2019年11月21日

小学校時代の記憶の中で

昨日、20代、30代、40代の
常連の3人と話をしていて、
子供の頃の友人との話になり、
その時、自分のことでハッと
思い出したことがあった。

小学校4年生くらいの頃だったか、
同級生で仲良しの女のコが
放課後、僕に声をかけてきた。

「すごく面白いおじさんがいて、
『みつあき君、連れて来て』と言うから
ちょっと行ってみない?」

そう言われ、学校の近くにある
鬱蒼としげった林の中へと
入っていった。

そこに、作業服を着た40前後のおじさんが
「ええもの、見せちゃろか」と
僕にささやいた。
僕はまったく知らないおじさんだった。

そして、僕を連れてきてくれた女のコは
「うち、先に帰るわ」と言って、
そそくさと帰ってしまった。

おじさんは、ゴソゴソとポケットに
突っ込んでいた封筒から
写真を取り出し、僕に見せた。

全裸で股を開いている
女性の写真だった。

その時に、興奮するどころか、
とっても嫌な気持ちになったのは
僕自身、もはや、ゲイだったということだろう。

「おちんちん、大きくなるやろ」
おじさんは言ったけれど、
僕は逃げるように走って
林を駆け抜け出た。

咄嗟のことで、その時にはまったく
何とも思わなかったけれど、
今、思うと、そのおじさんは
ゲイだったのではないか。そう思う。

何故、僕を知っていて、指名して、
女のコに頼んだのか、
そしてそのコとおじさんの関係は
何だったのか。

謎が多い話だけれど、
もしあのまま残っていたずらを
されたりしていたら、
と思うとゾッとする。

トラウマになって、
男嫌いになったのだろうか。
まあ、それはないだろうけれど。。。

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2019年11月14日

個と集団

昨夜、遅い時間に来てくれたユキオ。
つい最近、ユキオは
友人が急死してしまって
その時に何人かの友人から
「お通夜とお葬式、どちらに行く?」とか
「何時くらいに着く?」とか聞かれて、
とても違和感を持ったと言う。

何故、故人を偲ぶ場所を、
まるでパーティのような交流と思うのか
ワケがわからなかったと言う。

そこから、ユキオと僕とで
集団行動、そして一人で行動する、
ということについて色々と話をしはじめた。

僕は、昔からどちらかと言うと
かなりの恋愛至上主義のようなところは
あったけれど、それでも基本的に依存体質ではない、
そう思っている。

ユキオも同様だが、恋愛も
依存の一種だと考えているようで、
そこは少し僕とは違っていた。

僕はパートナーというのが、
常に寄り添って生きていく、
ということではないと思っている。
それぞれが自立していた上で
何か困ったことがあった時には、
支え合える形が理想的だと。

基本的には、僕はなんでも
一人でやることが好きだ。
よく、お客さんに「映画や舞台など
絶対、一人では行けない、行かない。
まして、一人旅など、ワケがわからない」と
言われたりする。

ボランティアに行った話をすると
「ひとりで?」と聞かれて
ちょっと唖然とした。
ボランティアとは、
誘いあって行くものだろうか、と。

ユキオも僕もそうだが、
決して人との交流が嫌だというワケではない。
大勢でいることが楽しいと
思うことだってある。

そして、もちろん、寂しい、という感情もある。
海外を旅などして、食事をする時には
誰かと話をしながら、食べたいとも思う。

ただ「つるむ」というのが
苦手なのだろう。

色々考えてみると、団体行動からくる
「仲間意識」というモノが
強く生まれてくると、そこからこぼれてしまう人、
誘われなかったりする人や、
排除されたりする人、
そういうことをついつい、
考えてしまったりするのかも知れない。

それは協調性がない、ということとは
まったく違う話だったりする。

だから、昔から団体スポーツをやるよりも、
個人で黙々とやる、もしくは
一対一で対戦する、というほうが
性に合っていたのかも知れない。

ユキオと話しながら、
そんなことを考えた一夜だった。


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2019年11月12日

九死に一生を、という体験

昨夜、古くから仲良くしている
音楽家のシュウゾウが、友人のリョウタ君を
連れて飲みに来てくれた。

色々話をしていると、偶然にも
シュウゾウは僕が先週、栃木に
行った同じ日に、いわき市に
ボランティアに行っていたようだった。

彼は平日、ヒマな時間もあるから、と
彼はバスで行ったようだったが、
行くだけで結構時間がかかる。
2日、3日手伝おうとして、
宿泊施設に泊まると
お金もかかってしまうから
結局1日で帰ってきたと言う。

都市部から遠い場所ほど
人手不足が深刻だというだけに、
そこに行くのにはお金も時間もかかる。

被災者への支援もそうだけれど、
ボランティアをする人たちへの運賃の補助なり、
それは無理でも、東京からバスなどを出すという
助成金が出れば、
もう少しボランティアをしようと
思う人たちが増えるのに、と思う。

政治家の「何とかの会」とかに
使われるお金を少しでも回せれば、と。


まあ、そんな話から、神戸の震災の話になった。
シュウゾウの友人のリョウタ君は
その頃、大学1年で
神戸の古いアパートに暮らしていたらしい。

それも、あの倒壊した阪神高速道路の
真横にあったアパートらしく、
あの大きな揺れで一気に倒れてしまったらしい。

2階に住む人たちは助かったモノの、
彼が暮らす1階は全滅、彼は壁を腕で支え、
辛うじて足の骨折で終わったが、
彼の両隣りに住む人たちは
すべて亡くなったということだった。

そのトラウマはいまだに消えないようだが、
その時に経験した被災のこと、
来てくれたボランティアのことなど
色々思うことは多いようだ。

まさに九死に一生を得たことは、
何かをする時に、必ずリョウタ君の
頭をよぎるようだ。

彼とは逆に、僕の知っている人のご家族で
震災の時はまったく大丈夫だったのに、
その後、余震で瓦屋根に頭があたり、
お亡くなりになった、という
辛い話も聞いた。

災このように人の力では
どうすることもできないこともあれば、
何らかの形で乗り越えることもあったりする。

いずれにしても、そこから
僕らはどう学んでいくか、ということを
災害は教えてくれるような気がする。

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2019年11月08日

深夜の恐怖体験

昨日は最後の12周年パフォーマンスの上映会で
パーティに来られなかった人も、
自分が観た回ではなく
違う回を目にした人も、
なかなか楽しんでもらえたようで良かった。

深夜の回に来てくれた旧友のショウジちゃん。
僕よりも少し若いけれど、
彼いわく、「もうすっかりおっさん」

そんなおっさんの彼が、前日、
結構遅くまで2丁目で飲んでいて、
半分嬉しいような、でもとても恐い
体験をした、と言っていた。

彼がふらふらと歩いていると
タクシーが横につき、運転手がちらっと
自分のほうを見ている。
ガッチリとした可愛いタイプの
40前後だったと言う。

そうこうしていたら、ショウジちゃんを
少し追い抜かして、側道に止めたと思ったら
その運転手が降りてきた。

「俺とHしませんか」
個人タクシーのようではあったけれど、
こっちがどういう人間かもわからず、
大胆だなあと思ったと言う。

「いや。酔っ払ってるし、
最近、糖尿病の薬を飲んでいるから
勃たないから、ダメだよ」
そう言うと、「ええ・・・そうなんですか」

名残惜しそうに、彼は自分の車に戻った。
ゆっくりとタクシーは発車したが、
そのあと、うしろから
「あの・・・」と声をかけてくる人間。

タクシー運転手よりも、少し若いけれど
オタクっぽい。
「あの、既婚者の方ですか?」

もちろん独身でゲイなんだけど、
面倒臭いので「そうだよ。子供も3人いるけど何か?」

「このへんにいるっていうことは男に
興味あるっていうことですよね?」
と聞いてくる。

「だとしたら、何?君は何を求めてるの?」
「いや、あのタクシーに乗らなかったから、
むしろ僕に興味があるかと思って」

「いや。まったく興味ない」
ショウジちゃんは小走りに歩くと
小走りに着いてくる。

最終的にショウジちゃんは角を
曲がると全速力で走って逃げたと言う。

「いい歳こいて、何やってんだか」と思ったと言うので
「モテたからいいじゃない」と僕が言うと、
「そういう問題じゃない。
ひょっとして、運転手もあの男も
グルだったのかとか色々考えて
ホント、気持ち悪かったし、怖かった」

確かに。みなさん、気をつけましょう。

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2019年10月24日

災害、その後

数ヶ月に一度店に来てくれるアキオが、
そう言えば姿が見えない、そう思い、
一昨日、元気かと連絡をしてみた。

程なく、アキオから、実は先日の台風で
大きな被害に遭い、被災しているのだと聞いた。
アキオはニュースにもなった
大型マンションに住んでおり、
いまだに電気が復旧せず、
多くの人は被災しているのだそうだ。

地方都市の海沿い、川沿いの一軒家に
住まれていて、大変な被害に
遭われている方たちのニュースは
毎日のように目に飛び込んでくる。

車は廃車になり、家屋も倒れて
しまっていて、路頭に迷われている
お年寄りの姿などを見ると
胸が潰れそうになり、
天災の怖さと共に、自分も含めた
人間の無力さに愕然とする。

アキオなどのように都会の
大きなマンションに住む人への
思いやりのない言葉、
また被災した人たちを襲う窃盗や、
詐欺などを耳にすると、
激しく憤りを感じる。

被害に遭われたこと中での差異などを
語ることが、いかに無意味な事か。。。

まだまだ人道支援も、義援金も
足らない状態だと言う。
明日の我が身をも思いながら、
災害について学んでいかなければ
この国はこれからも大変な事になってしまう。

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2019年10月20日

人生の転機

昨夜遅く来てくれたリョウ君は、 39歳。
音楽大学を出て、
自分の夢を追いかけていたけれど、
自信がなくなって断念。

その後、音楽教師の道を進んだりもしたけれど、
それも人間関係で挫折。

ここ数年は、東京近郊の小さな街に移り、
工場に勤めながら、たまに友人たちと
ライブハウスで歌を歌ったりしているらしい。

愚痴と悪口、羨望からくる嫉妬などだらけの
仕事仲間との会話は、気分をネガティブにさせるし、
仕事にも精が出ずについつい転職を考えてしまう。
何度目かの転職だ。

自分がやりたいことと、食べていくことの両立。
仕事は仕事、と割り切ろうとしながらも
ストレスフルな日々だと言う。

僕も30代の頃は、当時自分が
やっていたことがこれで良いんだろうか、
という状況にいた。
最も良くなかったことは、
それなりの収入があったことで
次の一歩が踏み出せなかったこと、
そして自分に自信が持てなかったことだ。

30代の後半にパートナーとめぐりあったり、
病気になり、親族へカミングアウトしてから
自分の人生観は少しずつ変わり、
ポジティブに考える方向へと動き出した。

今、振り返ってみると、20代、30代の頃の
自分に「こう伝えたい。こういうふうに動けと。」

ただ、それぞれの転機や、変化っていうのは
いつ訪れるのか、神のみぞ知ること。

あの頃、気がつかなかったことを後悔するよりは、
多くのことに気がつかせてもらい、
やりたい事をどんどんやることが出来ている今に
感謝し、謳歌することかと思う今日この頃。

リョウ君も、夢さえ持ち、諦めずに
ポジティブに歩いていけば、
きっと身を結ぶかなと思う。

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2019年10月18日

友人の意見陳述を聞いて

このブログにも何度か書かせてもらっている
友人のタダシが、同性婚訴訟の
原告になったことは
ここでも書かせてもらった。

昨日、いくつかのニュースで流れた
同性婚法制化の裁判では
国側の馬鹿馬鹿しい理屈と、
残念な結果には本当にがっかりさせられた。

なんと「伝統的に生殖と子供の
養育を目的とする」から、というのが
いまだに我が国の主張と判断なのだ。

タダシの意見陳述には、友人だから、
というだけでなく、同性愛者の真実の叫びとして
胸が熱い思いをした。

ここのリンクにもある彼の
昨日のブログのリンクしておこう。


彼がパートナーのカツ君と出会い、
そして関係を築き上げ、それを
ご両親に報告するまでの件りは、
これを読む何十人かのゲイの人たちも
経験しているかも知れない。

僕も同様にその一人である。
かつて二人でマンションを買おうとした時、
僕が癌で入院をした時、
両親にカミングアウトをした時など
様々なことが起こった。

幸いにも、今でこそ、そういう問題を
個人店的には乗り越えることが出来たけれど、
社会的にはまったく受け入れられてはいない。

タダシが言うように、心から
こういう時代を早く終わらせたい、そう思う。

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2019年10月15日

台風のあとで

今のところ、うちに来ていただくお客さんの中で
台風の大変な被害に遭った、という話は
まだ耳にしていない。

でも、昨日久しぶりに来てくれた
カノウちゃんは、世田谷区の一軒家に
ちょっと年老いたお母さんと住んでいる。
携帯に送られてきた避難勧告に従って、
お母さんを連れて、
避難所となっている小学校へと行ったらしい。

そこには多くのお年寄りと、
子連れの若い夫婦ばかりで
40を過ぎたカノウちゃんのような人は
ほとんど見かけなかったと言う。

彼と同世代がいるとすれば、警護や
ボランティアをしている人ばかり。
手伝いたくても、母親がいるので
何も出来ない。
そんな自分に違和感を感じて、居心地が
悪かったのだそうだ。

思えば、僕は幸いなことに、
どこかに非難した、という経験がない。
震災の時もそうだったが、
体育館などに段ボールで仕切りを作り、
毛布などを敷き詰め、
赤の他人と長時間
(ひょっとすると、何週間、
何ヶ月と)過ごす、ということは
想像できない。

増して、僕たちゲイが仮りにカップルで
被災したりしたら、どうなんだろうか。

IMG_1359.jpeg

僕のところにはそういう話は届いていないが、
地方都市などで、兄弟だとか友人、という形で
そんな被災の仕方をしている人が
いるのかも知れない。

被災されている、ということだけで
大変な上に、そういう事でものすごく
気を使わなければならない、
そんなこともあるだろう。

そういう気遣いがなくなることが
出来る世の中になれば、心からそう思う。

※久しぶりに絵を描いてみたら
相変わらず酷い(笑)
勉強します。。。


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2019年09月24日

夢の選択

シュウジ君は、つい10年くらいまで
大手の芸能プロダクションに入り、
俳優を目指していたらしい。

20代の頃の下積み生活は厳しく、
アルバイトをしながら、
舞台装置を作りながら
とある俳優養成所に入り、
それからオーディションに受かり、
テレビや映画でセリフがもらえるようになる。

とある番組で、かなり
目立つ助演の仕事にもありつけ、
CMやミュージッククリップなどに
立て続けに出られるようになった。

やっとアルバイトをせずとも何とかなりそうで、
そんな矢先、事務所に
自分がゲイであることをカミングアウトしたい、
と相談した。

社長、マネージャー以下、事務所のすべての人から
猛反対を受けることに。

まだ、そこまで売れてもいないし、
これから、という時に危険過ぎる。
確実にCMの仕事などは、来なくなる、と。

その時に言われたのは「君が今後、
オネエキャラで売る、
と言うのなら考えるけれど」と。

外国はカミングアウトしている俳優はたくさん
いじゅないですか、とシュウジ君は言うが
日本じゃそういうワケにはいかない、と怒鳴られる。

色んな話を聞くと、今まで多くの俳優たちが
そういう理由でカミングアウトを諦めていると。
その中には驚くほどの大物の名前も聞いた。

そうか。そんな人たちが
日本の芸能界の中で、潰されることを
恐れて、カミングアウトせずにいたのか。

でも、逆に人として、潰れてしまったのじゃないか。
そんなふうにシュウジ君は考えるようになった。

自分の人生の夢、それを成功させていく事と、
自分自身がありのままに正直に生きていく事、
どちらを取るか、という選択ではなく、
シュウジ君は両方、実現したかった。

ただ、この業界ではまだまだ無理なのだ。
シュウジ君の落胆たるやなく、
揉めに揉めたあと、プロダクションもやめ、
俳優への夢も断念したとのことだ。

友人たちはもったいない、と言い、
多くの業界の人間はバカだと言った。

その後、彼はやりたかったデザインを学びながら、
今は自由な気持ちで、仕事を続けている。

何が正しいか、間違っているかは
わからない。
仕事は仕事、プライベートはプライベートだ
という人も多いと思う。
僕自身、まだ偏見が多く、色々な人がいる中で
職種にも寄るけれど、無理にカミングアウトする事の
必要性は感じない。

でも、シュウジ君のように人前に出る仕事に
就いているからこそ、自分はどうであるか、
それを表現したかった、
そんな気持ちは決して間違ってはいない
僕はそう思った。

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2019年09月22日

9月20日が周年記念日

12周年のことは、ブログで何度も伝えているけれど、
本当の12周年は、一昨日、2007年の9月20日だ。

毎年のように書いているのかも知れないけれど、
その日を迎えるまで、どういう風に
店の構造を考え、こういう形にしたい、
と思うまでに随分時間がかかった。

あれから12年、そう思うと
不思議な感じがする。

12年と言うと、なんと僕が生まれたのが
なんと終戦を迎えてからの年月。
そうたった12年で、日本は想像ができないほど
復興したし、少なくとも僕の幼少期に
戦争の傷あとなど、どこでも見ることは
なかった。

また、12年、というと、干支がひと周り。
うちの店に来てくれる僕と同じ酉年生まれが
4世代揃うということもある。

最も若い20台の連中は、
店がオープンした時には
まだ、小学校や中学校、
自分がゲイだということを受け入れるどころか、
そのゲイだとわかっていなかったかも
知れない。

何と言っても、12年という長さは、
小学1年の子供が、高校を卒業する
期間だったりするのだ。

それを思うと、短いようで
本当に長い。

それをしか、と噛み締めながら、
店に色々な思いを託していこうと思いながら、
昨日の13年目の第一歩を
感慨深く、感じた夜だった。

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2019年09月17日

彼女の浮気相手

昨日、常連のアサオ40歳が連れてきてくれた
彼の大学の同級生の女性、
うちの店は2度目になる。

彼女には10年前に結婚したひと回り上の
旦那がいるのだが、彼はセックスよりも、
身体を鍛えたり、車を選んだりするのが
大好きなのだそうだ。
そう、もう7年ほどセックスはない、と言う。
だから、子供もいない。

え?彼って実はゲイの経験あるんじゃない?と
アサオなどが聞くけれど
「それはないみたい」彼女がそう言う。

彼が二十代の頃、友人の家に行ったら、
いきなり自分はゲイで、あなたが好きだと
告白されたのが、初めてのゲイとの
遭遇だったと言っていたけれど、
日頃の行いからは、まったく
ゲイであるようなことは、ほぼないらしい。
女性も含めて、性的なことには
関心が薄い、ということは確かのようで。

まあ、そんな旦那のことはともかく、
驚くことは、セックスがない、
ということもあって、
彼女には浮気相手がいると言う。
それがなんと、旦那のジムのトレーナーで
彼女よりもひと回り若いとのこと。

旦那から「お前も身体、鍛えろよ」と
彼を紹介されてから、彼女が昼間
色々と教えてもらっている間に
そういう関係になってしまったと言う。

たまに旦那は彼を自宅に連れて来て、
共に食事もすると言う。
もちろん、旦那はわかっていないけれど、
さすがにちょっとバツが悪かったりもする。

ゲイの中では、たまに聞くような話だけれど、
アサオに聞くと、ストレート社会でも、
意外と多い話でもあるようだ。

ひと回り上の旦那と
ひと回り下の浮気相手。
倫理観がどうこう、と言うよりも
ただ、ただ、凄いなあと関心した。


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2019年09月16日

旧友の生活

地方都市に住むとても古い友人のタシロが
ぶらりと来てくれた。

タシロと知り合ったのは、それこそ
25年以上前の話で、ハンサムな彼に
付き合ってもらえないかと
告白したことがあり、
「ゲイっぽくないから(今となっては
褒め言葉。笑)ダメ」と断られたりしたのが
懐かしい。

それからは良い友人となり、
ゲイ・クラブ(当時はディスコ)や、
コンサートなど、色々な場所に行ったりもした。

その後、お互いに付き合い出し、
彼はイギリス人と共に、クルーズで
世界一周を旅するようになったりと、
住む世界が大きく変わったような気もしていた。

そして、今は日本アルプスのとある地域で
二人でペンションを経営し、
ゲイ・イベントなどを催したりしている。

もちろん、彼らは町の人々にゲイであることを
オープンにしているようだ。
その地域では、他の地域から移り住んでいる人が
多い、ということもあり、
嫌な思いをしたことはない、そう言う。

ただ、彼がイギリス人である、ということと、
日本では同性婚が認められない、
ということで、将来の不安は大きいようだ。

タシロに何かあったら、強制的に
パートナーは日本から出なければならない。
彼らの隣に住むオーストラリア人と日本人の
男女の夫婦とは大きく違う。

それでも、一縷の希望を持ちながら、
二人で仕事をしながら生活をすることに
充実感を覚えていることは間違いないらしい。

タシロカップルのような二人が
今後とも、増えていけば、
世の中の僕らに対する感じ方も
もう少し変わるかも知れない。

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2019年09月15日

カテゴリーに属することって

昨夜、もう何年も前から来てくれている
マコトと深夜、ゆっくりと話していて
「実は自分はトランスジェンダーだと思う」
彼からそう聞いて、驚いた。

よくよく聞いてみると、彼は自分がゲイだ
という認識でずっと生きて来たけれど、
自分の中のホモフォビア(ゲイ嫌い)や、
女性性、ということに向き合ってみると、
どう考えても、これはトランスジェンダー
だろう、というところに、
落ち着いたのだと言う。

よくトランスジェンダーのM TO F
(男性と生まれてきて、女性であると
確信をしている人たち)が
言う自分のペニスが嫌い、とか
こんな余計なモノ、なければいいのに、と
マコトは思い悩むことはなかった。
ただ、人にペニスを触られたり、
フェラチオされたりするのは
とっても嫌なのだ、と。
もちろん自分がする分には
申し分ないのだけれど。

自分を男として愛してくれたり、
セックスをしたりする男よりも、
実は女として愛されたいのだ、
ということを確実に気がついたのだと。

長い間、ゲイだと思い込んでいたから、
女装したい、女性らしくありたい、
というような事柄にも欠けている。
でも、そもそも、男らしくなりたい、とか
理想の男像というモノは
まったくなかったようだ。

そんな話をしていると、
ストレート、ゲイ、トランスジェンダーとかの
境界線というのは、どこにあるのか、
細かく分析していくと、
人それぞれ、まったく違うワケで、
ある意味、カテゴリーなんて
どうでも良い、そう思ってしまう。

マコトもまさにそうで、
自分がトランスだからと言って、
世の中でいう「M to F」というところに
落ち着かせられるのは、絶対嫌なのだ。

人はいろんなグラディエーションの中で
生きている。
僕もごくごく一般的に言う「ゲイ」なのかどうか、
それもわからなくなってきた(笑)

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2019年09月12日

友人のお見舞い

長い友人でもあり、うちのお客さんでもある
同世代のカズヤちゃんが
喉頭癌と舌癌を患った、と
知ったのはちょうどひと月ほど前。
それも、facebookでだった。

あまりにも急で、なおかつ
冷静かつ、大胆な発表に
ショックを受けながらも、
カズヤちゃんが腹をくくっているのが
理解できた。

それから、友人たちとのグループLINEも含めて、
個人的なLINEをやり取りしていて、
手術に向かうまで、そして手術をしてから、
の経過が、写真と共に送られてきた。

何よりも驚いたのは、
手術を受けるにあたり、
「今後、飲食をまったく出来なくなるか、
話せなくなるか」
そのどちらか選ばなければならない
という選択を、カズヤちゃんが
迫られたということだ。

カズヤちゃんは考えた末、
声を出さない、というほうを選んだようだった。
芸能人のつんく氏と同じだ。

術後、2週間ほど経って、
落ち着いている様子だったので、
昨日、お見舞いに顔を観に行くことにした。

つい数日前まで、顎から喉にかけて
ものすごく大きく腫れ上がっている写真を
見ていたけれど、腫れはほぼ引いていた。

声帯をすべて取ってしまっているため、
呼吸するための小さな穴を喉下に
あけており、
「これを塞ぐだけで、すぐに死んじゃう。
簡単に殺されちゃうよ」と笑っていて
カズヤちゃんのその強さに、ビックリした。

何よりも、素晴らしいなあと思ったのは
遠距離で付き合っているパートナーの
ササキさんが、時間があるたびに
来てくれていることだった。

筆談で話すカズヤちゃんの脇で、
病気の経過のことなどを
ササキさんは、丁寧に説明してくれる。

そのせいなのか、カズヤちゃんは
思いのほか、とても元気そうだった。

声が出ない、言葉が話せない、
という想像を超えた大きな出来事を
「舌がない(8割ほど切ってしまっているため)ので
もうフェラとか出来ない」と
笑いながら、ボードに書いたりする
カズヤちゃん。

僕も話しながらも、今までと
なんら変わらないような笑いが
絶えない会話になっていて、
むしろ僕のほうが元気をもらったほどだった。

たぶん、術前に聞かされていなかったことや
目の前に起こるさまざまな現実に
腹がたったり、辛かったり、
そういう事も多いだろうことは
容易に認識できた。

ここ数年、僕と同世代も含めて、
僕よりもずっと若い人が色々な病気になり、
そのたびにたくさんのことを考える。

20代や30代の頃はまったく考えもしなかった
健康や、いずれ訪れる死に対して、
人はその時を、どう受け入れていくのか。
自分自身がその時のために、
どういう心持ちでいられるのか。

まだまだ退院や、その後のことも
わかっていないカズヤちゃんが
「12周年パーティ、行ければいいなあ」と
言ってくれたことは、本当に有難く、嬉しかった。
そのためにも、素敵で楽しんでもらえるモノを
仕上げていかなければならない、
そう思った。

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2019年09月11日

電気のない生活

先日の台風によって、千葉に住む
うちの旧スタッフのツカサと
連絡を取り合った。

彼の住む地域は、台風が過ぎ去って3日目の
今日現在、まだ停電が続いていると言う。

職場は都内だし、携帯の充電は夕方までは
なんとかなるらしい。

しかし、もちろん近くのコンビニやスーパー、
飲食をする店はクローズしているし、
冷蔵庫の中のモノは持たない、
シャワーは浴びられない、
洗濯も出来ないのはかなり辛く、
最も大変なのはエアコンだろう。


思えば、僕が子供の頃は、停電は
結構あった(っていつの時代?笑)。
ただ、子供だったせいか、
それとも時代なのか、
今ほど大変ではなかった気がする。

震災の時もそうだったけれど、
ネットに繋がらないイライラや不安は
ある意味、現代病だなあと。

あと、先日、ニューヨークで1日大停電があった
そのニュース報道の中で、
みんながキャンドルを灯して、
ワインを飲みながら歌っているのを見て、
ある意味、アメリカだなあと思った。

災害や大変さを、どう受け止めていくか、
辛い立場にいることをどう考えるか、
それは人それぞれだ。
少なくとも、大変な時に、どういうふうで
ありたいか、という心構えだけは持っていたい、
そう思う。

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2019年09月10日

不思議な力

世の中には、目に見えない霊感が
見える、感じる、という人がいる。
子供の頃から、そういう人がいるということは
テレビやメディアで知ることはあったけれど、
まったく感じたことがない鈍い僕は
にわかには信じられなかった。

しかし、学生時代に、そういう友人がいたり、
うちの店にも僕が知っている限り、
数人、そんな人がいることによって
僕も少し変化した。

変化というのは、
もちろん僕が感じることになったのではなく、
そういう世界があることを少し
理解できるようになったということだ。

こういう話をブログに書いて良いか、
微妙なのだけれど、僕自身、
そんなネガティブなことではない、と
思うから、書かせてもらうことにする。

最近、よく来てくれる20代のリョウジ君も
そんな一人。
子供の頃から、色々な言葉や司令のようなモノを
頭の中に強く感じて、薬がないといられないくらいに
頭が割れるように痛くなったりする、と言う。

人をちょっと見ていると、その人の持つ
良いモノや悪いモノ、そして運命や宿命も
強く感じるそうだ。

10代の頃はよくわからず、
友人や周りの人に話をして
気持ち悪がられたり、感謝されたり。

占いのようなモノを仕事にしようかと
考えたりもしたが、それを商売にすると
さらに疲れてしまう気もする。

そんな話を聞いて、彼よりもふた回りほど
上でよく来てくれているケイスケも
よくそんな話をしていた、と前に思ったことがあった。

そんな二人が昨日の深夜、顔を合わせた。
僕がそう言えば、と二人を紹介したこともあるが、
リョウジ君は、ケイスケと会った瞬間に
すごく金属的な音が走ったと言うし、
話しているうちに、ケイスケの身にも
最近感じなかった何かを強く感じたようだ。

話を聞いていると、その対処の仕方を
知ったケイスケと、そんなケイスケよりも
より強く多くの情報を受け取り、クタクタに
なってしまうリョウジ君の違いも
少しわかったり、凡人の僕には
やっぱり、わからなかったり。

ただ、ちょうど二人が帰る時に
僕が履いているブリーフの話になった。

そう言えば、つい先日、リョウジ君が
来てくれた時も、「マスター、今日は
黒の下着でしょ」と言われ、
その日はたまたま黒だったりしたのだが、
昨日は「黄色のラインが入ってますよね」と
言われた。

実は、メインはグレーなのだが、
腰のゴムの部分が黄色になっているモノを
ずいぶん前に人からいただいて、
昨日初めて履いたモノだったのだ。

これには唖然。。。
目の前に明確に見せつけられた
パワーにぶっ倒れそうになった。

不思議で解明できないようなことは
たくさんある。。。。

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2019年09月07日

好奇心について

ソウタは、僕がうちの店を始める前から
知っていたイケメンで、
あの頃、まだ30になるか、
ならないかだったのに、もう45歳となる。

ここ数年、あまり店には来ていなかったのだが、
昨日の深夜、久しぶりに顔を見せてくれた。

少しはむっちりしたのかなと思うけれど、
相変わらずいい男だし、最近、どうなのかと
聞いてみると、
「いや。まったく何もないです」そう言う。

恋愛なんて、15年していないし、
(え?うちの店、オープン前から?)
セックスも4年ほどしていない。
驚くことに、マスターベーションでさえ、
3ヶ月に一度、と言うから
40代で、これは驚きだ。

「昔は、男のお尻の形を見て、
『触りたい、やりたい』とか
言っていなかったっけ?
ソウタではなく、エロタとか
みんなから言われていたよね」
僕がそう聞くと、
「口で言うほどじゃないんですよ。
よくよく考えると、淡白なのかも知れないです」
そう言う。

余計なお世話だけれど、心配なのは、
性的なこと以外、彼が好きだった
趣味も、ほとんど関心が薄くなったようだった。

何が何でも観ていたフィギュアスケートや
サッカーも、ほとんど観なくなったようだし、
お祭りや、映画鑑賞や、その他色々なことに対して
あれだけ熱く語っていたのに、
そのどれもが熱が冷めた、と言っていた。

数年前にお父さんが亡くなったことを聞いていて、
それがとても大変だったようで
そういうことで、多くの好奇心が
削がれてしまったのかも知れない。

40代半ばというまだまだ男盛り。
昔の元気なソウタの顔が見たいなあ、
勝手だけれど、強くそう思った。

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2019年08月19日

占いを信じますか?

昨夜、来てくれた30歳のノボルが、
タロットカードで占いをする、という話から
そこに居合わせた同じ干支で
ひと回り上のトキオも、
タロットは好きで
色々占いかたなどを語っていた。

僕とタロットの出会いと言えば、
もう何十年も前に、ニューヨークで会った
日本人(その後、親しい友人になった)が
タロットをやっていて、
運勢を見てもらったことがあったくらいだ。
どういう結果が出たかは、まったく覚えていない。

僕は特に占いを信じないワケではないし、
あらゆる部分で当たっているなあ、
そう思うこともある。
人生というモノは、偶然ではなく、
どこか必然で繋がっているのではないか、
そう思うことも多々ある。

統計学という意味も含めて、
仮に外れようが、見当違いの答が出ても、
面白いなあ、そう思うこともある。

ただし、それを聞いて、左右されたり、
自分がやりたいことを曲げたり、
変えたりすることは、ほとんどない。


それこそ、もう20年以上も前、
四柱推命で、新聞や雑誌に連載を持つ人と
仕事関連で一緒に飲みに行くことがあった。

「今日は特別、ただで運勢を見てあげるよ」
その大先生にそう言われ、色々考えたあげく、
その時に付き合いだした彼氏と
どうやったら長くうまく付き合っていけるか
聞こうと思い「ここだけの話ですが」と
カミングアウトした上で、
僕と彼の生年月日と名前を書いた紙を渡した。

10分ほど、彼は自分の手帳と電卓を持ち、
色々考えた結果、僕の目をしっかりと見て
「すぐに別れなさい」そう言った。

僕としては、何か悪いことがあっても、
それを二人でどう乗り越えればいいか、を
聞きたかったけれど、彼は首を横にふる。

彼いわく、二人の相性の問題ではないと言う。
僕が生まれた星は、かなり良いめぐりにあり、
歳をとるごとに、凄い運命が開けていくのだ、と。
それも何千人に一人、という凄い運命なのだ、と。

そして僕が出会った彼と付き合う限り、
その運命は花は決して開かない、
ということだった。

まだ付き合って間もなかったけれど、
共に住み始めたばかりだった。

彼いわく、これほどの星の元に
生まれた成功者は、すぐに会社を辞めたり、
奥さんと別れたりして、新たな道を
歩み始めるのだ、そう言った。

先生が言う僕の開かれる未来には
とっても興味があったし、ちょっと
ワクワクもした。
しかし、ひと晩考えて、今世は
まあ、開かない運命を選ぼうと決めた。

いまだに、あの時に彼の言うとおりにしていたら、
今頃、僕はこの店もやっていないかも知れないし、
どんなふうな成功(?)を
治めていたんだろう。

ま、いずれにしても、そういうことに
流されず生きる、ということも
決められた自分の運命かも知れない。

そんなことを考えると
ホント、人生って面白いなあ、そう思う。

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2019年08月17日

フィリピン移民の子として

ジョージ君35歳は、
6歳の時に、両親の都合で
フィリピンから日本に来た。

ジョージ君がマニラで生まれた頃、
お父さんは一人で出稼ぎで日本に来て
ショーパブで働いていたのだと言う。

父親の賃金は、マニラで働くよりも
かなり良かったようだった。
そのショーパブの日本人の主人が、
ビザはなんとかなるから
家族で日本にう移れば、という話があり、
母親、ジョージ君、妹も含めて
埼玉に移り住んだ。

しかし、パブの主人の話は
決行いい加減で、父親は何度も
警察に不審尋問され、
強制送還されそうにもなったと言う。

あまり目立たないようにしろと言われ、
隠れるような生活の中で、
母親の尽力もあり、小学校に入った。

彼がフィリピン時代、大好きだった
日本のアニメの話で友人を作ろうと
努力したけれど、
最初はなかなかうまくいかなかった。

ジョージ君いわく、「ボルテスファイブ」という
日本製のアニメーションがマニラでは
大ヒットしていて、そのグッズが
欲しかったけれど、誰も知らないという現実。

それでも、どらえもんやナルトなどで
必死に日本人の子供たちと
なんとか仲良くしようと努力したようだけど、
当然にように、不当ないじめも受けた。

そんな中、両親はなんとか就労ビザを取り、
二人の子供たちを高校まで行かせてくれた。


中学、高校と進む中でジョージ君は
フィリピン人というアイデンティティと共に
ゲイであることにも悩み始める。

ジョージ君は、自分自身のことを
悩み相談に行き、そこで紹介された
同性愛者の若い弁護士によって、
在留特別許可というモノを知る。

それまで、病気になっても保険も使えず、
高熱を出しながら仕事に行っていた両親や、
今後将来への不安。

法務省を何度か訪ね、
ありとあらゆる難問の中で
ジョージ君はやっと許可を取れたのだそうだ。
家族で輪になって泣いたことは今でも
忘れられない、そう言う。

30年近く日本に住み、日本人の恋人と7年
付き合っているジョージ君は、
自分は日本人だと思っている、そう言う。

一般企業に勤めることが出来、
今では社内でのLGBT対策について
勉強しながらの日々だそうだ。

見かけは少し違っても、
彼はいつか日本で同性婚が出来れば良いなあ、
そんなジョージ君の希望。

この国は、彼にそういう門戸を開いてくれることが
出来るようになるのだろうか。

少子化も含めて、彼ら外国人たちを
どう受け入れていくべきか、
大きく考えさせられた夜だった。

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2019年08月15日

自分自身を受け入れるということ

2年ぶりだろうか、3年ぶりだろうか、
僕が店をやる前からの知り合いだった
同世代のヒロアキちゃんが来てくれた。

昔からオネエ言葉を見事に操り、
人が言えないことをズバズバと言い、
「どうせ、うるせえババアだと
言われるんでしょ」と笑いながら
大声で放ったりするのがヒロアキちゃん。

僕が店をやるずっと前、
もっともっと若い頃、彼を
他店で最初に観た時には
正直言って、厄介な人だなあ
嫌だなあ、怖いなあ、
そんなふうに思ったりしていた。

しかし、ある時から、
そういう気持ちになるのは
僕自身、ゲイだからこそ
自分の中にあり、隠し、抑えている
女性的な部分を出していることへの
否定的な気持ちだ、ということに
気がついてきた。


その後、店をオープンしてから
ヒロアキちゃんはたまに来てくれるようになり、
その際も、ある意味、意地悪とも
取れる発言をしていた。
でも、そのベーシックなところにある
彼の発言の意味は、大きく理解できる、
僕は、そんなふうに思うようになった。

その後、訳あって、
私的な理由で、彼の仕事場にも
何度かお邪魔することもあった。
その場所でも、決して彼は変わらない。

その頃からか、ヒロアキちゃんとは
お互いに育ちや、
環境こそまったく違うけれど、
考えている根本は、かなり
似ているのかも知れない、
それは店に来てくれるたびに、
強く感じることが多くなった。

昨日、誰もいなくなった深夜の店で
ある意味、初めて二人で
たっぷりと話をした。

「黙っていればモテるのに」
ヒロアキちゃんは、
何人にもそう言われて何十年。
そんなことは百も承知で、
何度か試してみたことはあるけれど、
抑えられない、抑えたくない。
オープンでいられる自分でいたい、
しっかりとそう思うのだそうだ。

たくましく、自分を自分として
生きていかなければならなかった彼と、
常に人に寄り添い、ある意味、
受け入れる、ということで満足しなければ
ならない、そう思っていた僕。

それぞれの悩みから、
それでも、自分のままでいいのだ、と
この年齢になって互いに気がついたことは
とても良かった、そんな話をしながら笑った。

人が少ないお盆の中の楽しく長い時間だった。

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