2020年04月06日

今日の映画 "MISHIMA : A Life in Four Chapters"

先日、「三島由紀夫vs東大全共闘
50年目の真実」という
ドキュメンタリーを観た。
思想は置いておいて、三島がこれほどまでに
魅力的な人である、というのは目から鱗。

これは、映画としても、
とても良く出来ていて、
それがきっかけで、未見だった
35年前のアメリカ映画
"MISHIMA : A Life in Four Chapters"の
アメリカ版Blu-rayを早速アメリカから
取り寄せて、早速観てみた。

Unknown.jpeg

そもそも、当時「MISHIMA 11月25日・快晴」という
タイトルで日本で公開されるはずだったのが、
同性愛描写(そこまでか?と思う程度)に対して
当時の三島夫人が反対して、
結果的に劇場公開されなかった。

最近ではイーサン・ホークが出た
「魂のゆくえ」とか監督し、
「タクシー・ドライバー」の脚本家としても
有名なポール・シュレイダー監督作だけど、
全編、日本人俳優、日本ロケ(と言っても
セットが多い)、もちろん日本語だ。

映画はタイトルに表されたように、
四部構成になっており、
べースは、三島扮する緒方拳が、自決したその日の
朝からその瞬間までが描かれている。

そして、その合間に、彼が書いた
「金閣寺」「鏡子の家」「奔馬」が
三島自身の幼少期、少年期から、楯の会の
結成までを絡めながら、見せていく。

この映画の見どころは、なんと言っても、
石岡瑛子のセットデザイン。
映像と言うよりも、あまりにも見事な
完璧に舞台セット。

Unknown-1.jpegUnknown-2.jpegimages-1.jpeg

三島の文章表現の美しさを
絵として表現すると、
こうなるのかも知れない。

メイキングで石岡瑛子は
「私は三島由紀夫が大嫌い。
でも、だから監督は私を使いたいと言った」
と言っているのが、とても面白かった。

それにしても、出演者があまりにも豪華。
三上博史、佐藤浩一、沢田研二、平田満、
永島敏行、大谷直子、萬田久子、李麗仙、
そして今は亡き加藤治子、左幸子、池部良、
坂東八十助(後の三津五郎)などなど。
当然ながら、みんな若い。

シークエンスをたくさん入れ込み過ぎて
散漫になっているところもあるけれど、
若松孝二監督が作った「11.25 自決の日」に比べると、
このシュレイダー版のほうが
三島像をうまく表現していた、僕はそう思う。

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2020年04月05日

本日の映画 ヒッチコック「見知らぬ乗客」

ヒッチコックの映画で、ゲイを
扱っている、と言われる3本のうちの
1本、「見知らぬ乗客」を久しぶりに観た。
(あと2本は『殺人!』と『ロープ』)

u-g-PJYQVI0.jpg

それぞれ、二人の男の足が
タクシーを降り、路上から駅構内に入る。

次のカットでは、車内から映された
線路が映り、二方向に分かれる
一車線に向かって走る電車。

そのあと、前に写った二人の靴が
向き合って、コツンと当たるところから
映画は始まる。


60年以上前に作られたにも関わらず、
相変わらずヒッチコックの
スタイリッシュなタッチは
オープニングから興奮させてくれる。

ネクタイ姿のブルーノという男が
テニス・プレイヤーのガイに声をかける。

ゴシップ記事で、ガイが浮気を繰り返す妻と
別れたがっていることを知るブルーノは
「自分の父親を殺してくれるなら、
自分も奥さんを殺していい」
という交換殺人を持ちかけるのだ。

バカな話と笑ってすますガイだけれど、
ブルーノはその後、実行に移すべく
不気味に、そしてサイコパスっぽく
動き出す。

特にこの映画で決定的に
同性愛を描いている、という
シーンはないけれど、おそらく
ブルーノのガイに対する執着が
そういうように見られているようだ。

ちなみに、この原作を書いた
パトリシア・ハイスミス
(映画『キャロル』や『太陽がいっぱい』
『リプリー』の原作者)
彼女自身、レズビアンなのは有名だ。

また、ガイ役のファーリー・グレンジャー
(写真、左の役者で、上に書いた『ロープ』でも主演)は
私生活でも、ゲイだったという。

strangersyes.jpg

面白いのは、女性への強い性癖があった、
と言われるヒッチコックが
本当に、ゲイ、ということを考えて
撮ったんだろうか。

いずれにしても、どの映画を観ても
粒揃いの傑作であるヒッチコック。
ホントに楽しい。

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2020年04月04日

本日の映画 ゲイ・ムービー「JONAS/ジョナス」

今日は、Netflixで「JONAS/ジョナス」という
フランス産のゲイ・ムービーを観た。

Unknown-2.jpeg

人は、誰しも決して忘れることができない
一瞬というモノがある。
人によっては、それは大きなトラウマとなり、
また、人によっては、生きる原動力にもなる。

この映画は、同じ「ジョナス」という名前を持つ
ティーンエイジャーのハンサムな青年と、
疲れ切り、ボロボロになった30代の男が
主人公になっている。

1時間22分という短い上映時間、
フランスではTVムービー
として放映されたようだ。

この短さの中にギュッと絞られた
非常に味わいがあり、ある意味、詩的で
想像力を膨らませる描写が
ものすごく魅力的。

煙草、ゲームボーイ、顔に残る傷、
などなど、多くの比喩ともとれる
アイテムの見せ方も素敵だ。

やがて、この二人のジョナスの
関係がわかってから、映画は
どん底に、そしてそこから這い上がる
クライマックスに向かって走り出す。

若きジョナスのボーイフレンドのナタン、
その母親の存在が素晴らしい。
ナタンの弟を身籠っている
彼女が、いかに青年二人に対して
理解をしようと試みているか。
そのシークエンスだけでも見ものだ。

人に寄っては「なんじゃ、こりゃ」
という映画であることも否めないけれど、
個人的には、★4つ。



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2020年04月03日

本日の映画「同じ遺伝子の3人の他人」

Amazon Primeで無料配信されているドキュメンタリー
「同じ遺伝子の3人の他人」を観た。

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映画は、50歳を過ぎているボビーが
「まったく想像もつかなかった
私の経験をお話しします」と
画面に向かい語るところから始まる。

彼は19歳の頃、自宅から200キロほど
離れた大学へと車を飛ばした。

そこで学校に通う学生たちが
何故か、妙に馴れ馴れしく挨拶をしてくる。
ハグやキスまで。。。
それも、彼とは違う「エディ」
という名前を呼びながらだ。

結局、その「エディ」の友人が
彼に連絡をとることによって
なんと、このボビーとエディは、
引き離された双子だったことがわかる。

このニュースが新聞に載ると、
加えて、もう一人、彼らと瓜二つの
デイヴという男が現れる。

それぞれ、養子として育てられている3人。
養子縁組を扱う事務所から、それぞれ子供が
欲しがっていた家庭に分けて
預けられたということ。

三つ子だった、という事実は
それぞれの両親でさえ、知らなかった。
3人まとめて引き取る、という人が
なかなか出てこない、それが事務所の言い分だった。

別々に育てられた3人は、好きな食べ物も
女性のタイプも、体の動き、癖などもそっくり。

まるで一緒に育ったように、意気投合し、
出会えたことに歓喜する。

また、3人はありとあらゆる
メディアにとりあげられ、
テレビ番組でもひっぱりだこ。
ニューヨークでバーまで営業し、
大人気となっていく。

そして、それぞれ結婚をして、
これほど幸せなことはない、そう思う。

しかし、このあと、3人は
驚くべき事実に直面してしまう。


店をやっていると、驚くような話を
しょっちゅう聞くけれど、この映画のツボは
この3人の再会が辿り着く人間社会が持つ
とてつもない裏の顔だ。

そして、最も僕が面白い、そう思ったのは
人間の人格を作っているのは遺伝だけではなく、
生活環境である、ということ。

これも、あれも、あそこも、ここもこんなに同じ!!と
驚く本人たちも、観ている僕たちも
実は「まったく違う」というところから
目をそむけている、という事実なのだ。

そう。人はすべて違う。
ストレートも、ゲイも。
だから、面白いのだ。

Amazon Primeでどうぞ。
https://www.amazon.co.jp/同じ遺伝子の3人の他人-字幕版-N/dp/B07ZS7BS5G/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&dchild=1&keywords=同じ遺伝子の3人の他人&qid=1585907873&s=instant-video&sr=1-1

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2020年03月12日

お勧め映画「ジュディ 虹の彼方に」

昨日もブログをアップするのに右往左往
しているうちに、店のオープン時間が過ぎ、
本日も2本立て。


さてさて、前にも何度か書いたと思うけれど、
バーブラ・ストライサンドや、
ベット・ミドラー、ライザ・ミネリなど
ゲイ・アイコン(ゲイに好まれた、
もきくは崇拝された人たち)
の名前を挙げると
「聞いたことないです」という人が
とても多い昨今の40代より若い人たち。

先日も書いたユーミンも、日本では
トップ・オブ・ゲイ・アイコンと
言えるだろうけれど、彼女の曲を
店で流しても、90年代までの大ヒット曲も
若者たちは、ほとんど知らないというから
なるほど、そんなものか、と。

そんなゲイ・アイコンの最高峰に君臨するのが
ジュディ・ガーランドだろう。

その彼女の晩年を映画化した
「ジュディ 虹の彼方に」が
先週末から映画館で観られるようになった。


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この新型コロナウィルスで
人が集まるところに行くな、と
言われているという時期なのが
ちょっと無念だけど、
公開されただけ有難いとは思う。

これを観ると、彼女が何故、
多くのゲイに支持されていたか
という謎も解けるはずなので
若い人たちも是非、観てもらいたい。


この映画、実は ”End of Rainbow"という
舞台を元に作られていて、
その戯曲をもとに、映画用にアレンジ、
脚色されているようだ。

ジュディ役の女優も加えた出演者が4人だけ、
というこの舞台、当時、僕が渡米した時には
丁度クローズしたばかりで、観られなかったのが
とても残念だった。


映画は、「オズの魔法使」の主人公に
抜擢された子役のジュディの過去映像などを
絡めながら、最後の大恋愛、
そして彼女の苦悩の日々が描かれている。

この映画で今年の
アカデミー賞主演女優賞に輝いた
レニー・ゼウィルガーの体当たり演技は凄い。

ジュディのファンだと
口パクのほうが良い、と思うはずの歌唱も、
まさかのここまで、と驚くほど興奮させてくれる。
なおかつ、メイクも含めて、
彼女の表情(特に額のシワ)、動きなどが
本当にそっくりだ。

そしてクライマックスの彼女のショウのシーンは
何度も観たくなるほど、グッと来る。
もちろん、ゲイのキャラクターも登場。

このちょっと鬱々とした日々の中で、
切なくも、ちょっと元気になる一作だ。

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2020年03月02日

本当の僕を教えて

何人かのお客さんには紹介したけれど、
先日観たNetflixのイギリスの
実在の双子の兄弟を描いたドキュメンタリー
「本当の僕を教えて」は
とても興味深い作品だった。

Unknown.jpeg

双子の弟が18歳の時に交通事故で
記憶喪失になってしまう。
両親や過去の記憶もすべて
失ってしまった彼が覚えているのが
唯一、自分は双子であり、
兄の存在のみ。

そこから兄は賢明に彼にあらゆることを
一から教え始める。
自転車の乗り方、勉強の仕方など。
弟は家族のことなども色々聞くが
兄は旅行の写真などを見せ、
二人は幸せだったことを確認する。

ただ、父親は癇癪持ち。
母親は社交的だが、息子たちは
家の鍵は持たされず、
彼らは隣の離れの小屋に
住まわされている。

弟は両親の誕生日など派手に
祝おうとするが、兄は常にそっけない。
双子なのに、これほど違うのか、と
弟は不思議に思ったりする。

彼らが40を過ぎた頃、両親は次々と亡くなる。
双子は、両親の遺品を片付けに、
初めて二人の部屋に立ち入る。

兄は何も見ずに破棄しようとするのだけれど、
執拗にあらゆるモノを調べていく弟。

そこには、兄が決して思い返したくない過去と
どうしても思い出さなくてはいけない、
弟がそう信じた真実があった。

こう書くと、ホラー映画のように
感じる人も多いかも知れないが、
ホラーよりも恐ろしく、
そして辛く重い現実がある。

そこにある計り知れない欲望や、
憎悪や、苦悩を見て、
僕らはまた色々学ばされる。

ただでさえ、鬱々とした日々なのに、
こんな映画を紹介してしまって、申し訳ない。
次には楽しめる映画を。。。。

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2020年02月17日

37セカンズ

アカデミー賞が発表されたその日から
「パラサイト」をやっている劇場は
どこも混み合っているらしく、
それに続いて対抗馬だった
ワンショット撮影と評判の「1917」もヒット。

そんな陰で、ひっそりと公開されている
日本映画「37セカンズ」。

Unknown.jpeg

基本的にメディアに決して媚びない、
そう言われている坂本龍一氏が
絶賛している、という噂を聞いて
早速映画館へ行ってみた。

まったく中身を知らずに観たので、
主人公の女性が脳性麻痺で、
漫画家のアシスタント
(と言うか、ゴーストライター)をやっている、
というオープニングから
ちょっと苦手なお涙頂戴かと
少し引き気味で観始める。

しかし、母親からの手厚い
介護に感謝しながらも、
一歩外に踏み出したい、そう思って
アダルトコミックの編集部に
行ってから、彼女の人生は
少しずつ変わっていく。

中盤から、ドラマは思いも
寄らない方向へと運ばれる。
そこで表現されるのは、
幸福とは、自由とは一体何か、
ということだ。

家族の絆や人の受け入れ方、
信頼感なども含めて
描かれていくのだが、
それがまったく説教臭くない。
まさに、観客に媚びていない
制作姿勢に心打たれる。

監督のHIKARI氏は、
これが長編第一作、渾身の作品だ。

37セカンズ、というタイトルは
主人公が生まれた時に、
呼吸が止まっていた時間。
それが理由でこの病気になったのだ
ということだ。

決して大ヒットには繋がらない映画かも
知れないけれど、足を運んでほしい一作だ。

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2020年02月10日

アカデミー賞、発表

朝から今年のアカデミー賞の授賞式を観た。

Best-Picture-Oscars-2020.jpg

おおかた、下馬評通りと言えば、
そうだったけれど、
とにかくここでも取り上げた
「パラサイト 半地下の家族」が
まさかの作品賞、そして監督賞までも。

この映画、前哨戦と言われる多くの映画賞でも
作品賞を獲ってはいたものの、
過去、アカデミーで外国語の映画が
受賞したことはなかった。
増して映画の舞台も韓国のみ。

このところ、映画業界に乗り込んできた
Netflixの「アイリッシュマン」
「マリッジ・ストーリー」には
作品賞は行かないだろうと言われていた。

そして、やはり外国語ということで
「パラサイト」はないとすると、
「1971 命をかけた伝令」だろうと
僕もそう思っていた。

だからこの韓国映画初の受賞、
という快挙には驚きだけでなく、
今後、日本の映画業界も刺激になれば良いけれど、
そんなふうに思った。

今回の授賞式で僕が思わず
泣きそうになってしまったシーン。

監督賞を受賞したポン・ジュノ監督が、
尊敬するスコセッシ監督に
「あなたの『最も個人的なことは、
最もクリエイティブなことだ』という言葉を
とても大切にしている」と言い、
会場にいる人々がスコセッシを囲い、
スタンディングオーベーションになった時。

また、「ジョーカー」で主演男優賞をとった
ホアキン・フェニックスが
「自分にとって出来ることは、声なき人たちの
ために声をあげる機会があること。
男女平等や人種差別、先住民の人権を考え、
お互いに助け合うことが必要だ」
そんなスピーチを聞いた時だった。

日本のアカデミー賞やレコード大賞などで
こういったスピーチに胸を鷲掴みに
されたりしたことはない。

ありとあらゆる事に忖度をしながら、
という日本人の国民性は
本当にちょっと考えなければいけない、
そんなことを考えさせられた
素晴らしい授賞式だった。

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2020年02月03日

全編ワンショット映画のこと

今年のアカデミー賞でも、ひょっとすると
作品賞か、と言われているのが
再来週から始まる「1971 命をかけた伝令」
という戦争映画。

o0647102514519970422.jpg

ひと足先に観させてもらったけれど、
とにかく話題になっているのが、
最初から最後までカメラを止めることなく、
ワンショット撮影、
いわゆる長回ししている
(ように見せている、というのが本当のところ)
というのが話題の一作だ。

試みとして、この撮影方法、
個人的には緊張感もあるので大好きだし、
何より演劇畑でも高い評価を受けている
サム・メンデス監督
(『アメリカン・ビューティ』!)だけに、
すこぶる出来が良いのでお勧めだ。

もうずいぶん前だけれど、
テレビドラマの「ER」などでは
全編ではないけれど、
この手法をよく使っていて、
そのたびに興奮して観た。

とにかく俳優がとちったり、
カメラがおかしなモノを映したりすると
すべて最初から撮り直しなのだ。

全編と言わずにも、カメラが
ずっと何分も何十分も移動しながら、
多くの部屋や街を動き、そこに
人が話したり、動いているだけで
ドキドキしてしまう。

さてさて、そんな全編ワンショット
(のように見える、ということも含めて)
撮影された映画を調べてみると、
これが意外と多かったりする。

最も古くて有名なのは、ヒッチコックの「ロープ」。

Unknown.jpeg

当時は、撮影フィルムのリールが10分しか
もたなかったので、同じカットのまま、
繋ぎ目で、出来るだけわからない編集をしている。
ヒッチコックモノとしては
「見知らぬ乗客」と共に、
隠れゲイ映画としても有名なので
興味がある人は是非。


最近では、そのワンカット撮影
ということにこだわったことを題材にした
日本映画「カメラを止めるな!」で
その面白さに注目している人も多い。
(ただし、この映画は前半30分のみがワンカット)

Unknown-5.jpeg

同じ邦画では、「ライブテープ」
そして「アイスと雨音」というのが
全編ワンカットらしいけれど、僕は未見だ。

去年公開された「ウトヤ島、7月22日」は
ノルウェーで起こった銃撃事件を描いた映画で
サスペンスたっぷり。

Unknown-1.jpeg

また数年前に公開されたドイツ映画「ヴィクトリア」
というのが、知り合ったばかりの若者たちが
凄まじい一夜を過ごす、というこれまた
緊張感溢れるサスペンス映画だった。

Unknown-2.jpeg

近作では「バードマン あるいは
(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」という
長いタイトルのアカデミー賞映画も、
ほぼワンカットとして見せている。

Unknown-3.jpeg

アレクサンドル・ソクーロフというロシアの
ゲイ監督が撮った「エルミタージュ幻想」は
美術館を見事にワンカットで見せていくドキュメンタリー。

Unknown-4.jpeg

このあたりはなかなか評価が高いけれど、
画面4分割をそれぞれワンカットで撮影した
と言われる「タイムコード」
(リービング・ラスベガスのマイク・フィッギス監督)は
学生映画みたいと酷評(これは僕は未見)

Unknown-6.jpeg

いずれにしても、どこからどこまでが
本当にワンカットで、CGなどで
ごまかして作られているかは微妙だが、
なかなか楽しいので
良ければ、それぞれビデオででも是非とも。

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2020年01月29日

昔、あの日、あの時

もうすぐ、アカデミー賞の発表だけれど、
今年は"Little Women"
(日本題は「ストーリー・オブ・マイ・ライフ
/わたしの若草物語」
ってなんじゃ、こりゃ)が
作品賞などにノミネートされている。
昨夜の休みの夜は、予習も兼ねて、
1946年に公開された(70年以上前!?)モノを
Amazon Primeで観てみた。

Little_Women_1949_Japanese_Poster.jpg

実はこの映画、僕が中学校の時に
大阪からわざわざ神戸の三宮まで
観に行ったことを覚えている。

記憶が定かであれば、この時に
2本立てだったのが、
ヴィヴィアン・リーの「哀愁」だった。
思えば、マーヴィン・ルロイ監督2本立て。
若きエリザベス・テイラーも良いけれど、
何度観てもジューン・アリスンが
素晴らしかった。

2本とも、その時代でさえ、
かなりクラシック映画だったけど、
名画座をかける劇場だったし、
なんとこんなに何十年も経っていて
細かいところまで覚えていたのには驚いた。

さてさて、僕はどこの映画館で
どんな映画を観たか
(これは舞台とかライブとかもそうなんだけど)
何故か、かなり鮮明に覚えている。

多くは一人なのだけど、誰と観たかも含めて。

昨今のことは、まったく忘れてしまっているし、
そんな事はどうでも良いのに、
特に20代前半までの記憶は凄い。

関西では昔「ぷがじゃ」と呼ばれた
「プレイガイドジャーナル」(関西版ぴあ
のようなモノ)があって、
それに丸を付けながら、
中学校時代は映画館を回った。

その時代、どこで何をやっていたか、
それを調べようとしても、さすがに
ネットでは出てこない。
これは国会図書館の新聞でも見ない限り
わからないのかも。

もっと人や世の中の役に経つことを、
とか思いつつも、いつかは
調べてみたい、とかくだらないことを考えた一夜。

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2020年01月15日

アカデミー賞ノミネート!

一昨日、今年のアカデミー賞のノミネートが
発表された。

11部門と最も多くノミネートされたのが
大ヒットしながらも、賛否意見が別れている
「ジョーカー」だ。

Unknown-21.jpeg

今年の話題は、Netflix制作の2本の映画
「アイリッシュマン」と「マリッジ・ストーリー」が
作品賞にノミネート。
去年の「ROMA/ローマ」も作品賞か、と
言われていたけれど、多くの劇場関係者を含めた
映画業界の中で、配信サービスをやっている
会社のモノは、なかなか賞には結びつかないという話だ。

そんな中、前哨戦とも言われる多くの作品賞を
受賞しているのが、ここでも紹介した
「パラサイト/半地下の家族」だ。

ただ、過去、英語圏以外の作品が
作品賞にノミネートされても
一度たりとも受賞したことはないので
これまた難しい、そう言われている。

そう思うと、ゴールデン・グローブ賞の
ドラマ部門で作品賞を受賞した
「1917」の可能性が高い。
これは僕もひと足先に観させてもらったけれど、
戦場をひたすらカメラが主人公を
ワンショットで追いかけるという傑作で
十分、オスカー作品賞になってもおかしくない。

主演男優賞も、絶対と言われる
馬面俳優アダム・ドライヴァーは
やっぱり「マリッジ・ストーリー」
と言うことは、「ジョーカー」の
ホアキン・フェニックスに
なるのだろうか。

主演女優が手堅いと言われていた
「アス」のルピタ・ニョンゴはノミネートから落ち、
ゲイ・アイコンのジュディ・ガーランドを演じた
レニー・ゼウィルガーの頭上に輝きそうだ。

今年は例年よりも半月くらい早く
来月の9日に授賞式。
出来れば、また店でみんなと観られるようにと
目論んでいる最中。

楽しい一夜となれば・・・。

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2020年01月02日

2019年 映画ベストテン

去年も数多くの映画をスクリーン、
またテレビ画面で観ることが出来て、
恒例の10本枠というのが
なかなか厳しかった。

今年公開のモノで、先に試写などで
観ることが出来なかった映画は
入れなかったけれど、
先行公開されたモノや、映画配信サイトで
観た新作は入れることにした。
また、今年劇場公開をした
噂の「ROMA/ローマ」は、
僕は配信で去年のベストテンに入れたので
ここには入っていない。

ただ、順位を付けているものの、
あまり優劣はなく、どの映画も
強いインパクトと感動を与えてくれていた
とだけ書いておきたい。


1位
マックイーン:モードの反逆時

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去年のこれ、1本!というのは
かなり迷ったけれど、大好きな衣装デザイナー、
アレキサンダー・マックイーンの
このドキュメンタリーは衝撃的だった。
自分のやりたいことを追求する、という
アイデアと勇気をくれた1本。

***********************

2位
家族を想うとき

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ついこの前もこのブログで紹介した
ケン・ローチ監督の新作。
かなりヘビーな辛い映画だけれど、
この映画が持つリアリティは
他作品ではなかなか観ることが出来ないほど。

***********************

3位
サタンタンゴ

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僕が敬愛するタル・ベーラの作品で
ある意味、これが今年のベストとも言える。
7時間18分という長時間、
スクリーンに釘付けにさせられた。
一見、無意味とも思えたりもしながら、
美し過ぎる映像を眺めているのが
至福の時間だった。

***********************

4位
パラサイト 半地下の家族

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先行上映されていて、ブログでも紹介した
この韓国映画はあらゆる賞を
受賞していることがなるほど!
と思わせる傑作コメディ・ミステリー。
ネタバレ禁止、何も言わないので
とにかく観てほしい一作。

***********************

5位
マリッジ・ストーリー

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Netflix制作で「アイリッシュマン」と共に
年末限られた劇場で公開された。
結婚の難しさ、子供への愛を歌った
脚本の見事さには膝を打った。
オスカーに最も近いと言われる
二人の主演が本当に素晴らしい。

***********************

6位
キューブリックに魅せられた男

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キューブリック映画がいかに
素晴らしいか、というだけではなく、
彼を敬い、心まで捧げ尽くした
一人の男を描いたドキュメンタリー。
これも「マックイーン」と同様、
モノ作りの素晴らしさ、
そしてそこに賭ける執念を描いた傑作。

***********************

7位
女王陛下のお気に入り

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本当に変な映画を作り続ける
ヨルゴス・ランティモスの
やっぱり奇妙だけど、
ものすごく魅力的な映画。
下品でところどころでくすりと
笑わせるのは前作「聖なる鹿殺し」と同様。

***********************

8位

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え?これは何?という人も多いだろう。
Amazon primeで観ることが出来た新作。
一目を避けて暮らす父と娘が
やがて福祉局の監視下に置かれて、
という近未来のドラマだけれど、
これがものすごく良く出来ている。
劇場で観たかった1本だ。

***********************

9位
スパイダーマン スパイダーバース

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意外と思われるかも知れないけれど、
実写版よりもずっと楽しく観ることが出来た
3Dアニメーション。
とにかく発想、そしてコミックを模倣した
クリエイティビティが
いちいち興奮させてくれた。

***********************

10位
ワイルドライフ

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カナダを舞台にした地味ながらも
しっかりと作られた家族映画。
そう。「家族を想うとき」と
「マリッジ・ストーリー」を
足して2で割ったような作品。
ジェイク・ギレンホールが
めちゃくちゃ良い味を出している。

***********************

次点
「グリーンブック」
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言わずと知れた去年のアカデミー作品賞だから
観た人も多いかも知れない。
賛否はあるけれど、黒人でゲイのピアニストと
バンカラで差別主義者(だった)
イタリア系の運転手、という
キャラクター設定が最高。
よく出来た脚本だと思う。

***********************

さて、本当なら今年初めて
日本では劇場公開された
「WEEKEND ウィークエンド」は
僕はずいぶん前に観ていたので
今回は入れなかったけれど
数あるゲイ映画の中で指折りの1本だ。

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本来なら、ベストテンの数本に
日本映画も入れたいところだけれど、
今年は15本ほどしか観られなかったのと
僕が観た中でこれは、と
思えるモノが少なかった。

そんな中でも「愛がなんだ」と「岬の兄妹」は
強い印象を受けた。

ともあれ、今年も素敵な映画に
たくさん出会えますように。

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2019年12月28日

オススメ映画「パラサイト 半地下の家族」

本来なら来年公開なのだけれど、
一部の劇場で昨日から先行上映として始まった
韓国映画「パラサイト 半地下の家族」。

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去年のカンヌ映画祭での大賞
パルムドールに輝いたのがこれ。

そして、まさかのアカデミー賞大本命に
近いとされるほど、全米のあらゆる映画賞で
作品賞、監督賞、外国映画賞など
総舐めにしている。

さすがに、オスカー作品賞はないだろうけれど、
監督、外国語映画は絶対とまで言われている、
それは何故か。

韓国だけではなく、日本、そして
世界中で問題になっている「格差社会」の
むごさ、凄さを、コメディタッチ、
かつサスペンスフルに描いているからだと思う。

映画に登場するのはふたつの家族だ。

家賃がすこぶる安いと言われる
アパートの半地下に住む低所得の家族。

もうひとつは、そんな彼らがひょんな事から関わる
高級な一軒家に住むリッチな家族。

ありとあらゆる手段でその富豪に近づき
少しでも金をむしり取ろうとする家族。

映画全編に出てくる階段、
そして水がありとあらゆるシーンで
象徴的に描かれる。

監督が、絶対にネタバレ禁止と強く
言っているので、
これ以上は書かないようにするけれど、
画期的な面白さに満ち溢れているこの映画。
正月に観るのにふさわしいかどうかは
ともかく、是非とも劇場で。

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2019年12月17日

お勧め映画「家族を想うとき」

この時期から、お正月にかけての
映画業界は「スター・ウォーズ」の
ファイナルや、「アナ雪」のパート2などで
賑わうんだろうけれど、
僕個人として、お勧めするのが
「家族を想うとき」という映画だ。

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これは、ハッピーになったり、
スカーっとしたりする映画じゃない。
そういう意味では、クリスマスや
お正月にふさわしいかどうかと言うと
違うのかも知れない。

ただ、年の瀬になり、
社会、家族、自分自身を
見つめ直す、という意味では
胸をかきむしられるような
気持ちになる重厚で大切な一本だと思う。

原題は、"Sorry, We Miseed You"
宅配業者をやっている主人公が
相手が不在の時に置いておくメモ
「来ましたが、いらっしゃいませんでした」
という定例文がこれだ。

と、同時にこの文は、家族それぞれの
「ごめんなさい。あなたをずっと想っています」
という言葉とのダブルミーニングとなっている。


フランチャイズとは言え、低賃金で
あくせく働く夫と、老人介護でこれまた
走り回るその妻。
まだまだ自分の生き方を模索し、
問題を起こす高校生の息子と
親と時間を過ごせないことに
寂しさを持つその妹。

職場で、宅配先で、介護先で、
そして子供の学校で。
想像を超えるような出来事が次々と起こる。

そのひとつ、ひとつが、
驚くほどのリアリティがあり、
僕らは、この日本の日常と
重ね合わせていかざるを得ない。


ケン・ローチという監督は、1960年代から
反権力をテーマにした映画監督として、
多くの映画を作り続けてきた。

2000年代に入り、「麦の穂を揺らす風」と
「わたしはダニエル・ブレイク」は
カンヌの大賞パルムドールを取ったりもした。

ローチは、前作で引退することを決意しながら
この作品を取らなければ、と
80歳を超えて、メガホンを取った。

彼が渾身の気持ちを込めて
作り上げた映画のラストシーンを
あなたはどう観るのだろう。

今年のベストの1本だ。

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2019年12月09日

著作権切れの映画たち

休みの日の夜は、家で、最低でも
1本、録画したモノや配信で
映画を観るようにしている。

今年の春あたりにAmazon Primeで
大量に配信が始まったクラシック映画。
この中から、もう何十年も観ていなかった
「アラバマ物語」を観ようとした。

ところが、妙に画面がボケている。
古い映画だから仕方がない、
そう思いながらも、それだけでなく、
左右に画面が伸びているのだ。

横長テレビが出来てから、
スタンダードサイズのモノを
調整しないとよくなる
あのイヤな感じだ。

5分ほど観て、どうしても気持ち悪く、
結局、ずいぶん前にテレビで放映したモノを
録画しておいたバージョンを
改めて観直すことに。
(最初から、これで観ろよ、笑)

画像は60年代の映画とは思えないほど
綺麗で、なおかつサイズもしっかりしている。

映画は、30年代のアメリカの片田舎の
人種差別と闘う弁護士を、しっかりした
脚本と演出で観せている。
「ローマの休日」から約10年後の
グレゴリー・ペックの渋い演技も堪能出来た。


ところで、配信版が何故に
あそこまで酷い画像だったか。

Primeのクラシックがすべてかどうか、
確認をしていないけれど、
いわゆるパブリック・ドメインで
著作権切れのモノなのではないかと。

要は公開されて70年
(1978年以前に作られたモノは50年)
というモノは自由に取り扱うことが
出来るのだ。
だから、60年代のモノが
ドバ〜ッと出てきたワケだ。

よく、本屋などで、1枚500円とかで
売られているDVDとかがそれ。
僕は観たことはないけれど、
ディズニー・アニメの古いモノとか
ピンボケで色などもまったく違うとか。

要は、資金力がないビデオ会社などが
オリジナルをコピーして、その上に字幕を
付けたモノとか、粗悪なモノが多い。

ここで白状をすると、僕が昔いたビデオの会社でも
当時、著作権切れたモノを安く売りに来た
おっさんがいて、映画好きな僕は飛びつき、
8タイトル近く売ったことがあった。

バスター・キートンのモノや、
ヒッチコックのイギリス時代、
あの人種差別映画と叩かれた「国民の創生」
(これなんか、一部カットされた酷いモノ)。。。

まだ僕が20代で若かった無知さと、
ビデオがまだ発売され出した頃で
そういう形でも人の目に触れたほうが
良い、という気持ちからだったけれど、
今となっては、廃盤にして良かった、
心からそう思う。

あまり画質とか気にならない、
という人はともかく、
そうではない人は、観る前にしっかりと
調べたほうが良いかも知れない。



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posted by みつあき at 18:17| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月04日

映画三昧の夜

昨夜は休みだったので、
映画好きの友人のカツタと、
映画評論家のキタガワさんと一緒に
もの凄く久しぶりに食事をした。

出版社に勤めているカツタが
記事を書いてもらっている事や、
僕の前の仕事関係で世話になっていた、
という事から、二人ともキタガワさんと
面識があり、もう20年以上前から
数ヶ月に一度食事会をしていた。

もちろん、敢えてゲイである事を
カミングアウトしていたワケではなかったけれど、
僕が店をオープンした時に、
誰かから2丁目だと聞かれていたようで、
それとなく、もうわかっているんだろうとは
思っていた。

ただ、昨日の食事会でカツタも
きちんとカミングアウトする、という事を
決心していたらしかった。

キタガワさんは、年間600本以上
映画を観る、という評論家の中でも
ツワモノで、それだけなく細かいところまで
覚えているので、驚くばかり。

最初からそんな彼女の話で盛り上がって
わざわざゲイ的な話をするタイミングが
なかなかつかめない(笑)

そんなこんなの時に、来年公開される
「影裏」という映画で、綾野剛と
松田龍平のデリケートな関係という話になり、
そこらへんから、僕のバーの話、
恋愛や同性婚の話まで一気に話が走る。

結局、カツタも「実は」という流れでもなく、
ごくごく普通に話が進み、
さすがに頭が良いキタガワさんも、
敢えて突っ込んだり、
どんどん聞いてきたりすることもなく、
すんなりと受け入れたようだった。

いずれにしても、あっという間の4時間半。
充実した一夜だった。

posted by みつあき at 20:10| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月27日

膨大な映像コレクションに頭を抱える

休みの日の多くは映画を観て、ジムに行く
というのが、旅行でもしていない限り、
僕の過ごし方だ。

ただ、稀に雨の日や、寒い日などは
ブルーレイ・レコーダーに
たまった映画や音楽のソフトを
ダビングしたり、ソフトに焼いたりして
1日を過ごすこともある。

焼いたBlu-rayにタイトルを書き、
それをPCのエクセルの表に入れ、管理する。

洋画、邦画、ライブ、LGBTモノ、
ミュージカルモノが、それぞれあいうえお順に、
ずらりと並んでいる。

一度映画館で観て、いつかもう一度、と
思っているモノも多いのだけど、
3割くらいは観逃しているモノも多い。

数えたら、ざっと1000本以上にものぼる。
我ながら、狂っている(笑)
こんなモノ、いつ観るのか。

昨今ではNetflixやらhuluやら、
配信も充実していて、ひょっとすると
僕が持っているモノの半分くらいは
どこかで簡単に観られるのかも知れない。

久しぶりに観ようと思って、
いざデッキの中に入れたら、
読み込めないこともあって、
こんな事なら、ポイポイ捨てちまおう、
そんなことさえ考える。

ただ、ミニシアター系のモノは、そこそこ
配信されてもするけれど、
意外と古いクラシック映画などが
なかなかなかったりするから
簡単にはポイポイ捨てられない。

映画をお店で流している場所もあるけれど、
僕なんかは、観ようと思っている映画が
途中から流れているとガックリ
来てしまうほうなので、それも出来ない。

いつか入院した時など、小さなブルーレイデッキで
深夜にこっそり観るのだろうか。
それこそ、その時にはほぼ配信モノで
十分だったりするのかも。
やれやれ。。。

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posted by みつあき at 19:58| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月25日

Bridgeカフェ ファイナル・デイ

昨日は、お知らせしていた通りに
Bridgeカフェの最終日となり、
僕が行った夕方にはもの凄い人だった。

連日の雨も上がり、気温も高く、
店内も混み合っているので、
冷房を付けなければいけないほどだった。

カフェは、もちろん夜の部に
いらっしゃっているお客さんも多いけれど、
カフェだけ、という人も多い。

4年以上経っていて、
着実にお客さんが増えていったことは
カフェ部の二人プラスお手伝いスタッフの
人徳なのだろうと思う。

また飲み物のみならず、
お菓子やケーキなど
工夫を凝らしたモノも
人気の秘訣だったようだ。

そこにはカフェにずっと来てくれていて、
それから夜へと以降してくれた
セイジ君やカズヤちゃんもいた。

また夜の常連だったオサムが
昔自分の学校の先生だったトシオちゃんと
バッタリ会った、というのも
このカフェだった。

街が混雑している日曜日の午後、
友人や初めての人とゆっくり
お茶を楽しんでいる人たちにとって、
ちょっと寂しくなってしまうようだ。

また、新たな形で会えることを楽しみに。
アキヒロ、キムカツ、
そして手伝ってくれたすべてのスタッフ、
お疲れ様でした。

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posted by みつあき at 16:04| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月24日

和田誠さんのこと

昨日、来てくれたイラストレーターの
タロウちゃんが、同じくイラストレーターでもあり、
映画監督もやっていた和田誠さんが
亡くなってしまったことが
とてもショックだったと言う。

彼は和田さんのイラストに憧れて、
自分でも描いてみよう、それが
今の仕事のきっかけだったようだ。

僕も高校生の頃に、キネマ旬報という雑誌を見て
その表紙がなんて素敵なんだろうと思い、
買い始めたけれど、これが煙草のハイライトの
デザインをした和田さんだと知ったのは
少しあとになってからだった。

当時のキネマ旬報では、表紙だけではなく、
「お楽しみはこれからだ」という
和田さんのエッセイと映画のイラストが
連載されていて、当時の僕はこれに夢中だった。

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まだビデオもなかった時代に、
何故、ここまで映画の
詳細なことを覚えているのか。

当時、すごく若かった僕でさえ、
まったく目につかないようなところを
彼はどんどん見つけては、彼なりの
表現力で文を書き、イラストを描いていた。

これは衝撃的でもあり、憧れだった。
彼と共に、山田宏一氏、
そして随分あとになって三谷幸喜氏と
共に対談の連載などもしていて
これらも大変楽しませてもらった。

和田さんの文章やイラストを見ながらにして、
同じ映画好きでも、何故これほど観点が違うのだろう、
と少し劣等感にさいなまれたことさえあるけれど、
こればかりは生まれ持っている才能で
いたしかたない、
そうふんぎりが付いたのは
40歳も過ぎた頃だった。

それにしても、賑やかなあの奥さんの
平野レミさんは、どれくらい寂しい思いを
しているんだろう、などと
タロウちゃんと話をしていた。
ご冥福をお祈りします。

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2019年11月20日

ゲイが苦手な映画監督

昨日、今、大変話題のNetflix制作映画
「アイリッシュマン」を観に行った。

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劇場が限られているので、
僕は吉祥寺で観ることにしたのだが、
学生時代、よくこの辺りのジャズ喫茶に
行っていたことを思い出した。

ともあれ、「アイリッシュマン」は、
スコセッシらしい手堅い演出、
そしてデ・ニーロ、パチーノの
芝居には唸らされ、
(若いメイクは辛いけれど)
老いる、ということも深く考えさせられた。

しかしながらも、同じギャング映画
というジャンルの中では
やはり「ゴッド・ファーザー」には及ばない、
そうとも思った。


映画好きな友人は「スコセッシ監督作、というだけで
評価しなければならない、
という世の中の雰囲気がいや」と
言っていたが、少しなるほどとも思う。

確かに僕自身も、スコセッシは
「タクシー・ドライバー」
「アリスの恋」それからずっと飛んで
「ヒューゴの不思議な世界」
くらいが好きな映画で、
それ以外の作品は、意外と苦手かも知れない。

そんなことを友人とメールのやり取りで
話していながら、
ふと気が付いたことがある。

いささか乱暴な言い方をすると、
この「男臭く、比較的暴力描写が多い
タイプの映画」を作る監督は、
スコセッシに限らず、結構苦手、という
ゲイが多いのかも知れない、
そう思ったのだ。

西部劇、戦争映画、やくざ映画など
女性があまり出てこない映画なのに
(だから??笑)、あまりゲイは
飛びつかない。

監督で言うと、昔のジョン・フォード、
ジョン・スタージェス、サム・ペキンパー、
深作欽二、三池崇史、白石和彌とかが
入るかも知れない。

もちろん、この前ブログにも書いた野球の話同様、
それは偏見だという意見も多いだろうし、
僕も上記の監督作の中で好きな映画も結構ある。
(特に深作監督の『仁義の墓場』など最高)

それでは、ゲイが好む映画監督とは
誰なんだろう。
これは難しい。
最近増えたゲイだと公言している人の
モノは比較的良しとされるだろうけれど、
だからと言って好きかと
言われると難しかったりする。

監督とすると、かなりわからないけれど、
ジャンルで言うと「男の闘い」ならず
「女の闘い」これをゲイが最も好きだということは
間違いがなさそうだ。

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posted by みつあき at 14:42| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする