2020年09月07日

まだ見ぬ、そしておそらく見られない我が子への想い

昨日、初めてジュディ・ガーランドの「若草の頃」
という映画を観た。
これは彼女の映画群の中で「オズの魔法使」と
並ぶ名作と言われていて、
その昔「ザッツ・エンタテインメント」の中で
ちら見して、ああ、セントルイスの群像劇か、
と思っていたら、家族劇だったので驚いた。

この映画で、ジュディも含めて、
5人の子供を持つ父親が
セントルイスの町を愛する子供たちのために、
ニューヨーク行きを断念する。

この映画だけでなく、多くの家族を描いた
映画を観ると、父親であることの大きさ、
その意味を考えずにはいられないと同時に、
僕自身が父親から受けた大きな影響を感じる。


今にいたって、僕はゲイであることを
悔いてはいないし、良かったとさえ思っている。
ただ、このブログには何度も書いたけれど、
子供を持つことが出来なかった、
ということが最も心残りでもある。

思えば、僕は過去、僕がゲイであることを
知っている二人の女性から、時をずらして
別々に「子供の父親になってくれないか」
そう言われたことがあった。

一人は学生時代の同級生で、
彼女は学生時代につきあった男に
こっぴどくふられて、もう二度と
恋愛などしたくない、でも子供が欲しい、
と言っていた。

もう一人は、僕の会社の部下の親友。
とても美人だった彼女だったが、
当時30を超えて恋愛をしたことがなく、
これからもそういうことはないだろう、と。
しかし、彼女も子供だけは欲しがっていた。

僕が当時、パートナーに、
そのことを相談すると
「生まれてきた子供のこと、
そして彼女たちの将来、自分自身の将来を
考えたら、そんな簡単なことではないだろう」
そう言われ、断念したのが僕の40歳の頃だ。

あれからずいぶん長い時間が過ぎ、
なんと彼女たちは二人とも結婚をし、
部下の親友だった彼女は40を過ぎて
子供を授かった。

彼の助言を聞いたあの時の決断は
良かったのだ。そう思う。

そう思いながらも、自分の息子、娘がいたら
どんな人生だったのだろうか。
今さらながら、ついつい
そう考えてしまったりするのだ。

困ったものだ(笑)

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2020年09月03日

上からのモノ言いに対して

ここ2年ほどタクシー運転手をやっている
コウジちゃんは、このコロナ禍になり、
仕事は半減したと言う。

僕ら飲食店と共に、収入が少なくなった
職種のひとつだが、それと同じくらいに
ストレスを感じることがある、と言う。

それは、前の仕事では、まったく
感じなかった東京の中での
ヒエラルキーだった。

要は、ある特定の区で降ろすお客さんの
かなり多くが、非常に偉そうで
態度が他の区に住む人と
如実に違うのだそうだ。

本人は、まったくそういうつもりは
ないだろうけれど、
喋りかた、運転手に対する扱いかた、
電話のかけかた
(乗りながらの電話がとても多いらしい)
その端々に、自分に対して、
もしくは他の人たちに対して、
下に見ていると感じるのだそうだ。

酷い人になると、たまたまその人の仕事の話になると
「君、俺の一週間に稼ぐ金額、わかる?」
と突然、収入の話になったり、
行く先にどこそこのなんとかマンション、とだけ伝えられ、
細かい住所など場所を尋ね返すと、
「え?有名なうちのマンション名も知らないの?
もっと勉強しろよ」と言われたりする、と。

きっと、この人は、おそらくレストランや
バーなどでも、知らず知らずのうちに
そういう部分を出してしまうのだそうだ。

僕はおかげさまで、今まで仕事をしていて
そこまでの経験をしたことはない。
確かにゲイ、という狭い世界の中で
変な噂になっても、という気持ちが
働くのかもしれないし、
多くのゲイは人一倍、他人の目を
気にしている人が多いかもしれない。

ともあれ、そういう人たちは、少なからずいる。
育ちかも知れないし、お金をどのように
稼いできたか、ということもあるのかも知れない。

コウジちゃんは、改めて、そういう人たちと
仕事で関わることによって、
自宅から屋外に一歩出た瞬間、他人に対して
少しでもこういう風に感じさせることは
心から気を付けよう、そう思うとのことだ。

僕自身もおそらくないだろう、とは思いながら
改めてコウジちゃんの言葉を心に刻み付けた。

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2020年09月02日

元スタッフ、ツカサの家

昨日は僕が休みで、元スタッフだった
ツカサと彼のパートナーが住む
木更津の一軒家に
お邪魔させてもらった。

前から是非、と誘われていたけれど、
コロナもあったので、なかなか
都内から出るのも、と遠慮をしていた。

ツカサは、うちの店オープン早々から
来てくれていて、2年目くらいから
4年近く手伝ってくれたスタッフ。

当時は、親父転がしなんて揶揄されながらも、
持ち前のマイペースさで、
誰かと一緒に飲みに来ても
「そろそろ出ますか?」などとは聞かず、
本人がもう出たいと思えば
「チェックしてください」と
共に来た人が「え?」と驚くほどだった。(笑)

そんなこんなで、基本的に一人で
色々な人を渡り歩く人生なのかな、
などと、ずっと思っていた。

ところが、4年前に知り合った今の彼とは
とんとん拍子に関係が進み、
まさかの同棲。

店に二人で来てくれても、笑顔が絶えず、
まさかあのツカサが?というくらい
相手を尊重して、謙虚だったりした。

そして2年前に、今の一軒家を
見つけたのだと言う。
うちの隅々まで行き届いた清潔感と、
ものすごくきちんと生活を
していることから、二人の関係が
非常により良く運ばれていることが
見てとれる。

車で動いていても、外で食事をしても、
部屋の中にいても、とにかく
お互いが常に優しく、
ちょっとしたことで
クスクス、ケタケタと笑う。

おかげで一泊をさせてもらい、
なおかつ車で1時間の粟又の滝、
そして養老温泉まで連れていってくれ、
帰りはバスターミナルで見送ってくれた。
本当に充実した2日間だった。

IMG_3867 2.jpg

幸福な気持ちは実に人にも
きちんと連鎖するのだ。

この場を借りて、ありがとう。
また、遊びに行かせてね。

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2020年08月31日

まさかの殺人事件!

昨日、店に着くやいなや、
お客さんのジュンジから
「今日、僕が住む阿佐ヶ谷近くで
殺人事件があったらしく、なんだか
慌ただしい」そうメールがあった。

へえ、物騒だなあ、なんて
思っていたら、その次に
「阿佐ヶ谷と言うよりは、鷺宮のほうらしい」と。

鷺宮と言えば、僕が今住んでいるところに
引っ越す前に9年ほど住んでいた街。

実は、5日ほど前に、たまたま
その近くに住む友人宅に遊びに行き、
そのついでに、その場所がどうなっているか、
見に行って写真を撮ったばかりだった。

IMG_3826 2.jpg

その友人にその旨を伝えると
「こんなマンションらしい」と
送られてきた写真が、
なんと僕が住んでいたマンション!!!

ストーカーだった男性が、
そのマンションに住む女性を殺し、
近くで飛び降り自殺をしたらしい。

僕はそのマンションの4階だったが、
彼女が殺された2階の部屋は
当時僕の友人が住んでいた部屋だった。

思えば、このマンションは、僕が
初めて人と同棲した、という記念すべき
部屋でもあった。
そこで僕はガンも克服し、
両親にもゲイであることを
カミングアウトした
多くの思い出が詰まった場所だ。

あまりにも今の住まいからは、
遠いということもあるし、
特に用事もなかったので
15年近く行くこともなかった。

それだけに、何故、その直後に
このようなことが起きたのか。
本当に不思議な気持ちと同時に
大きくショックを受けた。

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2020年08月29日

この国の未来

昨日は、日本にとって物凄く大きなニュースが
駆け巡った。
それはある程度、予想されていたと思う人もおり、
でも、まさか、と驚いた人もいるだろう。

僕が大きく感じたのは、これだけ長期政権を
とった人が首相を辞める、という出来事を
多くの人は比較的、白けて見ている、
という印象を受けた。

それは世の中の人たちを見ても、
うちの店のお客さんたちの反応を見ても、だ。

海外に行くと、多くのゲイシーンでは、
政治の話をすることにぶつかったけれど、
普段仲が良い連中が、「それはこうだと思う」
「いや、その部分は」と語り合ったりしていた。

そもそも、日本ではバーや人前で
政治や宗教の話をするのがタブーとされている。

意見や思想の違いを戦わせると
冷静に意見交換をする、というよりも
徹底的に自分が言いたいことを言い、
違う意見には耳を貸さない人も多く、
ついつい感情的になってしまいがちだ。

そんな事がわかっているからこそ、
空気を読む日本人は、そういうことを
避けようとする。

人は人、自分は自分。まあ、いいじゃないか。

こういう出来事があった時に、
自分の中にも流れる「穏やかさ」と
気持ちの悪さと、ある意味「事なかれ主義」を
感じざるを得なかったりするのだ。

一人の首相が変わることで
日本が、大きく変化する、ということは
ないのかも知れない。

しかし、10年後、20年後、
今の若い人たちが、希望に満ち溢れる
世の中に、少しでも近くことは出来ないのだろうか。

誰が指揮をとるにせよ、
せめて過去のダメであった事を精査し、
新たなる方向性を示してくれる
未来への希望を持てる人事になることを祈りたい。

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2020年08月26日

自己責任論と自己管理について

昨日、ニュースで「コロナに感染したのは
その人自身の管理の問題」と言う日本人は
10%くらいいる、と聞いた。

諸外国はそれぞれ違いがあるだろうけれど、
同様の問いには1%ほどだと言っていた。

そもそも、日本人は
「自己責任論」という意識が強い。
海外に取材に行った記者などが
事件に巻き込まれた際には、
行った本人が悪い、となったりする。

コロナ感染者も、ジャーナリストも
自己管理が悪い、ということなんだろう
ということらしい。

それは昨今の「自粛警察」などが
生まれるのもそういう背景なんだろう。

「一般」「普通」ということが当たり前で
それから少し外れてしまうことを叩く。
内容の良し悪しや、原因や理由などに
耳を傾けることもなく、許せないと怒る。

これは島国という国民性なんだろうか。
右へならえ、空気を読む、
ということを教え込まれていく。

突き詰めて考えれば、ゲイも
そうして生まれてきたお前が悪い、
なんとなくそう考えてしまう人も
いるのかも知れない。

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2020年08月24日

懐かしのmixi

昨日、たまたま古い友人のことを思い出して
ふとmixiを見てみた。

mixi。まだガラ携時代で、SNSはさほど
発達しておらず、Twitterもfacebookも、
インスタグラムもなかった時代。

色々見てみると、僕がmixiを始めたのが
2005年初頭のようだ。
15年と半年ほど前。店をやるたった2年半前で
まだ、前の仕事をやっており、
鷺宮のアパートから、今のマンションに
引っ越した頃。

それから、まさかのタックス・ノットでの
週一度のアルバイトに誘われ、今にいたったワケだ。

当時のmixi日記をちょっとここで抜粋。

「何と俺が、ゲイ・バーに
バーテン・デビューする事になった。

たぶんこれを読んだ人、びっくりだろうな。
何せ、凄い人見知りだし、不器用極まりないし。
って言うか、おっさん、いい歳こいて
何考えてんの?っていうのが大半の意見かも。
確かに。

ただ、逆にこの年齢にならないと
こういう冒険がなかなか出来なかった。
30歳になるくらいまで、ずっとゲイフォビアで
2丁目なんかに行って、ゲイの世界にどっぷり
染まるのが怖かったし、
オネエ言葉も大嫌いだったし。
逆に「ノンケっぽい」とか言われて
喜んでたりしていたくらいだから
(単に揶揄されてるだけだったのに)。

で。
何も、ゲイという事に限ったことじゃないんだけど、
とりあえず色々やってみっか、っていうのが
今の自分の気持ち。
今までの色々なしがらみや、
自分自身が作って来た建前みたいなものから
もっともっと自分を解放してやろう、
自由になろう、と。
だから、これから仕事も遊びも
どんどん自由なこと、やりまっせ。
もう捨てるもんはないし。
(あ、ヤケになってるワケじゃないよ。念のため。)

あれだけゲイ・フォビアだった自分が
ここまで変わったのは、
この店に来られたお陰。
最初に行った頃は、何だかお客さん同士が
仲良くて、かなり居ずらい店だと思った。
でも、行くたびに居心地がどんどん良くなって・・・。
ゲイの友人なんて数えるほどしかいなかったのに
どんどん友人の輪は広がっていき、
殻に閉じこもっていた自分も変わって行った。

そんなワケで、今回「入ってみれば?」と
声をかけてくれたマスターに心から感謝。

水商売など、大学生の時にちらっと
喫茶店でバイトした以来だから、
全然イタにつかないかも。
まあ、新宿に来たら冷やかしにでも
寄ってみてください。

ひとりで思うようにやっていいので、
というマスターの言葉に甘えて頑張ります。」

だそうだ。。。すべてがここから始まったのだ。
なんとも恥ずかしい。

あれから15年。
アルバイトから自分の店のオープン、
前後して父親の死。

mixiでの活動は、2011年でほぼ終わっており、
それからはSNSや、このブログに
移ったようだった。

思えば、mixiで多くの人と知り合い、繋がった。
もう連絡を取っていない人もいれば、
亡くなってしまった人さえ何人かいる。

しかし、今のBridgeがあるのは、
このmixiの存在が
あるからこそだったのかも知れない。

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2020年08月19日

好きな仕事をやる、ということ

昨日、久しぶりに役者をやっている友人と
連絡を取り合った。
彼は舞台を中心に仕事をしているが、
コロナ禍の中で、まったく
仕事が出来ていないようだ。

3月にやっていたリハーサルは
すべてなくなり、もちろん本番もなし。

9月から始まる公演も、
席を埋められないため、
完璧に赤字で、ギャラも出るか、
どうか、不安だと言う。

役者ばかりではなく、
音響、照明、映像その他
多くのスタッフが仕事がなくなり、
みんなアルバイトをし出したようだ。

特にまわりの役者連中は、
普段でもその仕事で
食べていけるのはひと握り。
彼らがアルバイトしていた飲食店も
人員を減らしているため、
路頭に迷っている人も多いのだと。

非常にショックを受けていたのは
友人のアルバイト先の同僚に
そういう話をしたら
「まあ、好きなことやって生きているんだから
自業自得じゃないの?」と言われたのだと言う。

好きなことをやる、ということは
もちろん多くの責任も伴うと同時に
もちろん喜びもある。
しかし、その職業が法に
触れているワケでもないのに
そういう言い方はない、そう思う。

しかし、世の中、自分が好きなことを
一生懸命やっている、ということに対して
そんなふうに思う人たちは
ひと握りいる。

自分はこれほど大変な仕事を
イライラしながらやっているのに、
君たちは楽しい日々を送っている、と。
そこにはやっかみや嘲笑や
ありとあらゆる感情が
入り混じっているのかも知れない。

いずれにしても、この状況が
いつまで、どこまで続くのか。
飲食をやっている自分も含めて、
気の重さを持ちながらも、
自分がやりたいことをやっているのだ、
というプライドは捨てずにいきたい、
改めてそう思った。

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2020年08月13日

映画から思い出した中国の友人のこと その2

昨日の店のトピックスもあるけれど、
ひとまず、昨日のブログの続き。


上海から亡命してきたチョウとは、
家が近いことや通っているジムが
同じということもあって、
よく一緒に食事や飲みに出た。

そして見る見るうちに、彼の日本語は
素晴らしくなっていった。

筋肉質で、ハンサムなチョウは
どこに行ってもよくモテた。

そんな折り、彼の中国に住む
著名なピアニストのゲイの友人が
同性愛行為が見つかり、
中国本国で投獄されたことを知り、
チョウは非常に落ち込んでいた。

いつか、もし自分が中国に帰国したら、
自分はどうなるのか。
先行き不安だということもあり、
チョウは、レズビアンの友人と結婚をした。

固い家で育った彼女は、婚姻の証明が
欲しかったし、チョウは永住権を
獲得するためだったと言う。

元々、頭脳明晰、かなり優秀だった
チョウは、どういう流れなのか、
わからなかったが、日本の外資系の大手に
就職をして、バリバリと仕事を始めた。
まだ言葉もままならなく、八百屋で
アルバイトをしていた時のことが嘘のようだった。


それから何年も経ち、
チョウは何人かの恋人と
付き合ったり、別れたりしながら、
多くの人が彼を日本人だと
思うほどになっていた。

しかし、ある時にチョウが凄い表情で
「日本を離れなければならなくなった」そう言った。

よくよく話を聞いてみたら、
情緒不安定だった、チョウの奥さんが
自殺をしたのだ、ということだった。

彼女と結婚していながら、
帰化していなかったチョウ。
役所に呼び出されて行くと、
「すぐに日本を出て行ってください」
ということだったと言う。

役所では、隣にアメリカ人や
ヨーロッパの人たちがいて、
同じ内容でも、彼らと中国人のチョウに対しての
役人の接し方はまったく違っていたのだそうだ。

23歳から43歳くらいまで
20年以上住んで大好きだった日本を
こういう形で追われる、ということは
非常に悔しくも残念だったようだ。

彼が20年日本にいる間に、
中国もずいぶん変化を遂げた。
それでも、彼は中国に帰ろうとはせずに
オーストラリアに移住を決めた。

それから何年経っただろう。
僕が初のオーストラリア旅行に
行った時、彼の住む
ゴールドコーストに立ち寄った。

彼ホテルチェーンの副社長をやっている
オーストラリア人の恋人が出来、
プール付きの豪邸で暮らしていた。


彼の数奇な人生。
色々な意味で、彼がとった行動を
避難する人も多くいるのかも知れない。

しかし、彼がそうせざるを得ないほど、
中国の文革で彼に与えられたショックと
トラウマ、そして人権の問題は奥深いようだ。

彼がオーストラリアに渡って、
もう20年近くなる。
コロナのこともあって、
先日、ものすごく久しぶりに
電話をしてみると、日本語を話すのが
久しぶりだと、チョウは嬉しそうに泣いていた。

今度、彼に会うのは、いつになるのだろう。
あのマッチョなハンサムガイは、
まだまだ健在なのだと良いのだけれど。

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2020年08月11日

お盆初の昼営業

昨日から土曜日まで、午後3時オープン、
ということでほとんどきっかりに入って
来てくれたセイゴ君、42歳。

とは言っても、このブログはここ数年、
読んでくれていて、去年までやっていた
Bridgeカフェには何度か来てくれていたらしい。

彼は、10年ほど前に、友人たちと
離れ島に行った数日後、
ひどい腹痛になり、
それがきっかけ(とセイゴ君は思ったらしく)で、
そのあと、たパニック障害を
持つようになったと言う。

それから、あまりに混んでいる場所や
狭い場所、などに行くと不安になり、
吐き気を催したりするようになったのだそうだ。

そもそも、旅行が好きで、色々な場所に
行くのが楽しみだったけれど、
そういう理由で、ほぼ行けなくなり、
家族にも心配をかけたくないので
暗くなるまで、外出をしないようになったと言う。

だから、夜の営業日には
今までなかなか来てもらえることが
出来なかったのだと。

今は、駅までぶらぶらと歩き、
電車で数駅先の駅まで行き、
降り立って散策したりするのが
楽しみだと言う。

店では、お盆だからか、お墓の話しから
土地価格の問題、そして新宿の変化など
話の内容が多岐に亘った。

特に人見知りするタイプでもないらしく、
店で会った人たちや
僕やスタッフと楽しそうに話していたので
こういう時間が少しでも
リラックス出来、
彼の体調に良い影響になれば有難いと思った。

30代というのは、仕事も落ち着いて、
恋愛に限らず、人との出会い、
という意味では最も楽しい時期だろう。

改めて、自分のそんな若い時代の中でも
色々不満を持ち、文句を言ったりしていた。
セイゴ君の話を聞いて、
そんな事は言っていられない
20代、30代の人もかなりいるのだ、と
今さらながら考えた、
そんなお盆営業第一日目。

今日はタクヤの六尺デイ、17時から。
そして、明日から土曜日までは、
また15時からの営業となります。

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2020年08月07日

原爆の日に思うこと

昨日は、広島に原爆が投下されて
75年目だった。

その記念式典は、昨年まで5万人の人たちで
埋まったらしいけれど、
今年は800人弱ということ。
コロナ渦だから、これは致し方がない。

それにしても、この日が来るたびに
思うのは、今から3年前に
唯一の被爆国である日本が
核兵器禁止条約への不参加を決めたことだ。

日本がこの条約に賛成すると、
日本の安全保障を危うくするという
意見があるが、日本に核を落としたのも、
そして核によって守ってもらおうとするのも
アメリカなのだ。

血を血で洗い続けることが
まったく何の解決にもならないということ。
現実的ではない、頭がお花畑だと
言われようと、核なき、争いなき世界に
希望を抱く、ということだけには
僕は邁進していきたい、そう思う。

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2020年08月05日

物価はどう変化したのか

先日、図書館で昔の映画の広告を調べた、
というブログを書いたけれど、
あの時に観た「サウンド・オブ・ミュージック」の
広告記事を見ると、大人550円、学生450円だった。
ほぼ50年近く前だ。

その昔、床屋の料金と映画の料金がほぼ同じだった、
そう聞いていたので、理髪店の料金をちょっと調べてみた。


これを見るとわかるように、ほぼ50年前。
確かに555円、と、映画料金と変わらない。
しかし、この表の一番新しい(と言っても
平成5年の)理髪料金は3300円台。
たぶん、現在は4000円前後か。

そう思うと、映画料金が1900円、というのは
物凄く安い、とも思われる。
理髪店と同じ料金だとすると、
4000円になってもおかしくないのだ。
しかし、映画1本4000円なんて
それこそ、誰も観に行かなくなってしまう。

それでなくとも、日本の映画料金は、
海外と比べて、ずっと高い、
高いと言われていた。
確かに10年ほど前は日本に比べて
アメリカはとても安かった。
今はほとんど変わらない。
増して、ネット配信でものすごく
安くどんどん観られる時代だ。

そりゃ、製作費は安くなり、
映画館が潰れたりするのはよくわかる。

それでは、音楽はどうだろう?

https://shouwashi.com/transition-record.html

これを見ると、なんと1974年当時、
アルバム1枚が2400円。
その後、CDが出て4000円近くまで
なったけれど、今、現在、通常のモノで
あれば、当時の2400円と
まったく変わらない値段で買えることが出来る。

加えて映画同様、ネット配信で
月々、アルバム1枚の半額で
何でも聴き放題なのだ。
そりゃ、CDは買わない。

これは本や雑誌にも同じことが言える。


そしてコロナがやってきた。
時代は大きく変わる。
モノの価値も変化し、
それによって人の趣向も
まったく別物になる。

20年後、その時僕がこの世に
存在しているかどうかはわからないけれど、
モノの値段や価値は、多くの芸術は
どうなっているのだろうか。

子供の頃は、未来を考えると
ワクワクドキドキしたものだが、
今は不安しかなかったりする。困ったものだ。

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2020年08月02日

夏が来た・・・・けれど。

昨日、8月になった途端、
梅雨があけて、雲はあるけれど、
青い空が見えた一日。

昨夜、「ベランダで飲んでいいですか?」と
二人で来てくれた久しぶりのジュンジ。
その二人の雰囲気が
何かとっても良い感じである。

とは言え、どういう関係かわからないし、
始まる直前だったり、ただの友人かも知れないので
野暮なことは聞くまい。

お酒を持っていきながら、
「やっと夏らしくなったねえ」
僕がそう言うと、
「でも、この2020年の夏は夏じゃない
って、歴史に残る8月ですよね。」
ジュンジはそうつぶやいた。

「海の家もないし、花火大会もなく、
プールもほとんど閉まっている。
なんのイベントもない夏なんて、
本当に寂しいです。」
ジュンの連れてきてくれた相手もそう言う。


思えば、今から20年前。
2000年の夏も、僕にとっては
夏らしくない夏だった。

その5月に癌の宣告をされた僕は、
7月の上旬から8月いっぱいまで
入院をして、その後、10月まで自宅で療養。
ぽっかりと空いてしまった「夏」だったのだ。

そう考えると、入院をしたり、
色々な理由で自宅から出ることが
出来ない人たちは、現在も数多くいる。

夏はおろか、それぞれの季節感さえ
しっかりと味わうことも出来ない状態が
長く続くのだ。コロナとはまったく関係なく。

それを思うと、今回のこのコロナ騒ぎがいつまで
続くか、わからないけれど、
ぐっと辛抱すると、いつかはそういう日常が
戻ってくる人も多いし、おかげさまで
今の僕だって、それを信じることが出来る状態なのだ。

政府や、自治体に苦言は多くあるけれど、
とにかく、来年なのか、再来年なのか、
また、光り輝く夏を見ることを
胸に、この状況を乗り越えていくことしかないのだ。

もし、ジュンジと共に来た彼が
そういう関係へと発展する形であれば(ただの妄想、笑)
「懐かしく、ああいう時期に知り合った」
そう語り合える、貴重な2020年の夏なのだと
心に刻みつけた8月1日の土曜日の夜だった。

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2020年07月21日

ロスからの贈り物

先々週から先週末にかけて、
コロナ感染者が100人を超えたということで
お客さんもぐ〜んと減った。

店が自粛をして、何人かのお客さんが
気を使ってくれて、ボトルを入れに
来ていただいた。

人によっては、「自分自身はコロナの
影響はほとんどないから」と、毎週のように
シャンパンのボトルを入れてくれた人もいた。

少しだけお客さんが戻ってきたかなと
思って、ひと月半。
いわゆる第二派かも、という噂や
新宿、夜の街、というキーワード、
またここでも書いた他店に出た
感染された方の話などから
控えている人も多いのかも知れない。


そんな中、先週、土曜日の深夜に
来てくれたのがロスから数ヶ月に一度
来てくれるカズオちゃん。

彼も「仕事は少し長く休めることになったので
日本に戻って来てのんびりしようと」と言うことで
2週間成田のホテルに滞在し、
その後、東京の生活を3週間ほど
楽しんだらしい。

とは言え、新宿にはどうかと思い、
結局足が遠のいていて、今週帰国する前に、と
店を訪ねてくれた。

彼もその1日で「自分の好きなお店には
頑張ってもらわないと」と、うちの店も含めて
何軒か回ったようだ。

その日、旧スタッフのラファエルが
彼氏の誕生日ということで連れて来てくれていた。
そんなお祝いや、店の存続を願い、
カズオちゃんは、どんどん何本もの
シャンパンを入れてくれ、
店にいた10人近くの
お客さんたちに自ら注いで回ってくれる。

日頃から、見栄や見せ金のような
印象を持たれる日本のシャンパン文化だけれど、
こういう時期に入れていただくことが
どれほど有難いことか、
素直に嬉しく思った。

カズオちゃんは「さあ、またロスに戻って
こちらで美味しいお酒を飲めるように、
仕事、頑張るから、頑張ってね」と
店をあとにした。

そういうカズオちゃんにも
仕事や私生活ではもちろん
色々なことがあるのだろうけれど、
おおらかで、細かく面倒な話など
何もせずに、笑って楽しく酒を飲む、
そんなあり様がホントに素敵だ、そう思った。

この場を借りて、ありがとうございました。
また逢う日まで。

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2020年07月20日

本来なら今頃は・・・

本来なら今週末から東京五輪が
開幕される予定で、コロナがなければ
今頃、日本中、大騒ぎだったのだろうと思う。

観戦する人たちも含めて、
日本に来日する外国人旅行者は
国内で歴代トップになるほどの
人数だったのだろうし、
都内のいたるところには
オリンピックのポスターや
応援の垂れ幕がかかっていたんだろう。

僕自身、一週間後には、新しい
有明アクアティクスセンターで
競泳の決勝を観ているはずだった。

それが、このコロナ騒ぎになって
人々はまるでそんなことはすっかり
忘れてしまったような状態。
それよりもコロナの問題のほうが重大
というのが現在、多くの人々の意見だろう。


僕自身、日本がいくつメダルを取るか
ということで一喜一憂することが
ナンセンスだと思うし、
多額の放映権料を支払われるアメリカの
放映時間に合わせて、運動方法を調整する
選手のことなど、うんざりすることも多い。

ただ、日頃観ないスポーツ競技を
しっかり集中して観ることが出来たり、
あらうる知恵を出し、まさに「魅せる」
ということに特化した開会式、閉会式は
長く楽しませてもらってきた。

しかし、そもそも今回の東京開催は
どうだったんだろう。
経済成長も著しかった1964年当時とは
まったく違うこの時代、
無理して東京開催を決定する意味があったのだろうか。
僕自身は、ずっとそう思い続けてきた。

そしてこのコロナだ。
来年開催も2021年の4月まで
どうなるかはわからないとの見解。

海外から来られるかどうかわからない
もしくは絶対来ることが出来ない選手、
そして日本でそれによって右往左往している
選手たち、コーチ陣のためにも、
一刻も早く今回はきちんと決断するべきじゃないか。

そして、今こそ、2024年、それ以降に向けて
過去の利権や金がからんだ五輪にとらわれない
新しい形を真剣に考える時期だと思う。

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2020年07月19日

自殺について思うこと

昨日の夕方、俳優の三浦春馬が
自殺をしたらしいというニュースを耳にした。

恥ずかしながら、僕は彼の映画も
テレビドラマも観たことがなく、
かろうじて彼の名前を知っていたのは
舞台「キンキー・ブーツ」の
彼の演技が素晴らしかった、と
聞いていたからだった。

店に来ていたお客さんのタロウちゃんは
共に仕事をしたこともあり、
非常に優れた真面目な俳優だった、と
かなりショックを受けていた。


このニュースと前後して、数日前
たまたま店で「自殺を考えたことがあるか」
という話になり、
そこにいた20代のセイヤと、30代のゴロウは
考えたことがあると言い、
50代のユキオは「死にたくないと
思ったことはあるけれど、
死にたいと思ったことは、まったくない」
そう言っており、
僕もユキオと同じだった。

セイヤに何故、死にたかったのかと尋ねると
「漠然と、もうここで終わりにしたい。
まるでアイドルがステージを去るように」
と言っていた。
さほど絶望的、というのではなく、
とにかく、もういいかな、という気持ちだったようだ。

ゴロウはもうちょっと深刻で、
生きているすべてのことが辛くて、
かなり頭を抱えたことがあったと言う。


日本の自殺者は世界でも10番目前後らしいけれど、
こと40歳までの若者となると
断然トップなのだそうだ。

色々なことに疲れてしまったり、
追い込まれてしまう気持ちから
その道を選ぶのかも知れない。
人に寄っては一瞬の決意かも知れないし、
まさに魔が差す、ということもあるのだろう。

まだ死ぬには、ほと遠いし、
生きていたいのに、病に倒れ、
痛みや苦しさを乗り越えようとしても
超えられず、死に到る人もいる。

いつも、ここで書くように
人はそれぞれの個性、それぞれの考え方で
ありとあらゆる決断をする。
そこには自己責任があり、
そのどれもが間違いではない、
僕はそう思っている。

ただ、その決断に向かって
少しでも迷いがある場合、
人の意見に耳を傾けたりしながらも、
ゆっくり眠って、よく考える。
そして自分にもう少し優しく
許してやる、という気持ちを持つ、
ということが大切な気がする。

いずれにしても、まだまだこれから、
という大きな俳優の死は
本当に無念だと思う。

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2020年07月18日

感情の流れ

セイイチは、今まで恋愛をしたことがない。
切ない、という思いも、よくわからない。
これから、自分はどういう方向に
行くんだろう、そんなことをつぶやく20代だ。

ここ何年も店にはよく来てくれていて、
自粛中も「大丈夫ですか?」という
連絡をくれたりしていた。

そして先日来てくれた時に、
こんなコロナのさなか、
僕よりも若い彼のお父さんが亡くなった
という事を耳にして、本当に驚いた。

その前後に店でも会っていたし、
いつもと変わらぬ笑顔で接してくれていて、
まさかそんな事が起こっているとは
思わなかったのだ。

そもそも喜怒哀楽の喜びや楽しさは
表現するけれど、あまりネガティブなことを
全面に出すタイプではない。

心配させると思い、気を使って、
それを口にしなかったのか、
それとも、触れたくなかったのか。

もちろん、人が亡くなった話を
根掘り葉掘り聞くことでもないし、
セイイチと僕がそこまで深い関係だ
というワケではないので、
ある意味、大きなお世話なのだが。

昨夜は、顔見知りの数人がいる中だったので
大丈夫だったのかと、尋ねると
とにかく長男で葬儀のことなど
バタバタしており、なおかつ
悲しみよりも驚きのほうが大きかった、
そう答えていた。

僕は父が死んだ時も、母が死んだ時も
その悲しみは、言葉では言い表せないほどで
その後の空虚感もひどかった。

そして一瞬、僕自身が、セイイチの
お父さんとの別れを、彼がまだ
恋愛未経験であることと、どこかで
結び付けていないか、と考えている自分がいた。

しかし、それは間違いかも知れない、と
即座に頭によぎった愚かな思いを反省した。


人の死に対する思い、考え方、感じ方は、
当然ながら人それぞれだ。
人が死ぬ=悔やむ、ということも
まったく当然ではないし、
その悔み方だって、人によって全然違う。

セイイチに限らず、その心の奥底に
あるモノ、というのは誰もわからないし、
わかる必要がないのだ。

当然ながら、それはこうであるべき
ということもなければ、正しい見送り方などもない。

セイイチのお父さんと前後して
先日ここにも書いた旧友のお母さんの逝去。
その際と同様、僕が僕の中だけで、
冥福を祈れば良いのだ。そう思った。

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2020年07月13日

既婚者ゲイ願望

まだ27歳のセイイチは、既婚者の男が好きだ。
多少若くても、年配者でも、薬指にリングが
あったりするだけで、アガると言う。

そして、既婚者と言うだけで、
きちんとしている大人だ、と想像するのが
セイイチらしい。

「奥さんを騙して、クローゼットな人生を
送っている人が、きちんとしている?」と
言う人もいるけれど、表面はどうであれ、
多くのストレート男性のように、
家庭を守り、社会性を持っている、
ということに憧れるらしい。
ふ〜む。


そういう人と関わりを持つことも多い
セイイチは、やがて自分も結婚出来るだろうか、
なんて想像したりする、と言う。

女性に性的なモノを感じるか、と尋ねると
まず感じないです、と言う。
ストレートのAVで、女性を観てどうか?と
聞いても、出来るだけ観たくはないです、とも言う。
んじゃ、無理じゃないか。

それでも、セイイチはこう食いつく。
「バイセクシャルの人は置いておいて、
何故、ノンケからゲイ化する人はたくさんいるのに、
その逆はないのでしょう?」と。

多くのお客さんの話を聞きながらも、
今まで女性に興味がなかった、
まったくのゲイで、そこから
いきなり女性に興味を持ち、
男性にはほとんど興味がなくなった、
なんて話を耳にしたことはない。


ストレートは自分自身にまったく違和感を
感じずに生きているから、自分とは違う世界に
偏見さえ持たなければ好奇心だけで
飛び込んでくることは多いと思う。

でも、ゲイはそもそもこのストレート社会で
自分は違う、そう感じながら生きていて
そこから、わざわざストレートの
社会に行こうとする人はいないだろう。
そこには、かなり無理をして、
飛び込むしかないワケで。

多くの既婚者ゲイと同様、女性に性的好奇心を
持たずしても、無理して結婚し、
それを装う、という事しかないのではないか、
と僕は思う。

ただし、性的な事は無理だけれど、
愛情は持てる、という人がいる、ということは
あるだろうし、それはかつての自分も含めて
理解は出来るのだけれど。

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2020年07月12日

豪雨災害から考えること

九州の豪雨や洪水などが
途切れることなく続いている。

4年前の地震、そして去年の台風に続き、
今回のこの雨。

ニュース映像を見ると、まるで震災の時の
津波に流される家屋のような光景が
どんどん出てくる。

水浸しになった家財道具や書物が
テレビ画面に映され、まだ続く
土砂降りの中で泥をかく人々。

このコロナの中、避難所になっている
体育館などで人との距離を取り、
マスクやお弁当をもらい、
段ボールで作られた館員ベッドで
眠る人たち。
まるで、泥の中の生活だ。

コロナのせいもあって、
ボランティアもまったく足らないようだ。
本当にお気の毒だし、
なんとか楽になってもらうことが
出来ないかと思う。

こういう光景を目にすると、
さほど大きな災害に遭うことがない
東京に住む僕たちは、幸せと言うよりも
運が良いとしか言えない。

しかし、いつ来るかわからない地震のことを
考えると、東京も大変なことになるだろうと
想像が付く。

加えて、東京のコロナでの感染者数の増加。
検査数が増えていること、
重傷者がまだ少ないこと、など
まだ、大丈夫、と思えるような
流れはあるモノの先が読めないのが現状だ。

そしてここに来て、政府は
Go To キャンペーンをする。
それも前倒しで、今月の20日から。

何故そこまで急ぐのか。県をまたいで
感染者数を増やすなと言いながらの経済対策。
この大いなる反比例する思考回路に
どうしても付いていけない。

今、旅行が出来るほど、心やお金に
余裕がある人は、安くなくても旅をするだろう。

そうではない人たちのために、
こんなキャンペーンは先延ばしにして、
もっとやるべきことがあるはずだ、そう思う。

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2020年07月11日

昔の仕事仲間の近況を知って

僕がこの仕事をやる前に
ストレートのアダルト・ビデオの
プロデューサーをやっていたことは、
何度かこのブログにも書いた。

僕がプロデュースをしたいた企画ビデオの中で、
いわゆる「ナンパもの」というジャンルがあり、
それに出演、そして自ら演出もしていた
サワキというイケメン男優がいた。

そのルックスからゲイで彼のファンも
少なからずいたのではないか、と思う。

何年も続いたこの企画だったが、
さすがにAVだけあって、
色々な問題も多く起こった。

初のバンコクロケで、あちらの
風俗店の女性に、OLや女子大生に扮してもらい、
やらせのナンパシーンを撮影した回があった。

当時、それがタイの一般女性たちを
バカにしている、とバンコクの
日本大使館に抗議のデモなどが起こり、
タイ大使館に謝罪に行った、
ということもあったりした。

シリーズも終わって数年経った頃、
そのシリーズの編集を変えたモノが
インディーズビデオのメーカーから
出回っていることがわかった。

それはサワキ個人がやったモノなのか、
それともそのメーカーの
人間の手によるモノなのか。

当時のAVの業界は、かなりずさんな事も多く、
彼と連絡が取れなくなり、
ほどなく僕も業界を離れた。

サワキとは長く交流を持っていただけに、
縁が切れてしまっていたのは残念だったが、
僕としても、自分の新しい仕事のほうに思いもあり、
AV業界とも決別した。

それから15年。

つい数日前、当時部下だった
カメラマンから、サワキが
食道ガンと喉頭ガンと闘っていることを
ツイッターで公表しており、
ガン患者へのサポート運動をしている、と連絡があった。

ツイッターを読むと、彼はずっと男優を
続けながらも、野球に勤しむ息子の成長を願い、
闘病生活を頑張っていることを知る。

癌経験者でもあるということもあり、
久しぶりに沢木に連絡をとった。

彼は喜んでくれた。
また僕が店を出した噂を聞き、
2丁目を探し回ったこともあった、
そう書いてあって、びっくりした。

まさか、ここに来て彼と連絡を
取り合うとは思っていなかったけれど、
お互いにあの無鉄砲だった時代を
とても懐かしく思い出した。

これから恐らく大変な闘いとなる
そう思うけれど、いつもの気力で
乗り越えてほしい。
いつまでもイケメンで、チャーミングな
男優として。

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