2019年02月20日

インド8日目 チャンディーガル2日目

昨日がチャンディーガル最後の日。
とは言っても、とにかく
キャピトル・コンプレックスが
オープンする午前10時から、
デリー行きの便、15時半に乗る前に
空港に2時間前に着くために
ホテルを13時前には出なければいけない。

早々と食事とチェックアウトも済ませ、
バッグをフロントに預けて、
いそいそとキャピトル・コンプレックスへと向かう。

ただ、こういう時に、タクシーやリキシャーが
止まらない。と言うか、ほとんど通っていない。
ホテルからキャプトルまで歩いて40分ほど。
車が通らないか、道路を見ながら歩く、歩く。

それにしても、チャンディーガルという街は
僕が歩いた限りにおいては、本当に静か。

IMG_8365.jpeg

どこの街に行っても見た牛もヤギも、野良犬も
ほとのいない。
貧しい人たちの家屋は見かけるけれど、
ホームレスもほぼ見ない。
そして男性でターバンを巻いている人が
今までの中では最も多い。
調べるとシーク教徒がたくさんいるかららしい。

「インドで道を聞くと、教えられたのと
逆に行くと正しい」そう言われるほど、
詐欺まがいなことが多いと聞いたけれど、
少なくともチャンディーガルでは、
本当に道行く人たちも本当に親切だった。

IMG_8376.jpeg

さて、キャピトル・コンプレックス。
向かっている人が少ない。と言うかいない。
近くまで辿り着いて、案内所に行くと
「今日は祝日でやってない」と。

と言うことは、ル・コルビジェが作った
多くの建築物が見られない!?

もうあと数時間でデリーに行かなければ
いけないというのに。

頼み込んで、外観だけ写真を撮らせてもらう。
それも至近距離は無理だとポリスマン。

Capitol_High_Court.jpgIMG_8373.jpeg

調べてこなかった自分のせいだとわかっても
ただ、ただ虚しい。

「本当に申し訳ないです。
国の法律なんで」と何度も謝ってくれる
若い警察官は21歳。

いつか日本に行きたい、と言い、
一緒に写真、撮ってくれと。

IMG_8370.jpeg
日本の警察が外国人に絶対言わない言葉だけど、
若いからか、それともインドだからか。

それにしても、今日はロックガーデン
やっているのに、昨日早く
こちらに来れば良かったとも思うけれど、
こういうアクシデントは旅に付き物。

これで改めて、チャンディーガルには
また来たい、そう思わせてくれた。

キャピトルからホテルまでと、
ホテルのそばのセクター17という
ショッピングモールなどが近かったけれど、
特に欲しいモノはなかった。

そこではさっきは見つからなかった多くの
リキシャーでみんな寝転んでいる。
これを見ると、チャンディーガルもやっぱりインド。

IMG_8377.jpeg

あっという間に、飛行機の時間。
これまた、ON TIMEとか書きながらも、
搭乗口がどんどん変更し、
右往左往させられる。

昨日もデリーからホテルに着いたのが19時。
そこから意外と何もないホテルの外に出るのも
なんなので、ホテルのルームサービス頼んで
部屋で本を読みながら
今日に備えた。

いやはや。怒涛の一日だった。

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2019年02月19日

インド 7日目 チャンディーガルでの一日

連日、バタバタと移動と観光が続いて
ちょっと疲れていたせいか、
一昨日は10時間ほど眠ってしまい、
目が覚めると朝の10時。

遅い朝食を軽く食べ、
急いでブログを書いたりしていると
11時を過ぎてしまっていた。

そこから、お客さんのタカヒサ君に
勧められたPanjabi Grillなるレストランで
ランチを、と思い、
初めてのリキシャーに乗る。

なかなかイケメンの兄ちゃんで、
ホテルから10キロくらいある道を
一生懸命走ってくれた。

ところが、その場所に行くと、
何だか不思議な感じが漂う。
特にいい感じのレストランでもなく、
コーヒーショップに
毛が生えたような感じなのだ。

中に入って聞いてみると、
Panjabi Grillは、
ひと月ほど前にクローズしたとか。
事前に調べると、Googleでは
営業中となっていたのに。
(でも、Googleはその店が取り下げないと
そのまま掲載されていることも日本でも多い)

仕方がない。
これからレストランを探して、
ゆっくりしているどんどん時間が
なくなってしまう!

ということで、ここが一番見たい!と
思っていた「ネック・チャンド・
ロックガーデン」なる場所へ行く。

ここも、タカヒサ君が是非とも、
と言ってくれたガーデン。

まず、中を見る前に腹ごしらえ。
Panjabi Grillでの美味しい食事とは
かけ離れているけれど、
ここのカフェで、豆のカレーとナンをいただく。
150円くらいだから、めちゃくちゃ安いランチ(笑)

さて、さて、ネック・チャンド・ロックガーデン。
今回のインド旅行のメインとなった、
と言ってもおかしくないほど楽しい
アート感溢れる庭園だった。
タカヒサ君には心から感謝。

IMG_8258.jpegIMG_8334.jpgIMG_8337.jpg

今回は言葉で伝えるよりも写真のほうが伝わるかと思い、
ここで撮ったモノをアップすることにする。

IMG_8338.jpgIMG_8336.jpgIMG_8339.jpgIMG_8271.jpeg

ここを創り出したネッド・チャンド氏が
まだ健在だった時に、
書かれた以下のファンドの頁。
かなり詳しく書かれているので、
これを読んでもらうと、
ここが造られた概要もよく理解できるし
ちょいと感動的だ。

http://nekchand.com/ネック・チャンド・ファンデーション

チャンディーガルの街自体が
まだまだ新しい場所でもあるし、
このガーデンもまだここ数十年のモノだけれど、
ここ数日で観た多くの宮殿、お寺などに
匹敵するほど、いやそれ以上に
僕の好奇心をくすぐった。

こんな風に現代アートと、街や公園が
がっちりと手を組むと、十二分に
素晴らしい観光地となるというお手本。
日本も頑張りたいものだ。


ここで3時間近く、楽しんでいて、
このあと、建築家コルビジェが作ったという
建築群を観に、歩いて20分ほどのところにある
キャピトルコンプレックスへ向かった。

到着すると、16時半。
ところが、「15時にクローズした。明日また来て!」
と言われる。
ええええっ!!!
明日は、またニューデリーに戻る予定で
あまり時間がないのに。

仕方がなく、こっそりと
コルビジェ作のオープンハンドの像まで行ってみる。

IMG_8346 2.jpeg

つい数百メートルには、あらゆる建造物があるのに
悔しい・・・。

泣く泣くホテルまで歩いて帰り、
さすがに疲れたのでホテルのレストランで食事。


夜は、部屋のテレビを観て過ごす。
こちらのテレビを観て思うのは、
ドラマにせよ、映画にせよ、
ほとんどがインドのモノ。
アメリカ映画も少しあるけれど、
少ない。

インドミュージックのチャートなど見ても、
ほとんど欧米の音楽がなくて、
そのほとんどがインド映画の音楽、
というのも興味深い。

そんな中で、インドのスポーツ
カバディの中継があって、
これがなかなか面白かった。

ボールも道具も使わず、
肉体がぶつかりあって、いかに
狙った選手にタッチするかというモノ。
何だかいやらしい!って、そこかよ(笑)

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2019年02月18日

インド6日目 チャンディーガル到着

昨日は朝、ジャイプールの豪華ホテルを出て、
そこから空港へ。

このあとチャンディーガルへ向かうはずなのだが、
もともとデリー、チャンディーガルの往復の
チケットを買っていたので、
面倒ながらも一度デリーに入る。

デリーで2時間ほど中途半端な時間があり、
結局、空港で昨日のブログを書いていた。

なんだかんだで、チャンディーガルに着いたのが
17時前。
あっという間の1日。

Chandigarh-Airport-image-1518155804701.jpg

いつもならウーバーを呼ぶのだけれど、
チャンディーガルは、
ウーバーが発達していないのか、
まったく反応がないので、
仕方がなく、タクシーに乗ってホテルへ。

街並みは緑が多く、たまたまかも
知れないが、今まで行った場所よりも
遥かに人がうじゃうじゃといない。
街の中心部を通らなかったせいか、
クラクションや騒々しさもない。

Unknown.jpeg

聞くところに寄ると、チャンディーガルは
経済的にはインドで最も
豊かな地域らしい。

まあ、それでも中心に行けば、
凄い状態なのだろうけれど。
ここのスラムはまた凄いとも聞いているし。

何だか疲れたので、
ホテルでゴロゴロしながら、
明日の予定など経てながら、
食事をどうしようかと考える。

その前に、デリーにもほぼない、と
言われるゲイバーはあるかと
英語サイトで探してみた。
ホテルからほぼ近くに
"Blue Ice"というレストランバーがあり、
そこには日曜日(まさに昨日!)
ゲイのパーティが行われる、とある。

ただし、よくよく見てみると、2007年の情報。
まあ、どうであれ、そこまで10分ほど
歩いて行ってみる。

セクション17と呼ばれるこの地域は富裕層が
多いのか、(デリーは、ほぼまだ動いていないから)
今まで見たどの場所よりも、
欧米化が進んでいて、
夜にも関わらず、多くのブランドショップや
店が開いている。

IMG_8250.jpeg

その脇では屋台のようなところで、
多くの偽物が売買されているようなのも面白かった。

IMG_8252.jpeg

その"Blue Ice"は、そんなショッピングモールの
入り口にあった。

IMG_8251.jpeg

中に入ると、数組の家族連れ。
少なくとも、ゲイらしき人たちもいないし、
従業員も(カッコいい兄ちゃんはいたけれど)
特にゲイっぽさはない。

改めてわざわざ尋ねることもせずに、
インド風焼きそばを食べる
(こちらではベジタリアンが多いせいか、
必ず、鶏肉入りか
野菜だけかを聞かれる。)
写真は撮らなかったけれど、
これはなかなか美味しかった。

それにしても、インドの
ゲイの人はどうやって集い、
楽しんでいるのか。
今、流行りのアプリなんだろうか。

そんなことを考えながら、
このショッピングモールにあった
映画館で、21時から始まる回でも観ようかと。
でも、インド映画はほぼ3時間半くらい
あることを思い出し、断念。

IMG_8249.jpeg

デリーで1本くらい観たいもの。

ここ連日、一日2本のブログだけれど、
昨日はこんな感じだったので、今日はここまで。

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2019年02月17日

インド5日目 ジャイプールの1日 その2

ジャイプールは「ピンク・シティ」と
言われるほど、ピンクの壁や建物が多い。


その象徴となるのが、風の宮殿と呼ばれる
ハワー・ハマル。
IMG_8238.jpg

宮廷の女性たちを集めた宮殿で
顔を見られないように、
お祭を観るために、建てられたそう。

そんなワケでここは物凄い車の量と、
人で溢れかえっている場所にあって、
僕が撮ったこの写真でも、その騒々しさは
伝わってこない。

そうそう。とにかくインドは
どこもかしこもクラクションの嵐で、
過去行ったどの国よりも
クラクションを鳴らす。
日本で今話題のあおり運転とはまた違うけれど
とにかくちょっとでも追い抜こう、
前の車や人力車や人がノロノロしていたら
あおる、あおる!

そんな雑踏の中に、この
NYのアイアンフラットビルのように薄っぺらいのが
建っているのだ。

953もの小窓があるせいか、
風がよく循環する、ということで
「風の宮殿」と言われた所以らしい。


そこから歩いて5分のところにあるのが、
世界遺産になっている「ジャンマルタル」と
言われる大型の日時計と天体観測施設。

IMG_8151.jpegIMG_8152.jpegIMG_8158.jpeg

まるで現代アートさながらの建造物は
なんじゃこれと言う人もいるだろうけれど、
個人的には面白かった。

そう言えば、ここの入場料がインド人は
300ルピーなのに、
外国人は1000ルピー(約 1800円)
インドは物価が安いと言いながらも、
通常料金で楽しめないのは痛い。


さて、ジャイプールで最も良かった、と
思ったのがアンベール城跡。

IMG_8197.jpegIMG_8213.jpeg

これも世界遺産らしいけれど、
この堂々とした風格ある城と
その複雑に入り組んでいる宮殿内は
タージマハルよりも魅力的だった。

山々に囲まれる広大な城だけれど、
この城の入り口までの長い坂道が結構大変だった。
そこまで、象のタクシーと呼ばれる
象に乗って入ることも出来るらしいけれど、
昨日は見なかった。

建物内の細かい絵画や、彫刻もひとつ、ひとつ
見ていくと、その繊細さに胸を打たれる。
また迷路状態で、なかなか出口に辿りつけない。
IMG_8220.jpegIMG_8227.jpeg

思えば、僕が泊まったホテルもそうで、
難ありと思うか、どうかはともかく、
自分の部屋からフロントまで10分弱かかり、
迷えば20分もかかってしまった。
ま、それが楽しかったりもするのだけれど。

そんな3つの場所をのんびりと見て、
ウーバーで動こうかと思っていたけれど、
ジャイプールは安全そうなので、
初めてバスに乗り、ホテルまで帰ってきた。
バスの車掌の美人女性はものすごく優しく、
最初にホテルの場所を言うと、
2つ前の停留所を何度も丁寧に教えてくれた。

ホテルに戻り、美味しい夕食を食べ、
心残りなく、翌日のチャンディーガルへの旅のため、
早くベッドに入った。

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インド5日目 ジャイプールの1日 その1

ジャイプール。
当初、今回、予定に組み込んではいなかった。
それよりも、旅の中、一度だけの週末は
当初、デリーでゲイシーンを
楽しもうと思っていたからだ。

しかし、デリーのつもりで押さえていた
超豪華ホテル(しかもその時期だけ格安)が、
デリーから250キロも離れた
ジャイプールだと知ったのは、
旅行直前の数日前。

しかも、そもそも僕が通した旅行会社によると
(たぶん安く提供してくれるからか)
キャンセル不可とある。
とりあえず旅行会社に説明してみたが、
直接ホテルと交渉してくれ、と。
インドのこのホテルまで電話をしたら、
来られない理由を説明してくれ、と。

ホテルをデリーだと間違ってしまったと伝えるのも
なんなので、体調悪く行けない、と伝えた。
結局、ホテル側から出発前日にメールが来て
「病院からの診断書を送ってください」と。

なんじゃ、こりゃ。
高級ホテルだから、さくっと対応してくれると
思ったのに。

とりあえず、インドのゲイシーンは、
ほぼないのに等しく(イベントはあっても、
基本的にゲイバーはないようだ)、
それであれば、このジェイプールまで
足を伸ばして、豪華ホテルに泊まってもいいか、と。

店に来てくれている同世代のお客さん、
ショウさんも「前に泊まっているけれど、
素晴らしかった」とのこと。

というワケで、出発ギリギリに、
ベナレス→ジャイプール
ジャイプール→デリーのチケットを取った。
実はこの日曜日(まさにこれを書いている今日)
デリーからチャンディーガルに
移動する予定も入れていたので
いささかバタバタだ。

そんなワケで、一昨日の夜、
ジャイプールの到着。
説明が長くて申し訳ない。
さて、ウーバーで着いたホテルは・・・・


まあ、かつて観たことも泊まったこともない
凄いホテル!

そもそも宮殿だった場所を今から20年前に
改築して作られたようだった。

とにかく、広過ぎて、迷路のようになっていて
フロントから部屋に行くまでが大変だ。

「食事の時間がギリギリなので、
バッグは部屋に運んでおくので
もし良ければ、レストランに」
テーブルに通されたら、あまりの煌びやかさに
ため息が出る。
と言うよりも、何か落ち着かない。

IMG_8088.jpeg

ここで、夕食も飲み物以外は
ホテルの代金に入っております、と言われ
それでもアラカルトでかなり高額のモノから
そこそこの料金の食事を自分で選択できる。

そしてどんどん運ばれてくる食事。

「僕は胃を切っているので、
それほど食べられないのですべて
半分ほどにしてください」
そう頼んでも、大丈夫です、と
ものすごい量を次々に持ってくる。

10時半過ぎで、他のお客さんがいないせいか、
僕一人なのに、ワインサービスの人が一人、
料理の説明をしてくれる人が一人、
何か困ったことがあれば、という人が一人。
その3人がテーブルの少し離れたところで
笑顔でいてくれる。

あの「診断書」を送ってくれ、と
言ったホテルとはとても思えない。

食事はもちろん、どれもが日本の一流レストランで
食べているように美味しい。
しかし、正直本当に物凄い量で食べられない。
部屋に持って帰ったところで、
明日の朝食までに食べられはしないだろう。


食事をしながら、
ついこの日の朝、ガンジス河のほとりで
人々からの恵みを受けていた
お年寄りや子供たちを思った。

一日の中で、まるで世界を支配しているのかと
勘違いするような場所と、
今日生きるのが精一杯という場所。
その大きな落差をここまで感じることは
日本にいるとなかなかない。

このホテルと日本での自分の生活とのギャップは
多少感じながらも、いつもなら、この心地よさに
うっとりするだろう。
嗚呼、旅行ならではのリラックスだ、と。

でも、この日だけはとても
そんな気持ちになれなかった。

素晴らしい対応で、
丁寧にもてなされば、もてなされるほどに
何だか居心地悪くさえ感じたのは
ホテルのせいではなく、
一昨日の僕自身のせいだった。

部屋に案内されるとそこは
70平米ほどあるあまりに広い部屋。

IMG_8094 2.jpegIMG_8099.jpeg

ある意味。王様気分である。
一人で泊まるにはあまりにも必要のない広さと
何だか「分相応」ではない感覚。

本当の幸せとは何だろう。
人が人として、生まれ死ぬ間に、
何が必要で、何を必要じゃないんだろう。

毎日贅沢をしている中で
苛立つこと、怒る多くのつまらない事柄。

逆に、空腹で死ぬかも知れない人が
たとえば一本のアイスクリームを
食べられた瞬間の幸せな気持ち。

世界の半分以上を占めると
言われる飢えた人たちのことなど
もちろん日々考えていくことなど出来ないし、
自分の置かれた状況の中で
幸福を追求していくことがベストなのだろう。

そんな事ばかり考えて
あまり寝付けなかったのが4日目の夜。


朝、燦々と日が降り注ぐ、
ホテルの庭で美味しい朝食を食べた。
そして思った。

いずれにしても、このような素敵な場所に
自分は来ることが出来ている。
ひょっとすると、この王様気分は
そうそう僕の身に起こることも
ないかも知れない。

大袈裟に言うと、一生ないような
自分が置かれたこの状態を
感謝しながら、
心から楽しむこと、
そして何かを学ぶことこそが、
今の自分に必要なことなんだろう。

美術館のようなホテル内を
ゆっくりひと回りする。
従業員もお客さんも笑顔である。

IMG_8129.jpegIMG_8105.jpegIMG_8132.jpeg

前日の疲れを癒してくれる
暖かなな日差しを浴び、
ちょっと気持ちを入れ替えて
朝からジャイプールの街を歩くことにした。

(2に続く)
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2019年02月16日

インド 4日目 ベラネスの1日 その2

ガンジス河を渡ったあと、
一度、朝食を食べにホテルに戻り、
それから4つほどの寺院を見て回った。

IMG_8025.jpeg

1のブログにも書いたけれど、
運転手の彼は、気さくで
寺院を一人歩く僕に「色々声を
かけられても無視してください。
ちょっとでもお金を取ろうとする人が
観光客にはどんどん寄っていきますから」

IMG_8055.jpeg

確かに、どこの寺院もそうだった。
入場料などないのだが、入る時に
50ルピー(80円くらい)払え、と言い、
まったく払っていないインド人を見ながら、
それならいいよ、と僕が引き返そうとすると、
わかった、わかった5ルピーにしておくよ、
デリーでもアグラでも
すべてがそんな感じだった。

IMG_8075.jpeg

空港まで送ってくれた
爽やかな二児の父親に別れを告げた。
結構、ラフな荷物チェックから
中に入る。


ベナレスからジェイプールへの
飛行機に乗る前に、
コーヒーショップで、
ニューデリーから来た
会計士をやっている
27歳のインド人の青年が
「東京からですか?」と話しかけてきた。

うん、何故?と聞くと、
東京にはとっても夢があって、
来年でも是非、行きたい、そう思っていると言う。

インドについて、僕が考えたこと、
彼が日本について想像していること、
そこにはお互いに勝手な思い込みや希望などが
たくさんあり、その勘違いも面白く、
あっという間に1時間が過ぎた。

僕が昨日、列車で10時間かけて
ここに来たことを伝えると、
「え?何故飛行機を使わなかったのですか?
僕はほとんど長距離列車に乗ったことはないです。」
そう言っていたので、
そうか、お金がある人はそうなんだよな、
そう思ったけれど、
そのような事は関係なく、彼は好青年だった。

僕が、彼の亡くなった父親と同じ歳だとわかって
爆笑したり、日本に行ったら、是非連絡します、
そう言った彼とFacebookを交換した。

そこで彼のFacebookを見てみると、
彼の真横で肩を抱いて
写っているのは男性の写真だった。
友人たちとの写真も、ほぼ男性だけ。

ひょっとして、と思い、
「実は僕は東京でゲイバーを
営業しているのだけれど、
失礼だけど、君もそうだったりする?」
そう聞くと、彼は大笑いしながら
「残念ながら、違います。ごめんなさい。」
(いや、謝らなくてもいいんだけど)

「あの写真は幼馴染みの大親友です。
でも、知り合いにゲイもいるし、
レズビアンもいます。
とてもコンサバで頭が固い国ですが、
今の若い世代はどんどん
変わっているんですよ。」
そう言った。

思えば、インドに来て初めて会うゲイかと
少しばかり残念だったけれど、
そんな事よりも
空港の待ち時間の中で、
こういうひと時を持てるのは
幸せだった。

とても気持ちが良い青年だった。
長い一日の終わりは、
僕が危うく来なかったはずの
ジャイプールの超豪華ホテルだった。

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インド 4日目 ベラネスの1日 その1

僕がインド旅行で最も
来てみたかったのが、
ガンジス川だった。

ホテルから準備された車で
ガンジス川の入り口に着いたのが
朝の6時過ぎ。
そこには物凄い数の人、人、人。

もう、それは凄い混雑。
去年のマチュピチュに行った時の
早朝の駅の側の混雑を思い出したが、
唯一、違うとしたら、マチュピチュは
欧米も含め、アジア諸国などから
来た観光客がほとんどだったが、
ここベナレスは、半分が観光客、
半分がインド人だ。

たぶん、地方からわざわざここに
来るために来た人、
ずっと住んでいるけれど、毎朝、
沐浴をするために、川に来る人など
さまざまなようだった。

可笑しかったのは、川に行く入り口に
先日のホテル同様、
セキュリティ・チェックの大きい枠がある。

ランプは付いているし、そこをくぐると
ピン!と音はするものの、
その枠を通らないで降りていく人もたくさん。
と言うか、音がしようがどうなろうが、
そこに警備員らしき人はいない。

何のためのセキュリティなのか。
と言うか、そもそもガンジス河へ
テロ行為が仮りにあったとして
(それはそれで怖い話だが)
そこのいる人たちは「来るべきモノが来ただけ」
と思うのではないか、なんて考えてしまう。

ガンジス河を目の前にする。
今まで何度も映画で観た光景が
大きく広がっている。

濁った河にどんどん入っていく人たち。
インド人はもちろん、外国人も
入水し、頭までつかっている人もいる。
IMG_8003.jpeg

当然、あらゆるゴミや、数々の異物、
僕は見なかったが、動物の死体や
産み落としたばかりの人間の赤ん坊でさえ
流れているのは有名だけれど、
そんな中での沐浴。

若い無鉄砲な時なら、体調を壊そうが
なんだろうが、僕も入ったかも知れない。
旅行、4日目にして、まだお腹も壊していない、
という気持ちから、とてもそんな気持ちには
なれなかった。
でもほんの少しだけ、
たぶん死ぬワケでもないし、
そういう勇気もないのかという
気持ちがむくむくと、
盛り上がってくることも確かだった。

たぶん、同世代の人に言うと、
バカかと一笑に付されるだろう。

待っていてくれたボートに乗る。

IMG_7981.jpg

ボートから今来た岸辺を見る。
沐浴の準備をしている人、
黙想をしている人、
お金を懇願している人、
お金を一人、一人に渡している人、
牛、犬、鳥。
そしてボロボロになった何百年も前の
宮殿を安宿にしている建造物。

インターネットも、テレビも、
電話はもちろん、手紙すら
何日もかけなければ届かなかった時代から
続いているだろうこの景色。

他の観光客と同様、写真や動画を
撮りながらも、
ボートのオールで揺れる波を見て、
失われた悠久の時間、
多くの事象など、
すべてを包み込んでしまうような
不思議な力を否応なく感じる。

少し残念だったのは、夜中に
雨が降ったせいか、空は曇り、
御来光を見ることが出来なかったことだけれど、
それを超えた何かがここにはあった。

IMG_8009 2.jpeg

少しだけ肌寒い風に吹かれて
ボートを漕ぐ小学生くらいの少年。
僕を車で連れて来てくれた
32歳で二児の父親のように
「一歩もこのベナレスを出ることなく、
死んでいく(と思う、と彼は言った)」
のだろうか...。

特に激しい欲がなく、
家族を守るために生きる。

良し悪しはともかく、
そういう人生だってあるし、
僕がこのような場所で生まれていたら、
何を選んだろうか。
それでも今のようなゲイということを
受け入れ、欲深く生きていくのだろうか。

たった1時間と少しの間、
ぼ〜っとそんな事ばかり考えていた。
一昨日の列車に続き、昨日も、東京では決して
持てない時間を持てた。


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2019年02月15日

インド 3日目 ベナレスへの旅 その2

車内では大勢でワイワイ
話している人もいれば、
音楽を大音量で聴いている人、
電話で話している人などなど。

ランチは3種のカレーで、
これにライスやナンが付いているモノ。

IMG_7950.jpeg

これもなかなか美味しく食べられた。
まだこの時点ではお腹は大丈夫だ。

車内では数々の物売りが横行したり、
床に投げられているゴミを
掃除に来たり、とこれまた
騒々しいけれど、みんなそれぞれに
旅を楽しんでいるようだった。

僕はスマホやPCで昨日の日記を
アップしようとするが、
なかなかWI-FIの繋がりが悪く、
くだらないことでストレスを
感じるのも嫌なので、
早々に切り上げて、読書をした。

IMG_7937.jpeg

ランチのあと飲んだ暖かいチャイは
ホッとひと息、心も落ち着いた。
一杯10ルピー(18円くらい?)は安い。

あらゆる場所に出向くと、
外国人旅行者の金額と
インド人の金額は違うらしく
(キューバもそうだった)
さすがに車内ではインド人も
外国人も同じ料金でホッとする。

トイレに行こうとすると、
これまたトイレが凄い。

IMG_7942.jpg

足場があって、あとは目の前にある
棒で身体を支える。
僕は小しかしなかったので大丈夫だったが
大きいほうをした人は
脇に付いている水道でお尻を洗う。
(これはヴェトナムやタイ、
カンボジアと同じ)
匂い消しは上に付いている扇風機だ。

長い時間列車にいると、
本当に優しい人もいれば、
怪しい人もいる。

不安な気持ちや緊張感もあるけれど、
リオやリマで感じたそれとは
ちょっと違って
少し安らかな気持ちにさえなる。
南米とアジアの違いなのだろうか。
思えば、まったく知らない同士が
話を始めると車座になって
話を弾ませる。
老若男女問わずだ。

面白いのは、外が暗くなっても、
誰もアルコールを飲まない。
と言うか、飲めない。
売っている場所がないし、
たぶん持ち込む人もいないんだろう。
それでも、爆笑したり、
肩をたたきあったりして、
ペットボトルの水や
チャイを飲みながら、話し続ける。

いずれにしても、清潔でもないし、
リラックスできまくるワケでもなく、
日本人の中で、
こういう旅行など絶対ダメ、
という人は多いかも知れない。

60も過ぎて、
こんな旅を続けることが出来るのは
幸せだなあ、そう思った。
結局、ベナラスには2時間遅れの
夜8時過ぎに着いた。

ホテルに夕食ギリギリに着き、
翌朝(つまり今朝)は5時にホテル前から
ガンジー川に行く予定だったので
早々に休んだ。
ほぼ丸一日、列車の旅を楽しんだというワケだ。

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インド 3日目 ベナレスへの旅 その1

昨日の半日は、インドで
初めての列車の旅となった。
アグラからベナレスへ9時間の旅。

ベナレスというのは、ワーラーナシーとも
バナラシとも言われ、
これは日本人の発音というのではなく、
現地の人もこの三種類の言い方がある、
そして、現地の人は「ベナレス」と
言っていると聞いたので、ここでは
ベナレス、ということで。

IMG_7923.jpg

アグラ駅を9時半出発だったが、
結局列車が出るのは1時間遅れの
10時半過ぎだった。
インドでの列車の遅れなど
まったく当たり前で、
ほとんどの人は、待ち慣れをしているようだ。

それも、20時間、30時間もの遠距離を
飛行機に乗らない人々が乗るため、
いつも混みあって、遅れるのは当然のよう。

思えば、元スタッフのミキヤが来た時は
なんと17時間(!)も、寒い駅で
待たされたのだから、それを思うと
1時間など何て言うことない。

アグラ駅には改札も何もなく、
誰もが簡単にホームに行ける。
加えて、ホームには野良犬や猿や鳥が
そこここにいたりする。
下手すると牛まで入ってくるらしい。

IMG_7927.jpg

列車が到着すると、
その乗降口は、映画などで
お馴染みのように、扉がない。
いつ誰が落下しても
まったく関係なく、走り出してからは
さすがに怖いながらにスリル満点だ。
こんなこと、なかなか経験できない。

そう。経験できないと言えば、
この列車の中での体験は、現代では
他の国でもほとんど
巡り合わないことだらけで、
ここでインド好きになるか、
嫌いになるか、分かれるところでもある、
そうなのかも知れない。

僕はこの列車で上から2番目のクラスを
予約したのだけれど
(ファーストというのは、
さすがにこのセカンドクラスの倍以上も高い)、
これが想像以上に凄い状態。

IMG_7936.jpg

2段のベッド式になっていて、
長椅子(もしくはベッド型)が
二人で買っている場合もあるし、
一人で寝転びたいので占領も出来る。

だから、これよりも安い車両は
電気も付いておらず、
(まだ昼間だから良かったけれど)
かなり暗い中では、
すし詰め状態だったりするんだろう。
そして安い車両ほど量が多くて
そういう状態で、みんな長時間
旅をするのだ。

これが旅の始まりだった。


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2019年02月14日

インド2日目 アグラへ その2

そう言えば、
人に追われることはなかったが、
喧騒の中で、車に乗る時に
水牛の大群に追いかけられた。

これはかなり恐怖だった。
何十頭いたんだろう。
急いで車に乗ったけれど、
ヴェドさんは、
牛は神様だけど、たまにこういうこともある、
そう言って笑った。

昼間は、広い庭付きの
リオ・ガーデンという
レストランに行き、
あらゆるインド料理が
小皿に並べられたランチ。

image.png

これが非常に美味しかった。
食べ過ぎるとお腹を壊すので
抑えながら食べるのが少し無念だった。

この後、アグラ城に行く。
agra03.jpg

ほぼ赤い石、赤い土で
14世紀に皇帝に造られたモノで
50人にも及ぶ妻たち、それぞれの
部屋があり、それこそ
ハーレムだったらしい。

ここから見えるタージ・マハルは
なかなか見応えがあった。
img_7.jpeg

そのあと、ヴェドさんが連れて行ってくれた
マッサージは、レスリング出身の
マッチョな30代だった。
僕の腹にある癌の傷跡を見て
「僕の元奥さんも胃ガンで亡くなった」
と言っていた。

彼は「ダンガル きっとつよくなる」が
大好きで、あの長い映画を何度も
観た、そう言っていたのが印象的だ。
Unknown.jpeg

彼のマッサージは大きな手で
柔らかく、力強く、痛過ぎず
非常に気持ち良かった。


夜は、凄い喧騒地帯にあった
前日夜のデリーのホテルとは違い、
静かなかなり良いホテルだった。
入るのに、持ち物検査から
セキュリティーチェックがある、
というのも凄い。

たぶん安宿は安宿で人は連れ込めないだろうけれど、
こういう一流ホテルでも難しいんだろう。

とは言っても、エレベーターは
真っ暗になって止まる、
ジムのマシンは壊れている、
面倒な事もそれなりにあって、
日本や欧米の高級ホテルとは違って
これまたインドだなあと思った限り。

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インド2日目 アグラへ その1

昨日の朝から明後日まで、アグラ、
そしてバラナシへとツアーを申し込んでいた。
日本語を話すインド人のガイドのヴェドさんと
運転手の人と3人。

デリーからアグラまで朝食を途中とって
約3時間、霧に包まれ、少し寒い
(と言っても15度くらい?)デリーの高速から
アグラの街に着くと、いきなり暑くて驚いた。

アグラは、インドと言えば、
タージ・マハルがある場所。

IMG_7918.JPGIMG_7916.JPG
観光客も多く、
宮殿を目の前にすると、
その壮大さにさすがにため息が出る。
15世紀の皇帝が死んだお妃を
祀るということで建築されたと言う。

建築自体に、20年以上も
かかったというけれど、
その職人たちは、工事が終わってから
他でその技術を使えないように、
皇帝の命令で、腕を切り落とされたという
かなりグロテスクな逸話があるらしい。

IMG_7917.JPG

イスラム教の寺院ということで
門の周りにアラビア文字が並ぶ。
ヴェドさんはヒンドゥー教信者で、
なおかつ、4つに分かれた
カースト制度の中で最も身分が高いと
言われるバラモンの出らしい。

でも、「お金はそんなにない」と笑っていた。
しかしながら、肉を食べないのは、
お金がないからではなく、
バラモンに属しているからだと言う。

日本人は宗教は持たず、
信仰心もあまり持っていないんだと言うと、
さすがに日本語を勉強しただけあって
よく知っているけれど、
ヴェドさんは、とても不思議だと言っていた。

これは仏教国のタイでも
若い人たちと話をして同じように
言っていたのも思い出した。

ただ、それだけ宗教への思いも強いのに、
スリや詐欺が横行しているのは
何故だろうか。
やはり想像を絶するほどの貧困に
他ならないのだろう。

スリや詐欺とはまったく別に、
アグラの街で、多くの女性、子供
または身体の不自由な人が
物乞いをしていた。

街には裸足で歩いている人や、
泥だらけの子供たちも多くいた。

確かに、今まで貧しい国やそういう地域を
目にしたことはあったけれど、
ありとあらゆる場所で
ここまでの状態を
目にすることはない。

しつこく追いかけ回されることは
なかった。
多くの書物に書いてある通り、
こちらの人たちはその状態を
卑下することもなく、
プライドを持って生きている
というのは本当なのかもしれない。

きっとこの後の一週間で
色々なことを体験し、感じ、
さらに考えることだろう。

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2019年02月13日

インド到着

昨日の朝、うちを出て、成田へ。
旅の一発目にちょっとした失敗。

ここのところ、海外行く時に
SIMフリーにしているので、
現地でSIMカードを買って対応する。
とは言っても今回はインド。
どうなるかわからないので、
Wi-Fiルータをレンタルすることに
数週間前に日本で予約しておいた。
ところが、入国審査が終わってから
レンタルをし忘れた事に気がついた。

一度、審査が終わったら、決して
もう戻ることは出来ない。
レンタル会社に電話をしたら、
当日なのでキャンセル料金は全額との事。
結局、中にいたJALの職員の人に事情を話し、
レンタル会社まで取りに行ってもらう事に。
大急ぎで走って、ルーターを届けていただいた
女性職員の人には心から感謝だ。

日本を出る時から
すでにトラブル発生。やれやれ。

機内では、映画”Can you ever forgive me?’を
ひと足先に観る事が出来た。
これは主人公の女性ライターと
ちょっとした仕事をする
同性愛者の役でリチャード・E・グラントが
本年度のオスカー助演男優賞をたぶん
取るだろうと言われている映画。
確かに彼は素晴らしい。
とても良く出来た作品で満足。
これは改めて何かの機会に紹介したい。
やるだろうけれど、日本公開、今のところ未定。

そんなこんなで10時間かけて、インドに到着。
18時過ぎに空港に着き、
ビザを日本で取ってなかったので、
アライバルビザに並ぶ。
これが凄く時間がかかる、と言われていたけれど、
ものの5分で終わり、拍子抜け。
大使館まで行かなくて良かった(笑)

空港からは、ウーバーを使って、
大渋滞の中、約1時間半かけてホテルのある
デリー中心地に。

昨日の夜は、ほほ寝るだけだし、
(今朝は早朝からタージ・マハールが
あるアグラに向かうため)
後半ちょっと豪華なホテルに泊まるので、
そこそこの格安ホテルをエクスペディアから
頼んだのが間違い。

ホテル側はブッキングされていないと言い、
エクスペディアに携帯から電話をすると
ホテル側には了解を得ていると。
電話をホテルマンに変わってもらっても
ラチがあかず、結局エクスペディアからは
返金してもらう約束を取り付け、
新たにお金を支払うことに。
当初より高くついたし、
1時間ほどこれでロス。
話が終わったのが22時を回っていた。

気を取り直して、ホテルの近くのレストランに。

このレストランでは、タンドリーチキンを。
これがなかなか美味しかった。
ここでは、ビールを頼めたけれど、
インド人はアルコールを飲まない人も多く、
アルコール出す店が少ないよう。
お酒を出す免許を取るのが大変なよう。
諸外国に行くと、お酒が絡む業種は
ホントに大変らしく、そういう意味では
日本は恵まれていると思う。

ホテルに戻ってすぐに爆睡。

朝は霧が凄く、これからアグラへ。
さっき食べたサンドイッチに野菜が入っていて、
お腹を壊さないかドキドキしながら、
車の移動中。

いつもはPCでブログを書いているが、
Wi-Fiルーターの容量の都合で
スマホから。これもなかなか大変。

と言うわけで、珍道中の始まり。
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2019年02月07日

インドへの道

僕がインドに行くという話をしていたら、
仕事やプライベートで行っている
お客さんが結構いたりする。

昨日来てくれた40歳のサチオ君は、
18歳の時に、バックパッカーとして
行ったという貴重な話をしてくれた。

彼が乗った飛行機は、3時間遅れて
デリーに到着し、
まったく予約もしていないホテルを
探すすべもなく、
結局、空港にいた人が言われるがまま、
デリー市内の観光案内所に
連れて行かれた。

と言っても、深夜の午前1時に
オープンしている案内所っていうのが
そもそも信用出来ない。

そこでは、色々なインド人が
あっちへ行け、こっちへ行けとか
あらゆるアイデアを出すけれど、
どれもウソのような話だったりする。

何せ10代の初海外。
僕も18の時にヨーロッパを周り、
かなりビビりながらの旅だったことを
思い出す。
増してや、サチオ君はインドである。

彼はその後、根負けして
タージ・マハールのあるアグラに
200ドル払ってタクシーで
連れて行ってもらうことにしたと言う。

格安のホテルマンから、
ちょっとお願いがあると言われる。
病気だと保険会社に言うと、
君は100ドルもらえるし、
こちらも手数料が入るので、
一発、保険会社に電話を
してくれないか、という話だった。

そのまま電話をし、保険の調査員から
数々の質問を投げかけられ、
結果的に2日病院に入院し
(ホテルマンも病院の人間もグル)、
針も刺さない点滴をぶら下げ、
結果的に80ドルもらったそうだったが
よくもあんな酷いことを受けたなあと
今でもちょっと身震いがするらしい。

ガンジス河を目の前に見る
ベナレスでは、ドロドロに汚れた
ガンジス河で沐浴もしたようだ。
だからかどうか、3日ほど
激しい下痢に襲われたらしい。

いずれにしても、
若かったから出来た事ばかり。
今となっては懐かしいし、
また行ってみたい、
サチオ君はそう言っていた。

彼の話を聞いて、
僕も若い頃に、カラチやアテネで
まんまと騙されたりしたことを思い出しながら、
今となっては良い経験だと思う。

インドは、多くの人が、人生観が変わる、
という声だけではなく、
汚い、詐欺だらけ、腹立たしいことだらけ、と
ネガティブな話も山ほど聞く。

片や、建築家コルビジェが作り上げた建造物が
多くある、というチャンディーガルでは
素敵な思い出がたくさんある、と言うヤマシゲ君の話。
彼は4日ほどの滞在期間、
本当に胸が熱くなることが多かったとも言う。

そんな彼の勧めもあって、
今回の僕の旅にはチャンディーガルが
プラスされたのだが(笑)。

さて、どんな旅になることやら。
ふう。

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写真は去年、まさかの大ヒットとなったインド映画
「バーフバリ」二部作。
僕はそんなに楽しめたっていう訳ではないけれど、
うちに来るお客さんの多くは結構熱狂的。
行く前に、観ていない第二部でも観てみようかな。

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2019年01月30日

憧れのインド

スタッフの人数やスケジュールの関係もあって、
昨年晩秋の旅行は断念。
しかし、ちょっと落ち着いてきたのと、
2月は客足が減るということもあり、
10日ほど旅に出ることにした。

当初はロンドンで観たい舞台を、
と検討していたのだけれど、
その何本かは、ブロードウェイに
移るので初夏にはあちらで観られそう。
加えて、冬のヨーロッパはあまりに寒いので
結局、アジアへ目を移した。

いつもお世話になっている
お客さんカップルが住むシンガポールに
と考えたけれど、うまく日程が合わず、
結局、昔から行きたかったインドへ
行くことを決めた。

379-600x375.jpg

いつも行く比較的大きな都市に行く理由は、
ほぼ舞台、ライブなどを観るためだ。
それ以外は、年をとったら
なかなか行けない場所
(前回のマチュピチュや、
一昨年のキューバも
そうだったけれど)に行こうと
思っている。

南米ももう少し制覇したいし、
アフリカにも行きたいのだけれど、
まずその前にインドかなと。

治安やら、食べ物やら多少心配はあるけれど、
人生観が変わるという人も多い未知の国を
色々と味わおうと思っている。
何か情報があったら、是非とも。

旅行中、今まではブログも
休んだりしていたけれど、
今回は(多少、抜ける日もあるだろうけれど)
アップしたいと思っている。


来月12日に出て、21日に戻り、
店には22日の金曜日から出ます。
まだ10日少しありますが、
留守をスタッフが守ってくれるので
よろしくお願いします。

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2018年10月19日

博多の夜から

昨夜、ふらりと来てくれたのが
なんとつい3日前に、博多で会った
僕よりも5歳ほど年下の
タカオちゃんだった。

先日、長崎でのことはこのブログにも
2回に渡って書いた。
30年ぶりに会ったムラナカさんは
もう1日長崎でゆっくりすれば、と
言ってくれたけれど、
長崎、福岡へのチケットや
福岡から帰りの飛行機を取っていたため、
今回は博多に寄ることにした。

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博多は、前働いていた会社の社長が急死し、
その墓参りで、20年ほど前に、
一度だけ訪れたことがあった。
その時は、かなりバタバタで東京に帰り、
どこかに飲みに行くこともなかったので、
今回は東京で聞いた何軒かを
覗いてみることにした。

ただ、僕は東京でこういう店をやっていることを
伝えると、ついつい営業っぽくなってしまい、
店同士の会話になったりしてしまう。
よほど知っている店ではない限り、
普通のお客さんを装って飲むことが多い。

博多のゲイバーが集まっている地区、住吉は
住宅街にあって、それも新宿や大阪の堂山のように
軒並みゲイバー、ということではないので、
Mapを頼りに探さなければいけない。

一軒目のお店は、
まだオープン時間に近かったせいか
お客さんは少なかったけれど、
20年以上やっているという大先輩で、
引き出しの多いマスターの会話が
とっても面白かった。

そのあと、店のお客さんや友人から聞いた
有名なお店を探したが、なかなか見つからない。
そこで、何度かすれ違ったのが、
タカオちゃんだった。

3度目にすれ違った時に、
僕が彼にその店の名前を伝えると
「僕もそこに行こうとしていたんです。」と
彼も東京から出張で来ていることを知った。

二人でMapを頼りに探しても見つからない。
あとでわかったのだが、そのお店は看板がなく、
休みのため、シャッターが閉まっていたのだった。

そこから3軒。
店を始めてから、自分の店以外で
それも同世代の人と知り合ってハシゴをした、
というのは初めてだったかも知れない。

タカオちゃんは20年ほど一緒に住んでいる
パートナーがいて、
なかなかヤンチャなタカオちゃんと
その彼の関係など、
とても面白い話をたくさん聞いた。

そして、僕も最初は話さなかったのだが、
新宿でバーをやっている、ということを伝えた。

それがまさかその後、2日目に
来てくれるとはびっくりだし、
本当に嬉しく思った。

海外ばかりに行っていて、
なかなか国内旅行をしていない自分だが、
思いもよらない出会いや再会などが
あらゆる場所で待ち受けているのだと
新たな気持ちが湧いた。

博多のお店、タカオちゃん、ありがとう。

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2018年10月17日

長崎にて 30年ぶりの再会 その2

車を走らせて2時間。
海を見下ろせる高台にある中華料理屋で
ムラナカさんと会った。

IMG_7248.JPG

薄くなった髪を隠しているのか、
キャップを深々と被った
ムラナカさんだったが
30年前、僕が映画館で観た時の面影が
しっかりとある相変わらず良い男だった。

「久しぶり」
しっかりと握手をして、席につく時に
少し足を引きずっていることに気がついた。

尋ねると、ここ10年くらい
仕事で腰を痛めたこと、
加えて癌を患ったことなど
かなり体調に変化があったようだった。

食事は近所の人と
農作物を交換したりしたモノを食べ、
こうして外食することなど
本当に珍しいらしい。

PCもスマホも持たず、
人と連絡を取り合うのは、
ガラケーで電話とショートメールだけ。

こちらに戻って来て25年。
ゲイの人との交流は
まったくないのだそうだ。

親戚や前の職場、
近所付き合いなど
面倒なのじゃないかと聞いてみると、
とても充実しているし、それなりに楽しいよと
ムラナカさんらしい言葉が帰ってきた。

病気をしたりすると、みんな心配して
色々やってくれる分、
自分も少しでも力になることをやりたいのだと。

若い頃は、東京で恋愛やらセックスやら
男のことばかり考えていた時期もあるけれど、
こういう生活をしていると、
自分がゲイだということさえ
忘れてしまう。

なるほど。

僕も未だにストレートの連中との交流は
たっぷりあるけれど、
それはあくまでも僕がゲイであることを
知っている関係。

バーを経営し、
自分がゲイである事を
考えない日はない自分の暮らしとは
ずいぶん違う。

もちろん、そのどちらも
良し悪しはないけれど、
ムラナカさんのような生き方は
とってもシンプルだけど、
心から素敵だなあ、そう思った。

翌日、長崎市内の多くの
観光地に付き合ってくれ、
「坂を歩くのはなかなか辛いな」と
笑いながら歩いているムラナカさんを見ながら
この人と35年も前に出会った意味、
そしてこうして再会した意味を
改めて噛み締めた。

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2018年10月16日

長崎にて 30年ぶりの再会 その1

生まれて初めて長崎県に来た。
それも雲仙まで、
長崎空港から車を借りて約1時間半。
東シナ海に沈む夕日を見ながら
のんびりと運転する。

IMG_7238.JPG

今回、何故こちらに来たかと言うと、
僕が生まれて初めて
好きになったゲイの人と
30何年ぶりに会うことになったからだった。

ムラナカさんと僕は
僕が25歳、彼が32歳の頃に
新宿の映画館で出会った。

彼にはその頃、
もう10年付き合っている男がおり、
僕にも6年ほど付き合っている彼女がいた。

何度かお茶を飲んだりしながら。
たまに会おうと言われて
相手がいるのはお互い様だと
僕は承諾した。

生まれて初めてのゲイバーも
彼が連れて行ってくれた。
今は移転してしまい、マスターも
変わったが、当時あったそのお店は
現在のうちの店から歩いて30秒くらいの
ところにあった。

知り合って数ヶ月後、たまたま彼に
電話をかけた時、
彼のボーイフレンドが横にいることを察した。

それが想像以上にショックで、
初めてゲイの男性を好きになってしまっている
という気持ちに気がついた。

自分にも長く好きでいる彼女が
いながらにして、
この気持ちは何だろうと。

あまりに辛くて、
僕からもう会えない、そう言った。
二人でデートしたのは、
ほんの3、4ヶ月だったと思う。

それからの数年、
彼の連れて行ってくれた店で
知り合った友人たちと
彼とで食事をしたりという事はあった。

ムラナカさんは優しかったし、
いつも朗らかだった。

とは言え、何となく連絡もとらなくなり、
そのあと何年か経ってから、
彼が長崎の実家に帰ったことを
バーのマスターから聞いた。

「たぶん退屈しているから
電話でもしてやってよ」
そう言われて、久しぶりに声を聞いたのは
もう最初に会って、
15年くらい経ってからだった。

「もう、度田舎暮らしたい。
すっかりジジイの気分さ」
まだ40代後半でそんな事を言っていた。

それから数年に一度、お互いの様子を
電話、その後メールでやり取りをした。

そして、一昨年、彼の東京に
住むお姉さんの見舞いで
上京するので店に来る、
という連絡があった。
久しぶりに会うことは
楽しみにしていたものの、
当日、僕の母が他界し、
会うことは出来なかった。

それから2年。
今年、九州地方に台風が来たこの夏、
安否確認に電話をした際に
「また東京に来る予定はないの?」と尋ねると
「もう歳だし、ちょっと体調悪いので
たぶん、もう行けそうもない。」そう言われた。

30年も会っていないし、
それじゃ、長崎旅行も兼ねて、
僕が顔を覗きに行くよ、
そう応えたのだった。


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2018年06月30日

外国人と日本人

水曜日の飛行機で帰国したのだけれど、
成田に13時半に到着する予定が、
強風のため、着陸できず、
そこから羽田に向かった。

それはそれでラッキーと思いきや、
8割ほどのお客さんがアメリカ人も含む
外国人だったため、
また成田に戻る、戻らないとかで
羽田の機内に3時間ほど閉じ込められ、
結局、荷物を待ち、空港を出たのが18時も
過ぎた頃だった。

ずいぶん昔に、ギリシャに行った際に
パキスタンのカラチで
長時間待たされたことがあったが、
それ以来、ほぼ遅れたことがなかったので
久しぶりの出来事だった。


機内でとても興味深いと思うことがあった。
何かと言いたいことは言う、
とされるアメリカ人たち観光客だが、
特にクレームを出したり、
いつまで待たせるの?と
怒るような人はおらず、
意外と呑気な感じでゲームをしたり、
お喋りをしたりしていた。

逆に日本人は、CAの人に
どうなっているのか、と
詰め寄る人や、
細かく聞いている人も多い。

たぶん、外国人というのは、
飛行機に限らず、
多くの交通機関の遅延などに
とっても慣れているということもあるのだろう。

思えば、NYの地下鉄など、
どういう事情で遅れても、
理由を細かく説明をすることもなければ、
謝罪もない。
客もまたか、仕方がないなあ、
という感じだったりする。

日本であれば、
それが交通機関自体の理由ではなく、
天候や災害であれ、平謝りしたり、
怒涛が飛び交ったりもする光景を
テレビなどでよく見る。

ただし、これは交通機関の遅れ、
ということに限ったことで、
他のことに対するクレームや伝え方は
アメリカ人を含む外国人のほうが
強かったりすることも当然あるだろう。
権利を主張する、ということに関しては
日本人はそれなりに尻込みしてしまう。

これは権利を主張する、ということとは
また少し違うことだけれど、
アメリカで、講演会などに行ったとする。
講演をする人と
お客さんとのティーチインをする場面に出くわすと
どんどん質問が飛ぶ。
と言うか、質問がそのうちに
ユーモアを交えた会話となり、
いわゆる意見交換がこれでもかと続く。

日本では意見交換どころか、
数人、手が上がるくらいだったりする。
それも、申し訳なさそうに。


外国から日本に帰国して、いつも思うのは
日本人は本当に他人をおもんばかる、
気にする、空気を読む国民なのだ、ということ。
常にきちんとしようとしているし、
はみ出し者は嫌がられる。
嫌がられないように考えて行く。

電車や、レストランで友人や家族と
話すのはOKだが、
携帯は遠慮しなければならない。
こんな国は世界で唯一だとも聞く。
これはとっても不思議だという外国人もいれば、
静かで素晴らしいと賞賛する人もいるようだ。

そんなことを考えると、この僕なんかは
日本人の中で最も日本人的なのかも知れない。
そう思う。

さすがに駅でクレームを出したりはしないけれど、
常に周りがどう感じるのか、それを気にしながら、
自分の行動を決めていったりする。

自分が受けてきたいわゆる日本人的教育が
非常に悪いかと言うと、そんなことはないと思う。

ただ、自分の感情を抑えながら、
個性を伸ばせない、ということは
多くの見識者が言うことだったりする。

どちらが良い、悪い、ということではない
そう思う。
いかに各々のバランスをうまく取りながら、
自分らしく生きていけるか、
ということなんだろう。

いつも考えることだけれど、
今回、機内でそんなことを思った。

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新宿2丁目 Gay Bar Bridge(ブリッジ)
東京都新宿区新宿2丁目13の16
SENSHOビル 6 F
03-6423-7384
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2018年06月23日

ペルーで考えたこと

去年、恒例のニューヨーク旅行に、
メキシコ、キューバ、
そしてブラジルに足を伸ばした。
そして今回、世界遺産としてここ10年ほど
多くの人が行きたいとしている
マチュピチュ(ペルー)に行くことにした。

数年前に、カンボジアのアンコールワットに
行った折、いわゆる秘境の地や
多少危ないとされるところは、
元気なうちに行ける時に行っておかなければ、
そう思ったのだ。
ただ、マチュピチュは、人気が出過ぎて、
人数制限を設けたり、ガイドと一緒にではないと
入れない、そういうことになったと言う。

結局、マチュピチュの入り口まで行けば、
ガイドをする人(特にスペイン語、英語圏用)は
たくさん客引きをしていたのだが、
日本を出る前などそんな事は知らなかった。
そして、今回、ペルーに入り、リマは別にして、
クスコ、マチュピチュのみ、ガイドをお願いする
ということにした。


リマ。
やはりリオやメキシコシティと共に、
物騒と言えば物騒、
バスには人が溢れんばかりだし、
ドアにぶら下がるように人が乗っていたり、
物売りがどんどんバスに入っていっては
出てくる。

東京、ロンドン、ニューヨーク、パリなどとは
まったく違う魅力を見せる南米の街。
まあ、そんなリマから飛行機から
1時間20分かけて行くのがクスコ。

クスコは真っ青な空と、
ひたすら坂の石畳に包まれた
標高3400メートル、という土地。

本やネットを見ると、高山病になった、
という人が少なからず半分かそれ以上いると聞く。
うちのスタッフだったマサヒロも
頭痛が大変だったと言うし、
他のお客さんも何人も辛かったと聞いた。

かなり心して、あらゆるところに
書いてあるように
大きくゆっくりと深呼吸を繰り返し、
出来る限り、ゆっくりと歩くように心がけた。

クスコからガイドを務めてくれた
僕と同世代の女性、サチコさん。
歴史地区と言われるアルマス広場に面した教会や、
太陽神殿、サクサイワマン遺跡、
マラスの塩田、モライ遺跡など
多くの場所に連れて行ってもらったが、
何が面白かったかと言うと、
彼女の生き方だった。


彼女は35年の前に、山岳部の女友達と
英字新聞の片隅の広告で見つけた
ペルーとアンデス山脈というのから
二人だけで日本をあとにしたらしい。

その当時は、日本政府からは
ペルーは「渡航禁止地域」なおかつ
「危険地帯」として位置付けられていたようだが、
彼女たちはまったくそんなことを
知るよしもなかったと言う。

マチュピチュの「マ」の字も、
まだ世間に晒されていなかった頃、
とにかく初めて訪れたクスコも
まったく観光地化されていなかったらしい。

そして半日かけて歩いて着いたのが
マチュピチュだったとのこと。
まだ世界遺産などになる前だったから
舗装されていない道と遺跡自体も
今ほど整理されていなかったようだ。

しかし、写真にも何も報道されていなかった
当時のマチュピチュ遺跡を目にした感動は
どう伝えたら良いか、わからない、
そうサチコさんは言った。

サチコさんは大層、クスコが気にいり、
そこに旅行に来ていた日本人男性と
「ここが生涯の土地」と心に決め、
結婚したのだそうだ。

当時は1日に一度だけ1時間流れる
NHKのニュース放送を
ラジオの凄い雑音の中から周波数を合わせて聞いた。
日本のNHKのテレビが
観られるようになったのなんて
15年ほど前だったと言う。


ほとんどの人たちは穏やかで優しく
(確かにそうだった)、
貧富の差が激しいため、
泥棒、スリ、置き引きはキリがない。
たぶん、クスコに住んでいる人たち100%が
泥棒に遭ったことはあるのだと言う。

買い物から帰って来たら、うちはもぬけの殻に
なっていた、なんて言うことは何度となくある。
それで落ち込んでいても仕方がなく、
みんな笑って過ごしているのだそうだ。

それから35年。子供さんたちはまだ学生だそうだが、
彼らはネットで日本のアニメやゲームに夢中。
たぶん、クスコでは、ほぼ日本と変わらないような
生活が出来ると言う。

泥棒はまだまだあとを絶たないようだ。
クスコでは、土壁の家屋のいたるところに
花びらや派手なマークと
スペイン語の数文字が書かれている。
あれは何かと彼女に尋ねると、
支持政党を壁にかかげているのだそうだ。

ペルーは、共和国でかつてのフジモリ氏も含めた
国民が選んだ大統領が行政を行使するらしい。
国民がストライキやデモに強く関心を持っているのは、
子供の頃から「何をどう考えるか」を教え、
授業の中で、自分の考えに基づいて、
デモンストレーションをする、
ということが行われているらしい。

とは言え、犯罪者と警察が結びついている、
という認識は強く
ある意味、誰も警察を信じていない、
サチコさんはそう言っていた。

一度、買っていたペットの犬が突然いなくなり、
警察に届けを出しに行った際に、
見つけた人に賞金を出すか、と問われ、
出す、と答えた数時間後に
警察官が犬を連れて来た。
賞金は警察に手渡したのだと言う。
もちろん、賞金目当てで
警察が犬を連れて行っていたことは明白だった。

本当に日本では考えられないことが
次々と起こる。

警察官はあまりにも賃金が安く、
そのぶん、アルバイトをしている人たちも多いと言う。
だから汚職もはびこっていく。

これはいくらなんでも、と前大統領が
警察の賃金をあげたら、
その瞬間に「警察よりもずっと長時間働いている」
とする、教員がデモを始め、
今年の頭、3ヶ月間、授業がなかったとも言う。

そんなこんなで、常識では考えられないことや、
酷いことも多いけれど、自然の豊かさや
全良な人々が多く優しい、ということ、
そしてのんびりとした風土、
それはサチコさん家族が
「もう少しこちらで暮らしていたい」
そう思うことなのだそうだ。

日本に住んでいて、当然だと思っていること。
「普通ならこうだろう」と思うクセ。
ある意味、民意、という言葉の元に
多数意見が正しい、と思わざるを得ない社会。
これも、今回の旅で、
改めて学んだことだった。


マチュピチュの遺跡は本当に「天空の城」だった。
人気のワイナピチュには登れなかったけれど、
それよりもさらに高い3061メートルもの
マチュピチュ山に登った際には
途中何度も引き返そうかと思うほど辛かった。

山登りなどほとんどしたことがない僕が
一段、25cmにも30cmにもなる石段を
100段も200段も登っていくのだ。
道ゆく人とは笑顔で挨拶しながら、
突然の雨や強風、そして日差しの暑さなど
3時間の中で体験しながら、
それでも、いつものように、こういう経験が
人生であと、何度出来るだろう、そう思った。

あと数年、いや、10年くらいは、
多少過酷でもトライして行きたいものだ。

とっても長文、失礼しました。

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2017年12月23日

2017年 初冬の旅行記 その7

12月10日(日曜日)

この日のマチネは、
前夜の「トーチソング」に続いて、
現代の同性婚をしたカップルと、
彼らに交わる男との関係を描いた
ゲイの舞台「アフターグロウ」を観た。
IMG_3203.jpg

オープニング、全裸で抱き合う3人のシーンから始まり、
シャワーシーンなどかなり際どい場面を織り込みながら、ドラマは流れる。
十分刺激的なシーンも今さらNY の観客にとって
特別でもないだろうけれど、
丸出しのベニスに僕はついつい目がいってしまう(笑)。

ただ30年前舞台の「トーチソング」とは違い、
ここには携帯電話があり、同性婚、
そして養子を取る計画など、いかにも現代だ。

シンプルな舞台だが、キャストが箱型のセットをベッドから、
テーブルやシャワールームに組み立てたり、と工夫されている。

話はゲイでなくとも、充分あり得る三角関係を描いているけれど、
特に目新しさはないながらも、3人のキャストはとても良くやっていた。
(露出という事だけではなく)
それを思うと「トーチソング」は、
本当によく出来た脚本だと改めて思った。


夜は「Glee」や「ウィキッド」で有名なクリスティンチェイノウスを
観にニュージャージーまで出かけた。
IMG_3207.jpg
地方都市の市民ホールのような場所だが超満員の観客は大騒ぎ。

7年ほど前にNYのバー”SPLASH”でゲストで見た以来だけれど、
来週には、アンドレア・ボッチェリと
マディソンスクエアガーデンでやるんだから彼女も大物なった。

会場に入ると、階段に並んだ若い子たち合唱で出迎えてくれる。
彼らは地元の高校生たちでライブ後半彼女と共に歌いまくるのだが、
緊張しながらも、あまりのノリの良さと歌のうまさにはビックリだ。

クリスティンは得意のミュージカルから、ジャズ、クラシックまで、
驚くばかりの高音を生かして、観客を熱狂させる。
敬虔なクリスチャンでもある彼女だけれど、
ゲイに対するサポートなども有名。
そんな話も織り交ぜながら、キュートで笑いが絶えないライブで、
ラストはホイットニーの、と言うよりも、
ドリー・パートン版の”Always Love You”で泣かせてくれた。


12月11日(月)

最終日に選んだのが、それこそ今日一夜限りという
豪華キャストによる「くたばれ!ヤンキース」。
IMG_3271.jpg
何故一夜限りかと言うと、慈善公演でリーディング形式。
とは言ってもキャスリン・マーシャル演出だから、
ダンスシーンなどはかなりしっかり見せてくる。

なんとウーピー・ゴールドバーグが
そもそも男性がやる悪魔の役
(前に『ローマで起こった奇妙な出来事』でも
男性がやる役をやっていた〉
さすがに迫力も見応えもある。

そして「Glee」のマシュー・モリソンに、マギー・ギンホール、
この3人にミュージカルファンにはお馴染みのダニー・バースタイン、
ビクトリア・クラークなどなど。
マシューの役が20代の野球選手というのは
さすがに無理かあるかなと思ったけれど(笑)
IMG_3262.jpg


以上が、今回の旅行記。

色々観ているようだけれど、今回は本当に
ブロードウェイの新作は「スポンジ・ボブ」1本にとどまった。

このあと、「真夜中のパーティ 50周年記念バージョン」
「エンジェルズ・イン・アメリカ」
「マイ・フェア・レディ」「回転木馬」のリバイバル
「アナと雪の女王」「ドナ・サマーのミュージカル」
そして「ハリー・ポッター」と怒涛のオープンが始まるので
また、夏を楽しみにしながら、
しっかり仕事しよう。

posted by みつあき at 17:03| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする