3年前、コロナ禍のブログで
もう40年以上も前に作られた
「阿修羅のごとく」について、書いた。
今月の9日からNetflixで始まった。
それも是枝裕和監督、宮澤りえ、尾野真千子、
それも是枝裕和監督、宮澤りえ、尾野真千子、
蒼井優、広瀬すずという豪華キャストだ。
ただ、向田邦子のオリジナル脚本を
どう改めて作り直すか、正直言って
NHK版(当時の演出はこれまた才人
和田勉)が良かっただけに、
どうなるか、僕はかなり疑心暗鬼だった。
今どきのテレビドラマのように
軽く、あまりにもわかり易く作られてないか、
もしくは、変におどろおどろしい
演出とかになっていないかなどなど
不安材料は山ほどあった。
不安材料は山ほどあった。
是枝監督の脚色は、ほぼ向田版に
忠実、と言えるほどそのままだ。
しかし、そこに見事なまでの躍動感に満ちた
キャストの演技が光り輝いている。
特にこの四姉妹の掛け合いは、
オリジナルを超える、
と思うほどのテンポの良さ。
台詞が重なる、口にモノが
入ったまま喋るなど、かなり
リアリティを追求した演出だ。
キャストでは、この四人が
素晴らしいだけではない。
尾野真千子の夫役、本木雅弘ことモックンが
かつての神々しいイケメンぶりを
しっかりと抑えて、常に受けの演技に
徹しているのが好感が持てる。
ちなみに、オリジナルの同役を演じた
緒方拳は、「男が情けなさすぎる脚本」という
理由で第一シーズンで役を降りた。
そう。まさに昭和の妻の尻に敷かれた
情けない夫を、本木は見事に
演じ切っているのだ。
オリジナル父親役の佐分利信の
科目で頑固な父親像はさすがだけれど、
今回、國村隼も今までにはなかった
老人役を嬉々として演じている気がする。
いずれにしても、こういう俳優たちが
昭和の家庭を中心に、見事な美術、セット、
そして今では想像できない黒電話や公衆電話を
使ったシーンの多さも見逃せない。
オリジナルを見ずに、今回に挑んでいる人は
U-NEXTもしくはNHKオンデマンドなどで
是非ともオリジナルも見て、楽しく比較してほしい。
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