2019年02月27日

LGBTをめぐるいくつかの訴訟

僕がインドへ行っている間に、
友人カップルが国を相手取って、
同性婚訴訟を行ったことは
大きくニュースでも取り上げられた。

友人カップルは13組のひと組として
提訴へと踏み切ったのだった。

友人はインドにいる僕に
「今回の訴訟は、
自分の人生で一番大きな出来事だった。
これに出たことで、神様に会った時に、
地上で何をしてきたかと聞かれて、
答えることが一つ出来たことが
誇らしい」とメールをくれた。


僕が若い頃、同性同士が結婚することなど
まったく想像したことがなかった。
むしろ、男同士で恋愛する、なんていうことでさえ、
タブー中のタブー。
誰もそういう事実を
教えてもくれなかったし、
自分の中でも「ただの変態だ」と思い悩んでいた。


今日は、一橋大学のゲイのアウティング事件
(友人たちのLINEグループでゲイだと漏らされ、
大学側に相談したが、適切な対応をされず自殺した事件)で
亡くなった彼の遺族が大学側に起こした訴訟判決が出た。
残念ながら、大学側の否は認められなかったようだ。

これについて、今朝がた、
うちの店に来てくれるゴンが
以下の記事を書いていることを教えてくれた。


上にも書いたように、僕自身、
高校や大学の時に、
誰にも相談も出来ず、
暗い時代を過ごしていた。
その時に、同様なことがあったとしたら、
どうだったんだろうか。
自殺する勇気はなかったとは思うけれど、
相当な人間不信と、辛い日々を
送ったことは間違いないと思う。

自分が同性愛者だということを
決して人に話すことなく、
それでもそれなりに幸せである、
そう思う人もたくさんいる事は知っている。

今さら結婚しろ、と言われることもなく、
ほぼ悩むこともほぼなく、好きな人とセックスをして
それでいいじゃないか。
それで十分幸せである。
そういう声もあるし、
それが問題だとも思わない。

ただ、胸に痛みを持つ人たち、
また、異性愛者と同じ権利を持ちたい、
そう考える人たちも、同様に幸せを
感じる理由はある。僕はそう思う。

The_Case_Against_8.jpg200.jpg

画像は、全米で行われた同性婚裁判を描いた映画
「ジェンダー・マリアージュ」
この舞台劇に、ブラッド・ピットや
ジョージ・クルーニーが出演したとモノも
youtubeにあって、感慨深い。

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2019年02月10日

子供の虐待について

ここのところ、ニュースを賑わしている
子供の虐待事件の話が店で出た。
想像が出来ないほどの痛ましい事件を
毎日、目や耳にするのは辛いけれど、
親から子供へ、夫から妻へのDVというのは
なくならないモノなのだろうか、と。

そんな話をしていたら、そこにいた
35歳のユウゴが
「僕は母子家庭で、子供の頃、母親から
物凄い虐待を受けていた」と言った。
蹴る、叩くは当たり前。

食事も食べさせてもらえなかったり、
大声で耳元で怒鳴り散らされるのが
毎日続いたらしい。
何度か近所のうちに逃げ込んだけれど、
その家へまた母親が怒鳴り込んで
「余計なことするな」と凄むことで
近所の人は遠目に見ているだけだったと言う。

前にここで紹介した
友人でもある歌川たいじ氏の
ノンフィクション小説
「母さんがどんなに僕を嫌いでも」も
まさにそういう話だった。

歌ちゃんがそうだったように、
ユウゴも、どれだけ嫌な思いをしても
心のどこかで「こんな母親でも
好きにならなければいけない。」と
思っていたようだ。

そして、ユウゴ自身、ゲイであるのは
母親の暴力のせいだ、と
心の中で決めつけていたこともあり、
いまだにそうではないか、と
思うのだそうだ。

本当に幸せなことに、両親から
強いまでの愛情を受けて育てられた僕には
とても遠い話だけに、
子供たちは親に愛されるべきであり、
その愛情が大きく人間形成や
考え方、生き方に反映される、そう思う。

きっと、人類の歴史が始まってから
色々な背景からこういう虐待というのは続き、
残念なことながら、これからも
長く続いていくのだと思う。

それを根絶することはかなり困難だと思うけれど、
そういう家族や子供たちに、僕ら大人が
どう目を向け、救っていくことが出来るのか
っていうことが問われていく時代なんだろう。

ちなみにユウゴのお母さんの虐待は
ユウゴが高校を出る頃に再婚したせいか、
まるで何ごともなかったようになくなったと言う。
子供の虐待を聞くと思い出すこの映画
「愛を乞うひと」
131435_01.jpg
素晴らしい映画だった。

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2019年02月08日

消せない過去

僕は本来、過去は過去、
どんな事があっても、
きちんと省みて、
前を向いて歩けば、ほとんどの事は
乗り越えられる、と思っている。


48歳になるトミタさんは、
今から10年前に結婚をした。
それまで付き合っていた彼と別れて
どうしても家庭が作りたい、という
トミタさんの意志を貫いた。

奥さんとの関係は決して悪くはなく、
セックスもうまく行っていたのだが、
子宝には恵まれなかった。

そして、昨年、あることが原因で
離婚を決意した。

一昨年後半、その当時、
ずっと暗い表情をしていた奥さんから
突然「ちょっと話がある」そう言われた。
「あなた、大変なことをしていない?」

ずっと仕事が忙しく、
男遊びもしていないトミタさんは
「何のこと?」と聞くと、
奥さんは自分のスマホを開いた。

彼女のスマホから出てきた映像は
何と彼が二十歳そこそこに出演した
ゲイビデオの映像だった。

学生の時にゲイバーで声をかけられ、
一度きり、ということで出演を承諾した。

と言っても、今のようなハードなモノではなく、
30分ほどマスターベーションをしたあと、
目隠しで、男に責められるというモノ。

当時はVHSなどで売られ、
それも特別ヒットしたということも聞かず、
誰かに「ビデオ観たぞ」と言われることもなく
この歳まで来た。

そんな30年近くも前のモノが
こういう形で、それも何故自分の妻が
目にしたのか。

彼女の勤めている会社の同僚の女性
(トミタさんもよく知っている)が
ゲイの友だちが持っている
ゲイビデオのコレクションに
彼の姿を見つけたのだという嘘のような話。
その昔のダウンロード映像で
それが奥さんの耳と目に入ったのだと言う。

これは学生時代、
お金のためにやった事だし、
自分はゲイではない、そう言ったけれど、
彼女は首を横に振った。

「今まで、あれ?と思うようなことが
数回あったけれど、言わなかっただけ。
貴方はゲイなのだと思う。」

そういう流れで、トミタさんの結婚には
終止符を打たれたのだそうだ。
本当に辛く、苦しい時間だった、
そう言う。

自分の彼氏のプライベート映像を
友人宅で見た、というお客さんの話も
つい最近ここに書いたけれど、
こういう話を聞くたびに、
本当にとんでもない時代になったなあ、
そう思う。

トミタさんは、別れたあと、ここ1年で
色々考え、前の仕事も辞め、
個人事業主として、共に働く何人かには
すべてカミングアウトして
新たな道を歩き始めていると言う。

それを聞いて、ちょっとホッとした。

それが何十年前のモノだとしても、
過去の映像も画像も、数多くの人たちの
目に触れられてしまうSNS時代。
そして、それがすぐに炎上に繋がり、
人の心を蝕んでいく。
厄介だけれど、その時代に生きている我々は
あらゆる事柄に注意しながらも、
そして無念さと闘いながら
生きていくしかないのだろうか。


トミタさんの話で思い出したのは、
過去のポルノ出演を暴露されても
しっかりと栄光の座を勝ち得た
スタローンとマドンナだった。

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どんな事も、自分の夢と希望で
乗り越えていける、
逆にそう信じられる時代を迎えていければいいなあ
そう思う。

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2019年01月24日

これがないと行きていけない

先日、店で「あなたにとって、仕事以外で
これがないと生きていけない」っというのは何?
という話になった。

セイジは「旅行」と「セックス」
ユウトは「山登り」と「肉」
ショウゾウは「ディズニーランド」と「デザート」
ヤマトは「グルメ」と「ケイタイ電話」
キミヤは「お金」と「健康グッズ」
などと、みんなそれぞれに
なるほどなあ、とその人なりのモノを
あげていた。

常連のミトちゃんは、
いつもの様子から
「オシャレとお酒でしょう」
そう尋ねると、
「いや。そのふたつを上回るモノが
あるんだよね。それはトマト」と言った。

Unknown-2.jpeg

トマト!?
みんなが顔を合わせた。
トマトそのものも好きだし、
トマトが入っている料理はなんでもいい。
なんでも好き、そう言うのだ。

僕の選択肢は、もちろん映画だったり、
旅行だったり、恋愛だったりするけれど、
そこに「食べ物」というのは入って来ない。
入るとすると、かなり下のほう。
食べることは好きだけれど、
他の好きなことが出来れば、
お腹を満たせれば、なんとかやっていける(笑)
グルメと答えたヤマトは信じられないみたいだけど。

だから「トマト」という答えは
ちょっと驚いた。

でも、漠然と映画やら恋愛やら
広い間口のコトを言っているよりも、
小さく、ささやかな好きなモノを答えた
ミトちゃんが、何だか素敵に見えた。

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2019年01月20日

好きな人の子供を産みたい

「マスターって、誰かの子供を
身ごもりたいって思ったこと、ありませんか?」
いきなりそう言われたのは、
たまに来てくれるトウジロウだった。

「え?それは子供が欲しい、
っていうことじゃなく、
自分が産みたいって
本気で思うっていうこと?」と
僕が聞き返すと
「そう。もちろんそれは理屈上では無理だし、
絵空事のようなことだけど、
真剣にそう出来ないのが悔しくてと
思ったりすることはないですか?」と
大真面目な顔をして言う。
さすがの僕も、それを笑ったり、
適当に答えるのは
申し訳ない気持ちになってしまう。

トウジロウが言うには、
昔から好きな男性とセックスをするたびに、
中でイッて欲しいって思っていたし、
この二人の子供を何とかして
身ごもりたい、そう思ったと。

彼はトランスジェンダーでもなければ、
女性になりたい、と思ったことはないと言う。
かと言って、単なるファンタジーでもない。

このブログに何度か書いたように、
僕が人生で唯一悔やんでいるのが
子供が欲しかったということだけれど、
トウジロウのように
「自分で産みたい」というのは
ちょっと僕の中にはなかった気持ち。

「ある意味、病気なのかも知れないし、
ずっと引きずっていくんだと思います」
そんな言葉を残して帰って行ったけれど、
ほぼほぼ、良い助言が出来なかった。

彼の悩みから、この映画を、と書くのは
ちょっと無神経かなとも思うけれど、
思い出したのがこの映画。

Unknown-1.jpegモン・パリ.jpg

日本では「モン・パリ」というタイトルで公開。
僕が中学校の時に、
女優カトリーヌ・ドヌーヴ好きで観に行っただけだが
この原題が「人類が月面を歩いて以来、
最も重大な出来事」と言って
旦那のマストロヤンニが妊娠した!という話で
盛り上がるというコメディだった。

決して、揶揄しているつもりはありません。
トウジロウ、ごめん。

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2019年01月19日

ゲイの田舎暮らし

一昨日、山陰地方から初めて来てくれた
45歳のユウスケさんは、長身でガッチリした
穏やかで優しい感じのモテ筋君。

若い頃には関東地方にいたこともあったが
その頃にはゲイとしての経験もなく、
30代に入り、関西に移り住み、
そこで初めてこっちの世界を知った。

とは言っても、不慣れなこともあり、
何度か飲みに行ったりする程度。
結局、人と付き合ったりすることもないまま、
Uターンで、地元に帰ることになった。

趣味はずっと続けてきた空手と
体を鍛えることで、
暇があったら、トレーニングをする。

何度か結婚の話や、見合いの勧めも
あったけれど、どうしても踏み切れず、
貯めたお金は、家の一室を改造して
自分だけのためのトレーニング施設に
した、と言う。

人との出会いは、出会い系アプリ。
地方に住んでいると頼るモノが
それしかなく、自分の住む
周りの県などに場所を移して
相手を探すが、なかなか見つからない。

山陰と言えば、僕も高校時代の3年間だけ
松江で暮らした。
その前にも、後も都会で暮らしている
僕にとっては、風光明媚な城下町という
素敵な印象しかない。
でも、いざ二十歳も超えて
そこで暮らしていたら、どうだったんだろうか。

Unknown.jpeg

地方から上京する人に聞くと、
数キロ四方にゲイがウジャウジャといる
東京や大阪とは違って、
地方はどこに行っても、数キロ先に
ポツリポツリとゲイがいるか、いないか。

ユウスケさんに、
仮に相手が見つかったとしても、
そんな片田舎で二人で暮らすワケにも
いかず、共に出かけるのも
人目を気にしなければならない。

とは言っても、たぶん50を過ぎてから
都会で暮らすということは
まったくリアリティがないのだそうだ。

僕からすると、ユウスケさんはまだまだ40代。
色々なことが出来るし、
これからの人生もたくさん楽しめる、
そんなふうに思えるのは東京という
大都会にいるゲイだけなのだろうか。

「LGBT」という言葉が、これだけ
広がっていっても、地方都市だと
実態を伴っておらず、
まったくピンと来ない、というのが
現状なのかも知れない。

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2019年01月18日

24年という時間

昨日、阪神大震災から24年が経過した。

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24年前のあの日。
前日、とある店で久しぶりにばったり
会った10歳年下のコと深夜まで飲んで
当時シングルだった僕のうちに
彼は泊まったのだった。

もう何年も前から知り合いで
たぶんお互いに好きなタイプでも
なんでもなかったはずだった。
酒の力なのか、ノリだったのか。

彼は翌日休みで、
僕は午後からの仕事。
朝10時くらいに目が覚めたら、
うちの留守電がたくさん入っていて
(当時は携帯もなかった)
聞くと、関西で地震があって、
大阪出身の僕を心配するメッセージだった。

テレビを付けると、
大変なことになっていた。
実家に電話をしても繋がらず、
神戸に嫁いだ妹も
もちろん連絡は取れない。

僕の隣に寝ていた彼がどういう反応だったか
そして彼が先に帰ったのか、
一緒に部屋を出たのかも
ほとんど覚えていない。

結局、職場に行き、夕方になって
やっと両親と連絡がついた。
豊中という場所柄、うちの壁にもひびが入り、
お袋は「本当に怖かった」と言っていた。

おかげさまで妹も含めて、僕の親族に
大きな被害はなかった。
でも、知り合いも含めて
あの被害の大きさには
強いショックを受けたことは
つい昨日のように覚えている。

あの時の彼とは、たまに
バッタリ会ったりする。
店にも数度来てくれている。

お互いにあの日の出来事は
しっかりと覚えているはずだ。
でも、行為としてではなく、
大きな出来事が起こってしまったことへの
うしろめたさがきっと
なんとはなしにあるのだろう。
24年経過しても、
その事にはいまだに触れられないし、
触れることはないんだろう。

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2019年01月16日

成人年齢とは

一昨日、店に出る前に街を歩くと、
成人式で着物を着た女のコたちや
スーツを決めた男のコたちが
はしゃいでいる姿があった。

10年ほど前までは昨日、
1月15日が成人の日で、
いつの間にか、第2月曜日と
いうふうになっていた
なんて、改めて気付いたのも最近。

それほど、成人の日や、
成人式というモノに
若い頃からまったく関心がなかった。

一部の若者たちが大騒ぎする
光景などテレビで見ると
何が何だかわからなかったりする。

大阪で生まれ育ったということもあり、
たぶん都会よりも地方都市のほうが
成人を祝う気持ちが強いような気もするし、
当日、市民会館でそのような催しを
やっていた事すら、わかっていたのか。

当日、僕は妹を連れて、当時正月映画で
まだ観ていなかった「007 私を愛したスパイ」を
観に行ったことをよく覚えている。(映画かよ。笑)
ということは、何故か
帰省はしていた、ということだけれど。

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選挙権が18歳となり、2022年から
成人も二十歳ではなく、
18歳に引き下げられる。

40も過ぎると、2歳ほどの差なんて
まったく関係ないけれど、
18歳と20歳の2年というのは
今さらながらに大きいかも知れない。

成人式が18歳で行われれることに対して、
17歳から19歳の若い人たちの8割くらいは
反対しているらしい。

煙草、飲酒は二十歳からでそのままだが、
犯罪者として氏名、顔が
公表されるのは18歳となる。
もっとも、彼らが反対している、というのは
受験と式が重なるという問題が
大きいようだけれど。

若いうちから、政治や環境問題に
興味を持つ、ということは
とても良いことだけれど、
成人年齢が18歳に引き下げられたから、
そういう人が増えるとも思えない。

むしろ、中学生の頃から
その手のことに、
好奇心が持てるような環境を
作ってあげるべきだと思う。
もちろん、そこには学校側、
教師側の個人的な考え方を
決して入れるべきじゃないことは
言うまでもないことだけれど。

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posted by みつあき at 18:21| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月13日

縛らず、縛られない人生

九州から久しぶりに来たガチムチ、
短髪イケメン、いわゆるイカニモ系の
タケルさんが深夜にふらりと現れた。

彼の隣に座ったマサオが
「これだけのイケメンだと
さぞ色々なところでモテるでしょう」
と尋ねると
「どうだろう。それよりも変わってると
思われるほうが多いのかも知れない」
そうつぶやく。

何故かと尋ねると、
「特定の人と長く付き合うのは苦手だし、
束縛されたり、したりするのはダメ。
生まれてこのかた、恋愛という意味で
人を好きになったことはない」らしいのだ。

人と映画やデートらしいデートを
したこともなければ、
同じ人と5回以上セックスを
したこともないのだそうだ。

僕も含めて、恋愛に
重きを置いている人はともかく(笑)
ゲイに限らず、ストレートでも意外に
こういうタイプは多いのかも知れない。

ただ、そのルックスのせいなのか、
全国に友人はたくさんいる。
その中には肉体関係を持った人もいれば、
いない人間もいるらしい。
一緒に飲んだり、話したり
仮にセックスがあっても、
サバサバとした付き合いがいいと言う。

とは言え、興味深いなあと思ったのは、
彼が多少セックス依存症だったりはするものの、
ハードなことを好むと言うよりは
最も好きな性的行為は、
ガッツリではなく、
ハグチューだということ。

その瞬間だけ、「愛情のようなモノ」を
感じさせてくれればいいらしい。
そういうことで、本気になったり、
という相手もいるんじゃないかと聞くと、
それでもそれなりの距離感を持って
接するから、さほどしつこくはならない。

もちろん、孤独を感じるなんてことは
ほぼないのだそうだ。
タケルさんいわく「自由で楽しい人生」なのだそう。


「孤独」と「ゲイ」で思い出したのが
「孤独のススメ」というオランダ映画。

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内容は「孤独」ということに
執着した映画じゃなかったけれど、
映画の主人公がしがらみを捨て切って見つけるのは
タケルさんとは違う生き方だった(笑)


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posted by みつあき at 17:20| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月09日

若さの素晴らしさ

ゴウ君は、27歳。
自分の息子と言っても
おかしくない年齢。
とわざわざ書くまでもなく、
それくらいのお客さんは山ほどいる(笑)

ゴウ君は、尊敬する両親から
たっぷりとした
愛情を受けて成長したようで、
言葉の端々から育ちの良さを感じる。

謙虚で、人を常に優先しようとするし、
人のことを決して悪くは言わない。
色々なところで
ポジティブな面を見せてくれる。

ただ、人に好かれたい、嫌われたくない、
という気持ちと、これでいいんだろうか、
そう悩んだりする。
自分は弱いなあ、そう思うと言う。

そういう意味では、かつての僕と
とっても似ている。
僕も若い頃は人の目ばかり
気にしていた時期もあった。

とは言え、ゴウ君はまだ20代。
夢も希望もある。
自信のなさもあるけれど、
でも、自分はまだ変わることが出来る、
そういう思いもある。

仕事に対しても実直で、
頑張っている同僚を敬い、
負けないようにと自分を鼓舞する。

彼を見ていて思ったのは、
自分もこの年齢になって、まだまだ
学ぶことが出来る、
成長することが出来るんじゃないか
ということを、教えられた気がした。

実直で、不器用で、それでもなんとか
人に受け入れられるように努力したい、
そう思っているゴウ君を見ていると、
若いっていうことは素晴らしいなあ、
そして僕も見習わなければ
ならないところがたくさんある。
そう思わずにはいられなかった。

僕が年上だから、彼に何かを
教えたりするべきなのか、というのは
そもそもナンセンスだと思っている。

人生の先輩、という言葉ほど
嫌いなモノはない。
人よりも多少歳をとっているからと言って、
何も偉いことはなく、
尊敬されるべきでもない。

成人を超えた人間は年齢とは関係なく
フィフィティでいることを目指すべきだし、
そうやって向き合うことこそ、
大切なモノが見えてくる、そう思う。

もちろん、年配者から僕も学ぶことは多いけれど、
それよりも若い人から
さらに気付かされることも多い。

そういう意味でも、
ゴウ君と色々と話して良かったし、
店をやって良かった、
そう思う今日この頃だ。

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画像は、若さの情熱と苦しみを描いた
「草原の輝き」
一昨年、オスカーで作品賞のタイトルを
間違えたウォーレン・ビーティがかっこ良かった。

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posted by みつあき at 15:29| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月08日

人に優しくあれること

昨日は休みだったので、ジムに行くために
地下鉄に乗ったのだが、
そこでちょっとした光景を見た。

僕と同じ駅から
80を越したくらいのお年寄りの男性も
一緒に同じ地下鉄に乗り込まれた。

そこそこ混んでいた車内で、
お年寄りは優先座席近くに立たれた。
そこに座っていた20代くらいの女のコも、
30代のサラリーマンも、
携帯を見ていて
気付いているのか、いないのか。

そこに、普通座席に座っている
黄色い帽子を被り、
ランドセルをしょった
小学生(小柄だから低学年か)が
大きくはっきりとした声で
「おじいさん、こっちに座ってください」
と自分の席を譲った。

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お年寄りは「悪いねえ。ありがとう。」と
そこに腰を降ろした。
優先座席に座っていた人たちは
まったく気にする様子もなかった。

男のコはたぶん学校帰りだろう。
お母さんと一緒でもなく、
一人で学校に通っている様子だった。

きっと、小さな頃から
親御さんにきちんと
しつけられていたんだろう。
譲らなかった人たちが
どうこうではなく、
この子のしっかりとした
譲りかたが何とも気持ち良かった。

立った彼の横にいたおばさんが
「ボク、偉いねえ」と言ったら、
少年は改めて少し恥ずかしそうに
ニコニコとしていた。


こんな光景を見た時に思い出したのが、
僕が二十歳くらいの時に、
映画帰りに電車に乗っていた時だ。
(その時は空いていた)
僕の隣りには僕と同世代の若い人が座り、
その前をちょっと酔っ払った中年が
ふらりふらりと立っていた。

ヤバいなあと思った瞬間に
中年男性は、激しく嘔吐した。
その嘔吐物は、僕にはかからなかったが
僕の隣の青年のズボンに
びっしりとかかったのだ。

彼はすかさず、自分のポケットから
ハンカチを出した。
自分のズボンを拭くのかと思いきや、
その中年男性に「大丈夫ですか」と
差し出したのだ。

酔っ払って電車で嘔吐する男に
何故そこまでする、
という人もいるかも知れない。
確かに、酔っていたとは言え、
その中年男性に問題はある。

その青年の行為が、
本当の優しさか
どうかも疑問ではある。

たぶん中には中年男性につかみかかって
罵声を浴びさせる人もいるかも知れない。

しかし、その時に、単純に僕も
隣に座った彼のようになりたい、
そう思ったことも事実だ。

あれから何十年。
まだまだ、僕も
そこまでにはなれていない。

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2018年12月30日

破天荒な芸術家の人生って

昨夜、とある楽器演奏家たち3人が
うちの店で忘年会の二次会をしてくれていた。
色々横で聞いてみていても、
僕がまったくわからない専門的な話や
その深さになかなか圧倒された。

でも、もっと圧倒されたのは、その中の
40歳のキミヤ君の話。

彼は13歳の時に、伝言ダイヤルを知り、
その中にゲイのチャンネルを
見つけたのだそうだ。
これだ!と思ったキミヤ君は
すぐさま、20代後半になる人と
デートをした。

ほぼ一回り以上違う人との関係。
相手にとっては、もし見つかれば
これは犯罪にもつながるくらいの年齢差となる。

その人から一緒に暮らそうと
という話が持ち出され、
キミヤ君がうちを出た日は
台風の凄い日だったことは忘れられないらしい。

それから数ヶ月、キミヤ君は
学校にも行かず、実家にも連絡をせず、
ずっと彼との同棲生活を楽しんだ。

半年が過ぎた頃、キミヤ君は
それまでやっていた楽器や、
勉強がいきなり恋しくなり、
彼の元を出て、実家に戻った。


なんと、実家では
いなくなってしまったキミヤ君に
捜索願いが出された。
その後、数ヶ月経っても、
まったく連絡が途絶えてしまったことで
彼は川に落ちて死んだ、とされ、
葬式も終わり、
墓も建てられていたのだそうだ。

母親はキミヤ君を見た瞬間、
泣き崩れたのだが、
彼は母の涙を見ながら、
自分がもっとやりたいことをやって、
いつか母を喜ばせよう、
そう思ったらしい。

その後、彼は高校から音楽大学に入り、
優秀な成績を収め、
今ではあらゆる音楽会に出演したりするほどに
なっているようだ。

あまりに破天荒な部分は
今でもそれほど変わらないと言う。

優れた芸術家がすべてそうだとは思わないが、
キミヤ君の話を聞いて、
そこから飛び抜けた何かが
生み出されていることは確かなのかも知れない、
そう思った。

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この話から思い出したのが
「イミテーション・ゲーム」という映画。
写真は、狂気の天才と言われた
ゲイのアラン・チューリングの人生を描いたモノ。
とてもよく出来ていたので、お正月にでも是非。

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2018年12月29日

年末に思うこと

年末からお正月を迎えるこの時期。
せわしなさと、
少しのんびりした瞬間とが
入り混じっているこの数日、というのは
ひょっとすると、年間で
最も好きな時間なのかも知れない。

季節的にはいくら暑くても
夏のほうが好きではあるけれど、
(露出度も高いし。笑)
それでも、この暮れゆく時間と
新たな気持ちを迎え入れるキュッと
引き締まった時間が、
なんともたまらないのだ。

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子供の時に、クリスマスを迎え、
その後、バタバタと大掃除の手伝いをし、
暖かい部屋でレコード大賞や紅白歌合戦を見て、
家族で近所の神社へ深夜に初詣に行く。

あまり長時間寝ることもなく、
元旦の朝は家族で早起きをし、
かしこまって
「あけまして、おめでとうございます」
そう挨拶をして、年賀状を見る喜び。

色々なことが時代と共に変化した。
そう。いつもとそれほど
変わらない日常となった今。

レコード大賞は日にちが変わり、
誰が取ろうとどうでもよくなってしまったし、
紅白も観たいと思える人がほとんど出ない。
正月だと言っても、コンビニを始め、
量販店や多くの店は開いている。

しかしながら、
急に冷え込んできた空気の中で
「良いお年を」という言葉と、
今年について思うこと、
そして来たる新しい年について
考えたり、決めたりすることは、
昔も今も変わらない。

ちょっと切ない気持ちの中で、
新しい明日への志を見ていく時間。

店を始めて11年。
毎年、みんなでカウントダウンをして
乾杯をするのも、
今年で12回目となるのだ。

今日も含めて残り3日しかない
2018年。
僕の中で平成最後のカウントダウンが始まった。


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posted by みつあき at 16:14| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月21日

深夜のドランカー

ハラダ君は、
自営で小さな事務所を営む40歳。
つい数日前にジムの帰り、
自分の事務所近くを
ふらふらと酔っ払って歩く
お年寄りを見かけた。

道路で車が走っているにも関わらず、
その状態はまずいと思って
「大丈夫ですか?
とりあえず、信号だけは一緒に
渡りましょう」
そう言って、肩を抱いて渡りきった。

車の通りからちょっとはずれた
細い道に入ったので
「もう大丈夫ですね」と見送り、
自宅のほうへ帰ろうとしたら、
もう1本の道から、
その方がフラフラ歩くのが見え、
そこで前につんのめり、倒れた。

ハラダ君は、走っていったら、
額から血が少し流れてる。
ハラダ君のシャツに、
その血がベットリとついた。
「おうちはどこですか?」と
尋ねると、なんと自分の事務所がある
隣のビルらしいのだ。

結局、そこまで見送って
「気を付けてくださいね。
傷の部分、ちゃんとして」
と言い残して帰った。


その翌日、事務所の1階にある
いつも行ってるパスタ屋にランチを食べに行った。

そこのマスターが
「昨日、この近くでおじいさんの介抱とかしなかった?」
と尋ねられた。
え?と一瞬ビックリして聞き返すと
その人は、このあたりで有名な地主の人で
結構飲んで酔っ払って帰ったんだけど、
この近所の青年に優しくしてもらったので
探しているとのこと。

「深夜にこのあたり、ふらついているのって
ハラダ君だと思って」というマスターの言葉(笑)
僕でした、と笑いながら伝えたハラダ君。

その数時間後、彼は仕事で事務所を離れていたが、
その間に、菓子折りとクリーニング代を持って
そのおじいさんが事務所を訪れたらしい。

ハラダ君、そんなつもりではなかった、と
言っていたが、「お礼なんていらないから
可愛い男のコでも紹介してほしかった」
そう笑っていた。

優しい人の笑顔は素敵だなあ、そう思った。


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酒飲みの映画と言えばこの映画。
「ラウンド・ミッドナイト」
ジャズ・サックスのデクスター・ゴードンの
アルコール依存には泣けた。。。

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posted by みつあき at 15:40| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月12日

自分の欠点

これを読んでいる皆さんは、
自分の言動において
的確にこれは問題である、と思う部分は
あるだろうか。
もしくは、それに気が付いているだろうか。

人は、基本的には自分は悪くない、
正しい。相手が間違っていると思いがちだ。

自分も悪いかも知れない。
自分の言動に問題があったのでは、
そう思えれば一番良いのだけれど。


僕は以前から、人から
「みつあきは、人の話を聞かない。
聞いていない。」
そう言われることがよくあった。

自分ではまったく自覚がないし、
聞いているつもりでも、
抜けてしまっていたり、
聞いていない、と思い込んだり
することが多いようだ。

これがそうだとすると、
ある意味、バーのマスターなど
もっての他、ということになる。

色々調べてみると、
心理学的に「自己重要感」という
自分に意識が向いている、
もしくは自分の事しか考えていない、
ということからくることが多いとある。

「ADHD」(注意欠陥多動性障害)
なのかも知れない、
というような事が書かれている。

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う〜む。。。

我ながら、まさかと思いながらも
自分がやること、やりたいことに
頭がいっぱいになり、
それ以外のことは考えられなくなる
(というほどでもない、と
自分では思うのだけれど)
そういう傾向にあるようだ。

それはやりたい事、
考えたい事があり過ぎて、
確かに当てはまるのかも知れない。

過去、「言った、言わない」という話が
よく起こるたびに、
「いや、俺はそんなこと聞いていない」
と我を張ることも少なからずあったけれど、
その半分、ひょっとしてそれ以上が
実は「僕が聞いていなかっただけ」と
なるのかも知れない。

この年齢になって、それが確実に
治るモノなのか、そもそも注意できることなのか
(自分では今までも注意しているつもりだっただけに)
最近では、この事ときちんと
向き合っていかなければ、
そう思いながら、
改めて反省することしきり。

特に、お客さんに対して、そういうことは
ない(はず)と思っているけれど、
今後、僕が上の空だったりすると、
ほら、これだよ、と伝えていただきたい。

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posted by みつあき at 17:52| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月09日

昔、女装、今は六尺好き

坊主頭でガッチリ型、六尺好きな
セイジロウさんはもうすぐ50歳。

地方都市で公務員をやっていた彼は、
アルバイトをしていた居酒屋で
知り合った東京のバーオーナーの
紹介で、都内のはずれでバーの
店長をやることになったのが
23歳の頃だったらしい。

子供の頃から、ゲイである事を
自覚していたセイジロウさんだが、
その店をやりながら、
女装をしたい、という思いに駆られた。
今の姿からもわかるように、
ことさら、女装癖があるワケじゃなかったけれど、
どうせやるなら、そうやって
お客さんを楽しませたい、
そう思ったようだ。

オーナーに聞くと、好きにやればいい、
ということで、結局セイジロウさんは
頑張って、その店をやることになる。

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そこにはストレート、女子、
もちろんゲイのお客さんも大勢来てくれた。
その中のノンケ男子の一人が
セイジロウさんに惚れ込んだ。
「女装は仮の姿だし、俺はゲイ」
そう言っても、それでもいい、
付き合ってほしいと言われたらしい。

それから二人の生活が始まった。
結局、17年付き合ったけれど、
相手が精神を病んでしまったという
理由で、別れることになったと言う。

彼と付き合っている途中に、
色んなことがあり、結局12年で
お店は辞めることになったのだとか。

それからは、国家試験を受け、
免許を取って、やっとここ数年、
自営の仕事も軌道に乗って来たのだとか。

今はここ半年ほど、やっぱりガッチリ型の
いかにもゲイというタイプの彼氏と
付き合っていて、日々、エンジョイしているとか。

数奇な彼の人生はとても面白く、
この人の魅力の原動力になっているのだ
と思った。

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posted by みつあき at 18:23| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月08日

過去に起こったことの意味

初めて来てくれたキョウヘイ君は
まだ24歳。
去年、大学を出て、ずっとアルバイトしていた
病院に入り、看護師をしている。

今の病院は決して給料が良いワケではなく、
大変なことも山ほどある。
辛いと言えば、辛い。

しかしながら、まだまだ
自分なんかが文句を言うような立場じゃない。
覚え切れない仕事もあるし、
先輩にはまったく及ばない、
ということだらけだ。

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キョウヘイ君は13歳くらいの頃に
男性と初体験をした。
最初からフェラチオをすることも、
キスをすることも抵抗なかった。

もっと若い頃にビデオで
観たりしたこともあったからだそうだ。

25歳で、ドキドキして
ゲイの世界に入った僕とは大違いだ(笑)

キョウヘイ君は、高校生になり、
携帯を持つようになってから
出会い系というサイトに出会う。
勉強はそれなりに頑張ったけれど、
ストレートの友人を造るわけでもなく、
趣味を持つこともなく、
ただ、ただ見知らぬ人とのセックスと
いつか叶うだろうという恋愛を
ぼ〜っと考えながら、
今の年齢に至ったのだと言う。

今の仕事は、時間もバラバラで
忙しいから、さすがにあの頃のような
無鉄砲なことはなくなった。

おまけに、あの頃、真剣に考えられなかった
将来の事や、趣味や、人との関係の希薄さが
この歳になって、どっと来ているのだと言う。

ティーンエイジャーの時に
あんな事にかまけていなえれば、
そう思うこともしばしば。

頭を抱えながら、一歩ずつ
進むしかないですね、と笑うキョウヘイ君に、
キラキラしている若さの中に
まだまだ大丈夫!と思うのは
僕が歳をとり過ぎているからだろうか。

過去にやってしまった事は
たとえネガティブなことであっても、
すべて意味があるモノ、意味があることだと
僕は日頃からそう思っている。

でも、本当にまだ先は長い。
頑張ってほしいなあ、そう思った。

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posted by みつあき at 16:04| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月06日

自分が大切に、必要としているモノとは

この前ラジオを聴いていたら、
ちょっとした心理テストのような
ゲームをしていた。

くだらないと言えば、くだらないけれど、
言い得て妙、のような回答が出るので、
昨夜手伝ってくれたマサヤと
お客さんたちと、ちょいとやってみた。

ちょっとだけ時間がかかるけれど、
とにかく頭に浮かんだモノを
出来るだけ素早く書いていく、
ということが重要らしい。

まず、頭に思いつくばかりの形容詞を
紙に8つ書いていく。

「美しい」とか「逞しい」とか「エロい」とか
「汚らわしい」とか、なんでもいい。

書き終えたら、上のふたつ
例えば「美しくて、逞しいモノ」を
想像する何か(これは名刺でもなんでも良い)
を書く。
他の3つも同様にしていく。

このあと、4つを同様なやり方で
2つにして、
最終的に最後にどういう言葉が残るのか
というゲームだ。

この言葉が、本人を司る大切なモノ、
もしくは潜在意識の中にある
人生にとって重要な事なのだそうだ。

それぞれの答え。
医療関係で働くヤスは「クローゼット」
最近、仕事を退職し毎日が日曜日という
トモは「テント」
若くてアイドルを追いかけるジョウは「演じること」
初めて来てくれた若い看護師のミツオ君は「エロ漫画」
そして、ひとつひとつ悩みながら書いていた
エイタさんは「変態」だった。

この「変態」の前に残った言葉
というのが「林」と「女装」だったから、
この言葉へと繋がったようで笑えた。

ちなみにスタッフのマサヤは「東京」
僕は当然なように「映画」という答えで
我ながらつまらない結果だったなあと
思った次第。。。

因みに恥ずかしながら、以下は僕の流れ

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posted by みつあき at 17:40| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月04日

僕は何故ブログを書くのか

毎日アップするブログだが、
店に出た翌日は、基本的には
店内でお客さんと話した内容や
店の中で起こったことから
僕が感じたりしたことを書く。

以前は、店が休みの日は
書かなかったのだけれど、
最近は休みの日のブログには
自分のこと、または店の事を離れた
話題を書くようにしている。


で、休みの今日は、僕が何故
店のブログを続けているか、書こう。

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僕自身、映画を紹介する仕事を
していながらも、さほど文章がうまいとは
思っていない。
過去のブログをたまに読み返すと
誤字脱字はおろか、「てにをは」の間違いや
文章表現の稚拙さを見つけることは多い。

店のホームページが出来て1年ほど
経った頃までは、店のぺージの更新は
月に数回の映画ポスターや、
スタッフの変更の時くらいだった。

ずっと更新が止まったバーのHPも多く、
バーの店主のブログなどが
まだなかったから、
書くことによって更新を続けよう
そう思ったことからまず始めた。

多くのお客さんと話し、
そのことを翌日、
改めて頭の中で整理することは
自分のためにも良かった。

加えて、人はそれぞれに違うのだ
違って良いのだ、ということを
書き記しておきたかったということが
一番書きたい理由だったのかも知れない。

「ゲイ」というだけで、ストレートの
一般人と違う、そう思われがちだけれど、
ゲイだから違うのではなく、
人それぞれが一人、一人
まったく違う、ということを
書きたい、そう思ったのだ。

もちろん、お客さんのほとんどは
僕だけ、もしくはそこにいる他のお客さん、
スタッフにだけ、話をしている。
そこには個人情報、というモノも
当然ながら存在し、
バーとは言え、守秘義務も存在する。

本人が「書く時は本名で」と言わない限り
(一部の人はそう言ってくれたりする)、
実名は書かず、なおかつ出来る限り
特定できないように、
少しアレンジすることもある。

あと、気を付けるようにしているのは
ネガティブな事は出来る限り
書かないようにしていることだ。

基本的に不平不満や、
他人の行動の良し悪しを
あげつらう人は少ないけれど、
そういう個人的な事も書かない。

敢えて書くとすると、
ネガティブな気持ちから生まれるだろう
ポジティブな未来について、
書くことを心がけたい、そう思っている。

いずれにしても、本当に世の中には
色々なことがあり、色々な人生がある、
そのすべてに強い意味があるのだ、と
僕と共に、このブログを読んでいる人にも
感じてもらいたい。

今後とも、よろしくお願いします。

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2018年12月03日

ギャンブル依存からの脱却

エツジ君 40歳は同世代のショウヘイ君と
10年付き合った中だ。
ただ、ショウヘイ君には、どうしても
言えない秘密があった。

彼は高校時代から、
ものすごいギャンブル狂で
競馬、競輪などには目がなかったと言う。

給料の多くは、ほとんど馬や
自転車に消えて行った。
それだけでは済まず、
金融からお金を借りたこともあった。

付き合い始めた時には、
中距離恋愛だったこともあり、
必ずしも、競馬がある日曜日に
そうそう会うこともなかったから良かった。
しかし、エツジ君が仕事を変わると決意、
ショウヘイ君に都内に来い、と
誘われて引っ越しを決め、
都内の会社に就職した。

「馬が好きだから」
都内に移った頃は、そう言って
何度か競馬場に
付き合ってもらったこともあった。

はやる心を落ち着かせ、
冷静を装って「自分の掛けた馬が
勝ちますように」そう祈って挑みながら、
ショウヘイ君の前では平静を装った。

借金はどんどん増えた。
依存度も、さらに凄く増した。

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嘘をつくにもいかず、
かと言って全部告白して嫌われるのも
もっと怖かった。

しかし、少しずつ時間が経ち、
ショウヘイ君の優しさ、まっすぐさ、
それを日々、見ていることから
これじゃいけない、そう強く思った。

エツジ君の闘いが始まった。
何が自分をこうしているのだろうか。
よくよく考えてみると、
それは仕事や人間関係のストレス発散や、
自分の世界へ逃げ込んでいることだと
気が付いた。

ショウヘイ君と共に生きることが
ギャンプル依存から離れることの
大きな理由へと変化していることも気付いた。

そしてショウヘイ君への気持ちに返すため、
エツジ君は努力を重ねた。
競馬新聞も見ない、オリンピックの
自転車競技さえ見ないと決めた。

そして、ここ3年ほどで、
すべてやめることが
出来たのだと言う。

ショウヘイ君は、エツジ君が
そこまで依存していたことも、
抜け出せたことも知らないと言う。

心配をかけないで良かった、
そう思った。

あと何年か、何十年かした時に、
実はね、そう笑って話せれば、そう言っていた。
終わり良ければ、すべて良し。
ギャンブルにはまってしまっていた
エツジ君の時間には
きっと何らかの意味があったんだ、
そう思った。

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posted by みつあき at 16:39| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする