2023年06月22日

旅日記 フランクフルト編

すっかりご無沙汰しております。

店はスタッフが交代で入ってくれ、
毎日、連絡をくれていて
何とか頑張ってくれているようで有難い。

久しぶりの海外旅行で、おじいちゃん
大丈夫かなと心配しつつのひとり旅。

ここに書いたけれど、チケットの誤発送
(自分が悪い)や、B&Bの日程間違いなど
渡独の前は右往左往したけれど、
すべて解決し、ドイツに入って、
特に問題なく、3日目の朝を迎えている。

コンサートを観るために、
デュッセンドルフに来たのだが、
日本から直行便がないため、
フランクフルトへの便になる。

それも貯めたマイレージだったんだが、
その変動にはびっくり。以前、NY往復
ビジネスで乗れたくらいのマイレージで
フランクフルトやっと。
それもサーチャージがプラス10万近く。

やってられないなあと思いながらも、
この先、自分自身の年齢や、世界情勢もあり、
もう行きたい時に行く。
(スタッフには迷惑かけるけれど)
そう決めたのだ。
そのために、お金は頑張って貯める。
(貯まるかなあ)


さてさて、フランクフルト。
本当は空港に一泊しようかと思ったけれど、
荷物もあるし、時間もあったので、
渋々フランクフルトのホテルの一泊。

ここがなかなか素敵で
(とは言っても、空港から30分ほど
離れた場所で、田園風景が広がる田舎!
と思いきや、ホテルの近くには
ネッスルの本社や、任天堂の
ヨーロッパ支店などが
あったから、それなりの場所なんだろう。
みんな車で移動しているワケだ。

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着いたその日は、ホテル近くの
広いガーデン付きのレストランで
しっかりお肉をいただくが、
ビールと共に、これは美味しかった。

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ほぼ寝るだけの一夜だったが、
翌朝、そばのカフェで食べた
サンドイッチも美味。
こちらは本当にパンが美味しい。

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さて2日目はデュッセルドルフに飛ぶ。
比較的ゆっくりな時間なので、楽ちん。
これまた初めてのデュッセルドルフだ。

フランクフルトでも感じたが、
円安のせいと、こちらも物価高だったからか、
とにかく何もかも値段が高く感じる。

ユーロかける155円。
(本当は両替で取られているから
もう少し高いんだろう)

軽く食事をするだけで、20ユーロ、
外でビールを買っても3ユーロ、 
水だって2ユーロ以上。


ちょっと良いレストラン
ほんのちょっとだけ)でも、
50ユーロは軽くする。

もう、決めたのは、とにかくいちいち頭の中で
円に換算しないこと。
上にも書いたけれど、頑張って
自分の数少ない(笑?)好きなことに
認知症とかになるまで、使えるようにしようと。

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2023年06月14日

旅の前に

以前にもここに書かせてもらったように、
今週、日曜日から7月6日まで
僕が旅行に出るため、休ませてもらい、
その間、留守をスタッフにお願いする。   

コロナ前は年に二度、長い休みを
いつもスタッフに助けてもらったが、
今いるスタッフの半分以上が
コロナ前後に入店、
細かいことがわからなかったりした。

一応、バイトに入ってもらったりした際に
ひと通り、教えたり、伝えたりしている。
それでも、不慣れで、お客さんに迷惑を
かけてしまうことも少し予想される。

それは僕の伝達ミスだったりするので
お許し願えれば、と願うばかりだ。

スタッフのスケジュール調整や、
オープンからクローズまでのことを
しながら、バタバタと自分自身の
旅の調整もすると、これまた
僕自身のミスが出てくる。


この時期、どこもホテルが想像以上に高く、
ベルリンも、ロンドンも、(首都だから
当然だけれど)当時宿泊した値段の倍以上
することには驚く。

その中で、B&Bなども使うのだが
(それでも高い)、
最初に日程を誤って送信してしまい、
すぐにクレジット決済されてしまった。

キャンセルを当人に伝えたが、
代表の会社に言ってくれと言われ、
そこに連日、メールをしているけれど、
一向に返信がない。
と、今、ここ。

そ また、買ったコンサートのチケットが
なんと今どき、紙チケットということで、
これまた僕の間違いで、NYの友人宅に
届く、という流れに。それも彼の
10年前に住んでいた住所に。

その住所に友人に行ってもらったりするが、
なしのつぶて。
頭を抱えていたら、前の住所のアパートの
隣人が放ってあったその郵便物
{と言っても、普通受取人のサインとか
必要なはず)を見つけたらしい。

驚くのが、僕の友人の名前から
今の住所を調べ、彼の元に送付された。
{さすがにこれは彼もびっくりと言うよりも、
ある意味怖い、と言っていた)

それが先週だったのだが、それを僕の自宅に
送付してくれたのだが、これがなんと3日で到着。

過去も何度か、僕のチェックミスなどから
こういう事があり、お客さんからは
信じられない!とか言われる。

あまり反省しないからか、それとも
ついついバタバタの中で焦ってしまうからか。

ともあれ、B&Bの会社とのやり取りが
何とかなれば良いのだが。
いやはや、恥ずかしい限り。

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2023年05月22日

3年ぶりの海外旅行計画

コロナ前まで、年に2度ほど
海外旅行の予定を経て、
お客さんとスタッフには
毎度迷惑をかけてきた。

多くのサラリーマンの人たちは
そうそう長期の休みなど出来ず、
そういう意味では自営業をやっている
僕としては有難い。

コロナがやっと落ち着き、
あと何年こういうことが出来るかと思って、
来月、旅に出ることを決定。

とは言え、円安と物価高の中、
さすがにニューヨークで舞台三昧
という気にどうしてもならず、
(ミュージカル情報もまったく
ノーチェック)、
今年はイスタンブール、リスボン、
とどうしても行きたかった場所を決めていた。

しかしながら、最愛のスプリングスティーンが
ドイツ、デュッセルドルフでライブをやり、
お客さんでもあり友人のショウヘイちゃんから
ヨーロッパに行くのなら、ロンドンでこれだけは
観るべき、と勧められ、
結果的にドイツ、イギリス、トルコ、
という流れになりそうだ。

いずれにしても、来月18日から
7月6日頃まで、スタッフにお願いしながら、
休暇をいただく予定です。

また色々決まったら、こちらで発表しますので
よろしくお願いします。

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2023年05月17日

海外での闘病

海外のお客さんでもあり友人から
彼の親族が旅行で日本に来ると連絡があった。

その彼は人工透析を受けていて、
日本に来た際に、
地方都市で受けたいということだった。
それを受ける病院を探すことが
出来るかという話だった。

友人には、本当に世話になっているし、
出来るだけ力になりたい、そう思った。

その都市のあらゆる病院のホームページを見て、
ひとつ、ひとつ電話をかけて確認する。

そちらの病院で、人口透析をしているか、
期日は大丈夫か、医師との英語のやり取りが可能か、
ということなのだけれど、これがなかなか大変だ。

まず、コロナ禍になって、日本人でさえ
透析を受けられない人が多かった。
加えて、これから夏にかけての旅行者が
とても多いらしく、仮に透析を
している病院でも予約で埋まっている。

増して、英語が堪能なスタッフや
医師がいるとなると、かなりヘビー。
病院に寄っては、かなり親身になって
くれるスタッフがいたりもするけれど、
なかなか条件とうまく噛み合わない。

加えて、旅行でいらっしゃるので、
時間的にも限られてくる。

身体がそういう状態になっていても、
諦めずに旅がしたい、というのは
凄いなあ、そう思う。

この前書いたマイケル・J・フォックスじゃないけれど、
自分の身体が病気によって、どうなっていくのか
わからない。

それでも、希望を持って
いかに好きなことが出来るか、というのは
素晴らしいなあ、そう思う。

一応、彼の透析の件は、ひとつの病院が見つかり、
そのスタッフがメールのやり取りを
してくれる、ということとなったが。
まだ時間的なことなど詰めていないそうだ。
無事に楽しい旅行を楽しめればいいけれど。

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2023年04月20日

宮古島紀行 その2

昨日のブログでは、
タダシ宅の家族とも言える
ペットたちの話を書いたけれど、
ペンションの部屋にいたりすると、
あちこちで鳥のさえずりはよく聞こえた。

そんな中、猫のような、赤ん坊のような
ミューとか、ミャーとかという鳴き声を
耳にすることもあった。

「あの鳴き声って、なんだと思う?」
タダシに聞かれて、僕は野良猫?と
聞き返したりした。

都会ではほとんど見かけることも少なくなった
野良犬や野良猫が、宮古島で
目にすることも多かったからだ。

「いや」とタダシは言う。
なんと、孔雀!なのだそうだ。

滅多に昼間、見ることはないらしいけれど、
どこからか渡ってきた夜行性の孔雀が
あちらこちらで、猫のような声を出して
鳴いているのだそうだ。

んで、用心して見かけると
さとうきび畑や、草むらの影で
動いている孔雀が、確かに
鳴いているのだそうだ。

こんな話を聞くと、さすがに
未知の場所に来たんだ、
そう思わずにはいられなかった。


さて、宿泊先から、最も近いとされる海まで
車で約15分、
遠くても30分くらいもあれば
十分向かうことが出来る。

今回いくつかのビーチで、僕は
カヤック、SUP、そしてシュノーケルで
海亀を見ることが出来た。

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カヤックもSUPも初体験であり、
シュノーケルも、もう何十年も前に
フィジーだかに行った時以来だった。

今さら、この年齢で言うのもなんだけど、
若い時には、マリンスポーツに憧れたりしたけれど、
結果的に、さほど集中して
やる、ということもなかったなあと。

久しぶりの日焼けは大変なことに
なってしまったけれど、
天気も良く、久しぶりに子供に
戻ったように楽しむことが出来た。


そして夜は、彼らが予約してくれた
居酒屋やイタリアンで、美味しくいただいた。

宮古島でそれなりに有名な店は
到着してからでは、なかなか
予約出来ないというので、有り難かった。


そして一昨日の最終日、
彼らと共に行った
沖縄のPOPシンガーが出演するライブ居酒屋。
満席で、それぞれが共に歌う。
ここまでかと思うほどの盛り上がりが
あまりに楽しく、
ラスト、「オジー自慢のオリオンビール」を
聴いた時には、不覚にも、胸がいっぱいに
なった自分に改めて驚いた。

また、今回お邪魔した島内唯一の
ゲイバー、ハイブスカスさんも
楽しく、2日通ってしまった。

10年間やっていたゲイバーがなくなって
寂しいと言われている中、6年前に
オープンをしたというお店。

ここも石垣島同様、島に住むゲイの人たちが
一般のストレートの人たちと遭遇しないよう、
住所も公表されていなかった。

ただ、店内で出会った島内の人たち、
そして東京からやってきた、という人たちとも
都内ではほとんど行かないカラオケで
大盛り上がりをした。

4日間、とても充実し、
楽しい旅行となった。

日、火といつものように店を守ってくれた
タクヤ、そして月曜日入ってくれたトモ、
ありがとう。

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2023年04月19日

宮古島紀行 その1

先日、書いたように、宮古島に3泊で
行ってきた。

ここにも何度か書いているように、
今年の2月に独特な宿泊施設を
オープンした旧友のタダシカップルを
訪問する、というのが今回の目的だった。

うちのお客さんも含めて、ゲイの人たちは
本当に沖縄地方が好きで、沖縄を
旅してきた、という話を1年中、耳にする。

僕自身、沖縄本島はもう20年以上も行っていないし、
一昨年のコロナ禍、与那国島と石垣島に
初めて行き、それに続いて、今回、初の宮古島、
ということになった。


今回、離着陸をした下地島空港は
4年前に就航したところらしく、
小さいながらも、お洒落で、
なかなか素敵な空港だった。

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海外でも多くの小さな島の空港に
降り立ったこともあるけれど、
ここまで植物や水に囲まれた
スタイリッシュな空港は
ほぼ経験はなかった。

空港でレンタカーを借りたものの、
当日、4年ぶりの宮古島
トライアスロンということだった。
そんなワケで、裏道を先導するよ、と
タダシが下地島空港まで
迎えに来てくれていた。

下地島空港から宮古島までは
伊良部大橋という日本最長という
海に囲まれた橋を車で渡る。

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真っ青に透き通った海の上を
ゆるやかな湾曲で上下する橋が
まっすぐに伸びている。
これを車から観た瞬間に、ああ、
宮古島に来たのだなあ、と思った。


タダシたちの宿泊施設は
VILLA AZZULLAという
紺碧と白で塗られた壁や門戸が
印象的な素敵な部屋だった。

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部屋は二室だけれど、入り口すぐにある
あまりにも広いバスルームは快適だ。
足元は大理石で出来ていて、
足を十分伸ばせる広いお風呂に
シャワーヘッドを自由に動かせる
シャワーと、天井から大きく注がれる
もうひとつのシャワーも心地が良い。

海から車で帰ってきて、すぐに
バスルームに飛び込める、
という配慮が素敵だ。

そこから数段階段を上がると、
かなり広い部屋がある。
ゆったりとしたソファに、
ダブルベッドがふたつ。

大きめの冷蔵庫や、
自分が沸かすことが出来る
洒落たコーヒーポットもあれば、
お皿や食器、グラスまで
スタイリッシュだ。

嘲笑は和洋と選ぶことが出来て
部屋から向かい側の彼らの母屋で
ただくことが出来る。
もちろん、部屋食でも可能だとのことだ。

母屋に行くと、彼らカップルが
愛してやまない海という名前の犬と
太陽という名前の猫が迎えてくれた。

人間好きで、大はしゃぎする海と、
人見知りしながらも、慣れてくると
まとわりつく太陽に、癒される。

こういう中で、生活を始める、そう決めた
二人の強い意思と、まるで自分たちの
子供のようなペットたちとの日常。

それは、ゲイにとって、理想的、とも
言えるライフスタイルなのかも
知れない、二人を見ながら、
そんなふうに思った。

VILLA AZZURRA ホームページ

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2023年02月25日

宮古島のVILLA AZZURRAのこと

ここにもずっと書いていた古くからの友人の
タダシと、カツカップルが
いよいよ宮古島にVILLAを
昨日、オープンした。

その名もVILLA AZZURRA(青)で、
2室ある部屋の名前もそれぞれ空、と海が
あるようだ。

去年の1月、熱海から宮古島に移って、
それから1年と少し。
僕からするとあっという間だったけれど、
彼らにすると、この1年は楽しくも、
大変だったようだ。

その様子は、うちのリンクにもある
宮古島日記(リンクには、まだ前の
神宮前日記と書かれている。ごめん、タダシ)で
色々と読みとることが出来る。

本当なら去年の秋までくらいには
オープン出来る感じだったようだけれど、
なかなかそうは行かなかったと言う。

そして、今回のオープン前、11月に
僕もふらりと遊びに行く予定を組んでいたのに、
季節はずれの台風で、断念した。

とにかく、彼らカップル、二人だけで
作り上げた、と言っても過言ではないVILLAで、
以下のHPを見ただけで、どれだけ
素敵な場所か、わかるかと思う。

https://azzurra.jp/

二人の愛情とクリエイティヴィティが詰まった
素晴らしいこのVILLAに少しでも
多くの人たちが訪れるように祈りたい。

タダシ、カツ君、オープン、おめでとう!

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2023年02月13日

旅先での忘れ物

一昨日の土曜日、来てくれた韓国人のお客さん、
日本に観光で来ていて、翌日(つまり昨日)
帰国する予定だったと言う。

しかし、なんとうちの店にパスポートを
忘れて帰られてしまった。
こちらから連絡しようにも、まったく
連絡先がわからない。

1日経って連絡がなければ、警察に届けようと
思っていたら、なんと僕が休みの昨夜、
取りに来てくれたようだった。
それもなんとうちの店は六尺デー。

結局、帰国を延ばした彼は、安心し切って、
結局、店でレンタルの六尺で
楽しんで帰ってくれたと言う。
有り難かったし、ちょっとホッとした。


旅先での忘れ物というので思い出すのが、
僕がニューヨークから、ボストン経由で
プロヴィンスタウンに行った時。

ニューヨークを出る際、ホテルの部屋の
セーフティボックスに、パスポートや
国際免許証を入れたまま、ボストンまで
来てしまったということがあった。

それもボストンに向かうバスの中で気がついた。
ボストン、プロヴィンスタウン往復の
船のチケットは持っているものの、
ボストンからコネティカットまで
車で移動する予定だった。
そのレンタカーに乗れないどころか、
このままでは日本に帰ることが出来ない。

ボストンに着くやいなや、
ニューヨークのホテルに電話をして、
プロヴィンスタウンに送ってもらうことを
告げるとそれは出来ないから、大使館か
領事館に連絡をしてくれ、と。

領事館に電話をし、その旨を伝えると
間接的な受け取りは出来ないため、
とにかくニューヨークのホテルに戻るしかない、
とのこと。
電話口で、唸っていたら、
その領事館で電話に出てくれた人が
「もし、よければ、領事館の私個人宛に
送ってもらえるようにしたら、私が
手渡しします」と言ってくれる。

結果的にプロヴィンスタウンから
ボストンに戻ってきて、
レンタカー屋に行く前に
彼から受け取ることが出来た。

驚きながらも、本当に感謝だった。
プロヴィンスタウンで買ったつまらないモノを
お渡ししようとしたが、
彼はまったく受け取ろうとはしなかった。

旅先でいくつかのトラブルも、
今となっては良い思い出だ。

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2023年02月08日

されど愛しのニューヨーク

4年ぶりにNYに10日間、行って来たという
キョウヘイちゃんが一昨日来てくれた。

あれだけ毎年、それも年に
2度ずつ行っていた僕としては
物凄く羨ましい。
とは言え、この途方もない円安と
世界恐慌かと思うほどの物価高で、
まったく行く気もしていなかったのは事実だ。


キョウヘイちゃんは、僕と同じく舞台好き。
僕は言葉がわからなくても、
多少の予習や歌、ダンスなどで楽しめる
ミュージカルが基本だけれど、
キョウヘイちゃんは主にストレートプレイ、
そしてオペラやジャズライブなど幅広い。

今回は、そんな演劇を中心にあちらに住む
彼の多くの友人に会いに行く、
というのがメインだったそうだ。


コロナ禍、ニューヨークがどれほど変わったか。
それが最も興味がある事だった。

話を聞くと、想像以上に変化はあったそうだ。
かなり多くの店がクローズしており、
そこ、ここにホームレスが目立つ。
大麻が合法化され、街中
マリファナの臭いが漂うし、堂々と
違法薬物を売っている人も見受けられる。

当初言われていたアジア人差別というのは
あまり気にならなかったようだけれど、
地下鉄に乗ると、大声を上げる人も
たびたび見たと言う。

マスクは、聞いていたほどまったくしていない、
ということではなく、2割くらいの人は
しているようだったらしい。

劇場に至っては、冬だということもあり、
観光客もそこまで来ていないせいもあって、
比較的どこも人は少なかったと言う。

外国人や地方都市からの観光客が多い
ブロードウェイはほぼマスクを
していないことには驚いたと言う。
オフや、小さいNY市民が来ている劇場は
マスクをしている人が多かったらしいけれど。

もちろん、物価はめちゃくちゃ
上がっているようだが、
こういうものだと思ってしまえば、
彼はそれほど気にならなかったらしい。


色々ネガティブなこともあったけれど、
キョウヘイちゃんいわく、それでも
やっぱりNYはすこぶる魅力的で、
街を歩いてもカフェに入っても、
やっぱりワクワク感は
止まらなかったらしい。

僕は情報をキャッチしてしまうと
途端に行きたくなっていくタイプなので、
コロナ後、まったくブロードウェイ情報も
知らないでいる。

ただ、人からそういう話を耳にすると、
どうしても胸が騒ぎ出してしまう。

次にニューヨークへ行くのは
一体いつになるんだろうか。
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2023年01月06日

冬のひとり旅ならぬバスツアー

ナオシ 50歳は、例年の友人たちとの忘年会や、
実家への帰省を今回はやめて、
東北をバスで回る、という
ツアーに参加したのだそうだ。

ナオシが、そういうツアーに参加したのは
初めてだったようだが、
大雪ということもあってなのか、
参加人数はなんと6人。
ナオシも含めた男性3名と女性3名。

12月30日出発からの5泊。
既婚者の人も、それぞれが
楽な形で新年を迎えようと
連れ合いとは別行動での一人だったり、
ナオシのような独身も他にもいたようだ。

とは言え、いずれにしても、
ほぼ全員ストレートの社会。

僕なんかは、大勢で動く、というのが
苦手な上に、全員知らない人、
それもストレート、と考えただけで
ちょっと想像できない。

しかし、ナオシは比較的順応できるようで
まったくストレスはなかったようだ。

それも、いつかは一人でのんびりと
行きたい、そう思っていた場所、場所を
バスで周りながら、
まずひと目、確認する、
そういう意味では良い旅行だったと言う。

それを思うと、僕自身、
比較的自由な気持ちでいるはずだ、
と自分自身が思っているクセに
協調性がなかったり、店以外では
人見知りだったり、ということを
自覚せざるを得なかった。

逆に言えば、こういう仕事をやっているから、
仕事以外では、ひとり旅だったりするほうが
楽だ、と思っているのかもという
言い訳じみたことをひとりごちた。

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2022年09月30日

「デブ」という言葉の使いかた

昨日二人で来てくれたのが、常連の
カツヤと、たまに来てくれるコウシロウ。

彼らは今までも何度も会っているけれど、
つい最近行った「デブ専ナイト」という
イベントでバッタリ会ったのだと言う。

普通体型のカツヤは
そのイベントも友人と
待ち合わせをしていたそうだ。

カツヤは結構身体が大きい人が好き、
というイメージがあり、みんなや僕からも
ついつい「デブ専」呼ばわりをされている。

しかし、本人いわく、別にさほど
相手の体型は気にしない、と言う。
「しかし、性格が合うけれど、とても細い人は
どうなのか」と尋ねると、やっぱり
本人、無理かなと首を傾げてしまう(笑)

コウシロウいわく「別にいいじゃない
デブ専はデブ専として生きていけば」と。
そんなコウシロウ自身はガッツリと大きい。

コウシロウいわく、デブのデブ専は8割くらいで
あとは普通体型から細身が好きだろう、と。

前にもここに書いたけれど、確かに
普通体型だった人でも、太っている人が好きだと
どんどんその人自身、太っていく傾向にはある。

ま、そういう話をしていて、太ってもいなければ、
それほど大きい人が好きではない人間(僕も含めて)は、
ゲイの世界の中で、太っている人を「デブ」と
称して良いのか、どうか。

皮肉をこめて「お前、デブ専だろ」と言う人もいれば
友人を指して「彼、デブ専だから」と言う人もいる。

「太っている>デブ」
「痩せている>ガリ」
という構図が普通にあるワケで。

そんな話を、二人としていると、
これは、ゲイが自分を「ホモ」とか「オカマ」や
許されるけれど、ストレートが言うと、
差別になる、というようなニュアンスと
同じなのかも知れない。

今さらながらの話だけれど。。。笑

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2022年06月22日

旧友との再会

この3日間、ちょっと足を伸ばし、
また関西方面まで行ってきた。
店に来てくれる大阪のノブさんが
作、演出の「リプシンカ」という舞台を観る、
というのが目的だった。

それで誘ったのが、17、8年前に知り合った
大阪の大吟醸sというダンスユニットにいた
二人、霧彦と雷太、そして雷太のパートナー。
4人で舞台を楽しんだ。

話は、ドラッグショウを営んでいる店が
経営が傾きかけ、その建て直しに
新たなドラッグを募集。
3人のドラッグクイーン研修者と
彼らを教育するドラッグや
店のオーナーを中心に
巻き起こるドタバタ劇。

うちの店でもお世話になっている
ドラッグのエスムラルダを含む
八方不美人や、最近はすっかりメディアで
お馴染みとなったナジャ・グランディーバなど
特別ゲスト枠で登場して、楽しかった。
加えて、メインアクトの一人、
ユーチューバーのケッケちゃん
(僕はまったく知らなかった)が、
バレリーナ真っ青の演技を披露し、
僕以外の3人は驚いていた。


さてさて、終演後、4人で食事をしたのだが、
本当に霧彦とは、6、7年ぶり、
雷太とは10年ぶりくらいの再会だった。

二人はそもそもダンスユニットの前後に
ゲイ雑誌Gメンのグラビアに出て、
人気を博した。
二人とは、まだ店をやるよりもずっと前だったから
どうやって出会ったのか、3人とも
覚えていないのが不思議だった。
少なくとも、僕が店をやる
ずっと前であり、オープンの際は
わざわざ上京してくれた雷太に
手伝ってもらったりした。

この10年、会っていない間、
雷太はパートナーと養子縁組をし、
大々的な結婚式もやった。

霧彦は、そもそも筋肉質だったが、
さらに増量し、ガチムチ兄貴に
成り上がっっていた(笑)

いずれにしても、本当に久しぶりに
楽しい夜を過ごすことが出来た。


彼らと会った翌日、朝早くから奈良の
寺院周りをした。
一昨年はこれまた久しぶりの京都を旅したが、
奈良は小学生以来かも。

興福寺、春日大社、東大寺、法隆寺と
ゆっくりと周る。
海外の多くの教会などもそうだが、
改めて古くからの神社仏閣には
何とも言えない趣きを感じる。
歳をとったからだろうか。

これからもまだ見ていない場所を
時間をかけて周りたい、そう思った旅だった。


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2022年05月11日

島の生活

一昨日来てくれた20代のシュウヘイ君は、
ゴールデンウィーク、
とある小さい島を、
一人で旅したと言う。

島に行く前に、ゲイのマッチングアプリを開いたら、
そんな島なのに、数人出てきたので
その中の一人に連絡をしてみた。

早速、あちらに着いたら
会いましょうということになった。

そして会ったら、とても良い人だったと言う。

その島民の彼は、その島で生まれ育ち、
学生時代、東京にいたことはあるけれど、
その島に戻って仕事をしているらしい。

彼に尋ねると、
アプリ上でのそこに出てきた人は、
島には住んでおらず、
アプリ上で、場所を移動している人らしかった。

なおかつ、彼はその島の人たちに広く
カミングアウトしている、というから凄い。

ショウヘイ君は一週間の休みを
のんびりとその島で過ごした。

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もちろん、その島の彼は色々案内も
してくれたし、彼が仕事の時は
一人で島を散策をした。

天気にも恵まれ、観たことがない動植物を目にし、
今までにはなかった素晴らしい休日を
過ごしたのだそうだ。


アプリで知り合った彼の生活に
憧れはしたものの、その彼いわく
「こうして、旅行でたまに来るからこそ
良く見えるもので、ゲイとして生きるのには
やっぱり向いていない。」
そう思うらしい。

日本のみならず、世界中で、都会に
同性愛者が集まるのも、そのあたりに
あるのだろう。

それを誰しも気にならないようになるまでには
まだまだ何十年も時間がかかるのかも知れない。

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2022年04月04日

タイからの帰国

常連で仲良しのススムが出張先の
タイから帰国した。

今回は行きも帰りもPCR検査はあったけれど、
隔離もなく、スムーズだったと言う。

バンコクとチェンマイに行ったらしいが
どちらも38度でマスクをしていると
かなり辛かったようだ。

街ではみんなマスクはしているものの、
店などはどこもオープンしていて、
以前と変わらず、そういう意味では
今の東京のような感じだったらしい。

とは言え、海外からの観光客はいない分、
夜のパッポンや、ちらっと行ったという
ゲイクラブやゲイバーは閑散としていたみたいだ。

そう言えば、つい先日、バンコクに7年ほど
住んで仕事をしていたキヨヒコが帰国したけれど、
地方都市から仕事を求めてバンコクに
やって来たゲイの若者たちはコロナ禍、
路頭に迷っていたと言う。

その中にはエスコートや、
GOGOをやっていたのも多く、
一部はOnlyfannsなど、個人でなんとか
やっていく人もいるけれど、
地元に帰った人も多い。

ただ、この数年でぐんと伸びた
タイBLの評判もあり、これからは
それが引き金になって、タイに行く人も
増えるだろう、ススムはそう言っていた。

僕も母を連れて行ったのが、もう8年ほど前。
タイにはずいぶん行っていない。
少しずつ、また感染者が増えているらしいけれど、
早く落ち着いていけばいいのだが。

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2022年03月19日

別府から神戸へ

福岡のあと、初の別府温泉に行くことにした。
温泉地と言えば、昨年、愛媛県の道後温泉に
一人で行ったけれど、特に観光しなくても
温泉に浸かっているだけで、東京での
日常感覚がなくなるのが良い。

映画も観ず、音楽も聴かず、ネットも開かず、
ただ、ただ、歩き、どっぷりと温泉に浸かる。

日頃、仕事以外でも趣味に追われるような日々を
送っている僕としては、ちょっと寂しいような、
でも、改めてこういう時間は必要だと感じるのだ。

とは言え、温泉に行く前は、やはり
別府駅の観光案内所で色々聞き、
地獄めぐりを敢行することに。


別府駅かあ鉄輪(かんなわと呼ぶ)までバスで行き、
そこから6ヶ所の地獄めぐりを。
真っ赤に染まった血の池地獄や
真っ青な海地獄、地下から噴き上げる
龍巻地獄など、ゆっくり観光。

特に驚愕するほどの場所はなかったけれど、
その中で鬼山ワニ地獄がなかなかすごかった。
夜行性だというワニの群れは、ほぼ動かないけれど、
折り重なるように暮らしているワニの多さ、
そして少し動くたびにギョッとさせられる。

images.jpeg

それからいくつかの日帰り温泉に入ると
あっという間に日も暮れかかる。

それこそ温泉も、室内についている内風呂も
充実している、と聞いて予約した山の上にある
ホテルへと向かった。
噂通り、素晴らしいホテルで、この日の夜は
本を読みながら、本当にのんびりと出来た。


そして翌日、神戸へ向かい、
去年の6月以来の両親の墓参りへ。

例年は初夏に行くけれど、昨日も書いたように
まん延防止措置も終わりそうだったので
この日を選んだら、彼岸直前だと気が付く。

うちの両親の墓は、兵庫の甲山墓園という広大な
土地にあるカトリックの共同墓地なのだが、
ここが車でないと、なかなか大変なのだ。

西宮駅からだとバスで小一時間、
夙川駅からバスで30分、
それも待ち時間も結構ある。
来るたびに、今度はレンタカーなんで
考えながら、ついつい忘れてしまう。

それでも、母が好きだった花を買っていくと、
さすがにこの時期、たくさんの花がたむけられていた。

ここに来る時は、どんな季節でも晴天だなあと
不思議に思う。

こんな時期、汗ばむほどの陽気に包まれた
充実した旅となった。

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2022年03月17日

福岡の旅

火曜日以外はブログをアップする予定が
月、水と休んでしまって申し訳ないです。
インスタグラムなどにはアップしていたけれど、
まん延防止措置がいよいよ来週頭で終わる、
といういことで、平日の休みを利用して
初の別府と両親の墓参りをしてきました。
(今、帰りの新幹線)


別府に行く前に、博多に一泊したので
とりあえずそのことを。
博多は過去2度行ったことがあったけれど、
いずれもあまりゆっくりは出来なかった。
1度目は前に務めていた会社の社長の袴鋭利に。
そして2度目は元彼の見舞いで長崎に行った帰りだった。

とは言え、今回も基本的には別府に行きたいと
その前に立ち寄った感じ。
でもせっかくだから、と福岡大仏を観に
東長寺に行ってみた。

これ、意外と福岡の人も知る人ぞ知る
ということらしいけれど、
日本で最大の木造の仏像らしく、
なかなか見応えがあった。
また木造歌に回っての地獄絵図も
立体的でおどろおどろしく、
これまた興味深かった。


さてさて、それから電車を乗り継ぎ、
太宰府天満宮に。
この暖かさで梅が開花し始め、
観光客も少なく、味わい深い時間を過ごすことが出来た。

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さて、夜になり、やることもなかったので
僕が提携しているジムに行くことに。
福岡市内には、2軒あるようだったが、
一軒は休館日。

そんなワケで、ショッピングセンター内にある
もう一軒のほうに行く。
この店舗、面白いのが、トレーニング施設が、
ビル内のTSUTAYAやら他店に面していて、
ガラス越しどころか、そのまま見えているという感じ。
なんだかこういうジムは初めてだったので、
なんだか不思議な感覚だった。


さて、そのあと、せっかくだからツイッターなどで
世話になっていたり、噂だけは聞いていた
博多のゲイバーに行こうとしてみる。
ところが、前回も行けなかった博多では
最も有名とされる店はお休み。
そして、それこそいつもツイートをリツイート
してくださっているお店も休み。

何度か耳にしているお店もダメと、
月曜日がお休みという店はかなり多い。
こういうことなら、福岡に住んでいる
お客さんや、福岡出身のお客さんなどに
きちんと聞いておくべきだった。

あてどもなく、ぶらぶらとしていて
結局、名前だけで"GORILLA BEASTSさん”
というお店に入ってみる。
お店は小さいカウンターに5、6脚の椅子。
マスターは、非常に優しく親切、穏やかな
ローニーさんという人で、
もう一人の友達と二人オーナーだそうで、
出来て3年、その大部分はコロナだったと言う。

ほとんど福岡を知らない、という僕に
博多には40軒の店があり、ローニーさんは
全店舗行ったことがある、というのが凄い。
そして一軒、一軒、色々な
特商を教えていただくのだが、
これがまったくネガティブな言い方は一切しないのが
当然といえば当然かも知れないけれど、
とても好感が持てた。


さて、そう話の中で出てきた"Bros.さん”
どこかで聞いたことがあるなあと、
その帰り道に寄ってみた。

ここは比較的大きなお店だったけれど、
マスターのマサノリさんいわく、
一人のほうが楽なんで、と
週末も一人で仕切っているらしい。

話をしていると、六尺デーや火曜日を
やってくれているスタッフのタクヤが
以前お邪魔したようだった。

マサノリさんは、ゲイの間ではかなりモテ筋
ガチムチだが、何と50を超えているとか。
これには驚いた。

この店舗自体は、まだ数年らしいけれど、
他店も含めて、自分がマスターをして
もう20年以上というから、それこそ
大先輩である。

つい最近、壁に描いてもらった
児雷屋さんのイラストのいきさつなどを
話してもらったり、それこそ昔ゲイ雑誌の
グラビアに出た話などを聞かせてもらっていたら、
もう2時もすっかり回ってしまった。


そんなワケでなかなかのんびりとした
博多の夜は更け行くのだった。
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2022年02月05日

憧れのワーケーション

今週は平日の4日ほど店を休んでいて、
5日ぶりに店に来ると、
あの数ヶ月休んでいた時と同じように
何だかお客さんと接するのが
久しぶり、という不思議な感覚になるものだ。

午後6時を過ぎて、まず来てくれた
ソウジロウは、つい最近、
会社を離れて、フリーランスとして
働くようになった40代。

オンライン上のテレワークがすっかり
多くなってしまったため、
のんびりと知らない街で
ワーケーションをしたい、と言う。

とは言え、この寒い時期だし、
場所に寄っては、違う地域から来た人は
嫌厭されたりする傾向もあるようだ。

確かに、昨日も来てくれたセイサクが
先月、仕事でとある地方都市に
行った時のことを話していた。

セイサクが、前に何度か行って
気にいっていたお店に
今回入ろうとしたら
「県外の人はお断りしているんです」
と言われて落ち込んだと言っていた。

せっかく楽しみにしていた
魚介類も食べられず、コンビニで
弁当を買って食べたとのこと。

なおかつ、寒くても良いので
せめて雪を見ながら温泉でも入って、
旅館やホテルで、
ゆっくりと仕事が出来るのが理想。
食事がついていれば、外にでかける
必要もない、とソウジロウは言う。

ワーケーションは、コロナ前から
ソウジロウのように自由気ままに
場所を移して仕事が出来る人たちが広めた。

そんな話を耳にしながら
生涯で一度くらいはそういう経験も
してみたいなあ。

そんな事を話すと、マスターはそんなこと
しなくても、色々気ままに旅行に
行っていたじゃないですか、と言われ、
確かに、とちょっとだけ申し訳ない気もした。

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2021年10月18日

次に行きたい国

一昨日までエアコンを付けていたのに、
昨日は結構肌寒く、店のテラスや玄関、
そして奥の窓などいつものように
開けていたら、さすがにTシャツでは
いられなくなった。

この季節、本当に着るモノを考えないと
いけないけれど、それでもこの短い秋こそ
本当に気持ちが良いので、大事に過ごしたい。


そんな中、久しぶりに
来てくれた34歳のセイイチ君、
そしてその近くに座ったのが50を過ぎた
友人でもあるオサム。

オサムは僕に「もう、ニューヨーク、行きたくて
仕方がないでしょ」と言う。

確かにこの2年、NYには行けていない。
そんな話から、旅行好きな二人と
色々、海外について話が弾む。

セイイチ君は若いのに、学生の頃から
バックパッカーなどで色々な国を回ったらしい。
アジアはネパールからヨーロッパ、
ニューヨークも一度行ったらしい。

今の若い人たちは海外に興味がない、
という人も多いけれど、若い時に
海外に行くのは良いね、と僕やオサム。

オサムも仕事も含めてずいぶん、多くの土地に
行っていたようだ。
逆に言うと、プライベートじゃなかったから
行く先々でトラブルも続出。
それでもうこんな国、二度と行きたくないと
思うこともあったようだ。

ただ、それもその時の感情で、
今となっては懐かしい思い出だと。

行った国の中でもう一度行きたいのはと
尋ねると、セイイチ君はモロッコだと言い、
オサムはナイジェリアだと。

なるほど、僕が一度も行ったことがない
アフリカ大陸を挙げて、色々聞くと
あまりにも魅力的なその両国には
是非とも行ってみたいものだ。

僕個人が再度行きたいのは、やっぱりインド。
改めてあの浮世離れした国を
さらに深く味わいたい。。。
なんて言ったら、変態よばわりされた(笑)

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2021年10月02日

阿寒から網走へ 阿寒湖から網走へ

昨日に続き、北海道の旅の話。

北海道二日目は、晴天だった前日に変わって
曇天、そして雨になった。

そこで出来る限り、屋内で楽しめるところを
探した。

ただ、比較的緊急事態宣言(それも最終日)で
クローズしているところも多かった。

阿寒湖から片道3時間ほど車で
走るという紋別にあるオホーツク・タワー。

そこに向かって車を走らせる。
北見を通り、美幌峠、遠軽街を超えて
紋別へ。

始めて見るオホーツク海だったが、
流氷が辿り着くなんて想像が出来ない
まだ夏の匂いが残る海洋だった。

流氷をかちわる巨大なドリル船
ガリンコ号がいくつも停船しているのも
季節外れ感はあったものの、
曇天の空には似合っていた。

さてさて、ありとあらゆるビジュアルが
楽しめると聞いていたオホーツク・タワー。
これが何とネットには「営業中」と
書かれていたにもかかわらず、
やっぱりここも閉館中。
それもその日まで。

まあ、残念ではあったけれど、
オホーツク海を見ることが出来ただけでも良かった。

そこから1時間半かけて網走に。

網走ではすっかり空が晴れていて
驚くほど美しい夕焼けを見ることが出来た。

そして昨日。
帰りの飛行機の時間が13時45分。
釧路には12時半くらいに戻らねば、
ということで、ホテルを少し早めに出て、
網走監獄史館を観に行った。

これは凄い。
「網走番外一」など、映画でしか知らなかった
北海道開拓と、監獄の受刑者をテーマにした
当時の網走刑務所がそのままリアルに残っている。

忠実に復元された独房や人形には
かなり恐怖心を煽られた。

そういう意味ではもう少し、ゆっくりと
見て回りたかったけれど、
飛行機の時間があり、バタバタと車に乗った。

とは言え、台風が来ていることので
予約した1時45分の飛行機が飛ぶのか、
ネットや電話で確認するも、
どうか、わからないという話。
もし飛んでも、名古屋か大阪の空港に
到着する可能性も高いと言う。

緊急事態宣言が終わり、お酒を出せるようになる
初日なのに、まさかの展開。

そして夜の便の座席もどんどん埋まっているという話。

結局、大事をとって夜の便に変更。
そして、店は休業とすることをSNSなどに書く。

釧路空港で4時間も待つのもイヤなので、
車をそのまま借りて、
丹頂鶴自然公園(つがいの鶴が14羽、
どれくらい見ても飽きなかった)、
そして和商市場で買い物、
最後に釧路芸術館なるモノに
行ったけれど、ここもまたクローズ。
近くの釧路港をブラブラとして空港に。

飛行機は羽田に到着すると、雨も風も
ほとんどなく、本当に台風だったのかと思うほど。

というワケで昨夜は申し訳ありませんでした。

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2021年10月01日

釧路から阿寒湖へ

緊急事態宣言が終わる、ということもあって、
一昨日から今日までの2泊3日、
久しぶりの北海道に行ってきた。

これは、改めて明日、書くけれど、
台風のため、本日、日中、飛行機に乗れず、
緊急事態宣言明けの初日、
店を休まざるを得なくなってしまった。
SNSなどで発表したものの、
いらっしゃった方には申し訳なかった。


さてさて、北海道は、今回、5度目。
高校時代、夏休みを利用して、
同級生の住む旭川に行ったのが最初だった。

2度目は、もう30年近く前に
友人3人で、トマム、そして富良野に行き、
店を始める前にLGBTパレードを見に、
最後はゲイバー数件に挨拶に行った。
それも10年以上前のことだ。


今回は前から行きたかった道東の旅。

レンタカーを借りて、
釧路から阿寒湖、摩周湖、紋別、網走などを
周るという計画をたてた。


昔から知っていたタナベ君が
釧路にいる、と聞いていたので
釧路到着後、連絡をとってランチをすることになった。
直前にも関わらず、駆けつけてくれただけでなく、
釧路周辺のお薦めポイントもわざわざ作って
メールで先に送ってくれた。

ランチは、元スタッフのタクが強く勧めてくれた
イワシの刺身が非常に美味しい
釧ちゃん食堂だった。

そもそも、タナベ君と僕が出会ったのは、
とある雑誌のインタビューがきっかけだった。
あの頃、タナベ君はまだ学生で
僕が彼から取材を受けるという形だった。
当時は、僕も店などオープンする予定も
まだもなかった頃だった。


そんな彼は東京で15年近く働いていた仕事を辞め、
寒い釧路に移り住み、
昼間は新たな仕事に就いて、さらに
LGBT系バーも始動する、ということなど
バイタリティに溢れた話を聞かせてくれた。


そして彼が勧めてくれた釧路湿原、
米町公園、摩周湖、硫黄山を周り、
阿寒湖へと動いたのが一昨日の初日だ。

東京よりも幾分寒いかと思って
少し厚手の上着などを持って行ったけれど、
朝晩を除けば、Tシャツで動けるほどだった。


それにしても、広大な自然の中を車で走るだけで
身体中にアドレナリンが走る。
まだ紅葉する直前の山々、針葉樹の数々、
そんな疲れを温泉で癒すことが出来た初日の夜だった。
posted by みつあき at 23:35| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする