2022年08月14日

東京都下で出会った友

昨夜、初めて来てくれたのが
都内から電車で約1時間のところに住む
友人同士のキョウヘイ君 31歳と、ススム君30歳。

二人はそれぞれあらゆる出会い系アプリを
やっているけれど、とにかく彼らが住むあたりは
なかなか出てくる人が少ないらしい。

そこで、彼らはストレートもやっている
アプリも登録していて、
相手や友人を探していたとのこと。

そのアプリで知り合った同世代の二人。
最初はずっとノンケだと思い、
食事をした帰りに「こういうアプリで
よく会うのですか?」という言葉から
お互いにゲイだとわかったとのこと。

キョウヘイ君はずっと地元に住んでいて、
都内にもほとんど出て来なかったようだ。
ススム君は地方都市から去年の10月に
今の地に移り住んで(職場がその辺りにあるらしく)
やはり都内にはほとんど出ていない。

ただ、ススム君は地方都市時代、
それなりに遊んでいたようで、
今もたまに自分の部屋に
人を呼ぶこともあるらしい。


そんな二人は歳も近いということがあって、
友人として週に何度か会い、
朝、仕事に行く前にジムで会う。

一度、キョウヘイ君のパーソナルトレーナーに
「どういう関係?」と聞かれて
「ジムで会ったジム友」と答えたようだ。

都下の街とは言え、地方都市と
それほど変わらないことを思うと、
都内に住む人たちとはやはり面倒さも
大きく違うのだなあ、そう思った。

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2022年05月25日

旧友たちとの再会

3日前の日曜日の夜。
懐かしい友人たちと3人で食事をした。


そのうちの一人、3歳年下のオオタとは
40年ほど前に、大阪梅田のプール付きの
クルージング・スポット!!、
「GYM」で出会った。
さすがにここを知っている人は
とっても少ないと思う。
今、思えば、お金がかかった場所だった。

そしてもう一人、5歳年下のフジイとは
35年ほど前に、新宿の武蔵野館ビルにあった
スポーツクラブ、エグザスで出会った。

この二人は店には1、2度来てくれたが、
共に食事をするのは、
もう四半世紀ぶりかも知れない。

あの頃は、3歳でも5歳でも、年齢差があると
もの凄く離れている気がしたけれど、
今や、まったく同世代。


オオタは関西から東京に移り住んで
それこそ、会うたびに男が変わっていた。
元々細身でジムなどに行って
身体を鍛えることを馬鹿にしていたのに、
ここ10年、ジム通いをして、
なんと20キロも体重が増えたらしい。
だからなのか、出会い系アプリで
1000人以上とは会ったと言う。
あの年齢で凄い!

フジイは、数年前に大病を患い、
2年間に3回ほどの入退院を繰り返していたらしい。
ただ、15年以上付き合っているパートナーに
支えられて、仕事を頑張っているらしい。

日々、生活をしていると、自分の年齢や、
古い記憶などまったく忘れて、ただ、ただ
若い頃とさほど変わらないと思いがちだ。
ただ、こうして旧友と言葉を交わすと、
やはり想像以上に年月が流れているのだ、
そこで自分が得たモノ、培ったモノは
なんだろうか。どれほどがあったのだろうか。

そんなことを帰りの地下鉄でぼんやりと考えてしまった。

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2021年12月29日

僕の舞踏会の手帖ならぬ、携帯アドレス帳から

コロナがずっと続き、少し時間があると、
ノートタイプの古いアドレス帳や、
携帯のアドレスを見ながら、
ああ、彼はどうしているんだろう、
彼女は元気かなと、
昔の友人や知り合いを、思い廻らしたりする。

あるお客さんは、毎年、年末になると
もう必要ない、と思う人の電話番号やLINEは
どんどん消していく、と言っていた。

僕は性格的に、どうしても
そういうことが出来ない、
と言うか、何故消すか、
ちょっとわからなかったりする。
まして知り合いをブロックする、
ということに関して、
僕の中にそういう発想がない。

もちろん、見ず知らずの人からの
おかしな連絡などは、返さないし、
ブロックしてしまうけれど。


ここのところ、何人か旧友が
訪ねて来てくれて、ふと
もう10年以上連絡が途絶えている
ヨウジに連絡をしてみた。

そもそもヨウジと知り合った当時は、
僕が30代前半で、彼は20代後半。
特に深い関係になったワケではないけれど、
キレやすいヨウジとは、
会うたびに喧嘩となった。

少し会わなくなってからは、
また再会した時にはパートナーが
出来ていて、一緒にスキーや
温泉に行ったのも、
もう17年も18年も前のことだ。

さすがにLINEなどなかったので、
携帯電話のショートメールを
送ってみたが、反応がなく、
昔のメールアドレスも使われていない、と
戻ってきた。

ここ何ヶ月か、亡くなったり、というような話も
このブログに書いたので、心配になり、
彼のパートナー宛にショートメールを出した。

結果的にそれがヨウジに伝わって、
大喜びで返事が来たと同時に、
ものすごく久しぶりに電話もかかってきた。


この10年、詳しくは聞かなかったけれど、
ヨウジにも色々あっったようだ。
パートナーとは、都内からは少し離れた場所に
共にマンションを購入し、
一緒に楽しく暮らしているらしかった。

なかなか都内に出てくることもないらしく、
それでも、年が開けたら、久しぶりに
ゆっくり食事でもしようと約束をした。

そうやって、連絡を取りながら、
古い映画の「舞踏会の手帖」みたいだなあ、
そんなことをふと思ったりする年末だ。


さあ、もう年末の営業に突入。
今日、29日までは通常営業ですが、
明日、30日は久しぶりのハルキが入り、
大晦日は去年と同じく、タクヤと
ハルキとの3人で営業となります。

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2021年12月25日

ちょっとしたサプライズプレゼント

昨夜は、よく来てくれるケンスケが
友人を連れて来てくれた。
顔を見るなり「俺、わかる?」と
言われた。

マスクもしていて、かなり大きな身体で
一瞬わからなかったけれど、
なんと35年以上前に知り合った
シンヤだった。

昔はどちらかと言うと細おもてで、
鋭い目つきと短髪だったのが、
穏やかで優しそうな目元に、
少し髪が伸びていたからか
パッと見た時には、わからなかった。

彼が店に来てくれたのは
オープン当初、一度きりで
(本人は2、3回は来ていると言っていたけれど)
それを思うと10年ぶりだと思う。

お互いに20代の頃、知り合い、
僕より4つ年下のシンヤは
当時、公務員で、その後、かなり努力をして
今の仕事に就いた。

昔から口が立つと言うか、照れ屋なのか
少しひねくれているのか、
僕からするとやんちゃ坊主だった。

お互いに若かったから、
付き合うか、どうか、というような
方向には行かなかったけれど、
結局、数年に一度、
連絡をとりあう程度の仲になった。

さすがに40も過ぎた頃、久しぶりに会うと
ケンスケは少し若い恋人とすっかり仲睦まじく
幸せな生活を送っていた。

一度店に来てくれた時に、
すごく混み合っていて、
ろくに話もできず、
シンヤはまさに彼らしく
「次に来る時は、この店に
お客が来なくなった時だな」
とシンヤらしい言葉を残した。

それから10年。
クリスマスイブにやって来てくれたのは
とても嬉しかった。

先日の20年ぶりのお客さんと言い、
ラグビーコーチのユウマとか、
店をやっていると、
こんな再会があるのだと有難い。

さあ、今日はクリスマスだ。

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2021年11月26日

関係を切られた理由

昨夜、ヤマオちゃんが来てくれて、
ここ1年半ほど親しくしていた友人と
突然、連絡が途絶えたと話していた。

いや、途絶えた、というのではなく、
正確に言うと、切られたのではないか、
ヤマオちゃんはそう言う。

二人は肉体関係はなく、友人は
10歳ほど年上。
2丁目で会ってから、仲良くしてもらい、
それかその彼の友人も含めて
食事をしたり、遊びに行ったりしていたと言う。

しかし、先週、食事をしよう、と
約束をしていたけれど、その前日に
「今回はやめにしよう。」とLINEがあり、
その後、何度LINEを送っても
既読にならない。

電話をしても出ない。

それが決定的だと思ったのは、繋がっていた
Facebookの友だちリストから消えており、
こちらから見ようとしても
見られなくなっていた。
どうやら、ブロックされたらしい。

どう考えても、何故、その友人が
腹をたてたのか、わからない。

彼の友人と会った時に、
何かヤマオちゃんがおかしな事を
言ってしまったのか。

無神経だと言われることも多いらしいけれど、
繋がった彼の友人たちに聞いてもわからないと言う。

かなりいつも能天気でポジティブな
ヤマオちゃんのそういう落ち込んだ顔を
見たのは初めてだった。


そんな話を聞いて僕自身、そのような経験がある。
近しい友人や、親しくしたお客さんが
突然連絡が途絶えてしまい、
その後、何度か連絡をしても
反応がなかったりすることがあった。

おそらく、自分自身の問題だと
色々考えを巡らせても、きちんとした
理由がわからなかったりする。

理由さえわかれば、謝ることも出来るし、
反省も出来るのだが。。。

ただ、その相手にしてみれば、許しを請う
ワけではなく、おそらく縁を切りたいのだろう。

ヤマオちゃんが少し行き場のない気持ちに
なるのを、よく理解しながら、
自分の言動や癖というモノを
改めて問い続けていくことに意味があるのかも知れない
そう考えさせられた。

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2021年11月12日

三人三様

昨日、初めて来てくれた3人、
25歳の舞台演出希望者のトキ君、
30歳アメリカ人のスティーヴン君、
32歳大学院生のキョウジ君は
それぞれ非常に面白い生活を
送っていた。

そもそも、日本人の二人は
共に、過去スティーヴン君と
それぞれ付き合ったことがあるようで
昨日が初対面だったそうだ。

今月、スティーヴン君が急遽アメリカに
帰国することになったので、
お別れと、どうせなら知り合えば
という顔合わせだったらしい。


地方都市に住むトキ君の両親は、
サーフィンが趣味という
かなり自由度が高い人々。
ただ、ある部分は非常に保守的で
自分がゲイだとわかったら
大変なことになるだろうと想像できるようだ。

彼はそんな両親から逃れるように、
東京では舞台芸術に魅せられている
日々を送っているようだ。
この若さで、古い舞台、映画のことなど
よく知っていて驚いた。


またキョウジ君も、もうひとつ
家族とはうまく行っていない。
10年ほど前にカミングアウトしたのだが、
「お前は頭がおかしい。気持ち悪い」と
責められ続けて、今は
音信不通になっていると言う。

親からの援助は受けられないため、
数年仕事をして金を貯め、
今は好きな勉強を博士課程で
しっかりとしていると言う。


スティーヴンは、彼ら二人を含めて
何人かの日本人と付き合った。
当然ながら、それぞれに夢があり、
仕事の都合もあり、
自分がアメリカに帰ると、
その関係が続かない、そう思った。
そんな理由もあり、一旦アメリカに戻り、
出来るものならば、あちらで新たな恋人を探そうと。
さすがに彼は家族にはカミングアウトしており、
そこは問題はないらしい。

それぞれの事情は、店に来てくれる
色々な人と同じだ。
これからの生き方に
疑問を持ちながら、
少しでも希望が持てるように
前に進んでいければいいのだけれど。

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2021年10月14日

友達の定義

1年ぶりに来てくれたコウタ40歳は
色々理由があって、
仕事を長く休んでいたようだ。

コウタは結構、顔が広いほうで
よく人の写真を見て、彼も知っている、
という発言が多く、友人は多いんだなと思っていた。

しかし、実はコウタ自身は
二十歳くらいで知り合ったゲイの友人、
その一人だけだと思っていたと言う。
あとは知り合いなのか、顔見知りなのか、
ただ、LINEを交換しただけなのか、
それとも関係を持っただけの相手なのか、
とにかく友人には当てはまらないと思うようだ。

確かに、ゲイの友人関係の線引きは難しい。

二人だけで食事に行ったことがある、
というのが友人になるかと言うとそうでもない。

大切な話をキャッチボールした、と言うと
それはちょっと距離は縮むだろうけれど、
それで友人というカテゴリーに入るのか。

まあ、そんな友人論は置いておいて、
そんなコウタが一人だけ、と思っていた彼が
ここ数年、非常に変化したのだと言う。

それは彼が変わったということだけではなく、
コウタとその友人が就職し、
年収も変わり、あらゆる価値観に
大きな変化をもたらしたのだと言う。

かつてのコウタは彼に何を求めていたのだろう。
価値観の共有だったのか。
それとも友人であるという安心感だったのか。

友人と呼べる人が一人もいなくなったと思う、今、
改めて自分にとって、大切な友とは何か、
改めてそういう岐路に立っている気がするのだそうだ。

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2021年07月01日

友たちとの語らい

熱海にパートナーと引っ越して半年、
そんな友人のタダシから数日前、
「今度の水曜日って、店、早く開けてる?」と
連絡があった。

東京で用事があるので、
良かったら寄りたいということだった。

共通の友人で女子のアケミが一昨日、バースデイで
彼女にもそれを伝えたら来る、ということ。


結局タダシとそのパートナー、アケミが
店の準備をしている4時半には来てくれて、
久しぶりに楽しい語らいが始まった。

タダシたちの生活は、以前ここにも書いたけれど、
映画好きな彼が映画館がないのが残念だけれど、
海と犬と車でのんびりしているということだった。

また、アケミは、タップダンスや歌を習い、
今さら、女優業を目指すの?と
からかわれながら、
相変わらず、マイペースでやりたいことを
どんどんやる!と決めていたのが彼女らしかった。

また、彼女は最近突然、
俳優の真田広之に、すっかりハマったらしく、
普通はアート系映画が好きなはずなのに
「モータルコンバット」など
劇場で何度も観たい!とのたまい、
また彼の観ていない過去作をどんどん配信や
レンタルビデオで追いかけているとのこと。

それにしても、真田広之は、ほぼ僕とそれほど
変わらない年齢だし、僕が大好きで真田氏と同じ
JAC(ジャパン・アクション・クラブ)出身の
伊原剛志も、その3つ下だ。

そういう彼らを見ると、いやいや
まだ頑張らねば、と思うばかり。
ってか、一流の俳優と自分を比べてどないすんねんって
言われそうですが。

さあ、今日から7月。
梅雨から夏へと気持ちが良い季節になればいいのだけれど。

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2021年05月26日

新たなビストロでの語らい

昨日は久しぶりに古い友人のトモヨリと二人で、
それこそ古い友人のタナベちゃんが
先月オープンした
四ツ谷のレストランに食事に行った。

トモヨリとタナベちゃんは、僕よりも
ひと回り下で、それこそ二人とも20代前半、
僕が30歳を超えた頃に知り合い、
よく一緒に飲んだ。

タナベちゃんは、それこそ2丁目で
バードランドという店を営業し、
ちょうど僕がBridgeを
オープンする直前にクローズ。

銀座の大手のレストランに引き抜かれ、
その後、新宿御苑にあった
マエストロベーカリーに勤めていた。

しかし、去年、このコロナの影響で閉店。
結局、タナベちゃんは、同じベーカリーで
料理長をされていた人と二人で
「ビストロ モンブレ」をオープンした。

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店は小さいながらも、12人ほどはゆったりと
座れる素敵なお店で、地下にありながらも
換気も良く、落ち着いており、
フレンチをメインにした料理は
どれもとっても美味しかった。


トモヨリとは、映画の趣味がものすごく合い、
いまだに3日に空けずと、
新しい映画、古い映画の
情報交換をしている。
7割がた、彼が良いと言うモノは
僕も好きだったりするので
とても参考になるのだ。

だから、それほど久しぶり感は
なかったものの、こうして向き合って
食事が出来ることは大切だなあと
つくづく思った。

ちょっと早めに会うことが出来、
会話は映画からお互いの近況、
友人、果ては政治の話までも
あっという間に4時間近くが過ぎた。

このような状態で
店をオープンしたタナベちゃんには
心から拍手を送りたい。
ごちそうさまでした。

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2021年05月20日

友との再会

昨日、大阪からストレートの友人が
出張で上京し、仕事が早めに終わったとのことで
久しぶりにゆっくりと話すことが出来た。

彼は、もう20年以上前に、僕が好きな
ロックアーティストのファンということで
他の何人かと一緒に、ネットで
知り合った仲間の一人だ。
ただ、彼とは郷里も近い、ということもあり、
音楽の話だけではなく、当時はよく
電話でも話をした。

うちの店にも数回来たことがあるけれど、
こうして、じっくりと話すのは
何年ぶりだろう。


7歳年下の彼は、20代後半で結婚をし、
二人の子供がいることや、
浮気というか、ちょっと本気になって
大変なことをしてしまった、
という結構シビアな話も聞いた。
僕もちょうどガンの手術をしたばかりで
そんな話の流れから、当時、
カミングアウトをした。

電話でその話をした時に、彼が
「そんなに大切な話をしてくれて、
ありがとう」と
声を詰まらせていたのが、
もう20年も前か、と懐かしく思う。

大阪に帰省した際には、
まだ健在だったうちの両親と共に飲んだり、
また彼の家に遊びに行ったこともあり、
その流れで、彼の奥さん、子供たちを連れて
東京の僕のうちに泊まりに来たこともあった。

まだ小学校に上がったばかりの彼の長男と
幼稚園くらいだった次男は可愛く、
うちで大騒ぎをし、腹をかかえて笑った。

その時に、友人が子供たちに
僕と僕の彼を指し「このおじちゃんたちは
僕とお母さんと同じ夫婦みたいなモノなんだよ」
としっかり話をしてくれたのには驚いた。

下のコが不思議そうな顔をして
「じゃ、どっちがおっちゃんで
どっちがおばちゃん?」と聞き、
僕たちは笑いながら、「どっちも
おじちゃんおばちゃんなんだよ」と答えた。

答えながらも、これくらいの歳の子供でさえ、
同性同士でも、そこに男役、女役、
というモノが生まれる、と
考えてしまうのだなあと理解した。

昨日は、そんな懐かしい話をしながら、
その息子たちはもう20代後半に入り、
うちのスタッフと変わらない年齢なのだと
とても不思議な気持ちになった。

時は確実に流れている。
そして僕らは、さほど変わらずに
特に隠し立てすることもなく、
多く語ることが出来るのは有難い、
そんなふうに思った。

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2020年10月11日

ゲイの友情

台風がそれほど酷くはなかった昨日の
土曜日だったけれど、部屋から出ない人も
多いせいか、比較的静かな土曜日だった。

とは言っても、9時を過ぎた頃に
ドタドタ、ガヤガヤと入って来てくれたのが
旧スタッフのショウと彼をとりまく
3人の友人たち。
明けた本日、ショウのバースデイだと
いうことで、お祝いでみんなで食事に
行っていたらしい。

そこに旧スタッフも何人か居合わせて、
静かな店が急に賑やかになった。

うちの店を手伝っていた頃は、
まだ20代半ばだったショウも
もう30を超えた。

早いなあ、そう思いながらも
僕のこれくらいの時代の頃を
思い出した。


僕もバーで知り合った同世代の友人たちと
ワイワイと何軒か回りながら、
くだらない話で確かに盛り上がったりしていた。

あの頃、仲良くしていた何人かは
今でも連絡は取り合うけれど、
店に来てくれるのはひと握りで、
中にはどこで何をしているか、
わからなかったりする人も多い。

何か理由があって、
会わなくなってしまった
ワケでもなく、敢えて言えば、
そのうちの誰かに相手が出来て、
なんとなく距離が出来てしまう、
というパターンが多かったような気もする。

いずれにしても、小、中学校も含めた
学生時代の同級生とは
一生付き合ったりする友達はいるけれど、
意外にゲイの友情は、
そこまで長く続かなかったりすることも多い。

それほどみんながオープンでもなかったし、
時代ということもあったのかも知れないとすると、
これからのみんなは、出来るだけ長く
太い絆で結ばれていけばいいなあ、
彼らを見ながら、そんなことを思った一夜だった。

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2020年08月12日

映画から思い出した中国の友人のこと

昨今、アメリカとの確執や、香港問題で
注目されている中国。

だからと言うワケじゃないけれど、
昨日、暑い中、8時間半という長さの
「死霊魂」という中国人監督ワン・ビンが
撮った映画を少し早起きして観に行った。

タイトルだけ聞くと、ホラーかと
思う人も多いだろうけれど、
(それほど長時間のホラーとか怖すぎ。笑)

1950年代後半に、中国共産党から
「自由な発言を歓迎」という「百家争鳴」という
キャンペーンがあった。
国や社会の少し気になることを
言っただけで、「右派」と呼ばれ、
収容所に送られた55万人。
この映画は、その収容所から
生存できた10%ほどの人の証言を
集め、また現地が今で亡くなった多くの
人骨などを追ったドキュメンタリー映画。
本当に凄い映画。

国家とは、思想とは、死生観とは、
そして尊厳とはなんだろうか。
そんなことを深く考えさせられた
本当に素晴らしい実録だったけれど、
この映画を観ながら、僕は
もう何十年も前に出会い、今は
オーストラリアで暮らしている
一人の中国人の友人のことを思い出した。


僕とほぼ同い年のチョウは、
中国上海からそれほど遠くない都市で
それなりの裕福な家庭で生まれ育った。
彼が多感な時期を過ごした少年時代から
始まった文化大革命。

この文革の中、彼のお父さんが
ロシア語を勉強していたことが理由で、
彼は中学、高校時代、田舎の村に送られた。

いわゆる、エリート層を農家に入れて
行われた「再教育」だ。

当時の中国でも、かなり良い暮らしをしていた
彼がいきなり牛小屋で寝ることになり、
目が覚めたら真横に牛の顔があったのが
ものすごい恐怖だったと言っていた。

彼はその数年の間で、完璧に毛沢東思想を受け、
共産党員となり、配属されたのが
上海のテレビ局だった。

ルックスも良く、身体もしっかりしているチョウは
そこで最初、俳優をやったそうだ。
毛沢東が死去して、文革が終わった彼が
二十歳を越えた頃、ニュースキャスターへと転身。
彼は多くの人に知られた顔になっていたらしい。

しかし、彼はその局に入ったおかげで、
西側諸国のあまりにも自由な生活、雰囲気を知り、
単身で日本に亡命することにした。

まだ少数の中国人しか来日出来なかった
80年代初頭、上海空港から飛行機が出た瞬間、
彼は泣きに泣いたらしいけれど、
それは故郷を離れる辛さではなく、
共産主義との別れという歓喜の涙だったと言う。

まだ2丁目に出たばかりの僕が
チョウと出会ったのは、当時、
昼間は八百屋を手伝っている彼が
夜、バイトをしていたゲイバーだった。

彼の運命は、このあとまた大きく動いていくのだが、
長くなりそうなので、この続きはまた明日。


今日から土曜日までは、15時オープン、
22時までです。お盆営業で、お待ちしております。

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2020年05月13日

政治理念と友情

高校時代に同じクラブ、同じ寮から
その後、同じ下宿屋で生活を共にし、
加えて僕と同じ関西出身だった
一人の友人がいた。

彼は大学を卒業し、教師の道を選び、
僕は映像の世界へ入った。

それから何十年か経ち、
僕が店をオープンして数年経過した
今から4年ほど前に
久しぶりに電話で話をした。

彼は長い間、アルコール中毒と
鬱病に苦しみ、やっと立ち直った、
そう、言っていた。
加えて、僕と同様、胃癌手術もしていた。

彼の色々な話を聞きながら、僕も
自分が同性愛者であることをカミングアウトし、
ゲイバーをやっていることも伝えた。
少しばかり長い電話の中で、
お互いに色々大変だったんだなあ、
そう笑い合った。

彼が、僕がゲイであることを
すんなりと受け入れてくれたことは
とても嬉しかった。


それからまもなく、他の何人かの同級生と同様、
彼はSNSをはじめた。
そこで、お互いの生活を垣間見ることも
出来るようになった。


しかし、ここ数年、彼はSNS上で
激しく政治的なアピールをするようになった。

彼の政治理念や、思想に対しては
昔からわかっていた。

政治観に関しては、人それぞれであり、
どんな理念を持っていても、
僕はそれで、人を判断しないようにしている。

ストレートやゲイがいるように、
考え方は人それぞれだし、
その人の良し悪しや、僕の好き嫌いは
政治的観点とはまた違ったりする。


しかし、彼の文章はどんどん過激になり、
政治家だけではなく、
それに追従する個人に対しても
とても口汚く攻撃をするようになった。

なんとも言えない気持ちになり、
僕は彼に久しぶりにメールを送った。

彼が何を伝えたいか、という気持ちは
それは、それで理解できる。
しかしながら、子供じみた誹謗中傷や
便所の落書きのような書きなぐり、
決して冷静ではないその文章は
少し考えたほうが良いのではないか。

もっと正面から、自分の信念を
紳士的にしっかりと訴えれば
良いことなのではないか、と。

ゲイである僕のことを受け入れ、
文学を愛し、教壇に立ち、増して
アルコール依存や鬱とも戦った彼が
何故、ここまで暴言を吐きつけなければ
いけないのか、僕にとっては不思議だったのだ。

彼からは僕のメールに対して
「過激になっていることは承知している。
今まで避けていたこともあって、残りの人生、
思いのままに吐露しようとしている。
こちらからは切るのもおかしいので、
切ってもらって構わない」
と、ある程度想像した通りの返事が来た。

思想や哲学の違い、それに対する違和感を
彼への思いや友情という気持ちで
受け入れたり、乗り越えていけるのだろうか。

このコロナという時代は
自分に色々な問いかけを投げかけてくる。

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2020年04月29日

電話で話すこと

長い間、うちにいると、いくら
やる事をしっかりと決めて、
それであっという間に時間が過ぎても、
結局はルーティンワークのようなモノに
なってしまう。

こんな時期だからこそなのか、
親しい友人から電話がかかってくると
ついつい長電話をしてしまったりする。

そんな中で、ほとんどプライベートで
会わなくなってしまった
旧友二人と久しぶりに会話をした。
数年会っていないと、
それぞれに驚くようなことがあることがわかった。

一人は知らないうちに、癌で入院し、
昨年、無事に退院していたこと。

もう一人は家業を継いでいたのだけれど、
今年になって畳むことにした、ということ。

昔はそれぞれと、2丁目に出て、
よく飲んだりしたのだが、
ちょっと連絡を取らなくなって数年の間に
そんな事が起こっていたのだ。

今回、そういう友人たちとやり取りをした中で、
日本に住むアメリカ人のロジャーから
電話があった時にとても不思議に思ったこと。
それは彼がかけてくる時は、
常にビデオ通話だということ。

思えば、多くのアメリカ映画を見ると、
大勢がビデオで顔を見合わせながら話していたりする。

まず、日本ではしないし、
僕自身もとても気恥ずかしかったりする。

みんな、自分がどういう格好で
(女性なら化粧しているとかしていないとか)
またどういう場所にいるか、ということを
知られたくないものだったりする。

外国人は、それほど気にしないのか。
それとも顔を見ながら話さないと気がすまないのか。
ちょっと不思議な気がした。

ともあれ、メールやLINEでは伝わらない
細かい事情やニュアンスが伝わる電話が
改めて大事であると思った。

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2020年03月08日

友人のブログ引っ越しの件

先週の土曜日は、店始まって以来の
静かな週末となってしまったので
昨日はどうだろうと不安だった。

でも、10時過ぎには満席で
うしろのベンチシートもいっぱいで
少しだけ安心した。

そんな中、昨日から始まった
映画「ジュディ」(これはまた時間があれば、
このブログで紹介する予定)を
観終わった友人のタダシが、
彼氏のカツ君を伴って
いつものように寄ってくれた。

このブログでは何度も書いているけれど、
タダシは、店をオープンする
ずっと前から顔見知りで
開店仕立てからは、
ものすごく親しくなった
とても大切な友人だ。

彼は7年ほど前から、
うちのリンクにあるように
「外苑前日記」という素敵なブログを
書いており、僕も数週間に一度、
まとめ読みをさせてもらう。

そこには、カツ君とのさりげない日常や、
僕とも共通する映画の紹介、
はたまた彼が人生の中で最も
大切にしている食生活などが綴られている。

そして何よりも数年前から
同性婚訴訟の原告として
カツ君と二人で国と闘っている様が
つぶさに書かれている。

ブログを読むと、彼の人と成りが
手に取るようによくわかり、
改めてリスペクト出来、
友人で良かったなあ、そうつくづく思う。

そんなタダシから、運営元が変わって
新しいところに引っ越しをした、と聞いた。

店に来て彼をよく知っている人も、
そしてこのブログの読者にも
また読んでもらいたいので
とりあえず、以下から入ってもらえれば、そう思う。

http://jingumae.nikita.jp/

ちなみにうちのホームページのリンクも
近日中には変わる予定。

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2019年11月22日

友達の境界線

昨夜、来てくれたアキヒコが
「少し前に、ツイッターに友人が
『知り合いがこんな事を言っていた。』と
書いていたんだけど、それが
自分のことだったんですよ。」と言った。

アキヒコが言っていることを
何かねじ曲げて書いたのか、と思いきや、
そうではなく、自分を「友人」として
ではなく、「知り合い」と
書いていたことに、ちょっと残念な
思いをした、ということだった。

その彼とは共に二人で旅行したり、
長年しっかりと付き合っていた親友なのに
「知り合い」と書かれていたことに
少しだけ傷ついたのだそうだ。

書いたほうも、
さほど大した気持ちじゃないことも
よくわかっているし、それで腹をたてたり、
憤ったりするほど若くはないけれど、
なんとなく寂しかったと言う。

これを聞いて、考え過ぎ、
デリケート過ぎ、という人も多いと思うだろう。
ただ、この話を聞いて、
昨今、「友人」の境界線が
曖昧になっているなあ、そう思った。

思えば、インターネットが出来てからなのか、
親友、友人、知り合い、というのが
どこから、どこまでなのか。

特に最近の若い人たちは
「親友」というような
言葉が気恥ずかしい、
という思いもあるだろうし、
そこまで友情を深めるということを
しないのかもしれない。

僕のように、バーなど経営していると
さらに複雑だ。
バーを開いて来てくれている
お客さんとの間で、友情は生まれるか。

思えば、僕が若い頃、年上のマスターを
友達だと思うのは、おこがましいと思っていた。
そう思うと、マスターはマスターなのかも
知れない。

まあ、カテゴリーなどどうでも良いと
言えば、良いのだけれど(笑)

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2019年11月18日

1年ぶりの会食

昨日は休みだったので、ほぼ1年ぶりに
親しい友人、タダシとカオリと
ちょっと早い忘年会をした。

去年のこともこのブログに書いたけれど、
1年経ち、40代中盤になるカオリは
あれからどんどん自分の力を蓄え、
また新たな決断をしたようだった。

バーを経営して7年。
去年から寿司を習いに行っていた彼女は
そこで知り合った若い実業家や、
何人かとタッグを組み、
来年早々、アメリカ、シアトルに
移り住み、寿司を教えると言う。

将来、住むと言っていたオランダは
とりあえず、ペンディングだけれど、
もちろん、その夢も実現したい、と言う。

またカオリがすごいのは、ここ3ヶ月ほど、
英語を習いに行っていて、その高額なのはともかく、
1日3時間ほどしなければならない予習、宿題があり、
それが非常に大変だということ。

彼女は仕事、そして習い事、打ち合わせ、
そして渡航準備の合間に、その3時間を
作っていくのだと言う。

僕もよく「時間に追われているように、
生き急いでいる」とか言われるけれど、
カオリの時間の作り方は半端じゃない。

タダシは、タダシで、ここにも何度か書いた
同性婚の原告として走り回った1年だったようだ。
とても時間も取られるし、精神的にも
大変だったようだが、充実していたと言う。

いずれにしても、二人とも自分の目標に向かって
着実に歩いているのが、頼もしかった。
それぞれ、世代が少しずつ違うけれど、
くだらない話で爆笑しながらも、
ポジティブなエネルギーを見習い、
刺激を受ける関係というのが良いなあと想う。

これから、こうして3人で会う、というのが
今度はいつになるか、わからない寂しさを
少し感じながらも、また、前に一緒だった
ニューヨークででも、会えればいいね、と
笑顔で別れた。

まだ暖かさが残る11月の日曜日の夜、
楽しく充実した1日だった。

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2019年09月28日

二人だけの同窓会

昨日から今日にかけての0時くらいに、
突然僕の携帯のLINEに
「行ってもいい?」と
高校時代の同級生
タマガワから連絡があった。

「もちろんだよ」と答えながらも、
ちょっとドギマギした。
島根県松江にあった高校の中で
東京に住む数少ない同級生だが、
一度同窓会的なモノがあった
17年ほど前に会った以来だ。

彼がどうして、僕が店をやっていることを
知っているのか、そしてゲイだということは
きちんと理解しているのか。

2丁目は初めてで、迷いながら来た、
というタマガワは僕と同様、
すっかりおっさんにはなっていたものの、
Foo FightersのTシャツなんかを来て
まあ、若作りしていた。

0時は過ぎて満員の店内。
お客さんに手伝ってもらいながらも、
二人でゆっくりと昔話や、今の話に
花が咲く。

寮生活をしていた僕と、
松江市内から学校に通っているタマガワとは
環境がとても違っていた。

圧倒的に寮生が多い中、
アウェイだったタマガワだったが、
当時、僕が知らないジャズ喫茶や、
フォークのライブハウスに
連れて行ってくれたりした。

インターネットや携帯はもちろん、
ビデオもヘッドフォンステレオも
便利なモノはほとんどなかった時代。

友人たちとの連絡方法は、公衆電話か
会った時だけ。あとは手紙(笑)。
本とレコードと雑音がたくさん入るラジオ、
そして高視聴率を争っていたテレビ、
という時代だ。

便利ではない分、楽しかったけれど、
数十年の時間を乗り越えさせてくれたのは
ネットやスマホだから、本当に有難い。

何よりも、自分がゲイであることも
まだまだ受け入れられずに、
増してカミングアウトなんて、
想像もしていなかった時代だ。

映画館がひとつしかない町。
そこから東京に出るのが、
どれだけ楽しみだったか。

大学になって、ほぼ会わなくなったけれど、
その間、僕やタマガワは、他の同級生とは
ちょっと違って、東京の多くの映画館や
ライブハウスに通っていたということ、
まさに同じような学生生活を
送っていたことは昨夜わかった。

「俺は昔からまったく
ゲイの人たちに偏見もなかった。
だから、ネットでお前を観た時に
そうなんだ、と思っただけで
むしろ早く会いたい、そう思った。」
タマガワはそう言った。

僕が店を持ったことで、
ゲイのお客さんだけではなく、
こうして、学生時代の友人や
前の仕事仲間と再会できることが出来る。
そんな幸福を改めて噛みしめられた一夜だった。

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2019年08月09日

旧友との再会

昨日、店に入る前に、
いつものようにジムに寄り、
帰りにロッカーで着替えていると、
古い友人のセイジとばったり会った。

セイジとは5歳違い(彼のほうが少し若い)で
もう30年以上前にジムで知り合い、
5年間ほど、ほぼ毎日ジムの帰りに
食事に行ったりしたものだ。
まだ、ネットも携帯電話も
なかった時代だ。

当時、僕が付き合っていた相手と
彼の付き合っていた相手と一緒に
バリ島に行ったこともあったし、
その後、ニューヨークで
待ち合わせをしたこともあった。

お互いに仕事が忙しくなり、
特に何があったというワケでもなく、
会わなくなって気がつけば
すごい時間が経っていた。
ゲイの友人との間では
よくある話だ。


僕の店をオープンすることは連絡をし、
最初の年に何度か来てくれることは
あったけれど、もともとあまりお酒を
飲むこともない彼だったので、
それから10年近く会っていなかった。

数年前に風の便りで、
そんなセイジが体調を壊していた、
ということを聞いた。
驚いて、すぐにメールをすると、
「なんとか大丈夫です」という
返事をもらった。

そんなワケで、昨日、顔を合わせたのは
本当に久しぶりだった。
彼の病気は、膀胱ガンだったこと、
手術でなんとか治ったことを聞いたけれど、
とりあえず元気そうでホッとした。

あとは、互いに知っている
知り合いの近況を語り合った。
ほんの10分ほどの立ち話だったけれど、
会えてとても嬉しかった。
近いうちに一度ゆっくり食事でもしよう、
そう言って別れた。

それにしても、あの時期、
本当に毎日のように一緒にいたことが
嘘のような気もする。
ずいぶん距離が出来た気持ちもあれば、
とっても懐かしい気持ちもある。
そして、こういう再会こそが
やっぱり意味があるのだなあ、
そんなふうに確信した夏の1日だった。

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2019年07月24日

友人の自宅復帰

僕にはもう30年以上になる
サチオという友人がいる。

彼はその昔、バーで知り合った彼は
僕よりも7歳ほど年下だったが、
頭のてっぺんから出す高音の喋りと
オペラやクラシックや
ミュージカル好きなところが
気に入って、仲良くなった。

知り合って何年かが経ち、
一緒にニューヨークに行き、
ミュージカル三昧したこともあった。

彼はその後、東京から大阪、
そして実家がある広島へ帰り、
そこで仕事に就いていた。

大阪へ行っても、広島に帰っても、
月に数度は、メールのやり取りをし、
近況報告や、最近の舞台事情などを
こと細かに連絡し合っていた。

しかし、今年の1月。
いつもなら、すぐに返信が来るメールが途絶え、
2月になって、もう一度連絡しても返信がなく、
非常に心配をしていた。

何度か電話をしても、
出なかったのだけれど、
3月のある日、お母さんが電話に出られた。

1月の10日過ぎに会社で倒れ、
入院中である、今は意識もある、
ということを知ったけれど、
その時はそれ以上、
聞くことが出来なかった。

意識があるのに、何故メールを打てないのか、
心配は募るばかりだったが、
少なくとも健在であることは
本当に嬉しかった。

5月になり、彼と彼のご家族宛に手紙を書いたら
彼自身から返事がきた。
その手紙には「今、病院でリハビリ中です。
元気になれれば、と思います。」
非常に短いけれど、
しっかりとした字が書かれていた。

それから2ヶ月。
つい一昨日、共通の友人がまったく知らずに
久しぶりに電話をしたら、
「つい最近、退院した」とのこと。
でも、それしか話せなかったと言う。

あまりこちらから連絡をしても、
そう思いながら、また手紙でも書こうと
思っていた矢先に、
サチオのお母様から
今日、電話がかかってきた。

彼は脳出血で会社で倒れ、
その周りに誰もいなかったため、
病院に搬送されるのが遅くなってしまったそうだった。

結果的にひと月ほど、まったく
意識が戻らない状態だったが、
その後、彼の頑張りもあり、
少しずつ意識を取り戻したと言う。
しかし、半身が付随で、
脳の状態も前とは違うけれど、
とりあず、今月の18日に
退院することが出来たようだった。

サチオが変わりたいと言ってくれたので、
二人で話をした。
「俺のこと、わかる?」
そう尋ねると、「もちろん」とサチオは答えた。

「あまり元気じゃないけれど、退院が出来た。
でも、頭が小学生くらいしか働かない。
僕ってついていないんだ。」
そう言った。

「古い記憶がまだらのようなんだ。
今週にもメガネ屋でメガネが出来るので
それが出来たら、メールも読めると思う。」

ひと言、ひと言がとってもたどたどしかったし、
あれだけ高い声だったのが、
少しばかり低かったけれど、
サチオは紛れもなくサチオだった。

これから彼がどういうふうに
元気になっていくのか。
前のような状態に戻ることが
出来るのか。
僕にはわからない。


思えば、彼が最も観たいと言っていた
グレン・クローズ主演の
「サンセット大通り」を
彼の帰国する前日に
チケットを取ったにも関わらず、
機会の故障で開演出来ず、結局彼だけ
観ることが出来なかったことを
思い出した。
その時も言っていた「僕ってついていないんだ」と。

軽はずみに勝手なことは言えないけれど、
そういう状態で倒れ、でも半年後に
自宅に戻り、こうして電話で話せたこと。
それは、決して彼が「ついていない」
ということじゃないんじゃないか。
そんなふうに思った。

命を落とすことなく
自宅にまで復帰できたことを喜び、
近いうちに顔を見に行こう、そう思った。

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