2025年03月17日

自己肯定感について

旅行から戻ってきて、「お、意外と
東京も暖かくなったな」と思っていたら、
突然の寒さに加えて、一日雨が降った日曜日。

店に行く前の昼間、
部屋の窓から雨を見ながら
聴き逃していたラジオを聴いていると
「谷口まさとし氏」という耳慣れない
人が出演していた。

彼は若干36歳にして、世界中から講演の
依頼を受ける環境活動家だと言う。

世界80カ国を回りながら、あらゆる
環境問題について発信しているそうだ。

「自分に嫌われない生き方」を目指す
彼言動には、亡くなった父親の影響が多いらしい。

彼の父親は、どこの場所であれ
「おかしいことをおかしい」と言う人だったという。

「教育の場で見かけで判断するべきではない、
そういうことを教える場所であるのに、
見た目で判断する校則があるのは、
矛盾がしている」と学校に乗り込み、
校則を変えたこともあったそうだ。

常に優劣を付けるということに対しても、
勉強や運動などで、順位や点数をつけることが
競争社会に生き残ることだと思われているが、
そう思われているけれど、
本当にそれが正しいことなのかと。

「人と比べないことこそが幸せであり、
自分自身が満点を付けられる生き方こそ
自分らしい生き方なのだ」と。

彼のモットーは自己肯定感の強さであり、
人にどう思われるかを気にしないことだそうだ。

そのため、比較や競争を重視する社会は、
自己肯定感を低くさせ、
人々を不幸にしてしまうのではないか、
谷口氏はそう訴えていた。

そんな彼の話を聞きながら、
俺自身は、どうだろうか、そう考えた。
店を経営する中で、
「万人に受け入れられてマスター」
「嫌われない店」にしようと
していないだろうか。

お客さんやスタッフに嫌われまいと
自分を出さないことで、逆に
失敗していることはないだろうかと。

まだ若い彼の言葉から、
改めてそれほど長くない先の人生を見据えながら、
もっと自由に生きていきたい、と感じた。

そして、この冷たい雨が、くだらない悩みや迷いを
洗い流してくれるような気がした。
そんな日曜の午後だった。


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2025年02月09日

AIに恋愛相談

去年、結構ヘビーな恋愛で苦しんだという
サトルは、その時、AIに細かく相談し、
ずいぶん助けられたのだそうだ。

その答は、かなり具体的な見地から
尋ねたことや、サトルの悩みに
丁寧に応えてくれて、
毎度、彼が納得できる回答だったと言う。

それはサトルのメンタルにも
非常に有効な
効果を生み出したと言う。

また、サトルの友人に勧めると、
とても良い話し相手になって
時間を忘れるほどだったと言う。

その彼は、一人暮らしで、ほとんど
自宅で仕事をしていて、人との交流が
少ないからだったと言う。

AIかあ。。。
以前にChat GPTに、ローマの
映画関連の博物館を尋ねて出てきたところに
行くと、まったくなかったという経験が
あるからなあ。
そのおかげで、ローマ名物、真実の口の
開演時間に間に合わなかった(笑)

ただ、朝の僕のルーティンの中
(歯磨き、鼻うがい、食事、体操など)
どういう順序でやれば良いかなど
聞いたことや、アルツハイマーについて
調べたりすると、かなり丁寧な
回答を得ることが出来た。

恋愛や人生相談がどのような効果が
出るのかは、僕にはまだ想像できないけれど、
いずれにしても本当に世の中は
大きく変化しているのだ、
サトルの日常会話から
それは強く感じるのだった。

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2025年02月07日

衝撃の出会いからの変化

ナツキ君、45歳は過去、何人かの男と
付き合ってきたと言う。
短い人は数ヶ月だったが、長い人は
2年、1年半、1年という
3人がいたようだ。

ナツキ君は子供の頃からキレ易く、
学校でもすぐに喧嘩をし、
たびたび先生から注意を受けていたらしい。

中学の時には、授業中大声を出したり、
休憩時間に人を殴ったりして、
退学ギリギリまで
追い込まれたこともあったそうだ。

もちろん、それは付き合う人との間にも
たびたび生じた。
カッとなったら、すぐに手が出てしまう。
それは相手が年上だろうが、自分よりも
10歳も下の人間だろうが、そうだった。

最後に1年付き合った相手からは
警察に連絡がいき、DV加害者として
強く注意を受けた。
後悔と罪悪感にもさいなまれながら
そもそも持ってしまった自分の性格、
もとはと言えば、やはりキレやすかった
と言う亡き父を心の中で責めていたらしい。

それから数年経ち、もう40を過ぎた
ナツキ君の前に、かつて会ったことがない、
同い年で穏やかな人が現れた。

出会い系アプリで知り合ったその人とは
いつものように、ただ性的関係だけ、
というつもりだった。
彼が地方都市に住んでいるということもあった。

相性が合うので、数ヶ月に一度、
何度もあっている間に、
ちょっとしたことで、自分が例の如く
食ってかかろうとした。

ただ、その時はいつも優しく、
丁寧に強く抱きしめ、
頭を撫でたりしてくれて
「大丈夫、大丈夫」と笑ってくれた。

それが重なるたびに、ナツキ君は
大好きだ、ぜひ僕と付き合ってほしい、
そう懇願したけれど、彼は人とは
付き合わない、そう言い放つ。

彼と会えるのは半年に一度。
それが4年も続いているのだそうだ。
ナツキ君は、この4年間、人に手を
あげたこともなければ、怒鳴ることも
なくなったのだそうだ。

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2025年01月20日

元彼との再会

10年ぶりくらいだろうか。
30年ちょっと前に、1年間だけ
付き合った元彼と久しぶりに食事をした。

当時は彼も30歳くらいで、
食べ物の好き嫌いは多い、
何かにつけ、僕の行動にものすごく嫉妬をする、
加えて、僕の愛情を何らかの形として
見せなければ機嫌が悪くなる、
とかなり大変な付き合いだった。

口論は絶えず、喧嘩をしたくなくても
すぐに喧嘩になってしまう。
それまで僕が経験した恋愛とは
まったく違ったものだった。

もちろん、いつも僕を心配し、
手厚く色々なことをしてくれたことなど
感謝することも多かったけれど。
そんなこんなで、付き合って丁度一年目に
ピリオドを打つことになったのだった。

しかし、今回、再会して、
彼のその変貌ぶりにはとても驚いた。

彼は、僕と別れて、5年ほど経った時に、
ご両親がやっている家業を継ぐため、
大企業を辞め、地方都市の実家に帰った。
そして、3年前までの10年は
母親の介護に奔走する日々だったようだ。

3年前にそのお母様が亡くなり、
今は90になるお父さんと共に
仕事をしているのだそうだ。

それまで、ほとんど話をしたことがなかった
父親との関係も、二人きりになり、
とてもよく話すようになったと言う。

当時、自炊などしたことがなかった彼なのに
毎日、二人分の食事を作っているらしい。

そして、さらに驚いたのが、
17年前に都内に住む
男性と付き合いだし、月に一度、
遊びに来ているのだと言っていた。

その彼との関係は非常に穏やかで
喧嘩をすることもなく、
毎日のように電話で話し、
来た時は、楽しく数日間を
過ごしているようだ。

そんな彼の大きな変化だが、
10年前に会った時は
彼の友人と店に来てくれていたので
まったく気が付かなかった。

ただ、改めて考えると、当時僕が
返せなかった彼の嫉妬や、
僕に求めていたモノは
ご両親や現在の彼への深い愛情として
色々な人たちを支えているのだ、そう思った。

幸せそうな彼の笑顔を見て、
お互いに憎み合うこともなく、
こういう形の関係になることが出来て、
本当に良かった、そう思った。

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2025年01月10日

カミングアウトとクローゼットのはざまで

以前、5人を伴って来てくれたリョウジ君、
28歳がふらりと一人で来てくれた。

彼はそもそも団体行動が苦手で、
ゲイの友人もほぼいない。

たまたまマッチング・アプリで
知り合ったうちのお客さんに
誘われて初対面の4人と
この夏、うちの店に来てくれたのが
最初だったのだと言う。

今のところ、ゲイの友人も、
恋人もいないせいなんだろうか、
そこはかとなくノンケ臭がする
ちょっと落ち着いたいい男だ。

とは言え、10代の頃に自分は
ゲイだと気が付き、両親にカミングアウト。
親は当時まだ40代と若かったからか、
すんなり受け入れてくれたらしい。

以前の職場でもカミングアウトしていたが、
偏見はないにしても、そこにいちいち
説明を要したり、他の男子とは違うと
思われるのも面倒だった。

現在の職場ではクローゼット。
しかし、今のほうがずっと
周りと仲良くいられて、
週末はほぼ男女入り乱れて、共に
色々なスポーツに挑んだりしているらしい。

職場でアウトしていないけれど、
関係が良く、楽しいという話は
あまり聞かないだけに、
人それぞれだなあ、そう思った。

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2024年12月25日

おそらく今までで一番長くなってしまうブログです

街は賑やかだったり、
穏やかだったりするクリスマス。
こんな日にどうかと思うけれど、
ちょっとだけ長い私的なブログを。


*********************


僕がガン宣告を受け、手術をして
あれから四半世紀経つことになる。

ちょうど厄年を迎えた時に、
大捻挫をして、松葉杖をつきながら
電話でガンの告知を受けたことも
今となっては、ちょっと懐かしく思ったりもする。


それから20年以上経過していく間、
毎年、人間ドックでは、
身体の隅々まで診てもらい、
ほぼ内臓も問題なく、
自分が言うのもなんだが
健康にはずっと自信があった。

店を風邪をひいて休んだのも、17年間、
今年が初めて、と自慢げに話したものだ。


ただ、ここ数年、
お客さんと話している時や、
うちで家人と、あるいは友人との間でも
いつもならすぐに出てくる
言葉が出ない、ということが
少し気になるようになっていた。

映画監督や俳優の名前の度忘れというのなら
若い頃からちょくちょくあった。
また、携帯や財布を忘れたりということも
たまにあったりもした。

しかし、ごくごく日常的に使う言葉や、
こうして文章を書く際に、
ごくごくつまらない言葉も
「あれ、なんだっけ」と調べることも増えた。
加えて、ジムでロッカーの鍵をつけっぱなしにしたり、
タオルや携帯をジム内に置き忘れることも
多くなった。


そういう現象が気になり出して、
昨年の人間ドックで脳のMRIを撮ってもらった。

左柱中頭蓋窩という部分に「くも膜のう胞」
という液体の入った袋が見られたけれど、
それについては、特に健康には
問題はないと言われた。


そういう折に、アルツハイマーの新薬の治験を
募集していることを知り、今年の夏、
東大病院まで、受けに行くことにした。

万が一のことがあった際に、少しでも
早く治療が出来れば、そんな考えからだった。

しかし、血液検査の結果、
アルツハイマーになりやすいアミロイドが
僕の脳内に検出された、ということがわかった。

そして、僕の遺伝子を調べると、
両親それぞれから
イプシロン4というアルツ発症リスクが
通常の人よりも可能性が12倍高い、
ということも、おまけに付いてきた。

これにはちょっと参った。
DNAについては、どう逆立ちしたところで
変えることは出来ない。


その後、うちの近所にある脳神経外科にかかり、
そこでは細かくはわからないため、
紹介状を書いてもらい、
アルツハイマーで著名な医師がいる、
と聞いた大きな病院で
診断を受けることになった。


僕の脳内のアミロイドが
どれほど溜まっているのか。
それは、それなりに高額なPET検査を
しなければわからないらしい。

最近、ニュースでも告知されている
レカネマブとい認知症に効く薬がある。

それはちょっとした朗報ではあったものの、
医師に寄れば、僕のように
イプシロン4−4という遺伝子を
持っている人間には、
それは勧められないと言う。

かなり脳出血の可能性が高いというのだ。

日本では辛うじて服用するケースもあるけれど、
イギリスなどでは全面禁止で、
これはやめたほうが良い、そう言われた。
それが、ふた月ほど前の診察だった。


数ヶ月後に、何か変化が起こるのか、
それともそれが少しずつの年数に渡って
頭を蝕んでいくのか、
一瞬、恐怖と不安がよぎったりもする。

一生懸命観る映画や読んだ本も
どんどん忘れていくのだろうか。


思えば、コロナ前、うちの店のカフェに
来てくれていた僕よりも2歳ほど上のお客さんが
「言葉が出てこない」と言っていて、
その数ヶ月後、僕の名前や店の名前が
わからなくなっていたことがある。

その後、もうお店にいらっしゃらなくなり、
とても心配をしていた、そんな矢先だった。


ただ、救いは、僕の場合、20代からほぼずっと
ジムに通い、運動を続けたこと、
また、店で日々、色々なお客さんと
会話をしていること。
これはアルツハイマーの発症を
遅らせる可能性も高いようだ。
ただ、朝晩、逆転の生活はそれなりに問題だ
という話も添えられた。


こんな話を公に書いてしまうと、
多くのお客さんや知り合いに心配をかけるし、
何かと気にされるのも
正直どうなんだろうかと思った。


しかし、逆に仕事をやっていて、
何かおかしいと気付かれた時に
ひと声かけていただければ
少しだけ対処できることもあるかも知れない。

また、何かさらに情報を知る人がいれば
教えていただくことも出来るかも知れない。

そういう思いで、今回、お伝えすることにした。


自分で言うのもなんだけれど、
多くの人がそう思っているように、
基本的には楽天的でポジティブなほうだと思う。

67という年齢が、こういう診断を受けることが
決して早いワケじゃないだろう。

改めて、残された人生をどう自分らしく
生きていけるか、それを問われる
診断だったんだろう。

そう思って、日々、謙虚に、楽しく
力強く頑張っていきたい、そう思う。

ともあれ、これからも、よろしくお願いします。

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2024年12月20日

自分の中のバランス

昨夜古い友人のトモアキに連れられて
来てくれたスグル君は
ゴーゴーボーイをたまにやりながら
小説を書いている26歳だそうだ。

幼少時、水泳をやっている年上の人を
見て、ドキドキしていた頃から
ずっとかっこ良い身体に
憧れていた。

とは言え、どちらかと言うと、陰キャラで
ずっと家にこもって文章を書いていたのが
地方都市にいた中学、高校時代。

その頃の写真を見させてもらってけれど、
ボサボサの髪の毛にメガネをかけて、
全体的にもかなり細いイメージだ。

それから色々な賞に応募して、
二十歳の頃に、小説の賞をもらえて、
本格的に作家を目指しているのだと言う。

と同時に、2丁目に出てくるようになり、
とあるお店のマスターに、
モテたいのなら、きちんと
身体を作って、頑張れと言われた。

賞をもらったと同時に始めた
筋トレは、スグル君を見違えるように
変化させたようだ。

確かにここ3年、あらゆる人から
声をかけられ、ゴーゴーまで誘われた。

楽しくしているつもりだけど、
それでもどこか自分自身の
引きこもりで物静かな面が
「それでいいのか」と自分を引っ張る。

確かに、ゲイの世界に入ってから
すっかり文章力も落ちたような気もすると言う。

どちらもバランス良くありたい、
そう思う、まだまだ若い26歳だった。

素敵な30代、40代になりますように。

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2024年12月12日

人生最後の日の年齢は

先週、中山美穂さんが亡くなったことは
大きなニュースとなった。

うちの店でも彼女と同世代から
10歳くらい下の人まで
(つまりうちの店では中心の年代)は
かなりショックを受けていた。

30歳以下の人は、
曲は聴いているけれど
本人を知らないという人も多い。
逆に、僕より上の年代は、
知っている人はそれなりに
知っているけれど、ヒット曲全部は
知らないという声が聞かれた。

54歳での死去、というのは
人生100年と言われる今、
とても若いと思われる。

なおかつ、アイドル時代に
脚光を浴びた彼女だけに
まだまだ若いというイメージも
強いのだと思う。

それを思うと、石原裕次郎、
美空ひばりの両氏が亡くなったのが
52歳だなんて
とても信じられない。

あの時代の人たちは、
老けていたと言うよりも
どれほど大人っぽかったのかと思う。

そう思うと、僕などの年齢で
死んだとて、まったく若くはないのだなあ。

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2024年12月07日

虫の研究

初めて来てくれたサダオカ君40歳は
地方にある小さな町で育ったようだ。

そこは野山に囲まれていて
とにかく子供の頃から、
走り回ったいたのだそうだ。

サダオカ君は小さな頃にお母さんが
亡くなり、父子家庭で育った。

お父さんは土木作業員で、
幼少期は毎日仕事場に連れて行って
もらっていたのだそうだ。
そういうことが出来る社会
というのは、地方独特かも知れない。

お父さんの周りの人たちにも
可愛がられ、そういう人たちに
惹かれながらも、
もっと惹かれていたのが
昆虫だったのだと言う。

あらゆる虫を持ち帰っては
自分で色々な食材を与え
育てることに、父親は
微笑んで見ていてくれたのだそうだ。

そんな頃、サダオカ君はテレビで
「さかな君」を知り、僕は
「むし君」になるのだ、
小学校でそう断言していたらしい。

それから、彼のニックネームは
「むし君」となった。

その後、彼は理学研究の理学部まで入り、
虫の世界に没頭する。

何人かの男性と出会ったりもするけれど、
多くの人たちは、そんなサダオカ君に
愛想を尽かして去っていったらしい。

しかし、2年前に同世代のある人と出会い、
彼はそんなサダオカ君をリスペクトしてくれ、
非常に良い関係になっているのだと言う。

虫の話はわからないけれど、
こうしてとことん自分の世界に
邁進している「むし君」こと、
サダオカ君は魅力的だなあ、
そう思った。

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2024年12月02日

未成年者へのファンタジー

先々週の「報道特集」という番組で、
幼少の男児に10回以上も手を出した
という62歳の彼が、実名、顔出しで
証言をするドキュメンタリーだった。

この人は、中学生の頃に、子供たちが
裸で遊んでいる映画を観てから、
ワクワクする気持ちになったのだと言う。

それから、寝ている男のコの
性器を触ったり、マスターベーションを
教えてあげようというようなことを
繰り返したようだ。

そんな自分に嫌気がさして、
自殺をしようと考えたりもするけれど、
ただその前にもう一度、と
さらに酷い状態へと続く。

その後、ヤケになり、ロープ、
カッターナイフ、ガムテープを準備して、
とある少年をトイレに誘った。

ただ、その子が嫌がって逃げたことから
自分は人を殺しかねない、そう怖くなり、
交番に行き、自主したということだった。

4年の実刑を受け、彼はその後、
反省とこのようなことを繰り返さないために
生活の中であらゆる工夫をし、
同様の加害者へも呼びかけている。

昔、一人のお客さんに同様の悩みを
店で、打ち明けられたこともあった。
ある意味、同じ性的マイノリティに
分類される僕だが、たまたま
成人男性に対してしか
性的興味を持たないだけの違いなのだ。

それはある意味、幸運でもあったし、
彼らに対しては、非常に不憫に思った。

未成年に手を出してしまうことは
絶対あってはいけないけれど、
自分が持つ性癖のファンタジーを
抑えて暮らす、ということは
どれほど辛いんだろう。
そんな思いで番組を見終わった。

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2024年11月25日

僕にとって一番大切なこと

先日、尊敬すべき谷川俊太郎氏が亡くなった。

彼が書いた詩の多くは、
生きる、ということについて
それぞれの感情や、人間も含めて動植物を
例えて、繊細さだけでなく、力強く
描かれているモノが多い。

僕が彼から強く学んだのは人権に対する意識だ。

いつもあらゆる主権者を選び、投票する際に
僕自身が何を重要に選択するかと考えると、
一番に「人権を重んじる」ということだ。

谷川さんの詩は、
それぞれに素晴らしいけれど、
彼が訳した30条から成る「世界人権宣言」
というモノがある。
今から75年前に作られた条文だ。

子供にもわかりやすい言葉で、
人間にとって最も大切だと思う
言葉が並んでいる。

僕がゲイでなければ、そこに考えがいったのか
わからないけれど、人として生まれたからには
こうでありたい、そういう言葉たちだ。

https://www.unic.or.jp/activities/international_observances/75th_humanrights/amnesty/

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2024年11月22日

早期退職の幸せ

ここふた月くらい前から
ちょくちょく来てくれる
モリオちゃんは
今年還暦を迎えた。

落ち着いた雰囲気とその語らいは
おそらく若い頃からずっと
モテてきたのだろう、そう思える。

普通ならあと5年で定年退職、
という年齢だけど、
モリオちゃんは、実家の土地の売却
という理由から50歳で仕事を
リタイアしたようだ。

モリオちゃんに、仕事を辞めた時に
何か新しいことを始めようと
思わなかったかと尋ねると、
50になる直前に、もう何もやらない、
そう決めたのだそうだ。

今は、あらゆるスポーツや、国内旅行や
地方都市に長く住むパートナーと
遠距離ながら、充実した生活をしているようで
とても幸せそうに見てとれる。

50歳と言えば、ちょうど僕が
店を始めた年齢。
今、思えば、よくそんな大胆なことを
考えたなあ、あのエネルギーは
なんだったんだろうかと思う。
とは言え、逆にこの仕事に就いて
良かった、と僕も思えるので
人生いろいろだ。

閑話休題。
モリオちゃんのゲイ遍歴はなかなか興味深く、
地方都市の学生の時に、ふらりと
東京に来て、偶然会ったのが
もう亡くなった某ゲイバーのマスターだった。

その彼が、うちの店の一番最初の
お客さんだった、という偶然に僕は驚いた。
思えば、僕も何十年も前に
その店によく行き、マスターが
地方都市の若者と付き合っている
そんな話を聞いたことがあった。

結果的にモリオちゃんとマスターは
ほどなく別れ、それから数年後、
モリオちゃんは東京に住むようになる。

今はそれから友人になった2丁目の
多くの店のマスターや、
若い人たちとの付き合いなどが
広がったらしい。

モリオちゃんと話をしていて
共通の話題も多いのが、世代の近さの
楽しさだなあ、そう思った。

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2024年11月17日

変わりゆく性愛への感情

昨夜、地方都市から来てくれた
ソウスケ君は42歳だが、
こちらの世界に目覚めたのは
今から3年ほど前だったらしい。

それでは女性が好きだったのかと尋ねると、
それもよくわからない。
さほど性的なモノに興奮しなかったし、
恋愛にも興味がなかったと
人に言うと、おかしいとか不思議などと
言われるので、ずっと黙ってはいたけれど、
おそらくAセクシャルと
いうやつだったようだ。

それが、いきなり40になる前に
ネットで見つけた動画に、カッコ良いと
思うタイプが現れ、彼を追うと
ゲイAVの男優だったらしい。

そこから地方都市のゲイバーや、
たまに東京に来ると、ゲイクラブに
出入りをするようになった。

性的なことへの関心は深まったけれど、
それが恋愛には結びつかない。
とにかく人と深く関わることが
苦手なようだ。

そんなこと言うと。ちょっと人非人のように
聞こえるかもしれない。
ただ、ソウスケ君は、少し年老いた
御両親が心配で、出来ればその日が来るまで
一緒にずっといてあげたい、と言う。

人を思いやり、支えたい優しさと、
相手のことを求める恋愛の感覚は
また違うモノかもしれない。

ソウスケ君の話を聞いて
そんなふうに思った。

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2024年11月03日

人生に悔いはないか

昨夜、このブログを読んで来て初めて
来ていただいたタクマさんは、
九州地方のとある都市に
生まれ育ったと言う70歳。

若い頃から同性には、ずっと
関心はあったものの、
ただただ、抑え込んで生きてきた。

特に大きな都市に出て
住むたこともなく、
ごくごく普通の学生生活を送り、
社会人となり、結婚をしたそうだ。

3人の子供さんにも恵まれ、
彼らは成長し、家から離れて
関東近郊で暮らしているそうだ。

仕事も定年退職したあと、
数年前に、奥様が病気で亡くなられ、
ちょっと鬱っぽくなっていた時期も
あったのだと言う。

そして、3年前に意を決して、
街に数軒あるゲイバーの
扉を開けられたらしい。

今回、お孫さんの顔を見る、という理由もあり、
上京し、兼ねてからチェックをしていた
うちの店に辿り着かれたようだった。

タクマさんと同世代のゲイで、
独身でそれなりに活動している人も
地方都市にも結構いる。

タクマさんが、若い頃から、
ゲイライフを送っていたら
どうだったのだろうか。
まったく何にも手を出さなかった、
そんな時代を後悔しないか、
と言えば嘘になるとおっしゃる。

ただ、だからと言って、
家族と過ごした日々や
これまでの人生を否定もしないし、
幸せだったと思うそうだ。

それはここにもうよく書くように、
ある意味、まったく反対の立場にいる
僕にだってある。

子供を持ち、育てることもなかった
そんな人生を後悔しないかと問われたとする。
ちょっと、答えに悩みながらも、
それでもとても幸せだったと答えるだろう。

きっと悔いのまったくない人生などない。
ただ、少しでも充実した、と思える
近い未来を想像しながら生きていくことが
おそらく大切なのだ、そう思う。

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2024年10月31日

許してもらえない何か その2

昨日のブログのつづき

タケルのように、理由がわからず、
友人、知人から離れていかれたことは、
僕にも何度かある。

理由がわかれば、至らなかったことは謝るし、
反省を心がけようとする気持ちはある。
それでも、おそらくその人の大切な部分
(いわゆる地雷というモノだろう)を
踏んでしまい、まったく連絡が
取れなくなることはあった。

タケルのパターンと同様、
もう会話すらする気はないのだろう。

人には長所もあれば、短所もたくさんある。
成功もあれば、失敗もいっぱいする。
僕個人としては、許し合っていけることこそ、
むやみに争いも、おおきな問題は
起きないと思っている。

ただ、人にはどうしても許せない、
ということはあるのだろう。

自分自身が、地雷のようなモノを
持たない、そんな緩さが
人を苛立たせることもあると思う。

僕の接客態度に憤慨する人も
いるのかも知れない。

親しいと思っての軽口が
大きく傷つけてしまうこともある。

私的や注意を受けたことは、出来る限り、
改めていくべきだと思う。

ただ、近年思ったのは、
許してもらえないことに対して
自分がずっと抱え込んでいっても
前に進めないことだ。

人間関係は難しい。
ただ、これだけの人間がいる。

すべての人が自分を許し、
受け入れてくれることなんてないだろう。

そんな事柄を繰り返さないように思いながら
とても残念だけど、その人とは
縁がなかったのだと
考えるしかないのだろう。

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2024年10月30日

許してもらえない何か

43歳のタケルは、
ものすごく仲が良かった
友人と突然、連絡が取れなくなったと言う。

送ったLINEは既読にもならない。
電話をかけてみたけれど、何度かけても
電話も出ない。

最初は事故や入院かと考えたけれど、
その友人が、共通の知り合いと
普通に連絡を取っていることがわかった。

自分が、何らかの理由で、
LINEもブロックされ、
電話も出ないのだろうと思った。

それにしても、どんな理由か
皆目わからない。
最後に会った時のことを考えても
特に思い当たる節はない。

共通の知り合いに、タケル自身に
何か問題があったら謝りたい、と
伝えてもらうことにした。

しかし、その後、知り合いも
よくわからないから、
仕方がないんじゃないか、と。

おそらく知り合いには何らかの
事情や理由は伝わったのかも知れないけれど、
それをタケルには話さないように、と
言われているのかも知れないと。

色々なことを語り合った仲なのに、と
タケルは落ち込んでいるらしい。

色々思うところがあるので、
それは明日書こうと思う。

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2024年10月28日

ピーコさんの訃報

ピーコさんが亡くなられた。

僕がまだ店をやるずっと前、
ピーコさんは亡きHIROKIというお店、
そして兄弟のおすぎさんとはやはり去年
亡くなったTAKAHASHI というお店で
よく話させてもらっていた。

また、お二人とは映画会社の試写室で
たまにお会いし、声をかけさせて
もらったこともあった。

お二人は(大体別々だったが)
いつも最前列の中央に座っていらっしゃり、
あんな前の席だと自分なら
絶対寝てしまうなんて、よく思っていた。

また、ピーコさんには、何人かの友人たちと
青山にあったご自宅のマンションに呼ばれ、
ハリウッドの古典のバズリー・バークレーの
映画のビデオなどをどんどん出して来てくれた。

ドラマの流れを重視するおすぎさんとは
ひと味違い、様式美を楽しむピーコさん
ならではだなあ、そう思ったことも懐かしい。

お二人とも、テレビなどで見るのと
ほぼ変わらず、おすぎさんは楽しくも
どんどん攻撃されるタイプ、
ピーコさんは穏やかだけど、笑いながら
ちくりとした言葉で刺す感じだった。

その後ずいぶん経って、
少しアルツハイマーぎみの
おすぎさんをピーコさんが
介護をしていることが報道された。

その後、おすぎさんが施設に入り、
ピーコさんも認知症だということも
知らされた。

美輪さんやピーター(現池畑慎之介氏)とは
違って、とにかく毒舌で売り出し、
それは昨今の「ゲイとはこういうモノ」
というイメージを作り上げた先駆者だった。

とは言え、もちろんベースには
心遣いも優しさもあり、それぞれ
目を潤ませているのもよく見かけた。

ご冥福をお祈りします。

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2024年10月25日

セイゴ君の決断

うちの店にずっと前から来てくれていた
セイゴ君40歳が、SNSで自身の
特別なことを発表していた。

メディア系の会社に勤めて
15年以上経つけれど、ここに来て、
辞めるということだった。

セイゴ君にはアメリカ出身の
中国系アメリカ人の
同居しているパートナーがいる。

コロナよりも前に外国旅行中で知り合い、
都のパートナーシップ制度にも
登録していたようだ。

ただ、コロナ禍になり、
海外にいたパートナーは
入国制限で、日本に入られなくなり、
二人は2年間、まったく会えなかったらしい。

もし、二人が男女で結婚していれば、
配偶者ビザとして入国出来るけれど、
これが同性同士だと許されない。

二人はこの2年の間、
PCの画面上で、ずっと
関係を育んできたのだそうだ。

外国人という問題ではなく、
たとえば病院の面会や相続、
ほかさまざまな場面で
同様の不安に陥るかもしれない、
そう思ったらしい。

自身も不安定な状況の中、
同性婚の社会運動にボランティアとして
関わるようになった。

そんな活動の中で、
職を辞して、あらゆることに
チャレンジしようと決意したと言う。

選択的夫婦別姓も含めて、
色々な事情から多数の問題に
面してしまっている人が多くいる。
なんとかならないものか、
心からそう思う。


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2024年10月23日

人生の歓び

特に子供を持つこともなく、
自分がやりたいことだけを
やってきたような自分の人生。

そんな中で、先週末、スタッフたちと
旅行に行って、色々なことを話しながら
ふと思ったことがある。

彼らは、もし僕が子供を使っていれば
自分の息子、もしくはそれよりも
ずっと若かったりするのだ。

それはうちにいらっしゃる
多くのお客さんたちも同じだ。

僕は長いあいだ、自分が子供を
持つことが出来なかったことを悔い、
辛いとさえ思い続けてきた。

ただ、果たして自分が人の親となり、
今の時代、より良い教育などが
出来たのだろうか。

と言うよりも、共に学んでいくこと。
それこそ、僕自身の夢だった、そう思う。

僕は会社の社長でもなく、
学校の教員でもない。
何かを教えるような立場にはない。

むしろ、若い彼らからこの
2020年代という時代、その傾向、
そして僕にはそれほど長くはない未来の姿、
そういうことを学ばされているのだろう。

下ネタもあれば、恋愛の話もあるのは
もちろんゲイバーならではだけど、
文化的な話や健康の話から、
家族、そして人生のことも
あらゆる角度、立場で聞くことが出来る。

60も過ぎた僕にとって、そういう
若い人たちと日々、過ごせることは
実に頼もしいことだ。

ストレートの人のみならず、
ゲイの人でも僕ほどの年齢になると、
なかなかそんな機会も
ほぼ持つことができないものだ。

それは仕事、商売、ということを超えて、
なんと幸せなことだろうか、
それは店をオープンした頃には
まったく気がつかなかったことだった。

あと、どれくらいこういう状況を
保てるかもしれないけれど、
幸せな時間を、きちんと
噛みしめていきながら、
お客さん、スタッフと良い時間を
過ごしていきたい、改めてそう思った。

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2024年10月11日

ゲイに目覚めて良かったという話

ふた月ほど前だったか、初めて来てくれた
21歳の青年が翌日からワーキング・ホリデーで
海外に向かったことをここに書いた。
昨日は同じく海外でワーホリ中の
31歳のノリオ君が一時帰国して寄ってくれた。

ノリオ君は、10代の頃からずっと
まったく男性には興味がなく、
肉体関係は女性ばかりだったと言う。

20代になってから、マッチョブームが到来、
毎日のようにジムで
トレーニングをすることに夢中になった。

ジムのトレーナーをやりながら、
ボディビルの大会に出たらしい。

そんなさなか、ジムのサウナで
40代の人から声をかけられ
食事に行ったことから、
そういう経験を持つことになる。

そのあと、彼の紹介で何人か
トレーニングに励んでいる
ゲイの人と会ったのだそうだ。

筋肉の付きかた、付け方などの話に
盛り上がりながら、性的に旺盛な人たちと
ノリオ君はどんどんこちらの世界に
興味を持つ。

そしてこの3年。
外国で生活をしながら、SNSなどを通じて
多くの海外のゲイ・トレーニーたちと
知り合い、関係を持つ。

まだ人を好きになることや
付き合う、という経験はないらしく
今後もそれは未知数だと言う。

ただ、これほどセックスが楽しめるのだ、
そんな意味で、ゲイに目覚めて良かった、
ノリオ君はそう言う。

恋愛生活で充実するゲイもいれば、
ノリオ君のような人も多くいる。

何が正しく、何が誤りということはないけれど、
充実して悔いがない人生になれば
良いなあ、そう思う。

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