2025年12月26日

小柄なことのコンプレックス

オカダちゃん、38歳。小柄だけど
ガッチリしていて、いわゆる可愛いタイプ。  
ただ、昔から背が低いことが
とてもコンプレックスだったという。
子供の頃は、クラスの座席でも、
朝礼でも行列でもいつも一番前。  
それが屈辱的だったらしい。
大人になってからも、ライブや
映画館では前の人の頭で見えないし、  
高いところのものは取れない。  
混んだ電車の中なんて最悪だとか。  
「背が低くて良いことなんてない」とよく呟く。
ゲイの世界に来てからは、身長が低いことで
嫌がられることもないし、
モテないわけでもない。  
それでも「なんでこんなに
低いんだろう」と思って、  
つい底の高いスニーカーを履いたり、 
髪を少し立てたりするそうだ。
背が低いほうが筋肉も付きやすいし、  
「ガッチビナイト」はあっても
「ガッデカナイト」なんてない、  
と僕が言っても、あまり慰めに
はならないらしい。
ちなみに、彼が求める相手は
身長170cm以上は絶対条件なんだとか。  
僕は個人的には、いくら身長が低くても
まったくノープロブレムなんだけどなあ笑
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2025年11月23日

熟年(笑)のつぶやき

店をやっていて、ずっと思っていたのは、
子供も孫もいないゲイであるせいなのか、
僕の頭の中や日常のあり様は
三十歳くらいで止まっている感じがすることだ。

若いと言われると、悪い気はしないけれど、
「大人である」という責任感や
立ち振る舞いも含めて、
これで良いのだろうか、とよく思った。

仕事も含めて、やりたいことだけをやる、
好奇心や執着心も強い。
だからその関心は
きりがないほど広がっていく。

疲れるとか、面倒臭いと思うことが
同世代より少なかったことも、
それはそれで悪いことではないと思っている。

ただ、ここのところ先のことを考えたり、
これまで想像しなかったような
不安に苛まれることが
少しずつ増えてきた気もする。

鬱っていうことでもなく、
それは「死」というものが、
それほど遠くなくなってきた
というメッセージなのかもしれない。

人より少し遅い気もするが、着実に
自分の年齢を踏まえながら
生きてこなかったから、今さら焦っているのだろう。

つい最近書いたように、いよいよ
AIと向き合う時が来たのかもしれないなあ。

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2025年11月13日

リタイアの話を聴いて

月曜日に、数年前に還暦を迎えた
スズモトさんが久しぶりに来てくれた。
彼は60歳でぴったり仕事を辞めたらしい。
今後どうするのか尋ねると、
もう働くことはしないと
きっぱり言い切った。
「それまでは本当に身を粉にして
とことん働いてきたから」と笑う。

彼は、毎朝少し早めに起きて、10キロほど歩く。
その後、気に入ったホテルレストランで
がっつり朝食を食べ、家に帰る。
知り合いと約束がない限りは、
一歩も外に出ないという。
食事は朝の一食だけで、
夕方からはお酒。その日の気分で本を読んだり、
配信ドラマを楽しんだり、あっという間に
一日が過ぎるそうだ。

思えば、50代でリタイアした人も含め、
僕よりも若くして仕事を辞めた
お客さんも結構いる。仕事でしっかり
儲けた人もいれば、株や遺産で
引退した人もいる。

経済的なことはともかく、自分はと言えば、
今のところこの仕事を辞める計画はない。
それは去年にも書いたが、僕が持っていると言われる
アルツハイマーの遺伝子にも抵抗したいし、
サラリーマンほどのストレスもほぼない。

優しいスタッフのおかげで長めの旅行も
行かせてもらえているし、
1日の労働時間も(このブログや
伝票整理や、イベントの打ち合わせとかあっても)
それほど長い時間ではない。

朝のルーティン後には、
映画を一本観て、ジムにも行ける。
「マルチタスクは脳に悪い」と言われながらも、
ついついジムでラジオを聴いたり、
食事しながら本を読んだりしてしまう。
人からは「生き急いでいる」と言われたりもする。

いずれにしても、もうそう長くはない
ゴールに向かって、それぞれが
いろいろ考えながら生きているんだな
そう改めて思う今日この頃だ。

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2025年10月24日

年上の方から学ぶこと

昨日は1年ぶりに僕より年上の
タカダさんに久しぶりに来ていただいた。
彼は都内西部にある屋外のハッテン場に
行くことを生活の楽しみとしているが、
そのことは以前ブログで書いたと思う。

タカダさんは、そこでハッテンする
というより、何となく眺めたりして
たまに人と話したり、と過ごしているらしい。

たまに誘われて気分が乗れば
そういう行為に参加することもあるけれど、
基本はまったりとしているのだという。

そしてみんなが帰り始めると、
散らかったゴミを拾うことも
前にブログに書いていたのを覚えている。

そんなタカダさんは元々、山登りや
ソロキャンプが好きだったそうで、
そうした名残もあり、いつもリュックに
細かい常備品を入れている。

彼が見せてくれたリュックは、
10キロ以上は軽くありそうだった。
僕が尊敬するプロスキーヤーの三浦雄一郎さんも、
重いリュックと重り付きのスニーカーで
毎日かなり歩いていたという話を思い出した。

タカダさんのリュックの中身を見せてもらうと、
防寒着やヘッドライト、絆創膏が入った
ファーストエイドキット、
鍋やコップを汚さないための袋、
小腹が空いたときの栄養食、さらには爪切りまで、
小分けにした袋にきちんとまとめられていた。

毎日これを持ち歩く必要はないだろう
そう思うが、おそらく足腰や体力を維持も出来る、
そんな思いなのかも知れない。

そう考えると、自分もジムや散歩のみならず、
もっともっと残された体力のことを、
考えなければと思った。

いつも言うことだが、店をやって良かったと
思うことの一つは、こういうふうに、年上で
見習わなければならない人に
会えることだったりもするのだ。

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2025年10月23日

物価高から考えること

リュウセイ君35歳は、とてもマメな性格で、
あらゆる生活記録をつけているらしい。
ジムの記録、体重の増減、血圧、
食事のカロリー計算、家計簿。
さらにコロナ以降は毎日の
体温まで加わったという。

そんな記録から確実に分かるのは、
この5年間の食事の変化だという。
それまではずっと自炊をしていたけれど、
コロナ禍になってからは、レトルトや
フードデリバリーが増えて、
落ち着いてからまた自炊中心に戻ったそうだ。

ただ、家計簿を見ると、食材の値段は
世の中で言うところの1.2倍どころか、
彼にとっては1.5倍以上になっていた。

もちろん給料が1.5倍に増えたわけでもない。
だからジムのパーソナルトレーニングをやめたり、
外食や外飲みを減らしたりして
バランスを取っているのだそうだ。

それでも、ゲイの友人が多く、
よく誘われるらしい。
そこには当然、経済的な差もある。
どんな仕事をしているのかを知っている
友人もいれば、全く分からない人もいる。
羽振りが良いなと思う人もいれば、
逆にケチだなと思う人もいる。

大勢で過ごす時間の楽しさも確かにあるけれど、
その中のちょっとした差異に、ふと仲間から
外れたくなる気持ちが湧くこともあるらしい。

自分の若い頃は、インターネットも
携帯もなかったし、今よりク多くの人が
クローゼット色が強くて、
バー以外で集まることも少なかった。
だから人付き合いの輪も今ほど広がらなかった。

いまの時代、どんどん知らない人と
つながれるのは楽しいことでもあるけれど、
そのぶん面倒も増えているのかもしれない。

人との距離を測るのが難しい時代に、
リュウセイ君の記録のように、
せめて自分の軸だけは見失わないようにしなきゃな、
そんなふうに考えたりする。

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2025年10月20日

遅れてきた春

先週末、初めて店に来てくれたのは、
65歳になるキノモトさんだった。
彼は学生の頃、一冊だけゲイ雑誌
「薔薇族」を買ったことがあったと言う。

けれど、それから二丁目に出るわけでもなく、
ハッテン場に行くこともなく、
まったくこちらの世界に関わることなく、
30歳前に結婚されたらしい。
その後、子供も成長して結婚し、
孫までできて、仕事もリタイアした。

そんな時、去年、とあるゲイマッサージの
スタッフをSNSで知り、
それ以来ずっとその彼の投稿を
追いかけていたそうだ。

そしてこの初夏、意を決して彼のもとを訪ねた。
最初はストレートとして、
ごく普通のマッサージを受けたらしい。

しかし通ううちに、そのマッサージ師との
会話を通して次第にこちらの世界のことを
知っていったようだ。
結果的に、そこからゲイバーを何軒か回り、
通っていたマッサージも、何度目からかは
フィニッシュまで経験するようになった。

気になっていた身体の一部のことで
病院に行き、そのついでに最近流行っている
PrEPを処方してもらい、そして
何十年かぶりにジムにも通い始めたという。

家庭があるので、今さら誰かと恋愛を
という気持ちはないらしい。
それでも、そのマッサージ師のもとに
通いながら、少し遅れた春を
楽しもうと思われているようだ。

いくつになっても新しい世界を見つけ、
知っていくことは決して悪くない。
僕もそう思う。これからも素敵な
ゲイライフを楽しんでいけたら良いですね。

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2025年10月17日

幼少期の記憶

一昨日のブログで、自分がゲイだと
悩んでいた友人の自死について、
お客さんの話を書いたけれど、
それで改めて自分の幼少期を思い出した。

自分も子供の頃から男性に興味を持っていた。
一番古い記憶は、幼稚園の時に、昨日あった
出来事の絵を描きなさいと言われた。
僕は当時のアニメ「鉄人28号」で、
鉄人を操縦する正太郎君が
海に沈んだ鉄人を救うために、
上半身を脱いで海に飛び込むシーンに
ものすごくドキドキしながら描いたのだった。

ちなみに、この「正太郎君」こそが、
男の幼児性愛者の通称「ショタ」と
呼ばれる元になったと言われているけれど、
幼稚園児だった自分にとっては、
アニメでもお兄ちゃんのような存在だった。

その後、小学校に上がり、スポーツ万能の
ハンサムな転校生をカッコいいと思っていた。
臨海学校で彼だけが運動靴のまま
小川の浅瀬に入っていき、自分も真似してみたが、
帰りのバスで濡れた靴と靴下
が気持ち悪くて後悔したこともあった。

中学校ではバレー部のキャプテンの
仕草にクラクラしたこともある。

ただし、その感情は恋愛感情ではなく、
単なる性的感情だった。

みんなが女性の裸で興奮すると聞き、
自分だけが男にドキドキしていたことに
初めて気づいたのが中学校1年くらいの頃だ。
クリスチャンだったうちの両親は、
ゲイどころか性的な話題自体に厳しく、
モンローやソフィア・ローレンらの
映画は観られなかった。

その代わり、自分は「太陽がいっぱい」の
アラン・ドロンの半裸姿に夢中になっていた。
こういう傾向があるのは自分だけだと
思い込み、悩みはどんどん大きくなっていった。

書き出すと、ついつい長くなってしまう。
この続きはまた明日にでも。

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2025年10月09日

ジェンダーについて考えてみる

自民党の新総裁が高市氏になって、
初の女性総理となるかどうかで
世間は盛り上がっている。

それを思うと、ゲイの間でも女性に
対する感じ方には結構な幅がある。
女の人とうまく話せない人もいれば、
(ミソノジーと言われる嫌悪を持ってしまう人
子どもの頃から女性の友人が多く、
今もそのほうが楽だという人もいる。

ただ、どちらのタイプも、基本的には
セックスの対象が女性ではない点は共通している
(もちろんバイセクシュアルは別として)。

実際、日常の中では異性や同性について
苦手意識や気になる部分を持つ人は男女問わずいる。
声のトーンや匂い、会話の雰囲気なんかも、
個人によって敏感に感じるポイントはそれぞれだ。

社会にはさまざまな意見があり、
時に男性や女性について激しい言葉を使う人も多い。
「女という存在が苦手」「声が高い」
「噂話が好きで騒がしい」
「交通機関で髪の毛や香水がきつい」
うちの店にも圧倒的な女性嫌いで、
横にいるだけで不愉快と言って、
会社を辞めて自営にした、という人もいる。

女性は女性で「男は下半身だけで動く、ガサツ、
女性の気持ちなんか理解しやしない、
自信過剰で上から目線」という声も
よく耳にする。

ただ、こうした感情や苦手意識も、
個人の経験や生い立ち、環境に
大きく左右されるものなんだろうと思う。

誰かが苦手だからといってイコール性別への
偏りや差別になるとは限らないし、
単純に男対女、ゲイ対レズビアン
ということにもならないだろうなあ。

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2025年10月03日

世界の色々な動きから

昨日、お客さんと珍しく色々時事ネタを
話していて考えたこと。


あと数日で、イスラエルとハマス
そしてその背後にいるガザの
武装勢力との衝突からもう2年が経つ。
ウクライナについてはもう3年半が過ぎた。

毎日のようにニュースを見ていると、
ガザでの物資が途絶え、痩せ衰えたNGOスタッフや
プレスも含めて、餓死寸前の
人々の映像が流れてくる。

イスラエル軍による空爆で、
既にガザの死者が数万人を超え、
そこには女性や子どもも大量に含まれている。

家屋の大部分が廃墟と化し、
水も食料もなくなった場所で、
多くの命が静かに、だが確実に消えていく。

国防総省に「戦争省」の呼称を加える
大統領令を出しながら、自分は
戦争を止めている、と
ノーベル賞を欲しがるトランプには
ほとほとうんざりさせられる。

一方で、日本国内では、物価高や
外国人排斥、そして誰が勝っても
何も変わらない自民党総裁選
といったニュースが延々と流されている。
遠い地の出来事のは、容易にかき消される。

自国で山積みの課題の方が、僕たちにとって
身近で現実感があるのは当然だと思う。
ただ、爆撃も本当の飢餓も経験したことがない
この国の生活の中で、凄惨な報道の映像にも、
いつの間にか麻痺していく。

ゲイバーなんてやっていると、日常も
エロもごった煮で、飲みながら
こういう「重い話題」を敬遠する人も多いし、
白ける、と思う人もそれなりにいるだろう。
けれど、だからと言って脇に置けるものでもない。

この前店に来たサウジアラビアの
お客さんはこんなことを言っていた。
「俺たちゲイは、日本のように
自由になんて生きられない。
必死でバスや車に乗って、国境を越え
バーレーンのゲイシーンに行くしかないんだ」と。

世界のあらゆる状況は、僕らの生活
(それは笑いやエロいことも含めて)と
常に背中合わせにあることを
思いながら、自由に感謝していきたい、
そう思う。

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2025年09月26日

言葉の使いかた

よく来てくれる50代のキミヤが昨夜、
ベンチプレスで170キロを挙げる
同世代のリョウタを前に、
最近、職場でやらかした失敗談を話した。

キミヤのすぐそばに座っていた23歳の
新入社員が「ジムで100キロを挙げられた!」と
喜んでいる時、キミヤは彼に対して
「何を目指しているの?」と尋ねたらしい。

その23歳は「キミヤさん、それは愚問ですよ」
と呟き、周りにいたスタッフたちは彼の
先輩に対する返答の仕方に凍りついたという。

もちろん、同僚や周囲の人間はキミヤの
言い方に問題があると指摘した。
確かにキミヤの言い方は少し上から目線で
バカにしているように聞こえなくもない。

「え? ボディビルの大会とか出るの? すごいね」
といった答え方なら後輩も喜ぶのではないか、
と大きな身体のリョウタも言う。

こういう話を聞くと、そうだよな、と
客観的に想像できるけれど、
こういうちょっとした物言いは
ふとした瞬間に自分もしてしまっているだろう、
そう思う。

上から目線やバカにするつもりは全くないのに、
お客さんと距離が縮まると親しさ余って
そういう言葉を使いがちかもしれない。

こうした話を聞くたび気をつけようと
思いながらも、ついついやってしまう。
リョウタは「『ついつい』という言葉は
サービス業にはないよね」と言う。

確かにその通り。キミヤの話から
学ぶことも多かった。

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2025年09月24日

断捨離について

先日来てくれたキョウゾウちゃん、55歳。
数年前に大腸がんを宣告され、
手術をして一命を取り留めたという。
今はすっかり元気だけれど、
それがきっかけで断捨離を
始めることにしたそうだ。

読まなくなった本、聴かなくなったCD、
着なくなった洋服、履かなくなった靴など、
そういうものをばっさり捨てたり、
売ったり、人にあげたりしたらしい。
結果として持っていたものの
三分の二ほどがなくなり、
とても身軽になったと言う。

「断捨離」という言葉は、僕の子供の頃には
聞いたことがなくて、調べてみると
1970年代にヨガ指導者の言葉から生まれ、
それを使ってベストセラーにした作家が
商標登録したらしい。

それはともかく。僕自身もこんな年齢になり、
本やCDはもちろん、特に映画関連のもの、
古いパンフレットやプレスシート、
VHSやレーザーディスクなど、
作り付けの棚や家のトランクルームに
びっしり収まっている。

それを全部改めて見ることはないだろう。
ただ、置いておくものと捨てるものを
分けることを考えただけでゾッとする。

ネット時代の今、配信やサブスクで、
ほとんどのことはスマホ一台でなんとかなる。
あれだけ執着していたのは何だったんだろう。

そんなふうに思いながらも、どうやって
整理していけばいいのか。

キョウゾウちゃんいわく、「考えずにどんどん手放す!」。
そんなことを言われてもなあ…。

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2025年09月22日

年齢はただの数字か

先日も書いたように、一昨日は
店の18年目の当日で、多くのお客さんに
お祝いしてもらい、本当にありがたかった。

このブログにも何度か書いているように、
店がオープンした2日後の今日が、
僕の誕生日だ。

これは仕組んだわけでもなく、
本来は5月ごろにオープン予定だったが、
いろいろな理由で遅れに遅れて、
偶然この日になってしまった。

というわけで、店をオープンした日は
まだギリギリ40代だったが、
その2日後に僕は50歳になった。

そして、18年後の今日、68歳に。。。
六十八歳!いつも石破首相や
立憲の野田氏と同じ年齢だと言うと、
若い、若いと言われるけれど、
目の前には70歳という大きな壁が
立ちはだかっている。

55歳を過ぎると、確かに見た目は
人によって少しずつ変わっていく。
比較的ラフな格好をしたり、
一応長くジムに通ったりしているので、
一般の同い年の人よりは
少し若く見られるかもしれない。
日々、若い人たちと交流しているのも
理由かもしれない。

しかし、この歳になると、中身だ。
上に書いた政治家や多くの同世代の
生き方やあり様を考えると、
自分は恥ずかしいほど稚拙で青臭い。
とても人様にリスペクトされるような
崇高な生き方などこれっぽっちも
出来ていない。

もうこの年齢だから、いくら努力しところで、
さすがに中身は大きく変わらないだろう。

とはいえ、おかげさまで何とか
まだ健康で、やりたいことや
夢、理想も相変わらずある。

というわけで、これからさらに
老いさらばえていくだろうけれど、
今後とも末長くよろしくお願いします。

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2025年09月18日

18周年を前に

明後日、9月20日は、うちの店の
オープンからちょうど
18年の記念日になる。

2日ほど早いけれど、18年目を
迎えるにあたり、今の気持ちを
少し書いておきたいと思った。

あれから18年、あと2年で
もう20年になる。
20代で仕事を始めてから、
40歳になるまでの時間と
同じぐらいだと思うと、感慨深い。

若い頃の仕事の悩みや、その時間の長さ、
自分なりの成長や変化も、
この18年とは比べものにならない。

たくさんのお客さんとスタッフに
支えられて、何とかここまで
続けてくることが出来た。
それは、本当に感謝しかない。

世の中には3年や5年で
クローズしてしまう店も少なくない。
体を壊して仕事ができなくなる、
そんなことも、幸いなかった。

もちろん、その間に母の介護もあった。
でも母は本人の希望で施設に入った。
「あなたには絶対迷惑をかけたくない。
仕事をしっかり頑張って、好きなように
生きてほしい」と言ってくれて、
その言葉通りに、施設で
穏やかな最期を迎えた。

この18年、何度も派手な
周年パーティーをやらせてもらった。
エスムラルダをはじめ、多くのゲストや
スタッフの支えもあった。
これも本当に有り難かった。

20周年の盛大なパーティができるかどうかは
まだ分からないけど、この2年間は
静かに周年を噛み締めようと思っています。

これからも店を、そしてスタッフを、
どうぞ引き続きよろしくお願いします。

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2025年09月03日

継ながれる命と繋がれない気持ち

先日、地方都市で50歳になる
とある人からメールが届いた。
彼は長い間このブログを
楽しみに読んでいただいていると言う。

彼は幼少期から畜産農家の家で育ち、
妹との二人兄妹で何十頭もの牛を世話してきた。
中学生の頃、テレビドラマ「同級生」を観て、
自分はゲイだと確信した。
同級生の中で好きな相手もでき、
高校から大学で大都市に行くのが楽しみになった。

しかし、高校三年の時に
お母さんが病気で亡くなり、医療費もかさみ、
とても大学に進学できる状況ではなくなった。
妹も家のことを考え、結婚せずに家に残った。
今は父も体調が悪く、日雇いのバイトを使って
何とか家業を続けている。

早朝からの仕事には慣れているが、
肉体的にも疲れるし、牛の世話で常に汚れる。
子牛が生まれれば一日がかりの世話になるし、
大きくなって愛着が湧いた頃に
屠殺場への車に乗せるのは、今でも辛い。

ゲイに関しては、大阪のゲイバーへ
二度ほど行ったことがある。
その時サウナを紹介され、そういった
関係になったのは一度だけだった。

ネットやアプリの話もよく耳にするが、
そもそも人と会う時間がほとんどない。

そんな中、僕のブログで都会のゲイたちの
驚くような生き方や自由さに触れ、
いてもたってもいられず、
メールを送ってくれることにしたようだ。

彼は「自分には子供もいないし、
跡を継ぐ若い人を探さなくてはならない。
牛たちが多くの人の口に入って
いくのだと思うと、誇らしい気持ちになる」と書いている。

ゲイというのは「性的なことなのだ」と
彼は定義しているのだと言う。
恋愛について考えると切なくなるし、
自分の人生には、なくて当然だと
自分に言い聞かせている。

ただ、自分の来世がもしあるなら、
都会で明るく楽しいゲイライフを送ってみたい。
その思いを胸にこのブログを
読み続けてくれているのだそうだ。

そのメールを読んで、むしろこちらが切なく、
辛くなってしまった。
自身の性を知りながら、こうして生きる人は
世の中にたくさんいる。
いや、こういう人のほうが、多いのかもしれない。

僕がそれについて考えたところで何も変わらない。
しかし、その分、今の自分の日々を
しっかり謳歌しなければならない、
そんなふうに思わせられた。

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2025年08月27日

ゲイ教師の悩み

つい先日、地方都市で小学校の
教頭をやっているドウジマ君と
色々話をした。

彼は今、50を過ぎているのだが、
候補に挙がって試験を受け、
教頭になったのは40代後半の頃だった。

本来ならもう少し教壇に立ち、
もし教頭になるとしても55歳くらいで、
そう思っていたそうだ。

教頭というのは基本的に「校長の補佐」
なのだろうと自分は思っていた。
ところが実際は、国や都道府県から来る
膨大な書類、他校や保護者とのやり取り、
そのほとんどを担うのが教頭の仕事だという。

もちろん校内で何か不具合があったり
破損が生じたりすれば、実際の作業は
用務員が担当する。しかし、その細かい
管理や段取りをするのは彼の役割だそうだ。

ここ5年から10年で大きく変わった
ことのひとつが、生徒の呼び捨てや
「お前」「君、さん付け」の扱いに関する問題だ。
例えば「⚫︎⚫︎、この教科書、お前のか?」と
気軽に口にしただけで、すぐに親から連絡が入る。
叱る場面でも「〜しなきゃだめだろ!」ではなく、
「〜してください」と言わなければならない。

そんな彼は、地元の親しいゲイの教師仲間と
飲みながら愚痴をこぼし合おうと、
昔から通っている馴染みの飲み屋へ行く。
そこで待っているのは、「どうして結婚しないの?
 二人ともモテそうなのにもったいない。
うちに来ている子を紹介しようか」といった
遠慮のない声だ。
学校で縛られているルールなど、
ここではまるで通用しない。
「やれやれ」ドウジマ君はそうつぶやいた。

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2025年08月15日

お盆の日に思う

お客さんの中で、地方都市出身のカミダ君は、
今日、実家に墓参りに帰ると言っていた。

彼のみならず、墓参りをする家族も
多いと思うけれど、昨今のこの暑さで
代行業者に頼んだり、夜に開いている
墓地も少なくないらしい。

うちの両親は二人ともカトリックだったので、
神戸の共同墓地に眠っている。
カトリックでは、初七日や四十九日、
何回忌といった慣習もない。
お盆も「亡くなった故人が戻ってくる」と
いうことになるけれど、カトリックでは
「神のもとに召される」という考えから、それもない。

そういえば、ディズニーアニメ『リメンバー・ミー』では、
「死者の日」に霊が戻るということが描かれていた。
メキシコと日本は似ているということなのか。

というわけで、僕や残された家族は、
思い思いの日に父母二人の墓参りをすることにしている。
父は「墓はいらないから、遺骨は海に撒いてくれ」
そう言っていたが、母がひとつかみだけ父の骨を持ち帰り、
「一緒に埋めてほしい」という母の頼みで
共同墓地に納めることになった。

僕には子どもや孫がいないので、
僕も父と同じように墓はいらない。
ただ、それでは死んだらどうしてもらうか。
いつ、何が起こるかわからない今、
相棒や妹にきちんとそれを伝えておかなければならない。

そんなことをぼんやりと考えるお盆だった。

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2025年08月08日

30年以上ぶりの再会

先日、日航機墜落事件の日に出会った人が、
35年ぶりくらいに店を偶然訪れてくれたと
いうブログを書いたけれど、昨日はなんと、
おそらく33年ぶりくらいに
ツツミさんという人が来てくれた。

さすがにそれくらいの年数が経っているので、
最初は誰だかわからなかった。
ただ、どこかで会ったことがある気がして、
「いつ頃、店に来てもらえました?」なんて
野暮なことを聞いてしまった。

メールも携帯もない時代に知り合った人たちとは、
電話番号しか交換していなかった。
また、一度連絡が途絶えると、
そのまま年月だけが過ぎていった。

今回、ツツミさんはFacebookで
「この人知り合いでは?」という表示の中に、
僕が出てきたのだという。
そして名前から店を探し当ててくれたそうだ。

ツツミさんは当時、目を見張るほどの
いい男だったが、中年を過ぎた今も
いかにもモテそうな、まさに
イケオジになっていた。

彼と当時、どのくらい会って、どんな
話をしていたかはあまり覚えていなかったが、
読書家の彼から借りた本を、当時彼が
行っていたバーに、返しに行ったことは
よく覚えていた。

僕のことをどれくらい覚えているか、
ツツミさんに尋ねると、彼は二十歳そこそこから、
かなり細かく日々の日記を書いており
(膨大なノートの量らしい)、
そこに記録が残っているので
ほとんど覚えていると言う。

その頃の僕が、彼の日記の中でどのように
書かれているんだろうか。

いずれにしても、僕が店をやっていなければ、
こうした再会はまずなかっただろう。
それにしても、よく訪ねてくれたものだなあと、
とても嬉しく思った。

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2025年08月07日

良い年をして、について

僕の歳になると、というか、
おそらく50を過ぎたあたりから
(自分はとっくに過ぎているが笑)、
何かをするたびに「いい年をして、
こんなことしていていいんだろうか」と
思う人は多いのではないか。
いや、それは僕だけだったのかもしれない。

特にゲイの場合、自分の年齢感覚が
あいまいになりがちだと思う
おそらくストレートは、子どもの成長と共に
自分の年齢に折り合いをつけていくのだろう。
ふと気づくと、40代で20代のような、
50代でも30代と変わらないような
格好をしていたりする。

加えて、僕らは自分の子どもに
どう思われるだろう、なんて
心配することもないから、
その傾向はどんどん顕著になる。

生活スタイルや趣味への向き合い方にも表れる。
この歳になって、こんな店に来て、
こんなものを食べているなんて。
こんなものに熱中しているなんて。
こんなことに大騒ぎしているなんて。
その他、いろいろだ。

ただ、逆に言えば、この年齢になったからこそ、
そうした「世間一般の想像」や「思い込み」を
丸ごと手放すことができるようになる。
たとえどれほど幼稚だろうが、
バカにされようが、自分が自分らしく
いることが、いちばん大事だと思ってくる。

そういう自分を「誇らしい」とか
「かっこいい」とまでは思えなくても、
「仕方がない、これが俺だもん」と
思えるようになった、そんな境地に落ち着いたのが、
ここ数年の、自分の中に起こった変化で、
かつてはまったくなかった。

そんな私ですが、今後ともよろしくお願いします。

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2025年08月03日

京都からの若者

昨日は、常連のタクミ君、46歳が、
新しい彼氏のジュンジ君、22歳
を連れて来てくれた。

ジュンジ君は京都生まれ、京都育ち。
古都で生活してきた彼だが、多くの人たちが言う
「京都の人はよそ者に冷たく、意地が悪い」
という評価が、なぜ広まっているのかは
本人にはまったく分からないらしい。

少なくとも、彼のおじいさんか
その前の世代の話であって、自分たちの
世代は絶対に違うと断言していた。

確かに、大阪で生まれ育った自分から
見ても、関西の中で京都は少し
特別な印象があった。
ただ、京都の人と深く関わった経験もなく、
成人してからも京都のゲイバーには
一度も行ったことがないから
イメージでしかない。

少し話が逸れるが、コロナ禍の頃、
ジュンジ君は高校2年から3年だった。
高校1年ではなかったので、友人の顔が
分からないということはなかったけれど、
授業はすべてリモートで行われていた。
自宅にいるにもかかわらず、
生徒全員が制服に着替えなければならなかったそうだ。
その理不尽さは理解できなかったらしい。
まさか、そんなことがあったとは驚きだ。

その話を聞いて思い出したのが、
以前店に入ってくれていた
スタッフのハルキの話だ。

彼はちょうど店で働いていた時期に
就職活動中で、オンライン面接を受けていた。
普段はシャツにネクタイ、下は下着と
いうスタイルで臨んでいたらしいが、
ある会社の面接の時、下着を洗濯中で
たまたまズボンを履いていた。
すると、その時に限って「ちょっと
立ってみてください」と言われたのだそうだ。

理由は不明だが、面接時の姿勢や
心意気を見られていたのではないかと、
ハルキは笑っていた。

ハルキの話にしても、ジュンジ君の話にしても、
本当に時代を感じさせられる。

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2025年07月23日

旧友の帰省と今後

すごく古い友人のカツジは、
長く付き合っていたパートナーと
地方都市で事業を営んでいた。

しかしここ数年、二人はさらに
良い関係になるために別れる決断をし、
カツジはすべての事業を相手に譲り、
この春、生まれ育ったさらに田舎の地へ戻った。

ちょうど還暦を迎えたカツジは、
「儲けるだけ儲けたから、
もうあくせく働くのはいいや」と笑う。

実家も両親が亡くなり、近くに住む兄弟は
すでに結婚しているため、残された実家を
カツジがゆっくりと手直しし、
自分の好きなように住むつもりらしい。

子供もいないし、これからどうなるかも
わからないが、好きなことをやってきたから、
不安も不満もないのだという。

気持ちに変化があれば、昔暮らしていた
アメリカ・パームスプリングスで
旧友たちと楽しむのもいいな、とも話している。

どちらにせよ、カツジは自分なりに資産を築き、
それを自分自身のために
心ゆくまで使って死のうとしている。
実に潔い考え方だ。

「長く付き合ったって、死ぬときは一人だからね」
とカツジは言う。確かにその通りだ。

年を重ねると、病気や経済的な不安に
悩まされる人も多いように思う。
ストレートの人よりも、子供や孫に
残すものがないゲイのほうが、
カツジのようにゆとりのある暮らしを
する人もそれなりにいるのかもしれない。

それでも「なるようになるさ」と、
この年齢で余裕の笑みを浮かべるカツジは、
やっぱり素敵だと思った。

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