2019年08月12日

中国からの一時帰国

中国に行って7年のキミオが、
夏休みを利用して帰国し、
店に来てくれた。

彼がうちの店に来てくれたのがもう9年くらい前。
その頃、キミオはまだ25歳くらいで、
ゲイ生活はまったくしておらず、
地方都市から来た特有の
田舎っぽさにイケメン具合が微妙に重なって
なかなか人気者だったりした。

そんな自覚がなく、そして何も経験もしないまま、
彼は仕事の都合で中国のシンセンに行った。

そして驚くなかれ、そこで知り合った
彼より年下の中国人と付き合い始め、
もう6年が経過すると言う。

一度、彼を連れて帰国した時に
店に寄ってくれたが、
ちょっとだけ大人びたキミオを見て
そうか、人というのは
こんなふうに成長していくんだなあ、
そう思った。

この7年間、キミオ自身だけではなく、
中国、そしてシンセンもとても変わったと言う。
それこそ、多くの地方出身者が多いけれど、
街はどんどん未来都市化していく。

現金で色々なモノを買っていたのが、
今や90%以上が、QRコードも含んだ
キャッシュレス決済。

高級店もどんどん出来、以前はまったく
列に並ぶことをせず、
待つことをしない中国人が
並んで待つようになった。

トイレにもウォシュレットが
付いているところもあり、
日本ほどじゃないにしても、
ずいぶん綺麗だそうだ。

一番頭を悩ませるネット環境は、
外国人観光客がVPNを通してしか、
繋がらず、そのVPNも、中国政府が
どんどん遮断し、新しいVPNが出来、
といういたちごっこらしい。

そんな不便さも便利さもすべて受け入れ、
キミオは、ずっとシンセンに移住するのも
それほど悪くない、そう思っているそうだ。

彼を見ていると、本当にうちの店を
オープンしたこの長い時間、
色々なことが変化しているのだ、
と考えずにはいられないなあ、そう思う。

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2019年08月10日

世界各国のゲイのセックス事情

昨日、ネット経由で初めて店に来てくれた
イギリスのウェールズ出身、ドバイに住む
ピーターさんはまだ30代。

彼は仕事やプライベートで全世界を回っていて、
60カ国ほどに行ったと言う。

彼が最も好きな南アフリカの
ケープタウンは、とてもリラックス出来、
素晴らしい場所だったらしく、
是非、一度行くべき、と勧めてくれたりする。

各地で知り合った人と関係を持つことも多く、
人種、国によって、結構違いがあることが
面白いと言っていたので
各国のゲイのセックス事情を色々聞いてみた。


ケープタウンを含む、アフリカ系の人たちは
ペニスの大きさはもちろん、
性的にはものすごくアグレッシブ。
いわゆるセックス好きだし、
男女の間ではレイプ犯罪も多く、
ゲイの間でもオープンリレーションシップ、
複数などは当たり前だったりしていたと言う。

インドでは、とにかくトップのタチが多く、
すぐに入れさせろと言う人ばかりだったようだ。
自分は受けられないというと
怒り出す人もいるようで、
ピーターにとっては良い思い出ではないらしい。

ドイツではスポーツ感覚で、大らか。
身体を鍛えているマッチョも多く、
セックスをエンジョイする傾向が強い。
アクティブであり、セックスに
罪悪感を持つ感じがまったくなく感じたと言う。

逆にイタリアでは、クリスチャンの国のせいなのか、
うしろめたさのようなモノを感じるけれど、
そのせいか、前戯もたっぷりと
濃厚な時間を持ったと言う。

身長があまりにも高く、
ペニスも長いスウェーデン人の
話も面白かった。
包茎か、そうでないかを重要視する
ヨーロッパ系(いわゆるUncutファンが
かなり多くいたらしい)に比べると、
イスラム圏は多く知られているように
割礼をしているのが9割以上。
韓国人も包茎手術をしている人が多いようだ。

まだ行ったことがないロシア人に
興味がある、とピーターさんは言っていた。

本当に世界は広い。

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2019年06月02日

ヘイトについて

昨夜、ネットで調べて来てくれたのが
韓国からのスンウ君、35歳。
彼は日本には仕事やプライベートも兼ねて
8回ほど来ていると言う。

本当に日本が好きで、特に安室や
平井堅はすべてアルバムを持っている
というほどのファンらしい。

また、日本の映画も結構色々観ていて
最近では「万引き家族」「シン・ゴジラ」
宮崎アニメはほとんど観ているらしい。

スンウ君、日本語を少しだけ勉強したけれど、
何となく話していることは理解できても
自分から流暢には話せない。

街で片言の日本語で道を聞いたり、
英語でモノを尋ねたりすると
多くの日本人は優しく
やり取りをしてくれる。

そんな中、昨日、うちの店の
前に行ったゲイバーで、
一人の男性が「俺、韓国人、すごく苦手。
出来るだけ、関わりたくない」
とマスターに話しているのを
耳にして、ちょっと悲しくなったと言う。

話していた彼が、スンウ君自身が
韓国人だとわかって
言ったワケではないだろう。
それもスンウ君はわかっている。

そして、もちろん、そういう経験は
初めてではないけれど、
差別を受けることも多いゲイの人から
そういう言葉を聞くことが
ショックだったらしい。

差別やヘイト、というのは
ゲイだから、マイノリティだから
絶対しない、ということはない、そう思う。

ゲイの中にもホモフォビアがたくさんいるし
(ゲイだけど自分も含めてゲイ嫌い)、
中には自分は差別されたくないけれど、
嫌いなモノは嫌い、と言っている人も
結構いるのだろう。

スンウ君は言う。
「僕の周りにはいないけれど、
もちろん韓国にも日本人嫌い、苦手
という人はいっぱいいると思います。
でも、各々の国の政策などは
受け入れられないけれど、
その国の人たちを嫌う、というのは
僕にはあまり理解できないです。」

僕もまったくその通りだと思った。

IMG_9196.jpeg

うちの店には諸外国から色々な人が
来てくれたりするし、コミュニケーションが
うまく取れないことだって稀にある。

それでも、それぞれの思いやりや
優しさで、色々な気持ちを
伝えあったり出来るものだ。

人の好き嫌いを、他人が
どうこう言うことじゃないし、
誰も制止することなど出来ない。

ただ、ちょっとばかりの愛情と
人へのリスペクトの念があれば、
もう少し変わるんじゃないかと思ったりする。

スンウ君の話を聞いたことで
世の中から少しでも嫌悪感や
ヘイトがなくなることを
さらに強く願う気持ちになった。

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2019年04月28日

ゲイ・クルーズ船、到着

昨日は横浜港に、アメリカから来た
ゲイを2300人乗せたクルーズ船が到着する、と
話も聞いていたし、夕方のニュースでも
取り上げられていたようだ。

IMG_8969.jpeg

そのクルーズに乗ったお客さんたちは
2丁目に流れ、うちの店にも来てくれた。

ショーンさんと、ビリーさん、
二人のカップルはロサンゼルスに
住んでいる。

アジアには来たことがないショーンさんは
台湾や上海を回って、日本に来ることを
楽しみにしていた、そう言う。

とは言え、港から解散して、そのまま
2丁目に来たようで、日本人とも
さほど接していないようで、
日本の印象はまだ固まっていない、
そう言っていた。

そのかわりに、その豪華客船はどうだったのかと
聞くと、それはとっても楽しかった、そう言う。

巨大プールや、映画館、クラブもあれば、
クルージングスポット、サウナもあり、
毎日のようにパーティが
行われているのだそうだ。

もちろん、コーポートメントの部屋で
ゆっくりと本を読んでいる人もいれば、
恋人を探している人たちもいる。

Netflixで配信されている
ドイツのゲイ・クルーズ船を描いた
「ドリームボート」でも垣間見ることが出来る。

比較的、うちの店にいらっしゃる外国人は
日本に住んでいる人だけではなく、
過去、日本に来たことがある人が多いけれど、
ショーンさんカップルも含めて
日本が初めての人たちが多いようだ。

いずれにしても、この連休、
どれほどの外国人がいらっしゃるのか
楽しみでもある。

と同時に、先日紹介したイラストレーターの
JIROさんによる英語、中国語、韓国語版のタブレット版
メニューも(もちろん、日本語版も)完成。
お楽しみに。

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2019年04月14日

海外生活から覚えること

昨日、最初に来てくれたのが、
僕と同世代の二人の男性。
アカシさんはアメリカに40年住み、
22年付き合ったアメリカ人の彼氏が去年
82歳で亡くなり、見送ったようだ。

もう一人のヨシモトさんは、
世界各地を転々としている人で
あらゆる土地で色々な人と付き合い、
今はマレーシアのパートナーと7年目で
年の差はあるけれど、なかなか楽しい、
そう言っていた。

そのあと来てくれた30歳のキョウジ君は
ロンドンに10年、そのあと、現在
ローマで3年目というから、これまた凄い。
ロンドンから一緒に付き合っている
彼氏がいるため
ローマでのゲイ・ライフは詳しくないらしい。

でも、やっぱりバチカンがあるからなのか
非常に同性愛に対して厳しいし、
偏見もあるし、ところどころで
ヘイトやフォビアを目にする、そう言う。

バーも、探さなければ
わからないようになっている、
というのがとっても興味深い。

僕が最も反応したのが、
彼の10年来のパートナーが
コロンビア出身ということだった。

キョウジ君は何度もコロンビアに
行っているということ。

実は、次の旅行にコロンビアを考えたりして、
どうしても尋ねたいことが山ほどあった。

IMG_8850.jpeg

ここ数年、メキシコ、キューバ、ブラジル、
ペルーと南米を渡り歩き、
ブラジル同様、治安の悪さをあげられることも
多い、というコロンビアだけれど、
どうなのかと尋ねてみた。

キョウジ君いわく、「注意さえすれば大丈夫だし、
ボコタなど首都でさえ、
まだ他国のように大都市へと成長していなくて、
自然と都市の微妙な調和がとても面白いこと。
そして少し離れるとビジャ・デ・レイバという
恐竜の化石がたくさんある場所や、
世界遺産のカタルヘナは昼も夜も
美しいビーチなど。

ふうむ。聞いているだけで、ワクワクする。

海外に長く住んだ人たちの話は
本当に興味深い。

彼らが口々に言うのは、日本の便利さ、
丁寧さ、正確さ。
そして、同様に言うのは、そこまで
便利、丁寧、正確じゃなくても良いのではないか。
そこに隠れてしまうこともあるのではないか、
といこと。

結局、大阪、松江、東京の3都市にしか
住んだことがない僕は
追いかけるように、そういう場所に
ぶらりと行って、確認するしかなかったりする。

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2019年04月08日

外国から来て、人生初のゲイバー

昨夜、中国系カナダ人のゲイのトーマス君と、
ベルギーとフランスのハーフで、
バイセクシャルの女性クロエちゃんが
Google検索から辿って来てくれた。

そう。何故か新宿のゲイバーで
外国で検索をすると、うちの店は
かなり上に出てくるのだそうだ。

彼らは政治学と日本語を学ぶために
東京の大学に来ている学生で、
共にまだ二十歳という若さ。

トーマス君は、カナダにいる高校時代、
付き合った彼氏はいたけれど、
今はシングルでフリー。
クロエちゃんは、
まだ付き合ったこともなければ
性体験もないと言う。

クロエちゃんが子供の頃過ごしたベルギーでは
2003年に同性婚が成立したけれど、
その直前に賛成派と反対派が
街の中で乱闘を起こし、
ものすごく大きいニュースになったと言う。
あちらでは宗教とモラルによっての
反対派も多数いて、子供心に
とても怖かった思い出のようだ。

逆にトーマス君が育ったモントリオールは
同性婚に賛同する穏健派がかなり多く、
子供の頃から、ゲイだということで
悩んだことはない、そう言っていた。

彼らが耳にしたところによると、
日本では、ストレートの男性よりも
ゲイの男性のほうが同性婚反対している人が
多いらしいけれど、何故なのかと
聞かれて、ちょっと答えに困った。

僕は、たぶん3つほど考えられる、と答えた。

誰にもゲイであることを話していない人が
同性婚という話から、
自分に目が向けられてしまうという不安。

また、結婚制度などによって、
自由にセックスを楽しめないという不満。

何よりも、同性婚ということに
まったく興味を持てない、という人が
多いのかも知れない。

そんな話をしたら
「なるほど。とても日本人らしいかも」
と彼らはうなずいていた。

彼らは本国にいる頃、まだ
お酒を飲めなかった彼らにとって
人生初のゲイバー、ということで
とても喜んでくれたようで、
ちょっとホッとした。

image.png
(今後、時間がある限り、
下手ウマな絵で表現しようかと 笑
著作権の問題も出て来そうなので。。。)

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2019年03月18日

中国からの留学生

昨日、カフェとバーの切り替えの時間に
ふらりと来てくれたハンサムな中国人の青年。
値段を聞いて、今日はチャージが付く、と知り、
ちょっと考えさせてくださいと一出て行った。

でも20分も経たないうちに戻って来てくれて、
「お酒のことがわからないから、
弱いやつを一杯だけお願いします」と
少しカタコトだけど、しっかりとした
日本語で言った。

ウォン君は24歳で福建省の出身。
日本には交換留学生として半年前に来て、
それまで話せなかった日本語を
かなり話せるようだった。
とは言え、初めてのゲイバーということで最初は
とても緊張していた。

ちょうど前のスタッフのマサトが来ていて
趣味の話をすると、クラシック音楽が好きと言い、
マサトはすかさず、自分のチェロで
サン=サーンスの「白鳥」を弾く。
「とっても感動した」と言うウォン君。

そのうちにお客さんがどんどん来て
彼に声をかけてくれる。
ゲイの友だちなど一人もいない、
と言うウォン君はとても嬉しそうだ。

ウォン君は、父親に数年前にカミングアウト。
お父さんはすんなりと受け入れてくれたのだそうだ。
つい先日、テレビで中国のLGBTの現状を
見たばかりで、そのドキュメンタリーでは
やはり儒教ということもあって
反対する人たちの多さ、
そこでアウトする生きづらさを見たばかりだった。

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(これは、オン・デマンドでも観ることが
出来るようだ。観ていない人はどうぞ。)

そんな中国で、若いとは言え、
彼がアウトした、というのは
本当にすごいことのようだ。

そのあと、スタッフのマサヤが
彼や他のお客さんを伴って
2丁目を案内してくれ、
その後戻ってきたウォン君は
非常に感激をしていた。

数週間後に、あちらの大学に戻り、
大好きな日本にまた必ず戻ってくる。
その時はまっさきにうちの店に寄る、
と言ってくれたことが嬉しく感じた。

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2019年01月01日

明けまして、おめでとうございます

あけまして、おめでとうございます。
今年もこのブログは、よほどの事がない限り、
連日アップしようと思っております。
Bridge共々、2019年もよろしくお願いいたします。



昨夜、2018年の大晦日は、
恒例のようになっている紅白歌合戦を見ながら
始まった。

例年よりも見どころはたくさんあったように
思えたけれど、僕ら世代に圧巻だったのは
大ラスのサザン・オールスターズの締めに
ユーミン登場、二人で絡み合いながら
「勝手にシンドバッド」を歌ったところ。

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二人は僕よりも年上ではあるものの、
僕の世代にどれほど影響を及ぼしただろう。
かつては、まず紅白などには出ないだろうと
思われていた二人が、この番組の
ラストを飾る日がやってくるとは、
ある意味、感無量だった。
そして、ユーミン登場の際の
ティンパン・アレイ全員が
並んだ瞬間に、50代以上の人たちの
どれくらいの人が鳥肌がたったか。

他にも多くのアーティストが
素晴らしいステージを見せてくれた。
ちなみに、うちの店に来てくれている
マサカズカップルは抽選に当選、
現場で楽しんだようで最高だった、と
帰りに店に寄ってくれ、
嫉妬の嵐に揉まれていた(笑)

そんな紅白を共に楽しんだのが、
シンガポールからの愛すべきカップル、
ライオネル、ジョナサンだ。

この大晦日は、二人の14回目の
アニバーサリーということで、
彼ら自身でシャンパンを
来てくれたお客さんたちに
振るまってくれた。

日本が大好きで、年に6度ほど
来日し、そのたびに店に寄ってくれる。
特に今回は、湯沢にスキーに行きながら、
その帰りに毎日のように
うちの店に寄ってくれた。

彼らは、物凄く丁寧に、
一人、一人のお客さんに
「もし宜しければ」と言いながら
シャンパンを注いで回ってくれた。

それは、まったく偉そうでもなければ、
嫌味でもない。
非常にジェントルな乾杯だった。

そして、0時を過ぎてからは、
Bridge新春カラオケ・タイム。
みんなの歌声は朝まで続き、
楽しい幕開けとなった。

ともあれ、今年もみなさんにとって
良い年になりますように。

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2018年05月17日

中国からの訪問客

昨夜、一番に来てくれたのが
中国から来ているという学生の男女。
ゲイとバイセクシャルの女のコだった。

思えば、日本に来る観光客、
また留学している人たちの中で
圧倒的に中国の人たちは目立つけれど、
店には結構珍しい。

彼らは、日本の文化が大好き、
日本人の丁寧さが好き。
綺麗さが好き。

もちろん、アニメも漫画も
メイドカフェもアイドルも大好き。
出来ればずっとこっちで暮らしたい
そんな事を言う。

中国の人たちは、日本人と同じように
「人に迷惑をかけないように。
わがままにならないように。」という
教育を受けているのだけれど、
一旦、社会に出ると、どうしても
自分が、自分が、
という人が多くなってしまっている、
と二人は言う。

それは、国の中では心から自由に出来ない、
そういうことに対する反発のようなモノが
そうさせているのかも知れない、
二人はそう思うと言っていた。

片や、日本の人は親切で丁寧なのだが、
いつも思うのは、
何故、そこまで他人の目を気にし、
自分がやりたいことを抑えたり
我慢しているのだろうか、と
不思議だと言っていた。

人と同じように生きていかなければ、
という日本文化が、若い彼らだけに
とても気になる部分らしい。

こんな自由な国ののに、
何故そんなに我慢しているのか。
そんな風に、彼らの目には映るようだ。

わがままと我慢。
反発と忖度。
色々な事柄がまったく違う国同士、
国民同士がどうやって向き合っていけば
良いんだろうか。

彼らのつぶやきから、
色々な事をぼんやりと考えてしまった。

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2018年05月03日

ロシアのゲイ事情

数日前、来てくれたセイイチ君は、
仕事でロシアに移住して1年目。
同日に来ていたヨウヘイは中国に移住して
4年目。
そしてアルゼンチンに2年住んでいたという
カオルちゃんも含めて、この日の深夜は
海外移住組の話で盛り上がった。

その中で、とっても興味深かったのは
ロシア在住のセイイチ君の話。

思えば、僕がかの地を一度だけ踏んだのは
19歳の時に、兄がいるスウェーデンを
訪れる経由地となっていて、
当時のソビエト連邦の
モスクワに一泊だけした。

覚えているのは、
やたら広々とした空港は
ただ、ただ薄暗く、働く人々の顔も
鬱々としているように見えた。
もちろん、ビザもないので、
バスの窓外はカーテンで遮られ、
それこそ「鉄のカーテン」とは
よく言ったと思う。

セイイチ君によると
今、現在のロシアでも、
ほぼ英語が通じないというのは
よく聞く話だけれど、
それは日本程度で、
逆に言うと、日本人程度に英語が
話せる人もそこそこいると言う。

とは言え、出会い系の
SNSに顔を載せても
なかなか食いついて来ないらしい。

そこで、セイイチ君の
ガッチリしている身体をさらすと、
結構な頻度でメッセージが来る。

メッセージが来ても、
英語が出来る人は、
上に書いたように
それほど多くない。

また、食いついてきたと思えば、
「ペニスを見せてくれ」という人が
物凄く多いのだそうだ。

それほど、あそこの形や
大きさにこだわる民族かと
ビックリしたと言う。

仮に会うことになっても、
ロシアはゲイ差別が強いせいか、
かなり警戒して、自分のことを
話す人もそれほど多くないし、
まして、ゲイバーに行く人も少ない。

やっとそういう相手を見つけて、
一緒にゲイバーに行こうとしても、
当の本人が、場所がわからなくなるほど、
ひっそりとした場所で、
もちろん看板などもなく、
入る時も、ものすごく慎重にチェックを
されるのだそうだ。

しかし、中に入ると大勢のゲイが
普通にいて、非常に興味深い
ロシアなりのゲイシーンが
繰り広げられているようだ。

ジムなどに行くと、鼻血が出るほど
いい男や、肉体派もたくさんいるけれど、
誰がゲイで誰がストレートかは、
絶対にわかならい。

ただ、セイイチ君も1年を過ぎ、
何となく鼻が効いてきたのだそうだ。

全世界で10分の1ほどいる、と言われる
同性愛者だから、ロシアでも当然、
それくらいの人間はいるのだ、
ということだ。

これからロシアがどれくらい変わるか、
という問題はあるものの、
非常に興味深い国ではあることは間違いない。

僕もまた、改めて、
いつか、セイイチ君がいる間にでも
覗いてみたいなあ、そう思った。

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2018年04月29日

日本人と外国人

ゴールデンウィークに入り、
うちの店にもネットを見たり、
知り合いに聞いてくれたりして、
結構多くの外国人のお客さんが来てくれる。

昨日来てくれたマカオからのジョン君も
日本を大好きだと言っていて、
とにかく日本人のボーイフレンドを見つけたい
そういう思いで、いつも来日すると言う。

アジアのみならず、欧米からのお客さんも
多くの観光客は半分はお世辞でも、
日本ほど素敵な国はない、なんて言われると
当然のように有り難く、嬉しく感じるものだ。

ただ、そんな中で中国から移りすんで数ヶ月という
ウォン君は、まだそれほど日本語
を喋ることができないせいか、
何軒かの飲み屋や、レストラン、ショップなどで
「中国人?ごめんなさい、うちはダメ」と
言われることがあると言う。
噂には聞いたことはあったけれど、
まさかそのような場所があるとは
本当に驚いてしまう。

地方都市などに行くと、
入り口に大きく「中国人、お断り」と
張り紙をしてある食堂などもあったらしい。
「中国人、ということではなく、
迷惑行為をする人、お断り」と
してもらいたい、そうウォン君がそう言うのは当然。

そんな流れで、昨日、うちに入ってくれている
ラファエルと話していたら、
彼も役所などに手続きに行って、
日系移民だとわかった時点で、
態度を変えられることは、
一度や二度ではなかったのだと言う。

人生の三分の二も日本に住んでいて、
日本人の血が流れていて、
自分はこの国が大好きなのに、
何故、こんな扱いになるのだろう
という寂しい気持ちになるようだ。

それは、うちにいてくれたチャイニーズのレオンや、
台湾出身のスタッフのケンからも
耳にしたことがある。


韓国の文大統領と北朝鮮の金委員長が
会談をして、手を握り合ったニュースが
大きく話題になっている。
非核問題や、分断問題が100パーセント
解決する、ということはなかなかないとは思うけれど、
少なくとも表面的にでも
このパフォーマンスの意義は、
僕個人としては大きい前進だと思う。

あらゆる誤解や、感情論を解決するべく、
差別が少しでもなくなることを祈るばかりだ。

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2018年04月09日

8年ぶりの再会

昨夜の日曜日、
よく来てくれるお客さんのヒサシと、
アメリカ在住で帰国するたびに顔を覗かせてくれる
エイジ君に3人のお客さんが
プラスして来てくれた。

その中に、何か見覚えがある外国人が・・・。
なんとヒサシがずっと前に付き合っていた
タイ人のノイ君だった。
彼は僕が7年前、母とバンコクに訪れた時に
丸2日間、付き合ってくれて
街を案内してくれたのだ。

本当に親切で、車で多くの寺院を周り、
素敵なレストランや、夜の市場など
母を喜ばせてくれた。

色々な寺院に行くたびに
何度も手を合わせ、頭を床につけて
礼をしていた彼の姿は目に焼き付いている。

彼はその後、出家をしたということで
頭を丸めていたのが、一見、
わからなかった理由だった。


また、共に来たエイジ君は、
ヒサシとノイ君が会うよりも
さらに前の12年前に
3年ほど付き合っていたと言う。

そしてノイ君が日本に来る日付が
たまたまエイジ君の来日と重なり、
そこでヒサシとも初めて会った
ということだった。

なんとも不思議な縁だったが、
ノイ君と再会できたのは本当に嬉しかった。



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2018年04月01日

ゲイっぽいって?

ヨーロッパに長く行っていたマサノブが
先月帰国して、もともとガタイが良かったのが
さらに大きくなっていた。

とは言え、いつもボタンダウンのワイシャツに
前髪が少し伸びて、スラックスという出で立ち。

「誰かいい人いないですか」と言うから
いやいや、まったく問題なく、
モテるタイプだと思うよ、
僕がそう言うと
「ダメ。そういう人がいれば、
すぐに連れてきてほしい」などと言う。

少なくとも、ど短髪にして、
ヒゲを伸ばし、
ラガーシャツにハーパンとかにすると
驚くほどモテるようになるんじゃないか?と僕。

そう言っていると横にいた
ショウゴが「そうだよ。
そうすれば、絶対モテモテ」と言うが
「いや。そういうゲイっぽいというのが
最もダメ!そんな格好するのなら
モテなくてもいいよ」と言う。

それを聞いて、ゲイっぽい、
ノンケっぽいって
どういうことだろうかと思ったりもする。

ラガーシャツこそ少なくなったけれど、
ゲイに人気のブランドを着るストレートは
決して少なくないし、
髪を借り上げている人だって多い。
もちろん夏になるとハーパンだって履く。

もちろん、そういうノンケを指して
多くのゲイが「ゲイっぽいな」ということは
確かだけれど。

ただ、多くのゲイは、その手の「男らしさ」を
どこか強調する格好を好ましく思い、
良しとしている。
かたや、そう見えてしまうことを嫌う
マサノブみたいな人もいるのも確か。

それはそういう人に惹かれるから
自分もしたい、という場合もあれば、
単純に自分だけがそうしたい、という人もいる。
そして、その逆も然り。

ゲイっぽい、ということは
プラスかマイナスか、
その手の考え方、感じ方の違いが
とても面白いなあ、そんなふうに思った。

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新宿2丁目 Gay Bar Bridge(ブリッジ)
東京都新宿区新宿2丁目13の16
SENSHOビル 6 F
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posted by みつあき at 18:14| Comment(0) | 海外からの訪問 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月15日

日本人的心

昨夜、アイルランド出身で、
スウェーデンのストックホルムに住んでいると言う
ステランさんという人が初めての日本で、
初めてのゲイバーと言って来ていただいた。

彼にとって、日本は夢見た国であったようで、
それは成田に到着してから、
想像通りだと思ったそうだ。

あまりに美しいトイレ。
初めて経験したお尻の洗浄機。
大人しいけれど、親切で穏やかな人々。
渋谷や新宿に来ると、すごい大都会なのに
騒音も少ない。

「ああ、これが夢見ていた
日本人的心なんだなあ」そういうふうに
ステランさんは思ったのだそうだ。

そんなAmazingで、Coolな日本だが
ステランさんが不思議だと思うことが3つあった。


ひとつはあまりにも多くの人が無表情に見えたこと。
挨拶したり、お店に入ったりすると
笑顔があったり、英語を多く語らずとも
なんとか接してくれようとする人は多いけれど、
電車や街行く人の顔をずっと見ていると
笑っている人も、怒っている人も
悲しそうにしている人も少なく、
地下鉄では半分が寝ていて、半分がスマホ。
ストックホルムでは見ない光景。

そして、もうひとつは、もっと見ない光景だった。
多くの人がマスクをしていること。

これは海外では考えられないことで、
確かに、前にマイケル・ブーブレのライブに
行った時「この武道館のお客さんの多くの人が
マスクを付けて、僕のライブを見ていて、
みんなダース・ベイダーに見えて怖い」と
言っていたことを思い出した。
ステランさんもとても怖いと。

そして、最後のひとつは、ゴミ箱が極端に少ないこと。
これはどうしてなのか、と尋ねれ、
僕は、あの何十年も前の
オウムの事件からテロ対策として
多くのゴミ箱が撤去されてから
少なくなったのではないか、そう言った。

お客さんのヒサジいわく、
いや今さらテロ対策ではなくて、
そこに予算はかけられないからではないかとのこと。

ふうむ、そうなのかも知れない。

ステランさんは「それじゃ、ゴミはどうするの?
街はあまりにも綺麗だし」と言う。
みんな、自宅に持って帰っている、
そう言うと、それこそ"Amazing!"だと驚いていた。

僕も噛んだガムの包み紙や、ティッシュやらを
ズボンのポケットや、カバンの中に入れるが、
いくら綺麗に包んでも、すぐに捨てたい、
そう思ってしまうほう。
小さかろうが、ゴミが入っているということが
気になってしまう。

スタッフのタクヤや、お客さんのノリオ君は
しかし、特に臭いが出るモノなど
むしろ、街のゴミ箱に入れてしまうのが
申し訳なく思うくらいだと言う。

なるほど。
そういう精神がまさに日本人的心なのかもしれない。

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2017年10月30日

一夜から始まる

昨日の遅い時間に来てもらったのが、
数年ぶりという40代中盤のヨシイエさんと、
シドニーに長く住んでいるという50近いショウゴさん。

来ていただいた時は、
結構お客さんがいらっしゃっていて、
ほぼ話もできなかった。
ただ、結構、声も大きかったので、
ちらりちらりと聞こえたのが、
ちょっとしたエロトークや、
共通の友人だかの話での盛り上がり。

どれくらい長い友人なんだろうか、
そう思って、変えられる直前に聞いてみると
これが何と、昨日、他店でたまたま
横に座ったお客さん同士だったと。

共通の友人が偶然いることがわかったけれど、
それだけではなく、何だか話しているうちに
意気投合したとのこと。

年齢も7年くらいは違う、というこの二人、
あまりにも盛り上がって、年末には
シドニーを訪問する、というヨシイエさん。

もちろん、二人はお互いにタイプで
惹かれあっている、ということもまったくないようで、
この年代からの熱い友情、というのが
このように1日で結ばれるということもあるのだと
ゲイならでは、という光景を久しぶりに見せてもらった。

posted by みつあき at 02:10| Comment(0) | 海外からの訪問 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする