2019年06月16日

ピアノの練習

常連のエツオちゃんが、
ここのところ、ピアノを買って、
ベートーヴェンの8番「悲愴」を
練習している。
良いなあと思うのは、その弾いているさまを
毎朝、インスタグラムに動画投稿しているところ。

子供の頃、音楽教室に通っていて、
それ以来、ほとんど弾いていないので、
やってみようと思ったと言う。

毎日1時間くらい、そう思っていながら
はっと気がつくと、2時間も超えている。
うまく弾けない悔しさと、
それでも楽しく思えたりするのが
微妙に混ざる心境だと言う。

エツオちゃんは、芸術家肌で
音楽系ではないけれど、仕事も
アート関連で決してわからなくはない。

でも、最近、うちの店に来る40代の人々が
偶然のように次々とキーボードを買い、
練習をはじめ、楽しい、という言葉を聞く。
エツオちゃん以外の人たちは
アートとはまったく無縁と思われるような
サラリーマンだったりするから驚き。

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僕自身、子供の頃に2年ほどやって、
40代後半の頃、やりたい、と思い立って、
友人のピアニストに教えてもらい始めた。
何ヶ月やったんだろう。
それほど上達する前に、
店の営業が決まり、
なおかつ教室があまりに遠すぎて、
それからパッタリとやめてしまった。
でも、いつかはまた始めたい、そう思っている。

いつも、ここに書いているように、
やる事が次から次へと押し寄せる日々。

店関連のことももちろん色々あるし、
その上、このブログやお絵描きも増やしてしまった(笑)

もちろん、映画を観ること、ジムに行くこと、
英語を勉強すること、
日にちを決めて、それまでに本を一冊読む、
次に観る舞台やら、コンサートやらの楽曲を
観る日までにどんどん聴く、などなど
毎日、やりたい事に追われている中で、
ここにピアノが入る余地があるか、どうか。

ただ、エツオちゃんたちの楽しそうな話を聞いて、
またムクムクと僕の好奇心は動き出す。
ふう。。。困ったものだ。


さてさて、明日の17日の朝から、
ここにも書いたように恒例の初夏の旅に
出させてもらいます。

店は休みなく、スタッフが日替わりで
頑張って守ってくれるので、
くれぐれもよろしくお願いします。

また、ブログは出来る限り、書こうとは
思っているものの、日本にいるようには
書けそうもないかも知れませんが、
そのあたり、よろしくです。

と言うか、書けても、舞台の感想程度になるかも。

また、ヘタウマお絵描きも、当分は
無理そうなので、旅行写真になると思います。

帰国は少し先の7月9日で、
10日の水曜日から店に出ることになります。

コロンビアで誘拐やら、殺人やらに
巻き込まれないように、気をつけろと
多くの人たちから助言をいただき、
タカをくくらず、慎重かつ充実した
旅になれば、そう思います。

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posted by みつあき at 17:32| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月15日

トム・ウェイツを聴こう

休みの日の夜は、本を読んだり、
映画を観たりする以外は
音楽を聴きながら、
ブログや、なかなかうまくならない絵を
描いたりしていることが多い。

机に置いたバランタインのロックを飲みながら
昨日はふと、トム・ウェイツを聴きたくなった。


僕が田舎の高校を出て、
東京に来た頃には
街にはジャズ喫茶や、ロック喫茶、
クラシック喫茶などがあり、そこで
聴いたことがないレコードを
たくさん耳にすることが出来た。

それまでは、日本のフォークや
ビートルズに加えて、映画で聴いた楽曲などが
多かったけれど、東京のそのような場所で
僕の音楽的好奇心は一気に花開いた。
自分の足と力で、本も映画も、音楽も
探さなければならなかったけれど、
そういう意味では良い時代だった。

僕が生涯、追いかけることになった
ブルース・スプリングスティーンをはじめ、
ジャクソン・ブラウン、
ライ・クーダー、ヴァン・モリソン・・・。
もちろん、チック・コリアやビル・エヴァンスも
そういう喫茶店で出会った。

アーティストは、書き出すときりがないのだけれど、
そんな多くの楽曲の中、
しわがれ声で、つぶやき、泣くような
歌声が聴こえてきた、
それが、トム・ウェイツのアルバム、
 ”Closing Time"だった。

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スローなバラードの中に流れる
退廃的なメロディだが、
詩を読むと、暖かな人間関係を描いていたりする。

僕はトムの声に魅せられて
"Blue Valentine"までの
初期の5枚のアルバムを
擦り切れるほど聴いた。

まだ、まったくどのアルバムも
どのシングルも、ヒットチャートには
載らなかったので、周りの友人は
誰も知らなかった。

そのあと、80年代に入り、
彼はコッポラのミュージカル映画
「ワン・フロム・ザ・ハート」や
「アウトサイダー」に出たと思ったら
いきなりジャームッシュの「ダウン・バイ・ロー」で
主演をし、名前が知られるようになった。

音楽活動も地道に続けていながらも、
彼の曲は決してヒットチャートに乗ることはなかった。
そいて、もう8年あまりアルバムを出していない。

まだ70歳直前の若さだから、
もう少し頑張れるだろうけれど、
40年以上前に作られた名盤が
いつも僕を素敵な世界へと誘ってくれる。

しわがれたブルーな世界が好きな人であれば、是非とも。

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2019年05月06日

日米対決(笑) それぞれの神

深夜によく来てくれるヒロシ 30歳は
既婚者だ。
と言っても相手はゲイ。

そう付き合って8年半の3歳年上の
アメリカ人の彼氏と、5年前
ニューヨークで結婚をした。

ヒロシはここ1年、
よく来てくれてはいたけれど、
その彼氏の実態はわからず、
それが昨日、初めて二人で来てくれたのだ。

ヒロシの彼氏トーマスは、交換留学生として
学生の時に、一時、日本に来ていた。
そのあと、東京で仕事が決まってから
ヒロシと会って、盛り上がったらしい。
だから、トーマスは日本語が
すこぶるうまい。

ヒロシは照れなのか、
トーマスがベタベタすると
「やめろよ、気持ち悪い」と言い、
トーマスが好きだとつぶやくと
「何言ってんだよ。もっとかっこいい
他の奴、探せよ」と相手にしない。
とは言え、そこ、ここに
愛情深さも感じる。

トーマスがニュージャージー出身だと聞いて、
僕は「神のように崇めているのが
ニュージャージー出身の歌手、
ブルース・スプリングスティーン」だと言うと
喜びながら、トーマスは
ニュージャージーの人々も誇らしい、
そう言いつつも
「僕の神はハロプロ。そしてつんく。
つんくさん(とトーマスは言った)は、
あらゆる可能性を秘めていて
日本を代表する作曲家だと思う」と言った。

昨今のJ-POPはほとんど聴かない僕に
トーマスは「こぶしファクトリー」の動画など
見せてくれながら、日本のJ-POPアイドルの
素晴らしさなどを語る。

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ホントにアイドル系にまったく
興味を持たない僕だけど、
外国人、それもアジア系ではなく、
アメリカ人がJ-POPアイドルに
関心を持つ、ということが
とても面白かった。

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2019年04月11日

ジョン・メイヤー ライブ

ジョン・メイヤーのライブを観に、
日本武道館に行ってきた。

今年、42歳になるロック・シンガー、
ジョン・メイヤーは、15、6年前に
初めて耳にした時は、
爽やかなポップシンガーだなあ程度にしか
思わなかった。

しかし、その後、アルバムを聴くに連れ、
ボーカリストとしてだけではなく、
ギタリストとしていかに凄いかを知った。

それは初めてライブに行った時に
そのテクニックに驚いた。
よくクラプトンが「泣きのギター」と
言われるけれど、確実にメイヤーは
クラプトンを追っていくなあ、そう思った。

メイヤーが名アーティストであることは
間違いないけれど、
何とあのテイラー・スウィフトや、
ケイティー・ペリーという
ビック・アーティストと付き合っていた、
というのが凄い。

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彼の演奏スタイルを見ると、
あまりにシンプル。
バックのスクリーンにはLED映像もなければ、
凝りに凝った照明もない。
拍手や手拍子を煽ることもなければ、
会場中を埋め尽くしたスマホの
ライティングに熱狂することもない。

単に音を、声を観客に届かせようとしながらも、
感謝の念を表す姿勢が、凛としていてかっこいい。

そう。彼は交換留学生で日本に来ていたようで、
かなりの親日家だということ、というのも
その言動の端々に感じさせてくれた。

会場の中には、ほぼゲイらしいゲイは
見えなかった。

実はこの前日、エド・シーランが
東京ドームで公演をした。
こちらには多くのゲイが行っていたようで
僕のSNSのほうにもアップされていた。

同じロックだけれど、メイヤーは渋すぎるのか。
見てくれは、メイヤーのほうが
イケメンだとは思うけれど(笑)
シーランは、メイヤーと共に
好きなアーティストだが、
去年の来日時と同じツアーだったことと、
東京ドーム公演、というのが
引っかかり、今回は断念した。

しかし、なんと昨夜のメイヤーのライブに
このシーランがサプライズの飛び入り。

メイヤーの"Belief"
そしてシーランの"Thinking Out Loud"の
熱いデュオを見せてくれ、
これには興奮させられた。

その後、演奏した"In the Blood"の
かっこよさったら。。。

以下のインスタグラムに写真は投稿

そんなワケで、スタッフのマサヤに
留守を頼んでの寒い雨の一夜だったけれど、
大満足だった。

今日から、また仕事、頑張ります。

Bridgeで会いましょう。

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2019年03月29日

ルーファス・ウェインライト ライブ

「ルーファス・ウェインライト」と聞いても
これを読んでいる人の多くは
耳にしたことがないかもしれない。

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僕がこの人の声を初めて聴いたのは
2001年のアニメ映画「シュレック」で
流れた「ハレルヤ」からだった。

このレナード・コーエンが
作った楽曲「ハレルヤ」こそ、
色々な人がカバーをし、ルーファスよりも
知られているだろう。

彼はオープンリー・ゲイとして
有名だが、そんなことである前に
僕は彼の独特な声質と、
彼の作る牧歌的でもあり、
少しクラシカルな旋律を持つ
楽曲に魅せられていた。

そんなルーファスが4度目の来日を果たした。
今回のライブは、彼が1998年に
自身の名前をタイトルにした
デビューアルバムと、
その3年後に発表した「ポーゼス」という
アルバムを全曲歌う、と報じられていた。

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ライブは1部を1枚目、2部を2枚目
というふうに構成されていた。
第一部では、つい最近ロスで
行われたと言うジョニ・ミッチェル
75周年のアニヴァーサリーライブに
彼が出演した話から、まさかの
「青春の光と影」を披露。
ルーファスが歌うと本当に味わい深い。

また2部後半では、映画でもお馴染みの2曲
"Going To A Town"(『トム・アット・ザ・ファーム』)
そして"Across The Universe"
(『ライオン・キング』の演出家ジュリー・ティモアが
作った同名映画にも使われたビートルズの名曲)が
泣かせてくれた。

2枚のアルバム以外では、その3曲のみだったけれど、
日が変わった今日は、シェイスクピアのソネットも
演奏し、彼のパートナー(Husbandと言っていた)が
会場に来るとのこと。

過去観たライブでは、ジュディ・ガーランドを模した
女装姿やら、ド派手なドレスをひきずってきたり、
というフェミニンな部分も見せたけれど、
昨日は袖なしのTシャツから
マッチョな二の腕を見せながらの熱唱だった。

決して派手なステージではなく、
しかしながら、十分、観客の心に訴えかける
彼の熱い歌声に鳥肌がたった。

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2019年03月13日

松任谷由実 Time Machine Tour 2019 を観る 

評判の良い松任谷由実の今回のツアーに
やっと行くことが出来た。

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僕は高校三年の時、まだ彼女が荒井姓だった頃、
「コバルト・アワー」のライブを
大阪のサンケイホールで観たのが最初だった。

それから随分あけて「DA・DI・DA」の
ツアーを日本武道館で、それからは
ほとんどずっと観続けていた。
伝説の逗子のライブや、
苗場のライブも含めて。

しかし、ここ2枚のアルバムのツアーには
残念ながら、行くことができず、
これはWOWOWで
楽しませてもらった。

僕が彼女の熱狂的ファンなのか
どうかはともかく、
作詞家、作曲家としての彼女は
高く評価させてもらっている。
ファーストアルバムの「ひこうき雲」からして
素晴らしく、その後、どれほどの名曲を
作り出してきたか。

彼女の歌がひどい、声はあり得ない、
という人もたくさんいるけれど、
あれらの名曲の数々を、他の人が歌っても
何故か、彼女ほどしっくり来ないのだ。

いかに、彼女のあの不思議な声質が
彼女の作る楽曲を表現するのに
ふさわしいのだ、僕はそう思う。


さて、今回のツアーは"Time Machine Tour"と
題されただけあって、過去45年分のライブの
集大成ともされている。

それだけあってか、彼女のかつてのライブで
ここまで完成度が高いモノを
僕は観たことがない。

もちろん、今までだって、他のアーティストが
決してやらないようなお金をかけまくった
彼女のステージは山ほど観た。

しかし、今回のステージの構成、
それはライティングや装置、キャストも含めた
演出は決して無駄がない。
飽きない、退屈しない。
そして何よりも、あらゆるアートが
ぎっしりと凝縮され詰まっている。

それも全28曲、2時間半を超える。
これは過去のセットリストを見ても
最長のようだ。

それにしても、65歳という年齢を
超えて、ここまでのパフォーマンスを
やってのけるユーミンという人は
本当に凄い。

「今回のライブは集大成的なモノで
これで引退かと思われたりするけれど、
まだやりたいことはいっぱいある。
まだまだ頑張る。」
アンコールのMCで彼女はそう言った。

そう。年齢ではないのだ。
やりたいという気持ち、
求める心なのだ。

少しだけ年下の僕も
今回のステージを観て、
まだまだやりたい事、やれる事が
山ほどあるのだ、そう胸に言い聞かせた。

今回、改めて松任谷由実という人を
心からリスペクトした。

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2019年01月11日

惚れ込んだ才能

自分の音楽バーをやっている
50代のキョウジちゃんが
年始の挨拶に来てくれた。

キョウジちゃんは、年末から
年始にかけて、
パリ、ロンドンに行ってきたらしい。
自分のお店を手伝ってくれていて、
音楽関係のプロを目指している
25歳の若い人と一緒だ。

基本的には、音楽をめぐる旅で
パリではシャンソニエやジャズバー、
そしてフランス語版「シカゴ」
(これはちょっと僕も観てみたい!)
ロンドンでは、この夏バージョンが変わる
という「レ・ミゼラブル」を観たと言う。

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今は日本も含めて、舞台が回転する
(いわゆる盆、という形をとる)
旧バージョンではなく、
背景に画像が出る新バージョンと
なっているため、世界でこのバージョンを
観ることが出来る唯一の舞台が
ロンドンだった。

キョウジちゃんも数多く
「レ・ミゼ」を観たが、初めて泣いた、
それくらい良かったと言う。

ミュージカルのことはともかく、
キョウジちゃんは、今回
連れて行った若いコには
飛行機、ホテルはおろか、
食費もビタ一文、出させなかったと言う。

彼はストレートであり、
そこに色恋はまったくないようだ。
それでも、何故そこまで
入れ込むのか、と聞くと、
彼には輝かしい未来を感じるし、
心から応援しているからだと。

彼が2年前にキョウジちゃんのお店に
ふらりと入ってきて、音楽で食べて行きたい、
そう言った瞬間に、キョウジちゃんの
何かが動いたのだと言う。

歌を歌わせても、
店でお客さんとの接客を見ていても、
旅で共に動いていても、
キョウジちゃんが惚れ込んだ「才能」
というモノが色々な部分で
垣間見える。

なおかつ、キョウジちゃんが言うことは
音楽に関してであれ、店のことであれ、
100%着実にこなしていくということだった。

ここ2年の彼の成長ぶり、
そしてプロへの大きな一歩を
踏み出していると言う。
自分のお陰だとはキョウジちゃんは
まったく言わないが、
恐らくキョウジちゃんの後押しと
熱いエールによってなんだろう。

彼の出現は、キョウジちゃんの
人生にとっても
大きなサプライズだったようだ。

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posted by みつあき at 14:36| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月28日

クラプトンとまりや

今日の表題のエリック・クラプトンと
竹内まりやなんて、まったく共通項がない
アーティストだけど、敢えて言うと
共に僕が武道館でライブを観た二人だ。

そして、今現在、映画館でそれぞれの
映画を公開している。
ブログが連日、映画のことで恐縮だけれど
昨日の休み、この2本の映画を観て
共に感銘を受けたので、今日はこの2本のお話。

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まず、「エリック・クラプトン 12小節の人生」。
彼のライブや音楽に焦点を当てた、
と言うよりも、タイトル通り、
人生を綴ったドキュメンタリー。

大ヒットしているF.マーキュリーの
「ボヘミアン・ラプソエディ」が
ノンフクションにも関わらず、
壮大なる曲の数々に胸高鳴ったので
それをこのクラプトンの映画に期待すると、
少し?マークが付いてしまう。

ライブシーンはおろか、
楽曲が一曲まるごと流れるシーンは
まずない。

しかし、彼の生い立ちから、
名曲「愛しのレイラ」を生んだ
ジョージ・ハリソンの妻との出会いと
辛い別れ、そして薬物、アルコール依存、
果てには若い息子との永遠の別れが
記録映像を通して、
ドラマチックに描かれていく。

ありとあらゆる苦難を乗り越えて
ポジティブに立ち直ろうとする
ラスト20分は、泣かされる。
人生への迷いにぶつかった人間には
強く勇気を与えてくれる一本。

「エリック・クラプトン 12小節の人生」



かたや「souvenir the movie
Maria Takeuchi Theater Live」は、
ほとんどが、竹内まりやの2000年、
2004年、2010年の3回の公演を
記録したモノ。

とは言え、それに現在の心境が、
愛用のスタジオ、ロスのレコードショップなど
プライベート映像と共に語られる。

何よりも、ライブの素晴らしさ。
7割を占める2000年に18年ぶりに
行われたライブは
僕自身、体験することが出来たから
懐かしいだけではなく、思い入れもある。

かなりベタでシンプル、そして
感情に訴える歌詞に、
歌謡ポップスとも言えるメロディラインに
山下達郎の見事なアレンジが
冴え渡る素晴らしい曲たち。

そんな曲と共に、
「私と達郎は、夫と妻であり、
お父さんとお母さんであり、
アーティストとプロデューサーでもあるけれど、
最も言えるのは、決して切っては切れない
障害のベスト・フレンド、大親友だと言うこと」
という言葉はぐっと来る。

達郎のボーカルが冴え渡る
「プラスティック・ラブ」と
二人のデュエット「Let It Be Me」は
最高だった。

「souvenir the movie Maria Takeuchi Theater Live」


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2018年11月21日

テイラー・スウィフト ライブ

昨日の休みは、友人に誘われて
初めてテイラー・スウィフトの日本公演を観た。

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前回は、東京ドーム3日が完売、今回は2日間、
というワケで、洋楽が売れないと言われる昨今。
マドンナやレディ・ガガでも今では無理という
スタジアム公演を売り尽くす数少ない女性アーティスト
と言われる彼女を日本で観てみたかった。

正確に言うと、去年の暮れ、ニューヨーク、
マディソン・スクエア・ガーデンで
アメリカの若いアーテイストたちの紅白、
とも言うべきイベント"Jingle Ball"で
トリを務めたのが彼女を観た。
一昨年に続き、このフェスを観た僕は
その時にテイラーを5曲ほど、生で聴いてはいた。

カントリーシンガーとして
デビューして、すぐに火が付き、
今やカントリーをはずれて
ポップシンガーの歌姫、
いや女王として君臨。

個人的には、胸を打つような
楽曲があるわけでもなく、
歌が素晴らしくうまいとも思えない。
もちろん、ダンスも、マドンナや
ビヨンセ、ブリトニーには及ばない。

んじゃ、何故ここまでに人気があるのか。
ドームの端から端まで
ビッシリと超満員に入れてしまうワケだから。

そのうちの7割と思われる若い女のコたちに
人気があるのは、小顔、つぶらな瞳、
エロティックな唇など、
ファッショナブルなルックスか。
そして、ストレート男性は
スリムなボディにプロポーション、
そしてあの太腿に目が釘付けになるようだ。

と言うことは、外見から来るキュートな印象だけか。
いや、全米ビルボードでも、
ラップやヒップホップに紛れて
彼女だけはチャートを賑わしている。
ウ〜ン、謎だ。

確かに、ライブはエンターテインメント性充分で
楽しませる、ということを
徹底的に追求した演出だった。

LED技術も、ここまで来たかと
唸らせるほど美しい映像だったし、
彼女を乗せたゴンドラは宙を舞い、
客席を握手して走り回るほどに興奮させる。

観客全員に配られたリストバンドは、
最初から最後までリズムやメロディに
合わせて、色がどんどん変化するというモノ。
僕はまったく体験したことないけれど、
ジャニーズ関連のライブには
使われたりするのか。
これには驚いた。


それにしても、今年観た2人だけの女性シンガーが
先週の宇多田ヒカルと、このテイラーという
まだ若い二人だった、という皮肉(笑)

来年は評判が良いユーミンの集大成的ライブに
行ければ、そう願っているところ。

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2018年11月07日

宇多田ヒカル ライブ

自分の娘みたいな年齢の
宇多田ヒカルのライブを初めて観た。
今回の"Laughter in the Dark"
と題されたツアー。
8年ぶりのライブで、ツアーとしては
12年ぶりの初日だそうだ。

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思えば、僕が日本人の女性アーティストの
アルバムで、全作品持っている、
というのは、松任谷由実と竹内まりや、
そしてこの宇多田ヒカルだけ。

男性やバンドアーティストや、
海外のアーティストになると
全アルバム制覇は、たくさんあるけれど
女性となると、何故かこの3人だ。
(椎名林檎、中島みゆきなどは
何故か何枚か抜けている。)

ユーミンやまりやは、ある意味
同世代だけれど、まったく世代が違う
アーティストの中で、宇多田ヒカルは
僕の中ではピカ一なのだ。

ポップで耳馴染みがあるメロディ、
にもかかわらず、よくよく聴いてみると、
微妙なひねり、そしてまさか、こう来るか、
という異色のパターンの音色が並んでいく。

このポップだけど異色、というのが
僕にとってはすこぶる魅力的だった。
なおかつ、歌詞の日常からの逸脱。

それらは、ライブでも遺憾無く発揮されていく。

言わずと知れた藤圭子の母と
音楽プロデューサーを父に持ち、
ニューヨークで生まれた彼女は
その特異な出で立ちに
デビュー後、かなり苦しんでいたそうで
それは昨日のライブの中でも
触れていた。
もちろん、母の自死や
本人の「人間活動」による活動休止。

ただ、その特異な日常こそが、
宇多田ヒカルという類い稀なるアーティストを
生み出したんだろう。

最初の数曲は緊張感もあってか、
こんなモノかなあとクールに観ていたが、
中盤、「光」を歌い始めた頃から
俄然、輝き出した。

朗々と歌う「花束を君に」。
そしてワンコーラス歌おうとして、
「もう一度!」と歌い直した「初恋」の
あまりの水準の高さ。
ライブでしか味わえない高揚感。

CDから申し込んだら、まさかの
ど真ん中2列目という
プラチナチケットを
こんなおじさんに与えてくれて
心から感謝である。

余談だが、中盤、又吉直樹との
ビデオ対談から味わうツアータイトルの
「闇の中の笑い」も、満足した。

今日からも、仕事、頑張ろう。

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2018年11月02日

敬愛する人との縁

昨日から夜、店を
手伝ってくれることになった
マサヤの事は、
このブログでも何度か触れている。
彼は学生時代から楽曲を作り、
歌を歌っていて、店でも
周年のたびにその歌声も
披露してくれている。

そんな流れから月曜日を
Saku Saku Mondayと称して
営業して1年近く。

そんなマサヤが尊敬してやまない
音楽プロデューサーでもあり、
音楽家のK氏と一昨日、
ひょんな流れから会った、
ということで大興奮していた。

マサヤが10代の頃は、
K氏の楽曲は
いつもチャートを駆け上がり、
彼はそのメロディに
熱狂していたと言う。

その憧れの人が目の前にいる。
お酒に酔っていたせいもあるけれど、
マサヤは緊張し、
何を話したか覚えていないと言う。

それでも、若い頃からの憧れていた人と
そうして縁を持てるのは、
マサヤが心の奥底から
望んでいたからなのかとも思う。


僕は、そこまで熱狂した人と
対面をした、
ということはないけれど、
「縁」ということで言うと、ひとつある。

僕が敬愛し、尊敬する
ロック歌手、
ブルース・スプリングスティーンだ。

彼は来日公演のみならず、海外にも
追いかけてずいぶん観て来た。

そんな中で、2度のロンドン公演の
DVDに僕自身が映っているのだ。
特に2度目。
うちの旧スタッフのジュンイチロウと
共に観たライブのDVDのラストで
ほぼ僕ら二人のクローズアップで
映像がフェイドアウトする(笑)

これには本当にビックリした。
そもそも、僕は基本的にカメラが
あったら逃げるくらいのタイプ。
出来る限り、映らないようにするのだが
こればかりは、逃げようもなく、
と言うか、ティーンエイジャーの頃から
追いかけていたヒーローとの縁を感じた。

マサヤのように、僕がブルースと
対面する、ということはなかなか
ないかも知れないが、
望んでいれば、何らかの縁で
繋がることも出来るのかも知れない。

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↑写真は、LGBT雑誌"Adovogate Magazine"にインタビューを受けたスプリングスティーン

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GAY BAR BRIDGE
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2018年06月30日

アメリカ旅行記 ライブ編

さて、さて、いつもながら、
あちらで観た多くのエンターテインメントの感想をちょっとずつ。

まずは、ライブ編ということで。


●ポール・サイモン

FINAL CONCERT OF PAUL SIMON'S FAREWELL TOUR 2018

ロスに到着したその日に、なんとハリウッド・ボウル(初)で
ポール・サイモンの引退コンサートをやると聞き、
すぐにチケットを手配する。
ポール・サイモンは、サイモンとガーファンクルのライブを
もう25年ほど前に東京で観た以来。
単独では初めて。
"Grace Land"を始めとし、彼の世界観は、S&G時代の
フォークロックからはかけ離れ、
ジャズやアフリカン・ミュージックなど
あらゆる新境地をどんどん開拓していった。
ライブを観ると、その世界観の広さを
改めてたっぷりと堪能させてくれる。
とは言え、「ボクサー」や「サウンド・オブ・サイレンス」などは
やっぱり泣かせられた。
僕と同世代、もしくはもっと上の世代のオジさんたちが
共に歌い、踊りまくっている姿は、素敵だった。



●スティーリー・ダン with ドゥービー・ブラザース

STEELY DAN WITH THE DOOBIE BROTHERS: THE SUMMER OF LIVING DANGEROUSLY 2018


これまたロスで、やってるんだ!と知り、
急遽取ったチケット。
このふた組も、たぶん僕が20代の頃に
共に日本武道館で観たのはよく覚えている。
withとは言え、共に演奏することはなかったが
まずはドゥービーが1時間半。
名曲のオン・パレード。
もちろん、今はマイケル・マクドナルドはいないので
大ヒット曲"Minetes by Minets"を聴くことは
出来なかったけど、これは当然。
あれはマクドナルドの声じゃないといけない(笑)
ドゥービーが前日のポール・サイモンと共に、
高年齢層がノリノリだったのだが、
第二部のスティーリー・ダンは
若い人も随分来ていてさらに盛り上がる。
改めて、スティーリー・ダンの音の幅広さに
関心させられる。
スティーリー・ダンは、ドナルド・フェイゲンと
ウォルター・ベッカー二人で作ったバンドだったが、
去年ベッカーが亡くなったことで
今回のライブは彼に捧げれらたモノらしかった。
ポールもそうだったが、ドナルド・フェイゲンの
格好良さったら!ホーンセクションも加わって、
ジャジーなサウンドでたっぷりと酔わせてくれた。



●ピンク

P!NK BEAUTIFUL TROUMA TOUR 2018

さて、今回ロスの目的は初のピンクのライブだった。
とにかく、アクロバティックな
パフォーマンスで有名な彼女。
グラミー賞や、AAAなどの映像では
たっぷりと見せてはいたものの、
まさか、ここまでとは。
のっけから、シャンデリアにまたがり、
大きく振りながら、逆さになり、
飛び上がり、歌い踊る。
まあ、このあたりは口パクだろうけれど、
見応え十分。
何度宙吊りをしたのか。
圧巻は、2万人を超えるこの会場の
端から端までロープで飛びながら、
棒状の止まり木のようなところに
足を止めては、観客を盛り上げる。
もちろん、パフォーマンスをしていない部分では
ドスの効いた素敵な声も聴かせてくれる。
もちろん、どんどん変化するセットも素晴らしく、
今やマドンナや、カイリーにも負けない
ショウアップのアーティストになったのだろう。
そしてアドリブや、ファンサービスも惜しまない。
本人は否定しているらしいが、
会場には多くのレズビアンが来ていたのも楽しかった。



●ジャスティン・ティンバレーク

JUSTIN TIMBERLAKE MAN OF THE WOODS TOUR 2018

実は前回のアルバムのライブを2年前に行こうと
思っていながら(この時のピンクのツアーも)、
断念せざるを得なかったティンバレーク。
アイドル出身とは言え、アルバムの構成力、
クウォリティの高さからもライブには
とても期待していた。
アリーナ部分がすべて長いステージとなっていて、
それを自由自在に動きまくるものだから、
ファンはどこにいても、身近で
ジャスティンを拝めるという流れ。
彼の魅力はその歌と共に、
キレがあるダンス。これは見応えあり。
ただし、やはりまだまだ黄色い歓声に包まれ、
それに応えようとしているアイドル感は
僕は観たことはないけれど、
日本のジャニーズ系のライブを
思い起こさずにはいかなかった。
ちょいと恥ずかしながらも、
楽しい一夜となった。



●ロジャー・ダルトリー 

ROGER DALTREY PERFORM THE WHO'S 'TOMMY' ON 2018 


以前、ヴァン・モリソンを観たことがあるブルックリンの
フォレストヒルズ・スタジアムは屋外にあって
本当に気持ちが良い。
ここで、ロジャー・ダルトリーが
The Whoのアルバム"TOMMY"を全曲熱唱する、
というコンサート。
僕もこのアルバムは大好きで、映画も舞台も観ている。
もう70を超えているダルトリーがマイクを
振り回しながら歌っている様は
決してオジサン、頑張っている、というように映らない。
曲順もそのままで、観客も共に歌う、というライブ。
アンコールはまさかの"Who Are You?"
もっと聴きたいThe Whoの曲もたくさんあったが、
それは無い物ねだりかも。
夜風が気持ち良い一夜だった。


●イマジン・ドラゴンズ

IMAGINE DRAGONS EVOLVE WORLD TOUR 2018


今年、東京に来て、観た人間が口々に素晴らしかったと言い、
日本公演を観られなかった悔しさを
マディソン・スクエア・ガーデンで味わうことにした。
オルタナティブとは言え、かなりポップで
耳障りが良いイマジン・ドラゴンズ。
ヴォーカルの●は、途中から上半身裸になり、
その鍛えた体を見せながらのパフォーマンス。
僕の座席は中央、うしろだったが
ふと気づくと真横にステージが出て来て、
1メートル先で歌っているという状態。
それこそ、そのあと、マディソン・スクエアの
2階席の通路を歩いて行きながら歌いまくる。
このサービス精神も含めて、
ポップ・バンドでCold PlayやMaroon5と
並ぶようになったんだろうと納得。


●U2

U2 SONGS AND EXPERIENCES TOUR "2018


これが僕の今回のラストのライブとなった。
僕は東京公演は初来日を除いて全部観ていて、
マイアミで観た360°ツアーという前代未聞のライブや、
去年フィラデルフィアで観た「ヨシュア・ツリー」の
再現ライブに続いて、アメリカでは3回目。
彼らのライブ動員の集客力と収益は
すべてのアーティストの中でトップという記録があるだけあって、
いつ観てもその安定感というのは素晴らしい。
例のごとく、MSGで端から端まで広げられた
巨大スクリーンには、凝りに凝ったビジュアルが繰り広げられ、
途中、「愛」「自由」「平等」「権利」というような
メッセージ性が強い言葉や、
ネオナチ、KKK、そして銃規制反対派などの映像も盛り込まれる。
相変わらず、ズシンと重く、
そして強く胸をうたわれるコンサートだった。


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posted by みつあき at 19:44| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする