2020年01月13日

若者の政治意識

一昨日、台湾のハンサムな
ゲイの男のコ(24歳)と
ストレートの女性友達、
あとアメリカから30代の野郎系
3人が来てくれていた。

丁度、台湾の総選挙、今日だったよね
という話になり、
「そうです、そうです!
僕らが支持していた民進党が勝った!!」と
台湾の二人は驚くほど、とても喜んでいた。
「おまけに同性婚も決まるし」と。

それについて、アメリカ人3人は
「トランプが大統領である限り、
本当に他の国に住みたいと
本気で思っていたけれど、
それは間違いだった。
今はとにかく今年の選挙で
なんとか引きずり降ろしたい。
そう思っている」と口々に言う。

彼らは、トランプが選ばれた時に
みんなでデモに参加をして、物凄い人だったけれど
そんな民意がまったく無視されたと
憤っていた。

それを聞いて、台湾の青年は
「僕も今回、デモに参加しました。
香港のこともあるから、とにかく
政権が変わってはいけない、と」

日本の
ゲイバーで政治の話はタブーだし、
多くの若い人たちはデモはおろか、
選挙にも行かないから、社会問題にも
なってると言うと、それぞれが驚いていた。

「日本は平和だから?」
そう聞かれると、言葉に詰まる。

確かに、欧米に行って、ゲイの友人たちと
会ったり、バーに行くと、
必ずと言っていいほど、政治の話が出る。

何を支持するか、どうかは置いておいて、
多くの人たちが非常に関心を持っていることを
強く感じることは多い。

確かに、僕自身も政治に強く関心を
持ったのは、30も過ぎてからだった。
それまでは新聞も三面記事や小説くらい。
自分の中でノンポリがかっこいい、という
今思うとバカな風潮のようなモノがあった。

形ばかりの平和ではなく、
本当の幸福と平和をもたらしてくれるような
世の中になるべく、それぞれが
若い人たちこそ、自分なりの政治意識を持って
良い国に出来るようになれば、
心からそう思う。

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2020年01月12日

僕のスケジュール表

昨夜来てくれたケンジ38歳が
いつもスマホで、仕事、プライベートを
ガチガチに管理するという
スケジュール表を見せてくれた。

分刻みで何十項目にも及ぶ
ありとあらゆるワークセッションが
並んでいる。
プライベートは人との約束だけでなく、
彼がやっているボクシングの細かな
パーツ分けも詳しく書かれていた。


僕も、色々なことを決めていかないと
怠惰になってしまう性格なので、
ケンジほどじゃないけれど、
決めていることがスマホの
カレンダーに書いてある。

平日は出来る限り、10時には起きて
月曜日は朝食後、0時までは
掃除と片付けをする
(しっかりとするのはこの日だけ。笑)。

月曜日以外は、10時半から0時まで
朝食後、その日の新聞を読み、読書をする。

大体、13時からと15時半からの映画の
試写を観る、もしくは映画館に行く。
15時過ぎから映画がない日は、
ジムに行き、どこの部位をやるかも
付けておく。

映画やジムの移動の途中、
地下鉄でこのブログを書いたり、
SNSを見たりするけれど、
この時間を作るのが結構大変。
移動の合間に、Radikoで前日に
流れた好きなラジオ番組を
聴きながら歩く。

休みの日の火曜日の夜は、大体
その時間しか会えない友人と食事をしたり、
観られないライブや舞台や映画のレイトショーが
入ったりしていて、2ヶ月後くらいまで
印が入っている。

火曜日の夜、帰宅してからは
録画したビデオや配信の映画、ドラマを
観る。これも何を観るか、付けてある(笑)

また、その週のBillboard40位に入った曲を
店用のiPadにダウンロードする。
そのあと、リマインドに書かれていること
(ほとんどが仕事のこと)を
忘れていないかチェックするのだが
この時には、その週に発売された
好きなアーティスト気になるアルバムを
apple musicで流しながらだ。

リマインドには
いつまでに何をやる、というリストも
優先順位順に並べている。
ほぼ仕事のことだが、税理士に出す書類は
何日のいつまでとか、
Amazonに店の備品などがいつまでに
届くようにする、とか
スタッフのスケジュールの確認とか諸々。

こんなふうにしていても、抜け落ちたり
忘れてしまったりすることも山ほどある。

こう書くと、山のようなことに
追われている感じだし、
ある意味、病的な気もしないでもないけれど、
たぶん多くの人がやっていることを
僕はこうして整理しないと出来ないだけ。

もっとのんびりと気楽に生きていたらいいのに、
そう思うことも多いのだけれど。

今週の水曜日からは、ほぼそのあたりから
開放されて、旅行を楽しんでこようかと
思ってはいるけれど。。。(笑)

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2020年01月11日

著しい健忘症

昨日来てくれた50過ぎの
ヒロヨシちゃんと
「パンチDEデート」だとか
「フィーリングカップル5対5」だとか
昔の多くのテレビの話をしていて、
今のバラエティとは
ずいぶん違うという会話で盛り上がった。

今日は、それが何が違うか、というのではなく、
その話をしている時に、司会者だとか
出演者だとかを忘れているだけでなく、
思い出せても名前が出てこないことに
いつものように愕然としてしまう。

自分が若い頃に、年寄りが
「あれ」とか「それ」とか言いながら
なかなか名称が出てこないのを
え?それも忘れたの?と言っていたのだけど、
ここ何年か、自分が大切にしていたり、
好きな事柄でさえ、すんなりと
名前が出てこないのだ。

映画の話をしていても、
映画のタイトルを出すのに、
そのキャストを思い浮かべ、それも出てこなくて、
そのキャストが出たほかの映画の共演者の名前を
出して、3つか4つ辿って、
やっと本題に戻る。

本題に戻ると、なんの話だか忘れている。
困ったもんだ。

ブログを書いたりする時は、
今はすぐにネットで調べたり出来るから
まだいいけれど、
(とは言っても、キーワードを
どう入れれば、で頭を抱えることもあるけれど)
これが会話になると俄然、抜け落ちている。

人と話す、こんな仕事をしながら
困ったものだと思う今日この頃だ。

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2020年01月10日

田舎での一人の生活

一作日のもうひとつのトピックス。

これまた古い友人のツツイが
自分がやっているスポーツ競技で
知り合った46歳のガチムチ坊主君、
キョウゾウ君を連れて来てくれた。

ちなみにそのスポーツ競技の名称を
ここに書くと、その中でツツイは
かなりの著名人になってしまったため、
(とキョウゾウ君が言っていた)
今回は書かないことにする。

さて、キョウゾウ君は、
もともとは関西で
農業関係の大学を出て、地元の
花関連の会社で働いており、
その転勤で、結構離れた中国地方の
とある小さな街へと移り住んだ。

そして、12年前。
彼は会社を辞め、一人で農業を
営むことにした。

今まで男女限らず、誰とも
恋愛関係を持ったこともなく、
ずっと一人。

役場の寄り合いなどでは
必ず、早く嫁さんもらえよ、とか
そういう話になるけれど、
それ以外は仕事と地元のプールで
泳ぐ、という地味と言えば地味な生活だ。

一応出会い系アプリケーションも
やってはいるが、何百キロも離れた
都会に暮らすゲイの顔や身体を見る
閲覧専用だ。

あとは、ネットでのビデオ観賞と
右手が友達だと。

寂しくないかと聞かれれば、
確かに孤独を感じなくもないけれど、
ずっとこういう生活をしていると
慣れてしまっているのだと。

せっかく東京に来たのだから、
誰か新しい人と会ったり、
せめてハッテン場のような
場所に行ったりしないのかと聞いても
「疲れてしまうから」と
ガツガツしない。

自分のような恋愛至上主義だとか
セックス依存症のような都会のゲイと違い、
腹をくくったようなキョウゾウ君の
生き方も、ちょっと良いなあ、
そう思った。

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2020年01月05日

辻占とは

正月、金沢の実家に帰省した
お客さんのキヨヒコが
あちらではとても有名な
「辻占」という正月のお菓子を
お土産に持ってきてくれた。

Unknown-11.jpeg

これが、いわゆるフォーチューン・クッキー型の
お菓子で、色の違ったお菓子を3つ選ぶ。
この小さなお菓子を割ると
その中にもっと小さな紙が入っており、
開くと、謎めいた言葉が書かれている。
その3つを並べて、
色々と今年の運勢を考える、という
ちょっと想像力を膨らませるお楽しみだ。

そこにいた6人がそれぞれ
彼にもらったモノを開いてみる。

僕は「悪は前より強し」
「あきらめるな」
そして「万事思いの通りになる」

う〜む。。。。
僕がダースベイダーみたいになって
頑張ると思い通りになる?ってことか(笑)

お客さんのソウちゃんは
「ほれてはならぬ」とあって、
ううう、と頭を抱えていて笑った。

キヨヒコたち、金沢の人たちは
子供の頃からこれをその年の占いとして
楽しんでいると言っていた。

こういう地方のお楽しみって、素敵だ。

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2019年12月30日

トオルの憂鬱

トオルは、昨日からやっと休みに入り、
3日までの6日間の冬休みなのだそうだ。

この正月はどうするか聞いてみると、
いや、ひたすら家でのんびりする、
とにかく会社で嫌な上司と
顔を合わせないだけで、すごく気楽だと。

そのいつも不機嫌でブツブツ不平不満、
人の悪口ばかり言っていて、尊敬出来ないのだと。

それは大変。
そういうタイプの人はどこにもいると思う。
でも、嫌だ、嫌だと思い続けると
ストレスはどんどん増えていくんじゃないかなあと僕。

僕も若い頃は苦手な人はそれなりにいたけれど、
その嫌な部分を考えて、イライラしたり、
くよくよしたりするよりも、
なんとか少しでも自分との共通点を見つけたり、
良い部分を探す、ということで
少しだけ回避は出来たような気がする。

そして、その「嫌だ」と思うことを
他人に言わないことも鉄則な気がする。
不平不満を口に出すと、それは倍にも十倍にもなり、
さらに気が重く、嫌になってくるからだ。

相手の否をあげつらうよりも、
ひょっとすると自分にも問題があるんじゃないかと
思うことで、楽になったりすることもある。

ほんのちょっとした不愉快なことも、
笑い飛ばして、大したことはない、
という呪文を自分に言い聞かせるという手もある。

そのあたりを実行していけば、
たぶんかなり楽になっていく、
僕はそう思うんだけど、
それは僕がお気楽だからだろうか。。。

いずれにしても、笑顔で新しい年を迎えたいモノ。
さ、今日も入れて、2019年もあと2日だ。

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2019年12月29日

年末の告白

昨日、ほぼ仕事の休みに入った
お客さんたちは、思い思いの一夜を過ごした。

その中で、今年の総括的な話を
何人からか聞いた。
多くはセックス、恋愛についての話が
やっぱり多かった。

ここ3ヶ月くらいで付き合うようになった、
と報告に来てくれたゴウ君とリキヤ。

数ヶ月試験的に付き合おうと試みたけれど、
うまく行かなかったというキョウヘイ。

色々な道を通って、40代も半ばになり、
もう人とは付き合えない、
付き合わないほうが良いのだ、と
決心したというモリオ。

そういう中で、最も僕の心を動かしたのが
去年あたり、とても元気がなかった
38歳のソウタが
すごく元気な顔を見せてくれて
話してくれた内容だった。

色々なことにチャレンジしては挫折し、
鬱になり、自分には才能がない、
と思っていたここ数年というここ数年。

しかし今年の正月、ゲイだと打ち明けた
高校時代のストレートの友人に
まったくやった事がなかった
サーフィンに連れて行ってもらったことで
何かがプツンとふっきれた。

「お前がゲイとか関係ない。
一緒に色々なことを楽しんでいた
学生時代を思い出して、
好きなこと、とことんやればいい」
友人はそう言った。

それから寒い中、何度か
千葉の友人宅へと行き、
結局、この夏、彼は脱サラ。
来年から、その友人とサーフショップをすることに
したのだそうだ。

だからなのか、驚くほど健康的で
前に会った時よりも健康的な
ソウタだった。


色々な年末があり、色々な年明けがある。
さあ、あと3日。
2020年に向かって、GOなのだ。

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2019年12月27日

断捨離人生

昨日、大掃除、片付けのブログを書いたら、
店に来てくれたキヨヒコ君は、
「僕は昔から読んだ本は、読み終わったら
すぐに売却する」
「買ったCDはすぐにダビング、
今ならウェブ上にアップして、それもすぐ売る」
「3年経過した洋服はすべて売るか捨てるかする」

出来る限り、無駄なモノを身に置かないようにするらしい。

んで、部屋の写真を見させてもらうと、
まるでオフィスか、ショウルーム。
かっこいいテーブルと椅子、
一台のコンピューターがあるだけ。

お酒は好きだし、こうして
飲みながら人と話すのは好き。

ただ、人間関係も
グチャグチャしたモノは嫌い。
だから人とも付き合わない、
ベッタリした友人関係もいらないのだそうだ。

年末、年始も毎年、その年の厄を落とすために
海外へ旅立つ。
そこで、いらない下着や靴下などは
すべて捨ててくるのだそうだ。

まさに、断捨離人生。
キヨヒコ君ほどのことは無理だろうけれど、
その何分の一くらいは、僕自身も
見習わなければならないのだけど。


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2019年12月14日

人はすべて違う

昨日、来てくれたヨウヘイ君は、
都内のとある区の高校に呼ばれ、
高校生たちと共にLGBTについての
勉強会と何人かのスピーチに
付き添ったそうだ。

若くて、こういうことを
敏感に感じながらも、
日常的に耳にしているという都会の
高校生たち。
彼らに寄って、世の中が大きく
変化していくことを想像すると、
頼もしかったりもする。

ただ、最近、店をやっていて思うのは、
同じゲイ、と言っても、それぞれが
まったく違うこと。
ひとくくりには絶対に出来ないということだ。

世の中が多様である、と理解すればするほどに、
性的なことだけでなく、アイデンティティは
幅広く広がっていること、
そして自分はどういうタイプなのか
ということが明確されていく。

だからこそ、ストレート社会とLGBTを
分類していくのも、ひょっとすると
あまり意味がなくなってしまうのかも知れない。

人の話を聞けば聞くほどに十人十色、
そして分類すればするほど
同じようであり、
まったく違ったりするからなのだ。

そんなある意味、混沌とした中で、
結局、いかに区差別がなくなり、
平等である、という論理を
作り上げていくことが出来るか、
というのが、根本的な命題なのだ、と
心から思ったりするのだ。

他人さえ傷つけたりしなければ、
法を守っていく中で、
あとはどんな人間がいても、
許して受け入れていく、
ということを守るということこそが
大切なのだと。

だからと言って、LGBT問題を
特別視するな、というワケじゃないのだけれど。。。

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2019年12月13日

隣にいた客がまさかの!?

昨夜、平日の2時過ぎなのに、
6人のお客さんでそれそれに盛り上がっていた。

そのひと組は、待ち合わせしてた
僕の古い友人のセイヤの3人組。

また、仕事場の部下のゲイを
伴って来てくれていた常連のゴロウ。

そしていつも一人で
遅くまで飲んでいるアキオ。

3時も回る頃、ゴロウが会計をして出る時に
僕のほうを見ながら
「う〜ん、言おうかな、どうしようかな」
そんな事を言っているので
「え?どうした?」と尋ねると
彼の隣に座り、背を向けていたセイヤに
「○○(都内の都市)の●●という高校の
セイヤ君だよね」
そう言った。

「え?」とセイヤが振り向くと
「同じクラスだったゴロウだよ。」と言う。

セイヤは、少し考え「ああっ!」と驚く。
高校時代2年、3年と同じクラスだったようだ。

実はゴロウは、ずいぶん前から
セイヤのことをこの街のあちこちで
見かけていたらしい。
ただ、高校時代、それほど一緒に
行動したりしていなかったこともあり、
来遅れして、声をかけられなかったようだ。

かたや、せいやは今までまったく
気がついたことは、なかったらしい。
それくらい、ゴロウは変わったらしく、
ゴロウに言わせると、セイヤは
ほとんど変わっていなかった。

それにしても、それぞれを10年以上
(セイヤのほうは、もう25年ほど)
知っている僕としては、まさか
こういうことで繋がっている二人だとは、
とビックリだった。

本当に店をやっていると、
偶然が、必然のように起こるから面白い。

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2019年12月12日

キツネにつままれたような話

34歳のサスケが昨夜、久々に来てくれた。

で、来るやいなや、
「昨日の夜、凄いことがあったんです」と。

サスケはいつも仕事が終わって
5キロくらいうちの周りをランニングする。

ポツリポツリとコンビニがある住宅地を抜けて
川沿いの公園を回って、戻ってくるらしい。

で、そろそろまた自分のマンションがある
住宅地に戻るあたりで、
電柱のそばに倒れている若い男がいる。
ジーパンにグレーの
パーカーを羽織っていたそうだ。

酔っ払って寝ているのかな、と思い、
「こんなところで、寝ていたら、危ないですよ」
サスケがそう肩に手をかけた。
いきなりサスケの顔を見た20代のコが
思いっきりキスをしてきたのだそうだ。
それもかなりハードなディープキス。

「お、おい!」と言うと
酒臭い声で「抱いてほしい」と。

え。サスケは、相手が自分をゲイだと
知っているのか、どこかで会っているのか、と
一瞬、固まったけれど、
どう考えても、会ったことも、
どこかで見たこともない。

「お前、誰に何やってんのか、わかってんのか?」
そう言うと、「誰でもいいんだ」と
泣き出して、ガッツリと抱きついてくる。

完璧に酔ってる。
だからなのか、
それとも本当にゲイなのか。

そんなふうに考えている自分に
ダメ、ダメと言い聞かせて、
「とにかく、しっかりしろよ」
そう言い残して、自宅へとまた走ったそうだ。

「ダメ、ダメって思ったってことは
ちょっとは可愛かったってこと?」と
僕が尋ねると、
「そうですね。悪くはなかったけれど、
でも、さすがに部屋連れてくるなんて、
怖いじゃないですか、やっぱり」
そりゃそうだ。

昨日の朝、仕事へ行く時にその場所を
通ったけれど、もちろん彼の姿はおろか、
その痕跡さえ、まったくなかったようだ。

このあたりに住んでいて、またすれ違ったり
することがあるのだろうか。
サスケは、ちょっと名残惜しそうだったことを
僕は見逃さなかった(笑)

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2019年12月11日

愛はイデオロギーを超えるか

ツイッターやFacebookをはじめて
もう随分と時間が経つ。

最初は仲が良い友人だったりしたのが、
古い友人や、お客さんから繋がろうと言われれば
あまり考えず繋がる。

そこでその人の日常や生き方を
知ることが出来るのは、
興味深かったりもする。

とは言え、あまり知らない人から
申請をされても、ちょっと困ったりもする。

特にFacebookは、知らない者同志で
繋がるという理由がわからなかったりする。
僕自身は鍵をかけていないので
すらっと読んでもらったりするのは
構わないし、僕自身も
繋がっていない人の文を
読ませてもらったりする。
「いいね」こそ、つけないけれど。


そんな中で、ここ半年ほど
学生時代の頃の友人から申請が来て
繋がった。

もう何十年も会っていなくて、
たまにメールでやり取りを
したりしていた。

学生の頃は、本当に仲が良くて
くだらない話で盛り上がったり、
楽しい時間を過ごした仲間の一人だ。

ただ、彼が書く文章が、ことごとく
政治的発言、それもかなり偏ったモノで
正直言って、どうしたものだろうと
思ったりする。

罵詈雑言だけではなく、
違う思想家を叩き、蔑み、
その暴言は読んでいるだけで辛いので
今はもう読んでいない。

つい先日、テレビに、有名な右派の
高須クリニックの委員長と
その恋人である西原理恵子氏が出ていて
「私たち、思想はまったく
逆だけど、愛し合っている」というような
ことを言っていた。

昔、映画で「ジュリア」というのがあって、
リリアン・ヘルマンとダシール・ハメットという
二人の作家が思想を超えて、
愛し合う、という作品だった。

バーブラ・ストライサンド、
ロバート・レッドフォードの「追憶」もそうだ。
両方、結構古い映画だけれど。

僕たちは、各々がまったく違う属性で生まれ、
育ち、そこには自ずと考え方が産みだされてくる。
すべてが同じ人など、まずいない。

日本人だから、黄色人種だから、
宗教が同じだから、
男だから、ゲイだから、というくくりで
どれほどのモノを共有するかと言うと、
まったくそんな事ない。

基本的には、そういう事を
乗り越えて、関わっていきたい、
そう思うのだけど、
果たして、友情や愛情は
イデオロギーを超えることが出来るか。
個人的には、そうでありたいのだけれど。

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2019年12月10日

詐欺に巻き込まれそうになったという話

先日、常連のジョウ君が来てくれて、
突然、彼の家族が振り込め詐欺に
引っかかりそうになった、
という話をしてくれた。

ジョウ君のお母さんは、ここのところ
体調が思わしくなく、
たまたま昼過ぎに、様子を見に
ジョウ君が家に帰宅したら、
マスクをした見知らぬ女性がいたとのこと。

警察の人だということで、お母さんは
部屋に入れたということだったけれど、
どう見ても、そういう雰囲気ではない。

なおかつ、携帯で誰かと連絡を取っている。
どうやら「振り込め詐欺にジョウ君の家が
巻き込まれているため、その調査に」という
ワケのわからないことを言っている。

ジョウ君は咄嗟にこの女こそ、振り込め詐欺の
受け子じゃないか、と聞くと、大慌てで
玄関を出ようとする。

それからマンションを駆け下りる彼女を追って
ジョウ君は奮闘。
片手で彼女を押さえながら、
もう一方の手で警察に電話をかける。

それから10分。何人もの警官が来て、
彼女と共に、ジョウ君、そしてお母さんは
事情徴収するために、警察署へ。

細かいことはわからないけれど、
どうやら彼が想像した通り、
振り込め詐欺の受け子だったようだった。

その調書をとるのに、約3時間。

まさか、自分にこんな事が起こるなんて、
かなりクタクタになったようだった。

僕の周りで、初めて聞いた詐欺事件。
さすがに自分や、自分の家族だけは、
そう思っている人も多いだろうけれど、
こういう話を聞くと、
何があるか、わからない、そう思った。

ジョウ君、本当にお疲れ様。

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2019年12月07日

スマッシュ25周年

もう26年ほど前に知り合った仲良しの
カツミちゃんがやっているゲイバー
スマッシュが先週、25周年を迎えた。

先週はさすがにバタバタしていたので
昨日、店が終わってから、
お祝いに出かけた。

あまりお店との付き合いがない
僕自身は、こういうお祝いや挨拶は
苦手なのだけど、カツミちゃんは
気負うことなく、気楽な人。

前にも書いたけど、カツミちゃんとは
変な縁で、つかず離れず、
とても良い距離感で
繋がっていて、ちょこちょこ行くと
気さくに喜んで迎え入れてくれるのが有難い。

お互いに店をオープンする前からの
知り合いだと言うと、
あまり共通点を感じない人もいるようだけれど、
同世代だし、考え方や感じ方に
同調することも多い。

スマッシュに行くと、
たまに手伝うと言うマッチョな
イケメン君と、他店のマスターと
そこのアルバイトの人が
来ていて、金曜日の深夜と言うか、
朝がたまで、4人でしこたま飲んだ。

そこには、ジャンケンテキーラがあり、
エロ会話があり、いちいち大爆笑する、
という、なかなかうちの店にはない
気楽で、バカバカしくも(失礼)
心から楽しくなる、という魔物があった。

そうか。
カツミちゃんとは色々共感出来ながらも、
まだまだ学ぶべきモノが山ほどあるなあ。
そんなことをぼんやり考えながら
朝の地下鉄で帰路についた。

改めて25周年(うちの倍以上!)、
おめでとうございました。

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2019年12月06日

女装するゲイ

昨日の深夜、地方から来てくれたという
女装している30歳のカオルちゃんというコ。

何故、女装しているのかと言うと、
子供の頃から女装するのは好きだった、と。

かと言って、トランスジェンダーでもなければ、
ニューハーフでもない。
ゲイで、ペニスもちゃんとあるし、
ウケも出来ない。
でも、女装はやめられないのだ、と。

店をやっていると、今までも
そういう人は何人か来ていて
僕も今さら驚いたりはしない。

カオルちゃんは、今は普通のストレート相手の
女性がやっているバーで働いていて、
彼以外、店にいるのは全員女子だとか。

だから、ドラッグクイーンとかとは
ちょっと違う。
特になんの芸もないし、
する気もないようだ。

たまに「俺、ノンケだけど、
女装している男とやってみたいんだよな」
そういうお客さんがいて、
ホテルまで予約しているから、是非
と言われることもあるらしい。

しかし、お客さんとのプライベートな
交流は店で禁止をされているし、
自分自身も気乗りがしない、
だから絶対に断るようだ。

今まで付き合った人もいたけれど、
ゲイで女装していても良い、という人は
なかなかいない。
増して、自分がこの人は、と
思うような人は、ほぼ自分には
振り向いてくれないのだ、と。

ただ、いつか終わってしまうような関係を
求めて傷つくよりも、自分がどういうふうに
生きたいか。
今はそういう生き方を
追求していきたいのだそうだ。

結構、恋愛至上主義だった自分の
若い頃を思うと、彼はしっかりと
自分の足で立っているのだな、と
ちょっと胸を打たれた。

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2019年12月03日

親の介護について

昨夜は40代と50代、3人が
それぞれ70代から70代の親御さんが
大変だという話になった。

特に足を悪くして、寝たきりになってから
アルツハイマーが始まったという
ショウジ君のお父さんは大変そうだった。

そんな日に、やはり古い友人二人から
メールが入った。

一人はお母さんが脳梗塞で倒れ、
北海道の病院まで行き、
昨日、手術だったということ。

一人は栃木に住む昔の僕の彼氏で、
お母さんを病院に連れていっている間に
隣のうちからのボヤからのもらい火で
彼のうちの倉庫(そこの2階は
彼の子供の頃過ごした部屋だったらしい)に
引火、全焼したらしい。

二人とも、予想以上に、しっかりとしていて
「世の中、何が起こるか、わからないけれど、
突然起こった出来事を、きちんと
受け止めなければ」という気持ちだったので
ちょっとホッとしたけれど。

これから寒い季節が始まると
本当にお年寄りには大変だ。

僕はもう両親がいないけれど、
悔いのないように、孝行してあげてほしい、
そう思った。

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2019年11月28日

「幸せ」という気持ち

30歳のショウスケが、先週デートした
50代の人が割り勘でもなく、
自分がほとんど払わせられた、と
悔しく怒っていた。

よくよく聞いてみると、
万札だけで、細かいのがなかったので
自分が払います、と
ショウスケが支払いをしたようだ。

そのあと、飲みに行った場所で
「あ、さっき払ってくれたから、
ここは俺が」と彼が払ったらしい。

よくあると言えば、よくある話だ。
でも、その前に行ったレストランのほうが
高額だった、ということだった。

「自分で払いますって言ったのは
ショウスケなんだよね?」と僕が尋ねると
あとで、彼が「いくらだった?」と
聞いてくれると思っていたらしい。
20歳も違うのに、これはないって
思ったようだった。

確かに歳の差や、経済的な差はあると思う。
加えて、どういう関係かということもあるだろう。

「でも、とりあえず、
その食事は楽しかったの?」と聞くと
その時は楽しかったけれど、
終わってから、お金のことを考えると
辛くなった、らしい。

楽しかったなら良かったんじゃないか。
僕はそう思う。

その人がケチなのか、どうかはわからないし、
多くの大人たちは年上だからと言って
ポンポンとお金を使う人もいる。
でも、そうではない人もいる。

人と人が食事や飲みに行った時に、
歳の差や収入の差があれ、
絶対どうであるべきか、ということは
決して決まっていない。

どうであれ、その時にいかに
充実した時間を過ごせたか、
ということであり、それに
対価を支払ったのなら、
「それで僕は幸せだ」
そう思ったほうが、楽になるんじゃないか。
僕はそう思った。


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2019年11月21日

小学校時代の記憶の中で

昨日、20代、30代、40代の
常連の3人と話をしていて、
子供の頃の友人との話になり、
その時、自分のことでハッと
思い出したことがあった。

小学校4年生くらいの頃だったか、
同級生で仲良しの女のコが
放課後、僕に声をかけてきた。

「すごく面白いおじさんがいて、
『みつあき君、連れて来て』と言うから
ちょっと行ってみない?」

そう言われ、学校の近くにある
鬱蒼としげった林の中へと
入っていった。

そこに、作業服を着た40前後のおじさんが
「ええもの、見せちゃろか」と
僕にささやいた。
僕はまったく知らないおじさんだった。

そして、僕を連れてきてくれた女のコは
「うち、先に帰るわ」と言って、
そそくさと帰ってしまった。

おじさんは、ゴソゴソとポケットに
突っ込んでいた封筒から
写真を取り出し、僕に見せた。

全裸で股を開いている
女性の写真だった。

その時に、興奮するどころか、
とっても嫌な気持ちになったのは
僕自身、もはや、ゲイだったということだろう。

「おちんちん、大きくなるやろ」
おじさんは言ったけれど、
僕は逃げるように走って
林を駆け抜け出た。

咄嗟のことで、その時にはまったく
何とも思わなかったけれど、
今、思うと、そのおじさんは
ゲイだったのではないか。そう思う。

何故、僕を知っていて、指名して、
女のコに頼んだのか、
そしてそのコとおじさんの関係は
何だったのか。

謎が多い話だけれど、
もしあのまま残っていたずらを
されたりしていたら、
と思うとゾッとする。

トラウマになって、
男嫌いになったのだろうか。
まあ、それはないだろうけれど。。。

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2019年11月14日

個と集団

昨夜、遅い時間に来てくれたユキオ。
つい最近、ユキオは
友人が急死してしまって
その時に何人かの友人から
「お通夜とお葬式、どちらに行く?」とか
「何時くらいに着く?」とか聞かれて、
とても違和感を持ったと言う。

何故、故人を偲ぶ場所を、
まるでパーティのような交流と思うのか
ワケがわからなかったと言う。

そこから、ユキオと僕とで
集団行動、そして一人で行動する、
ということについて色々と話をしはじめた。

僕は、昔からどちらかと言うと
かなりの恋愛至上主義のようなところは
あったけれど、それでも基本的に依存体質ではない、
そう思っている。

ユキオも同様だが、恋愛も
依存の一種だと考えているようで、
そこは少し僕とは違っていた。

僕はパートナーというのが、
常に寄り添って生きていく、
ということではないと思っている。
それぞれが自立していた上で
何か困ったことがあった時には、
支え合える形が理想的だと。

基本的には、僕はなんでも
一人でやることが好きだ。
よく、お客さんに「映画や舞台など
絶対、一人では行けない、行かない。
まして、一人旅など、ワケがわからない」と
言われたりする。

ボランティアに行った話をすると
「ひとりで?」と聞かれて
ちょっと唖然とした。
ボランティアとは、
誘いあって行くものだろうか、と。

ユキオも僕もそうだが、
決して人との交流が嫌だというワケではない。
大勢でいることが楽しいと
思うことだってある。

そして、もちろん、寂しい、という感情もある。
海外を旅などして、食事をする時には
誰かと話をしながら、食べたいとも思う。

ただ「つるむ」というのが
苦手なのだろう。

色々考えてみると、団体行動からくる
「仲間意識」というモノが
強く生まれてくると、そこからこぼれてしまう人、
誘われなかったりする人や、
排除されたりする人、
そういうことをついつい、
考えてしまったりするのかも知れない。

それは協調性がない、ということとは
まったく違う話だったりする。

だから、昔から団体スポーツをやるよりも、
個人で黙々とやる、もしくは
一対一で対戦する、というほうが
性に合っていたのかも知れない。

ユキオと話しながら、
そんなことを考えた一夜だった。


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2019年11月12日

九死に一生を、という体験

昨夜、古くから仲良くしている
音楽家のシュウゾウが、友人のリョウタ君を
連れて飲みに来てくれた。

色々話をしていると、偶然にも
シュウゾウは僕が先週、栃木に
行った同じ日に、いわき市に
ボランティアに行っていたようだった。

彼は平日、ヒマな時間もあるから、と
彼はバスで行ったようだったが、
行くだけで結構時間がかかる。
2日、3日手伝おうとして、
宿泊施設に泊まると
お金もかかってしまうから
結局1日で帰ってきたと言う。

都市部から遠い場所ほど
人手不足が深刻だというだけに、
そこに行くのにはお金も時間もかかる。

被災者への支援もそうだけれど、
ボランティアをする人たちへの運賃の補助なり、
それは無理でも、東京からバスなどを出すという
助成金が出れば、
もう少しボランティアをしようと
思う人たちが増えるのに、と思う。

政治家の「何とかの会」とかに
使われるお金を少しでも回せれば、と。


まあ、そんな話から、神戸の震災の話になった。
シュウゾウの友人のリョウタ君は
その頃、大学1年で
神戸の古いアパートに暮らしていたらしい。

それも、あの倒壊した阪神高速道路の
真横にあったアパートらしく、
あの大きな揺れで一気に倒れてしまったらしい。

2階に住む人たちは助かったモノの、
彼が暮らす1階は全滅、彼は壁を腕で支え、
辛うじて足の骨折で終わったが、
彼の両隣りに住む人たちは
すべて亡くなったということだった。

そのトラウマはいまだに消えないようだが、
その時に経験した被災のこと、
来てくれたボランティアのことなど
色々思うことは多いようだ。

まさに九死に一生を得たことは、
何かをする時に、必ずリョウタ君の
頭をよぎるようだ。

彼とは逆に、僕の知っている人のご家族で
震災の時はまったく大丈夫だったのに、
その後、余震で瓦屋根に頭があたり、
お亡くなりになった、という
辛い話も聞いた。

災このように人の力では
どうすることもできないこともあれば、
何らかの形で乗り越えることもあったりする。

いずれにしても、そこから
僕らはどう学んでいくか、ということを
災害は教えてくれるような気がする。

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