2019年09月16日

旧友の生活

地方都市に住むとても古い友人のタシロが
ぶらりと来てくれた。

タシロと知り合ったのは、それこそ
25年以上前の話で、ハンサムな彼に
付き合ってもらえないかと
告白したことがあり、
「ゲイっぽくないから(今となっては
褒め言葉。笑)ダメ」と断られたりしたのが
懐かしい。

それからは良い友人となり、
ゲイ・クラブ(当時はディスコ)や、
コンサートなど、色々な場所に行ったりもした。

その後、お互いに付き合い出し、
彼はイギリス人と共に、クルーズで
世界一周を旅するようになったりと、
住む世界が大きく変わったような気もしていた。

そして、今は日本アルプスのとある地域で
二人でペンションを経営し、
ゲイ・イベントなどを催したりしている。

もちろん、彼らは町の人々にゲイであることを
オープンにしているようだ。
その地域では、他の地域から移り住んでいる人が
多い、ということもあり、
嫌な思いをしたことはない、そう言う。

ただ、彼がイギリス人である、ということと、
日本では同性婚が認められない、
ということで、将来の不安は大きいようだ。

タシロに何かあったら、強制的に
パートナーは日本から出なければならない。
彼らの隣に住むオーストラリア人と日本人の
男女の夫婦とは大きく違う。

それでも、一縷の希望を持ちながら、
二人で仕事をしながら生活をすることに
充実感を覚えていることは間違いないらしい。

タシロカップルのような二人が
今後とも、増えていけば、
世の中の僕らに対する感じ方も
もう少し変わるかも知れない。

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2019年09月15日

カテゴリーに属することって

昨夜、もう何年も前から来てくれている
マコトと深夜、ゆっくりと話していて
「実は自分はトランスジェンダーだと思う」
彼からそう聞いて、驚いた。

よくよく聞いてみると、彼は自分がゲイだ
という認識でずっと生きて来たけれど、
自分の中のホモフォビア(ゲイ嫌い)や、
女性性、ということに向き合ってみると、
どう考えても、これはトランスジェンダー
だろう、というところに、
落ち着いたのだと言う。

よくトランスジェンダーのM TO F
(男性と生まれてきて、女性であると
確信をしている人たち)が
言う自分のペニスが嫌い、とか
こんな余計なモノ、なければいいのに、と
マコトは思い悩むことはなかった。
ただ、人にペニスを触られたり、
フェラチオされたりするのは
とっても嫌なのだ、と。
もちろん自分がする分には
申し分ないのだけれど。

自分を男として愛してくれたり、
セックスをしたりする男よりも、
実は女として愛されたいのだ、
ということを確実に気がついたのだと。

長い間、ゲイだと思い込んでいたから、
女装したい、女性らしくありたい、
というような事柄にも欠けている。
でも、そもそも、男らしくなりたい、とか
理想の男像というモノは
まったくなかったようだ。

そんな話をしていると、
ストレート、ゲイ、トランスジェンダーとかの
境界線というのは、どこにあるのか、
細かく分析していくと、
人それぞれ、まったく違うワケで、
ある意味、カテゴリーなんて
どうでも良い、そう思ってしまう。

マコトもまさにそうで、
自分がトランスだからと言って、
世の中でいう「M to F」というところに
落ち着かせられるのは、絶対嫌なのだ。

人はいろんなグラディエーションの中で
生きている。
僕もごくごく一般的に言う「ゲイ」なのかどうか、
それもわからなくなってきた(笑)

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2019年09月12日

友人のお見舞い

長い友人でもあり、うちのお客さんでもある
同世代のカズヤちゃんが
喉頭癌と舌癌を患った、と
知ったのはちょうどひと月ほど前。
それも、facebookでだった。

あまりにも急で、なおかつ
冷静かつ、大胆な発表に
ショックを受けながらも、
カズヤちゃんが腹をくくっているのが
理解できた。

それから、友人たちとのグループLINEも含めて、
個人的なLINEをやり取りしていて、
手術に向かうまで、そして手術をしてから、
の経過が、写真と共に送られてきた。

何よりも驚いたのは、
手術を受けるにあたり、
「今後、飲食をまったく出来なくなるか、
話せなくなるか」
そのどちらか選ばなければならない
という選択を、カズヤちゃんが
迫られたということだ。

カズヤちゃんは考えた末、
声を出さない、というほうを選んだようだった。
芸能人のつんく氏と同じだ。

術後、2週間ほど経って、
落ち着いている様子だったので、
昨日、お見舞いに顔を観に行くことにした。

つい数日前まで、顎から喉にかけて
ものすごく大きく腫れ上がっている写真を
見ていたけれど、腫れはほぼ引いていた。

声帯をすべて取ってしまっているため、
呼吸するための小さな穴を喉下に
あけており、
「これを塞ぐだけで、すぐに死んじゃう。
簡単に殺されちゃうよ」と笑っていて
カズヤちゃんのその強さに、ビックリした。

何よりも、素晴らしいなあと思ったのは
遠距離で付き合っているパートナーの
ササキさんが、時間があるたびに
来てくれていることだった。

筆談で話すカズヤちゃんの脇で、
病気の経過のことなどを
ササキさんは、丁寧に説明してくれる。

そのせいなのか、カズヤちゃんは
思いのほか、とても元気そうだった。

声が出ない、言葉が話せない、
という想像を超えた大きな出来事を
「舌がない(8割ほど切ってしまっているため)ので
もうフェラとか出来ない」と
笑いながら、ボードに書いたりする
カズヤちゃん。

僕も話しながらも、今までと
なんら変わらないような笑いが
絶えない会話になっていて、
むしろ僕のほうが元気をもらったほどだった。

たぶん、術前に聞かされていなかったことや
目の前に起こるさまざまな現実に
腹がたったり、辛かったり、
そういう事も多いだろうことは
容易に認識できた。

ここ数年、僕と同世代も含めて、
僕よりもずっと若い人が色々な病気になり、
そのたびにたくさんのことを考える。

20代や30代の頃はまったく考えもしなかった
健康や、いずれ訪れる死に対して、
人はその時を、どう受け入れていくのか。
自分自身がその時のために、
どういう心持ちでいられるのか。

まだまだ退院や、その後のことも
わかっていないカズヤちゃんが
「12周年パーティ、行ければいいなあ」と
言ってくれたことは、本当に有難く、嬉しかった。
そのためにも、素敵で楽しんでもらえるモノを
仕上げていかなければならない、
そう思った。

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2019年09月11日

電気のない生活

先日の台風によって、千葉に住む
うちの旧スタッフのツカサと
連絡を取り合った。

彼の住む地域は、台風が過ぎ去って3日目の
今日現在、まだ停電が続いていると言う。

職場は都内だし、携帯の充電は夕方までは
なんとかなるらしい。

しかし、もちろん近くのコンビニやスーパー、
飲食をする店はクローズしているし、
冷蔵庫の中のモノは持たない、
シャワーは浴びられない、
洗濯も出来ないのはかなり辛く、
最も大変なのはエアコンだろう。


思えば、僕が子供の頃は、停電は
結構あった(っていつの時代?笑)。
ただ、子供だったせいか、
それとも時代なのか、
今ほど大変ではなかった気がする。

震災の時もそうだったけれど、
ネットに繋がらないイライラや不安は
ある意味、現代病だなあと。

あと、先日、ニューヨークで1日大停電があった
そのニュース報道の中で、
みんながキャンドルを灯して、
ワインを飲みながら歌っているのを見て、
ある意味、アメリカだなあと思った。

災害や大変さを、どう受け止めていくか、
辛い立場にいることをどう考えるか、
それは人それぞれだ。
少なくとも、大変な時に、どういうふうで
ありたいか、という心構えだけは持っていたい、
そう思う。

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2019年09月10日

不思議な力

世の中には、目に見えない霊感が
見える、感じる、という人がいる。
子供の頃から、そういう人がいるということは
テレビやメディアで知ることはあったけれど、
まったく感じたことがない鈍い僕は
にわかには信じられなかった。

しかし、学生時代に、そういう友人がいたり、
うちの店にも僕が知っている限り、
数人、そんな人がいることによって
僕も少し変化した。

変化というのは、
もちろん僕が感じることになったのではなく、
そういう世界があることを少し
理解できるようになったということだ。

こういう話をブログに書いて良いか、
微妙なのだけれど、僕自身、
そんなネガティブなことではない、と
思うから、書かせてもらうことにする。

最近、よく来てくれる20代のリョウジ君も
そんな一人。
子供の頃から、色々な言葉や司令のようなモノを
頭の中に強く感じて、薬がないといられないくらいに
頭が割れるように痛くなったりする、と言う。

人をちょっと見ていると、その人の持つ
良いモノや悪いモノ、そして運命や宿命も
強く感じるそうだ。

10代の頃はよくわからず、
友人や周りの人に話をして
気持ち悪がられたり、感謝されたり。

占いのようなモノを仕事にしようかと
考えたりもしたが、それを商売にすると
さらに疲れてしまう気もする。

そんな話を聞いて、彼よりもふた回りほど
上でよく来てくれているケイスケも
よくそんな話をしていた、と前に思ったことがあった。

そんな二人が昨日の深夜、顔を合わせた。
僕がそう言えば、と二人を紹介したこともあるが、
リョウジ君は、ケイスケと会った瞬間に
すごく金属的な音が走ったと言うし、
話しているうちに、ケイスケの身にも
最近感じなかった何かを強く感じたようだ。

話を聞いていると、その対処の仕方を
知ったケイスケと、そんなケイスケよりも
より強く多くの情報を受け取り、クタクタに
なってしまうリョウジ君の違いも
少しわかったり、凡人の僕には
やっぱり、わからなかったり。

ただ、ちょうど二人が帰る時に
僕が履いているブリーフの話になった。

そう言えば、つい先日、リョウジ君が
来てくれた時も、「マスター、今日は
黒の下着でしょ」と言われ、
その日はたまたま黒だったりしたのだが、
昨日は「黄色のラインが入ってますよね」と
言われた。

実は、メインはグレーなのだが、
腰のゴムの部分が黄色になっているモノを
ずいぶん前に人からいただいて、
昨日初めて履いたモノだったのだ。

これには唖然。。。
目の前に明確に見せつけられた
パワーにぶっ倒れそうになった。

不思議で解明できないようなことは
たくさんある。。。。

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2019年09月07日

好奇心について

ソウタは、僕がうちの店を始める前から
知っていたイケメンで、
あの頃、まだ30になるか、
ならないかだったのに、もう45歳となる。

ここ数年、あまり店には来ていなかったのだが、
昨日の深夜、久しぶりに顔を見せてくれた。

少しはむっちりしたのかなと思うけれど、
相変わらずいい男だし、最近、どうなのかと
聞いてみると、
「いや。まったく何もないです」そう言う。

恋愛なんて、15年していないし、
(え?うちの店、オープン前から?)
セックスも4年ほどしていない。
驚くことに、マスターベーションでさえ、
3ヶ月に一度、と言うから
40代で、これは驚きだ。

「昔は、男のお尻の形を見て、
『触りたい、やりたい』とか
言っていなかったっけ?
ソウタではなく、エロタとか
みんなから言われていたよね」
僕がそう聞くと、
「口で言うほどじゃないんですよ。
よくよく考えると、淡白なのかも知れないです」
そう言う。

余計なお世話だけれど、心配なのは、
性的なこと以外、彼が好きだった
趣味も、ほとんど関心が薄くなったようだった。

何が何でも観ていたフィギュアスケートや
サッカーも、ほとんど観なくなったようだし、
お祭りや、映画鑑賞や、その他色々なことに対して
あれだけ熱く語っていたのに、
そのどれもが熱が冷めた、と言っていた。

数年前にお父さんが亡くなったことを聞いていて、
それがとても大変だったようで
そういうことで、多くの好奇心が
削がれてしまったのかも知れない。

40代半ばというまだまだ男盛り。
昔の元気なソウタの顔が見たいなあ、
勝手だけれど、強くそう思った。

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2019年08月19日

占いを信じますか?

昨夜、来てくれた30歳のノボルが、
タロットカードで占いをする、という話から
そこに居合わせた同じ干支で
ひと回り上のトキオも、
タロットは好きで
色々占いかたなどを語っていた。

僕とタロットの出会いと言えば、
もう何十年も前に、ニューヨークで会った
日本人(その後、親しい友人になった)が
タロットをやっていて、
運勢を見てもらったことがあったくらいだ。
どういう結果が出たかは、まったく覚えていない。

僕は特に占いを信じないワケではないし、
あらゆる部分で当たっているなあ、
そう思うこともある。
人生というモノは、偶然ではなく、
どこか必然で繋がっているのではないか、
そう思うことも多々ある。

統計学という意味も含めて、
仮に外れようが、見当違いの答が出ても、
面白いなあ、そう思うこともある。

ただし、それを聞いて、左右されたり、
自分がやりたいことを曲げたり、
変えたりすることは、ほとんどない。


それこそ、もう20年以上も前、
四柱推命で、新聞や雑誌に連載を持つ人と
仕事関連で一緒に飲みに行くことがあった。

「今日は特別、ただで運勢を見てあげるよ」
その大先生にそう言われ、色々考えたあげく、
その時に付き合いだした彼氏と
どうやったら長くうまく付き合っていけるか
聞こうと思い「ここだけの話ですが」と
カミングアウトした上で、
僕と彼の生年月日と名前を書いた紙を渡した。

10分ほど、彼は自分の手帳と電卓を持ち、
色々考えた結果、僕の目をしっかりと見て
「すぐに別れなさい」そう言った。

僕としては、何か悪いことがあっても、
それを二人でどう乗り越えればいいか、を
聞きたかったけれど、彼は首を横にふる。

彼いわく、二人の相性の問題ではないと言う。
僕が生まれた星は、かなり良いめぐりにあり、
歳をとるごとに、凄い運命が開けていくのだ、と。
それも何千人に一人、という凄い運命なのだ、と。

そして僕が出会った彼と付き合う限り、
その運命は花は決して開かない、
ということだった。

まだ付き合って間もなかったけれど、
共に住み始めたばかりだった。

彼いわく、これほどの星の元に
生まれた成功者は、すぐに会社を辞めたり、
奥さんと別れたりして、新たな道を
歩み始めるのだ、そう言った。

先生が言う僕の開かれる未来には
とっても興味があったし、ちょっと
ワクワクもした。
しかし、ひと晩考えて、今世は
まあ、開かない運命を選ぼうと決めた。

いまだに、あの時に彼の言うとおりにしていたら、
今頃、僕はこの店もやっていないかも知れないし、
どんなふうな成功(?)を
治めていたんだろう。

ま、いずれにしても、そういうことに
流されず生きる、ということも
決められた自分の運命かも知れない。

そんなことを考えると
ホント、人生って面白いなあ、そう思う。

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2019年08月17日

フィリピン移民の子として

ジョージ君35歳は、
6歳の時に、両親の都合で
フィリピンから日本に来た。

ジョージ君がマニラで生まれた頃、
お父さんは一人で出稼ぎで日本に来て
ショーパブで働いていたのだと言う。

父親の賃金は、マニラで働くよりも
かなり良かったようだった。
そのショーパブの日本人の主人が、
ビザはなんとかなるから
家族で日本にう移れば、という話があり、
母親、ジョージ君、妹も含めて
埼玉に移り住んだ。

しかし、パブの主人の話は
決行いい加減で、父親は何度も
警察に不審尋問され、
強制送還されそうにもなったと言う。

あまり目立たないようにしろと言われ、
隠れるような生活の中で、
母親の尽力もあり、小学校に入った。

彼がフィリピン時代、大好きだった
日本のアニメの話で友人を作ろうと
努力したけれど、
最初はなかなかうまくいかなかった。

ジョージ君いわく、「ボルテスファイブ」という
日本製のアニメーションがマニラでは
大ヒットしていて、そのグッズが
欲しかったけれど、誰も知らないという現実。

それでも、どらえもんやナルトなどで
必死に日本人の子供たちと
なんとか仲良くしようと努力したようだけど、
当然にように、不当ないじめも受けた。

そんな中、両親はなんとか就労ビザを取り、
二人の子供たちを高校まで行かせてくれた。


中学、高校と進む中でジョージ君は
フィリピン人というアイデンティティと共に
ゲイであることにも悩み始める。

ジョージ君は、自分自身のことを
悩み相談に行き、そこで紹介された
同性愛者の若い弁護士によって、
在留特別許可というモノを知る。

それまで、病気になっても保険も使えず、
高熱を出しながら仕事に行っていた両親や、
今後将来への不安。

法務省を何度か訪ね、
ありとあらゆる難問の中で
ジョージ君はやっと許可を取れたのだそうだ。
家族で輪になって泣いたことは今でも
忘れられない、そう言う。

30年近く日本に住み、日本人の恋人と7年
付き合っているジョージ君は、
自分は日本人だと思っている、そう言う。

一般企業に勤めることが出来、
今では社内でのLGBT対策について
勉強しながらの日々だそうだ。

見かけは少し違っても、
彼はいつか日本で同性婚が出来れば良いなあ、
そんなジョージ君の希望。

この国は、彼にそういう門戸を開いてくれることが
出来るようになるのだろうか。

少子化も含めて、彼ら外国人たちを
どう受け入れていくべきか、
大きく考えさせられた夜だった。

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2019年08月15日

自分自身を受け入れるということ

2年ぶりだろうか、3年ぶりだろうか、
僕が店をやる前からの知り合いだった
同世代のヒロアキちゃんが来てくれた。

昔からオネエ言葉を見事に操り、
人が言えないことをズバズバと言い、
「どうせ、うるせえババアだと
言われるんでしょ」と笑いながら
大声で放ったりするのがヒロアキちゃん。

僕が店をやるずっと前、
もっともっと若い頃、彼を
他店で最初に観た時には
正直言って、厄介な人だなあ
嫌だなあ、怖いなあ、
そんなふうに思ったりしていた。

しかし、ある時から、
そういう気持ちになるのは
僕自身、ゲイだからこそ
自分の中にあり、隠し、抑えている
女性的な部分を出していることへの
否定的な気持ちだ、ということに
気がついてきた。


その後、店をオープンしてから
ヒロアキちゃんはたまに来てくれるようになり、
その際も、ある意味、意地悪とも
取れる発言をしていた。
でも、そのベーシックなところにある
彼の発言の意味は、大きく理解できる、
僕は、そんなふうに思うようになった。

その後、訳あって、
私的な理由で、彼の仕事場にも
何度かお邪魔することもあった。
その場所でも、決して彼は変わらない。

その頃からか、ヒロアキちゃんとは
お互いに育ちや、
環境こそまったく違うけれど、
考えている根本は、かなり
似ているのかも知れない、
それは店に来てくれるたびに、
強く感じることが多くなった。

昨日、誰もいなくなった深夜の店で
ある意味、初めて二人で
たっぷりと話をした。

「黙っていればモテるのに」
ヒロアキちゃんは、
何人にもそう言われて何十年。
そんなことは百も承知で、
何度か試してみたことはあるけれど、
抑えられない、抑えたくない。
オープンでいられる自分でいたい、
しっかりとそう思うのだそうだ。

たくましく、自分を自分として
生きていかなければならなかった彼と、
常に人に寄り添い、ある意味、
受け入れる、ということで満足しなければ
ならない、そう思っていた僕。

それぞれの悩みから、
それでも、自分のままでいいのだ、と
この年齢になって互いに気がついたことは
とても良かった、そんな話をしながら笑った。

人が少ないお盆の中の楽しく長い時間だった。

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2019年08月08日

同じ目線で話すこと

昨夜、久しぶりに来てくれた
僕の前の仕事関係のサカシタちゃん。
「ちゃん」と言っても、僕より少し下だが
50代のおっさんだ。

おっさんと言っても、独身だからなのか、
フットワークも軽く、若々しい。

それは昔からそうで、一見やんちゃに
見えながらも、とても謙虚で穏やかだ。
彼が怒ったところは見たことがないし、
思慮深く、若い頃から大人っぽかった。

とは言え、彼は歳をとるごとに
若い人たちと多く交流しているようだ。

昨日も、とある芸術系大学の課題である
短編映画の主演を演じてきたのだと言う。

その大学生たちとも、ちょっとした
コミュニティの集まりに顔を出したら、
とても仲良くなり、その流れで
「サカシタさん、僕らの映画に
出てくださいよ」ということになったらしい。

彼は、ライターという
仕事柄もあるけれど、好奇心が強く、
あらゆるイベントや集まりに顔を出す。
お酒は一滴も飲まないのに、
それでも人々と交流していく。

同世代や年上よりも、若い人たちと
一緒にいるほうが楽だし、
愉しいのだと言う。

昨日も、うちに来ている若い人たちと
話をしていたけれど、まったく偉そうに
することなく、とにかく同じ目線で接する。

そのあたりは、僕もそうでありたい、
日頃、そう思っているところだ。

こんな生き生きとした若いサカシタちゃんを
見て、僕もまだ頑張れるなあ、そう思った。

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2019年08月01日

中学生で2丁目デビュー!

今日、とあるお店の宣伝で、店に来てくれた
アツシ君、31歳。
「ついでに飲んで行ってもいいですか?」と言われ、
もちろん!と入ってもらった。

座るやいなや、彼がバイトしている店の話から
彼と2丁目の関わりなどに話が飛んだ。
自分のこの街に来たのは、中学2年生の頃だそうだ。
「もう、小学生くらいの頃から、新宿2丁目に
憧れていました!」というから凄い。

高校生になる頃から、actaがやっている
デリバリーボーイズ(2丁目の店に無償で
コンドームを配る人たち)に参加し、
多くの店を回って、自分も早く二十歳を超えて
こういう場所で飲めるようになりたい、
そう思っていたらしい。

デリバリーボーイズのおかげもあって、
飲みに行くようになった。
憧れていた街だけあって、
まったく気後れすることなく
溶け込んでいた、と言うから
それもビックリだ。

行く店で働く男のコに熱をあげ、
自分の小遣いや、バイト代を貯め、
シャンパンを入れる日々も続いたりした。
もちろん、それは無駄な出費にもなったけれど、
アツシ君は良い勉強をした、と思っているらしい。

それから15年。
現在は、自分よりも10歳ほど若い人と
恋愛をして、その相手が
どんなことで喜ぶのか、と
思い悩むところなんて
とても31歳とは思えない。
たぶん彼が若い頃から2丁目に
来ていた、という中で覚えた結果なんだろう。

いずれにしても、クローゼットでまだ
どこかで自分を受け入れられなかった
僕の31歳の頃では、とても考えられない。

時代もあるのかも知れないけれど、
どういう年齢の時にどんな刺激や影響を受け、
自分が変化していくのか、
同じゲイでもずいぶん違うなあ。
色々な人生がある。。。

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2019年07月26日

歳をとる、ということ

昨夜、久しぶりに来てくれたソウタが
20年ほど前から仲良くしている
オオタさんは、今年80歳を超えたと言う。

オオタさんのことは、僕も随分前から
知っていて、若いコを追いかけたり、
海外にオペラを観に行ったり、
とても精力的だった。

つい数年前会った時も、
店で会った誰それが可愛いと言いながら、
彼が好きなオペラの楽曲について
朗々と語っていた。

しかし、去年、体調が悪く倒れ、
そこから一気に生気を失ったようで
ソウタとしては、前に出来たことが
出来ないオオタさんを見るのは辛い、
そんなことを言っていた。

思えば、オオタさんも
70を超えたあたりから
旅行で他国に行くと、
誰かから後をつけられたり、
狙われると思うことが多くなったと言っていた。
だから、少し若い人にちょっとお金を出しても、
危険から免れるのであれば良い、
そう思っているという言葉も聞いた。

そんな話を聞くと、僕なんかも
まだそれほど年寄りには見られないだろう、
とたかをくくっているところはある。
そういう思いがあるけれど、
いつ、自分が他人から年老いて
見られるのか、ちょっと想像がつかない。
気がついていないだけで、
もう、そう思われているのかも。

そんなふうに考えると、
元気なうちに、出来る限りやりたいこと、
行きたい場所に行っていたい、そう思う。

おかげさまで、何かをやる時に、
面倒臭いとか思わないタイプだっただけ
良いのかも知れない。

自分で言うのも、なんだけれど、
このアグレッシブな気持ちが
いつまで続くのか。。。
不安でもあり、楽しみでもある。

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2019年07月20日

火災の恐ろしさ

一昨日のトップニュースだった
京都アニメーションの放火殺人は
本当に心痛む事件で、
店でも、この痛ましい出来事を
とても見ていられない、
そういうお客さんが大勢いた。

親族の方たちや、この会社のファンの方々が
どれほど辛い思いをしているかと思うと、
言葉が出ない。

僕はとことん映画好きで、
アニメーションももちろん観るけれど、
この京都アニメーションの作品は
恥ずかしながら、まったく観たことがなかった。

世界中にファンがいて、
これほどまでにリスペクトされている、
という事実を報道で知り、
無知な自分を恥じた。

320.jpg

京アニの代表作とされる「けいおん!」


報道される中で、行き場を失った
従業員の人たちが火に包まれるさまを
耳にして、建物の構造も含めて、
改めて火災の恐ろしさを強く感じた。

僕自身、過去を振り返っても、
火災現場に居合わせたことは、ほぼない。
それこそ、4、5歳の幼少時に
自宅の風呂から、近所(と言っても
自宅から1キロほど)の家が燃え盛っている
のを目にしたくらいだ。

僕が先日、旅行中に、新宿2丁目で
火災があり、これも大きな話題となった。
ツイッターなどで見ると、ビルの間から
大きな炎が燃え上がり、
かなり大変なことになったようだった。

亡くなったり、怪我をした人がいない、
というのが幸いだった。

うちの店は火を使わないけれど、
携帯やPCそれ以外の電化製品からの
引火も含めて、気をつけていかなければ。

今回の事件で、お亡くなりになった方たちの
ご冥福をお祈りします。

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2019年07月19日

参院選前に

27になるアツシと35歳のヨシオが
二人で来てくれた。
なんかの話の流れでアツシは
ヨシオに「選挙、どこに入れようと
思ってる?」と聞いていた。

ヨシオが「実は俺、選挙行ったこと
ないんだよね」
そう言うと、アツシは驚き、
「え?僕は二十歳になった時に
一番嬉しかったのは、選挙が出来ることだった。
今は、18になったので、さらに羨ましい、
そう思う。」と言うと
逆にヨシオは驚いていた。


IMG_0804.jpg

僕が二十歳の頃は、さすがにアツシのような意識は
薄かったけれど、ちょうど25、6歳になる頃、
初めての比例代表が始まり、
そのことをきっかけに
投票するようになったことを
よく覚えている。

そして、たまたま、この選挙で
当時、ゲイである事を公言し、
雑民党なる政党を作って出馬した
東郷健氏が、選挙演説の放送で
差別用語を連発し、NHKがそれを
削除した、というちょっとした事件があった。

クローゼットどころか、まだ女性と
付き合ったりしていた僕は、
オネエ全開で、かなり過激な彼の発言を
少し嫌な気持ちになったりしていた。

しかし、その中のささやかにも強い真実に
考えさせられたことも事実で
それはいまだに僕の心に残っていたりする。

投票する、ということは、ある程度
政治のことを知ったりしなければならず、
ネットや携帯がなかった当時は
ただ、ただ新聞を読むしかなかった。

保守か、リベラルか、
どこの党に入れるか、
誰を支持するか、日本が、そして世界が
どういうふうに動いたら良いのか。
それは個人個人の生きて来た背景や
考え方によって、大きく違う。

歳をとってくると、
政治で決められてしまう色々なことが
生活に密接していることに気が付く。

自分の意思が反映されずに
物事が決められていく理不尽さはない、
そう思うようになったのは、
40も半ばを過ぎた頃かも知れない。
でも、今、思うと、それでは遅かったなあ、と。

若い頃に将来を見据えて、きちんと
投票する、という習慣を付けておけば
良かった、そんなふうに思ったりする。

たとえば同性婚とかでもいいし、
憲法改正でも、原発についてでも、
メディアで報じられていることに
疑問や怒りを持ったり、
もしくは賛同したり、
若い人たちが動けば、
何かが大きく変わるはずだ、そう思う。

20年後、今の若い人たちがどうやって
生きていくか、ということも含めて、
是非とも20代、30代の人たちに
選挙に行ってほしい。

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2019年07月17日

「決め事」が好きか、嫌いか

ヨウヘイは、まだ40前で、特にデブ専という
ワケでもないし、太りたくて仕方がないことでも
ないのに、ここ半年で10キロほど太った。

「どうしようかって、毎日思うんですが、
走ったりしたくないし、
運動で痩せたいと思わない」そう言う。
「夜だけ炭水化物を食べない、というのも
かなり効くって言うけれど」と僕が言うと、
「決め事を作るというのが苦手なんです」だそうだ。

同じルーティーンであることはもちろん、
とにかく自由でありたい、
やりたい時にやりたい事をやる、というのが
ヨウヘイの生き方らしい。

面白いなあと思ったのは、
たとえば仕事であれ、
プライベートであれ、電車に乗る際に、
降りた時に便利なように、
多くの人は駅の階段やエスカレーターの
近くに降りられるように、
いつも同じ車両に乗ったりする。
彼の中では、そういうのがまずない。
ない、と言うか、嫌なのだそうだ。
決めたくない。縛られたくない。


逆に、僕は超ストイック、
というワケでもないけれど、
とにかく決め事を作らないとダメなタイプだ。
いつジムに行き、いつこの映画を観て、
いつまでにこの本を読む、
店のこともしっかりと
スケジュールを決めておかないと、
自分がダメになってしまう気がするので
事前にビッシリとスケジュール表に
まとめておく。


そう言えば、前の会社に税務署が入ったことがあった。
その時に僕の手帳に「C」とか
「B」とか「L」とか「S」とか
書いてあって、「これは何の暗号ですか?」と
問い詰められたことがあった。

IMG_0800.jpeg

これは僕のジムの日程表で、
単に胸のトレーニングの日、
背中の日、脚の日、肩の日という
イニシャルを書いただけなのだと
説明をしたのだが、とても不思議がられたりした。

いつもながら、何が良いか、悪いかなんて、
まったくないけれど、ヨウヘイの話を聞いて、
人って本当にとことん違うのだなあ。
つくづくそう思った。

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2019年07月13日

夢を追いかけること

つい最近、30になったばかりのセイヤが
昨夜、深夜に来てくれて、
久しぶりにゆっくりと話をした。

セイヤは、学生時代、
小さな会社を設立、
それでひと儲けして、2年もしないうちに
この先はもうないだろう、と閉業。

それから、彼は前の会社に移り、
その後、今の会社へと転職した。

現在の会社には不満はないし、
仕事もやり甲斐があるけれど、
セイアYとしては、数年後には独立し、
自分がやりたい事に向かって
走って行きたい、と言う。

イヤはまさに
日本の経済をしっかりと見据えて
ビジネス論理を追求していっている、
そんなふうにも見え、
僕自身とはまったく違う
生き方をしているように思えたりした。

しかし、話せば、話すほど、
僕自身が店をやった流れ。
自分が、そして店を支えてくれる
お客さんやスタッフたちが
幸福感に満ち溢れる、
そこに行きつきたい、
と同時に、前回の旅行なども含めて
自分の夢の自己実現をすること、という意味では
ほぼ同じなのだ、そう感じた。

とは言え、自分が30歳の頃、
セイヤのようにそういう事について
真剣に追求していたか、と言うと
まだまだ、もう少し目先のことで
精一杯だったような気がする。

IMG_0797.jpg

いずれにせよ、闘志がある若さというのは
素晴らしいなあ、そう思った。
頑張れ、セイヤ。

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2019年07月07日

展示会"Art After Stonewall"、ブロードウェイ・ミュージカル "Ain't Too Proud"

昨日、書き忘れたけれど、4日の日は
独立記念日で、思えばこの日にNYにいるのは
初めてで、そういうワケでブロードウェイのショウも
昼夜含めて3本のみ。
昨日、書いた「ビートルジュース」は
その中の1本だったので、ラッキーだった。

その後、何度かこのブログにも書いた
NYに住む友人のミキオとその娘のリリーと
共にハドソンリバーに沈む夕日を観ながら食事。

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そのあとは、僕が世話になっている
アパートのルーフトップから
独立記念日の花火を楽しんだ。
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さて、昨日は昼間の公演はなかったため、
昼間は、ちょうどこの時期NYUのギャラリーで
やっている"Art of Stonewall"という
展示会を観に行った。
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NYのゲイにとって、とても重要な
ストーンウォール事件
(今回のバレードもそれから50周年ということで
盛り上がったのだけれど)以降の
LGBTアートに関しての展示会だ。

実はこの展示会は二箇所に分かれていて、
一箇所では、70年代を中心に
ここでは80年代を中心にしたモノだ。
明日にでも、もう一箇所に行くつもりだけれど。

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「性差別」「エイズ」「LGBTがアメリカ社会に与えた影響」
という3つのカテゴリーに分けられて
多くの絵画や、造形物、メッセージ、音、映像などが
展示されていて、非常に興味深くもあり、
心打たれるモノがあった。

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上の写真にあるように、オードリーの
「ティファニーで朝食を」に
レズビアンらしき女性が出ていたのは
まったく記憶になかった。


さてさて、夜のショウは
原題 "Ain't Too Proud:
The Life and Times of The Temptations"を鑑賞。
これは、文字通り、アメリカで次々と
ヒットを飛ばしたアフリカ系コーラス・グループ
テンプテーションズのサクセス・ストーリー。

IMG_0627.jpg

演出は「ジャージー・ボーイズ」を大ヒットささた
デス・マカナフで、
この人は"The Who's TOMMY"や
ドナ・サマーの生涯を描いた
"SUMMER"なども作っていて、
かなり音楽通なんだろう。

確かに、今回のこの舞台も、
「ジャージー・ボーイズ」同様、
メンバーそれぞれの問題や苦悩などを
織り交ぜながら、ライブを見せていく、
というスタイル。

ただし、アフリカ系で
モータウンに所属していた彼らは
かなり激しいダンスも含めて
スタイリッシュに見せていく、というのは
「ジャージー〜」のフォーシーズンスとは違うところ。

装置は、いたってシンプル。
結構派手なモノを見続けている中では
抑えめのLED映像や、シンプルな装置が
退屈に思えるか、というとそれがそうでもない。

しっかりとした脚本と
ライブの融合が、
セット美術などのシンプルさを、
逆に生かしているのかもしれない。
そして、これこそがヒットの要因なんだろう。

数年前に観た「モータウン」もそうだったが、
とにかくお客さんが楽しそうに
一緒に歌う、というのが
ブロードウェイならでは。そう思った。


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2019年06月18日

ケイヴィさんのこと

旅行中だけど、さすがに
今日の観劇記は書けないし、
先週書こうと思って書き忘れていた
先輩バーにあたるケイヴィさんが
先月でクローズしたことを
ちょっと書こう。

ケイヴィさんは、うちが始まるよりも
6年も前に渋谷にオープンしたお店で
その時から渋谷にあったお店は
今ではプラムさん一軒だけ。

トシカズさんとは2丁目で、それこそ
もう30年も前から知り合っていたが
ケイヴィさんがオープンしてからは、
渋谷という土地柄、僕が伺ったのは
10回ほどかも知れない。

トシカズさんと言えば、
昔、共に行っていたタックス・ノットでは
彼のパートナーとの旅行の手作りアルバムが
本当に話題となっていた。
まだ、まだネットや携帯がなかった時代。
現像した写真を貼るだけではなく、
そのアルバムの装丁の素晴らしさ。

凝りに凝っていたあのアルバム同様、
とにかく美的センスが
抜群のトシカズさんだけあって、
行くたびに、店内の装飾は派手に変化し、
来る人たちの目を楽しませてくれていた。

また、若いスタッフが多く、
その若さに囲まれているトシカズさんは
そのファッションも若々しく、
雑誌の「レオン」から抜け出たようだった。

19年というなんとも微妙な年で
マスターのトシカズさんは
美術関係の大学に入るとのことで
クローズとなったようだ。
何とも素晴らしい。

19年後に、僕がBridgeを続けていられるかどうか。
それは神のみぞ知るだろう。

トシカズさん、お疲れ様でした。
素敵な学生生活をお送りください。

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これは、ケイヴィさんが8周年の時にお祝いに行き、
僕が店をやることを伝えた時の写真。
12年前だ。。。ひゃあ。

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2019年06月14日

感謝の日々

先日、鍵が壊れてしまい、
多くのお客さんに迷惑をかけたことを書いた。

その時に来てもらえた
24時間対応の鍵屋さんは
かなりの力づくでドアと
鍵がロックされている部分を壊し、
とりあえず、応急処置をしてくれた。

このブログを読んだ翌日、
よく来てくれているショウヤが
「ひょっとすると、僕が直せるかもしれません」
と言ってくれた。

うちの店の鍵は、もうずいぶん古いタイプらしく、
ある意味、ドアごと、
変えなければならない、
もしくは結構な大きい工事をしなければ、
というのが鍵屋さんの答えだったが、
ショウヤいわく、
この古い形のドアロックの部分が
自分の身の回りにあるかも、と。

そんなワケで、2度3度に渡り、
鍵部分を見てくれた結果、
工具持参で店に来てくれて、
ものの30分ほどで完璧に直してもらえた。

これで大工事をしていたら、一体
いくらになったことやら。。。


また、つい先週、ベランダに昼間
鳩が集まり、そのフン対策のことを
ここに書いたところ、やっぱり常連の
フミヤが「自分もやっている畑などを
カラスだとかに荒らされているので
ついでだから、何か見繕って持っていきますよ」と
昨日、色々な害鳥対策グッズを
わざわざ買って持ってきてくれた。

まさか、そんなことを考えてくれるとは
思っていなかっただけに、これまた
めちゃくちゃ有り難かった。

店を閉めて帰る時に、
そういうさまざまな対策グッズを
置いたり、ぶら下げたりすることにした。


他にも、先日、メニューを変えた際に
韓国語の部分をどうするかと考えていたら、
やっぱり常連のアキヨシ君が
僕がやります、と名乗り出てくれた。
そして何と3日後には、完璧なモノを
メールで送ってきていただいた。

それも、わからない部分は、
彼の行きつけの韓国居酒屋の主人などに
聞いてくれた、と言う。


そのどれもが、僕がつぶやいていた
数日後の対応で、その早さに驚くやら
頭が下がるやら。

IMG_9240.jpg


その心遣いが身にしみて、
本当に助けられることばかり。

これは、お客さんのみならず、
うちのスタッフにも言えることだけれど、
多くの人のおかげで
うちの店は成り立たせてもらっている。
日々、そう強く感じる次第だ。

この場を借りて、心から本当に有難うございます、
と日頃の御礼を伝えさせてもらいたい。
感謝しております。。。。

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2019年06月13日

偶然の出会いは必然か

昨夜は、海外赴任していて
仕事で一時帰国しているヤスジ君 45歳が
友人のノリオさん 50歳を連れて来てくれた。

ヤスジ君とノリオさんは、2年半ほど前、
ノリオさんがヤスジ君が住む国に
旅行に行った時に、出会い系のアプリで
知り合ったのだと言う。

とても面白いのは、ヤスジ君は
とても若い頃からゲイの活動はしていながらも、
結局、結婚してしまったということ。
海外赴任も家族で共に住んでいて、
たまに日本に帰ると、こうして息抜きをするようだ。

片や、ノリオさんは、同性愛に関しては
ずっと気持ちを抑えて来ていて
自分を受け入れたのが40過ぎ。
いまだに人とは付き合ったことはないらしい。

さて、二人が初めて会った時に
ショットバーで色々な話をしながら
飲んで、意気投合したようだが
話し始めて1時間ほどで衝撃の事実が。

ノリオさんは30歳過ぎて、ある会社を辞め、
他者に移ったのだが、その辞めた会社で
ヤスジ君は現在働いている、ということ。

それだけでなく、なんとヤスジ君の年上の奥さんは、
なんとノリオさんの当時の同僚だった、らしい。

IMG_9220.jpeg

当然、ヤスジ君の今の会社の先輩や同僚など
多くはノリオさんが知っている人だらけ。

このような偶然、というのは
店をやっていて、ものすごく耳にするから
僕個人としては慣れてしまっている。

二人は友人同士になったし、
たまたま海外で知り合ったけれど、
ノリオさんは日本在住。
ノリオさんとヤスジ君の奥さんが
偶然出くわすようなことはもうないだろう。
でも、必然と思わずにいられない
出会いであったことだけは確かだそうだ。


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