2025年02月03日

時給7万円に沸き立つ

先週末、店で最も話題になっていたのが
「60分 7万円」という
35歳のマッサージボーイの話だ。

僕は知らなかったけれど、先週、
あるインフルエンサーが
xで、その広告を見つけ、
リポストしたら
途端にゲイのみならず、
ストレートの人々にも火がついたらしい。

改めて写真を見ると、いかにも
ガチムチでお腹がぽっちゃりと
出ているこちらの人には
モテそうな30代半ばの人。

そのマッサージをやり始めた経緯を
お客さんから聞くところによると、
それまでその彼は、
Only Fansや、My fansのような
サブスクの動画サイトで
本人の映像で稼いでいたとのこと。

おそらくそのサブスクに登録している
人数(海外の人も含めて)で、
これはマッサージでも出来る、
ということで、春節の旅行時期を
見込んで、あの値段で
オープンしたらしい、ということだった。

これを見たちょっとお腹が出た
中年のストレート男性たちが
「これなら、俺も出来るじゃん!
時給70000円だぜ」と
沸き立っているとの話。

その広告からどのくらいの人たちが
彼のマッサージを受けに行っているのか、
またどのくらいの人たちが
騒いでいるのかは、まったくわからない。

マッサージや売り専の相場とか
僕はわからないけれど、
過去、それくらいの金額のモノは
なかったのだろうか。

ずいぶん昔に著名人だけ相手の
VIPエスコートというのが
ひと晩10万円だったと
耳にしたことはあるけれど(笑)

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2025年01月18日

パンツまみれの日々

キョウスケ 26歳は、大のパンツおたく。

高校生の頃にネットで見た
下着の広告の男性がものすごく好きで
それからその下着を買うようになったのが
始まりだったらしい。

最初は出来るだけ小さく、股間が
もっこりしていることがわかりやすいモノを
選んで買っていた。
ただ、それは1000円や2000円ではなく、
モノに寄っては、1万円近くするモノも
あったようだ。

ありとあらゆるブランド、色、形で
買い出すとどんどん増えていく。
学生の時からバイトで貯めたお金のほとんどは
競パンや、ビキニブリーフに消えたと言う。

パンツ道(?笑)を突き詰めていくと、
最初は小さめビキニだったのが、
ボクサータイプや
トランクスにも目がいき、
もちろん単純な下着ではなく、
いわゆるケツ割れサポーターや
六尺にまで手が伸びるようになった。

最初はそれぞれを履いて、
マスターベーションなどしていたが、
それこそ、それをビデオに撮影したり、
だったら身体を鍛えたほうが良い、と
数年前からお気に入りの下着が
似合うようにジムにも通い出した。

困ったことに、最初に望んでいた
広告の男性のような人を追いかけるのではなく、
自分がそんな広告に出られるように
なりたい、そう強く願望するようになった。

これってナルシストっていうことですか?
自分の半分以上の年齢以下の若者から
こう聞かれても、なんとも答えられないけれど、
それで満足ならいいんじゃないかと
言うと、「了解です。極めていきます」
と笑顔で応えてくれた。

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2024年12月22日

臭いの深さ

ヨシノブ 38歳は、以前
ナショナル・ジオ・グラフィック
のある番組で、「3日間着た
Tシャツをジップロックに袋詰めにする。
その臭いを嗅がせて、気にいった臭いの相手
(この場合は男女だったらしい)と
マッチングしてデートする」
という番組を観たことがあるらしい。

そこで、気にいった臭いの相手が
ほぼ人としても愛せる、という
パーセンテージが非常に高く、
ヨシノブは、これこそ、自分が
求めているものだ、そう思ったのだそうだ。

ヨシノブは幼少期から、とにかく
体臭というモノに強く惹かれるらしい。

職場でも、プライベートでも近くにいて
「あ、この臭い、好きだ」と思う人とは
かなり関係がうまく行く。

恋愛やセックスも同じで、
バーなどで横に座ったり、
すれ違ったりする際に
気になるのは相手の臭い。

それは一般的に言う汗の臭いや、
ワキガ、また加齢臭、生乾き
というような強い臭いなどではなく、
いわゆるその人が持つ独特な
体臭に惹かれるのだそうだ。

だから、ほとんど顔や体付きのような
外見で選択する、ということはなく、
だからこそ、いわゆる携帯の
マッチングアプリなどは無理らしい。

それが本人は、決して「臭いフェチ」などと
軽い言葉では言ってほしくないらしく(笑)
彼にとっての「臭い」というモノは
かなり崇高なモノだということだ。

僕としては、始めて耳にしたが、
意外とヨシノブのような人も
多いのかも知れない。

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2024年12月21日

知らない世界の裏側

昨夜来てくれたヨウイチ君は
10年ほど前に、パプアニューギニアに
少し住んでいたことがあったようだ。

あちらのゲイ事情はどんな感じ?と
軽く聞いたところ、
基本的には違法なのだそうだ。

ただ、町のあちらこちらで、ごくごく
普通に男同士の目と目が合い、
性行為につながることが多かったと言う。

ヨウイチ君の最初の体験は、
洗濯機がなく、路上にある水道で
Tシャツを洗っていたら、
「暑いね。ガールフレンドがいるの?」
という問いかけをする20代の青年がいたらしい。

「いない」と言うと
「じゃ、ボーイフレンドは?」
と聞かれ、「いないよ」と言うと
「じゃ、僕をボーイフレンドにして」と
言い寄られたことが始まりだったらしい。

その他、何人もの男たちから
多くの誘いを受け、彼が旅行した他の国とは
まったく違う世界に驚いたようだ。

興味深いと思って調べてみると、
あちらの山岳地方にあるサンビアで
7歳になる男児は、
「男らしく強くなるために」と
成人男性の精液を大量に飲ませられるらしい。
これは、かなり有名な話のようだ。

だから男同士のオーラルセックスは
当たり前で結婚してからも、
そういう関係は続いていて、
それを誰かに嫌悪されることも少ないと言う。

そのせいなのか、非常に穏やかで
笑顔に満ち溢れた民族なのだそうだ。
ゲイ的なファンタジーとして
なんだか唸らされた。

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2024年12月09日

小さいのが好き!

土曜日に来てくれたアキオちゃんは
アソコが極力小さい人が好きなのだそうだ。

基本的に僕自身、あまり大きさや
形にこだわらないほうだけれど、
多くの人(特にウケ体質の人)は、
大きいほうが良いと耳にする。

そもそもゲイの人たちは
身体もアソコも大きい、ということが
男らしさの象徴、そう考える傾向が
強いのかも知れない。

さてさて、アキオちゃんはと言うと
その小さいのを口に含んであげる、
というのが至福の喜びらしい。

それは仮性包茎であろうが、
剥けていようが、
あまり関係ないのだそうだ。

2丁目にあるイベントでは
よく「巨根ナイト」など、デカさを
強調するモノが目に付く。

ところが、アキオちゃんに
聞くところによると
「ウルトラ粗ッ!」という小さな
ペニスを愛でる、というイベントが行われ、
これまたなかなか盛況なのだそうだ。

大きくなって、10cm以下!という人には
500円割引らしく(それを測るのがすごい!)
逆に「巨根認定」を持っている人
(この「認定書」というのも笑える)は
通常料金よりも1000円高いらしい。

と言うことは、全員、見せなければ
ならないっていうことだろうか。
不思議。

いずれにしても、本当に好みというのは
さまざまだなあというのが
いつもながらの感想だ。

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2024年11月27日

元気の源はエロ

コロナ禍になる前までたまに
来ていただいていた85歳になる
マツゾウさんが、地方都市から
久しぶりにいらっしゃった。

6年ぶりくらいに会ったマツゾウさんは
ほぼ変わることなく、姿勢も良い。
体格もガッチリとしていて、
街なかでこんな80代は
ほぼ見たことがない。

結婚されていながら、
男性とのエロに関しては
ずっと現役だと言う。

ただ、そもそもアナルセックスは
興味がなく、キスやオーラル、
あとは六尺褌やエロい着衣の
フェチで十分。
きちんと射精もするよ、と
笑って話される。

SNSはたまにはやるけれど、
やっぱり実際に会わないと、
とおっしゃっているから
バーやサウナでの出会いが多いらしい。

本人いわく「健康であれば、
こんなジジイでも相手してくれる人は
結構多いよ」
そう話されるだけに、
色々なことを語るその語り口や
雰囲気がまさにエロティックだ。

僕自身、浅草や上野のバーなどに
ほぼ行ったことはないけれど、
意外や意外、こういう紳士が
そこそこ、いらっしゃるのかも知れない。

自分もこうでありたい、
そう思えるマツゾウさんだった。

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2024年11月15日

ハンカチ談義から、トイレ、そしてヨゴレフェチまで

昨夜、35歳のタツロウに、
好きな男のタイプを聞いていた中で、
彼は「常に綺麗なハンカチを
持っている人」と答えた。

もちろん、それが一番、
というワケではないけれど、
ルックス、雰囲気の次くらいに
ハンカチは重要ポイントだと言う。

確かに、トイレで手を洗って(それも手先だけ
ちょろちょろっと)、ズボンで適当に拭いたり、
髪の毛を触って誤魔化したり、という人は
結構いる。僕も比較的若い頃、そうだった。

なおかつ、小用を足したあと、
まったく手を洗わない人もかなり多い。

ネット記事に寄ると、世界63カ国の中で、
トイレ後に手を洗わないランキングは
中国に次いで、日本が2位。韓国が3位らしい。

確かに、欧米に行くと、
オシッコのあとでも
石鹸でものすごく丁寧に
手を洗っている様子を見る。
これはなかなか日本男子には
見られない光景だったりする。
(丁寧に、という意味で)

そこには、ハンカチを持たない人が多い、
ということではなく、手を拭く紙ナプキンや
ジェットタオルなどがない場所も多いことだろう。

ジェットタオルは欧米よりも、日本のほうが
多いけれど、少なくとも紙ナプキンは、
基本的に欧米のどのトイレにもあるが、
日本は意外と少ない。

と言うか、その前に他国には日本ほど
トイレの数が多い国は、世界の中でも
まず、ないとは思うけれど。


ハンカチから脱線してしまったが、タツロウの
「ハンカチ談義」の話の時に、
隣にいた40を迎えるヒサシは
「俺、ジーパンなんかで手を適当に
拭いてる男のほうがアガります」と
ポツリと言った。

実際のことは置いておいて、そういうことに
男臭さとかを感じる「汚れフェチ」
という性的ジャンルがあるとすれあb、
それも加わるのだろうか、なんて
考えてしまった。

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2024年10月17日

乳首の大きさと見えかた

僕はTシャツやポロシャツを着る時や、
よほど寒くない限り、襟付き長袖の
シャツを着る時も、アンダーシャツを着ない。

新陳代謝が悪いのか(歳?笑)それほど
汗をかかないのと、もともと
下着(上だけだが)を着るクセが
付いてないからだと思う。

20代のカズオに言わせると、
まず乳首が見えてしまうのが嫌なのだと。
だから運動する時に、シャツ一枚の時は
男性用のニップレスなどするらしい。

僕は人よりも胸の下に乳首があるせいか
(誰も、んなこと聞いてねーよ!)
シャツから乳首の突起が浮き出ることはない。

気にするという気持ちもそもそもないのは
いい親父だからだろうか。

アダルトビデオなどを見ると、乳首を
大きくするために、ニップルサックなるモノを
付けている人や、中にはピアスを
している人もいる。

さすがに大きくしたい、などとは
思わないけれど、ゲイの中では
二つに分かれるところなのかも知れない。

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2024年10月03日

Bottom 三段階とは

ちょっと今日のブログは
かなり際どかったりするので、
苦手な人は飛ばしてください。

*******************

昨日、来てくれたショウヘイ君 38歳は
ポジション的にはウケ。
もちろん、他の多くの人たちのように、
出会った際に、タチなのか、ウケなのか
きちんと確認するらしい。

ルックスや体型が自分の好みのタイプでも
性格的にこれは!と思っても
セックスのトップボトムが違うと
それだけで、付き合うことは元より
ベッドインなどもってのほかなようだ。

何度も書くけれど、僕が若かった頃、
ポジションの確認などすることもなく
(まず、自分がどのポジションなのかなんて
多くの人たちはわかっていなかった)
その上で、性的関係を持った。

その時に初めて、どういう行為が好きか、
ということがわかったものだ。

まあ、そんなことはともかく。
ショウヘイ君は、ウケでも大きく
分けると三段階ある気がすると言う。

一段階目は、とりあえずアナルで
ウケは出来るけれど、
気持ち良さを感じられない人。

二段目は、気持ち良いし、最終的に
自分もイキたい、という人。
ここには潮吹きというのも
含まれます!と話す。

三段目になると、もう掘られているだけで
昇天する、いわゆるケツイキというやつだ。

ショウヘイ君はこの第三段階まで
何度かイッたことはあるけれど、
これは相手のテクニックや、
何より相性に寄るので、
必ず、という人はそんなに
いないと思うらしい。

この年齢で、そんなところまで
追求したり、考えてこなかったのは
時代のせいか、僕個人のせいなのか笑

そんなくだらない、下世話な話で
盛り上がってしまうのが
いかにもゲイバーだなと思う
水曜日の夜。
posted by みつあき at 17:25| Comment(0) | エロティック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月22日

ゲイのセックスってなんだろう

今日はちょいとエロに関しての話。
興味ない人はブッチしてください。



38歳のササオ君が先日、マッチングアプリで
出会った人と、お茶を飲んだらしい。

「俺、どうですか?」と相手が聞くので
「写真で見たと変わらず良いと思います」と
ササオ君。

「俺も君のことめちゃくちゃタイプです」
相手もそう言ってくれたらしい。

で、お互いの趣味や、仕事についての
話をしようとすると「ってか、アプリでは
書いてないかったけど、タチ?
それともウケ?」と聞いてきた。
よくある質問だ。

「あ、僕、基本的にケツはやらないんです。」
そう言うと「え?セックスはしないってこと?
バニラ???」と言われて
「いや、それ以外はするんですけれど、
掘ったり、掘られたりはちょっと」

ササオ君がそう言うと
「あ、バニラなんだね。話にならない。
帰ります。」とカフェを出て行ってしまった。

ササオ君の経験上、こういうことは
よくあるし、それで今さら落胆したり、
落ち込んだりしないけれど、
そもそも、そういうことを
きちんとアプリ上で書かないことが
問題があるのだろうかと悩む。

でも、ササオ君の場合、それ自体が
それほど問題でないから
わざわざ書いていない。


店にいた数人は「そりゃ、バニラならバニラ
って書いたほうがいいよ。時間も無駄になるし」
と言っていた。


以前にも何度かここで書いただろうけれど、
80年代から90年代にかけて、僕らの
若い頃は、まずタチウケを尋ねることは
なかった。

まずアナルセックスをする、という人が
今ほどはいなかったような気もするし、
当時、ウケたい人も「女性的」だと
思われることを嫌がって
言わなかった人がいたのも確かだ。

とにかく、ルックスやフィーリングが合って、
それでベッドインをしてから、お互いに
特に掘る、掘られるということなく、
攻め合ったり、感じたり、ということだけで
満足をしていた時代だった。

そんな話をすると「じゃ、
中でイカなかったのですか?」とか
「ひょっとして最終的には
手コキなのですか?」などと言われる。

まあ、それでも色々なパターンがあり、
楽しむことは出来た。

ササオ君のような人もいまだに
少ないながらにいるのかも知れない。
気持ちの良さはそれぞれなので、
何かに合わせることもなく、
追求する部分は追求しながらも
自分なりの満足感を得られれば良い
僕はそう思う。

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2024年09月15日

マッチョなトレーナーの真実

ヤマトは筋トレをずっと続けているけれど、
もう8年ほど前に、2年ほどパーソナルに
付いてもらったことがあった。

自分より5歳くらい若く、凄くマッチョな
男臭いトレーナー。
ただ、普段の会話や有りようからも
90%、ストレートだと思っていた。

ヤマトがパーソナルを辞めて、
少し経った頃に、自宅のPCで
ゲイのエロビデオを探している時に、
なんと彼の出演ビデオを見つけたと言う。

ただし、よくあるように、彼は女性と
セックスをし、カメラはその彼の身体を
舐めるように見せる、というモノだった。

驚きとショックの中で、どうしても
見てしまう自分の男の性(さが)に
ちょっと自己嫌悪にもなった。

その数ヶ月後、そのトレーナーの
男との絡み(それも受け状態)を目にした。
ひょっとして、ゲイに目覚めたのかも、
もう会うこともないだろう彼に
少しだけ期待をしたりもしたようだ。

ただ、そんなことから何年も経ったある日、
新宿で、彼が彼女らしき人と手繋ぎデータを
しているのを目にしたらしい。

おそらく、あのビデオは単なる軽い
気持ちで受けたアルバイトだったんだろう。

ヤマトは、安堵のような、無念のような
複雑な思いにかられたと言う。



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2024年09月11日

性依存の悩み

初めて来てくれたアツノブ君は26歳。
彼は、二十歳の頃から
マッチングアプリを使いはじめ、
過去、多くの人たちと会った。

会った、と言うよりも、やった、
と言うほうが近かったです、
アツノブ君はそう言う。

そもそも、恋人を探そう、そう思って
始めたアプリだけれど、
会う人、会う人がセックスを求めてくる。

最初の頃は、自分の好きなタイプ
というのがよくわからなかったし、
ある意味、相手が良ければ
ほいほいと付いて行った。

しかし、学生時代、そんな生活を続け、
いざ仕事を始めると、時間がないから、
なかなかそういうワケにも行かない。

ふと気がつくと、恋愛をしたい、
という気持ちなど、どこかに行ってしまい、
ただ、ただ、日々、悶々とするようになった。

その頃から、仕事でも必要ということで
自宅にパソコンを書い、そこでありとあらゆる
ビデオを観ることを覚える。

SNSも含めて、WEBの世界は、実際
会っていた人たちよりもずっと
魅力的だった。

外見や年齢ということだけではなく、
その性的嗜好、というのが深く、
またアツノブ君のフェチをどんどん
追求させ、掘り下げていくようになった。

そして見つけたのが、ビデオチャットだった。
自分が好きなフェチ同志で、
お互いに配信しながらエッチなことを
語り、見せ合う。

どこの誰かも知らない、たまに相手は
顔を見せてくれるが、そうでなくても良い。

彼は仕事から帰ると、弁当を
食べながら、そういう相手を探し、
2時間も3時間も(下手すると
はっと気がつけば、朝方まで)
ウェブから離れられなくなってしまったらしい。

週末などになると、1日中
ずっとパソコンに貼り付き、
何度もマスターベションを繰り返す。

実際人と会ったりするよりも
病気の可能性も低いし、これはこれで良い。
そう思っていたけれど、仕事に行っても、
何をしていても、性的なことから
頭が離れなくなったのだそうだ。
そんな生活が3年ほど続いた。

さすがに彼はこれはまずいと思い、
ネットで調べ、性依存から脱却する
プログラムを受けるように
クリニックに通うようになったらしい。

そこでわかったのは、
とにかく、自分の部屋から出ること、
それも性的なことではなく、
もう少し幅広い趣味を持つこと、
そしてきちんと人と接すること、
それが必要であると気がついた。

うちの店をこのブログで知り、
来てくれたのも、そういうプログラムの
一環だったのだと言う。
ともあれ、好きな人でも、友人でも
良いので、人との関係を作っていくことが
大切なのかも知れない。

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2024年09月07日

あしたのペニスはアルデンテ

今日はエロエロな話ではないけれど、
表題にあるように、ちょっと
性的な話になるので、苦手な人は
スルーしてください。

********************


昨日、僕が敬愛するゲイの大先輩の
タクフミさんと久しぶりにゆっくり話せた。

タカフミさんは75歳だが、70代になってから
なかなか勃起できなくなったと言う。

過去、あらゆる経験で興奮していた
愛しのペニスがいうことを利かない。
60代ではバイアグラを使い、
なんとかなったけれど、
ここ何年も、薬を飲んだところで
どうにもならない。

おまけに射精すら出来なくなったと。
それは結構ショックで、その悲しみとも言えない
がっくり感からどうやって
立ちあがろうかと思った時期もあったと言う。

タクフミさんは特に同世代、または同世代以上の
人を好むことはなかったけれど、
いわゆる年配者が好きな
「老け専」の人たちと会って、
色々話を聞いてみたらしい。

そこで、耳にしたのは
まったく勃起をしないフニャッとした
ペニスを口にふくむ時の快感が
老け専の人にはよくある、と。

フル勃起でギンギンになっているよりも
なんとも言えない多幸感に包まれるのだと。

そして色々なところを触ったり
撫でたりしながら、口にふくんだり、
ふくまれたりしていると、
少しだけ変化する。

それを彼らは「アルデンテ」と言って
そのアルデンテの喜びは
この年齢にならないとわからないのだ、と。

僕も近々やってくるそういう時間。
まったく気にならないと言うと
嘘になるので、「アルデンテの喜び」を
持てるよう、心の片隅に置いておこう。

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2024年07月28日

2020年代のAV俳優

昨日、アプリで出会った、という人と
一緒に来てくれたオサム君は、
くったくなく笑うごく普通な29歳。

ギラギラガツガツしてる感じではなく、
ある意味爽やかでもあり、
ノンケ風味だったりもする。

そんなオサム君は、こちらから聞く前に
僕、ビデオモデルや売り専を
やっています、と言うのでちょっと驚いた。

いや、そんなゲイには何度も会っているし、
僕自身、まったく偏見はないんだけど、
あまりそんなふうには見えなかった。
電車などぇ普通に見かけるような
リーマン風だからなのか。

彼いわく、数年前はビデオのメーカーに
世話になったり、売り専の店に
登録したりしていたけれど、
今は自分でonly fansやmy fansを
やったり、ホストも個人でやったほうが
とても楽だし、それだけで
食べていけるんですよ、そう話す。

とは言え、顔を出さずに出ている人たちは
やはりこの世界だけ、というのはなかなか
難しいし、自分とは違うタイプが多いと言う。

昔、メーカーなどに出ていた男優は、
確かにゴーグルやマスク、モザイクで
顔を隠す人が多かったけれど、
そついう人は非常に少なくなったらしい。

AV男優と言うよりも、まったくの一般人が
snsなどを通じて、ふらりと出てくるように
なったこと、そしてゲイがさほど
大したことではない、と思う若い当事者も
増えたからかも知れない。

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2024年07月12日

同棲を始めて

34歳のリョウヘイは、最近、4年ほど付き合った
彼氏と同居することになったようだ。

付き合って4年というのは、なかなかの
時間の経過だけど、それでも結構、
新鮮じゃないかと尋ねてみた。

リョウヘイいわく、
そもそも、几帳面なのはわかっていたけれど、
共に生活をすると、ここまで?と
自分との違いに驚くばかりだと言う。

自分もそこそこきちんとしているタイプだけれど、
気になる部分がまったく違う。
よく耳にする話だ。

そりゃ、長年、自分のペースや
親のしつけの流れで覚えたライフスタイルとは
まったく違ったりするから
戸惑うことも多いのが同棲だ。


そんな中で一番困るのが
「オナニーをいつするか」という問題らしい。

人に寄っては、好きな人と一緒に生活するのに
そんな必要はない、という声もあるかも知れない。

しかし、そこは男の子だ(笑)
オナニーくらい、好きな人がいても
やりたい時にはやるだろう。

リョウヘイと彼は、比較的似たような
生活スタイルの中で、
ひとり、シャワーやトイレでやるというのも
臭いが残るから嫌なのだそうだ。


それを思えば、ストレートの既婚者だって、
オナニーくらいはするだろう。

子供もいたりする中で、みんなどういう
時間を作って、やっているんだろうか。

どうでも良いと言えば、
どうでも良い話だけれど(笑)

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2024年07月11日

自分のことが好き過ぎて

今年、46歳になるというキモト君。
「突然なんですけど、店のブログを読んで、
僕の恥ずかしい話も、聞いて、
是非とも書いてほしいんですが」そう言われた。

キモト君は、子供の頃、
サッカー教室に通っていて
10歳にもなる前から、
かなりのスポーツマンだったらしい。

その頃から、女のコからだけではなく、
男友達や同級生からも「かっこいい」と
連発されていたのだそうだ。

だからなのか、小学生の頃から
キモト君のナルシストぶりは
徐々に始まって行ったのだと言う。

自分はかっこいい、自分でもそう思い、
同級生や後輩から二人だけで一
緒に遊ぼうと言われたことは
数知れず、中学時代から何人かと
相互オナニーのような
ことはやっていたらしい。

その彼らはおそらく、ゲイではないけれど、
とにかくキモト君がこうしてほしいと言えば、
応じてくれる人が何人もいたのだそうだ。

とは言え、大学までは地方都市だったので、
現実的にゲイの人と知り合ったのは
大阪に住んだ25歳くらいの頃だったらしい。

ただ、高校を卒業してからは、
ずっと鏡を見ながら
マスターベーションをしていたのだと言う。

その後、ゲイの人と知り合って、
肉体関係を持ったり、
付き合おうと言われても
今ひとつのれない自分がずっといた。

「恥ずかしいし、変態だと思われるのでしょうけれど」
と前置きをして、キモト君は言う。
「どんな相手よりも、自分のことが一番
『かっこいい、エロい』って思ってしまうんです。
そんなこと人に言うと、だいたいドン引き
されちゃうんですが」と。

だから、20代後半から35歳くらいまで
ボディビルの大会などにも出たこともあった。
ただ、絶食などで体を壊してしまって、
そういう大会に出るのはやめたと言う。

そんなキモト君なので、
自分の好きなタイプじゃなくても
褒めちぎられるとそれだけで興奮はするらしい。

しかし、挿入も含めて、
変に性的なテクニックを使われると
冷めてしまうのだと言う。

何故、そんな話を僕にして、
ブログに書いてほしいと?と尋ねると
「きっと僕のような人もどこかに
それなりにいるような気がするんです。
そういう人と繋がりたいワケではなくて、
ここにそういう人間がいることを
知ってもらいたくて」

そう言うと、キモト君は、美味しそうに
グラスに残ったジン・トニックを飲み干したら
「きっと、今日も鏡が相手です」
と、言い残し、店を出て行った。

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2024年05月02日

股間を隠す?隠さない??

この前来てくれたヤマトと
ゲイが集う場所の話をしていた。

彼の中で、いわゆるゲイバーに来る人は
寂しがりや、もしくは社交的なことを
求める人が多いと思うと言う。

マッチングアプリは、比較的クローゼットな人、
そして真剣に交際相手を求める人、
またやりたいだけ、という人が交差している
気がするそうだ。

また、ハッテン場で全裸になる人は
股間に自信がある人だという認識らしい。
ふうむ、そうなのだろうか(笑)


昨日来てくれたミキオは、昔から
絶対に自分の股間を赤の他人に
見せたことはなかったと言う。

多くの人は剥けていて、仮性包茎の自分は
ごく少数派だと思っていたらしい。

銭湯やサウナや部室のシャワールームでも
人の股間をジロジロ見るなんて、
ゲイだとバレるのも嫌だったらしい。

最近でこそ、日本人の7割ほどが
仮性包茎だとか聞いたけれど、
それでも幼少時代からの癖やトラウマ?も
あり、股間は隠し続けていると言う。

確かにミキオのような理由かどうか
わからないけれど、裸になる場所で
股間を隠す人と晒す人はそれぞれだ。
別に晒しているからと言って、
ヤマトが言うように、自信家だけでは
ないと思う。

あなたはどのタイプだろう。


posted by みつあき at 17:21| Comment(0) | エロティック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月27日

勝負パンツは?

この前、よく来てくれるタケトモが
隣に座ったヨシキに「勝負パンツって
どういうの、履く?」と聞いていた。

ヨシキは「僕は多くのゲイとは違って、
トランクス派なんだ。なんか、ビキニや
Tバック的なモノを履いてこられると引く」
と言う。

タケモトは「俺は、まったく逆。
その日は、そういう日!
とお互いにわかっていたら、ケツ割れも履くし、
六尺も締めていく」と。

横にいたヤスヒコは「自分が履きたいモノと
相手が履いてほしいモノは違うからなあ。」
そう言っている。

それにしても、僕の若い頃は、
勝負パンツなんて発想は
まったくなかったような気がする。

もちろん、ジムに通っていて、
着替える時に、出来るだけみっともない
パンツは履きたくはない、それくらいは思う。

僕くらいの年齢になると、
基本的には白、黒、グレー、せいぜい濃紺で
ボクサータイプのモノが妥当かな
そう思うけれど、ゲイなんだし、
歳など関係なく、自由でいればいい、
そういう人もいる。

また、最近はボクサーではなく、もう少し
古いタイプの白ブリーフ、というのが
ゲイ業界では流行っているとも耳にする。

一時期は、派手なカラーに
数字が付いたパンツとかが
よくジムなどでも目にしたけれど、
20代の若い子が履いていると可愛いなあとも
思うけれど、さすがに僕は履く気にはならない。

さて、あなたの勝負パンツはどんな感じだろうか。

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2024年04月22日

刺青に憧れて

土曜日の深夜に、二人の30代の
ソウタ君、ムネオ君が来てくれた。
週末に賑わったTRPに行って来た帰りに、
軽いSM系の店で知り合ったのだと言う。

SM系の人の話は、
店でも何度か聞いているので、
色々尋ねてみると、二人は背中に
和彫りの刺青をしっかり入れていて、
これで縛られたりするのが
好きなんだそうだ。

とは言っても、激しいSMプレイは
ほぼやったことがなくて、
それでそのまま、抜かれたりする、
というのが二人ともアガるらしい。


ソウタ君は、高校時代、本屋にあった
刺青の写真集で、そういう写真を見つけ、
興奮と共に、これは芸術だ、
自分も刺青、掘られたい!
一発でそう思ったらしい。

かたやムネオ君は、やんちゃしていた中学時代、
ちょっと反社会系の人に可愛がられていた。
18歳の頃、その兄ちゃんに言われたままに、
刺青を入れてもらったんだと言う。
ただ、その団には、誘われたけれど
とても入れなかったることは出来なかった。

店でTシャツを脱いで見せましょうか、と
言ってくれ、マジマジと見たのだが、
怖いと言うよりも、見事に、美しく、
確かにソウタ君が言うように
アートだなあ、僕はそう思った。

ただ、刺青していると、手術も出来ないし、
CTやMRIなども撮ることが出来ない。
また、感染症にかっかているかも知れない、
ということもあって、生命保険には
なかなか入れないらしい。

もちろん、温泉、ジム、プールなど
もってのほか。
とは言え、しっかりとした筋肉に
龍が入っているムネオ君は、
しっかり毎日自宅でトレーニング
しているらしい。

うちのようなゲイバーなどで声をかけられ、
そうい関係になり、引かれることも多く、
最近は二人だ最初から言うように
なったのだそうだ。

なかなか、まだまだ世間の風当たりは
強いらしい。
posted by みつあき at 18:23| Comment(0) | エロティック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月05日

マッチョな居酒屋

昨夜、クドウちゃんとエイイチ君が
水道橋でやっているゲイアートで
有名な長谷川サダオ展を観て、
そのあと、板橋まで
「シュルレアリスムと日本」という
美術展に行ってきたらしく、
とても興奮していた。
最も興奮していたのは、
この2つの展覧会のことではなく
別の話で、それはまたあとで。
長谷川氏は、80年代を中心に
ゲイのエロティック・アートを
多くのゲイ雑誌に描き、有名だった。
クドウチャンたちは、僕よりも少し
年齢的には若いけれど、
当時のゲイ雑誌で彼のアートは
よく目にしていて、懐かしいと
言っていた。
長谷川氏は、なんと僕の友人の
パートナーでもあったのだが、
21世紀になる直前に、バンコクで
50代という若さで亡くなってしまった。
「シュルレアリスムと日本」のほうは、
ダリやエルンストなんかから
モロ影響を受けていると見られる作品が
多く、これも楽しかったらしい。
さてさて、その板橋から、帰りにバスで
高島平まで行き、うちの店に来る前に
高島平駅の近くの居酒屋に行こうと
入ったと言う。
扉を開けたら、なんとお店は男性ばかり
(と言うのは、居酒屋ではよくある話だけど)
従業員が全員、坊主頭のマッチョで
なおかつ、優しく親切で
ここはゲイバーか!と思ったようだ。
あまりの衝撃で、何故にあれほどマッチョが!
という話になっていたので、
店のみんなでネット検索してみると、
結構、あのあたりではマッチョが
集っている、というので有名らしい。
とは言え、特にゲイ、ということではないみたいだ。
ちまたでは、マッチョバーだとか、
マッチョ食堂などが流行っていて、
そこには筋肉好きな女子も
集っていると耳にする。
もう10年ほど前からそういう傾向は
あったものの、今さらながら、
世の中、ずいぶん
変わってきたなあと。。。
マッチョ好きな僕らには嬉しい限りだが。
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