」のミュージカル化
“Sponge Bob Square pants”を観る。
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正直言って、まったく期待していなくて、
これを観るなら、何かオフのミュージカルでも、
と思っていたのだけれど、これがビックリ。
想像力に飛んだメチャクチャよく出来た舞台。

正直言って、数年前に凄いバジェットで作られ、
失敗した「スパイダーマン」のミュージカルと方向性は似ているけれど、
こちらは大成功だと言える。

お話もまったく飽きさせないほど楽しいし、
とても子供向けとは思えないすべてがアメイジング。
10分に一度はセットが変わり、着ぐるみなど
一切使わず、衣装やメイクも圧倒されるほどお金がかかっている。
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楽曲はハワイアン、ロック、ラップ、
そして本格的なゴスペルまである。
作曲者もジョン・レジェンド、シンディ・ローパーなど
多くのポップスターによるものでちりばめられている。
また、振り付けもヒップホップなダンスがあるかと思えば、
キャバレーショウさながらの多くのタップダンスも見せてくれる。
これは今年のトニー賞ノミネートだけでなく、
ひょっとしたら作品賞も取るかも。
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この日の夕方、久しぶりにMAD
(Museum Arra Desin}bに行く。
極彩色のモダンアートをあしらったキルトも良かったけれど、
ガチョウの羽や子羊のスエードで作られたクリーチャーが素晴らしい。
それにしても、ここに限らず、
美術館のお土産は、いつ来ても心惹かれてしまう。
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さて夜はメトロポリタン・オペラを観た。
今回は、ブロードウェイの新作が少なかったので
モーツァルトの2本を入れた。
まずは「フィガロの結婚」この日が今年の初日の公演だった。

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この演目は、演出家リチャード・エア
(映画『あるスキャンダルの覚えがき』はすごかった!)により、
3年前からオープンしていたけれど、僕は未見だった。
多くの演出の場合、音楽のみが流れる前奏曲で
エア版は、大きく回転する舞台上で、登場人物たちを
ひと通り見せてしまうという作り。
重厚な円柱となった編模様の鉄柱の中に見えてくる彼ら。

エアの演出の面白さは、あらゆるシーンで
発揮していたけれど、比較的退屈とも思われる
後半を華やかに盛り上げるところはさすがだ。

伯爵夫人のレイチェル・ウィリス・ソレンセン、
そしてスザンナのクリスティアーナ・カルクは、
高らかに歌い上げる、というだけではなく、
絶妙な抑えかたで、ため息が出た。
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2017年12月19日

トランスジェンダーというだけではない悩み

ちょっと今日は長々と書いている旅行記を
少しお休みにして、
昨日来てくれたトランスジェンダーの
お客さんの話を書こう。

前に何度か来ているユウヤ君が連れて来てくれたのは
同じ会社に勤めている、という
M to F(男性から女性になっている)
トランスのヤスコさんだ。

彼女はつい2年ほど前まで
男性の格好をしながら、会社に通っていた。
長い髪は「ロッカーみたい」と言われてすむが、
その物腰の柔らかさから、誰からも
ゲイ、とかオカマと言われていた。

長年、慣れたとは言え、
自分としては女性である、
という意識が強いから、
ゲイといちいち言われるのは、屈辱だった。

たこ数年、彼らの会社でもLGBTについての見識も広がり、
きちんとそれについて学ぼうというグループも出来、
なおかつ10数人という少数ながらも、
当事者が集い、活動するという場も出来た。
ヤスコさんとユウヤ君はそこで会ったのだと言う。

彼女は完璧に女性の格好をし、
メイクもして通勤するようになった。
社内では表立った偏見はかなりなくなっていった。

ただ、ヤスコさんにとって、
トランスというだけでなく、
大きな悩みがあった。

それは180cm近くある身長だった。
いくらメイクをし、女性の格好をしても、
その身長で、「あれ?男?」と言われたりする。

また、30を目の前にして、
付き合ったことがない、という理由は
どうしても、その背の高さにある、
そう思えてならない。

女性は小柄で可愛く、
そうあることが出来るトランスジェンダーが
羨ましい、いつもそう感じてしまう。

僕自身、店を通じてトランスの
知り合いはそれなりにいるし、
色々な悩みは耳にしたこともある。
しかし、今回、ヤスコさんの話を聞きながら、
僕が想像するよりも
深く大きな悩みをかかえざるを得ない人が
まだまだいることを実感させられた。

ただ、世の中の女性の中には
バレーボール選手も含めて、
大きい人もたくさんいるし、
海外に行くとさらに多かったりするのだ。

身長を超えたチャーミングさで
ヤスコさんが乗り越えていければいいなあ、
そう思った。



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2017年12月16日

2017年 初冬の旅行記 その4(リオ・デ・ジャネイロ編)

12月2日(土曜日)

3日目、サンパウロに住むうちのスタッフのレオンが
ブラジル人で日本語も話せる友人のブルーノを連れて
わざわざリオに来てくれた。

7ヶ月ぶりのレオンは少し太っていたが
ブラジルの生活がどれほど楽しく、充実しているかを
たくさん話してくれた。

チャイニーズのレオンは、東京に住む時に、
職場でも街にいる時でも、中国人だとわかった瞬間に
ちょっとした差別や、嫌な思いをすることが
1日に一度くらいはあったと言う。

特にものすごく悪い待遇を受けることはもちろんないらしいが、
ちょっとだけバカにされているような思いや、
見下されている感じがする、というのは
僕がNYで週に1、2度感じることに近いのかも知れない。

ただ、ここブラジルではまったくそういうことはないと言う。
あらゆる人種が入り混じり、開拓された土地だというけれど、
アメリカとは違うのかも知れない。
確かに僕も欧米でアジア人に対してちょっと味わう不快感は
ブラジルにいた間、まったく感じることはなかった。

さてさて、レオンとブルーノとは、コルバドールの丘に行く。
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ものすごい観光客の数だが、ブルーノに言わせると、
オリンピック時期に来た時は、今の3倍くらいの人間がいたとのこと。
キリスト像は映画などで観ているだけに壮大だったが、
結局街から見ることが出来なかったのが残念だった。

丘を降りてから、ブルーノお勧めのレストランで
ゆったりとブラジル料理を食べる。
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日本でブラジル・レストランなどに
行ったことがないだけに、
どれもが初めてで、美味しい。
ハパータと言われる牛肉の煮込み料理や、
パステルちいう揚げたパンのようなモノ、
カイビリーニャやインパッダなど
NYでは決して味わえないような食事だった。

そして一旦僕の部屋に着替えに戻ったあと、
3人でイパネマビーチに向かう。
レインボウフラッグが立っている場所には
多くのゲイ、そしてゲイフレンドリーなストレートたちが大勢いて
夏のキューバのビーチ同様、とても楽しかった。
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レオンたちがホテルに、そして僕が部屋に戻り、
3時間ほど仮眠したあと、夕食(夜はイタリアンにした)後、
“The Week"というゲイクラブに繰り出す。

僕がゲイバーではなく、ゲイクラブに最後に行ったのは
東京のアゲハが店始める前だったから、
もう10何年かぶりのクラブ体験。
ヒカルドやジエゴも月に1、2度来ているらしいが、
彼らに負けず劣らずのマッチョがわさわさ。
ほぼ7割くらい、と言っても過言ではない。
それもほとんどが上半身を脱いで踊ったり
喋ったりしている、抱き合ったり、
暗がりではあんなことも、こんなことも、なのだ。
もう、それは右を見ても、左を見てもエロエロ。
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今まであらゆる国のゲイ関連に行ったが、
ここまで筋肉に揉みくちゃにされたことはまずなかった。
特に何があった訳じゃないけれど、
まあ、この歳にしては十分な至福の時間。
結局、3人で朝4時くらいまで騒ぎ、帰宅して爆睡。


12月3日(日曜日)

この日、レオンたちは午後の便で帰ると言うので、
この日は、3人でコパカバーナのビーチに行った。
ビーチでチェアや傘を準備してくれた
アメリカ人のおっさんは、NYで仕事に失敗し、
すごくストレスを抱えたままリオに遊びに来て、
このリラックスした空間を気に入り、
ここ5年、コパカバーナの海でちょっとした賃金でも
ハッピーに暮らしていると言う。

メキシコやキューバに行った時もそう感じたけれど、
必ずしもお金持ちであることがすごく幸せで、
お金がないことが不幸であることではない、
こういう場所に来ると、つくづくそう感じる。

もちろん、貧困ということは、生死に関わるほどの
大きな問題がある。
食べられない、という次元にいたって
そう軽々しく語れることではないのも承知だ。

しかし、それでもその中でちょっとしたことで
腹の底から笑える環境を持てることと、
金を持っていても、自殺してしまうというストレス。
そこには、人間が考えなければならない
永遠のテーマが横たわっているのかも知れない。

ひとしきり楽しい時間を海で過ごして、
二人を見送ってから、その日の夜は
ヒカルド、ジエゴカップルと飲みながら
ゆっくりと話をした。
5年間、心から愛し合っていると丁寧に説明してくれる二人。
決して日本ではほぼ誰もが口にしない相手を敬い、
愛していると宣言するのが、ある意味羨ましくもあった。


12月4日(月曜日)

リオ最終日。
この日は本当はちょっと離れた国立博物館まで行こうとしていたが、
ジエゴの推薦で、オリンピック競技場あとまで路面電車に乗って向かった。
海に面している施設が、今でも観光スポットになっていて気持ちが良い。
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ここから一昨日行ったセントロを抜け、お土産屋が並ぶ
エスカダリア・セラロンという大階段に行く。
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この色鮮やかな感覚は、いかにも南国なのかも知れない。

このあと、山と山をケーブルカーで繋ぐポンジ・アスーカルに行く。
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残念ながら、晴れ渡っているワケではなかったが、
雲の多さがミステリアスで、それはそれで素敵だった。

十分に楽しんだリオだったが、
部屋を貸してくれた二人とは別れが名残惜しかった。
充実はしていたものの、やっぱり後ろ髪を引かれる気持ちで
リオをあとに、再びNYへ向かった。
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2017年 初冬の旅行記 その3(リオ・デ・ジャネイロ編)

11月30日(木曜日)

さて、ニューヨークから10時間。
リオ・デ・ジャネイロに到着。
前日に14時間かけてニューヨークに着いた割には
疲れなかったと言うか、行き帰りとも
とても楽に感じた。

とは言っても、リオと言えば、テレビを見ても、
ネットを開いても、行った人からの情報でも、
とにかく治安が悪いので
出来る限り用心するように、と耳にする。

人によっては、「え?何故にわざわざ
あんな治安が悪い場所に行くの???」と言うほどだ。

日本を発つ前に、耳にしたのは以下のような話。

手持ちのお金はあまり多くの金額ではなく、
かと言って少なすぎるのも怒りを買うので
それなりの額を(って一体いくらなんだ!笑)
ポケットに入れること。

携帯は出来る限り持ち歩かず、
仮に持っていても、路上で出した瞬間に
持っていかれることも頭に入れておくこと。

移動はタクシーか、ウーバー(事前に呼べる低予算タクシー)を
必ず行く場所、戻る場所の前で止めてもらい、
基本的には街を歩くな。
バスや地下鉄などに乗るなんてもってのほか。

ゲイクラブなどもあるけれど、
ドリンクも絶対手放さず持っていること。
でなければ、薬を入れられたりする可能性がある。

万が一、脅されたりしたら、とにかく
言うことを聞いて持っているモノをすべて渡す。
命だけは助かればそれでいいのだから、などなど。

そもそも、旅好きで、それほど怖い思いをしたこともなく、
結構ユルユルとした時間を過ごしてきたこの僕だけれど、
さすがに今回は上のような話にビビってしまって、
とにかく空港に着き、タクシーを選ぶ段から
どうしたものか、と不安になっていた。


僕が今回、お邪魔するのが友人からの紹介で
部屋を貸してくれたヒカルド&ジエゴカップル。

事前にメールでやり取りをし、
彼らが住むコパカバーナまではタクシーで40分ほどで
60レアル(2000円くらい)だと聞く。

タクシー乗り場で運転手にしつこいくらい、
60で行ける?とか聞き、笑ってOK、OKと言われて
車に乗ってからも不安だったりした。
今から思えば、笑ってしまうけれど。

ヒカルド(英語読みだとリチャード)は50歳超え、
ジエゴ(英語だとディエゴ)は20代後半。
とても失礼だけれど、二人ともまるでポルノビデオに
出てくるかのような超マッチョなイケメン。
とにかく、二人とも優しく、とても親切で
5泊6日の間、すっかりお世話になってしまった。
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彼らのアパートは海岸から5分、それも繁華街のすぐ真横にあって、
どれだけ便利なところなんだろう、と驚いた。

ヒカルドはテレビ曲のディレクター、
ジエゴはアパレル関係。
部屋は見事にオシャレかつ綺麗で、
僕に与えられた部屋も、
夏にメキシコでお世話になったカップル同様、
素晴らしいもてなしだった。
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彼らが何度か作ってくれた食事は
その身体を維持するための野菜や鶏肉を使った料理で、
基本的にはまず外食をしない、というのが
彼らの鉄則だった。
特に美味しかったのは、キノアとチキン、
卵、そして多くの野菜が入った健康フード。
そりゃ、こんな身体になるわなあ。。。

また、彼らのおかげで、そんなにビビらなくても
最低限注意していれば、まったく問題ない、ということを
教えられる。
もちろん、ブラジルに住む彼らだから、ということを
念頭におきながらだけれど。。。


午後にリオに着き、二人が仕事に出かけたあと、
恐る恐る街に出る。多くの人が行き交い、
ニューヨーク同様、白人、黒人、ラテン系、
多様な人種を目にする。
しかし、まったく目にしないのがアジア人。

日本人はおろか、旅行好きな韓国人、
世界中どこでも見かける中国人もまったく見ない。
結果的に僕が帰るまでの6日間、
有名なキリストの像があるコルコバードの丘だけで
数人の中国人を見ただけだった。

それだけに、アジア人は目立つ。
からこそ、最初のうちはとっても不安にもなったが、
結局、人通りが少ない場所に行かない限りは
ほぼ問題ない、ということはよくわかった。
とは言っても、たまたま運が良かったのかも知れない。
いずれにしても、これからリオに行ってみようとする人は
僕の言葉を鵜呑みにしないように(笑)
ただ、情報だけに踊らされるのも
本当にどうかとは思った。
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さてさて、なかなか賑やかなコパカバーナの街とビーチ、
その先にあるイパネマに入ると、少しお洒落
そして高級になる。
小一時間歩いて、さすがに疲れ、
コパカバーナ行きのバスに乗り帰宅。
さすがに疲れているせいか、早めに休んだ。


12月1日(金曜日)

翌日はリオ中心部にある国立美術館に行く。
他の国の美術館に比べると、とっても静かで人も少ない。
ただ、あまり目にすることはないブラジル絵画や彫刻の中で
ポルトガルから渡ってきた人たちと
先住民との関係性や暮らしぶりをちょっと知ることが出来た。
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そのあと、大教会カテドラル・メトロポリターナ
(ピラミッド方の教会内にある色とりどりのステンドグラスが美しい)、
そして黄金に輝くサン・アントニオ修道院をゆっくりと見る。
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最も危ないとも言われる中心部、セントロは多くの人が行き交い、
ここも注意さえ払っていれば、特に問題なく、
市民劇場やらマーケットやらを見て歩く。

結局、あらゆる場所で会話をしたりする
ブラジル人たちはみんな親切で明るく素敵だった。
この夏、メキシコや、キューバに行った時も感じた
南国のくったくのなさ。陽気さ。
もちろん、そこには貧しく少しのお金でも欲しいと
観光客を狙う輩もいるだろうけれど、
そういう人と接することがなかったのは
幸せだと思った。


街を歩いていると、とある劇場を見つけ、
そこに載っている舞台関連のガイドを見ると
シアタークイーンの地が騒ぎ出す(笑)
なんと「キンキー・ブーツ」が昨日まで
無料で公演をしていたことを知り、ちょっと残念な気持ちに。

僕は他の国に行き、観光地はもちろんだけれど、
その国の映画や舞台、コンサートなどから
文化の香りを感じ取りたいと思っている。
たとえ、言葉がわからなくとも、
音楽の響きや演出は、あらゆる言語の壁を
取り除いてくれたりもする。

いくつかの選択肢の中で、「ジョヴァンナ」というポスターに目がいく。
クラシカルな恋愛ミュージカルらしく、その絵面で
僕の食指が動く。
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地下鉄とバスを乗り継いで、辿り着くと
ちょっとしたショッピングセンターの3階とかにある小劇場。
日本でいうと、かつて日本橋の三越劇場を
もっと小ぶりにした感じだ。

入って驚いたのは、ものの30人くらいしか入っていない。
それも中年のおばさんたちがほとんど。
観客のほぼ半分が男性であるニューヨークやロンドンよりも
日本に近い感じだ。


さてさて、この「ジョヴァンナ」。
入っている人数はともかく、オケなし録音は
日本も今は多くはそうなのだから、わがままは言うまい。
ただ、マイクの調子もすこぶる悪い。

そして驚いたことに、ほぼセットらしいセットはなく、
うしろにあるスクリーンで静止画が映るくらい。
ライトもベタな当たり方で、う〜ん、これはどうなんだと
思い始める。
衣装も2丁目のドラッグのほうがずっと豪華、と思えるほど
ペラペラで安っぽい。

ただ、予算がかけられなくとも、キャストの歌声が
それを超えて入ればまったく問題なし。
そうは思ったモノの、歌手と言うか役者も素人に毛が生えた程度。
流れる楽曲もオリジナルではなく、有名なポップスや
クラシックの繋ぎ合わせ。

舞台好なんだから、どこか良い部分を探そうとすればするほど、
観ているのが辛くなってくる。

ただ、それでも微笑ましいと思ったのは、僕を除く
お客さんの多くが大満足というか、ブラジル人ならではの
拍手喝采。シュプレヒコール。
日本では決して感じることがないお客さんの熱さには
心を打たれる。

彼らが本当に心から感動しているのかどうかは
よくわからないけれど、いずれにしても
出演者や制作者をリスペクトし、
心から拍手を送るその姿こそ、
ちょっと冷ややかに観てしまう
僕たちが学ばなければならないことじゃないか。
そんなふうに思った時間だった。

この日は金曜日。部屋に戻ると、
二人の親友と言われるゲイの友人と女友達が来ていて
みんなでワインで乾杯。
とても楽しい一夜を過ごした。
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10周年パーティ 映画&ライブ「明日、またBridgeで」上映イベントのお知らせ

9月に行われた10周年パーティの時に披露した
映画&ライブ「明日、またBridgeで」を
来年1月7日(祝日前の日曜日)の17時から20時までの3時間
飲み放題2500円で、お店で上映することに決定いたしました。

上映は17時15分過ぎから、1部、2部、3部(それぞれ30分から40分)
そしてメイキング&丸秘映像などを途中休憩を入れながら上映します。

お誘い合わせの上、お越しください。
お待ちしております。

posted by みつあき at 15:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「Saku Saku サンタがやってくる」中止のお知らせ

以前、こちらでもお知らせした
来たる12月25日 月曜日のクリスマスに
行われるはずだった「Saku Saku Monday」の
サクヤマサヤによる「Saku Saku サンタがやってくる」
多くの予約など承ったのですが、
実は2週間前ほどからマサヤが肺炎と断定され、
良いライブをお届けできるかどうか、
中止とせざるを得ないこととなりました。

当日はイベントではなく、
通常のSaku Saku Mondayとして
サクタマサヤが営業する予定でおります。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

また、来週18日の月曜日に関しては、
基本的にはみつあきが営業し、
体調次第でマサヤがお手伝いをする、
ということになりました。

重ねて、よろしくお願いいたします。
posted by みつあき at 15:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月15日

2017年 初冬の旅行記 その2

11月29日(水曜日)

この翌日、つまりブラジルに発つその日の昼間、
マチネでは「M.バタフライ」を観劇。
「水源」に続いて、これまたミュージカルではなく、ストレートプレイだ。
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この舞台劇は、かつてデヴィッド・クローネンバーグ監督による
ジョン・ローンとジェレミー・アイアンズ主演で映画化された。
西洋の白人男性が、東洋人女性に狂ってしまう、という
オペラ「マダム・バタフライ」をモデルに、
この作品は、結局は女装していた男に
操られていたという皮肉なドラマだ。

今回のリバイバルは、「ライオン・キング」
「スパイダー・マン/ザ・ミュージカル」
そして今回このあと観たオペラ「魔笛」などで有名な
ジュリー・テイモアの演出。

京劇や、中国人民軍のバレエなど、なるほど、と
思う部分はあるけれど、いつもよりテイモアのテイストは薄い。
上に書いた3作品は、かなり予算がかけられた
ビッグ・プロジェクトだったけれど、
これはそこまではかけられなかったからか。
もちろん、ところどころに彼女のテイストはある。
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主演のクライヴ・オーウェンは大好きな俳優だが、
映画で観るほどの華はここにはなかった。
まあ、原作の戯曲が、昔からモテたことがなかった男、
という設定だったから、それなりの役作りが
そう思わせたのかもしれない。
しかしながらも、白人男性の愚かさはしっかりと見せてくれる。

相手役のチャイニーズの俳優、ジン・ハは、これが
ブロードウェイ・デビューだと言う。
前日観た「水源」と同じく、惜しげもなく
舞台上で一糸まとわぬ全裸でも登場する。
日本の演劇事情とは違うから、
故意に隠そうとする部分がないのが潔い。

そう言えば、テレビのゲイドラマ「ルッキング」の
ドム役マレー・バートレットが出演していたのは驚いた。
彼さえも、ドラマほどのセクシーさが感じられず、
そう思うと、テイモアの人間を描くという部分の演出力が
少し欠けているからなのかもしれない、
そう思わされた。


マチネが終わり、向かったのがミッドタウンで
やっていた「ダウントン・アビー展」だった。
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去年まで夢中になって観た6シーズンモノの、
イギリスのテレビドラマだったが、
まさか数年経っているのに、
ニューヨークでエキシビションが行われるとは。

僕がもっとも好きだと言えるテレビドラマ「マッドメン」の
展覧会にも数年前行ったけれど、
共にファン垂涎のモノになっていた。

数々の名シーンを多くののブロジェクターで見せ、
その周りを衣装やセットでたっぷりと堪能させてくれる。
圧巻は、劇中何度も出てくる大広間の食事をするテーブル。
細かく見ていくと、まさに全時代からタイムマシンで
持って来たような装飾にうっとりさせられる。
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大型3画面に囲まれる部屋では、立体感がある
映像が流され、それとは別室の大型スクリーンでは、
ホストをク主人公のクローリー夫妻と、
カーソン執事カップルがホストを務めていて、
ファンサービスも怠らない。

こういう場所に来てつくづく思うのは、
ただの展示、ということではなく、お客さんを
驚かせ、胸踊るような細かい演出が随所にあることだ。
到着して約1日経過でこの満足度が有難かった。
posted by みつあき at 13:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年 初冬の旅行記 

今回も2週間、十分に楽しませてもらった。
その間にいらっしゃったお客様、そして留守を守ってくれた
スタッフに心から感謝しなければ。


年に2度、ニューヨークに行き、その時にオープンしている
ブロードウェイの新作を観る、というのが僕の決め事だったりする。

今回は、オープンが少なく、そのうちの1本
“The Band 's Visit”(映画邦題『迷子の警察音楽隊』は、
この夏、オフで観てしまっていたし、
リバイバルの”Once on This Island”(邦題『アイランド/楽園伝説』)も
オリジナルを20年以上前に観ているから目新しさはない。
唯一新作の「スポンジ・ボブ・ザ・ミュージカル」は
観る前までは、今ひとつ食指が動かなかった。

ただ、そういう中で最愛のブルース・スプリングスティーンが
ブロードウェイで連日ショウをやる、と聞いたのが
9月くらいだったか。
チケット発売前からものすごい評判で、
一次先行発売は、まったくかすりもしなかったようだ。

その後、二次発売の予約が始まり、
多くの人が取れなかった中、
運良くチケットが取れた。
半ば、この冬の旅行は別の場所に、
なんて思っていたけれど、結局、ブルースが
また今回僕をNYに呼んでくれた。
ではなければ、今回はリオだけだったのかも知れない。
というわけで、”Springsteen on Broadway”ついては、
また観てから書くことにする。


さて、リオ・デ・ジャネイロ。
この初夏に、いつも行くニューヨークよりも南、
メキシコとキューバに行ったが、
今回は初めてのブラジル、リオに
行ってみようと思い立ったのは前回帰国してからだった。

うちのスタッフのラファエルの故郷が
サンパウロだということもあった。
その明るい気質や、人懐っこいブラジル人と交流してみたい、
そして世界一エロい、と言われる彼らを
目の当たりにしてみたい、そう思ったからだった。
また、同じくスタッフのレオンがサンパウロに
仕事で行っている、ということもあった。


11月28日(火曜日)

リオに行く前に一泊だけNYに宿泊。
着いた当日に、ブルックリンにあるBAMという
総合芸術施設に初めて行き、
観たのが”The Fountainhead”(水源)という
ストレートプレイだった。

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演出家は、ここ数年、「橋からの眺め」や
「ヘッド・ガブリエール」などで注目されている
オランダ人のイヴォ・バン・ホーヴェ。
つい先日、来日公演した「オセロー」は観たが、
かなりシンプルなモノ、かつ字幕を読むのが大変で
なかなか芝居に集中できなかったということもあった。

この作品はゲイリー・クーパーが主演した
「摩天楼」という映画にもなっていることは有名。
僕は未見だったので、直前に見てみると、
これまた想像以上に画期的な作品だった。

とは言うものの、今回の”The Fountainhead”は
上演時間が4時間超えと聞いていたし、
来る前にアマゾンで買った原作だったが
あまりにも長い小説で、来る前までに読破するのは
無理だとわかり、読むのを断念。
加えて、NYに着いた夜にいきなりそれは
かなりキツイかも、と迷って買った一枚だった。

そんな少し気が重くしながらも、挑戦したのだが
これが驚くほど素晴らしい舞台だった。

IMG_2286.jpg

たった5日間の公演だというのに、
この金をかけたセット、スクリーンを多用しながらも
決して陳腐にならないこの演出は一体なんだ!

作品は闘志あふれる理想主義の建築家生き様を
ディープな恋愛事情とともに見せていく。
奥行きのある大きな舞台。
いたるところにカメラが付き、真上から、真横から
患畜かが細かくデッサンをし、建築物が爆破され、
全裸でセックスをするところまで、舞台上を移動する
幾つかのスクリーンに映し出される。
また舞台上のありとあらゆるところで、多くの出来事が起こり、
その多角的な見せかたに、ついつい唸らせられる。
ほぼ未体験の舞台演出だ。

分厚すぎて、放置してきた原作を帰国後すぐに
読みたくなるほどだった。
これはさすがに日本では体験できない。

posted by みつあき at 13:31| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月14日

長らく失礼しました!

昨日、帰国しました。
本日、14日 木曜日20時から入っています。

この後、くだらない旅行記もアップさせてもらいますね。

よろしくお願いします。
posted by みつあき at 13:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする