2018年07月01日

短髪恐怖症

昨日、初めていらっしゃった30代の
どこから見ても、ごくごく
普通な感じのお客さんから
「ここって、短髪マッチョ系の店ですか?」と尋ねられた。

「いや、特にそんなことはないですよ」と
言ったのだが、たまたま
その時に来ていたお客さんたちが
そういうタイプが多かった。

「僕、短髪がとにかく怖いんですよ。
たぶん、子供の頃、髪の短いおじさんに
怒って追いかけ回されたりしたトラウマなのかも
しれない。」と彼はそう言った。

「うちの店は、その辺にいる
サラリーマンっぽく、
普通に髪を伸ばしている人もいれば、
短めの人もいる。
ガッチリした人も多いけれど、
普通体型から細身の人もいるし、
○○系、というカテゴリーには
あまり入らないと思うんですけどね。」

そんなふうに伝えたのだが
「いや。とにかく短髪の人が
一人でも二人でもいると、
蕁麻疹が出そうになっちゃんです。」とのこと。

さすがに一人でも、二人でも、と言われると
どちらかと言うと、この街は短髪率は
かなり多いので、
どこも行けなくなってしまうのかも。

自分の好きなタイプ、苦手なタイプ、
というのは、当然、
ゲイだからあるのだろうけれど、
好きな系統が多い店に行きたい、
行く、という人が多いのは
とっても理解できる。

でも、苦手なタイプが少しでもいたら、
もうだめと言われると、
それは申し訳ないけれど、
こちらもウェルカム出来なくなってしまう。

確かに昔から「友達でもイケメンじゃないと
絶対付き合いたくない。」という連中もいた。

まあ、彼のトラウマは、また違うかも知れないけれど。

難しい・・・。

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東京都新宿区新宿2丁目13の16
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2018年04月24日

ファッションの流行り廃れ

先週の土曜日、以前、地方都市から来てくれて
盛り上がった4人がまた訪れてくれた。
前回同様、深夜遅くにワニワニパニックで
上半身脱いでの大騒ぎとなり、
「この店でこんなはずじゃなかった」などと
また同じ話になった。

そんな中、店に来てくれていた20代、30代で、
スウェットを履いていたというのが何人もいた。
ゲイのクラブイベント「ノーパン・スウェット」が
開催されたのが7年か8年前で
スウェットで街をゲイが闊歩しだしたのが
その頃だと思い込んでいたのは
実は僕だけだったのかも。

普通に地下鉄などに乗っていると
スウェットにTシャツや、ポロシャツ
という若い人はよく見かける。
これはゲイだけの流行ではなかった。
スウェットは部屋着では
なくなってしまっているのだ。

その昔、部屋着とされていたジャージで
闊歩していた運動部系を見て、
あれはダサいなどと言われていたのに。
スウェットに限らず、普通のパンツ
(アンデーウェアではなく、この場合、ズボン)も、
いつの頃からか、すっかり細くなった。

思えば、タック付きのパンツなど
もう売ってもいないし、
ほとんどの人は履かなくなった。

僕もウォークインにしまっていた
タック付きズボンを一斉に処分したのが
かれこれ10年くらい前だろうか。

流行を追いかけるタイプじゃないし、
まったくおしゃれではない、
そう思う僕自身でも、
さすがにどこか気にしているのだ、
ということに気づかされる。
とは言え、さすがにスウェットで
街に出る勇気などないけれど(笑)

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2018年01月28日

カバンの中身

昨日の土曜日、かなり大きめのデイパックと
スポーツバッグを持って来ていたお客さんがいた。

荷物を店の隅に僕が置こうとしたら
ずっしりとかなり重い。
「うわあ。すごいね。何がこんな入ってるの?」と
尋ねると
「本とか色々です。」と言う。

「マスターに聞いてもらいなよ。
信じられないカバンの中身だから」
隣にいた友人が言う。

聞いてみると、電車の中で読む本、
仕事中に読む本、
ノートパソコン、iPad、携帯が自分用と会社のが2台、
仕事用の資料(これがかなり多かった)
あと大きめのヘッドフォン、
大きめのカートケースと財布、小銭入れ、
ティッシュにハンカチが2枚。

スポーツバッグのほうには
スポーツウェア一式と、シューズ、
ベルト、グローブ、リストバンド、
プロテインのシェイカー、サプリメント、
トレーニング用の手帳、
ボディソープ、シャンプー、クリーム、
ヒゲ剃りほかちょっとしたコズメ関係、
これに手袋、マフラー、帽子、マスク、と
どっさりだ。

僕もこの半分くらいは持って歩くモノだけれど、
外国人の友人に言わせると、
日本人男性は化粧もしないのに
なぜ、バッグを持って歩くのか
不思議なのだそうだ。

確かに海外に行くと多くの男性は手ぶら、
ポケットに携帯と財布を突っ込んだまま
歩いていると言う。

ジムに行く時は、それだけ取りにうちに帰る人が多く、
PCは自宅や職場でするモノで
持って動くモノじゃない、そう言っていた。

僕も車に乗っていたついこの前までは
外を歩く時は、ほぼ手ぶらだったのに、
冬のこの時期、それじゃなくても、
着ているモノも多く、荷物の多さに辟易してしまう。

あなたのカバンの中身って、どうなっていますか。

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2018年01月10日

愛車との別れ その2

今から30年前。
最初は会社の同僚から安く買った
トヨタ スプリンターはボロボロで
一度、目黒の坂道の途中でブレーキが
効かなくて焦ったことがあった。

その後、新車でニッサンのスカイラインに乗って
この時期はあらゆる場所にドライブした。
車を持ったことがない両親を乗せて
多くの場所に行ったのもこの車だった。

その後買ったニッサンティーダは
小回りが利くなかなか良い車だったが、
店をやって2年目に、早朝、ハンドルを
切り損ねて道路脇の壁にぶつけて、
大破させてしまった。

朝だったこともあり、人身事故さえ
この時は、さすがに今後、車を使うのをやめるか
かなり考えたけれど、この時は
まだ今のような思いに至ることはなかった。

そして、今から8年目に買ったのが
今回のホンダのオデッセイだった。

この時ほど多くのディーラーを周り、
悩んだことも初めてだったが、
当時店でアルバイトをしてくれていた
ツカサが、車に詳しく、
ずいぶん多くの店舗に付き合ってくれた。

当時出たばかりのこの車に試乗した瞬間に
これだと思った。

他の車には例を見ないかなり広めで
まるで宇宙船の操縦席か、と思うばかりの運転席。

7人も乗れるミニバンのこの車は
多くの人を乗せるというよりも、
パーティ用の美術やら照明、
そしてワインやそのほか多くの荷物を
運んでくれた。


まさに店と共に8年間、走ってくれた愛車だった。

ここ3日間で、売却の手続きをし、
昨日、車は引き取り業者によって
持って行かれた。

「一緒に写真を撮りますか?」
業者の方に言われて、一瞬迷ったけれど、
気恥ずかしさもあり、「大丈夫です」とお断りした。

うちの駐車場を出ていく愛車を見ながら、
たぶんこれが僕自身が所有する最後の車に
なるのだなあ、とちょっとだけセンチメンタルな気持ちになった。

多くの思い出をありがとう。

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2017年05月11日

素敵な収集家

僕よりもひと周り近く上のサイジョウさんは
もう何十年も前からの友人でもあり、
店がオープンしてからもずっと
来ていただいているお客さんだ。

音楽や映画、芸術全般を愛し、
自らも音楽活動で生計をたてている尊敬すべき
アーティストでもあるのだが、
彼のレコード、CD、そしてビデオ類の
コレクションが凄い。
それだけではなく、男をモチーフにした
フィギュアのコレクションまでかなり揃っている。

うちにお邪魔すると、そのコレクションの並べかたなど
本当に圧倒されるのだ。

ジャズ、クラシック、特にオペラに関しては
世の中の出ている音源、
映像はすべて網羅しているのではないか、
というほどだし、映画もゲイに関しているモノは
ほぼ揃えているのではないだろうか。

サイジョウさんが凄いのは、市販されているモノは
基本的には購買されるようだし、
仮にテレビ放映のみ、の場合は
ブルーレイ(それも高画質)で録画し、
完璧なまでの手作りでパッケージも仕上げる。

たとえば、それを借りたいと思うと、
丁寧にパッケージ付きでダビングを
して渡してくれたりするのだ。

僕もそれこそ、パッケージこそ作らないももの、
ダビングをしては、音楽モノなど
チャプターを切ったり、
ちょっと編集をしたりすることもあった。
でも、最近はそんな事をしているだけで、
映画一本、十分に観られる時間だと気が付き、
ほとんど無駄な作業をすることはなくなった。

そう心に決めてから、僕の場合は
完璧に収集癖はなくなった。
観られればいい、聴くことが出来ればいい、
そう思うようになった。

手元にキラキラとした宝物のように存在する、
そういう完璧な形が好き。
サイジョウさんはそう言う。
そのためには「結局、持っているだけで
観ることが出来なかった」ということになっても
それは決して本末転倒ではないそうだ。

なるほど。
そういう意味では、サイジョウさんは、
マスター・オブ・コレクターと
言わんばかりの素晴らしい収集家なのだ。

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2017年05月05日

趣味は何ですか?

僕は初めて店に来てくれるお客さんに
最初に聞くのは、
うちをどうやって知ったのか、
行くとしたら、他のゲイバーはどういうお店か、
どのあたりに住んでいるのか、
それに加えて、趣味は何ですか?と
聞いたりする。

このあたりを尋ねると、何となく
その人が見えてくるし、
僕との共通項を探したり、
話のきっかけをつかんだりできる。

そんなワケで趣味の話。

多くの人はスポーツや
音楽をやっていたり、
またはそれらの観戦、
鑑賞などが加わったり、
読書、映画、演劇を観る人も多い。

家庭菜園が好きな人、
ペット好きな人、
旅行好きな人、
あらゆるモノの収集癖がある人も多い。
人によっては、それがオーディオ製品だったり、
アニメDVDだったり、
パンツやスポーツウェアだったりもする。
というか、それぞれがゲイならでは、
というのがちょっと笑える。

そして、この前来てくれたツツイ君は、
「趣味ってお酒飲むことくらいなんですよ。
あとは何をやっても楽しくないんです。
お酒を飲んで酔っ払うっていうことが
一番の幸せ」そう言っていた。

「マスターの趣味って何ですか?」と逆に聞かれ、
僕の一番の趣味というのはなんだろうかと
一瞬、考えてしまった。

まわりの人たちから言わせると、
まっさきに浮かぶのが
「映画」なんだろうけれど、
今さら、映画が趣味かどうか。
ある意味、趣味の域は
超えてしまっている気がする。

舞台観劇というのも、最近はほとんど
日本では観ていないし、
ジムっていうのが趣味に入るのか、どうか。

確かに好奇心は旺盛過ぎるほどだから、
多趣味と言えば、多趣味だけど、
どこまでが趣味なのか、どうか、
わからない。

そう思うと、単に「趣味は?」と聞かれても
難しいのかも知れない。

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2009年09月12日

煙草の匂い

イシイ君とはもう20年近く前に
何度かお茶を飲んだりした仲だったけど、
1年ほど前に偶然店に来てくれて、
久しぶりに再会した。

店をやっていると、こういう出会いや
再会があるのが本当にありがたいし、
とても嬉しいことだ。

そんなイシイ君がうちの店を気に入っている
理由は「禁煙だから」だと言う。

今日話してみると、かなり煙草が
苦手な様子だった。確かにうちの店には
嫌煙家もちらほら来てくれる。
それはそれでありがたいし、
一つの売りでもある。

ただ、「禁煙バー」と呼ばれるのは
少しだけ不本意だ。
うちは完全禁煙ではなく、ベランダや
テラスでは喫煙できるようにしている。
昔、自分も喫煙していたことがあるだけに、
煙草が苦手な人だけ歓迎する
というわけでもないし、喫煙者にも
それなりに楽しんでほしいと思っている。

そんな煙草の話をした後、お客さんと
話していると焦げ臭い匂いがしてきた。
ふと見ると、禁煙と知らなかった
お客さんが煙草に火をつけていた。
一瞬びっくりして慌ててしまったけど、
それを見たお客さんも「あ!申し訳ない!」と
慌てふためいていた。

いや、こちらこそそんなことで
慌ててしまって申し訳なかった。
自分が想像以上に過敏になっている
ことにも気づいて、少し反省した。

いずれにしても、うちは店内では
禁煙だけど喫煙者も大歓迎。
ただしベランダでね。そんなわけで、
Bridgeは「禁煙バー」ではなく
「分煙バー」だと改めてアピールしたい(笑)。

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