2023年03月18日

夢を追いかけるということ

50歳を目前にしたリュウタロウさんは、
親御さんの好みや教育もあり、
小学生くらいの頃から、
ファッションにものすごく興味があった。

彼は10歳前後の頃、いつか
外国の大きなファッションショーに
どんな形で良いから出たい、
そう願っていたようだ。

大学を出てから、ずっとその手の仕事を
探り、探りやっていて、
30を超え、40代になった頃、
驚くほど色々なことが実現したらしい。

そして、彼はある業界では
非常に高く評価され、
今となっては、まさかこういうところに
自分が立つようになるとは思わなかったと言う。


僕は10歳前後の頃は
漫画家になりたかった。

ただ、中学、高校と進むに連れ、
漫画から気持ちは映画に移り、
その後、二十歳を過ぎてから
ゲイの世界を知る前に、
映像業界へと進むことが出来た。

ここに何度か書いたけれど、
色々な流れの中で、
当時、世間では眉をひそめられるような
AV業界にも身を置いた。

しかし、その繋がりから、映画の紹介などを
雑誌に書くようになり、2001年には
まったく想像もしなかった
カンヌ映画祭に行くことも出来た。

その後まさかのゲイバーの店主になることは
夢どころか予想もしなかったことだけど。

人それぞれには色々な夢があり、
実現する人も、まったく違う人生を
歩む人もいる。

リュウタロウ君の話を聞いて、
それこそ、今流行りのマルチバースで
あの時、他の選択をしていたら、
今の人生はどうなっていたんだろう、
なんてふと考えたりした。

posted by みつあき at 17:17| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月05日

また突然の訃報

昨日、店をオープンする直前に、
お客さんから連絡が入って、
2丁目の"TAKASHI"のマスター、
タカシさんが亡くなったという。

タカシさんは、僕よりも一歳年上で
僕が行った20代の頃、それこそ
新宿2丁目の3代イケメンマスター、
と言われていた一人だった。

ちょっと濃いめの三浦友和のような
甘いマスクで多くの人たちを魅了していた。

僕は、おそらく、当時行き着けていた
クロノスで知り合った友人が
連れて行ってくれたのが最初だったと思う。

ほとんど他のお店とはお付き合いがなかったという
タカシさんは、彼よりも少しだけ年上だった
HIROKIという店のマスターヒロキさんと
本当に仲が良かった。

二人は休みも合わせて、よく歌舞伎や
食事や、美術館に行かれていたようだった。

ただ、そんなヒロキさんも10年前に亡くなり、
その時の辛さを、その直後、タカシさんから
聞いたのが、僕がお店に伺ったのが
最後だった。

そうそう。他店にはほぼ行かないと
言われていたタカシさん、うちのオープンの際に
来ていただいたことも忘れられない。

その後、よくうちの店の前で、彼の通勤途中に
すれ違い、挨拶だった。

今回、つい先月まで普通に営業をされていて、
店とマンションの間の路上で倒れ、
そのまま心不全でお亡くなりになったと伺った。

僕が店をオープンして、何人の
マスターたちがお亡くなりになったんだろう。

本当に人の命というのは、誰も
想像つかない。
ご冥福をお祈りします。

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2023年02月26日

レジェンド・オブ・GOGO

昨夜は10年ぶりくらいに、僕よりも
5歳ほど年下のスグルが
新しい彼氏(スグルよりも18歳年下)
を連れて来てくれた。

スグルは、うちの店がオープンする直前、
当時、最高齢GOGOとして40代後半で
クラブデビューした。

そんな年齢だったのに、
何がそうかきたてたのか聞くと、
「とにかく人がやっていない、ということを
やりたかったのだ」と言う。

そして、スグルは当時付き合っていた
元カレとうちの店には、よく来てくれた。

思い出すのは、二人で銀座の
ティファニーに行き、指輪を作った帰りに
楽しそうに来てくれたことだ。

その話を改めて「若くもないのに、
やっぱり若かったんだよなあ」と
笑いながら話すスグルに、
笑顔でうんうん、とうなずく今の彼氏。
相手の過去の話にも嫉妬する人もいる中、
大人だなあと思った。

そんな元カレと別れてから、
スグルは仕事を辞め、
酷い腰痛で入退院を繰り返したかと思ったら、
その後は、親御さんの介護で大変だったのだそうだ。

4年前に最後のGOGOをやる、
ということで舞台を踏んだのも、
今は懐かしい思い出だと言う。

「そっか。スグルはレジェンド・オブ・
GOGOだったんだね」と僕が言うと
照れくさそうに、でも頑張った、と
スグルは笑った。

体調は戻ったものの、親御さんが亡くなり、
このまま自分も死んでしまったほうが
いいのかも、なんて考えている矢先に
出会ったのが、今の彼らしい。

SNSがあったところで、僕らの世代は
10年も会っていないと何をしているか
わからない人もたくさんいる。

そういう意味では、とりあえず元気で
また、新たなパートナーと会えた
スグルの顔を見て、つくづく良かった、
そう思った。

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2023年02月22日

LOVE ≠ VIOLENCE

この前来てくれたアツオが
高校の卒業式の時の印象深い話をしてくれた。
まったく友人でもなかったクラスメイトに
前からお前が気に食わなかった
と一発、頬っぺたに見舞われたらしい。

まったく思い当たるふしがなく、
痛いとか腹立たしい前に、
不思議だったと言う。


僕が幼少の頃は、周りの子供たちが
よく殴り合いの喧嘩をしていたものだけれど、
当時は、僕もほとんど人から殴られたことも
殴ったこともなかった。


ただ、恋愛の中で、一度だけ
相手を殴ってしまったことがあった。
今思い出しても、恥ずかしく
悔いが残る行動だった。

大好きだった相手と、付き合って1年くらい
経つか経たないかの頃、彼を誘い、
仲間たちと一緒にクラブに行った。

そろそろ帰ろうとした頃、
相手が見当たらないので、探していたら
クラブの暗闇の中で、知らない男と抱き合い、
キスをしていたのを目にしてしまった。

彼がドアから出てくるのを待ち、
嫉妬にかられた僕は、
彼を殴ってしまったのだった。

それが別れの理由となった。
まさか自分がそんなことで手を出すとは
思えなかったけれど、ただ、ただ
若かったのだと思う。


たまに店でも付き合っている相手から
DVを受けていたという話を耳にすることがある。
愛しているからこそ、手が出てしまう、
だからこそ、自分も許してしまう。
そんなことから、果ては精神のみならず、
関係も決して元に戻るどころか、
ボロボロになっているのだ。

僕も含めて、たった一度であっても
決して暴力は許されることじゃない。

愛するが故なんて、言い訳に過ぎないのだ。
自戒を込めて、暴力は闇しか生まない、
改めてそう思う。

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2023年02月18日

それぞれのゴールとは

昨夜は比較的暖かい金曜日の夜なのに、
比較的早い時間はヒマで、
深夜に近づくに連れ、混んでくる、
という不思議な一夜だった。

深夜になればなるほど、
それぞれのプライベートな話となる。

毎週のように来てくれているマキオと
タダハルカップル。
40近くになってやっと自身が
ゲイだと受け入れたマキオだからなのか、
外を歩く時に、タダハルと自分との
距離が近すぎるから、恥ずかしいと言う。

だからなのか、うちの中でマキオが
タダハルにベタベタしようとすると、
そんな勝手なことばかり言うな、と
タダハルは拒むんだと笑っていた。


既婚者ゲイのオクムラちゃんは、
奥さん、子供もいながらにして、
2年前に彼氏が出来た。
双方を大事にする、と言っている
オクムラちゃんに対して、
隣に座る同じく既婚者ゲイのリュウゾウは
自分は結婚すると決めた時に、
同性の恋人は作らない、
それよりも家族が壊れることを
恐れているからだとも言った。

リュウゾウの友人でもあり、ここ10年ほど
シングルゲイのススムは、「もう僕は
特定の相手はいらない。」と
それなりにいるセックスフレンドと
楽しくやっていると言う。

2年前に彼氏と別れて、必死で相手を
求めているけれど、どれも自分の身の丈に
合わない気がする、そう言うシュウゾウからは
そういう周りの人を見ると、どの人も
幸福だとしか映らないとぼやく。


こうして聞いていると、
本当にゲイの群像劇が
簡単に出来そうな気もしてくるけれど、
それぞれが自分の求めるモノを模索して
みんな自分自身のゴールに向かって
走っているんだなあ
そう思わずにはいられなかった。

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2023年02月10日

モノを見つけていく旅

20歳から37歳くらいまで、
ずっと売り専で働いていた、という
40を超えたモトキ君が、先日来てくれた。

家の経済状態が悪かったことと、
当時はあまり物事をを
深く考えていなかったからか、
とにかくお金が欲しかったのだと言う。

その長い間、色々な人と接触し、
多くのことを感じ取ったと言う。
もちろん恋愛感情も湧いたことも、
また、不快なことも多くあったようだ。

途中、モトキ君は大学に入り、
ある資格を取り、いつかはその道に進むべく、
それでも、売り専を続けたと言う。

モトキ君は自分のことを
淡々と話しながらも、表情は
明るく、爽やかにも見えた。
その言葉、ひとつひとつは
妙に説得力もあり、素敵だった。

彼の人生観を聞きながら、反省はすれども、
後悔はしていないことがよくわかる。

彼のその17年間は、決して
失うものではなく、見つける旅だったのだろう。

そして、その多くの経験からくる反省は、
これから彼がやろうとするあらゆることに、
より良く反映されるだろうなあ、
そう思った。

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2023年02月09日

20年という時を超えて

昨日久しぶりに顔を出してくれた
ミチヒコは海外出張から帰国したばかり。

そんなミチヒコだが、昨日、
他のお客さんに、数ヶ月前に
うちの店で数奇の出会いがあったことを話していた。

ミチヒコも、コロナになってから
よく来てはいるけれど、
もう8年ほど前から、
週に1度か2度来てくれている
常連のアキラの横に座った。

ミチヒコは、アキラの声を聞きながら、
あれ?この声はどこかで耳にしたようだ、と
思い、よくよく顔を見ながら
「あの、フルネームってこうじゃない?」と
尋ねたら、確かに当たっている。
なんと大学のゼミが
一緒だったことが判明し、
お互いに大声をあげた。

卒業して20年以上が経過している。

今はぐ〜んと体が大きくなったという
アキラは、当時は2丁目で朝まで飲んで
それから学校に行きながら、ゼミのみんなを
まとめたりしていたようだ。

まだ男性経験がなかったミチヒコは、
六本木のクラブなどで女のコをナンパしたり、
というチャラいイメージだったと言う。

その後、アキラはなかなか大変な資格を若くして取り、
会社に所属したあと、自分の会社を持った。

逆に、ミチヒコはそれこそ、海外を飛び回りながら、
その後、結婚し、子供が出来た。
いわゆる既婚者ゲイ、と言うか、バイセクシャルだ。

それぞれが、この20年間で
お互いに大きく変化していることに
びっくりしながら、お互いの成長に
乾杯したのだそうだ。

それにしても、本当にスモールワールド。
僕自身、さすがに同級生などが
ゲイだった!という経験はまだない。
やっぱり世代もあるのかも知れない。

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2023年02月06日

未来を夢見て

一昨日、「終電で帰れないので」と
初めて来てくれたのが、シュウ君25歳。

彼はシンガポールと日本のハーフで、
3年前に日本に来て、東京から電車で
約1時間半の場所に一人で暮らしている。

5年前にお父さんの
母親(つまりお祖母さん)が
亡くなり、そこから東京の会社に
通うようになったのだそうだ。
しかし、ほとんどがテレワークで、
隙間風が入る寒い家屋で
毎日、仕事をしているらしい。

駅から歩いて30分。
それも周りは田畑ばかりなのだそうだ。

この日は、大学時代の知り合いの誕生日で
久しぶりに都内に出て来たけれど、
深夜に帰るとあまりにも寂しいので、
初の新宿2丁目に出て来たとのことだった。

シュウ君は、シンガポール時代は
ほぼ男性経験もなく、日本に来てから
初めてネット社会で会った人と経験をした。

ただ、今、住んでいるところは、
マッチングアプリを開いても、
5キロ先にひとり、
10キロ先に数人、という田舎。
とても人と会える場所ではない。
だから、友人もなかなか出来ない。
でも、家賃が出ないのは有難い。

そして日本、特に東京の魅力は
彼にとって、生まれた国とは
まったく違う自由度がある、
そう思うのだそうだ。

近い将来の東京の生活を夢見ながら
まだ見ぬ友人やパートナーとの
出会いを期待して
コツコツとお金を貯めているようだ。

今は大変だろうけれど、
先に夢を持つ力強い気持ちには
心揺さぶられるものがあった。

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2023年02月03日

70前後 男の魅力

うちの店に来てくれる22歳のショウヘイは、
出来れば、65以上の高齢者が好きだと言う。
今、付き合っている人も、70超え。

ショウヘイの最も好きな人は
故三国連太郎だというから
へえ、いわゆる年配者好きな老け専という
若い人たちの理想って、色々なのだなあ
そう思う。

そう思いながら、自分だって、近い将来
そこに行き着くワケだ。
これくらい年齢を伴っていくと、
もちろん中身がいかに素晴らしいか、
ということで価値は決まる。

とは言え、ゲイ的にはどういう
外見でいたいのか。
お客さんに尋ねると、
色々な答えが返ってくる。

水谷豊、舘ひろし、藤竜也、柴田恭兵、
岩城滉一、小林薫、なるほど。

僕、個人としては、今の三浦友和は70代では
最高峰かなあ。
この人、百恵と共演していた
若い頃の甘いマスクの時代は
確かに美しかったけれど、歳をとって
渋さと落ち着きが加わって、
なんとも言えない良い味を出している。

今回「ケイコ 目を澄ませて」という映画で
助演賞などを取っているけれど、
僕的には、どの役を演じても、三浦友和だなあと。
ただ、40年近く前に出た「台風クラブ」での
問題ある中学教師は抜きんでいた。

ああいう70代を目指さなければ、、、遠い目(笑)

posted by みつあき at 16:45| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月27日

ネット世代の海外体験

昨夜は、寒い中、常連のお客さんと共に、
新しいお客さんが何人かいらっしゃって
16年目にもなるのに、有難いなあ
心からそう思う。

初めて、という方に尋ねると、
知り合いに聞いた、
ネット検索で知った、
このブログに辿り着いた、
看板を見たなど理由はさまざまだ。

ブログを日々更新しているせいなのか、
Google検索で、ゲイバーと入れると
意外に上のほうに出てくる、
というのが嬉しかったりもする。


昨日の新しいお客さんは、フミオ君、36歳。
身長高く、ノンケっぽく、
歳の割りに落ちついたいい男だ。


彼のゲイ初体験は、18歳の頃に
バックパッカーでタイの島にふらりと行った時に
知り合ったタイ人だと言う。

それからあらゆる国をひとりで回り、
多くの外国人と知り合ったらしい。

人それぞれ性格は違うけれど、
やはり、きちんと知り合ったり、
付き合ったりすると、その国の人柄、
というのが顕著に違うと感じるようだ。

少し付き合ったアメリカ人は、
ラフで大らか。
日本人に比べると、非常に紳士的だったけれど、
比較的自己中心的だったとも言う。

また、あらゆる国のゲイバーも覗いたけれど、
日本のような対面式のゲイバーはホントに少ない。
僕も色々な国に行きながらも、確かにそう思う。
オーナーと店長はまったく別、
という国も多い。

いずれにしても、フミオ君のように
10代からネットを通じて、こういう経験が
どんどん出来る世代は、ある意味、羨ましい。

コロナ対策も大きく変化しそうだから、
若い人たちは、どんどん世界へ出て、
色々なことを経験すればいい、そう思う。

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2023年01月23日

人間同士の距離感

お店をやっていると、人と人の相性だけは
どうしようもないなあ、そう思う。

僕は、ほとんどと言って良いくらい
あまり他人に対して、
苦手、嫌い、という気持ちにならない。
もちろん、そういう僕を、
いやそんな僕だからこそ
ホントに苦手だと思う人も、いるだろう。

それでも、僕に関して言えば、
そういう人が店に来なかったり、
僕自身に近づかなければ、それで済む。
ただ、店のお客さん同士の場合は違う。


僕に限らず、客商売(特に隣同士が
話をしたりするような座席がある場所)で、
そういうお客さんを
どのように座ってもらうか
と言うのは、いつも考えものなのだと思う。

それも、双方ともに苦手、ということであれば、
それはそれで仕方がないけれど、
Aさんは、Bさんを良しとしているけれど、
Bさんは、Aさんが大の苦手ということもある。

いずれにしても、それが僕自身がわかると
出来る限り、席を離す、というように心がける。

ただ、混み合っていて、その場所しか席が
なかったりした場合は、どうしようもない。

一時は、なんとかうまくいかないものか、
などと考えたりしたこともあった。
ただ、お客さんとしては、
気持ち良く飲みたいと思って
来ているのに、何故我慢しなければならないのか、
というのは理解できる。

それは、僕やお店から何らかの理由で離れてしまう
お客さんなり、友人だって、そうだ。
無理して追いかけていても、その人の気持ちは
決して変わらないだけでなく、
さらに火に油、ということもあるだろう。

人間関係は難しい、
だからこそ、深く、面白い。
自分にそう言い聞かせながらの日々が続く。

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2023年01月22日

ハーフのお客さんから学ぶこと

昨日2度目に来てくれた23歳のトニー君。
日本人のお母さんと
外国人のお父さんの間に生まれた
ハーフで、お父さんの血を強く引いていて、
見た目は、外国人に見える。

ただ、彼はほとんど日本語しか話せず、
街でいきなり英語で話しかけられたり、
勝手に外国人扱いされる。

子どもの頃は、いじめらたりもしたけれど、
大人になると気を遣われる。

もちろん、そういうことにも十分
慣れている気持ちでもいるけれど、
それでも、仕事でストレスが
たまっている時などには
面倒に思ってしまったりする。

心の中はすっかり日本人なのに、
外見だけでそういう扱いを受けてしまうのが
悔しかったり、残念に感じたりする。

それは、ゲイバーに行っても、
ハッテン場に行っても同様だと言う。

そういう話を聞くと、僕らゲイは
外見ではわからない。
これで外見だけで
そう見られてしまうとすると
一体どういう感じなのか
想像も出来ない。

欧米に行くと、いつもではないにしても、
微妙なアジア人差別を
受けてしまうことがある。
それは、おそらく日本人が他国に対する
違和感や、遠慮みたいなモノを
遥かに超えた嫌な思いである。

逆に言ってしまうと、人種は関係なく
いわゆる美男美女に当てはまる人は
ちょっと扱いが違ったりもする。

困ったモノだ、そう思いながらも、
僕自身も、性的なことだけではなく、
容姿で人の良し悪しを決めてしまったり
することはないかと問われると
正直、あるかも知れない。

トニー君のような人がお客さんで
来てくれて、こんな話を聞くたびに、
改めて自分を客観的に見ることが
出来るのはありがたい、そう思う。

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2023年01月18日

学生時代の友人と

一昨日、珍しく友人を誘って
来てくれたユキトシ。

ユキトシは40歳になるのだが、
彼は大企業に勤めているからなのか、
それとも育ちからなのか、
日頃から、一生、誰にも自分が
ゲイだなんて伝えない、と言っている。

そういう人は、都内に住んでいても
まだまだかなり多く、
かく言う僕も30歳くらいまでは
それに近い気持ちでいたりもした。
それがまさかのゲイバーを
オープンすることになるとは。。。笑

そんなワケで、ユキトシは家族にはもちろん、
ストレートの友達も、ゲイだとアウトされた
職場の人間にさえ、絶対言わない、
そう決めていたのだそうだ。

さて、そんな中、1年ほど前に
新宿のとあるゲイバーで、
自分の高校時代の友人
(それも、大学の時に一緒に
海外にまで行った仲)を見かけた。

え?と思ったけれど、
すかさず隠れるようにして
自宅に帰ったの。
ただ、なんと翌日
その彼から「2丁目にいたよね」と
電話があったのだそうだ。

目は合っていないものの、
完璧にわかってしまったと思い、
落胆しながら、ユキトシは認めたらしい。

その彼は、ゲイバーなどその時、2回目で、
この道、15年以上のユキトシよりも
ずっと奥手だったりしたと言う。

ただ、それから彼は2丁目に、
どんどん飲みに来るようになり
それこそ、ユキトシよりも早く
彼氏を捕まえたのだそうだ。

そんな1年で急成長した友人を
ユキトシは連れてきながら、
「これが最初で最後のカミングアウト」と
言って、笑わせてくれた。

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2023年01月05日

幸福だったクリスマスが

昨日、来てくれたトモノリ君、33歳は
昨年末のちょっとした事件を話してくれた。

去年出会った彼氏と初めての
クリスマスイヴ。
ネットで知ったイルミネーションが
素敵なデートスポットに二人で
行ってみようか、と繰り出した。

コロナの人数制限もなく、
かなりの人出で、多くの恋人たちや
家族でごった返していた。

しかし、たくさんの植物の中で光り輝く
ライティングに大はしゃぎをして、
スマホ片手に多くのアートをバックに
二人でたくさん写真を撮った。

とても良い思い出になったと思ったけれど、
2日後、会社に行くと、
女子社員が他の社員がいる前で
「トモノリ君、クリスマス、
なんか楽しそうだったじゃない?と言う。

まさか、同じ場所にいたのかと焦って、
え?ととぼけて尋ねると、
なんとテレビのニュース映像に
二人が映り込んでいたのだと言う。

マスクはしていたものの、
結構アップだったので、
絶対自分だとわかったようだ。

「あ、友人に誘われて」
と焦りながら答えたけれど、
その表情は隠せなかったらしい。

そしてそれから何日かして、
ゲイの友人からも
ニュースで見た、と報告。
どうやら同じ映像が同じチャンネルの
ニュースで何度か繰り返し使われていたようだった。

会社はもちろん、誰にもカミングアウト
していないトモノリ君は、
参ったなあと思いながらも、
彼に伝えると、「さらに良い思い出に
なったじゃん」とニコニコ応えられた。

前の自分なら、なんだ、コイツとか
思ったかも知れないけれど、
そのポジティブさに救われたのだと話してくれた。

正月から、少し辛いかも知れないけれど、
良い話を聞いた。


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2022年12月23日

同級生からのメッセージ

初めて来てくれたユウキチ君、38歳は、
2年ほど前にfacebookで
カミングアウトしたらしい。

本人いわく、数年前まで、
ほぼゲイの友人などいなくて、
なおかつ地方都市で
地味な仕事をしていたそうだ。

ただ、世の中のあらゆる流れ、
ニュースを見聞きしたことから
上京し、職を変えたと言う。

そして独り身で育ててくれた
お母さんが亡くなったということが
最終的なアウトのきっかけになったらしい。


そんな中で、ひと月ほど前に、中学校時代の
同級生からダイレクトメッセージが届いたらしい。

ユウキチ君は、学校で、その彼から
ひどいいじめを受けていたのだそうだ。
ユウキチ君が好きだった
DA PUMPの一茶の写真を持ち歩いていたことを知り、
「ホモだ、ホモだ」と揶揄されたのだと。

その話はクラス中に広がり、
彼を庇ってくれる人はほぼいなくて、
数人の仲が良かった友人も
その一件からユウキチ君から
離れて行ったらしい。

そのことは、ユウキチ君にとって
大きなトラウマとなったようだった。


その同級生からのメッセージは、
共通の友人からユウキチ君の
facebookの内容を教えてもらい、
どうしても当時のことを謝罪したかったのだと。

それも彼にfacebookを教えてくれたのが
ゲイの知り合いで、なんと虐めていた彼自身も
ゲイだったと言うカミングアウトだった。

そこには本当に申し訳なかったという言葉と、
自分がゲイだということを絶対に
受け入れられず、あの時代は強い嫌悪感を
持っていたからだったのだと。


ユウキチ君にとって衝撃的なメッセージだった。
おそらく、数年前だったら、
この彼のことを許せなかったかも知れない。

しかし、逆に数年前なら、自分も
カミングアウト出来ていなくて
こういうメッセージに繋がらなかっただろう。

ユウキチ君は丁寧に謝礼の返事を出し、
歳があけたら、是非一緒に会おう、
という話をしたと言う。
良い話を聞いた。

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2022年12月17日

学校に行かなかった日々

最近、よく来てくれるようになったセイジ君は
笑顔が爽やかな、ごくごく普通の29歳の青年だ。

彼は地方都市で、共働きの両親の元で育った。

しかし、小学校、中学校には
ほとんど行かなかったのだそうだ。
それはご両親の教育方針ではなく、
単純に彼が行きたくなかったからだと言う。

一応、学校には入学はしていて、
朝、家を出て、公園に行ったり、
自宅に戻ってきてから
両親の本や色々なモノで遊ぶ。

たまにふらりと学校に行くけれど、
また行きたくなくなると行かなくなる。
それをご両親もわかってはいるものの、
特に無理に行かせようとしない、
比較的自由な家庭だったとのことだ。

それにしても、学校で問題になったり
騒ぎになったりしなかったのかと聞くと
自分としてはわからない、というから
僕の子供時代とは変化ているのか、
それとも彼の地域が緩かったのだろうか。

ただ、中学中盤から預けられたおばあさんの
どうしても高校から大学に進学してほしい
という思いで、中学3年から猛勉強をして、
とりあえず大学まで進学はしたと言う。

ゲイとしての意識があったのは、もう
幼稚園くらいの頃。
もともと、人と違う生き方をしていたためか、
それで悩んだこともなかったと言う。

大学で格闘技をやったり、そのあと
会社に入ったりしながらも、
どこか人とは違う、それはゲイだからか、
それともコミュニケーション能力が
欠けているか、自分ではいまだにわからないらしい。

店で接している限り、個人的には
それほど得意な感じは受けないんだけれど。

ともあれ、本人が欠けている、と思っている以上に、
人とは違っても良い、という生き方を
選択できたセイジ君はある意味、羨ましい。

僕なんて、人と違う、ということで
どれほど悩み苦しんだのか。
あの頃の自分に、もっともっと
自由意志があったら、
そう思わなくもない。

ただ、その分、両親との
コミュニケーションは強かったのかも知れない。

色々な人生があり、
そのひとつひとつにも
きっと意味があるのだ。

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2022年12月11日

渡辺徹夫妻のこと

渡辺徹氏が亡くなった。
日頃からテレビをほぼ観ない僕は
彼が出演したモノをほとんど知らない。

騒がれた「太陽にほえろ!」での彼も
観たことがなかったし、
歌手として出演した「ザ・ベストテン」や
徹子の部屋に出たのを見たくらいだろうか。

もちろん、その当時は
なんと爽やかでかっこいい俳優が
出てきた!と思ったものだった。

そうそう。もう随分前だけど
文学座の公演で、紀伊國屋ホールで
ラグビー部の部室を描いたモノを
観たことがあった。

まだまだ、あれほど太る前だったはずで
「ロッカールーム」とか言ったかな、と
ウィキペディアなどでその公演情報を探したけれど、
それらしいモノは見つからなかった。

内容もほとんど覚えていないけれど、
さすが舞台役者だなあと思ったことは
確かだった。


さてさて、数日前に、彼の葬儀を終えた
奥さんの榊原郁恵氏と、息子さんの
記者会見をYouTubeで観た。

うちの店に来てくれるアキヒコは
郁恵ちゃんの大ファンだったから
本当に可哀想だと言っていた。

しかし、そこに現れた彼女は
凛として、ということでもなく、
またさめざめと泣きはらすワケでもなく、
どういう質問にもハキハキ答え、
ずっと笑顔を絶やさすことはなかった。

それは明るく健康的な彼女のイメージを
決して壊すということもなく、
おそらく、亡くなった夫が
最も喜ぶだろう形を
しっかりと作りあげた会見だった。

何とか彼女の涙を、と思っていた
記者たちの思う壺には
まったくならなかったのだ。

彼女のことも、僕は舞台の
「ピーターパン」以外観たことがなかったし、
特に関心もなかったけれど、
この記者会見を見て、
改めて彼女は素晴らしい、
強くそう感じさせてもらえた。

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2022年12月09日

恋人の携帯

アツヒサ君は、数年前、15年付き合った
最愛の彼氏を亡くしたのだそうだ。
突然死だった。

両家族公認のパートナーでもあったし、
本当にショックだった。

恋人の兄弟からは、葬儀や
彼の持ち物に関して、
すべてアツヒサ君の意志を
尊重してくれる、ということだった。

葬儀の段取りなどしている中で、
パートナーの知り合いで、
アツヒサ君の知らない人たちに
連絡を取れるか、と
彼の携帯を手にしてみた。

過去、一緒に住んだ時には、
まったく手をかけたこともない
パートナーの携帯。

いくつか思い当たるパスワードを入れていき、
彼の亡くなった親御さんの誕生日を
打った瞬間にヒットをした。

彼が知らない人とのLINEのやり取りを
見ると、そこには多くの人との
関係が表れた。

いつの間に、こんなことをやっていたんだろう、
と不思議ながらにショック、と言うよりも
驚いた、というのが正直な気持ちだったと言う。

アツヒサ君も、一時期、セフレがいたりして、
亡くなってしまった彼を責められないなあ、
そんなふうに思ったそうだ。

結局、そういう人たちも含め、
アツヒサ君の知らない人たちに声をかけ、
3人ほどがお線香をあげに来てくれたらしい。


僕はもし同じ立番であったら、
パートナーの携帯を開けることはしないだろうけれど、
こればかりは、人それぞれだと思う。

色々な人生、色々な考え方がある、そう思った。

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posted by みつあき at 16:10| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月01日

想像を絶する真実 その2

さて、この前のブログの続き。

ユウスケと若い彼と付き合いが
少し落ち着いてきたここ数ヶ月。

そんなある日、物凄く久しぶりに高校時代の
旧友からFacebookの申請があった。
彼とは高校で同じ柔道部で競った仲間。
ユウスケもSNSでは特にゲイの友人と
繋がっていないので、軽くOKとした。

で、何の気無しに彼の過去の写真などを
見ていたら、家族写真の中に
自分が付き合ってる彼の写真が
写っているのだ。
なんと、彼は旧友の息子だった、
ということだった。

ユウスケは北海道出身で、その旧友も
そうだったが、その彼は結婚後、
東京近県に引っ越した。
そう言えば、今の彼氏も、その県出身で、
改めてよく考えると二人は似てなくもない。

ユウスケはゾッとしたらしい。
万が一、その彼が彼女と別れ、
一緒に暮らすということになり、
親にカミングアウトでもしたら。

この事実を彼に伝えたほうが良いのか、
そんな事せずに別れてしまったほうが
良いのか。
いずれにしても、いくら何でも
旧友に息子さんと付き合っている、などとは
絶対言えない、ユウスケはそう言う。

さすがにありとあらゆる驚くような話の中で、
僕もここまで偶然な話は初めてで、
すぐにどうすれば良いかなどと、
意見できなかった。

もちろん、旧友にも伝えて、二人で
永く付き合っていければ良いのだろうが。

posted by みつあき at 19:03| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

想像を絶する真実 その1

昨日もPC持ち忘れ、ブログを
すっ飛ばしてしまった。
すみません。
そんなワケで今日は2本立て。
と言っても、結構長くなるので、
2回分に分けるのですが。。。


さてさて、先日久しぶりに来てくれた
ユウスケ 47歳はこのコロナ禍、
出会い系アプリで、なんと23歳の青年と
付き合いだしたそうだ。

それはめでたい!と僕が言うと、
「それがかなり大変な事で」と呟く。

実はその彼は18歳から付き合っている
彼女がいる、と言うのだ。
二人で4回ほど会って、付き合わないかと
ユウスケが伝えた時に告白されたらしい。
彼は二十歳過ぎて、ゲイの男性と知り合い、
この世界に足を踏み入れたのだそうだ。

その彼も、ユウスケが好きで、
彼女と別れようかと
かなり悩んでいるらしい。

僕もそういう時期があったので、
その彼の気持ちはよくわかる。

ユウスケ自身が別れを望んでいる
ワケではないけれど、万が一そうなれば
数年前に購買したマンションに
二人で住んでも良いかなどと
考えていたらしい。

そんな事を考えていたら、
あっという間に1年が経過し、
丁度3週間前に驚くような出来事が起こった。

これはこの続きで。
posted by みつあき at 18:13| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする