2021年07月06日

歳をとる実感

ヨシロウは、つい先日、40歳になったようだ。
40歳、どんな気持ち?と尋ねると
「ずっとなりたかったんです。楽しみです。」と
意外に前向きな言葉が返ってきた。

僕が40になった時とは全然違う。
30歳を迎えた時はそれほど感じなかったけれど、
40になった時、いわゆるストレート男子との
開きをものすごく感じた。

大体、40にもなると、ストレートは
子供の一人や二人いる人も少なくない。
しっかりと家族を守る、という責任感を持ち、
当時の僕なんて、仕事以外のプライベートは
20代の頃とまったく変わっていない気がして、
良いのだろうか、そう思った。

結婚していないゲイみんながそうなのか、
むしろ僕がそうなのか。
いずれにしても、何故にここまで違うんだろう。
今思えば、そんな稚拙なことで悩んだものだ。

50になる前に、店をオープンしたこともあり、
50歳を迎えた時は、逆にやっと
気持ちが落ち着いたのかも知れない。

しかし、それでも世間の同世代とは
随分かけ離れた感は否めない。
これはストレートという意味ではなく
他のゲイの多くの同世代と比べても、だ。

たとえば、僕は普段スーツやネクタイを
しているワケではないので、普段どこに行くのも
Tシャツやポロシャツ、夏はハーパンだったりする。

側から見ていると、20代や30代とそう
変わらないような格好をしていたりするのだ。

まあ、それは格好だけではなく、
どこか生活スタイルさえ、そんな気にもなってくる。

そう。子供や孫などを持たずに
こういう生活をしていると、自分の年齢の自覚が
まったく持てない。


しかし。
今さら、それが恥ずかしいとか、
困ったもんだとか、この年齢になって
そうは思わなくなった。
自分の人生は自分の人生でしかない
ということに、いつの間にか気がついた。

僕にとって、いや、誰にとっても
「いい歳をして」というくだらない枠に
はまった考え方に押しつぶされる必要はない、
最近はつくづくそう思う。

40になったヨシロウに、
「これからますます楽しくなるよ」
僕はそう呟いた。

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2021年07月05日

都議選に思う

昨日は東京都の議会議員選挙だった。

僕は店に行く前に、自宅から歩いて5分ほどの
投票所に行き、投票した。

投票に行く前に、友人の何人かと、
今回の都議選について、
誰がどうか、というよりは
何が焦点になっていて、
その問題をどこの党が、
またはどんな人がどういうふうに
向き合っているのかを話したりしていた。

ちょうど僕が出る時に
「◯◯新聞のモノですが」と
出口調査をしており、僕は受けたけれど、
そのうしろにいる人は「◯◯新聞は受けない!」と
断ったりしていた。
僕の調査は、何党の誰に入れたか、
ということだけだったが、
友人に尋ねると、別の新聞の調査では
「オリンピックは有観客か、無観客か」
と尋ねられたそうだ。
どこの党に入れた人が、どちらを選択しているか
という調査なのだろうか。

店に入って、来てくれた何人かは
都議選帰りだった。
32歳のススムは一度も行ったことがない、
と言っているし、28歳のキョウジも
過去、行ったことがある程度だった。

前回の都議選の時に20代の選挙率は
26%。今回はもう少し落ちたのかもしれない。

50歳になるリョウヘイは「もっと行けよ、と
思ったけれど、俺も最初に投票したのは
35歳だったからなあ」なんて言っていた。

そういうモノかも知れない。
僕だって、20代は仕事や、趣味に夢中で
選挙は行ったり行かなかったりだったし、
そもそも政治なんてくそくらえ!と
ろくに時事問題に目を向けず、
ノンポリを気取っていた。

ただ、あの頃は、震災もまだ起こらず、
感染症がここまで広まるような事もなかった。

そういう意味では、若い人たちには
現実問題として、向き合ってほしいなあ
身勝手だけど、心からそう思った。

ってか、都議選前に書くべきだったが、
秋の衆議院選挙はまだ間に合う!

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2021年07月02日

店の向かいのマンションから

一昨日、来てくれたタダシが
「そう言えば、あのおじいちゃん、
お店に来てくれてる?」と僕に聞いた。


ここに何度か書いたことがあるけれど、
うちの店の前にあるマンションに
部屋を借りられている80歳超えの
お年寄りがいらっしゃっていた。

3、4年前から2年ほど、毎週のように
来てもらったりしていた。

基本的にストレート(いわゆるノンケ)だと自分では
おっしゃっていて、理系の大学を出て、
何故か、大手の映画会社に
いて、当時はバブルを迎えるまで
会社は凄い勢いだったと話されていた。

その会社にいる時に知り合った
銀座のクラブの一流ママと結婚をし、
二人で世界の色々な国を回り、
数年前に奥さんを見送ったとおっしゃっていた。

大学、就職、結婚、旅行、そして別離、
それからは息子や孫とはあまりうまく行かず、
一人単身で新宿2丁目に住まれている、
ということだった。

何故、2丁目か。
うち以外でもゲイバーは何軒か
行かれたりしていたようだが、
ゲイの話はしない。
むしろ、ちょっと嫌な顔をされたりする。

ただ、時には、「うちで飲もうよ」とお客さんを
誘うこともあり、多くの人はさすがに断っていて、
結局、バイ、またはゲイの要素があったのか、
まったくわからなかった。

80を超えたばかりにしてはかなりお元気で、
うちの店に対しても、
とても気を使ってもらえることもあったが、
同じ話を何度もしたり、その内容が
特に他の若いお客さんにとって
楽しい話題でもなく、少し困ったりもした。
ただ、2年ほど前にぱったりと
姿を見せなくなった。
ただ、店の向かい側なので、窓越しに
いらっしゃることはちらちらと見えていた。


コロナになる直前だったか、
(と言うことは、もう1年半以上前になるか)
すごく久しぶりに店にいらっしゃったことがあった。

たった半年くらいしか会わなかったけれど、
驚くほど腰が曲がり、話していることも
少し微妙にずれていたりして、
15分くらい飲んで帰られた。
それが僕が見たのが最後だった。

その後、世間ではコロナが発症し、
店を少し休んで戻ってきたら、
ほぼマンションから彼の姿を見ることはなかった。

そして今年になって、マンションには
別の人が住まれている様子が見て取れた。

息子さんたちの家に移り住まれたのか、
それとも万が一のことがあったのかも知れない。

「俺は嫌われ者だから」というのが
彼の口癖だった。
正直、少しだけ困ることはあったけれど、
僕は決して嫌いではなかった。

いずれにしても、どこかでまた
楽しいお酒を飲まれてれば良いのだけれど。

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2021年06月29日

探究心への追及

昨日、2度目だという30歳のジュン君。
1度目はもう数年前だけど、すごく混んでいて、
ベランダで何となくひとりで飲んでたらしい。

ジュン君は、アートに関心があり、
その方向の勉強をしているけれど、
なかなかお金儲けには繋がらない。

インスタグラムなどを見ていると
同世代で大きな企業に勤めている
同世代のゲイは、パートナーと
高級な温泉や、レストランで
楽しそうにしていることが
ちょっと羨ましくもある。

そういうことで、自分の指針が
揺らいでしまうこともあるのだそうだ。

SNSなどに発信される画像や文章は
その人それぞれのほんの一部の部分。
それぞれに悩みもあれば、苦痛もある。

聞いてみると、ジュン君は好奇心旺盛で、
とある展示会に行ったか、と尋ねたところ、
「それに行ってしまうと、自分が
影響を受け過ぎて、自分自身の
アイデンティティが揺らいでしまうかと思い、
行かなかったんです」そう言った。

かつて、僕の中に、そういう気持ちなど
生まれたことがなかったので、
これには驚くと同時にすごいなあ、そう思った。

それほ自分自身の中に、
強いモノを持っている、
ということは十分に
誇らしいことだ、そう思う。


僕自身も、この年齢になって
何事についても、
「もう遅い」とか「もう出来ない、無理」
そんなふうには思わないようにしている。

確かに体力や能力には限界があるけれど、
おそらく探究心を持ち、努力することは
幾つになっても、出来るはずだと
信じることが大切なんだろう。

30歳のジュン君と話していて、
彼を鼓舞しながら、自分のケツを
叩いているような気持ちになった。

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2021年06月13日

底辺から見る空、のはなし

この休業要請期間の間、
去年は来られなかった両親の墓参りに、と
久しぶりに関西へ。

両親の墓は神戸近くにあるけれど、
東京からの友人が大阪に来ている
とのことで食事をしたり、
関西に住む古い友人と会って色々話したりした。


この古い友人、と言うのは
なんともう20年ほど、ゲイの売り専を
やっているヤツだ。

何年も前に自分で開業し、
たまに声がかかると
いまだに自分でも出向くと言う。

まあ、ガタイも凄いし、
本当に人柄もいい奴なので
いまだに人気者なのだろう。

大学も出ていて、とても賢い人だけど、
何故、そこまで売り専にこだわるのか。

「何百人もの売り専で働くゲイもノンケも
見てきて、何だか面白いなあって思ったからかなあ。」
そう言う。
「あと、お客さんのほとんどは物凄くきちんとしていて
でも、エロになると、ここまで乱れるの?
ってギャップが人間臭い。
自分にはこういう部分をさらけ出してくれるんだ」と。

なるほど。

ここには何度か書いたけれど、
僕が昔アダルト・ビデオのプロデューサー時代に
AVを志願する女のコたちは
いわゆる何も考えていない軽いコたちばかりか
と思っていたけれど、蓋をあけると、
そこには色々なタイプがいた。

思い出すのは、一人の小説家を目指している
AV女優が、ぽつりと言ったひと言だった。
「底辺から見るお空は
晴れて輝かしいだけじゃなく、
どんよりと曇っていたり、
土砂降りだったり。
それを見ると、私は底辺のほうが
ずっと楽だなあって思うの。」

僕は、性風俗の世界が(ある意味、ゲイバーだって
そこに入る、と僕は思っているけれど)
決して底辺だとは思っていない。

でも、それでもちょっと自嘲しながら「底辺」
という言葉を使うのはよくわかる。

昨日会った友人は「エロほど、その人の根幹が
わかるモノって他にないかも。
ほとんど嘘や偽りで塗りたくっている人生の中でも
エロになると、正直になる。
だから、俺も優しくなれる。」そう言った。


僕自身は、相手が僕のことをタイプだと
思わなければ、性的な気持ちに火がつかない
タイプなので、売り専に行ったりすることは
ないけれど、彼の話を聞きながら、
何となく理解出来る気がした。

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2021年06月04日

「鬱」を患うということ

ここ数日、全米テニスの記者会見を放棄し、
結果的には重い鬱症状を
訴えた大坂なおみ選手。
その話題はコロナや五輪を超えて、
メディアの一面を飾った。

鬱という病気は、僕の幼少の頃だって
たくさんあったとは思う。
よほど激しかったりすると「精神病」
という、やや差別的な呼び方をされた。

それ以外の落ち込んだり、
気弱だったりする人には
「たるんでる」だとか「もっと頑張れ」
という、いわゆる精神論で
片付けられたりしていた。

ただ、いつの頃からだろうか。
少なくとも、今の40歳前後の人たちが
子供の頃あたりから「躁鬱」という病気は
注目されはじめ、数もガ〜ンと増えた気がする。

そもそも、昔からそういう人たちは
同じように多かったのか、
それとも現代になり、ネットも含めて、
環境の変化からさらに増えたかどうかは、
僕にもわからない。


お客さんや友人でも、大なり小なり、
鬱傾向で苦しんでいる人、また過去
苦しんだ人は多い。

僕自身、成人してからは、ほぼ
鬱だった、と思われることはなかったけれど、
思えば、幼少時期、おとこおんな、とか
揶揄されたり、何をやっていても劣等感ばかり
生まれていた頃は、学校に行くのも嫌、
人と会うのも嫌だった時期はあった。
今思うと、それは鬱病だったのかも知れない。

そんな事で心配した親から、
かなり厳しい寮制の学校に勧められたことは
ここにも何度か、書いた。
それは結果的に僕にとって
悪くはなかったけれど、
どちらかと言うと精神論に
負かされたのか、救われたのか(笑)

ひと言に、躁鬱、と言っても、そこに
色々な原因があったり、解決に導く手立ても、
薬だったり、時間だったり、人との関係だったり
さまざまだろう。

僕自身もこれからどんどん歳をとり、
いつ、また鬱と向き合うことになるのかは不明だ。

肉体も精神も健康であること、
それはすべての人が望むことだけれど、
やはり人として生まれてきたからには
完璧なんていうことはないのだろう。

なんの解決にもならない言葉ばかり
書いているけれど、とにかく自分なりの
楽になる方法を見つけていくしかないのだろうと思う。

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2021年05月31日

トーキング・ヘッズ ライブを観た日のこと

昨日書いたデヴィッド・バーンを初めて
僕が知ったのは、故今野雄二氏が
ミュージックマガジンという雑誌で
取り上げていたことだった。

今野さんが、大橋巨泉司会の11PMという
深夜番組で、男好き(つまりはゲイ)扱いを
されていて、常に笑いながら交わし、
決して全否定していなかった。
彼のそういう部分が、
個人的には何だか好感が持てた。

今野さんが本当にゲイであったか、どうかは
他の多くの著名人が実際、公言もしていなければ、
誰かと付き合ったりセックスをしたり
している事実もないため、わからない。
まあ、そんなこと、どうでも良いことでもあるけれど。


そんなこんなで、今野さんを通して
知ったデヴィッド・バーン率いる
トーキング・ヘッズの来日公演を観たのは
2丁目から歩いてもすぐ、という
当時の新宿厚生年金会館。
20代中盤だった。

ストレートの友人と行ったのだが、
前から10列目ほどの非常に良い座席だった。
彼らが登場すると観客は総立ち。
僕らもすかさず立ち上がっていた。
(今は極力、ずっと座って観ていたい、
と思うのだけれど。笑)

ところが、僕らのすぐ前の座席にいる5、6人は
ずっと座って観ていて、その前の座席が
一列全部、空いていたのだ。

5、6曲、終わった頃だっただろうか。
僕の友人が「あの空いている座席に
移動しようぜ」と言い、2列前の座席目掛けて
僕らは移動した。

そして先ほどと同様、
立ち上がって観ていたのだが
僕の真後ろの座席の人間が、ドンドンと
僕の椅子を蹴る。
うしろを観ると「座れ!」と怒鳴る。
彼の横にいた女性が、「すみません。
私たちの席なんです、そこ」と言われる。

おそらく彼らは自分の前の客が立たないように、
前の座席一列を買っていたのだろう。

それよりも、驚いたのは、僕に座れ!!
と怒鳴ったのは、当時ものすごく有名な
ファッション・デザイナーだった。
オシャレに疎い僕でさえ、
よく彼の顔は知っていた。
それくらい当時メディアに
出ている人だったのだ。
僕らは、すごすごと、自分たちの座席に戻った。
心の中では何だか申し訳なく、
恥ずかしい気持ちを持ちながらも、
それでも彼らの素晴らしいライブに
酔わされた一夜となった。


しかし、驚くのはこのあとだった。
ライブが終わり、友人と軽く
食事をして別れてから、僕は
2丁目近く(きちんと言うと四ツ谷)にある
ハッテン場に行ったのだ。
ライブから2時間後くらいだった。

なんと、そこにさっき僕が移動した座席を
蹴った彼がいた。
ゲイだと聞いたことはあったけれど、
まさかこういう形で、それも一夜に二度も会うとは。

幸か不幸か、彼と一戦を交えることは
なかったけれど、僕の人生サプライズの5本の
指に入る1本、という出来事だった。

デヴィッド・バーンと聞くと
まだ、あの日のことが忘れられない。

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2021年05月28日

地下鉄での缶チューハイ

昨日はどこにも行かず、
何もせず的なブログを書き終わって、
ふ〜むとため息をつき、
いや、これじゃダメになる、と
思い立って、結局夜7時を過ぎてから
ジムへと向かった。

この時間帯は、仕事終わりの人が多く、
たまにお客さんとも会うので、
ちょっと恥ずかしいやら、申し訳ないやら。

まあ、そんなこんなで、10時前の
地下鉄で自宅へと向かったのだが、
電車はとても空いていた。

その地下鉄の中で、僕と同世代の
中年男性が、おもむろにカバンから
缶チューハイを出して飲み始めた。

それを目にした向かいに座っていた女性は
ものすごく不愉快な顔をして、
「お酒、禁止ですよ」と言い放って
電車を降りていった。

禁止?なのだろうか。

今、街の中で、この20時を過ぎたこの時間、
自宅以外ではなかなか飲酒が出来ない。
公園で飲んでいても、注意される世の中だ。

そういう時期に確かに地下鉄の中で
飲む、という行為はそれほど
褒められたモノじゃないかも知れない。
でも、その男性は、特に迷惑をかけることもなく、
マスクをずらして気持ち良さそうにひと口飲み、
雑誌を読んだりしていたのだ。


思えば、海外で、屋外で飲酒を強く禁止している
国は多く、アメリカではビーチでさえダメ。
増して、地下鉄や乗り物の中なんて
絶対ダメだったりする。

大昔、そんな厳しさを知らなかった僕は
初めてロスのゲイクラブに行った際、
トイレがものすごく混んでおり、
外にあるパブリックバスに
行こうと、ビール瓶片手に
一歩、クラブの外に出ようとしたら
「もう、お前はこのクラブに入れない。
ブラックリストに入れる」と言われて
追い出されたことがあった。

一人でもそういう客がいた、と通報されると
そのクラブは営業停止になるのだと言う。

話が逸れたけれど、そういう意味では
本当に自由で有難い、そんな国で
こうして自粛警察的なことが
普通になってしまう時代になっている。

何か理由があって、自宅でも
お酒が飲めない、という人もいるのかも知れない。
そういう人は、どこでどう飲めば良いのか。
だから、公共交通機関の中なら良い、
というワケではないのは重々承知だけれど。

なんだかとっても複雑な気持ちになった。

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2021年05月22日

芸能人同士の結婚でちょっと考えたこと

連日、テレビを賑わしているコロナのニュースを
抜いて、一昨日トップニュースで扱われた
星野源と新垣結衣、両氏の結婚。

SNSなどでも、二人への祝辞と
喪失感からロスが呟かれたりしたようだけれど、
僕は二人が主演したヒットドラマも
観ていないし、昨今の俳優やタレントに
とっても疎いので、そうなんだ、ふ〜ん程度の
感想しか持てないのだけれど。

思えば、僕の時代、山口百恵、三浦友和を
始めとして、郷ひろみ、二谷友里恵、
松平健、大地真央など物凄い豪華結婚式を
それこそゴールデンタイムに流したりし、
バブルだったなあとつくづく思う。

そして、僕が呼ばれた友人たちの挙式も
芸能人ほどとはいかなくても、
かなり恥ずかしくなるような結婚式が多かった。
下手すると3度くらいあるお色直し、
ゴンドラや鏡開き、天井まであるような
ウエディング・ケーキ。

おそらく結婚をしないだろうと思っていた
僕は、両親への手紙などに
少しもらい泣きをしながらも、
申し訳ないけれど、なんだかなあ
そう思っていた。


そして、一昨日のニュースを聞きながら、
いつかこの国でも男性同士、女性同士の有名人の
結婚(仮に同性婚が出来る時代になったとして)
もしくはお付き合い宣言、
というモノがニュースのトップに
躍り出る、ということがあるのだろうか。

そして、それを見る人たちの反応は
どうなんだろうなんて考えてしまった。

健在の人を例にあげるのは、
ちょっとはばかられるので、
故人を挙げれば、たとえば高倉健、
石原裕次郎クラスのビッグタレントが
「実はゲイです」と言い、二人が
共に幸せになります、というようなことが
あったとしたら。

それこそ、一昨日の自民党の法案問題で
どうこう言っているうちは、
世間の反応も冷ややかだったり、
気持ち悪い、という声が高いのか、
それとも微笑ましく迎えてくれるのか。

喜びやお祝いの気持ちも通りこして、
僕も今回と同じように、ふ〜ん、そっかあ、
そんなふうに自然に思える、
僕が生きているうちに
そんなふうに変わることは・・・

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2021年05月18日

女性苦手なゲイ

昨日、たまたまツイッターで
「オンナ嫌いなゲイ」という漫画を見つけた。
それを読みながら、ああ、いるいる、こういう人、とか
あるある、こういうパターン、と思っていて、
ふと思い出したことがあった。

店をオープンするよりも前に
知り合った一人の男性が、それはそれは
女性が苦手、いや苦手というよりも
嫌悪感丸出しだったことを思い出した。

彼とはとある飲み屋で会ったのだが、
他の店に行こうとすると、
ゲイバーであれ、そうでなくても、
とにかく女性客がいるところを
絶対イヤなのだ、と言い張った。

何故、そこまで?と聞くと
女性の声を耳にするだけで嫌、
化粧の匂いも嫌、長い髪も嫌、
とにかく、その存在自体が嫌だと、
ある意味、性的なことを
乗り越えてしまっていた。
そう、昨今問題にされる、
ある意味、性差別や女性蔑視に近かった。

驚くのは、彼が勤めていた会社も
女性社員がいるから辞めて
男だらけの建築現場に入ったらしいし、
女性と同じ電車に乗るのが嫌で
車を買って、ほぼ車の生活らしかった。

お母さんや、兄妹とは?と尋ねると
大嫌い、とひと言。
それ以上は何も応えなかったので
僕も深くは聞かなかった。
でも、幼少時期に、何かトラウマのようなモノが
あったのかも知れない。

レズビアンの女性などで、
男性が嫌い、という人は
むしろゲイの異性嫌悪よりも
多いと耳にしたりする。
そこにも、もちろん性的な事柄も大きいだろうけれど、
いわゆる男性社会や、女性蔑視から
生まれていたりもするだろう。

もちろん、欧米にもそういう人たちは
多勢いるのかも知れないけれど、
男性優位的な嫌悪感、という意味では
日本は顕著なのかも知れないなあ。
そんなふうに思った。

とは言っても、正直な話、自分の店で
声高にキャアキャアと騒ぐ女性がいたとすると
(ほとんど経験はないけれど)、
注意したり、抑えてもらったりするのは
至極当然だと思っている。

もちろん、その激しさによっては
女性に限らないけれど(笑)

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2021年05月15日

「お前」という言葉

結構、好きで聴いているラジオで
70歳くらいのパーソナリティがいる。

彼はレギュラーパートナーの女性などに
その彼女がおバカな発言をするたびに、
「お前なあ」などと笑っている。
その微笑ましいやり取りは
今までほとんど気にならなかったのが
最近、少し気になるようになった。

断っておくけれど、そのパーソナリティが
「お前」と言うのは、特に相手が女性だから、
ということではなく、比較的若手の男性などにも
同じく「ところで、お前さ」とかと使ったりもする。


そして、僕自身も親しい同世代以下の
人間に、知らず知らず「お前、お前」と
言っていたのだけれど、数ヶ月前に、
とても親しくしている若いコと話をしている時に
「僕、人からお前と言われるのが
とても嫌なんです」そういう話を耳にした。

僕は子供の頃から父親や先生や先輩、
もしくは同世代の友人から
お前と言われて、まったく
そのような気持ちになったことがなかった。

確かに、たまに女性が旦那に対して
「何故、お前呼ばわりされなきゃならないのか、
まったくわからない」という言葉を聞いたことがある。

僕にとって、「お前」というのは
ひとつの親しみを込めた言葉使いのつもりだったし、
特に上に立っている、とか
見下ろしてバカにしている、
ということではない。
僕も人からお前、と言われた時には
親しく思ってくれているのだ、なんて思ったものだ。


ただ、「嫌だ」と言われていることを
そんなつもりじゃないから、俺は使うぞ、
と思うほど、僕もバカではない。

けれど、長年のクセなのか、ついつい出てしまう。

そう言っている彼と前に話した時に、
彼が丁寧に話しているつもりで
「なるほどですね」という言葉を
使っていることをよく耳にした。
僕が彼に「それは丁寧なようで、そうではないんだ」
という話をしたら、
彼の口から、その言葉が出ることはほとんどなくなった。

学べないのは、年齢の違いなのか、
それとも意識が低いのか、はたまた僕が愚かなのか。

話を戻すと、それまでまったく気にもならなかった
そのラジオ・パーソナリティの「お前」が
それなりに気になるようになっている自分にも驚いた。

だったら、治せよ、なんだけど。

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2021年05月12日

ネット社会で生きること

ここ1年くらいだろうか、ジムで
パーソナルを受けているのだけれど、
これがとてもためになっている。

教えてくれているのは、既婚者の30歳で
彼のサポートは非常に的確、かつ親切だ。

彼は特に何も詮索もしないし、
こちらからもわざわざバーを
営業している、とは言ってもいなくて
飲食系くらいとしか伝えていない。

ただ、フルネームで調べれば
僕の場合、すぐにわかってしまう。
下手すると、このブログにさえ
飛んでしまう(笑)


つい最近、仕事でマスコミの試写に行った際、
知り合いのライターが僕からスケジュールを聞いた、
と宣伝部の人に伝えたら、
「あ、飲み屋をやっている方ですね」と
言われたらしい。

僕は別にまったく構わないのだけど、
意外と知れ渡っているのだなと再認識。


そう言えば、ずいぶん前だが、我が家の近くにある
マッサージに初めて行った時に、
40を超えた巨体の男性が
僕の施術をしてくれた。

彼の腕は確かで、今まで受けた
マッサージの中では1、2位を争うほどの
気持ち良さだった。
断っておくけれど、特に性的な意味ではなく、
そういう意味ではタイプでもなんでもなかった。

さて、30分くらい経過して、揉まれながら
色々と話をしていた時に、彼が
「つい最近、来たお客さんの言動に
とっても興味を持って、その人の
仕事をネットで調べたんですよ」
とポツリと言った。

その瞬間に、僕の心地よさは消えた。

彼はたぶん僕が帰ってから、ネットで
僕の情報を調べるのだろう。

上にも書いたように、僕は自分の
氏素性がわかったところでまったく
大丈夫だし、調べるのは勝手だけれど、
それを客に伝える、というのには驚いた。

ゲイでなくとも、自分のことを色々と
調べられたりする、というのは
気持ち悪いし、ほとんどの人が
嫌だと思うだろう。

しかしながら、もうそんな世界に
僕らは生きているのだ、
と認識せざるを得ない今日この頃だ。


今日から改めて、緊急事態宣言の再延長。
今月いっぱいまだまだ店の休みは続く。
6月にみんなに会えることを楽しみに
しっかりと鍛えておかなければ(笑)

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2021年05月06日

涙の理由

昨日、徹子の部屋を見ていたら、
去年コロナで亡くなった岡江久美子さんの
娘で女優の大和田美帆氏が出ていた。

彼女は母親の死をどのように受け止め、
その苦しみを乗り越えていくのは、
母のような明るさで
子供を育てていくことだと言い、
何だか泣けて仕方がなかった。


年をとると、涙腺が弱くなる、
そんなことを周りの大人から聞きながら、
そうだろうか、なんて
ついこの間まで思っていたけれど、
確かに近年、かなり涙もろく
なったような気がする。

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映画館でもそうだけれど、配信や
ビデオ、テレビを観ながらも、
ついつい泣いてしまう。

特に親子の話を聞くと、
自分に子供がいないせいなのか、
それとも父や母とのことを思い出すのか、
途端に泣けてきてしまう。

以前に、ここに書いたことがあるけれど、
店をオープンして、AiSOTOPE LOUNGE
(当時は「バー非常口」)というクラブで、
1周年のパーティをした。

その時、まだ健在だった
うちの母が僕にはまったく知らせず、
サプライズで登場し、
本当に驚かされた。
その時はみんなから泣かないの?と
言われたものだけれど、特に涙は出なかった。

その長い宴が終わり、
ホテルで休んでいた母を伴って、
自宅に戻った。
朝10時頃だったか、ひと息ついた時に
「本当にお疲れ様」と母に言われた瞬間、
どっと涙が出て、止まらなくなり。
ウォンウォンと泣き伏したことは
忘れられない。

あとにも、先にも、あそこまで
号泣したことはないと思う。

父が死んだその年に店をオープンし、
それから1年の間に、母は
店にたびたび来てくれていた。

そして、その1年間に多くのお客さんや
たくさんの貴重なゲストにも恵まれ、
あのパーティを開催することが出来たのだった。
そんな思いが一気に襲ったのだろう、そう思う。


「男だから泣くな」なんて言われたり、
涙を見せるのは恥ずかしいと思ったり、
僕の若い頃は、そんなふうに育てられてきた。
それでも映画館の暗闇の中で、
人知れずハラハラと涙を流すのは
幸せだったり、スッキリしたりもしたものだ。

前のスタッフのツカサや、ハルキが
ほとんど泣いたことないです、と
言っていたのにはビックリもし、
冷たい奴だ、と冗談で揶揄もした。

この年齢になると、木々の緑を見たり、
懐かしい音楽が流れてきただけで、
うるっとなってしまったりする。

お手軽なお涙頂戴ドラマなんかには
負けてしまいたくないけれど(笑)、
まあ、この年になったんだから、
泣きたい時に泣けばいい、
最近はそう思うようになったのだ。

これって、成長なのか、衰退なのか。

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2021年04月30日

ゲイのロマンス詐欺

コロナ変異株のニュースの間を縫って、
昨今のドンファン殺人か?という話が
流れていく。

それにしても、いわゆるロマンス詐欺なんかが
横行している中、もしこの事件が本当なら
これまたそういう枠にくくられるんだろう。

そう言えば、もうずいぶん前だけれど、
うちに来たお客さんで僕よりも少し年上の人がいて、
海外生活が長く、その時に起こった
すごい出来事を聞かせてくれたことを
思い出した。

仮にここでは、Sさんということにしよう。

元々家にはかなりお金があるという
素晴らしい環境で育ったSさんで、
それは、それは金遣いが荒かったのだと言う。

Sさんがイタリアに住んでいた時に、
ものすごくマッチョでルックスの良い男と
付き合ったことがあった。

アジア人はもてない、
という話はよく耳にしていたし、
それまでも特にそういうことはなかった。

しかし、ゲイが集まるレストランで
マティーニを飲みながら、周りにいる
人たちにご馳走などしていたら、
ウィンクをしてきたのがその彼だったと言う。

彼はドイツ系のイタリア人で
つい最近まで中国人の年上の彼がいたけれど、
見事にふられて落ち込んでいるらしかった。

「アジア人の年上好き」ということで
そうか、こんな自分でもこんなイケメンが
興味を持ってくれたのだ、と
Sさんは舞い上がった。

それから二人の蜜月が始まった。
海外旅行にも連れて行ったし、
毎日のように素敵なレストランやバー巡りをした。
もちろん、お金は全部Sさん持ちだ。

その彼はとても優しかったし、
とにかく街でもみんなが振り返るほどチャーミング。
ただ、性生活は、その彼があまり性的なことに
関心がない、ということで、せいぜい
身体を触らせてくれたり程度だったらしいが、
Sさんはそれでも大満足だった。

ところが、その半年後、その彼は
Sさんの大切にしている貴金属類、高価な時計や、
クレジットカード、そしてうちにある
お金を持って、Sさんの部屋から忽然と姿を消した。

Sさんは二人が会ったレストランや
一緒に行ったバーを探し回り、
人に聞いたのだが、まったくわからなかった。

持って行かれたモノを金額にすると、
3000万近くだったと言う。
(と言うか、それくらいの金額のモノが
うちの中に転がっている、というのが凄い。)

警察に届け、クレジットカードも止めたけれど、
カードでは高額な飛行機のチケット代などが
含まれており、そこから探そうとしたけれど、
当時は難しかったのだと言っていた。

それから数年。日本に帰国してから、
ドイツで知り合ったゲイの友人から
「これって、あなたが付き合っていた彼だよね?」と
写真付きのメールが送られて来た。

そこにはモデルの女性と結婚をした
その男がタブロイド紙に載っていた切り抜きが写っていた。
だから、まったくセックスがなかったのだと。

Sさんは愕然としたけれど、どうせ
今さらイタリアの警察もとりあってくれず、
証拠も何もないので、「殺されたりしないだけ
良かった」そう言っていた。

こういう話は国内でも、たまに国内でも耳にする。
それを思えば、お金は欲しいけれど、
無駄に使うほど持ったことがなかったことは
改めて良かったなあと思う。

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2021年04月13日

既婚者ゲイの人たちから見えるモノ

このブログにも何度も書いているけれど、
うちの店には何人もの
既婚者ゲイの人たちが来てくれる。

つい先日、やはり既婚者のソウジロウが
来てくれて、自分が既婚者だと言うのは
なかなか同じゲイにもなかなか言いづらい、
そう言っていた。

既婚者ゲイにも色々あって、
最初から奥さんがそのことをわかっている
いわゆる友情結婚。

わかっているだろうけれど、
お互いにそこには触れずにいる人もいる。

結婚後、何らかの形で奥さんにわかってしまって、
それでも何とか結婚生活をやっている人。
別れてしまった日人たちも。

そして、最も多いのは、まったく問題なく
ストレートと同じように、
幸せな結婚生活を送っている人。


それぞれ、色々な事情がある。
そこで男性の恋人がいる人もいれば、
探している人もいる。
遊びだけに徹底している人もいれば、
まったくそういう行為はせずに、
バーだけに来て、会話などの
交流を持つ、という人もいる。

もちろん、そこには真正のゲイもいるし、
バイセクシャルもいる。

かつては僕もそういう中の一人だったから、
というワケじゃないけれど、
それぞれが色々な理由があるのだ。

奥さんや周りの人を騙さざるを得ない
状況に苦しみながらも、こればかりは
どうしようもなかった、
そう思っている人も大勢いる。

ソウジロウが「もし、自分の若い頃に
同性婚などが決まっていたら、
今の道を選ばなかったような気がする」
そんな言葉をポツリと言った。

確かに、もう少し世の中が寛容で、
それぞれの幸福を考えるような法があれば、
もう少しそれぞれが堂々と
生きやすいのかも知れない。

ソウジロウと話していて、
改めてそう思った。

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2021年04月05日

4月4日は

昨日、4月4日はお客さんでもあり、
友人のミヤモト君の誕生日。

おめでとうの挨拶と共に、
「誕生日が『おかまの日』だったとは!」
とメッセージを送ったら、
本人から「自虐的にもその言い方を
しない、と心に誓った」とあって、
送信したのが少しバツが悪かった。

確かに、店でも、よく
「おかま」とか「組合員」とか
「こっち」とか「あっち」という
言葉が飛び交い、それは自虐なのか、
無意識なのか、すっかり慣れてしまっているけれど、
僕の中でも違和感を感じていることは確かだったりする。

世間から線を引かれていると
よく言われている中で、
自らそうやって線を引いていることに
何の疑問も持たないのが、
どうしても居心地が悪くなってしまう。

そして、これも初めて知ったのだけれど、
この4月4日は
「トランスジェンダーの日」
とされたこともあったようだが、
結果的には差別的ということもあって
認可されなかったと言う。

ミヤモト君は自分の中の問題として、
コロナ禍での変化だと言っていた。
もう少し気楽に考えたほうが、
という意見もあるかも知れない。

こういうことについて、
考えながら言葉を選んでいく、
というのは僕自身としても
確かに大切なことだ、
そんなふうに考えさせられた一日だった。

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2021年04月01日

ジェンダーギャップ指数から考えること

昨日、多くの報道で日本における男女の格差が
世界で120位だと報じられた。
いわゆるジェンダーギャップ指数だ。

経済と政治に関しての分野のスコアが
極めて低いことも公表されている。

昨日早く来てくれていた
コイズミちゃんと、やれやれと
二人でため息をついていた。


今でこそ、夫婦が共に働くのは
ごくごく普通のことになっているけれど、
僕の若い頃、「共働き」家庭は
夫が一人で生計を立てられない、だとか
奥さんが働かされて可哀想、などという
印象さえあった。

それほど、男社会が当然であり、
女は口出すな的なことが、
どこもかしこも、まかり通っていた。

同性愛蔑視も、当然、そういう部分がある。

常にゲイは「男のくせに」、
レズビアンは「女なのに」という言葉が付いて周る。

男は強く、女は弱い、という構図が
ありとあらゆる場所で当てはめられる。
それが当然という世界の中で
ずっと生かされている女性や
マイノリティは、かなり色々なことを
押し殺したりして生活するワケだ。

それを考えると、この日本的構図は
早々に大きく変化することはないのかも知れない。

女性やマイノリティが自由に意見を言い、
それをしっかりと受け止める力量がある
ストレートの親父たちにかかっている、
そう言っても過言じゃない気がする。

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2021年03月25日

4年目にわかったこと

チョウダ君が4年付き合っている彼氏の話は
前からよく聞いていたけれど、
このコロナになって、一緒に生活するようになり、
その彼の様子が
少しおかしいとチョウダ君は気がついた。

1日の中である時間になると、
外に出たり、ちょっと一人にさせてくれ、
と言ったり、電話をかけに行く
ということが増えた。

また、ほとんどテレワークのはずなのに、
2週間に一度は、会社に行くのと
同じくらい早くうちを出て、
夕方、帰って来る。

チョウダ君は、てっきり浮気かと思い、
ある時にその彼に詰め寄ったのだと言う。

彼は否定をした。
けれど、詳しくは説明しない。

結局、このままでは自分が不信感を持つので
しばらく別れよう、そうチョウダ君が切り出したら、
「じゃあ、ちょっと黙って聞いてほしい」
彼はそう言ったと言う。

実は、昔からとある宗教に入っていて、
その祈りや、活動をしなければならない、と。
それを最初から話すと、引かれてしまったり、
別れ話になったりするのでは、
そう思い、ずっと話せなかったのだと言う。

チョウダ君は、かなりびっくりした。
びっくりしながらも、そう言えば、あの時も、
あの時も、と、何か不思議に思い当たることが
多くあったことも思い出した。

宗教に偏見はない、と思いながらも
いざ、自分のパートナーが入信している、
と聞いたら、さすがに考えてしまう。
おそらく、彼が言うように、
付き合い始めた頃に告白されたら、
付き合っていなかったかも知れない。

しかし、彼は常に優しく、穏やかで
嘘はない人間。むしろ自分のほうがわがままだ。

そんなことを考えながら、
この4年間を改めて大切に思いながら、
チョウダ君は受け入れることにしたと言う。

ストレートの恋人や夫婦間でも
結構ある問題なのだと思うし、
チョウダ君の選択は
間違いじゃない、そう思った。

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2021年03月21日

度重なる職質の理由

昨日、昼間から来てくれたキヨシは
マッチョで年中、色黒の39歳。

日サロに行っているの?と
よく聞かれるけれど、本人いわく、
沖縄にパートナーがいて、
しょっちゅう行っているということや、
そもそも日に焼けやすいから、らしい。


それはともかく。
彼は月に何度も路上で警察から
職務質問を受けるようだ。
何故、これほどに、と思うほど
もう、うんざりを通り越していると言う。

その理由を色々考えると、
服装が年中、Tシャツやスウェットが
多い、ということもあるし、
ジムの準備があり、大きなバッグを
持っている、ということもあるだろう。
それに、冬でも色黒、というのは
大きいんじゃないか、
と他のお客さんたちの意見。

それも、車に乗っている時でさえ、
止められると言うのも凄い。
車で???
車種は聞いていないけれど、キヨシのことだから
ちょっと派手な車、ということもあるだろう。

さらに面倒なのは、キヨシは
ジム用のサプリを持っていて、
それが覚醒剤とか麻薬に間違われるとのこと。
それで時間もかかる。

それにしても、その色黒が仇と
なっているから、肌、白くしないと、
とお客さんたちから言われて
「これは仕方ないですよ。体質だから」と。

そんな話を笑いながら店を出たキヨシ。
その2時間後に本人から、
なんと写真付きのLINEがあり、
「Bridgeを出て、なんと、ほぼその直後に
2丁目を巡回しているパトカーに
また止められました」と。

びっくりするよりも、
そこにいた残ったお客さんたちと
申し訳ないけれど、笑ってしまった。

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2021年03月10日

自営業の悩みと強さ

5年前くらいから、都内でライブハウスを
経営しているシンドウちゃん。
2年目くらいから、お店も軌道に乗り、
なかなか楽しい日を送ってきたけれど、
このコロナでここ1年は
うちの店同様、とても大変だと言う。

しかし、彼にとってさらにストレスなのは、
店を使ってもらう、ミュージシャンだと言う。

こういう時世、誰にでも
心置きなく使ってほしい、
という気持ちもあるけれど、
そこは自分の店。

どうせなら、自分が気にいった
音楽を奏でる人たちに、
という気持ちは強い。
増して、なかなか活躍する場所を持てない
若い人たちに、と考えている。

しかし、そこには、昔からの知り合いやら、
そこそこ名前がある年配者が
様子を観に来ながら、
直接的にも間接的にも
自分を使ってほしいとアピールする。

自営業者はすべてのことを
自分で決めていける、という
強さは持てることは確かだ。

それでも人との関係や、付き合い、
そして相手の気持ちなどを
考えながら、自分の仕事を
成り立たせなければならない。

この、そこそこ高いハードルに
いつも挑んでいて、ある意味、
ノーと言えるシンドウちゃん。
話を聞きながら、僕はほぼ
そういうことに頭を抱えることはないけれど、
それでも自分の意思を貫く彼は
立派だなあ、そう思った。

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