2024年09月13日

仕事での服装

技術系の仕事をしているトシヒコだが、
最近転職したばかり。
基本的にデザインから完成品のモデルを
作るまで、を何人かのグループで
やっている、というのは前職も同じだ。

ただ、前職はポロシャツやTシャツ、
デニムやハーパンなどでも良かったが、
今回の職場は、まるで営業の人間のごとく、
襟付き長袖シャツにスラックスらしい。

仲間と話し合ってアイデアを練ったりするのに
何故、この格好なのか、てんでわからない。

加えて、基本的に髪の毛、髭などは
特にお咎めはなかったけれど、
先日、いきなりお客さんが覗きに
来るので、髭を剃ってくださいと
言われたらしい。

仕事で上から言われることに
反発したり、文句を言うタイプではないけれど、
こういうことってパワハラの
ひとつなんだろうかと。

僕は過去の仕事でも、かなりラフな
格好しかしてこなかった。
そのせいか、こういう事が
パワハラに当たるかはわからないけれど、
個人的に身だしなみの
ルールから外れなければ良いとは思う。

とは言え、そこにこだわってしまい、
あとあと嫌な思いをするのも
やはり厳しいのかも知れない。
サラリーマンは大変だ。
posted by みつあき at 18:13| Comment(0) | 職場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月25日

職場で頭が痛いこと

職場の人とうまくいかない、
もしくは、パワハラに合っている、
などで、体調を壊したり、
仕事を変えたりする、という話はよく耳にする。

僕が若い頃、撮影現場で
アシスタントをやっていた頃、
当時はカメラマンや照明の人などから
怒鳴り散らされたりしたことがよくあった。

そうやって鍛えられた職人の人が多く、
かなり辛い思いをしたことはよく覚えている。

今どき、そこまでは、さすがになさそうだが、
誰が見ても、聞いても、そこまでのパワハラは
今はなさそうだ。

でも、ヤマグチ君いわく、
じわじわと丁寧な口調で嫌味を言われる、
それで、かなり辛い思いをしていたそうだ。

仕事を辞めたいどころか、
自分の居場所がわからなくなり、
自死しようかとさえ
思ったこともあったらしい。

そんなある日、自分の部下の女性が
ヤマグチ君に嫌味を言っている上司から
セクハラ紛いのことを言われた、と
ヤマグチ君自身に相談してきた。

ヤマグチ君も部下には今まで
会えなかったが、自分も嫌な思いをしたことを
彼女に伝えた。

彼女はヤマグチ君のその言葉でいきなり
意を決して、なんとセクハラらしき言葉を
その後録音し、社の社長に訴えたらしい。

結果的に、上司は左遷され、ヤマグチ君の
場所からは居なくなったと言う。
彼よりも、彼女のエネルギーがそうされたけれど、
彼女いわく、ヤマグチ神がいなければ
勇気が出なかったと。

愚痴ということではなく、近い誰かに
相談する、というのは、こんな事もあるのだ


posted by みつあき at 16:52| Comment(0) | 職場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月28日

会社へのお土産は

一昨日、来てくれたキョウヘイちゃんは
結構旅行好きで、3日間の連休や
一週間ほどの夏休みなど
国内、海外問わず、色々なところに
一人旅するようだ。

そういう時に、会社の人たち
(大体、彼の部署、7、8人)に
お土産に何を買おうか、すごく迷うと言う。

基本的に残るモノ(置物とかそういう類)は
邪魔になるだけだし、多くの人が喜ばない。
できるだけ消え物(食べもの)にしたいけれど、
国内はともかく、海外だとおおよそ
美味しくない。

そして昨今、どうしても高くなってしまう。

そんなことがあったりするので
自分で小さな会社をやっている
アキモト君は、わざわざどこに行った
ということは絶対に言わないらしい。

だから、独り身で趣味も少ない
中年だときっと思われていると
アキモト君は笑う。

僕も確かに、スタッフに店を任せて
長期旅行に行ったりする際は、
それなりに悩んだりする。
彼らは留守を守ってくれるワケだから
何もなし、ということにもいかない。

ゲイだから、比較的楽だったりと思いきや
(会社のノンケとか、女子よりもわかりやすい)
それでも、喜んでもらえるか、というところでは
かなり難しかったりする。

あなたは職場の人たちにお土産を
買いますか?
買うとしたら何だろう。


posted by みつあき at 17:01| Comment(0) | 職場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月24日

社内での出会い

一昨日、長田君50歳か、身長高く
ガッチリした30歳の
初めて見るイケメン君を連れて来てくれた。

一瞬、ノンケ?と思える彼は30歳だが、
とは言え、このあたりでブラブラしていたら
すぐに色々な人から声をかけられるだろう
というようなタイプ。

自分の好きなタイプは大柄な50歳以上だけれど、
なかなかそういう人との付き合うもないし、
2丁目には、ほぼ来たことがないのだと言う。
加えて、マッチングアプリも。

長田君と彼(リョウ君)は
どう知り合ったかと言うと、
なんと3ヶ月ほど前に、
長田君が務める社内だったらしい。
自分がコピーを取りにコピー機のある
部屋に行った時に、ふいに目と目があったのだと言う。

ただ、部署が違うため、その後、
見かけることはなかったらしい。
しかし、それから数週間後、ランチタイムに
出ようとした長田君が、ビルの入る
入館カードをデスクに忘れてしまった。

その時に受付にたまたまそこに
いたのが、そのリョウ君だったらしい。

それから、二人は社の中のメールを見つけ
やり取りが始まった。
結局、会社の人間が行かないような
レストランを探し、
ランチを楽しむようになったそうだ。

ありそうで、なさそうな出会い。
長田君はなかなかプライベートでの
事情はありそうだ。

しかし、リョウ君は店を出る時に、
さりげなく、長田君のコートを
かけてあげている様が、
二人のより良い関係を表していて
ほっこりとさっせられた。
posted by みつあき at 19:02| Comment(0) | 職場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月03日

職場のデスクの斜めに

昨日、30代で同じ職場に勤めている
ショウゾウとミツノブが来てくれた。

彼らは、5年ほど前、ひょっとして
そうだろうか、と思い、
ショウゾウがLINEで
ゲイしか使わないだろう、という
スタンプを送ったことで、
お互いにゲイだということを
確認したと言う。

それからプライベートでも
仲良くなったのだそうだ。

それほど、ゲイが多い職種、という
ワケではないだろうけれど、昨年から
来た40代の既婚者男性が、
どうもそういう臭いがするのだそうだ。

彼はショウゾウのデスクの斜め右側に
座っているのだけれど、なんとなく
眼差しに?と思っていたそうだ。
それだけではなく、
動きや喋りかたも、かなり柔らかい。

マッチングアプリでも、彼らしき人を
見つけたこともあったと言う。
顔は出してはいないし、
年齢も若くはしているものの、
おそらくそうだろうと。

どうせそうなら、3人で一緒に楽しく
飲んでも良いかな、そう思ったりもする。

そう思うけれど、結婚もしているし、
万が一、本当にゲイであれば、
本人にとって、アウティングに近い
モノになるのかも知れない。

あちらから反応がない、ということは
おそらく知られたくはないのだろう。

まあ、そっとしておいたほうが良いのかも
知れない。

ひと口にゲイと言っても、
本当に十人十色なんだから。

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2024年01月10日

これって、リアルおっさんずラブ?

日曜日、うちの店に初めて
友人のサダヒロ君に連れてきてもらった
ジュンジ君、32歳。

一見、派手目に見えるけれど、
サダヒロ君いわく、
ほぼそれほど経験もなく
ジュンジ君はかなりピュアらしく
会社の上司に恋しているということだ。

その上司は、ジュンジ君よりも
ふた周り以上、上の
50代、既婚者で二人の子供がいる。

入社して10年近くなる
ジュンジ君は、その上司とも
それくらい長い付き合いになるようだ。

ずっとかっこ良いなあ、
と思っていたその上司だが
5年ほど前に、出張の際、
みんなで飲んでいて、飲み直そう
ということでジュンジ君の部屋に
やって来たことがあったと言う。

二人でかなり遅くまで飲んで、どうやら
上司は自分のベッドの横で
一緒に寝ていたようだ。

朝方、はっと気が付くと、
自分のお尻のあたりに上司の固いモノが。

もちろん、ジュンジ君も上司も
下着は付けている。

ジュンジ君が目を覚ますと、上司も
気がつき、「お!起きたか。
すまんすまん!」と言って
ジュンジ君の唇にチュッとキスをし、
部屋を出て行ったのだそうだ。

あまりの咄嗟の出来事に
何が何だかわからなかった。

もちろん、その後、何ごとも起きることなく、
上司も自分も、まったく普通通りに仕事をしている。

しかし、この新年になり、
久しぶりに一緒に出張が入っている。

ジュンジ君の友人は、「積極的に」と
言っているけれど、とてもジュンジ君は
自分からは口火を切るのは無理だ、と。

上司は50も過ぎているから、そんな
ちょっとしたことでたじろくことも
ないだろうと僕も思うけれど、
そのタイミングや、その後の
仕事、という意味では
なかなか難しいのかも知れない。

新春から少しドキドキする話だった。



さて、ブログでは、このような
能天気なことを書いていますが、
メディアなどでは相変わらず、
石川県で続く余震や、まだ見つからない親族、
そして被災されている方々の
ニュースが流れています。

特に水が足らず、生活のみならず、
医療機関もかなり大変な様子です。

同じ国にいて、どうすることも出来ない
現状が辛いですが、少しでも
一刻も早く現状が
より良く回復することをお祈りします。

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2023年07月20日

40代半ばの悩み

昨日、3、4年ぶりに来てくれた
アキヒコ君、44歳は、コロナ禍も
海外勤務でバリバリ仕事をやっていたようだ。

ただ、上司のパワハラが酷くて
かなり参っていた日々だったと言う。
オンラインになって、多少楽に
なったモノの、それでも
上司の大声や、強い口調には
辟易し、結局長く続いた仕事を辞めた。

その後、今年になって再就職したけれど、
ほんのふた月で辞めてしまった。
その理由は、前の仕事と同じだった。

20代、30代の頃、自分はこれほど
弱かったのか、それとも
気が付かなかったのか。
もしくは、そういう人が周りに
いなかったのか、そんなことばかり
アキヒコ君は考えた。

色々考えていくと、どんどん落ち込む、
次の仕事が決まるのか、不安になる。


僕は、彼と、前に色々話をした時も
そうだけれど、今回話していても、
とても社会人としてきちんと
している人だという印象を受けた。
それだけでなく、話す内容も
ものすごくしっかりとしていて
ある意味、自信に満ちているようにも思える。

個人的なことを色々言うこともどうかと
思うけれど、彼自信の中で自信の
ある部分を生かすことが出来ないか。

僕自身も、そういうことで頭を
抱えていた時期もあった。
まさか、今のこのような仕事を
やるなんて想像したこともなかった。

アキヒコ君も、まずはあまり人と関わらずに、そ
れこそオンラインで出来るような会社を
探すこともひとつの手だし、
それこそ自営の道もある。

そんな中で、少しずつ自信を取り戻す、
そのような選択が出来ればいいなあ、
そんなふうに思った。

人さまのことだから、人は何とでも
言えるのけれど。

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2022年08月21日

ゲイを公表されてから

トシオ君32歳は、1年ほど前に
ゲイバーで撮られた写真に
たまたま写り込んでいたということから
同じ会社の一人に、ゲイであることを
公表されたと言う。

その後、おそらく会社の人たちは全員、
トシオ君がゲイであることを知っているはずなのに、
そのことについて、誰も何も言わない。
ただ、何かにつけ、それを気にされていることは
感じるらしい。

以前なら、多くの人から評価されたい、
という承認欲求のため、
色々なことを我慢したり、
会社の中で頑張ろうという
強い意識があった。

ただ、そういうことがあってから
自分のテンションは落ち、
どうでもいいや、という気持ちにさえなると言う。


社の中で、誰一人、仲が良い人は
いないのかと僕が聞くと、
数人は一緒にいても楽しいし、
信頼感も厚いようだ。

しかし、こと「そのこと」については
あちらからも敢えて触れてこないし、
自分も話さないと言う。

どうせ、彼らも、トシオ君がゲイであることを
ほぼ勘付いているのであれば、
トシオ君自身の言葉で、きちんと伝えれば
彼らは受け入れてくれようとするんじゃないか
僕はそう思う。

妙に噂だけが走りまわって、
自分自身が不快で不安定な気持ちでいるよりも
話すことによってさらに良い関係にもなり、
彼らがいざという時に
トシオ君を守ったりしてくれるのではないだろうか。

もちろん、トシオ君自身が、
仕事上で彼らとさらに渡り合いたい、
そう思うのであれば、だけれど。

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2021年12月18日

仕事をこなしていく男の魅力

昨日、早い時間に来てくれたチョウジ 42歳は
このコロナ禍の中、仕事上で
かなり大変な思いをしていると言う。

チョウジは、海外に工場を持つ会社の
エンジニア部のリーダー。
コロナもあって、ここ2年は色々なトラブルがあった。

エンジニアがコロナ感染して仕事が止まったり、
機械が古くて交換したくても、
受注先から入荷出来ない、
その他、ちょっとしたことでも
どんどん連絡が入る。

2年前までなら、すぐに飛んでいって
ヘルプをするけれど、最近はそれが出来ない。

そして相手が海外なので、あらゆる時間に
メールや電話がかかってくる。

昨夜、うちのバーにいる間にも、3度ほど連絡があり、
ベランダに出て、ずっと話をしていた。
深夜に連絡が入ることもしばしばあり、
必ず携帯やパソコンはオンにして、
音が聞こえるようにしておかなければならない。


最近はないけれど、
前は人と会ってエッチを
している間にも、何度か電話が入り、
中断したり、相手に信じられない、と
キレられたこともあった。

モテ筋だけど、そんな仕事のせいで
ここ何年も人と付き合うことが出来ない。

こんなチョウジのことを
気になる、という人も山ほどいるだろう。
良い人と、うまく巡り合い、
そういう大変な仕事を支え合えれば
良いなあ。
嫌な顔ひとつせず、仕事に向き合う
穏やかな笑顔の中にある実直そうな
チョウジのまなざしを見ながら、そんなふうに思った。

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2021年11月11日

オネエ社長だから何なの!

旧友で「ヤマカワ婦人」と僕や友人たちが
呼んでいるヤマカワちゃんが2年ぶりに
来てくれた。
それも、部下を一人連れて。

ヤマカワちゃんは、従業員を15人ほど
抱えるIT系企業の社長。
3年ほど前に4人くらい部下(全員ノンケ)を
連れてきた時も「ほら、みんな自由に
飲みなさいよ〜!」とすごく切符が良い。

切符が良いだけではなく、オネエ言葉は
職場でも普通で、社員全員がわかっている。

本人は「あたし、ゲイのゲの字も言ったことないのに、
このコたちが勝手にほざいてんのよ〜」と来る。

とは言え、彼らはみんな、
ヤマカワちゃんを尊敬しており、
しっかりと付いていっているようだ。
加えて、関連会社の人たちも、そんなこと
関係なくビジネスがうまく運んでいるから
ヤマカワちゃんを信頼しているようだ、と
部下たちは言っていた。

裏で陰口を叩かれようが、
仕事が出来ればまったく関係ない。


昨日はその前に連れてきてくれた部下の一人と
仕事の話でスペイン料理を食べたらしい。
ヤマカワちゃんがそのまま帰ろうとしたところ、
彼が「前に連れていってくれた店、
もう一度連れて行ってくださいよ」と
言い、来店しきてくれた。

「あたし、帰りたかったのに、もう何なのよ〜」
って言いながら、嬉しそうに
グラスを傾けるヤマカワちゃんは
部下の横で幸せそうだった。

こんな上司や部下がいても
当然ながら、仕事がどんどん進む会社って
いかに素敵なんだろう。
そんなふうに思った。

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2020年06月18日

おごること、おごられること

昨夜来てくれていたセイヤは27歳。

最近、仕事はどうだい?と尋ねると
会社の60も過ぎた上司が
何かと気を使ってくれ、
弁当などを買ってくれたりすることを
「別にそこまで気を使ってくれなくて
いいのに、と思う」そう言っていた。

まあ、その上司にしてみれば、
セイヤは若い息子のような感じなので
可愛くて仕方がないのだろう、
有難いと思わなければね、
などと話していた。

そんな話からふと思い出したのが
先週来てくれていたジョウ君、45歳。
彼は、仕事ではなくて、
ゲイのデート相手に、セイヤと
同じようなことをつぶやいていた。

彼は年上が好きで、今までの人生で
食事もお酒も、ホテル代も
自分でお金を払ったことが一度もない、と言う。

出そうとはするけれど、必ず「大丈夫」と
言われる。
自分だってもうこんな年齢なんだから
出させて欲しい、と思っている、
そう言っていた。

その時、隣に座っていたお客さんは
「強引にもお金を渡すなり、
割り勘にしてくれ、と強く言ったほうがいい。」
あまり強く言うと、その人に失礼に当たる
と思ってしまって、ジョウ君はそう言っていた。

僕は40も過ぎた人にすべておごる、
という大人のほうが少し問題なのかも知れない、
ちょっとそう思った。

お金の問題、というのは本当に微妙で
デリケートなこと。

まったく自慢にはならないけれど、
僕は今までデートする相手に
全額払ってもらったことは一度もない。
自慢どころか、悔しいし残念でもある(笑)

つまりは若い頃から年上の人とデートを
したことが、ほとんどないのだ。
年上の友人はいるけれど、必ず割り勘だったし、
自分より年下は時には割り勘、
時には僕が出す、という流れ。
年下からモテたという意味ではなく、
とにかく年上からモテなかった。

本題からはずれてしまってすみません。
いずれにしても、お金のこと、
おごる、おごられる、というのは
なかなかその人と成りを表す
とても重要かつ、微妙な問題だ。

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2020年04月21日

「ういっす」の心理

僕が住んでいるマンションは去年の夏から、
大掛かりな修繕工事をやっていることは
ブログでもちらっと書いた。

コロナウィルス騒ぎの中でも、寒い中でも
暑い中でも、みんなメットにマスク、
思い思いの格好で作業に励んでくれている。

廊下や、屋外にある作業部屋などの横で
すれ違って「お疲れ様です」と
僕が声をかけると、深々とお辞儀を
してくれるのがほとんど。

そんな中で、ある朝
「ウイ〜ッス」という青年がいて、
上司らしき親方から「おい、お前、
きちんと挨拶しなきゃ、ダメだろ」と
ドヤされてしまっていた。

好青年っぽかったし、
もちろん悪気はないだろうに、
こちらから声をかけたりしたのが
悪かったかな、なんてちょっと
申し訳ない気持ちになったりした。

若い人たちは
「〜っす」という言葉をよく使う。
それは特に目上の人などに使用するワケで、
敬語とはいかないまでも、
そういうつもりだったりするんだろう。
ただ、ここで怒られるというのは
「失礼である」ということだ。

「ちわ〜っす」「お疲れっす」「了解っす」

たぶん、中小企業の上下関係では
ごく普通の会話のような気がする。
少なくとも、僕が前いた会社ではそうだったし、
うちの店のスタッフも僕には
そういう感じだ。

また、それが、ゲイの世界ではノンケっぽくて
アガる、ということだったりする。
「俺、イクっす」だとか
「やばいっす」(ほぼエロ用語。笑)に変化し、
それは、兄貴と子分のやり取りとして
一部の(それとも多くの?)ゲイを
興奮させたりするのだ。

IMG_3309.jpg

と言うか「っす」を付ければ、
ノンケっぽい、という観念も広がっている。

ともあれ。
そもそも「ういっす」というのは、
どういう流れから来たのだろう。

調べてみると、先日亡くなった志村けんさんが
いたドリフの番組で、長老のいかりや長介さんが
テレビの前のみんなに、そう呼び掛けたところから
始まったとか(ほんまかいな)

そこでは「こんばんは!とか
「元気でやってるか?」とかいう兄貴が
子供たちに声をかける感じだったようだ。

と言うことは、特に敬語でもなく、
ちょっと慣れ親しんだ感じなんだろう。

で、ゲイの場合、その慣れ親しんだ感じが
よりエロチシズムを生むのかも知れない。

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2019年04月20日

突然のキス

ヨウジ君、28歳はデザインの会社に勤めて4年。
それほど大きな会社じゃないので、
スタッフも特に増えも減りもせず、
8人くらいの面々の中で
黙々と仕事をしている日々だ。

それくらい小さな会社だから
カミングアウトしよう、しようと
思いながらも、まだ出来ていないのだと言う。

仕事柄、そういう事には
比較的寛容な社長や社員だと思っている。

そんな矢先、花見をみんなですることになり、
会社の近くの公園で、夕方から夜まで
酒を飲んだ。

あまり強くないヨウジ君は、
女性の先輩だとか社長とかに
かなり飲まされて、ちょっとヘロヘロだった。

みんなで飲んでいる場所から
少し離れたところに公衆トイレがあり、
そこに行こうとすると、
7歳ほど上の先輩(男性)が
一緒に行こうと言う。

くだらない話をしながら、トイレに行き、
用を足して、戻ろうとしたその時に、
その先輩がいきなりキスをしてきた。

舌こそ入れられなかったけれど、
濃いヒゲがヨウジ君の頬にあたり、
それは、それは衝撃的だったと言う。

IMG_8887.jpeg

先輩は今は別れたとは言っていたが
つい去年まで彼女がいて、職場にも
連れてきたことがあった。

確かにヒゲ面だけど端正な顔立ちで
ヨウジ自身、入社した頃、
かっこいいと思ったことはあったけれど、
また、何故。

唇を奪われたあと、
「え!先輩。ゲイなんすか?」と聞くと
「わからない」そう言う。

「酔っ払ってるからですか?」
そう聞くと「うん、たぶんそうだと思う。すまん。」
と言う。

その日から、ヨウジ君は、その先輩と
どう関わればいいか、わからなかった。
先輩は自分のことをゲイだとわかっているのか。
それとも実は彼もなんだかんだ言って、ゲイなのか。
本当に酔っ払っていたからか。

まったくわかならいまま、
あれから3週間ほど
悶々とした日々が
過ぎようとしているようだ。

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2019年04月05日

愛すべき大きな窓

昨日、来てくれていたジョウジと
ヨウスケが、店内とまだテラスに残っている
桜を見ながら「こういう景色だけで
いつものBridgeとは違うねえ」と
言ってくれていた。

店内にはスペースが、取られてしまうため、
花などを置くことは普段はないし、
ずいぶん昔に外にガーデンフラワーなどを
置いたりしていたのだけれど、
何度もカラスに荒らされてしまい、
諦めてしまった。

それにしても、とジョウジが
「この窓の大きさがある物件に
当たったのは、良かったね」
そう言ってくれると、確かに運が
良かった、そう思う。

画像 066.jpg

ここにもずいぶん前に書いたかも知れないけれど、
この店に行きあたるまで
30軒くらいだっただろうか、
かなり多くの物件を見た。

値段の折り合いもともかく、
これ!と思うモノになかなか巡る会えず、
もう諦めて小さな会社でもやろうか、
そう思って改めて、不動産に連絡したのだった。

事務所なら、という条件で
案内されたのが今の店の物件だった。
当時、大家さんはこのビルでは
飲食をやらせるつもりは
まったくなかったのだそうだった。

その時点では、
まだ前の経理事務所が入っていて、
社員の人たちが数人、仕事をされていた。

窓にはカーテンが引かれ、
「ちょっといいですか?と
僕が少し覗いてみると、
ボロボロガタガタのベランダに
多くの荷物が置かれている。

しかし、ここまで大きな窓がある場所はない、
こここそが、僕が探していた場所だ。
そう思い、大家さんに直談判に行った。

基本的には店子(ミセコじゃなく、タナコ。笑)には
会わないと言う大家さんだったが、
何故、ここでバーなどやりたいかなどと
色々な話をした結果、
「あなたなら、貸しましょう」
そう言ってもらえたのだ。

それから数年後、次々と
うちのビルは飲食店が入り、
なんだったんだろうかとも思うのだけれど、
それにしても、6階のこの場所に
店を持てたのは、本当にありがたい、
今さらながらに、そう思う。

この大きな窓がある限り、
そしてこのビルが壊されない限り、
店を移転したりすることは
きっとないだろうなあ。

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2019年04月04日

4月からの変化

昨日、30代のショウゾウが、
「この4月からの働き方改革で、休みが
取りやすくなって、
旅行どんどん行けるようになった!」
と喜んでいた。
今までは、まったく休めなくてヒ〜ヒ〜
言っていたのが、夢のようだ、と。

かたや、20代のヨシヤは、
長いバイト生活から
ここ数年で社員になることが出来て、
どんどん残業して儲けたいのに、
それにストップがかかってしまい、
お金が儲からない、とボヤく。

俺は管理職だから、関係ないよなあ、と
つぶやく50代のタカダさん。
若い二人からは「あ。高度プロフェッショナルだ!
高額取得者は違うなあ」と揶揄されていたりする。

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ともあれ、この4月から
本当にそれぞれの働く内容が
少しずつ変化していっているのは確実なようだ。


僕のサラリーマン時代は映像関係で、
残業代も付かなければ、時間も関係なく
徹夜続きのこともあれば、
1日4時間くらいで帰ることもあった。
旅行で一週間から10日ほど休むことも
自由だったので、有り難かった。

ただし、当時の周りのゲイの友人たちは
とにかく拘束時間が長い、仕事もないのに
ダラダラ会社にいるオッサンが
いるので帰ることが出来ない、だとか
たまに仕事がなくなると、
飲みに行くぞ、とキャバクラに誘われる、
おまけに給料はあがらない、と
結構ブツブツ言っていたものだ。

そういう意味では、仕事のやりかた、
ルールが変化し、とっても良いところと、
それでも問題も生まれてくる。

仕事の半分は自宅で仕事をしていても
OKという人も数多くいるようで、
本当に時代は変わったなあと思う。

いずれにしても、多くのことが
変化していく2019年、春なのだ。

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posted by みつあき at 15:27| Comment(0) | 職場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月25日

クリスマス・イヴのサプライズ

20代でうちが初めてのゲイバー
という人も多いけれど、
30歳や、40歳を超えてから
うちの店でゲイバーデビューする、
という人は結構いらっしゃる。
その多くがこのブログを読んで、と聞くので
それを聞くと、単純に嬉しかったりする。

コウジも40代後半で5年ほど前に
うちの店に来てくれた一人。
彼の場合、既婚者であることもあったり、
一部上場の大企業に勤めている、
ということもあり、
クローゼットな日々を送っていた。

とは言え、奥さんにバレてしまったり、
地方都市にいる男性と
お付き合いも始めたりして、
彼の中でのゲイライフは
徐々に変わって来ている。

そんなコウジが、昨日30代の
長身のイケメンを連れて来た。
え?このイヴの夜に
みんなから新しい恋人?と
聞かれたりしていた。

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しかし、なんと、うちに来る前に
路上でバッタリ会った
会社の部下だそうだ。

もちろん、二人はそれぞれが
ゲイだということは認識していなかった。

それも、会社でも数メートルしか
離れていないようなところに
座っているほどの距離感!

彼もコウジ同様、
既婚者なのだそうだが、
うちの店にはカフェにも
来たことがあったようだ。

うちの店に会社の同僚同士で
来てくれるゲイも何組かいる。

仕事のことや、家庭のこと、
そしてもちろんゲイであることを
色々話している二人を見て
隣に座っていたエイゴは
「微笑ましいし、ある意味、
羨ましい」と言っていた。

店内、このあと、朝まで
カラオケで大盛り上がりとなって
それもビックリだったが、
コウジたち二人にとっても、
ビッグ・サプライズなイヴの夜に
なったようだった。

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posted by みつあき at 11:14| Comment(0) | 職場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月14日

狭いゲイの世界

夕べはスタッフのケンが
会社の同僚を連れてきてくれた。
今まで会社に入った中で
初めてカミングアウトした人らしい。

ケンよりも2歳ほど年上で
既婚者で子供も二人いるストレートで
色々と物分かりが良いと
ケンは思ったらしい。

昨日、ちょうど同じタイミングで店に
来てくれていたリョウジも、
そう言えば先月あたりに
会社の同僚とその社長を
連れてきてくれていた。

面白かったのは、
リョウジの社長というのが
若い頃にウリ専のアルバイトを
していたことがあったらしい。
もちろん、彼はストレートで
経済的な理由だったらしいけれど、
それを会社の部下にあっけらかんと
言うことが出来るのは
すごいなあと思った。

話をケンの同僚に戻そう。
僕が彼に
「ゲイの人と会ったことは今まである?」と
尋ねたら
「そうそう。僕の元彼女の
弟がそうだった。」と彼は言った。

その彼女と弟の写真が
たまたまFacebookにアップしてあるらしく、
「これ、これ」とその写真を見せたら
なんとケンがよく知っている人で、
二人は思い切り驚いていた。

こんな偶然は、狭いゲイの社会では
意外によくある話で、
今まで店で仕事をしていて
どれくらい、お客さんたちが
驚くとろこを見てきたか。

その半数以上は、このブログに
書いているはずだけれど。。。

思えば、僕もそういう偶然は
何度かあった。

30年ほど前に、僕が初めて
NYに行った時に、バーで
声をかけられたアメリカ人。
僕よりも5歳上の彼は
とてもアジア人好きだった。
翌日、彼の親友であるという日本人を
紹介された。
色々話していると、
その彼が僕の日本にいる友人を
たくさん知っていて、本当に驚いた。

ゲイの社会での偶然、というのは
ほぼ必然のような気もするし、
映画「私に近い6人の他人」に
描かれる六次の隔たりのように、
人の知り合いを辿っていけば、
全世界の人に繋がり、7人目には
自分に踊る、と言うから、
ゲイの知り合いだと、
4人くらいで繋がるかも知れない。
世界は狭い(笑)

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写真は、映画「私に近い6人の他人」
まだ若いウィル・スミスがゲイの役だった。

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posted by みつあき at 17:23| Comment(0) | 職場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする