2021年04月24日

もうすぐアカデミー賞

昨日は、三度目の緊急事態宣言、
そして休業要請が出て、結果的に
明日から店を休まざるを得ないことになった。

そんなこんなで、気にして来てくれた
お客さんたちはとっても嬉しく思った。

とは言え、昨日は、珍しくちょっと
ネガティブな事を書き連ねてしまったような
気もするので、今日は気持ちを入れ替えて
日本時間の月曜日に決定する
アカデミー賞のことを。


本年は、今公開中の「ノマドランド」(公開中)が
作品賞大本命と言われ、監督賞もほぼ決まり。

この映画については、共にノミネートされている
「ミナリ」と共に、以前、ブログにも書いた。


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この映画で主演女優賞候補の
フランシス・マクドーマンドは、
同部門にノミネートされている
「プロミシング・ヤング・ウーマン」の
キャリー・マリガンと一騎討ちになりそうだ。

ただしマクドーマンドは、数年前に
「スリー・ビルボード」で
オスカーを手にしたばかりなので、
今回はキャリーに行きそうな気がする。

一騎討ちという意味では、主演男優賞候補の
「サウンド・オブ・メタル〜聞こえるということ」(Amazon Prime)
で、ノミネートされているリズ・アーメッドと、
「マ・レイニーのブラックボトム」(Netflix)で
ノミネートされている故チャドウィック・ボウズマンも
厳しい闘いになりそう。

チャドウィックは「ブラックパンサー」で注目を浴び、
その続編を取ることなく、一昨年癌で亡くなった。
そういう理由で、彼がオスカーを取るだろうと。


そんなこんなで、今日は僕の予想を
書いておこう。(PCで一度書いたら、携帯じゃバラバラ。書き直しました。)
(かなり多くの映画は配信で観られます)


<作品賞> ノマドランド   
<監督賞> クロエ・ジャオ(ノマドランド)
<主演男優賞> チャドウィック・ボウズマン(マ・レイニーのブラックボトム)                         
<主演女優賞> キャリー・マリガン(プロミシング・ヤング・ウーマン)
<助演男優賞> ポール・レイシー(サウンド・オブ・メタル〜聞こえるということ)     
<助演女優賞> ユン・ヨジュン(ミナリ)
<脚本賞> プロミシング・ヤング・ウーマン                          
<脚色賞> ノマドランド
<撮影賞> ノマドランド                          
<編集賞> ノマドランド
<美術賞> Man/マンク                          
<衣装デザイン賞> マ・レイニーのブラックボトム
<メイク&ヘアスタイリング賞> マ・レイニーのブラックボトム                  
<視覚効果賞> TENET/テネット
<音響賞> サウンド・オブ・メタル〜聞こえるということ                          
<作曲賞> ソウルフル・ワールド
<歌曲賞> Speak Now(あの夜、マイアミで)                           
<長編アニメーション賞>  ソウルフル・ワールド
<国際長編映画賞> アナザーラウンド(デンマーク)                      
<ドキュメンタリー映画賞> タイム
<短編ドキュメンタリー映画賞> ラターシャに捧ぐ 記憶で綴る 15年の生涯 
<短編実写映画賞> 隔たる世界の2人
<短編アニメーション映画賞> 愛していると言っておくね


さあ、この中で何本、当たるだろうか。。

そんなワケで、明日からしばらく休業。
本日が最終になってしまう。
月曜日はのんびりと、オスカーモーニング。。。

*******************


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2021年03月27日

アカデミー賞、どちらが取るか

昨日から映画館で始まった「ノマドランド」と
公開中の「ミナリ」。

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この2本は両方が、今年のアカデミー賞の
作品賞にノミネートされている8本の中で
最有力とされている。

昨日、僕も「ノマドランド」を
観たばかりだったけれど、
同じように観てきた、という
お客さんも劇場帰りに寄ってくれた。


両作品に共通しているのが、監督が
二人ともアジア系ということ。

そして、映画の舞台となっているのが
アメリカの田舎町(『ノマドランド』は
一箇所ではないけれど)ということだ。


まさにこのコロナ禍で
場所や時間にとらわれずに、仕事をする
「ノマド」(放浪民)という言葉が
ここのところ、日本でも使われている。

「ノマドランド」は、固定した仕事を持たず、
車で移動しながら、生活をしている人々を
描いた映画だ。

主人公の女性ファーンは、企業の倒産と
夫の死によって、車上生活を余儀なくされ、
アメリカ各地で人々と交流していく。

映画では、彼女ともう一人の男性以外は、
すべて実生活でもノマドとして生きている人々が
本人役を演じているのも興味深い。

ある意味、世捨て人のように見える彼らが、
過酷とも思える生活の中から、自由や
存在意義とは何か、を見つめていく。


そういった意味では「ミナリ」も、
韓国移民の家族が、荒れた土地をなんとかして
開墾し、農業を営む、という夢のような話。

これまたシビアな現実の中で、家族が、夫婦が、
どう向き合い、変化していくか、を描いている。


地味ながらも、ところどころでリアルな現実を
見せてくれるこの2本。
文句なく、今年のベストに入るだろう。

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2021年03月15日

お薦め映画「ハッピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト」

アメリカで去年、hulu制作、配信で
評判になっていたのが、
「ハッピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト」
(この邦題のサブタイトル、何とかして)。
ちなみに↓これが原題だ。

Unknown-4.jpeg

日本では、huluではなく、Amazon Primeや
他の配信サイトなどもでつい最近、
観ることが出来るようになった。

これが、レズビアンの映画なんだけど、
とても面白く、良く出来ている。

20代後半のビアン美人カップル。
一人は「トワイライト」シリーズで注目を集めた
クリステン・スチュワート、
そしてもう一人は「ブレードランナー2049」などの
マッケンジー・デイヴィス。

クリスマスを迎える季節になり、
マッケンジー扮するハーパーは、
クリステン扮するアビーを、地方都市の
実家に初めて誘う。

今まで家族みんなにカミングアウトしている、
と言っていたハーパーだったが、
向かう車中で、実はひと言も
アウトしていなかった、と告白。

ハーパーの実家で、同性婚のプロポーズを
する気持ちでいたアビーだったが、
仕方なく、気持ちを落ち着かせようとする。
しかし、会った家族が、
想像以上に保守的ファミリー。

市議会選挙に出ようとする父親、
加えて、母親は、アビーに
彼氏は?結婚は?ご家族は?と質問攻めにする始末。
この母親役が、いつまでも若い
メアリー・スティーンバージェン!

そこに黒人の夫を持つ姉や
少し風変わりなオタク妹なども勢揃いする。

おまけにアビーと出会う前まで
ハーパーが付き合っていた彼氏や、
初体験したレズビアンの元カノまで出てくる。

コメディ・タッチで、次々に爆笑するハプニング。
この先、どうなるの?と思って観ていると、
驚くべき大団円にドラマは転がる!!


脚本も書いている監督のクレア・デュヴァルは
女優をしながら、オープンリーゲイだそうで、
なるほど話がとてもリアルに練られている。

ハーパーのキャラクター設定や
今さらながらのあからさまなゲイ差別に
ちょっと疑問を持ちながらも、
僕的には久しぶりに楽しめた
LGBTQムービーだった。


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2021年03月12日

噂の「花束みたいな恋をした」

去年から映画館は、ずっと「鬼滅の刃」が
トップを走り抜けていたけれど、
ここに来てそれを抜いた、というのが
邦画「花束みたいな恋をした」だ。


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ヒットしているから傑作、
名作なんてことは別にない、
と普段から思っている僕だが、
脚本が「東京ラブストーリー」「カルテット」の
坂元裕二氏だと聞いて、どんなもんだろうかと
劇場に駆けつけた。


映画は菅田将暉扮する麦という大学生と
有村架純扮する絹という女子大生が
喫茶店で再会するところから始まり、
その5年前、終電に乗り遅れたこの二人の
出会いのシーンに繋がる。

朝までやっているという居酒屋に
駆け込んだ二人は、それぞれが
かなりのサブカルオタクで、
2015年当時流行っていた本、漫画、
音楽、映画などの価値観をぶつけ合い、
大いに盛り上がるのだ。

そこからの5年間。二人が恋に落ち、
共に住み、就職し、別れ、という経緯が
こと細かく描かれていく。

映画に入ってくる山のような数々の
サブカル・タイトルが好きな人には
ドキドキされるだろうし、
それを知らずとも、恋愛をした人なら
誰しも「ある、ある」を納得させられ、
大いに頷けるシーンが流れる。
アドリブもかなりある、と言われる
この流れが実に良い。

また、これを観ると、「恋愛」というのは
ゲイだの、ノンケだの関係なく、
そこに共有出来るコトと、出来ないコト、
価値観と現実感の狭間にあるモノ、
そして相手を許すことと
許せないことなどが
ギュッとつまっている。

二人がそれぞれナレーションを
している、という作りも好感を持ちながら、
それ故、その部分だけ作り過ぎ感が
否めないのは残念だった。

それでも、2020年代の恋愛映画として
深く記憶される1本には違いない、
そう思う。

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2021年03月05日

何故「愛と喝采の日々」は、ゲイの支持が得られなかったか

学生の頃、観た「愛と喝采の日々」を
昨日、リアルタイム以来、久しぶりに
DVDで観返した。

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当時はそれほど感じなかったけれど、
改めて観ると、この映画、
ゲイが唸らせられる要素が多くある。

でも、あまりゲイ・フェイバリット映画
と言われることはない。
何故だろう。そう思いながら観た。


ストーリーは、かつてバレエダンサーとして
友人でもあり、ライバルだった二人の女性が
何十年も経ち、再会するところから始まる。

一人は結婚し、子供がすでに
トップのバレリーナになろうとしている。
そして、一人はトップに君臨し、
まさに華やかに引退をしようとしている。
そんな二人がこの再会におって、
過去の確執をぶつけ合うという話。

この二人は、いかにもゲイ好みの女優
シャーリー・マクレーンと
アン・バンクロフト。

マクレーンと言えば、
古くは「アパートの鍵貸します」や
「スウィート・チャリティ」で
コケテッシュな女性を演じ、
近年は「ココ・シャネル」
「ダウントン・アビー」で
しっかりと貫禄を見せる大女優。

片や、バンクロフトは、「卒業」での
ミセス・ロビンソンや「奇跡の人」の
サリバン先生、そしてゲイ映画
「トーチソング・トリロジー」の
息子を認めない母親などでも有名だ。

娘を演じるレスリー・ブラウンや
その相手役のミハエル・バリシニコフは
当時、注目を集めたトップ・バレエダンサー。

劇中で、ここまでにバレエの
シーンを見せる映画はあまりない。
特に鍛え抜かれたバリシニコフの
見事な高さを見せる跳躍は、今観ても
拍手を送りたくなるほど。
数年後、来日公演の彼には
完璧にノックアウトされた。

ちなみにバリシニコフは後年、
「セックス・アンド・ザ・シティ」の
主人公キャリーの終盤での彼氏役としても有名。

また、マクレーンの旦那を演じた
トム・スケリット。
髭面の甘いマスクはゲイ好みだが、
この映画の中でも過去、
同性愛者だと噂がたったとされる男を演じる。

その噂を否定する意味で、二人は結婚に
踏み切ったとも言われた設定が興味深い。


そしてクライマックスで見せるのが
女優二人のつかみ合い。
シャンパンをぶっかける、
バッグを投げつけ、殴る、蹴る。

過去、多くの女優同士の争い、ぶつかり合いが
映画で表現されて、そのいくつかは
ゲイが好きな映画やドラマと言われている。
「イブのすべて」「ショーガール」
邦画の「疑惑」などなど上げればきりがない。

ただ、この「愛と喝采の日々」が
他の映画と違うのは、お互いに心から
リスペクトし合い、認め合った上での
ぶつかり合いだ。

マクレーン、バンクロフト、
双方ともに、決して意地悪で
嫌な女、ではないのだ。

そんなこんなで、ゲイが好きなのは
心底、意地悪な女が、これでもかと
剥き出しにする、という部分にあるのかと
僕なりに解釈し、
そのあたりの理由がゲイ好みではなかったのかも。

それにしても、この映画、
1977年のアカデミー賞で10部門に
ノミネートされて何も取れなかった。
おそらく「スター・ウォーズ」が取ると言われ、
ウディ・アレンの「アニー・ホール」に
流れた年だった。

それでも、十分楽しめる一作だと思う。

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2021年02月18日

オススメ映画「サウンド・オブ・メタル〜聞こえるということ〜」

例年なら今頃、映画界は
アカデミー賞の話題で
盛り上がっている時期だけど、
今年はコロナの影響で
4月に延びてしまった。

それでも今年は春先に封切られる
「ノマドランド」が
圧勝する、と言われているけれど、
俳優部門で、主演男優、助演男優で
ノミネートはもちろん、
おそらくこの二人、
と言うのが、「サウンド・オブ・メタル
〜聞こえるということ〜」
に出演しているリズ・アーメッドと、
ポール・レイシーだ。

他の作品もそうだけれど、今回のオスカーは、
劇場公開できなかった映画が多いこともあり、
半数以上が配信になりそうだ。

そういうワケで、この映画もAmazon Primeで
早速観ることが出来た。

Unknown-1.jpeg

ポスターにもあるように、主人公ルーベンは
ロックバンドのドラマー。
オープニングからヘビメタの大音量で始まるから、
ここで引いてしまう人もいるかも知れない。
でも、ちょっと我慢して観続けてほしい。

そう。この映画はまず、ここまで耳をつんざく音を
観客に聴かせることに意味がある。

そう。そのルーベンは次第に耳が聴こえなくなり、
結果的に日常の音声は、
ほぼ認識出来なくなってしまうのだ。

ドラマは、この聴力を失った視界で
この主人公と同じ体験をさせながら進んでいく。

金髪、ピアス、タトゥーという出立ちと共に、
何かとキレ易いルーベンは、この状態に
耐えられず、ありとあらゆるモノに
当たり散らす。

バンド仲間のガールフレンドの勧めで
ろう者の支援コミュニティに入ることになるのだが、
ここでもなかなか他者と渡り合うことが出来ない。

しかし、ここにいる老人のジョーとの
言葉を使わないキャッチボールから
ルーベンは、音がない世界での生き方を
考えていく。


うちの店にも聴覚障害のお客さんは結構いらっしゃる。
こういう映画を観ると、その不便さ、大変さも
強く感じるけれど、それにも増して、
聴覚を失ったあとに味わう感覚。

精神的なことも含めて多くの病で
失ってしまう何かを、人はどうやって埋めていくのか。
それを乗り越えていくのか。

それがルーベン、もしくは映像を通して
我々は学び、実感出来ていく。

出来れば大音響の映画館で観てみたい、
そんなことを思わせる一作だ。

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2021年02月11日

お薦め映画「すばらしき世界」

今日から始まった日本映画「すばらしき世界」。
これ、佐木隆三氏が描いた
「身分帳」の映画化だけれど、
かなり早いけれど、個人的には今年のベストかも、
というほどの出来栄えだったと思う。

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演出は「ゆれる」や「ディア・ドクター」
「永い言い訳」など、どの映画も
人間の生き方を問う、という意味で
抜きん出た才能を持つ、西川美和監督だ。

映画は、ちょっとしたことで
殺人をしてしまった男が
刑期を終え、刑務所から
出所するところから始まる。
この男、三上を演じるのが役所広司。

出所後、三上は真っ当に
生きていこうと努力するのだが、
これがなかなかうまく行かない。
彼を受け入れる側の社会の問題もそうだが、
すぐカッとする彼自身の性格も問題だ。

彼をとりまく人間もきめ細やかに描かれる。
身元引受人の弁護士夫婦、
三上のドキュメンタリーを
作ろうとするテレビ制作者、
ひょんなことから知り合うスーパーの店長、
そして過去繋がっていたヤクザの組長。

あらゆる誘惑との闘い、
過去を切り離したいともがく苦悩。


はみ出した人間が、
いかにして人に受け入れられるか、
またそういう人間を
いかに受け入れることが出来るか、という
両方の角度で描かれているのが秀逸だ。

この三上と、ゲイを同列に扱うのは
かなり飛躍しているのかも知れないけれど、
ある意味、ゲイもアウトローで
世間からはみ出ている、そう思う人も
いるのかも知れない。
そんなふうに考えていたら、
とても複雑な気持ちになった。

「身分帳」はヒットするタイトルとは
思えないけれど、「すばらしき世界」って
ベタだなあ。
それでも、人は「すばらしき世界」を
求めて生きているのかも知れない。

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2021年01月26日

今日のゲイ・ムービー「マダム」

10日ほど前から、オンラインで始まった
「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」。
その中の1本でもあり、Amazon Primeでも
観られるドキュメンタリー映画「マダム」を観た。

Unknown.jpeg

このポスターから、え?女装の映画?
などと思う人もいるかも知れない。

いやいや。
これは監督も兼ねているゲイである主人公の
ステファン・リトゼール監督の94歳の祖母を
中心に、自分との関係を描いた映画だ。

ちなみに、フレンチ・フィルム・フェスと
言いながら、この監督はスイス人であり、
ほとんどがスイスで撮影されている。

ブルジョアで生まれ育ったけれど、
良い結婚とは言えなかった女性だった祖母だが、
自分の息子夫婦(ステファンの両親)や
その子供たちに恵まれて、
趣味の油絵を描きながら、
なかなか幸福な生活を送っている。

ステファンは幼少期から、自分が男性に
関心があることをわかりながらも、
自分はゲイではない、いつかは
結婚し、子供を持つモノだと信じている。

僕も含めて、多くのゲイ男性が若い頃に
悩み、自分に言い聞かせていたりすることだ。

永世中立国であるスイスに、徴兵制がある
ということを、恥ずかしながら僕は知らなかった。
そんな兵役の中でも、
ステファンは悶々とし続けていた。

映画は彼が、成長するにつけ、
男性に恋をし、肉体関係を持ち、
そして受け入れていく、その過程を
自分の父親が趣味だった8ミリフィルムや、
自身のホームビデオによって
明らかにしていく。

この映画のクライマックスは、
保守的で同性愛者を
決して認めようとしない父親、
そしてある意味、世間知らずの祖母に
自身のことを伝えることが正解なのか、
否かという部分である。

祖母への愛、祖母からの愛は
偏見や嫌悪を超えることが出来るのか。

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2021年01月22日

「続・ボラット」という破茶滅茶映画のこと

昨日、バイデン就任式のことを書いたけれど、
つい先日、旧トランプ政権をおちょくった
「続・ボラット 栄光ナル国家だった
カザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」
(長っ)という映画をAmazon で観た。

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これ、14年前に上映された、下品で紛い物と
批判されながらも、めちゃくちゃ面白いと
話題になった「ボラット 栄光ナル国家
カザフスタンのためのアメリカ文化学習」の
続編なのだ。

このボラット、という主人公は、
架空でもなんでもないのに、あり得ない国として
描かれるカザフスタンのジャーナリストという設定。
前作はアメリカを取材する、という内容だったが、
今回はカザフスタンを傷つけたという
理由で強制収容所に入れられていた
彼が汚名をはらすべく、
はたまたトランプ政権下のアメリカに行く話。

「レ・ミゼラブル」のテナルディエとか、最近上映された
「シカゴ7裁判」の主演をした
サシャ・バロン・コーエンがこのボラットを
やっているのだが、製作、原案、脚本はすべて彼。

自らのおちんちんや、お尻まですっかり見せて
(ちなみに前作は、Youtubeで無修正なのに、
さすがに今回はボケボケの修正)
体当たり演技、と言うよりも、
ありとあらゆる設定が、
これ、ありなの?という凄まじい内容だ。

以下、ちょっとネタバレ

副大統領のペンスがスピーチをしている会場に
「ペニス!」と呼び、娘を貢ぎモノとして
背負っていったかと思いきや、
トランプの弁護士(旧ニューヨーク市長)の
ジュリアーニを、ドッキリ番組さながら、
娘に手を出すのか、と思うようなシーンまで
撮影している。

Qアノンでトランプ絶賛の連中に組みいったり、
ホロコーストの犠牲者に、ホロコーストは
偽りだったか、と問いかけたりと
本当にめちゃくちゃだ。

これをアイロニーたっぷりの政治批判映画と
思うか、それともただの悪趣味と取るか。
興味があれば、是非。

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2021年01月20日

夢の時間を追いかける

またまた、昼間書いたブログが
飛んでしまって、今日は店を閉めてからの
書き直し。

一昨日来てくれたセイジが、
秋田県の大館市にある映画館の話、知っています?
と聞いてきて、いや、知らない、と答えた。

その映画館とは、「御成座」と言って、
もともと1952年に作られた劇場らしいけれど、
一度、2005年に経営難で閉館したようだ。

しかし、2014年、千葉の電気工事をする会社の
社長が目を付け、リオープン。

その劇場が、なんと週末、東京の上野から
大館まで無料のバスを出し、
映画を観てもらい、また東京まで
戻ってくれる、というサービスがあるのだそうだ。
とは言え、途中休憩を含めて、片道14時間。

運転は支配人と従業員が
交代でするらしい。
バスは島根県の木次町の
ローカルバスを買い上げたモノだったが、
去年、老朽化のため、新しいバスに代わり、
今ではリクライニングも付いているようだ。

コロナ禍でバスは密を避けるため、
限られた人数での運行らしく、
どうやら、長く満席が続いていると言う。

とは言え、往復28時間。
運転する人は、大館、上野の往復を含めると
その倍の時間を要するワケだ。いやあ、凄い。

基本的に、お客さんは映画代金だけらしいが、
映画がない時間に、比較的安い料金を払って、
その大スクリーンでゲームや、
カラオケをしてもらっても良いとのことだ。
また、とりあえず近くの宿に宿泊してもらい、
一日観光をしてもらって、東京まで送る、というシステム。
そういう意味では、少ないながらも、
大館市の観光にも役立っているようだ。

それでも、決して儲けが出る仕事ではない。
三重県伊勢市なんかにも
家族経営の映画館があることも聞いたことがあるが、
おそらく同様だと思う。


経営する人も、観に行く人も、
この混沌とした世の中から
少しだけでも夢のような時間を得るために
そこにいる、ということは
金銭以上の幸せな空間なのかも知れない。

セイジも、少し空いてきたら、
是非とも、そのバスに乗って行きたい、
そう呟いていた。

夢の時間を追いかけて。

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2021年01月15日

昨日観た映画「惜春島」

昨日のブログにも書いた
日本で最初のゲイ映画、と評される
木下恵介監督の「惜春島」を昨日、観た。

Unknown-16.jpeg

1959年。
60年以上前の映画だ。
このポスターを見ると、どこがゲイ映画?
とも思うし、映画自体を観てみても、
男同士の恋愛、性的要素はなかなか見当たらない。


映画は東京から生まれ故郷の福島の会津若松に向かう
青年(川津祐介)と、友人の叔父(佐田啓二)が
列車で出会うところから始まる。

当時のイケメン中年と、若者の
恋愛模様が始まるのか、などと期待するけれど、
これも、すぐにそうではないことに気がつく。

学生時代の友人宅に泊まる川津祐介、
そして彼をとりまく4人の青年たち。
映画はこの5人の友情に
芸者、有馬稲子との恋愛に苦しむ
胸の病気を患う佐田啓二を絡ませる。

彼らの無邪気とも言える青年たちのじゃれあい、
そして今では気恥ずかしいとも思える
「友情の証」の表現の数々。
温泉で全裸で抱きつく、手と手を強く握る、
腕を組むなどという行為は
まさにゲイ的なのかも知れない。

しかし、当時の邦画でそれくらいの
描写は結構あるような気がするけれど、
どうなんだろう。

ただ、その5人の若者たち、それぞれ
女性への恋慕や、結婚観などが描かれるが、
一人、まったくそういうモノを感じさせない
足の悪い青年がいる。
後半、川津祐介を心配して、
足を引きずりながら走る彼の姿が
唯一、ゲイ的とも思えるシーンだ。

ただ、彼がゲイであるとすると、
その人間を障害者として描いているのは
どうかと思うけれど、これは考え過ぎなのかも知れない。

ゲイだったと言われる木下監督が、
そういう気持ちでこれらを撮ったのか、わからない。
少なくとも、必要以上に
身体の接触が多い部分は何かを
感じながら、撮影したのかも知れない。

木下恵介は結構好きな監督だけれど、
この映画が他の傑作と共に
並ぶかと言うと個人的には微妙だ。
ただ、上のようなことを色々考えて
観られたという意味では観て良かった。

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2021年01月14日

INSIDE/OUT 映像文化とLGBTQ+ 展

去年の9月から早稲田大学の演劇博物館で
「INSIDE/OUT 映像文化とLGBTQ+ 展」なるものを
やっていた事は知っていたけれど、
すっかり抜けていて、明日で終わると知り、
昨日、行ってきた。


恥ずかしながら、この博物館は初めてで、
大学内にあるこの建築物、その室内の
古色蒼然たる作りが、非常に趣きがある。


そこに展示されているモノの、ほとんどが
日本に於けるLGBTQ関連の映像文化の数々。

映画のパンフレット、プレスシートから
写真、映像、そして市川崑監督の
「雪之丞変化」で衣装で使った
市川雷蔵が着た着物まで展示。

ただ、「日本に於けるLGBTQ」とは言っても、
そこを題材にした映画、テレビに関しては
欧米ほどは多くないし、メインになっているモノは
ここ20年少しだったりする。

細かく記された年表を見てみると、
木下恵介監督の「惜春鳥」(これ、観ていないので
近々、観る予定)が、かなり初期で1959年。

で、つらつらと見ていくと、
橋口亮輔監督が「二十歳の微熱」を発表し、
テレビではあの「同窓会」が放映された
1993年、というのが日本での
ゲイを主人公にした映像化の画期的な
年だったとわかる。

あれから27年。
世界規模での日本のビッグな映画作品は
まだ生まれていないのかも知れない。

この展示の多くをきちんと整理して
会場で売られていた図録は
資料として、本当に貴重なモノ。

ちなみに、外国のLGBT作品のパンフレットが
ずらりと並んでいて、この多くが
うちの店に置かれているモノと同じであり、
ここにあぶれている僕が持っているモノを
お預けしたかったくらいだ(笑)

これが、明日まで、というのは本当に残念。
もっと早くに観て、ここで紹介し、
さらに多くの人に観てもらいたかった。

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2021年01月12日

お勧め映画「ソウルフル・ワールド」

「トイ・ストーリー」シリーズや、
「ファインディング・ニモ」のピクサーが
今年、映画館で上映するはずだった
新作「ソウルフル・ワールド」が
配信サイト、ディズニープラスで
観ることが出来た。

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監督のピート・ドクターは
「モンスターズ・インク」や
「カールじいさんと空飛ぶ家」で
評判になった人だが、この映画は
彼が作った前作「インサイド・ヘッド」に
テイストがとても似ている。

「インサイド〜」が、人間の頭の中の
色々な感情をCGアニメ化した事に続き、
今回は人間の生死を描いている。

話は、学校の音楽教師をしている中年男が
憧れのジャズ歌手と自分が弾くピアノの共演が
決まったあとに、マンホールに落ちてしまう。

そこから、彼は魂の世界へ入り込み、
「死」の世界に行きたくない彼と、
これから生まれいく「生」の世界を
求めない一人の子との冒険のお話。

この二人が、それぞれの思惑を
交換しながら、人生の意味を
考えるという作りになっていて
これがアニメとは思えないほど奥が深い。

なんと言っても今回驚きなのが、
全編に流れるジャズ・ナンバー。
かつてのアニメでは決して描かれなかった
スタイリッシュで爽快な使われかた。
演奏シーンも迫力ある。

それにしても、これが映画館で
観ることが出来ないのは本当に残念。

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2021年01月05日

ゲイ映画への感じかた

うちの店のライトポスタースタンドには
毎月、公開されている映画のポスターが並び、
一週間ごとに2枚ずつ、変わっていくけれど、
コロナ禍になり、公開映画が少なくなったため、
ここのところ、ゲイムービーのポスターに
している。

それを観ながら、昨日来てくれていた
27歳のセイヤと、40代後半のミキヒコの
感想が興味深かった。

セイヤは「ブロークバック・マウンテン」も
聞いたことがないし、
「君の名前で僕を読んで」も観ていないと言う。
と言うか、いわゆるゲイカルチャーなるモノに
まったく興味がないようだ。
なるほど。
老若に限らず、こういう人だって多くいるんだろう。

ミキヒコは、逆にほとんどゲイ・ムービーは
観ているけれど、「ブロークバック〜」や
「ムーン・ライト」「フィラデルフィア」のような
モノは、まったく良いとは思えないらしい。

色々話すと、彼の中でゲイであることに
ネガティブなモノを感じたことがなく、
その辺りの気持ちがわからない、
ということらしい。

逆にミキヒコが好きなのは、「ヘドウィッグ〜」や
「ビクター、ビクトリア」「Mr.レディ、Mr.マダム」
のようなどんな事があっても
明るく生きていく、というモノらしい。

なるほど。僕とは真逆だとわかる。

若い頃にゲイだということを否定していた僕と
まったく否定したことがないミキヒコ。
そして、さらに、自分の中に
ほぼゲイアイデンティティを持つことも
なかったというセイヤ。

人それぞれだなあ、そう思った。

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2021年01月02日

2020年 配信映画ベストテン

新年2日。
何だか緊急事態宣言がまた出そうな勢いだ。

昨日は昨年スクリーンで見た新作映画の
僕のベストテンを書いたが、
今日は、配信映画だ。

多くはここ数年に配信されたモノなので
かなり新しいはずで、まだNetflixや
Amazon Primeなどで観ることが出来るはず。

ちなみにドラマシリーズは含まれていなくて
映画、もしくはテレビムービー(いわゆる
リミテッドで1回のみ)のモノ。

その多くは自粛期間に観ていて、ブログにも感想を
書いているので、良ければ是非。

1.ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから

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http://bar-bridge.seesaa.net/article/475376966.html

2.ブライト・ライツ:キャリー・フィッシャーとデビー・レイノルズ

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3.本当の僕を教えて

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http://bar-bridge.seesaa.net/article/473845501.html

4.ミスター・ロジャーズのご近所さんになろう

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http://bar-bridge.seesaa.net/article/477299850.html

5.シークレット・ラブ:65年後のカミングアウト

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6.同じ遺伝子の3人の他人

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7.マーシャ・P・ジョンソンの生と死

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8.ボーイズ・イン・ザ・バンド

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9.サーカス・オブ・ブックス

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10.監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影

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これはブログには書かなかったけれど、
現在のデジタル社会の恐怖を描き、
GAFAを辞めた社員などの告発劇。

次点 バッド・エデュケーション

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とある高校の運用資金を横領していた、
という実話の映画化。
なんとこの悪役をヒュー・ジャックマンが。
それもゲイという役!!


こうして並べると、半分以上がゲイ絡み。
でも、本当によく出来ています。必見。


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2021年01月01日

あけまして、おめでとうございます。2020年 公開映画ベストテン

あけまして、おめでとうございます。

昨年は本当に、驚くようなすごい年になってしまいました。
13年半、バーをやっていて、このような事態になるとは
まったく想像もしていなかったですが、
皆様のおかげで、なんとか2021年を迎えることが
出来ました。

本年も何卒、よろしくお願いします。


さて、恒例の映画ベストテン。

今年は、自粛や時短もあって、総本数356本(もうイッちゃってる!)
その中でスクリーンで観た新作が120本。
本日は、僕が選んだ新作のベストテンです。
(ちなみに話題となった「パラサイト 半地下の家族」は
僕の場合、去年のベストに入れました)


1 WAVES ウェイヴス

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2 死霊魂

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3 異端の鳥

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4 燃ゆる女の肖像

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5 37セカンズ

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6 在りし日の歌

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7 三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実

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8 1917 命をかけた伝令

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9 朝が来る

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10 ペイン・アンド・グローリー

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次点 シリアにて

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それにしても、並べてみると、ほとんど単館系。
大劇場で観た「フォード VS フェラーリ」や
「ストーリー・オブ・マイ・ライフ 私の若草物語」
「ジュディ 虹の彼方に」
「2分の1の魔法」などは好きだったけれど、
結構重かったり、暗かったり、と言われるような
映画をついつい選ぶのは、根クラなのでしょう(笑)

明日は、配信の新作、そして未見、もしくは改めて
観たクラシックフィルムのベストテンを掲載予定です。

今年も素敵な映画に出会えますように。

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2020年12月30日

お勧め映画「君の心に刻んだ名前」

Netflixで先週から配信された
台湾映画「君の心に刻んだ名前」
タイトルこそどこかで聞いたような題に
なっているが、80年代の台湾を舞台の
この映画を観た。

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とは言え、この映画はゲイとして生まれた
青年の苦しみを描いてはいるものの、
青春映画としても非常に良く出来ている。
なおかつ、主演の二人が女性好みでもある。
そういう部分で、BL映画として
騒がれたりするのがちょっと悔しい(笑)

戦後、長く困難な時代を送っていた台湾の
やっと戒厳令が解除された1988年の
とある高校がこの映画の舞台。

そんな時代に、ブラスバンド部で
出会ったアハンとバーディ。
まだまだ厳しさが残る校内は、
やんちゃで、男女やゲイ差別も激しい。

バーディへ気持ちを抑えながら
ごくごく普通の高校生として生きようと
するアハン。

アハンの気持ちを知ってか知らずか、
あっけらかんとしながらも、
体制や押し付けがましい規律を
どんどん破っていこうとするバーディ。

次第に大きくなる心の奥底に眠る苦しさと闘い、
キリスト教徒の家庭で育つが故、
学校の神父に自分の気持ちをぶつけるアハン。

「(ゲイである自分など)地獄に堕としてくれ。
地獄で同じ趣味を持つ人たちと出会う!」
と怒りに満ちた祈りを捧げる。


それでも、二人の友情と恋愛が交差する日々は
若さゆえの楽しさと切なさが溢れ出る。

この二人が、政治家の蒋経国の葬儀に
行くシーンがある。
その町の中で、一人の女装した男が、
同性愛者の権利を訴えている。
風紀を乱す、と連行されていく彼。

その瞬間のアハン、バーディの二人の言動は
それぞれのキャラクターを強く表現している
象徴的なシーンになっている。

確かに主演の二人は、女のコが
黄色い声をあげるタイプだろうし、
恋愛の切なさを描いているという意味では
BLファンの気持ちをアゲるのかも知れない。

ただ、主人公たちとほぼ同時代を生きた
リウ・クァンフイ監督がゲイであることを
カミングアウトし、当時、どれほど
台湾の同性愛者は差別され、
不穏でもあり、無常でもあったことを
この映画で描きたかったのだと思うと
単にかっこいい男のコが恋愛をする、
というBLの枠だけに当て嵌めてはいけない。
そう思う。

ラスト、30年後が描かれ、
そして素晴らしいクレジットとなるが、
Netflixはここを飛ばしてしまう処理となるので
ご覧になる方は、是非とも飛ばさず、
しっかりとエンドタイトルまで
観てもらいたい。

コロナでボロボロになり、疲れ切った
2020年の年の瀬にこの映画に出会えたことを
心から喜びたい、そう思う。

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2020年12月07日

映画「ザ・プロム」のこと

1年半前にニューヨークに行った時に、
ブロードウェイで物凄く盛り上がった舞台。
それが映画化となった。タイトルは「ザ・プロム」だ。

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監督は、LGBT系の作品をプロデューサーとしても
続々と手がけているライアン・マーフィ。

残念なことに、と言うか、当然とも言うべきか
舞台で出演していたキャストは映画ではほぼ皆無。

その代わり、メリル・ストリープ、
ニコール・キッドマン、
ジェームズ・コーデンなどが出ているから
それぞれのファンは垂涎モノかも。

映画は、インディアナ州の片田舎の町にある
高校で、卒業パーティのブロム
(自分の好きな相手をダンスに誘う、
というアメリカの伝統的行事)に
同性パートナーはダメ、という問題。

この事実を偶然、ツイッターで知った
ブロードウェイで落ち目、もしくは
今ひとつ人気が出ない俳優たち4人が
そのプロム問題を解決して、
注目を集めようと動き出す。

その4人が、トニー賞を二度もとっている
大女優役のメリル・ストリープ、
彼女と共演しながらも、
なかなかパッとしない
ゲイの俳優役がコーデン。

「シカゴ」の主演を目指しながら
まったく日の目を見ない女優にニコール、
そしてバーテンをやりながら、
テレビでは人気がある俳優に
実生活でもゲイをカミングアウトしている
アンドリュー・レイノルズ。

何とか二人の気持ちを通そうとする
レズビアンの高校生のエマ役と
PTA会長の娘アリッサを
演じる二人はまだ若い新人の二人。

驚くのが、大体、舞台の映画化は
変更やカットされるシーンが多いけれど、
この映画はほぼ全編、それもショウで
歌われた楽曲が全曲入っている。

その分、特に映画では必要がない、と
思われるシーンや、人に寄っては
少し長く、退屈に思うかも知れない。

舞台版と映画版の大きな違いは、
結構メインキャストにも近い存在の
校長役とPTA会長、その娘が
黒人キャストで占められているところ。
昨今のアカデミー賞などを意識しているのか、
それとも監督自身のマイノリティへの
配慮なんだろうか。

作りは、マーフィ制作、演出の
テレビドラマ"Glee"を思わせる部分も多く、
彼のマイノリティに対する思いが
ビンビンと伝わってくる内容で、
ラストでは泣ける人も多いと思う。

Netflixで来週から配信されるけれど、
キャストやミュージカルに興味がある人は
音響も良い大スクリーンで、是非。

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2020年11月25日

映画「タクシードライバー」の謎

昨日の休みの1日、
物凄く久しぶりに映画「タクシードライバー」を観た。

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これは、大学生時代以来。
もちろん、ところどころ忘れているところも
あるけれど、逆に細かいシークエンスを
しっかりと覚えているところも多かった。

ずっと考えていたことなんだけど、
この映画を作ったマーティン・スコセッシ監督。
彼の映画が大好き、というノンケ男子は多いけれど、
ことゲイとなるとあまり多くはないと思う。
これは何故だろう。

バイオレンスシーンが多い、というのが
理由なのか。
思えば、「ワイルド・バンチ」で有名な
サム・ペキンパーも確かにゲイ好みじゃない。

ただ、タランティーノや、クローネンバーグは
ゲイでも比較的好きな人はいるだろう。

それを思うと、スコセッシは、
スタイリッシュさが欠けている、
ということなんだろうか。

しかし、昨日観て、1970年代当時の
ニューヨークの街の風景の切り取りかた、
そしてそのエディティング。
また、バーナード・ハーマンの音楽の
使いかたなど、非常にスタイリッシュだったりする。

まあ、それがゲイ好みのスタイリッシュさか、
どうかはわからない。


それにしても、僕は改めて観て、
NYの街で暮らす一人の男の
狂おしいほどの孤独、怒り、そして優しさなどを
ここまで克明に描いている、という意味で
この映画が歴史的評価が高いことに納得した。

なおかつ、ロバート・デ・ニーロの
見事なる演技。
歴史に残る"You Talkint to Me?"の台詞が
彼のアドリブだったというのは有名だが
改めて観ると鳥肌が立つ。
若干30歳前後の若さだ。


また、何かの記事で読んだ「現実と幻想説」
僕が初回に観た時にはまったく気が付かなかったことに
膝を打った。

ここからはちょっとネタバレ。


主人公トラヴィスが、大統領候補の事務所に
勤めている女性に恋し、ふられてしまい、
自暴自棄になってその候補暗殺という
テロ行為に出る。
と同時に、12歳というジョディ・フォスター扮する
少女アイリスを娼館から救い出す、という命題も
彼の心の中に生まれる。

テロ行為に失敗したトラヴィスは、
その後、頭をモヒカンにして、
その娼館に繰り出し、銃撃戦の末、
アイリスを救う、というシーンがある。

このシーンが目を覆うほど強烈なのだが、
このモヒカンシーンが、ゴッソリと
幻想シーンだ、という説なのだ。

確かに、その前に初めて娼館に
行くシーンから最後、彼が通常営業を
している運転手のシーンに直結していると
考えるのはまったくおかしくない。

増して、モヒカンで
あれだけ人を殺しまくっていて、
その後、英雄とされているラストは
いくらなんでも不思議だったりする。

いずれにしても、孤独な男の妄想劇、
そう考えても、凄い映画であることは確か。

今では、ほぼ残っていないだろう
猥雑な犯罪都市ニューヨークを
目にすることが出来る傑作だ。

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2020年11月11日

2度目の映画は何故こんなに違うのか

今年は自粛することもあって、
多くの古い映画を配信や
録画済みのBlu-rayでたくさん観ている。

そんな中で、初見のモノが半分、
前に観たけれど、是非もう一度観たいモノが半分。
この前に観た映画は、
凄く良かったと思うモノもあれば
少し眠ってしまったとか、あと自分は今ひとつと
思ったけれど、評価が物凄く高い、
というようなことを確認するためだったりする。

ショーン・コネリーが亡くなった、ということで
追悼の意味も込めて、昨日は「アンタッチャブル」を
リアルタイム以来、2度目の観賞。

これは「殺しのドレス」や「キャリー」など
大好きな映画を多く撮っている
ブライアン・デ・パルマ監督の映画で、
当時はその演出方法が話題となり、
とても興奮して観た覚えがあった。

特にラスト近く、シカゴのユニオン駅での
一人のの女性が、乳母車を押して
階段を上がろうとする中での
銃撃戦が有名で、手に汗握って観たのが懐かしい。

しかし、改めて今、観てみると、
鞄を階段に置き、乳母車を一段押して、
という女性と、それを見るケヴィン・コスナーの顔の
切り返し、カット割りなどが、あまりにも
あざと過ぎて、イライラさせられる。



ここで、スローモーション、ここで顔のアップ!
というのが、あたかも効果的に見せるのが
「ほら、名人芸でしょ?」という風に
見えてしまう。

それも、この犯人を待つコスナーが
乳母車にずっと気を取られている、というのが
非常に不自然に見えてしまうのだ。

これは、僕が演出がわかっている
二度目の鑑賞だからなのか、
それとも、歳をとってしまったからなのか。

ところが、そのあと、観たのが
ウディ・アレンの「ハンナとその姉妹」。

昔はとても退屈で居眠りをしただけでなく、
細部をまったく忘れていたのだけれど、
その脚本の面白さ、続々と出てくる登場人物たちの
魅力的なこと、そしてコメディだけれど
恋の切なさや妬みからくる人間関係のもつ複雑さが
ものすごくうまく描かれていた。

多くの映画を観ていると、こういう経験は
誰にもある。

一度観たら十分、というモノもたくさんあるだろうけれど、
違う角度からもう一度観ることは、
僕にとっては結構大切なようだ。

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