2023年10月01日

35年の変化

昨日は、出会って35年以上のカケヅカが
長野から久しぶりに店に来てくれて、
なんと6時間くらい飲んでくれた。

ヤツとは3歳違いだが、当時ギリギリ
20代だった僕は、ずいぶん若くて
ハンサムな男だなあと思ってた。

カケヅカには当時、10歳年上の相手がいて、
とても保守的で厳しいその彼を
常にリスペクトしていた。

一緒に正月、みんなで関西で遊んだことも
あったけれど、その相手の彼とは別に
僕の車で、逗子までユーミンを観に行ったこと、
今はなき日清パワーステージョン(2丁目からすぐ)に
深夜の井上陽水のライブを観に行ったり、
それこそ、六本木のクラブイベントで
踊ったりしたこともあったのが
懐かしい。

その後、カケヅカは、当時の彼と別れ、
何人かの外国人と付き合い出してからか、
非常に自由奔放になり、
え?ゲイ雑誌のグラビアに出るの?と
思うくらい華やかに変化していった。

鍛えた身体にはピアスを開け、
当時は合法だったドラッグも
どんどん試していたようだった。

僕は僕で付き合う相手が出来、
カケヅカあっちと、それほど共に行動することも
なくなった。

ただ、それから彼は高収入のITの仕事を辞め、
その後付き合ったイギリス人と
船を買い、世界を二人で回り、
いつも、今どこにいるのか
わからなかった。

二人は多額の貯金を使って、
長野県に大きなコテージ施設を作ったのが
何年前だったか。

二人は村の人たちに広くカミングアウトし、
今や大勢のスタッフを抱えて
広く活動している。

やんちゃだった彼が、ある意味、
実力ある経営者となっているけれど、
最近では村のストレートのみんなと
テニスを楽しんでいるのだとか。

とは言え、心はまだまだ
自由を求め続けているようで
世間的には、とても
かっこいい60代だろう、そう思う。

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2023年07月31日

友だちを作るには

48歳のシュウサク君は、かなり趣味が広い。

あらゆるジャンルの音楽も好きで、
コンサートにも行く。
あらゆるジャンルのスポーツも好きで、
競技大会も観に行く。
もちろん、映画や舞台にも足を運ぶ。
旅行も大好きだ。

ただ、ある程度、限られたことに
関してでないと、ほぼ一人で
行くことが多いのだと言う。

ちなみに、シュウサク君は、
長く付き合っている
パートナーがいるけれど、
その彼は地方都市に住んでいる。

加えて、ほぼシュウサク君が好きな趣味には
興味がなく、大体一人でゲームを
しているのが好きらしい。

「みんな、一緒に何かを出来る
友人というのは、どうやって作るんだろう。
まあ、どこかに行かなくても、
マスターは長い友だちはいますか」
と聞かれた。

僕が30代に仲良くなった友人たち数人とは
当時はいつも一緒にいるね、と言われた。
けれど、それぞれにパートナーが出来たりして、
何となく会わなくなった。

その前によく遊んでいた友人たちも、
生活スタイルが変化すると会わなくなる。

少なくとも、この年齢になって、
新たな友人を作ろうとすることはなく、
自然に気があって、何かを一緒に
する、という人々は出来るような気もする。

僕の場合、店を始めて16年。
そこで知り合ったお客さんと仲良くなり、
たまに食事をしたり、旅をしたり、
ということもある。
ただ、僕が友人と思っても、お客さんのほうが
どう考えているか、わからなかったりもする。

まあ、僕の場合は、映画や旅行など
一人ですることに慣れているし、
ある部分、そのほうが楽だったりもするのだ。

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2023年05月10日

17歳以来の旭川 そして再会

日曜日から2泊で、北海道の旭川に
行ってきた。

比較的安い航空チケットが手に入ったのと、
高校時代の仲が良かった同級生シゲと会う、
というのが大きな理由だった。

旭川は、高校生の頃に、彼の実家に
遊びに行ってから以来だった。

シゲは実家の跡を注いで
鉄工所の社長をやっているのだが、
彼は50歳を過ぎて、再婚した。

その経緯は、以前、ブログに書いた。


結局、他の二人とは会えていないが、
シゲとは上に書いたブログから
コロナを挟んで5年ぶりだった。

そして何よりも、彼の結婚した台湾の美少女とは
僕が17歳以来の再会だった。

どういう理由でか、その修学旅行の時に
台北市にある彼女の自宅に遊びに行ったり、
ボウリングをしたりしたこともあった。
たった3日間だったけれど、それでも17歳。
お互いによく覚えていた。

そして、シゲと彼女が再会し、結婚まで
しているのに驚いたのは僕のみならず、
本人たちも奇跡的と言っていた。


昨日は、初めて行った旭山動物園
(想像以上に素晴らしかった)
その帰りに土砂降りの雨が降り、
午後4時でなんと5度!という
北海道らしい寒さ。

そんな中、新築の3階建ての素敵な家の中で
奥さんは、たくさんの料理を作ってくれた。

台湾人の彼女は
「台湾ではオードリー・タンが
国のデジタル本部長になり、
本当にLGBTへの造詣が深くなった。」
そう言っていたのが、印象的だった。

いずれにしても、あれから
これほどの時間が経って、
こんなふうに会えるとは思わなかった、と
改めて4人で再会を祝した。

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2023年04月08日

セフレから親友に

昨夜は、もう40年来の友人の
トモジが来てくれた。
彼はオープンの頃、少し来てくれたが、
その後、すごく間を開けて、
一昨年の年末、共通の友人と共に、
そしてそれからたまにふらりと
覗いてくれる。

彼と僕が知り合ったのは、
とあるハッテンサウナ。
僕はそこに、25歳くらいから
3年ほど、その後、付き合う
相手が出来るまで、かなり通った。

それこそ、2丁目には飲みに数回
来たものの、やはり有り余る性欲に
負けて、と言うか、それこそ
相手を探すためにサウナを選んだ。

2丁目で良いな、と思う人に
声をかける、その勇気は当時の僕にはなかった。
そこで拒絶されるということは、
人格まで否定するような気がしたものだ。

それを思うと、サウナは楽だった。
ちょっと手を触ったりして、
無理だと断られても、外見が
ダメなんだよね、はい、わかりました、
とまったく傷つくこともなかった。

それこそ、そのサウナでは何人かの
セフレ、と言うか、会えば個室に入る、
という知り合いが出来た。

僕よりも3歳年下のトモジは、
その一人だった。
彼とその場所で何度も会ってから、
バッタリ街で再開し、食事をして
仲良くなった。

彼は会うたびに、何かと僕に
突っかかってきた。
そのたびに口論になり、
お互い付き合う、という関係に
なる事もなかった。、

もう一人のユウスケも、たまに
店に来てくれる。

あと一人いるけれど、彼とは
2丁目で店をやっていることを知り、
驚いたことも懐かしい。

今はそれぞれが長いパートナーがいる。
そして、会うと健康を気遣ったり、
最近あった出来事などを話したりする。

ハッテン場で知り合った、なんて
不埒な関係とも思われるけれど、
そういう時間も今となっては
深い意味があったんだなあ、そう思う。

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2023年01月14日

再会と誤解からの解放

昨夜、久しぶりに来てくれヒロト、43歳が
仲間と来ていた同世代のタケヨリ君と
席が離れていながら、
それとなく会釈をしていたのを
少し不思議だなと思って見ていた。

その後、タケヨリ君がトイレに行った帰りに
ヒロトに声をかけて、ベランダに出て
二人で15分くらい話をしていた。

そのあと、数十分して、
タケヨリ君たちは仲間とみんなで
「また、来ます」と
帰って行ったのだが、ヒロトは
何とも言えない安堵感に満ちた幸せそうな
顔をしていた。

「いやあ、まさかこんなことが起こるなんて」
ヒロトが僕にそう言った。


8年ほど前、他の店で会った二人は仲良くなり、
よく食事や飲みに出掛けていたようだ。

しかし、そのうちにタケヨリ君に彼氏が出来て、
少し疎遠になった。
ただ、そのあと「久しぶりに食事しよう」とか
誘いのLINEを出しても、既読になったものの、
返信はなかった。
そのうちに既読にもならなくなってしまった。

ヒロトは何が原因だったのか、
共通の友人に尋ねても、よくわからなかった。

それから7、8年経過した昨日。
「全然連絡しなくてごめん。
俺が付き合い始めた時に、ヒロト、
親友が付き合いました、とツイートしたよね」と。

確かにヒロトは、めでたさと少しの寂しさで
ツイートをしたと言う。

それをタカヒロと繋がっていたその彼に
あた?人が目にしたのだそうだ。
「これ、君の友だちだよね。」と。

その相手はまだ付き合うと決めてないのに、
タケヨリ君が勝手にペラペラと喋った、と
かなり激怒したらしかった。

もう付き合っているものだと、
ヒロトに話してしまったタカヒロだったが、
その相手への想いの強さから、
ツイートしてしまったヒロトへ、
腹立たしさが募ったのだと言う。

それこそがヒロトに返信がなかった理由であり、
その後、その相手ともうまくいかなくなり、
ヒロトへもずっとそのままになってしまっていた。

ゆうべはその際の理由と謝罪だったのだと言う。
ヒロトは、まさかそんな事だと思えず、
逆に勝手に書いてしまって申し訳なかったと謝ったのだそうだ。

二人は近々ゆっくり食事をして、
また店に寄ってくれる、そう言った。

こういう誤解、またミステイクは
僕自身よくあることで、少し身につまされ、
日々の自分自身の言動について、
改めて考えさせられる話だった。
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2022年11月21日

アマチュアだからこその楽しみ

一昨日、昨日と続けて来てくれたのが、
25歳のヒサトシ君と、31歳のアキオ君の二人、
そして昨日初めて来てくれた28歳のケンタ君だ。

アキオ君は、メインの仕事の傍ら、
週末に趣味でピアノを教えている。
生徒の募集は、出会い系サイトなどに
告知しているらしい。

ケンタ君はそれを見て生徒になり、
毎週、アキオ君のマンションに
行っているのだそうだ。

ケンタ君が、最初に行った時に、
いくつも部屋があり、なおかつピアノがある部屋は
完璧な防音システムだ。
加えて、別の部屋では料理をしている
匂いがするから、ひょっとして
お母さんと二人暮らし?
それとも、お手伝いさんか何か雇っている
大金持ちのボンボンか?と思ったらしい。

ところが、蓋を開ければ、料理をしているのは
アキオ君のパートナー。
二人で暮らしているところで、アキオ君は
ピアノを教えているのだそうだ。

さて、ヒサトシ君も趣味で
歌などやっているらしく、
近いうちに仲間で演奏会を
しよう、と言うと、二人も乗って
どんどん話が進む。

営利目的ではなく、あくまでも
趣味の延長線上の
アマチュアだからこそ、
ものすごく楽しそうなのだ。

こういう話を聞くと、ああ、つくづく
若いって素敵だなあ、
自分にもこういう時があったことを
なんだか懐かしく思い出した。

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2022年11月20日

学生時代の旧友にばったり

もう何年も来てくれている店の常連である人たちが、
まったく顔を合わせたことがない、というのは
比較的よくある話だ。

僕が面倒くさがりやということもあって、
常連を集って、大勢で何かをする、ということも
久しくないからかも知れないけれど。

そんな中、自営でコツコツと会社を経営している
モモセと、既婚者ゲイで妻子がいるヒロヤスが、
隣同士になって、大声をあげた。

それは同じ大学、同じサークルだったと言う。
モモセは、ヒロヤスのことを、ただのチャラい
女好きだと思っていて、ヒロヤスはモモセを
ただの堅物のガリ勉だと思っていた。

モモセは卒業後、難関を通過して免許を持ち、
若くして一国一城の主として頑張っているかたわら、
ガチムチハンサムとして店にも君臨している笑。

また、ヒロヤスも卒業後、大企業に勤めて
それこそ、ゲイに目覚め、一時期はゲイバーで
アルバイトをしたこともあったが、
結果的には海外転勤で知り合った奥さんと結婚。

会っていなかった二十数年のうちに、それぞれが
色々な意味で大きく変化していたことに驚きながらも、
あの時の彼、彼女、という同級生たちの話で
盛り上がる。

モモセはもう、うちの店に来て8年ほど、
ヒロヤスは5年くらいになるけれど、
会ったことはなかったようだと言うから
これまた不思議だ。


僕の若い頃にも、ゲイバーで学生時代の知り合いを
見つける、ということに何度か遭遇したこともあった。
ただ、そんな時に、お互い様なのに、
まるで悪い事をしたように顔を隠して、
知らない顔をする人も多かった。

それを思うと、二人の再会は、
僕も嬉しくなるような出来事だったようで
僕も嬉しかった。
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2022年09月08日

憧れのストレートが!

昨夜来てくれたアキラ38歳は、ずいぶん前に
知り合った5歳ほど年下のストレートの男を
好きで、好きで、自分なりに
追いかけていたことがあったようだ。

追いかけていた、と言っても、
彼に自分がゲイだと
カミングアウトしたこともなければ、
好きであることを伝えたこともない。

一緒に食事をしたり、楽しいことをして、
満足する、彼に対する性的願望もぐっと
抑える、そんな日々だったと言う。


それから少し時間が経過し、
PCで日本のゲイビデオを観ていたら、
なんと彼がそういうビデオに出ていた。

それも、自己紹介で自分を語る内容は
アキラがずっと聞いていた、
彼の昔の彼女の話など
そっくりそのままだった。
いわゆるノンケを落として、撮影する、
というゲイAVによくあるパターンだ。

最初は女性とやりながら、
ほとんど彼の顔や身体を映す、という
いかにもノンケの良さをアピールするビデオ。

ところが、その後、彼は男に股間や乳首を
攻められ、最終的には相手を掘る、
というパターンに。

何本か、そういうビデオに出演したあと、
結果的に彼もウケになってしまう状態に。
さすがに、ものすごく痛そうだったようだが。


アキラに、すごくショックだったかと尋ねると
いや、それよりも興奮して、彼のそういう姿を
見ることが出来て、嬉しかった、そう言う。

もちろん、それから彼と会っても、
ビデオを観たなんて絶対言わないし、
自分がゲイだということもカミングアウトせず、
また通常のデート(と言っても、相手は
友人として飲む、くらいにし
か思っていないそうだが)
数こそ少なくなったけれど、
そういう関係は続いているということ。

あらゆる意味で、僕には決して
出来ない不思議な関係だなあ、そう思った。

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2022年08月14日

東京都下で出会った友

昨夜、初めて来てくれたのが
都内から電車で約1時間のところに住む
友人同士のキョウヘイ君 31歳と、ススム君30歳。

二人はそれぞれあらゆる出会い系アプリを
やっているけれど、とにかく彼らが住むあたりは
なかなか出てくる人が少ないらしい。

そこで、彼らはストレートもやっている
アプリも登録していて、
相手や友人を探していたとのこと。

そのアプリで知り合った同世代の二人。
最初はずっとノンケだと思い、
食事をした帰りに「こういうアプリで
よく会うのですか?」という言葉から
お互いにゲイだとわかったとのこと。

キョウヘイ君はずっと地元に住んでいて、
都内にもほとんど出て来なかったようだ。
ススム君は地方都市から去年の10月に
今の地に移り住んで(職場がその辺りにあるらしく)
やはり都内にはほとんど出ていない。

ただ、ススム君は地方都市時代、
それなりに遊んでいたようで、
今もたまに自分の部屋に
人を呼ぶこともあるらしい。


そんな二人は歳も近いということがあって、
友人として週に何度か会い、
朝、仕事に行く前にジムで会う。

一度、キョウヘイ君のパーソナルトレーナーに
「どういう関係?」と聞かれて
「ジムで会ったジム友」と答えたようだ。

都下の街とは言え、地方都市と
それほど変わらないことを思うと、
都内に住む人たちとはやはり面倒さも
大きく違うのだなあ、そう思った。

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2022年05月25日

旧友たちとの再会

3日前の日曜日の夜。
懐かしい友人たちと3人で食事をした。


そのうちの一人、3歳年下のオオタとは
40年ほど前に、大阪梅田のプール付きの
クルージング・スポット!!、
「GYM」で出会った。
さすがにここを知っている人は
とっても少ないと思う。
今、思えば、お金がかかった場所だった。

そしてもう一人、5歳年下のフジイとは
35年ほど前に、新宿の武蔵野館ビルにあった
スポーツクラブ、エグザスで出会った。

この二人は店には1、2度来てくれたが、
共に食事をするのは、
もう四半世紀ぶりかも知れない。

あの頃は、3歳でも5歳でも、年齢差があると
もの凄く離れている気がしたけれど、
今や、まったく同世代。


オオタは関西から東京に移り住んで
それこそ、会うたびに男が変わっていた。
元々細身でジムなどに行って
身体を鍛えることを馬鹿にしていたのに、
ここ10年、ジム通いをして、
なんと20キロも体重が増えたらしい。
だからなのか、出会い系アプリで
1000人以上とは会ったと言う。
あの年齢で凄い!

フジイは、数年前に大病を患い、
2年間に3回ほどの入退院を繰り返していたらしい。
ただ、15年以上付き合っているパートナーに
支えられて、仕事を頑張っているらしい。

日々、生活をしていると、自分の年齢や、
古い記憶などまったく忘れて、ただ、ただ
若い頃とさほど変わらないと思いがちだ。
ただ、こうして旧友と言葉を交わすと、
やはり想像以上に年月が流れているのだ、
そこで自分が得たモノ、培ったモノは
なんだろうか。どれほどがあったのだろうか。

そんなことを帰りの地下鉄でぼんやりと考えてしまった。

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2021年12月29日

僕の舞踏会の手帖ならぬ、携帯アドレス帳から

コロナがずっと続き、少し時間があると、
ノートタイプの古いアドレス帳や、
携帯のアドレスを見ながら、
ああ、彼はどうしているんだろう、
彼女は元気かなと、
昔の友人や知り合いを、思い廻らしたりする。

あるお客さんは、毎年、年末になると
もう必要ない、と思う人の電話番号やLINEは
どんどん消していく、と言っていた。

僕は性格的に、どうしても
そういうことが出来ない、
と言うか、何故消すか、
ちょっとわからなかったりする。
まして知り合いをブロックする、
ということに関して、
僕の中にそういう発想がない。

もちろん、見ず知らずの人からの
おかしな連絡などは、返さないし、
ブロックしてしまうけれど。


ここのところ、何人か旧友が
訪ねて来てくれて、ふと
もう10年以上連絡が途絶えている
ヨウジに連絡をしてみた。

そもそもヨウジと知り合った当時は、
僕が30代前半で、彼は20代後半。
特に深い関係になったワケではないけれど、
キレやすいヨウジとは、
会うたびに喧嘩となった。

少し会わなくなってからは、
また再会した時にはパートナーが
出来ていて、一緒にスキーや
温泉に行ったのも、
もう17年も18年も前のことだ。

さすがにLINEなどなかったので、
携帯電話のショートメールを
送ってみたが、反応がなく、
昔のメールアドレスも使われていない、と
戻ってきた。

ここ何ヶ月か、亡くなったり、というような話も
このブログに書いたので、心配になり、
彼のパートナー宛にショートメールを出した。

結果的にそれがヨウジに伝わって、
大喜びで返事が来たと同時に、
ものすごく久しぶりに電話もかかってきた。


この10年、詳しくは聞かなかったけれど、
ヨウジにも色々あっったようだ。
パートナーとは、都内からは少し離れた場所に
共にマンションを購入し、
一緒に楽しく暮らしているらしかった。

なかなか都内に出てくることもないらしく、
それでも、年が開けたら、久しぶりに
ゆっくり食事でもしようと約束をした。

そうやって、連絡を取りながら、
古い映画の「舞踏会の手帖」みたいだなあ、
そんなことをふと思ったりする年末だ。


さあ、もう年末の営業に突入。
今日、29日までは通常営業ですが、
明日、30日は久しぶりのハルキが入り、
大晦日は去年と同じく、タクヤと
ハルキとの3人で営業となります。

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2021年12月25日

ちょっとしたサプライズプレゼント

昨夜は、よく来てくれるケンスケが
友人を連れて来てくれた。
顔を見るなり「俺、わかる?」と
言われた。

マスクもしていて、かなり大きな身体で
一瞬わからなかったけれど、
なんと35年以上前に知り合った
シンヤだった。

昔はどちらかと言うと細おもてで、
鋭い目つきと短髪だったのが、
穏やかで優しそうな目元に、
少し髪が伸びていたからか
パッと見た時には、わからなかった。

彼が店に来てくれたのは
オープン当初、一度きりで
(本人は2、3回は来ていると言っていたけれど)
それを思うと10年ぶりだと思う。

お互いに20代の頃、知り合い、
僕より4つ年下のシンヤは
当時、公務員で、その後、かなり努力をして
今の仕事に就いた。

昔から口が立つと言うか、照れ屋なのか
少しひねくれているのか、
僕からするとやんちゃ坊主だった。

お互いに若かったから、
付き合うか、どうか、というような
方向には行かなかったけれど、
結局、数年に一度、
連絡をとりあう程度の仲になった。

さすがに40も過ぎた頃、久しぶりに会うと
ケンスケは少し若い恋人とすっかり仲睦まじく
幸せな生活を送っていた。

一度店に来てくれた時に、
すごく混み合っていて、
ろくに話もできず、
シンヤはまさに彼らしく
「次に来る時は、この店に
お客が来なくなった時だな」
とシンヤらしい言葉を残した。

それから10年。
クリスマスイブにやって来てくれたのは
とても嬉しかった。

先日の20年ぶりのお客さんと言い、
ラグビーコーチのユウマとか、
店をやっていると、
こんな再会があるのだと有難い。

さあ、今日はクリスマスだ。

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2021年11月26日

関係を切られた理由

昨夜、ヤマオちゃんが来てくれて、
ここ1年半ほど親しくしていた友人と
突然、連絡が途絶えたと話していた。

いや、途絶えた、というのではなく、
正確に言うと、切られたのではないか、
ヤマオちゃんはそう言う。

二人は肉体関係はなく、友人は
10歳ほど年上。
2丁目で会ってから、仲良くしてもらい、
それかその彼の友人も含めて
食事をしたり、遊びに行ったりしていたと言う。

しかし、先週、食事をしよう、と
約束をしていたけれど、その前日に
「今回はやめにしよう。」とLINEがあり、
その後、何度LINEを送っても
既読にならない。

電話をしても出ない。

それが決定的だと思ったのは、繋がっていた
Facebookの友だちリストから消えており、
こちらから見ようとしても
見られなくなっていた。
どうやら、ブロックされたらしい。

どう考えても、何故、その友人が
腹をたてたのか、わからない。

彼の友人と会った時に、
何かヤマオちゃんがおかしな事を
言ってしまったのか。

無神経だと言われることも多いらしいけれど、
繋がった彼の友人たちに聞いてもわからないと言う。

かなりいつも能天気でポジティブな
ヤマオちゃんのそういう落ち込んだ顔を
見たのは初めてだった。


そんな話を聞いて僕自身、そのような経験がある。
近しい友人や、親しくしたお客さんが
突然連絡が途絶えてしまい、
その後、何度か連絡をしても
反応がなかったりすることがあった。

おそらく、自分自身の問題だと
色々考えを巡らせても、きちんとした
理由がわからなかったりする。

理由さえわかれば、謝ることも出来るし、
反省も出来るのだが。。。

ただ、その相手にしてみれば、許しを請う
ワけではなく、おそらく縁を切りたいのだろう。

ヤマオちゃんが少し行き場のない気持ちに
なるのを、よく理解しながら、
自分の言動や癖というモノを
改めて問い続けていくことに意味があるのかも知れない
そう考えさせられた。

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2021年11月12日

三人三様

昨日、初めて来てくれた3人、
25歳の舞台演出希望者のトキ君、
30歳アメリカ人のスティーヴン君、
32歳大学院生のキョウジ君は
それぞれ非常に面白い生活を
送っていた。

そもそも、日本人の二人は
共に、過去スティーヴン君と
それぞれ付き合ったことがあるようで
昨日が初対面だったそうだ。

今月、スティーヴン君が急遽アメリカに
帰国することになったので、
お別れと、どうせなら知り合えば
という顔合わせだったらしい。


地方都市に住むトキ君の両親は、
サーフィンが趣味という
かなり自由度が高い人々。
ただ、ある部分は非常に保守的で
自分がゲイだとわかったら
大変なことになるだろうと想像できるようだ。

彼はそんな両親から逃れるように、
東京では舞台芸術に魅せられている
日々を送っているようだ。
この若さで、古い舞台、映画のことなど
よく知っていて驚いた。


またキョウジ君も、もうひとつ
家族とはうまく行っていない。
10年ほど前にカミングアウトしたのだが、
「お前は頭がおかしい。気持ち悪い」と
責められ続けて、今は
音信不通になっていると言う。

親からの援助は受けられないため、
数年仕事をして金を貯め、
今は好きな勉強を博士課程で
しっかりとしていると言う。


スティーヴンは、彼ら二人を含めて
何人かの日本人と付き合った。
当然ながら、それぞれに夢があり、
仕事の都合もあり、
自分がアメリカに帰ると、
その関係が続かない、そう思った。
そんな理由もあり、一旦アメリカに戻り、
出来るものならば、あちらで新たな恋人を探そうと。
さすがに彼は家族にはカミングアウトしており、
そこは問題はないらしい。

それぞれの事情は、店に来てくれる
色々な人と同じだ。
これからの生き方に
疑問を持ちながら、
少しでも希望が持てるように
前に進んでいければいいのだけれど。

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2021年10月14日

友達の定義

1年ぶりに来てくれたコウタ40歳は
色々理由があって、
仕事を長く休んでいたようだ。

コウタは結構、顔が広いほうで
よく人の写真を見て、彼も知っている、
という発言が多く、友人は多いんだなと思っていた。

しかし、実はコウタ自身は
二十歳くらいで知り合ったゲイの友人、
その一人だけだと思っていたと言う。
あとは知り合いなのか、顔見知りなのか、
ただ、LINEを交換しただけなのか、
それとも関係を持っただけの相手なのか、
とにかく友人には当てはまらないと思うようだ。

確かに、ゲイの友人関係の線引きは難しい。

二人だけで食事に行ったことがある、
というのが友人になるかと言うとそうでもない。

大切な話をキャッチボールした、と言うと
それはちょっと距離は縮むだろうけれど、
それで友人というカテゴリーに入るのか。

まあ、そんな友人論は置いておいて、
そんなコウタが一人だけ、と思っていた彼が
ここ数年、非常に変化したのだと言う。

それは彼が変わったということだけではなく、
コウタとその友人が就職し、
年収も変わり、あらゆる価値観に
大きな変化をもたらしたのだと言う。

かつてのコウタは彼に何を求めていたのだろう。
価値観の共有だったのか。
それとも友人であるという安心感だったのか。

友人と呼べる人が一人もいなくなったと思う、今、
改めて自分にとって、大切な友とは何か、
改めてそういう岐路に立っている気がするのだそうだ。

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2021年07月01日

友たちとの語らい

熱海にパートナーと引っ越して半年、
そんな友人のタダシから数日前、
「今度の水曜日って、店、早く開けてる?」と
連絡があった。

東京で用事があるので、
良かったら寄りたいということだった。

共通の友人で女子のアケミが一昨日、バースデイで
彼女にもそれを伝えたら来る、ということ。


結局タダシとそのパートナー、アケミが
店の準備をしている4時半には来てくれて、
久しぶりに楽しい語らいが始まった。

タダシたちの生活は、以前ここにも書いたけれど、
映画好きな彼が映画館がないのが残念だけれど、
海と犬と車でのんびりしているということだった。

また、アケミは、タップダンスや歌を習い、
今さら、女優業を目指すの?と
からかわれながら、
相変わらず、マイペースでやりたいことを
どんどんやる!と決めていたのが彼女らしかった。

また、彼女は最近突然、
俳優の真田広之に、すっかりハマったらしく、
普通はアート系映画が好きなはずなのに
「モータルコンバット」など
劇場で何度も観たい!とのたまい、
また彼の観ていない過去作をどんどん配信や
レンタルビデオで追いかけているとのこと。

それにしても、真田広之は、ほぼ僕とそれほど
変わらない年齢だし、僕が大好きで真田氏と同じ
JAC(ジャパン・アクション・クラブ)出身の
伊原剛志も、その3つ下だ。

そういう彼らを見ると、いやいや
まだ頑張らねば、と思うばかり。
ってか、一流の俳優と自分を比べてどないすんねんって
言われそうですが。

さあ、今日から7月。
梅雨から夏へと気持ちが良い季節になればいいのだけれど。

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2021年05月26日

新たなビストロでの語らい

昨日は久しぶりに古い友人のトモヨリと二人で、
それこそ古い友人のタナベちゃんが
先月オープンした
四ツ谷のレストランに食事に行った。

トモヨリとタナベちゃんは、僕よりも
ひと回り下で、それこそ二人とも20代前半、
僕が30歳を超えた頃に知り合い、
よく一緒に飲んだ。

タナベちゃんは、それこそ2丁目で
バードランドという店を営業し、
ちょうど僕がBridgeを
オープンする直前にクローズ。

銀座の大手のレストランに引き抜かれ、
その後、新宿御苑にあった
マエストロベーカリーに勤めていた。

しかし、去年、このコロナの影響で閉店。
結局、タナベちゃんは、同じベーカリーで
料理長をされていた人と二人で
「ビストロ モンブレ」をオープンした。

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店は小さいながらも、12人ほどはゆったりと
座れる素敵なお店で、地下にありながらも
換気も良く、落ち着いており、
フレンチをメインにした料理は
どれもとっても美味しかった。


トモヨリとは、映画の趣味がものすごく合い、
いまだに3日に空けずと、
新しい映画、古い映画の
情報交換をしている。
7割がた、彼が良いと言うモノは
僕も好きだったりするので
とても参考になるのだ。

だから、それほど久しぶり感は
なかったものの、こうして向き合って
食事が出来ることは大切だなあと
つくづく思った。

ちょっと早めに会うことが出来、
会話は映画からお互いの近況、
友人、果ては政治の話までも
あっという間に4時間近くが過ぎた。

このような状態で
店をオープンしたタナベちゃんには
心から拍手を送りたい。
ごちそうさまでした。

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2021年05月20日

友との再会

昨日、大阪からストレートの友人が
出張で上京し、仕事が早めに終わったとのことで
久しぶりにゆっくりと話すことが出来た。

彼は、もう20年以上前に、僕が好きな
ロックアーティストのファンということで
他の何人かと一緒に、ネットで
知り合った仲間の一人だ。
ただ、彼とは郷里も近い、ということもあり、
音楽の話だけではなく、当時はよく
電話でも話をした。

うちの店にも数回来たことがあるけれど、
こうして、じっくりと話すのは
何年ぶりだろう。


7歳年下の彼は、20代後半で結婚をし、
二人の子供がいることや、
浮気というか、ちょっと本気になって
大変なことをしてしまった、
という結構シビアな話も聞いた。
僕もちょうどガンの手術をしたばかりで
そんな話の流れから、当時、
カミングアウトをした。

電話でその話をした時に、彼が
「そんなに大切な話をしてくれて、
ありがとう」と
声を詰まらせていたのが、
もう20年も前か、と懐かしく思う。

大阪に帰省した際には、
まだ健在だったうちの両親と共に飲んだり、
また彼の家に遊びに行ったこともあり、
その流れで、彼の奥さん、子供たちを連れて
東京の僕のうちに泊まりに来たこともあった。

まだ小学校に上がったばかりの彼の長男と
幼稚園くらいだった次男は可愛く、
うちで大騒ぎをし、腹をかかえて笑った。

その時に、友人が子供たちに
僕と僕の彼を指し「このおじちゃんたちは
僕とお母さんと同じ夫婦みたいなモノなんだよ」
としっかり話をしてくれたのには驚いた。

下のコが不思議そうな顔をして
「じゃ、どっちがおっちゃんで
どっちがおばちゃん?」と聞き、
僕たちは笑いながら、「どっちも
おじちゃんおばちゃんなんだよ」と答えた。

答えながらも、これくらいの歳の子供でさえ、
同性同士でも、そこに男役、女役、
というモノが生まれる、と
考えてしまうのだなあと理解した。

昨日は、そんな懐かしい話をしながら、
その息子たちはもう20代後半に入り、
うちのスタッフと変わらない年齢なのだと
とても不思議な気持ちになった。

時は確実に流れている。
そして僕らは、さほど変わらずに
特に隠し立てすることもなく、
多く語ることが出来るのは有難い、
そんなふうに思った。

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2020年10月11日

ゲイの友情

台風がそれほど酷くはなかった昨日の
土曜日だったけれど、部屋から出ない人も
多いせいか、比較的静かな土曜日だった。

とは言っても、9時を過ぎた頃に
ドタドタ、ガヤガヤと入って来てくれたのが
旧スタッフのショウと彼をとりまく
3人の友人たち。
明けた本日、ショウのバースデイだと
いうことで、お祝いでみんなで食事に
行っていたらしい。

そこに旧スタッフも何人か居合わせて、
静かな店が急に賑やかになった。

うちの店を手伝っていた頃は、
まだ20代半ばだったショウも
もう30を超えた。

早いなあ、そう思いながらも
僕のこれくらいの時代の頃を
思い出した。


僕もバーで知り合った同世代の友人たちと
ワイワイと何軒か回りながら、
くだらない話で確かに盛り上がったりしていた。

あの頃、仲良くしていた何人かは
今でも連絡は取り合うけれど、
店に来てくれるのはひと握りで、
中にはどこで何をしているか、
わからなかったりする人も多い。

何か理由があって、
会わなくなってしまった
ワケでもなく、敢えて言えば、
そのうちの誰かに相手が出来て、
なんとなく距離が出来てしまう、
というパターンが多かったような気もする。

いずれにしても、小、中学校も含めた
学生時代の同級生とは
一生付き合ったりする友達はいるけれど、
意外にゲイの友情は、
そこまで長く続かなかったりすることも多い。

それほどみんながオープンでもなかったし、
時代ということもあったのかも知れないとすると、
これからのみんなは、出来るだけ長く
太い絆で結ばれていけばいいなあ、
彼らを見ながら、そんなことを思った一夜だった。

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2020年08月12日

映画から思い出した中国の友人のこと

昨今、アメリカとの確執や、香港問題で
注目されている中国。

だからと言うワケじゃないけれど、
昨日、暑い中、8時間半という長さの
「死霊魂」という中国人監督ワン・ビンが
撮った映画を少し早起きして観に行った。

タイトルだけ聞くと、ホラーかと
思う人も多いだろうけれど、
(それほど長時間のホラーとか怖すぎ。笑)

1950年代後半に、中国共産党から
「自由な発言を歓迎」という「百家争鳴」という
キャンペーンがあった。
国や社会の少し気になることを
言っただけで、「右派」と呼ばれ、
収容所に送られた55万人。
この映画は、その収容所から
生存できた10%ほどの人の証言を
集め、また現地が今で亡くなった多くの
人骨などを追ったドキュメンタリー映画。
本当に凄い映画。

国家とは、思想とは、死生観とは、
そして尊厳とはなんだろうか。
そんなことを深く考えさせられた
本当に素晴らしい実録だったけれど、
この映画を観ながら、僕は
もう何十年も前に出会い、今は
オーストラリアで暮らしている
一人の中国人の友人のことを思い出した。


僕とほぼ同い年のチョウは、
中国上海からそれほど遠くない都市で
それなりの裕福な家庭で生まれ育った。
彼が多感な時期を過ごした少年時代から
始まった文化大革命。

この文革の中、彼のお父さんが
ロシア語を勉強していたことが理由で、
彼は中学、高校時代、田舎の村に送られた。

いわゆる、エリート層を農家に入れて
行われた「再教育」だ。

当時の中国でも、かなり良い暮らしをしていた
彼がいきなり牛小屋で寝ることになり、
目が覚めたら真横に牛の顔があったのが
ものすごい恐怖だったと言っていた。

彼はその数年の間で、完璧に毛沢東思想を受け、
共産党員となり、配属されたのが
上海のテレビ局だった。

ルックスも良く、身体もしっかりしているチョウは
そこで最初、俳優をやったそうだ。
毛沢東が死去して、文革が終わった彼が
二十歳を越えた頃、ニュースキャスターへと転身。
彼は多くの人に知られた顔になっていたらしい。

しかし、彼はその局に入ったおかげで、
西側諸国のあまりにも自由な生活、雰囲気を知り、
単身で日本に亡命することにした。

まだ少数の中国人しか来日出来なかった
80年代初頭、上海空港から飛行機が出た瞬間、
彼は泣きに泣いたらしいけれど、
それは故郷を離れる辛さではなく、
共産主義との別れという歓喜の涙だったと言う。

まだ2丁目に出たばかりの僕が
チョウと出会ったのは、当時、
昼間は八百屋を手伝っている彼が
夜、バイトをしていたゲイバーだった。

彼の運命は、このあとまた大きく動いていくのだが、
長くなりそうなので、この続きはまた明日。


今日から土曜日までは、15時オープン、
22時までです。お盆営業で、お待ちしております。

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