2021年02月19日

別れの理由

昨夜は常連のヤスヒサが
過去、別れた人たちとの
理由とその後について語ってくれていた。

ヤスヒサの場合、どちらからともなく
フェードアウトして終わることが
とても多かった。

自分が終わりにしたい、と思った時に
それを伝える術がなかったり、
非常に苦手だと言っていた。

その代わり、時間が経つと
まったく普通の友人になっている、
ということが多かったと。

恋人から友人へ。

先日、ストレートの友人と話していたら、
ストレートは男女問わず、
ほぼ友人になることはない。
あり得ない、そう言っていたが、
確かにゲイの場合、ごくごく
普通の友人になることはさほど少なくない。

このブログに何度も書いたけれど、
僕もその一人だ。
今まで付き合った人と連絡が取れない、
まったく会っていない、という人はほぼいない。

ストレートや、
別れたらまったく前の人に関心が持てなくなる、
という人からすると、
ちょっとそれは気持ち悪いのかも知れない。


話を戻すと、別れに関して
フェードアウト、
という経験は僕にはなかった。

もちろん、こちらが別れを切り出す時に、
正直な理由が言えないこともあり、
それで相手が「それじゃワケわからない、
何故、それが分かれる理由なのか」と
詰め寄られたことも一度あった。

そういう意味では、別れる時に
なかなか良い形の別れなんてないのだが、
それでも時間が経つと、別れる瞬間の
ネガティブなことよりも、
僕の場合、出会ったことの
理由のほうが大きくなってしまう。

ホント、このあたりも人それぞれ。
自分には理解できない、ということも山ほどあるけれど、
どれにも正解、不正解はない、そう思う。

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2021年01月24日

暑い夏の熱い思い出

昨日、久しぶりに来てくれたオオハシちゃん、32歳。
「コロナ禍になって、初めてだよね。
どう?仕事や、プライベートは順調?」と
尋ねると
「仕事はまあまあなんですが、
プライベートでとっても良いことがあったんです。
と言っても、夏の話ですが」
とニコニコ顔。

2020年の夏のある日、オオハシちゃんが、
比較的空いていた電車に乗っていたら、
凄く筋肉質で日に焼けた同世代の青年が
ぐっすり眠っていたのだそうだ。

珍しい縞模様のマスクをしていて、
目は閉じていたので
顔はよくわからなかったけれど、
少し濃いめの眉毛や
タンクトップから出る腕の筋肉、
スウェットの足の太さ、
その雰囲気はオオハシちゃんにとって
ど真ん中だったと言う。

もう、携帯で隠し撮りをしたい、
そう思うくらいだったけれど、
グッと堪えて、
およそ自分が乗り換える駅までの
15分くらいドキドキして眺めていたのだそうだ。

そして、翌日。
たまたま自宅の近くにあるプールに泳ぎに
行って、何故か目が合う良い男がいた。
かっこ良いし、絶対ゲイだなあと思っていた。
帰り際に更衣室に行くと、着替えながらも
目が合う。

何よりも驚いたのは、
なんと彼は縞模様のマスク、
そして見覚えがあるスウェットパンツ、
色違いのタンクトップ。
そう、あの電車の中の彼だった。

彼は関西から出張で来ていて、
前日からその日は週末でのんびり
過ごしていたのだそうだ。

昨日も泳ぎ疲れて、電車の中で
ぐっすり眠ってしまっていたらしい。
「かっこいいと思ってずっと
見ていたんだよ」と言うと
彼はなかなか信じてはくれなかった。
「それならホントに写メでも撮っておけば
良かった、なんて言うのは冗談ですが」と
オオハシちゃんは笑う。

結局、そのまま、彼は
オオハシちゃんの部屋に来たそうだ。
そして、今は遠距離だけど、
なかなか良い関係だとのこと。

このコロナ禍で、鬱々とする中、
久しぶりにほっこりする話を聞いた。

ちなみに昨日のブログの銭湯の話ではないけれど、
彼らが会ったプールは特にゲイが
集まる場所でもなく、
もちろん、彼らはその場所では
指一本も触れなかったようだ。

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2021年01月16日

デートの食事

昨日は、50を過ぎたヤマタニと、
マサオが、デートの食事について、話をしていた。

二人とも、30前後の自分たちより、
ふた周りも離れているのが好きなのだが、
ヤマタニがその年代のコ、何人かと、今まで
デートをした時に、若いから「食べ放題」とか
バイキングに連れて行っていたとのこと。

それを聞いたマサオは
「若いと言っても、17、8じゃないんだから、
少し高くなっても美味しいモノのほうが
良いんじゃないかな?僕はそうしてる」と。

それを聞いたヤマタニは「確かに」と。
今まで連れて行って、店を出た時に
「僕、奢ってもらわなくてもいいので、
もっと落ち着いた場所で、
美味しいモノを食べたいです」と
言われたことがあった、と。

ヤマタニは、若い頃、体育会に所属していて
自分もそういうタイプが好きなので、
そんな連中は、安くてもたくさん、
楽しく食べるのが好きだと
思い込んでいた、と。
そして、いまだに自分もそうなのだと。

食に重きを置かずに、
もっと楽しいこと、
お酒にお金を使うことのほうが多かったと。

ただ、最近のゲイの若い人たちは
美味しいモノ、ということに
こだわる人も多いことに気がついたと。
なおかつ、自分自身の食生活も
変えなければならないかと
最近思うのだと。

ホント、人それぞれだ。

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2020年12月19日

いくつかの恋愛遍歴

昨日は久しぶりに、旧友のショウジが
ここ半年くらい付き合っている、という
新しい彼氏を連れて来てくれた。

ショウジは、もう25年ほどの付き合いだが
その間、彼には色々な恋愛事情があった。

僕が店をやる3年ほど前、我が家で暮れに
忘年会をやる、という話をしていたら、
その当日「今日は行けなくなりました。
詳細はまた、改めて」と連絡メールが。

たぶん、当時付き合っていた彼氏と
喧嘩でもしたのか、そう思っていたのだが
年が明けてから、改めてショウジから連絡があった。

ショウジのその彼氏がそのうちの忘年会の早朝、
交通事故で即死だったのだと言う。
当たり前だけれど、ショウジのその後の
落ち込みようは酷かった。

それから何年経ったのだろうか。
僕が店をオープンして2年後くらい、
ショウジがその後付き合った彼と、
ショウジのお母さんと共に、
うちの店に来てくれたことがあった。

その時は、僕がカミングアウトしていて
まだ元気だったうちの母親も
一緒だったのだが、ショウジいわく
「俺の母親は何も知らないので、
店中のゲイ的なモノは隠して」と言われた。

その日のバタバタは忘れられないけれど、
その後、結局、ショウジとその彼とお母さんは
共に暮らすほどの関係に。。。
あの時はなんだったのだろう、と笑った。

それから何年か経った今から3年前。
十数年付きあったその彼とも色々あって
別れたようだった。


半年ほど前に連絡があって
「やっと新しい彼が出来たよ」
そう言っていて、昨夜、初めて会えたのだ。

ショウジは「僕の恋愛遍歴のほとんどを
知ってるよね」と笑っていた。

今の25年ほど離れている若い彼氏と
ワインで乾杯をしながら
「色々あったけれど、
これが最後の恋愛になるだろうなあ」
そんなショウジは、いつになく
幸せそうだったので、ホッとした。

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2020年12月17日

思わせぶりな彼にはご用心

42歳になるケイジがいる
会社の社員の中に、
爽やかでなかなかいい男がいた。
彼は既婚者だったし、
ケイジは当初、まったく
気にも止めなかった。

しかし、5年ほど前のある日、
会社の連中と飲んでいる時に、
その彼が足で合図をしてきた。

うん?
どういうつもりで、そういう事を
するのか、ひょっとしてゲイなのか、
それともただ酔っているだけなのか。

そのあと、何度か職場内でも、
少し思わせぶりな状態が続いた。

今までカミングアウトした
こともないケイジだったが、
その彼と一緒に出張に言った際、
ゲイであることを伝えた。
そして、部屋に行っていいか
そう聞いたら、「それはダメだ」と
断られたと言う。

なおかつ、その後一緒に食事をしようと
誘われて行ったら、彼の奥さんも
そこにはいたりするのだ。

自分の気持ちを知っていながら、
どれだけデリカシーがないんだ、
腹立たしい気持ちはあっても、
むくむくと彼のことが好きだと
思い込んでいく。

結局、彼に振り回されるだけ
振り回されてこの恋は終わったと
思った時に、彼は他県の部署に移動したようだ。

ただ、そのあとも、何もなかったように
ごくごく普通にメールなども来るらしい。


他のお客さんたちにも聞くと、こういう
気を持たせる男はストレートにも
もちろんゲイにもいる。

本人はまったくそういうつもりではない、
そしてこちらの思い込み、と
言われてしまえばそれまでだ。

ただ、そういう人にハマらないように、
または自分自身も、そんなふうにならないように
自重していかなければならない、
というのが昨日の店での教訓(笑)

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2020年11月22日

遠き過去からの贈り物

ジュンジ君は42歳。

彼は半年ほど前に、出会い系SNSで
同世代の人と出会った。
非常に理知的で、優しく、
ハンサムな彼だったが、
最初にカフェで話をしていた時に、
驚くべき共通点を知った。

ジュンジ君は、お父さんが銀行員で、
子供の頃から何度も日本各地を引っ越しで周り、
だいたい1年か2年で転校する、
という生活を送ってきた。

転校などしたことがない僕には
まったくわからないのだが、
転校した学校ではその物珍しさに、
多くの生徒が群がり、
数ヶ月すると離れていく。
そんな日々を送っていたのだそうだ。

そして、そんな中のひとつひとつの記憶を
細かく覚えているかと言うと、
少し覚えている事と、
そうでない事があるのだそうだ。

その記憶の中で、小学校2年の頃に
住んでいた四国のある街で
とても仲良くした隣に住む
2歳上の男のコがいた。
これくらいの年齢の場合、
2歳違うだけで、かなりお兄さん
というイメージがある。

そのコは非常に優しく、
ジュンジ君に野球や大好きな漫画を
次々と教えてくれたのだそうだ。

そして、なんとそのSNSで会った彼こそが
その2歳年上のお兄さんだったと言う。

言われてみれば、面影はあるけれど、
まさかのまさか。
たった8ヶ月ほどだったらしいけれど、
その頃のふんわりとドキドキしたような
気持ちが一気に戻ってきたのだそうだ。

二人はそれから付き合い始め、
少し距離があるので、まだ10回も
会っていないほどらしい。

「二人でこの赤い糸を大切にしよう」
そんな言葉を信じて、今、歩き出しているらしい。

ちょっと信じられないような、
素敵な話だ。

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2020年10月31日

わかり合えない面白さ

キョウゾウ君、34歳は、ひとつ年下の彼氏と
付き合って、共に暮らし、もう3年になると言う。

キョウゾウ君は元々、漫画家志望で
大学生の頃からアシスタントをやりながら、
自分の作品が発表出来るのを夢見て
日々、暮らしている。

片や、彼氏はラグビー部出身のバリバリ体育会系で
今は大手の会社の営業部に所属しているらしい。
お互いにオンラインのゲームを通じて
知り合った、と言うから、まさに今どきの恋愛だ。

さてさて、キョウゾウ君が仕事場から家に帰り、
また自分の作品作りに夜中までコツコツと
筆を走らせる。

その横で、彼氏はビールをグイグイ飲みながら、
たくさん食事を作ってくれる。
キョウゾウ君が好き嫌いがない、ということを
いい事に、「何、食べたい?」とは聞くことはなく、
パスタやカレーと炭水化物とたっぷりの
食事についついなってしまう。

それはそれで幸せなのだが、
たまに漫画家の先生にキレられたり、
自分のアイデア不足にキョウゾウ君が落ち込み、
彼に相談をしたりすることがある。
「あ、そういう時は、ひとっ走り、
5キロくらいジョギングするといいよ」など
突拍子もないことを言ってきて、
目が点になるのだそうだ。

また、忙しい時に限って
「エッチしたいなあ、エッチしたいなあ。
30分で終わらせるからさあ」と
甘えてくる。
やってしまうと、30分では終わらないことを
キョウゾウ君はわかっている。

あまりの方向性の違いに、
最初はこれは無理かも、と思って
それはそれで悩んだりもしたけれど、
それでも彼はあっけらかんとしている。

いつも頭を抱えてしまいがちなキョウゾウ君を
笑い飛ばしながらも、常に実直で
シンプルな彼。

2年ほどこのままで良いのだろうかと
思ったこともあった。
でも、そこに悪気もなければ、
故意に意地悪なことを言ったりもしない。

ただ、なんだかんだ、考えている中で
この違いを悩んだりするのではなく、
面白がっていれば良いのだ、
そういう事に最近、気がついたのだと言う。

そう思って接していると、これほど楽な
相手はいないのだ、と。

そう。人と人の95%はまったく違うのだ。
キョウゾウ君が言うように、それを
どれだけ許し合い、面白がれるか、なのかも知れない。

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2020年10月09日

アーティスティックな語らい

昨夜は、常連のキョウヘイちゃんが、
初めてのお客さん、40歳になったばかりの
シノブ君を連れて来てくれた。

シノブ君は、うちに何度か来てくれている
ある50代の映画監督のパートナーだそうだ。

シノブ君はカメラマン。

17年付き合っている、というその監督は、
とても優しいながらも結構ブッ飛んでいて、
会うたびに新鮮であり、興味深い側面を
次々に見せてくれる。

一緒にいても、いつも動いていなければ
いけないタイプで、せわしない、と
シノブ君は言う。

シノブ君はどちらかと言うと、
物静かで落ち着いている。

そんな二人を繋げているモノは何?
そう尋ねると、首を傾げていた。

そして、その後、色々と話をしていると
たぶんこの二人の共通点は、
やっぱりアーティスティクな部分なのだろう。

監督は実家がある地方都市に年の1/3、
そして残りは東京にいて、
別々に暮らしてはいながらも
長い時間、色々話しているようだ。

話している、と言うよりも、
語っている、というほうが似つかわしいのかも知れない。

思えば、僕はそういう芸術家肌の人と
付き合ったりしたことがない。
ある意味、そういう人と付き合うと
どんな感じになるのだろうかと。

自己顕示欲が強くて、という人も
多いか、なんて勝手な思い込みの中で、
それでも語れば語るほど、
どこまでも深くて楽しそうな気もする。
まあ、今さらだけど(笑)

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2020年10月03日

素敵なカップル誕生秘話

昨日の深夜、久しぶりに来てくれたのが
とある大学で教授をしているシロタちゃん、
そして彼と一緒に来てくれたのが、
シロタちゃんよりも10歳ほど若いマッチョなツヨシ君。

実は、シロタちゃんはコロナ禍の中で、
ひたすら巣篭もり状態の中、
友人の家で久しぶりに飲もう、と
8月の上旬に誘われたらしい。

2人だと思ったら、そこにやってきたのが
30代の3人のイケメンたち。
その友人の彼氏とその友達二人、
というのが内訳だったようだ。

そしてツヨシ君はその二人のうちの一人で、
なんとシロタちゃんが、
前からインスタグラムでフォローを
していたGO GO BOYだったのだと言う。

ツヨシ君がインスタにアップする写真を見て、
かっこいいなあと思ってはいたものの、
正直、シロタちゃんは
こんな派手な世界の人たちとは
無縁だと思っていた。

友人宅の流れで、たまたまベランダで
ツヨシ君と二人になる時間があった。
自分はこういう学問を学校で教えている、と
自己紹介したら、なんとツヨシ君は、
8年ほど前に同じ学校を卒業した
学生だったのだそうだ。

学部は違うけれど、いわゆる教授と生徒だった
という驚きの事実。

話は弾み、その流れのまま、
二人はそういう関係になった、とか。

コロナで、クラブシーンも少なくなり、
GO GOの仕事もない代わりに
メインの仕事が忙しくなったツヨシ君。

そんな彼から「まだ先はわからないけれど、
シロタちゃんと付き合うようになったんです。」
そう言われて、シロタちゃんは
照れ臭そうに、そして幸せそうに笑った。

大学教授とGO GOボーイ
こんな素敵な組み合わせもあるのだなあ。
お幸せに。

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2020年09月24日

せつない思い

ちょうど3年前に、来てくれたタクミ君。
顔を見て「あれ?」と言うと
「覚えています?」と言う。

うん、覚えてる、覚えてる、と僕。
その時に彼と話したことは、ここのブログにも
書いていたので、とてもよく記憶していた。

ちなみに、その時のブログはこれ。


http://bar-bridge.seesaa.net/article/453538692.html


あれから3年。
タクミ君も40歳を超えていた。
さわやかでガッチリしているのは
変わらないけれど、「その後、どう?」と
尋ねると、「いや。彼とはあのままです。」と。

上を読んでいない人に簡単に説明すると
同じ職場の既婚者の上司に「大好きだ」と
言われ、ちょっとその気になってしまったが
それからどうすることも出来ずにいた、と。

あれから1年。
やっぱり彼のことが忘れられなかった。
会社に行くと、彼の顔を見なければならず、
悶々とした日が続き、かなり辛かったのだと。

彼は部署が変わり、顔を見なくなったと
同時に、ちょっとずつ楽になったようだ。

あのアプローチを受けていたら、
今頃、どうだったのか。
ただ、既婚者と付き合っているということで
さらに苦しかったのだろう。
いや、でも誰もいないよりも良いか。
そんなことを今でもふと考えるらしい。

もともと、相手の体型など
さほど気にしていなかったのに
その上司がラグビーをやっているガッチリ型で
その後、電車に乗っても、同じような体型に
ずっと惹かれてしまう。

もう30代じゃないんだから、前に進まなきゃ
いけないんですよね。
とタクミ君はそう言った。

真面目で一途なところが彼の魅力だろうけれど、
良い出会いがあればいいなあ、と。

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2020年09月05日

一緒に住む、ということ

週一ペースで来てくれているコウジは
3年ほど共に住んでいるパートナーがいる。
関係はとってもうまくは行っているし
申し分ない。
ただ、彼氏は10歳くらい年下なのに、
かなり細かく色々と言われる。

何故、置いてある場所にモノを
戻さないか。
何故、畳んであるモノを同じように
畳んで揃えないか。etc.

コウジは子供の頃、
両親からそんなこと言われなかったし、
そのあと、一人の生活だと
自分がやりたいようにやっていた。

しかし、一緒に住むと、思うようにいかない。
いつも、イライラとしてしまうけれど、
仕方がないか、と諦める。

人は、付き合って初めて旅行に行ったりして
初めてわかることも多くある。

男女のカップルが結婚をして
初めて新婚旅行に行き、戻ってきてから
成田離婚、というのはよく耳にする。

と同様、そこに他人とのセックスなどが
絡み、なおかつ子供も出来ないゲイが
一緒に住んで、難しい、という話も聞く。

ただ、男同士だから(もしくは女性同士だから)
共有出来る、ということも多いのが、
僕たちの世界なのではないか、と僕は思う。

まったく違う環境で育ち、違う感性を持ち、
関心事も異なる。それがどういう融合性を持って
新たな何が生まれるか、というのは
興味深いし、面白いことじゃないか。

先日書いたツカサたちカップルじゃないけれど、
今までの自分の中にはないモノを
相手に見つけたりすることが
同棲の醍醐味でもあるかなあ、
そんなふうに思う今日この頃。

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2020年08月21日

コロナ禍での恋愛事情

ジョウジは、数ヶ月に一度
とある地方都市に行っていたが、
去年の秋あたりに自分とはずいぶん歳が離れた
若いコと出会ったそうだ。

それから何度か行くうちに、
親交は深まり、このお盆にも
あちらで会うという約束をしていた。

しかし、昨今の県またぎで、特に
東京から地方に行くことが云々される中で
ギリギリまで、どうしようか悩んでいた、と言う。

ただ、このコロナの時期、何度か
直前に何度か断念したこともあり、
さすがに今回は行くことを決意。

それも、出来る限り、密になることを避け、
極力、二人でゆっくりいられることに
専念したのだそうだ。

3泊4日。
食事をしたり、海に行ったり、
ジョウジがこれほど幸せそうに
語ることもそれほどなかっただけに、
よほど楽しかったのだと思った。

結局、付き合う、付き合わない
という具体的な話はしないままだが
「二人の写真をインスタグラムに
載せていいですか?」
彼がそう言ったことが
これは、きっとそういう意味だな、
ジョウジはそう思ったらしい。

彼らのように、コロナ直前、
もしくは最中に恋愛が
始まったカップル、それも少し距離が離れた
人たちは、色々大変な思いをしているのだろう、
そう思う。

昨日のブログの話ではないけれど、
最初にセックスに関しても
ちょっと不安が頭をよぎるだろうし、
なおかつ、ジョウジのように、
県をまたがざるを得ないこともある。

それでうまく行かなくなってしまう人も
いるだろうし、だからこそ、
続けていこう、そう思うカップルもいる。

いずれにしても、コロナは様々な
人間関係も変えてしまっているのだと思う。

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2020年08月15日

男探しの日々

昨日の昼営業、一番に来てくれた
ヒロシ 34歳は、コロナが始まる直前に
前の男と別れた。

つきあって半年で理由もよくわからず、
別れを切り出されたのだそうだ。

生まれて二度目の恋愛で
今度こそうまく行くと思っていたが、
残念ながらダメだった。
落ち込んでるヒマもなく、
とにかく早く次を探そうと焦るばかり。

彼は、早く相手を見つけたい、
そして一緒に住みたい、と思うヒロシは
かなり恋愛至上主義。

2丁目の店がほとんど閉まっていたり、
時間短縮営業だったりするから、
出会い系SNSにどうしても頼ってしまう。

良いと思ったら、メッセージをする。
返事があると、出来るだけ早く会おうとする。

しかし、なかなかそこまで漕ぎ着けるというのが
大変なのだそうだ。
ズルズルとチャットばかりが続き、
いつ会えるか、という問いかけには
なかなかきちんとした返信がない。

ヒロシの横にいるショウスケは、
「それ、普通ですよ」とつぶやく。
「ほとんどが暇つぶし、かつ
付き合う気はほとんどない人も多いです。」と。

確かに、ヒロシがやり取りしていても
「こんにちは」のあとのチャットで
「会ってやりませんか?」という
いわゆるヤリモク、というのが多いとのこと。

モテ筋のヒロシだから、そういう相手が
寄ってくるのはいたしかたがない。

いくら写真がかっこ良くても、
一度会ってやって、さよなら、は
絶対嫌だと言う。
ここは、たぶん大きく別れるところだろう。

悲しいかな男という動物の多くは
かつては種の保存のため、という名目のもとに
いかに性欲を満たすか、というような
生き物なのだから。

とは言え、ヒロシのように必死に
恋愛を求めている人ももちろん多い。
かつての僕だって、2丁目よりも
好き嫌いがわかりやすいハッテン場に通い、
ことごとく、セックスオンリー、というところで
落胆していたものだ。

「いや。とにかく理想の男を追い求めます!」
と心強い言葉で、夕暮れの町にヒロシは出て行った。


さて、本日の15日、土曜日でBridgeお盆営業もおしまい。
今日は15時から22時。明日から18時から22時となるので
お間違いないよう。。。

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2020年08月09日

畑が紡いだ愛

古くからの友人でもあるリョウジが
昨日の午後、うちの店から歩いて
5分ほどの場所で、有機野菜を売る、
と聞いて、店のオープン前に寄ってみた。

とあるお店の入り口を使って、
ずらりとあまりスーパーでは
見かけない野菜が並ぶ。

モロヘイヤ、つるむらさき、夕顔、
ハッカ、レモンバジル、タイバジル、スイートバジル、
空芯菜、ピクルス用フランスきゅうり、ズッキーニ、
カラフルピーマン、ハラペーニョ、ピンクじゃがいも、
ゴーヤ、ハラペーニョ、などなどが並ぶ。
(リョウジから改めて教えてもらった。笑)

昨日購買したので、まだ料理は
出来ていないのだが、どれもが
見事に美味しそうだ。

IMG_3737.JPG


実はリョウジは、彼よりも少し年下の男性と
昨年暮れに知り合った。
年始だか、一度二人で映画を
観に行った帰りに寄ってくれたのだが、
コロナが始まった頃に
「実は付き合っているんだ」と聞いた。

その彼、アキトシ君はずいぶん前に
会社を辞めて、東京から近郊の地方都市で
農園をやっているとのこと。

リョウジは、時間があると
その田畑の仕事を手伝いに
週末行っていたらしい。

そしてあっという間にコロナが始まった。

県をまたぐのを躊躇して、マメに
連絡を取りながら、この夏、
都内の何ヶ所か、オーガニック野菜を
販売することになったと言う。

その中にはリョウジが共に育てた
野菜がいくつも入っているのだろう。

帰りに店に来てくれて、リョウジの
ほころぶ笑顔の中に、過去とはまた違う
喜びと自信のようなモノが見えたのは
寒さや暑さの中、土をいじり、種を植え、
掘り起こした幸せからかもしれない。

都内色々を周り、またうちの店の近くで
9月に販売を行うらしく、
うちの店にも詳細を置いておくので
興味がある方は是非。

二人の素敵な関係がずっと長く続きますように。

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2020年08月08日

こんな人とは付き合えるか?付き合えないか

僕のクレジットカードが変わったことで、
電話代が引き落とされず、連絡も来なくて
電話やWi-Fiが止まってしまった。

そこで、店が契約している電話会社との
やり取りなどを話していたら、
お客さんたちと、
どこまでのクレームを出すか、
出さないか、という話や
クレームの出し方に寄って、
(そのクレームを出す)人と
付き合えるか、という話になった。

そしてそこにいたキョウジ、リュウタ、
ノリヤスが、それぞれにこういう人の場合は
許せる、許せない、という流れに(笑)

タバコを吸う人は絶対ダメ、
箸をきちんと使えない人はダメというのはキョウジ。

表面的に「すごく会いたかったです」
と言いながら、連絡をしないタイプは嫌というリュウタ。

穏やかで理論的なクレームならともかく、
交換手やサービスをする人に八つ当たりするほど
ガミガミ言う人は苦手というノリヤス。

でも、こういうタイプ、と言っても、
その表現の仕方や、言い方にも寄るし、
その人の人間性にも因るんじゃない?と
僕が言うと「いや。そもそも、
こういう(上に書いたような)人は
ダメだと思う。。。」とも。
なるほど。

しかし、今までお客さんたちカップルを
見たりしていると、わがままな人はダメ
と言っていた人が、結構わがままな人と
付き合ったりしていたり、
物事はっきり言わない人は嫌い、と
言っている人が意外と優柔不断な彼氏と
一緒だったり。

人生や恋愛なんて、わからないものだ、
というのが僕の持論なんだけど(笑)

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2020年07月24日

歳の差なんて!という有り難さ

ずいぶん前に来てくれた時には
ほとんど話が出来なかったセイジ君、26歳が
昨夜、一人でぶらりと来てくれた。

彼は二十歳前後まで、ずっと自分を
ストレートだと思っていたし、彼女もいた。

しかし、いつの頃からか、
父親の友人仲間や、20歳も30歳も
離れたそういう人たちを見て
かっこ良い、そういう気持ちが
少しずつ芽生えたのだと言う。

それは高校、大学でやっていた
スポーツのコーチなどもそうだが、
そこに来る会長だとか、年配者の人たちが
目に入る。

いわゆるゲイの社会で
「老け専」というタイプに
属するのかも知れない。

それにしても、最近思うのは
「老け専」「外専」「デブ専」などの
言葉って、揶揄が入っていて、決して
耳障りが良い言葉ではない。
そこには「ハンサム」や「マッチョ」
のようなポジティブな言葉に
「〜専」は付かないのだ。


確かに僕の若い頃(今もそうかも知れないけれど)、
年配者(当時は40歳以上かな)を
好きだ、という同世代の人を捕まえて
「え?老け専門?あり得ない!」的な
発言をしたりしていた。
それが、この年齢になり、
「老け専」呼ばわりされるのが
単純に僕が辛くなっただけのかも知れない(笑)

しかし、今や、時代も変わり、
40代も50代も
非常に若々しくなった。

こういう中で、年が離れた人を好む、
という若い人がいたりすると、
(仮に僕に対してではなくても)
とても嬉しかったりするのだ。


閑話休題。
そんなセイジ君は、ここ数年、
ツイッターで知り合った僕と同世代の
既婚者男性を好きになった。
地方都市に住んでいたセイジ君は
仕事を辞め、彼の近くに住むことを決意。
彼といつでも会えることを、楽しみに上京をした。

しかし、上京して数ヶ月、
彼には新しく好きになった男が出来たらしく、
疎遠になっていく。
かなり落ち込んだセイジ君は、
新しい出会いを求めて2丁目に
出てきたようだった。

既婚者が好きだというワケではないけれど、
それくらいの年齢の人をターゲットにすると、
既婚者でなくとも、パートナーがいる、
という人も多いと言う。

それでも、まだ20代で、ずっとスポーツを
やっていた彼を良しとする人は
きっと多いのだと思う。
素敵なダディが見つかればいいのだけれど。

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2020年06月07日

ひとりに決めるのは腹をくくること?

付き合って20年のシュンちゃんと
ヒロム君が、再オープンのお祝いで
来てくれた。

ヒロム君は、耳が不自由で、
シュンちゃんはヒロム君と
付き合い出してから覚えた手話で
僕らが話す会話を通訳してくれたりする。

思えば、僕が店を初めてすぐに
彼らは友人たちに囲まれて
レストランで結婚式を挙げた。

もちろん、いまだに日本では
同性婚や認められていないので
あくまでも友人、知人たちに
祝福してもらう、という簡素ながらも
素敵な結婚式だった。

その時、ブーケを投げられて受け取った
友人のシュンスケがなんだか泣き出したのも
懐かしい。

思えば、当時、長い間シングルだった
シュンスケも今ではすっかり彼氏と
幸せな生活を送っているから、
あの花束のお陰かなんて思うところ。

あれから何組かの結婚式に招待を受け、
お祝いに行かせてもらった。
そこに親族の方が来ている場合もあれば、
友人たちだけの場合もあるけれど、
いずれにしても幸せそうなことに
間違いはない。

シュンちゃんカップルを見て
「半分は羨ましいけれど、
半分は無理かも知れないなあ」と言うケンタ。
何故?と僕が尋ねると
「縛られちゃうのがね」とポツリ。


同性婚は、相続や同じ国で暮らす権利など
さまざまな法的な問題もありながらも、
確かに、彼らの結婚を見ていると、
この人に決める、
腹をくくる、という事なんだなと感じる。

とかく、男という動物は性に奔放で、
それが男同士のゲイ、となると
次の獲物を探す傾向も強い。

モラリティなどは置いておいて、
その性衝動のせいで、次を求める
男性が多い中で、それでも「この人だ」と
決める、という決心というのは難しい。

ゲイのシングルが意外と多い理由は
そこなのかも知れない、
ケンタの言葉を聞いて、
そんなことを思う土曜日の夜だった。

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2020年03月03日

歳の差も、遠距離も乗り越えて

東京と関西、という遠距離(中距離?)恋愛で
3年半を越したヤマグチちゃんとナオトが
久しぶりに二人で店に来てくれた。

二人はそれぞれに、月に1,2度来てくれているが、
揃って顔を見せてくれたのは半年ぶりくらいだった。

そもそもヤマグチちゃんが店に来てくれて
かれこれ7、8年。
3年ほど前のある夏の日、酔っ払って
深夜2丁目を歩いていたら、
公園横に突っ立っている
ガッチリとしたナオトを見て
「良かったら、一緒に飲まない?」と
誘ったことが付き合いの始まりだったと言う。

その日は、朝から雨が降り、
普段はきちんとしているナオトは
濡れたバッグやちょっとくたびれた
シャツを着ていて、ヤマグチちゃんは
一瞬、家出でもしてきたのかと
思ったほどだったとか。

でも、水球で鍛え上げたナオトのその体に
ヤマグチちゃんはちょっと揺れたらしい。

そう。
ヤマグチちゃんとナオトは、歳の差27歳。
ナオトは23歳、ヤマグチちゃんは50歳になるのだ。

ヤマグチちゃんは出張で
月に2度ほど上京し、
ナオトも月に1,2度は関西へ出向く。
それを思うと、週末だけデートを
しているカップルとなんら変わりはない。

ナオトは数年後に大学を卒業するが
関西に就職するかどうかはわからない。
それでも二人の絆は深いとにっこり笑う。

最近、ヤマグチちゃんは、新しいマンションを買い、
そこに引っ越しすることを楽しみにしているようだ。

とかく、憂鬱な話題が多くなりがちな
店の中でほっとする素敵な話だった。

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2020年02月28日

リズバー・カップル

昨日、サボった(ワケじゃないけど、
アップ出来なかった)から、今日2本目。

昨日、京都から来てくれた12年越しの
カップル、ヨウゴ君とミヤシタ君。

そんなに付き合っているのに、
めちゃくちゃ仲が良さそうなので、
それを褒めると
「実は2度別れてるんです」と言う。

1度目はヨウゴ君の浮気が原因。
まだ若かったミヤシタ君が携帯履歴から
それを知って、ブチ切れた。
しかし、ヨウゴ君、結局その相手とも
続けることはなく、平謝りに謝って
1年越しで付き合いを再開。

しかし2度目はミヤシタ君が
海外転勤になる、ということで別れる。
その間、2年。
ヨウゴ君は大阪で、ミヤシタ君は
海外でそれぞれ彼氏が出来た。
しかし、どっちも破局。

ミヤシタ君が帰国後、
ふたりで会って「やっぱり楽だね」と
それから初めて二人で暮らそうと
物件を探しに行った。

で、暮らし始めてもう4年が経つらしい。

京都では、二人をみんなが
「リズバー・カップル」と言っている。
それは、たびたび別れたりくっついたりするので
とあるバーのマスターが
「エリザベス・テイラー(通称リズ)と
リチャード・バートンみたいね」と
言ったことから、付いた二人の
ニックネームのようだ。

ちなみにリズは、8回の離婚のうち、
2度バートンと一緒になっている。

まあ、仲が良いということは素晴らしい。
これからも末長く。

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2020年02月16日

出会って1周年記念!

31歳のツヨシは、
僕がとあるお店の周年に
行った時に知り合ったその店の
スタッフで、ここのところ、
ちょこちょこと来てくれている。

そんなツヨシが、昨日は初めて
一歳年下の自分の彼氏を連れて来てくれた。

その彼氏も他の店のスタッフだったらしく、
1年前にその彼氏がお店のお客さんと
ツヨシが働いている店に
偶然行って知り合ったと言う。

その日、ツヨシの親しい女のコが
そこに来ており、意気投合して
3人で何軒が回ったあと、
結局、ツヨシの部屋で飲むことに。

それからほぼ一緒にいることになり、
結局、一緒に住んでもう1年なのだそうだ。

この1年で3日離れたことがない、
というほどのラブラブぶり。

その仲の良さに、お客さんたちも
みんな当てられっぱなしだ。

そんな話をしていたら、
45歳と50歳で先週付き合って
1年になったトオルカップルも
来てくれた。
彼らも年末に初めて店に来てくれて、
それから4度目。

年齢は違えども、ふた組のカップル。
幸せそうな人たちの顔を見ていると
和まされる。

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