2020年04月01日

臨時休業のお知らせ

ここのところ、ずっとブログも
新型コロナウィルスについて、
のことばかりでした。

そろそろ明るく前向きな話題で、と
思っていた矢先に、バーや居酒屋、
夜の飲食店から感染者が出た、
と、多くのメディアがとりあげられました。

そして、一昨日、ついに都知事から
「極力、そういう場所に行かないように」
そのような要請が出てしまいました。

正直、想像を超える人たち
(ひょっとすると1万人を超える人々)が、
ありとあらゆる場所で感染している、
そう思ってもおかしくない状況です。

生活の主な収入源である多くの飲食店の人間が
路頭に迷うのは目に見えているし、
僕自身、どうしたものかと頭を抱えました。

いつも来てくれる多くの常連の人たち、
この時期に気にかけてくれる親しい友人、
そういう人たちに支えられ、
そういう人を迎え入れる場所を
なくしてしまうことは大変辛く思います。

辛いけれども、この時期、そのような言葉に
甘えて、お客さんたち、または店で働く
スタッフに、少しでも影響が出てしまうことは
さらなる大きな痛手を持つことになってしまう、
そう思われます。

これは出来るだけ、早くきちんと
考えていかなければ、そう考え、
本日4月1日から、
とりあえずは要請が出ている12日までは
休業をしよう、そう思っております。

13日以降に関しては、また改めてこのブログ、
ツイッターほか、SNSでご連絡するつもりでいます。

ありとあらゆる考え方の人がいらっしゃいます。
そのどれもが正解、不正解はない。

いずれにせよ、出来る限り早くこの事態が収束し、
本当に楽しく多くの方たちと
お酒を楽しめる夜を迎えることが出来ることを
心から望んでおります。

急ではありますが、何卒、よろしくお願いいたします。

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posted by みつあき at 15:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月29日

営業自粛の日々

昨夜は、旅行でもないのに、土曜日、店を休む
というのはオープン以来初めてだった。

2丁目の他のお店も休まれているところ、
時間を短縮して営業しているところ、
普通に営業しているところ、さまざまである。


国や都が言うところは、店を営業するな、
ということではなく、出来るだけ
外出しないでほしい、ということなので
昨日から今日にかけて、一歩も外には出ていない。

食材はそれなりにあったので、
シチューを作ったり、コーヒーを飲んだり。

都としては、今週末のみならず、
出来れば4月の12日まで、
外出を控えてほしい、
ということだが、これがそのまま
続けるということは
かなり厳しくなってくることは確かだ。

その前に、人々が言うロックダウンが起き、
それこそ、少しだけパニックが生じるかも知れない。

ニューヨークの外出規制は2週目を過ぎ、
友人いわく、慣れてきたせいか、
スーパーなどでも
1メートル以上の感覚を空けながら、
落ち着いて並んでいると言う。

NYや他の国の都市もそうだろうが、
こういう戒厳令のようなことが起こるとすると、
それは、現在の日本人にとって、
ほぼ初めての経験であることは確か。

そして、何より、僕も含めた多くの飲食店は、
営業出来なくなること、
具体的にお金が回らないことは
大きな死活問題につながってくる。

色々なことを考えていると、
いつものようにお酒を飲みながら、
ビデオで映画を観たり、という気持ちになれない。

いやいや。
こういうことに負けてはならない。
何とか乗り越えていかなければ、と
自分に対して鼓舞する不思議な休日。。。

明日からは、もう少し楽しく
明るいブログになれば良いのだけれど。。。

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2020年03月27日

改めて 新型肺炎への対応

ここのところ、新型肺炎の件で
テレワークとなっているシュンスケが
心配して、よくLINEを送ってきてくれる。

昨夜も「夜間、出歩かないように」という
都の要請などを心配して、
覗きに来てくれたから
ホントに有難い。


僕が今まで回った多くの国々、
(まさかのあのインドでも!!)
またその他の大都市で暮らす友人たちは
買い物以外はほとんど外出することなく、
ほぼ毎日、自分の家で生活していると聞く。

昨日のブログでは
「どうせなら、外出禁止、としてくれれば」
なんて書いたけれど、
なかなか現在の日本の法律内では
かなり難しいようだ。

ただ、諸外国の感染者、死者増加を見ると、
これは日本にも、もうすぐ目の前にも迫っており、
何とか封じ込めなければならないことは
確かなんだと思う。

今週末の外出自粛、
これは真剣に考えなければならない、そう思った。

うちの店も、少なくとも今週末
28日の土曜日と、29日の日曜日は
営業自粛することを決めた。
(本日、27日は営業)

これが、4月12日まで毎週出来るか、
ということになるとさすがに死活問題にもなるので、
ひとまず今週は、ということを決断。

また、毎週、キャッシュで飲むことが出来る
スタンディングスタイルも、
当面は通常営業としてやる予定で
お客さんにはお願いしようと。


色々とご迷惑をかけますが、
一刻も早く、収束することを祈りながら
ご了解いただきますよう、お願いします。

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2020年03月20日

兄と弟

先日、イギリスの双子の兄弟についての
ドキュメンタリーの映画について
書いたけれど、昨日来てくれた34歳のミツオは
一卵性双生児の兄がいる。

ミツオは子供の頃から、どちらかと言うと
外で運動するよりも、家で本を読んだり、
絵を描いたりすることが好きで、
兄も同様。
いつも一緒に仲良く過ごしてきた。

小学生くらいの時に、自分は
男性に興味がある、と気がついたけれど、
兄はどうなのか、わからない。
特に女のコの話をするワケではないけれど、
かと言って、自分と同じような感じを
受けることもなかった。

高校時代にどうしても好きに
なってしまった同級生がいて、
あまりにも切なくなったことがあり、
その時、よほど兄に相談しようと思った。

食べ物や趣味もとても似ている兄は
その頃でさえ、女のコの影がなかったから
てっきり同じだと思っていた。

おすぎとピーコもそうじゃないか、と。
でも、同じ頃、兄がある女のコに
片思いをしている、と逆に相談を受けた。

それから、距離をとるようになった。
兄は不思議がったけれど、
ミツオはなんでも洗いざらい話すことは
お互いにとって、よくない、
そう考えるようになったそうだ。

それから二人は別の大学に入り、
仕事も兄は郷里の関西で、ミツオは上京し、
まったく違う職種に就いた。

ストレートも、ゲイも含めて
友人たちは「双子だからすごく仲が良いんでしょう」
そう言うし、確かにいつも気になりながらも、
距離を置いている自分にも少し腹がたったようだ。

そんなある日、彼氏が出来た。
1年ほど経過して、彼を友人だとして
郷里に連れて行った。
家族でさんざん飲んだ夜、
二人で兄にカミングアウトした。

兄は「ずっと前からわかっていたよ。
お前から言ってくれるこの日を待っていたんだ。」
兄はそう言ってくれたらしい。
ミツオはもっと早く伝えれば良かったと
思いながら、彼を紹介するこの日に
意味があったんだ、そう思った。

それから3年、この新型肺炎騒ぎの中、
兄が結婚することになったようだ。
兄から是非二人で、と誘われ、
彼も連れて、この連休に
兄の結婚式に出るのだと言う。

兄から「お前のほうが
ずっと先に結婚していて良いはずなのに、
先にしちゃってごめんな。」と
嬉しいLINEが来たそうだ。

無事に素敵な結婚式になっていますように。

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2020年03月18日

New York State of Mind

先週の金曜日、ニューヨークでは
新型コロナウィルス対策のため
愛すべきブロードウェイの全劇場が
クローズということになった。

かつ、今週になってから、あちらでは
全部のレストラン、バー、
ジムや映画館などもすべて
営業停止ということになった。

演劇を観るために、あちらに行こうと
していた友人二人は渡航を断念し、
あちらで暮らしている友人は
我慢するべき時なので仕方がないと
初めて自炊を始めたと言っているし、
飲食店をやっている知人は、
先行きどうなるか、わからないとつぶやく。

それにしても、毎年行っている
ニューヨークがこのような状態というのは
想像が出来ない。

いつ行っても、人でごった返している
タイムズ・スクエアに観光客の姿が見えず、
劇場の周りが閑散としている状態なのだ。

日本は今のところ、そこまでの状態にならず、
それを有難いと取るか、対応の遅さのツケが
あとでやってくるのか、これまた想像が出来ない。


ここで発表されている日本での検査数は
諸外国に比べて非常に低いことがわかり、
感染者数が少ないことで決して安心は出来ない。

不安や怒りに満ちた気持ちもどんどん怒るけれど、
ニューヨークに、東京に、
そして世界に明るい光は必ず戻る、
と信じて、店を開けることができる限り、
仕事をしていくしかない、そう思う。

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2020年03月15日

甘酸っぱい幼児体験

昨夜、教員をやっているヒロシが
20代の好青年を連れて来てくれた。

去年、海外であった同じ仕事関係者の集いで
飲みに行った時に知り合ったという
地方都市に住む27歳のミズノ君だ。

可笑しかったのが、5人ほど
ヒロシが飲みに連れて行った先で
どんな女性がタイプか、という話になった
(ヒロシが率先してそういう話に
持っていったというらしいけれど)。

その時にミズノ君は「僕、女性にも
男性にも興味ないんです」と
ぽつりと呟いたらしい。

そこで、ヒロシは何か感じるモノがあり、
ミズノ君を連れ出し飲みに行って
お互いにカミングアウトしたとのこと。

んで、聞いてみると、ミズノ君は
小さくて若くて可愛いコを見ると
キュンキュンしてしまう、という話。

とは言え、ショタ(いわゆるロリコン趣味)か
と突っ込むと、そんなことはなく、
自分と同世代よりも若くて
小柄な人が好きなのだ、とのことだ。

ミズノ君の最初のゲイのエッチな記憶が
4、5歳の幼稚園の頃、というのがすごい。
同い年の友人と、二人で裸になって
体を見せ合って、ドキドキしたのだと言う。
もちろん、勃起や射精などする年齢ではないけれど、
その高揚感は今でも思い出すと言う。

それを聞いてみると、よくよく思い出すと
それくらいの年齢の時に、ほのかな
性的なモノを強く感じた瞬間は
誰にでもあるような気がする。

ちょっと甘酸っぱいようなエロスの記憶。
あなたにもないだろうか。

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2020年02月19日

人間の記憶

去年、クレジットカードを落としてしまって、
仕方がなく再発行してもらった。

前のクレジットカードの16桁の
ナンバーは完璧に頭に入っていた。
いつ覚えたのか、わからないけれど、
ネットで何か買おうとする時に、
ほぼ間違うことなく、
スラスラと出て来た。

しかし。
今回、それから半年経とうとしているのに、
一向に覚えられない。

せめて、最初の4桁が出てきたら、
スラスラ出てきそうなモノだけれど、
これまたまったく出てこない。

元々、物覚えが悪くて、
お客さんの名前もすぐに覚えられなかったり、
周年の時に歌の歌詞も覚えるのに
時間がかかるの。
英語の単語も覚えたハナから
どんどん忘れていく。
しかし、人の電話番号や、カード番号は
結構覚えられたモノだ。

昔、ハリソン・フォードだったか、
有名な俳優が来日してテレビ番組に出た時に、
30何桁かの数字を一瞬にして
覚えるという技を披露していた。
その時にこの年齢で、と本当に
驚いた。

その時には、モノ覚えに年齢というのは
あまり関係ない、そう思ったものだが、
どうやらそうではないことを実感する日々だ。

ネットを調べると、数字や言葉を
どういうふうに記憶するか、という
トレーニングや、方法論が書かれている。
歳だとか思わずに、無理せず
頭にスラスラと入ってくるように
ならないだろうか(笑)

僕よりはほぼ若いこのブログ読者の人は
どうだろう。。。

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2020年02月06日

2日続けての職務質問

アキヒコが店に入る前に、警察官から
職務質問を受けて
「いい加減にしてほしいなあ」
そう言った。
それも2日も続けてらしかった。

そんなアキヒコの話を聞いて
「自分もよく質問を受ける」と
答えたのが教員をやっている
ニシノちゃん。
彼は坊主に近い短髪に髭だ。

それにしても、ちょっと奇抜な格好や
迷彩服を着ていたり、冬なのに半ズボン、
あと、ヒゲや髪型、そして足早に歩く、
荷物が大きい、などがあると聞くけれど、
とあるお客さんが警視庁の人に
尋ねたところによると
「靴が汚なかったり、汗を異常にかいている」
ということも対象になったりしるようだ。

アキヒコは、それほど
不審に思われるような
風態ではない、と僕は思う。
髪の毛もさほど短くも長くもないし、
来ているモノもさっぱりとしている。
荷物も特に大きくもない。

多少誤解があることも含めて言うと、
半分くらいのゲイは、上の何かに
当てはまるような気もする。

逆に言うと、怪しいコトをやっている人は
上のことに当てはまらないように
していると免れる可能性大という
ことなんだろうか。。。

かく言う僕も、このブログにも書いたけれど、
店に遅れそうな時に、急いで小走りをし、
パトカーがいるなあ、と横目で見ただけで
「不審者」扱いされたことがあった。

最近はとにかく、パトカーを見かけたりすると、
出来るだけゆっくりと歩き、
車内を見るほどしっかりと
警察官と目を合わせる。
これは、なかなか効果的である、
と僕は思うのだけれど。。。

関西の知り合いは、終電に間に合いそうもなく
走っていたら、尋問されて、
そのあとパトカーで自宅まで送ってもらったらしいけれど
これはかなり特殊な例かも。

いずれにしても、面倒だけれど、
この法治国家に暮らす以上、仕方がないのか。

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2020年01月07日

今年は子年だけど...

2020年になって、早一週間。
今年の干支は子(ねずみ)。

昨日、店を早めに閉めて看板を
上にあげようとすると、道の向かい側の
ゴミ置場から4匹も5匹もネズミが走る。
と思うと、自分の足元にも2匹。
最近、ものすごくよく見る光景だ。

ヘビやトカゲ、虫などは意外と平気な僕も
ガマ蛙とカラス同様、ネズミは
大の苦手だ。

子供の時に、実家でネズミが出て、
ネズミ捕りにひっかかったりしたのを
見ただけで大騒ぎしていた。
しかし、東京に出てきてから、何十年も、
ここまで大量のネズミを見ることはない。

1年ちょっと前、豊洲新市場が開場して、
築地の解体作業が始まったのと、
渋谷の再開発で、地下で動いていた
行き場を失った何万引きもの
ネズミが動いたらしい。

それが新宿にも移動してきたんだろうか。
2丁目のそこ、ここでネズミが
走り回っているのを見る。

うちの店は6階なのでまだ良いけれど、
路面店や、地下の店などは、心配だろうなあ。

ミッキーマウスやトッポ・ジージョ、
トムとジェリーや、ピカチュウ(も、ネズミらしい)は
可愛いけれど、正直、ネズミは
なんとか駆除出来ないものだろうか。

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2019年12月25日

年末大掃除

年末のこの時期、休みの日は
2日か3日かけて家の大掃除をする。
大掃除と言うよりも、普段ごちゃごちゃに
しているモノを片付けることから
始めるのだが、これが大変。

ここのところ、ほとんどモノを買わない。
つい5年ほど前にせっせと買った
CDも、本も、ほとんどwebで事足りる。

出来るだけモノを持ちたくない。
とは言え、過去のモノが山ほどあるのと、
増え続けるのは、映画の試写に行った時に
いただくプレスシート。
いわゆるパンフレットの簡易版だ。

このプレスシートは、つい10年ほど前までは
パンフレットよりも豪華だったり、
工夫されていたりしたのに、
今や紙の質も落ち、モノによっては
コピー用紙をホッチキスで束ねている。

思えば、こういう資料だって、
ネットで調べれば、いくらでも出てくる。

ただ、気がついたのは、自分が買い揃えることは
なくても、前に買ったモノ、そしてもらったモノなど
形になっているモノをどんどん捨てられない。

特に本や、こういう資料の関係は
二度三度と読むかと言えば、
そんな事はない。

もう一生、読むことはない本、
観ることはないDVD、
聴くことはないCD。
こういうモノたちを
バッサバサと捨て去りたい衝動にもかられながら
ついついパラパラと見たり、
感慨にふけってしまい、大きくため息をつく、
いつもの年末だ。

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2019年11月07日

初のボランティア その2

火曜日の朝、栃木の
ボランティアセンターがある
市民会館まで歩いて10分ほどの新栃木駅に
到着したのは、9時半を回る頃だった。

万が一のことに備えて、都内を出る時に
僕は昼食べるおにぎりやサンドイッチを
買っておいたが、駅前にはコンビニは
見当たらなかった。

IMG_1632.jpg

センターでは、さすがに、平日だったからか、
来ている人はそれほど多くなく、
壁には、日々の合計人数が
張り出されてあった。

耳にした被害の大きさに比べると、
ボランティアの数が
本当に足らないのだとよくわかる。

IMG_1634 2.jpg

現地では、NPOの方や
福祉協議会の人たちがせっせと動いており、
テレビ局のカメラなども来ていた。
そんな中で、簡単に受付けを済ませ、
グループに分かれて、被災した
お宅に伺うのだと説明を受ける。

センターには、長靴や手袋などに加え、
水やお茶も準備はされていたが、
多くの人たちはしっかりと自分で
持って来ているせいか、
僕が見た範囲では、
そこに手を出す人はいなかった。

IMG_1885.jpg

僕の前後に来た何人かのグループで
車で来ている人が率先して車を出し、
現場へと移動することになった。

使うスコップや、土のうを入れる袋、
土かき棒など、作業に必要なモノを車に積む。

一昨日は雲ひとつない晴天。
そんな天気だったせいかのか、
現場までものの15分ほどの道中、
まさかここでそれほどの被害が
あったとはとても思えなかった。

しかし、車の窓外をよく見てみると、
路面の多くの店は休業中だったり、閉鎖中で
運転してくれている女性のハシモトさんいわく、
「この辺りは、ほとんど1メートル以上、
水に浸かっていたそうです」とのことだった。


僕らが到着したのは、10棟ほどの
古い平家のアパート群だった。
周りのマンションも1階に住まれている
方たちの部屋の前には土のう、
そして粗大ゴミが多くまとめられていた。
僕らが作業するアパートも全滅だった。

IMG_6962.jpg

僕らの前に、もう何人かの人が
先に来ており、後継車も含めると
10人ほどのボランティアで
作業に取り掛かる。

前日まで来ていた方たちが、
おおかた、被災している方たちと共に
荷物を整理し、ゴミを出したりしていて、
僕ら男性は床下に流れついた泥を
スコップでかき、
土のう袋にどんどん入れていく。
それを手押しの一輪車で
所定の場所まで運ぶ。

IMG_1641 3.jpg

女性たちは大きな窓枠を外し、洗い、拭き、
また窓枠に戻していく。

トイレは、アパートの大家さんが
その中の2軒の中にあるトイレを
貸してくれていたけれど、
場所によって対応は違うのだろう。

ボランティアの中には20代もいれば、
70代の方もいらっしゃった。
僕のように初めてだという人もいれば、
何度も経験をしている達人も、もちろん。
また、自分が震災時に被災し、
世話になったお返しとして、
ボランティアをしているという人もいた。

福島から来たという
60代後半のアクツさんは、
暗いうちに家を出て、埼玉のある
ボランティアセンターに行き、
「もう、今日は募集していないんですよ」と言われ、
栃木までやって来た、とのことだった。
「動けるのは今日しかないから」
とおっしゃっていた。

僕くらいの年代の人は、
多少、気持ちに余裕があったり
するだろうけれど、若い人たちは
もっと自分のやりたいこともたくさんあるだろうに、
と思ったけれど、
30そこそこの青年ナガツカ君は
「こういうことが、日々のエネルギーになるんですよ」
と言っていた。なるほど。

IMG_1642 2.jpg

来ている人たちは、それぞれ穏やかで
明るく、その上、必要以外なことを
口にしない人が多いと思ったのは
たまたまなのだろうか。

どの人も、ポジティブな気持ちに
溢れていて、彼らと共に動けた時間が
またこの経験をしたい、そう思わせてくれた。

思えば、日常の9割をゲイの人たちと
共に共有している僕だが、
まったくそういう事とは関係なく
こういう環境にいることが出来た1日は、
僕にとって貴重だったのだ。


作業が終わったのが午後3時。
昼食40分を除いて、4時間強の労働。
多少腰が痛かったりするものの、
これで終わり?と思うほど
あっという間だった。

ただ、あまり無理をせず、
この、ほどほどな感じが、また来ようと
いう気持ちにさせてくれる。

それまで想像していた
「大変で、立派で、偉い」という
災害ボランティアに対する敷居の高さ。
それは、ほとんどなかった。

ちょっと面倒だけど、ジムでも行くか、
というくらいの気分で、ふらりと覗いてみても
まったく良いんじゃないか、
そう思った。

ちなみに、ボランティア保険なども、
各ボランティア・センターでも簡単に
入ることが出来るので、事前準備は必要なしです。

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2019年11月06日

初のボランティア その1

うちの周年の翌週、それも
土曜日に大型台風19号が来た。
それに続く20号、そして大雨の
被害は誰もがメディアで
目にしているだろう。

あの台風が1週間、ずれていたら
一体どうなっていたんだろう。

あのパーティのために、準備をした
美術も飾れず、テラスでのパフォーマンスも
出来ず、何よりもお客さんのことを
考え、中止にせざるを得なかったかも知れない。

やっとの思いで、日程を合わせた
スタッフや、手伝ってくれた多くの人たちの
都合を考えると、延期というのは
とても出来なかった。

それからどんどん大きくなる被害と
被災地の状況をニュースなどで目にし、
なおかつボランティアの手が足らない
ということ耳にして、
たまたま、一週間ずれてくれた、という
感謝の念と共に、
自分でも何か役に立つのなら、
動かなければ、と初めて考えた。

いつも自分のやりたい事ばかりやっていて、
たまには人のためになる事を
やっても良い時期かも知れない。
まだまだ自分が元気なうちに
出来ることを、と。

とは言え、周年翌週からコロンビアからの客人や
妹の上京があり、やっと落ち着き、
さて行こうと思ったら、先週は
あの結膜炎。。。。

そして、今週こそは、と。


ネットで色々調てみると、
被害が大きかった場所が書かれており、
どれだけの人数が必要なのか、
ということがわかる。
また、中には地域限定
(つまり近郊の人だけ)
というのもあった。

最初は千葉、と考えていたけれど、
千葉は意外に遠く、被災地は電車と
バスを使い、ほぼ2時間以上かかる。
なおかつ、栃木や長野のほうが
現在、人出が足らないこともわかってくる。

栃木だとやはり2時間以上かかるが、
早起きすれば9時半過ぎには
何とか行けそうだ。
早速ボランティア保険なるものを
かけて、ゴーグルや安全靴などを揃える。

一昨日は店を0時に閉めたので
出来るだけ早く休み、
7時過ぎに家を出た。

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2019年11月03日

首里城、燃える

先週、首里城が燃え落ちた。

うちの店だけでなく、多くのゲイの人たちで
沖縄へと行く人は多い。
古くからの友人もつい数年前に
沖縄に移住した。

僕はと言えば、休みと言えばニューヨーク、
プラス海外が多いこともあって、
もうずいぶん沖縄には行っていない。
そして、残念なことに、実際の
首里城を目にしたこともなかった。

理由はいまだにわからないけれど、
この世界遺産を失くしてしまったことを
多くの人たちが悲しみにくれ、
辛い思いをされている。

昨夜大阪から来てくれたナオト君は
もう10年ほど前に、初めて行った沖縄で
出会った現地の青年に連れて行ってもらったのが
首里城で、彼の人の良さと共に
思い出は深く刻み込まれていると言っていた。

また、昨日、久しぶりの
土曜日営業に入ってくれた、
タクヤが今まで何度も沖縄に行っていた。
しかし、つい先日、ご両親を連れて
首里城に行ったのが初めてで、
最後に目に出来たことは
良かった、そうつぶやいていた。

14世紀末に建築され、終戦の年、
1945年の沖縄戦などで破壊され、
30年に渡る復元工事はやっと去年、
完了したばかりだったらしい。

工事に関わった人もそうだが、
沖縄の人たちは、さぞ辛い思いを
されているのだろう。

自分自身が生きている間に、
あの華麗な姿を目にすることが
出来ないのだと思うと、
もっと日本で観ていない多くのところに
行っておかなければならない、
そう強く思った。

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2019年10月25日

まさかの結膜炎

昨日の夕方、店に行く前に
ジムに行ったあたりから
目がいやに充血しているなあと。

店に入って、お客さんが入って来てから
なんだか目が痛くなってきて
目やにも出てきたり。

0時過ぎに来てくれたお客さんからは
「え?目が腫れているけれど、大丈夫ですか?」と
鏡で見てみると、確かに腫れている。

結局、3時過ぎにタクシーで
帰ろうとするけれど、車まで
目が開けられない状態に。。。。


今朝、起きてみると、目やにが
凄くて、目が開けられず。
そして激痛。

すぐに眼科に。
なんと結膜炎ということだった。

ただ、チェックすると、ウィルス性ではなく、
抗生物質で、2、3日で治るだろうということだった。

疲れから来ている可能性もあると言われ、
周年後、コロンビアからのマリオを
日々、東京案内したり、
妹が来たりと、確かにバタバタだったから。

まだ痛みが残っていて、
ブログを書くのも結構キツい。。。

そんなワケで、本日はスタッフに任せて
僕はお休みをいただくことに。

明日(26日)の12周年上映会は大丈夫そうなので、
18時よりお待ちしております。
御心配、なきよう。


※よっぽど腫れた目の写真をアップしようかと
思ったけれど、グロテスク過ぎるのでやめた(笑)

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2019年09月19日

増税から考えること そしてお願い

うちの12周年パーティを前に、
消費税増税が始まる・・・。

大型チェーン店はともかく、
街の小さなお店など、そこで
食べても良いとしていたのに、
持ち帰れば8%プラス、
そこで食べれば10%プラスになるなんて
昔から商店をやってたおばあちゃんが
「これからは持って帰ってね、
なんて言えないよ」とテレビで泣いていた。

フードコートでなど、
持ち帰りと言ってそこで食べるという人も
出てくるだろう。
そして何よりも、10%、8%の使い分けを
強いられる店は本当に大変だ。
多くの困難を招きながらも、この軽減税率。
どうなることやら。。。。


うちの店も、多くのお酒の値段が
大きく変化してしまう。
2014年の時は見送った料金改定だったのだが、
当店も、料金改定を見直さざるを得なくなってしまった。

ここから、お願いです。

10月1日から、チャージを800円から200円だけ
上げさせていただくということになりました。

ボトル料金や、ショット料金は据え置きなので
よろしくお願いします。

加えて、ほぼ12年間、続けている
土曜日のスタンディング営業ですが、
今年、11月から2月の4ヶ月間は
椅子が入っての通常営業となります。
寒い時期、混み合うことも少なく、
通常通り、ゆったりと座って
飲んでいただきたいので。
(この4ヶ月はチャージが入ってしまいます)

何卒、よろしくお願いいたします。

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2019年08月27日

痘痕も笑窪からの・・・変な言葉を考える

昨夜、ジムのイケメン話をみんなでしていた。

僕が最近見たイケメンは、どう見てもストレートで
飾りっ気もないのだが、ロッカーを出る時に
バッグも持たずに、コンビニのレジ袋に
着たウェアや、タオルを持って帰っており、
「アバタも笑窪だった」と言った。

お客さんのフミオは、アバタを
使う時は、もっと表面的なモノじゃないか
と言っていて、それは
「惚れた欲目」のほうが近くない?という話だった。

それにしても今の若いコたちは「痘痕も笑窪」
という言葉をどれほど知っているか。
まず、「痘痕」自体が死語だ、と。

そこにいたのが、40代以上で、
死語になっているモノも多いけれど、
部下とか年下から言われる言葉で
変な言葉っていうのも多い、と。

「これでいいっすか?」

いいっすって、ゲイ用語じゃなかったっけ?と
笑い出すけれど、その4人が、
今世の中で使われている
気持ち悪い敬語を連発し出す。

「なるほどですね」
「こちらのほうで、よろしいですか?」
「ちょうど1000円からお預かりします」
「また、ご連絡させていただきます」
「これこれ、こうなんですけど」
「お名前、ちょうだいしてもよろしいですか」

若い人たちからすると、え?何が悪いの?
という言葉だし、僕なんて敬語どころか、
タメ口で話しをされても、それほど
頭にも来ないほう。

それでも、確かにコンビニだとかレストランで
上の言葉を聞くと、妙にむず痒くなってしまう(笑)

ってなことを言いながらも、
僕たちも変な言葉を使いがちだから
気をつけないとね、と笑い合った親父たちだった。

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2019年08月07日

サングラスの効用

照り返しが強い夏の日差しの中、
特に自宅から駅までちょっと長い橋を
渡らなければならないため、
僕はサングラスをかける。

最近でこそ、海などには海外でしか
行かなくなってしまったけれど、
そういう時に使うためにも
サングラスは10個ほど持っている。

サングラスも流行があり、
僕が子供の頃は圧倒的にタレサンと
言われるティアドロップ型のサングラス、
それも半分からグラディエーションに
なったモノや、縁がゴールドの
レイバンのものが流行っていた。

それが20歳前後になると
丸いモノが増え、そのあとは
比較的通常のメガネの形に近いモノ、
またはしっかりと顔面にフィットする
スポーツタイプが出てきた。

そのどういうモノも、ひと通り、
僕は持っているけれど、
海外などで落としたり、
壊したりするたびに買い換える。


外国映画などを見ると、
葬儀のシーンなどで、多くの人が
サングラスを着用しているのもよく見る。
涙を隠すためか、それとも喪服などと
共に、喪に服す、という表現なのか。

そう言えば、僕の友人は
セックスをする際に、相手に
サングラスをやってもらうように
頼むと言っていた。

サングラスに煙草を吹かせながら
攻められるとなんとも言えない興奮が
味わえるのだと。
いわゆる男らしさの演出。

外国人に比べると、目が強い
我々日本人は、それほどサングラスを
使う人は多くないと聞く。
別に眼鏡屋さんの営業ではないけれど、
これを機に、あなたもひとつか
ふたつサングラスのコレクションを
増やしてみては、いかがだろうか
(大きなお世話。笑)

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2019年08月06日

ノンケ男子@ゲイバー

月曜日の昨日、一番最初にドアを開けたお客さん
「ノンケですが、大丈夫ですか?」
と入って来られたセキグチ君。

あ、別にゲイバーだとわかっていればいいですよ」と僕。
何故、うちに?と尋ねると、
2丁目で禁煙バーと探すと、最初に出てきたと言う。
(この検索結果で来てもらう人は
結構、多い)

ただ、「何故、2丁目?」と尋ねると
3年ほど前から、LGBTのサポートをする
NPOに関わることになったかららしい。

それでは何故関わることになったのか。
単純に人権ということに
関心があったからだそうだ。

41歳、独身。
爽やかな外見は、男性からも女性からも
モテそうだ。
そういう活動をしていると、ゲイの人から
声がかかったり、ゲイだと思われることはない?
僕がそう尋ねると
「一度くらいは経験してみれば?」とか
「ホントは興味あるから、
こういう活動やってるんじゃないの_?」
という人もいるらしい。

「たとえば、ノンケの男性が
レズビアンの女性に『実は男にもちょっとくらいは
興味あるんでしょ?やってみなければわからない』とか
言うのは完璧にセクハラですよね?」と
セキグチ君、確かにその通り。


彼は、若い頃から、結婚をしたい、
子供が欲しいと思ったことは、ほぼない。
女性と付き合っていて、ディープになっていくと
そういう方向性になるのが辛いと言う。
出来る限り、それぞれがやりたいことを
やりながら、永続的に付き合う相手が
いればいいけれど、なかなか
そういう女性は見つからないようだ。

それを聞くと、やっぱりとてもゲイに近いなあ
なんて勝手な想像をしてしまうのは、
セキグチ君が言うところのセクハラの延長線上に
あるのかも知れない。

色々な立場、色々なキャラクターと話してみると、
ゲイであれ、ストレートであれ、
同じだったり、まったく違ったり。
本当に面白い。
昨夜もそんなふうに思った。

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2019年08月02日

酷暑の夏がはじまった

梅雨が明け、8月になった。
いやあ、酷暑である。

つい数年前まで、
車で仕事場まで通っていた僕だが
ここ1年半、ほとんど地下鉄で動いている。
夕方、店に行く時の混み合った地下鉄は
凄い状態だけれど、お客さんに言わせると
朝の通勤ラッシュを思えば、甘いのだそうだ。

確かに会社勤めをしている頃から
結構遅い出勤時間だったため、
有難いことに、そこまで酷いラッシュは
味わったことがない。

と言うか、とにかく車だと
ここまで暑い、という感覚に襲われることも
あまりなかった。

そんな昨日の昼間、12周年のちょっとした
撮影のロケハンのために、自転車で
我が家から30分ほどの場所にある
広大な公園へと出向いた。

自転車を5分漕いでは、水を飲む。
それでもダラダラと汗が出てくる。
思った場所に思った建物が見当たらず、
Google Mapにも載っていないモノを
とにかく探しまくる。

途中、警察官に聞いてもよくわからず、
コンビニに入って店員の人にも尋ねる。
その答はともかく、コンビニが
ここまで天国のように感じたこともなかった。

加えてそのうち、レンタサイクルの充電が
切れはじめ、資料のため、あらゆるところで
ビデオを撮ったりしていた携帯の
充電も少なくなり、結局途中で
帰宅せざるを得なかった。

自宅に帰って、汗だらけのTシャツと
ハーパンを脱ぎ、冷水のシャワーを浴びて
やっと生き返った。
さすがにそのあと、ジムの予定を
入れていたのはキャンセルし、
店に出る前の小一時間、
ベッドで寝られたのはちょっと至福の時間だった。

結局、昨日に引き続いて、これを書いている
今日も、同じ流れになったのだけれど、
それでも慣れたせいか、今日は
ロケ先の近くのジムに寄る余裕が出来た。

8月になったんだなあ、という思いと
屋外で毎日あらゆる作業をしている人たちの
大変さを、身を持って感じた、
そんな1日だった。

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2019年07月02日

”Camp morning wood”、そして「キス・ミー・ケイト」

プライド・パレードの素晴らしい一日に関しては、
また帰国後、ゆっくり書くとして、
今日は一昨日のショウの様子を。

ヒュー・ジャックマンの3時間ものショウが
終わってから、5時半という微妙な時間に
始まるオフ・ブロードウェイの
"Camp Morning wood"に駆けつける。

108162-10.jpeg

これはNYに来る前に、ブロードウェイの
上演時間以外で何か、と思いきや
こんな時間にあった!
なおかつ、ゲイのヌーディスト・コメディ!

プライド・ウィークということもあって、
小さい劇場は、ゲイ、ゲイ、ゲイ。
まあ、プライド・ウィークでなくても
そうなんだろうけれど(笑)

「ロッキー・ホラー・ショウ」と
ゲイが全裸で歌う"Naked Boys Singing"を
足したような話、とは聞いていた。

確かに。
出てくるゲイたち11人は、上演時間の8割は
ほぼ全裸、もしくはベニスは見せながら、
他の部分に色々付けている様子。

話は婚約したばかりのゲイカップル。
ドライブの途中に森に迷い、
エンスト、そしてゲイのヌーディストたちに遭遇。

Unknown-1.jpeg

色々な誘惑に惑わされたり、
今まで閉じていた部分を解放しながら、
結果的に、二人は円満な夫婦になる、
他愛もないと言えば、他愛のない話。

しかし、ペニスをブンブン振り回して踊る
アフリカ系がいたり、オネエ全開で
クネクネマッサージを披露する男など
そのたびに場内、大爆笑。
くだらないけれど、ゲイバーの
パーティのような感じで
(褒めコトバのつもり)で楽しめた。

*********************

そして、このあとギリギリに駆けつけたのが
「キス・ミー・ケイト」。

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これは物凄く評判は良かったけれど、
もともと4ヶ月間の限定公演。
昨日の30日が最終公演でそのチケットを
とったものの、プライドパレードのため、
前日に変更してもらった。

クラシックなミュージカルで映画にもなっており、
シェイクスピアの「じゃじゃ馬ならし」上演の
裏側を描いたバックステージ・ミュージカル。
楽曲はミュージカル
第一人者、コール・ポーターだ。
耳にしただけで、あ、聴いたことある、
と思うような名曲揃い。

とにかく、この舞台、終わる直前に
観ることが出来て、本当に良かった。
文句のつけようのない演出、
ソロの歌唱やアンサンブルの見事さ、
そして何と言っても、ダンスだけで
途中スタンディング・オーベーションになるほど。

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元夫婦だったフレッドとリリーが
舞台で共演。
彼が他の女性の贈った花束が自分のモノと
勘違いすることから、また恋の花が咲く。
ドタバタとロマンチックなシーンの掛け合いで
いかにもクラシックファンが喜ぶ題材だけれど、
とにかく、スコット・エリスの演出が
ところどころで光る。

主演は、この直後に日本に「王様と私」の
渡辺謙の相手役としてやってくるケリー・オハラ。
僕は何度も彼女の舞台を観ているが、
もともとオペラ歌手志望だった彼女の声は
さらに研ぎ澄まされ、いちいち唸らされる。

相手役の男性はウィル・チェイス。
僕は「エドウィン・ドルードの謎」などで
個性的な役が好きだったけれど、
この前観たテレビシリーズの「ヴェルサーチ暗殺」で
刑事役などしていてビックリした。

20年ほど前に観たリバイバルのこの役を
やったブライアン・ストークス・ミッチェルを
観てしまうと、ちょっと弱い。
逆にあの時のリリー役マリン・メジーは
つい数年前、まだ若くして亡くなり、
僕としては追悼の気持ちで観ることが出来た。

そうそう。主演二人と共に、拍手が
鳴り止まなかったのが、脇役のラテン系の
コービン・ブルーのダンスのすごいこと!
「ハイ・スクール・ミュージカル」の
あのジャドだ。
「イン・ザ・ハイツ」や日本でも
ライブ・ビューイングされた「ホリデー・イン」も
すごかったけれど、30歳になった今、
最も乗りに乗っている時期かもしれない。

いずれにしても、素晴らしい
プロダクションだったことは確か。



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