2018年11月07日

宇多田ヒカル ライブ

自分の娘みたいな年齢の
宇多田ヒカルのライブを初めて観た。
今回の"Laughter in the Dark"
と題されたツアー。
8年ぶりのライブで、ツアーとしては
12年ぶりの初日だそうだ。

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思えば、僕が日本人の女性アーティストの
アルバムで、全作品持っている、
というのは、松任谷由実と竹内まりや、
そしてこの宇多田ヒカルだけ。

男性やバンドアーティストや、
海外のアーティストになると
全アルバム制覇は、たくさんあるけれど
女性となると、何故かこの3人だ。
(椎名林檎、中島みゆきなどは
何故か何枚か抜けている。)

ユーミンやまりやは、ある意味
同世代だけれど、まったく世代が違う
アーティストの中で、宇多田ヒカルは
僕の中ではピカ一なのだ。

ポップで耳馴染みがあるメロディ、
にもかかわらず、よくよく聴いてみると、
微妙なひねり、そしてまさか、こう来るか、
という異色のパターンの音色が並んでいく。

このポップだけど異色、というのが
僕にとってはすこぶる魅力的だった。
なおかつ、歌詞の日常からの逸脱。

それらは、ライブでも遺憾無く発揮されていく。

言わずと知れた藤圭子の母と
音楽プロデューサーを父に持ち、
ニューヨークで生まれた彼女は
その特異な出で立ちに
デビュー後、かなり苦しんでいたそうで
それは昨日のライブの中でも
触れていた。
もちろん、母の自死や
本人の「人間活動」による活動休止。

ただ、その特異な日常こそが、
宇多田ヒカルという類い稀なるアーティストを
生み出したんだろう。

最初の数曲は緊張感もあってか、
こんなモノかなあとクールに観ていたが、
中盤、「光」を歌い始めた頃から
俄然、輝き出した。

朗々と歌う「花束を君に」。
そしてワンコーラス歌おうとして、
「もう一度!」と歌い直した「初恋」の
あまりの水準の高さ。
ライブでしか味わえない高揚感。

CDから申し込んだら、まさかの
ど真ん中2列目という
プラチナチケットを
こんなおじさんに与えてくれて
心から感謝である。

余談だが、中盤、又吉直樹との
ビデオ対談から味わうツアータイトルの
「闇の中の笑い」も、満足した。

今日からも、仕事、頑張ろう。

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posted by みつあき at 15:20| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月02日

敬愛する人との縁

昨日から夜、店を
手伝ってくれることになった
マサヤの事は、
このブログでも何度か触れている。
彼は学生時代から楽曲を作り、
歌を歌っていて、店でも
周年のたびにその歌声も
披露してくれている。

そんな流れから月曜日を
Saku Saku Mondayと称して
営業して1年近く。

そんなマサヤが尊敬してやまない
音楽プロデューサーでもあり、
音楽家のK氏と一昨日、
ひょんな流れから会った、
ということで大興奮していた。

マサヤが10代の頃は、
K氏の楽曲は
いつもチャートを駆け上がり、
彼はそのメロディに
熱狂していたと言う。

その憧れの人が目の前にいる。
お酒に酔っていたせいもあるけれど、
マサヤは緊張し、
何を話したか覚えていないと言う。

それでも、若い頃からの憧れていた人と
そうして縁を持てるのは、
マサヤが心の奥底から
望んでいたからなのかとも思う。


僕は、そこまで熱狂した人と
対面をした、
ということはないけれど、
「縁」ということで言うと、ひとつある。

僕が敬愛し、尊敬する
ロック歌手、
ブルース・スプリングスティーンだ。

彼は来日公演のみならず、海外にも
追いかけてずいぶん観て来た。

そんな中で、2度のロンドン公演の
DVDに僕自身が映っているのだ。
特に2度目。
うちの旧スタッフのジュンイチロウと
共に観たライブのDVDのラストで
ほぼ僕ら二人のクローズアップで
映像がフェイドアウトする(笑)

これには本当にビックリした。
そもそも、僕は基本的にカメラが
あったら逃げるくらいのタイプ。
出来る限り、映らないようにするのだが
こればかりは、逃げようもなく、
と言うか、ティーンエイジャーの頃から
追いかけていたヒーローとの縁を感じた。

マサヤのように、僕がブルースと
対面する、ということはなかなか
ないかも知れないが、
望んでいれば、何らかの縁で
繋がることも出来るのかも知れない。

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↑写真は、LGBT雑誌"Adovogate Magazine"にインタビューを受けたスプリングスティーン

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GAY BAR BRIDGE
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posted by みつあき at 09:09| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月30日

アメリカ旅行記 ライブ編

さて、さて、いつもながら、
あちらで観た多くのエンターテインメントの感想をちょっとずつ。

まずは、ライブ編ということで。


●ポール・サイモン

FINAL CONCERT OF PAUL SIMON'S FAREWELL TOUR 2018

ロスに到着したその日に、なんとハリウッド・ボウル(初)で
ポール・サイモンの引退コンサートをやると聞き、
すぐにチケットを手配する。
ポール・サイモンは、サイモンとガーファンクルのライブを
もう25年ほど前に東京で観た以来。
単独では初めて。
"Grace Land"を始めとし、彼の世界観は、S&G時代の
フォークロックからはかけ離れ、
ジャズやアフリカン・ミュージックなど
あらゆる新境地をどんどん開拓していった。
ライブを観ると、その世界観の広さを
改めてたっぷりと堪能させてくれる。
とは言え、「ボクサー」や「サウンド・オブ・サイレンス」などは
やっぱり泣かせられた。
僕と同世代、もしくはもっと上の世代のオジさんたちが
共に歌い、踊りまくっている姿は、素敵だった。



●スティーリー・ダン with ドゥービー・ブラザース

STEELY DAN WITH THE DOOBIE BROTHERS: THE SUMMER OF LIVING DANGEROUSLY 2018


これまたロスで、やってるんだ!と知り、
急遽取ったチケット。
このふた組も、たぶん僕が20代の頃に
共に日本武道館で観たのはよく覚えている。
withとは言え、共に演奏することはなかったが
まずはドゥービーが1時間半。
名曲のオン・パレード。
もちろん、今はマイケル・マクドナルドはいないので
大ヒット曲"Minetes by Minets"を聴くことは
出来なかったけど、これは当然。
あれはマクドナルドの声じゃないといけない(笑)
ドゥービーが前日のポール・サイモンと共に、
高年齢層がノリノリだったのだが、
第二部のスティーリー・ダンは
若い人も随分来ていてさらに盛り上がる。
改めて、スティーリー・ダンの音の幅広さに
関心させられる。
スティーリー・ダンは、ドナルド・フェイゲンと
ウォルター・ベッカー二人で作ったバンドだったが、
去年ベッカーが亡くなったことで
今回のライブは彼に捧げれらたモノらしかった。
ポールもそうだったが、ドナルド・フェイゲンの
格好良さったら!ホーンセクションも加わって、
ジャジーなサウンドでたっぷりと酔わせてくれた。



●ピンク

P!NK BEAUTIFUL TROUMA TOUR 2018

さて、今回ロスの目的は初のピンクのライブだった。
とにかく、アクロバティックな
パフォーマンスで有名な彼女。
グラミー賞や、AAAなどの映像では
たっぷりと見せてはいたものの、
まさか、ここまでとは。
のっけから、シャンデリアにまたがり、
大きく振りながら、逆さになり、
飛び上がり、歌い踊る。
まあ、このあたりは口パクだろうけれど、
見応え十分。
何度宙吊りをしたのか。
圧巻は、2万人を超えるこの会場の
端から端までロープで飛びながら、
棒状の止まり木のようなところに
足を止めては、観客を盛り上げる。
もちろん、パフォーマンスをしていない部分では
ドスの効いた素敵な声も聴かせてくれる。
もちろん、どんどん変化するセットも素晴らしく、
今やマドンナや、カイリーにも負けない
ショウアップのアーティストになったのだろう。
そしてアドリブや、ファンサービスも惜しまない。
本人は否定しているらしいが、
会場には多くのレズビアンが来ていたのも楽しかった。



●ジャスティン・ティンバレーク

JUSTIN TIMBERLAKE MAN OF THE WOODS TOUR 2018

実は前回のアルバムのライブを2年前に行こうと
思っていながら(この時のピンクのツアーも)、
断念せざるを得なかったティンバレーク。
アイドル出身とは言え、アルバムの構成力、
クウォリティの高さからもライブには
とても期待していた。
アリーナ部分がすべて長いステージとなっていて、
それを自由自在に動きまくるものだから、
ファンはどこにいても、身近で
ジャスティンを拝めるという流れ。
彼の魅力はその歌と共に、
キレがあるダンス。これは見応えあり。
ただし、やはりまだまだ黄色い歓声に包まれ、
それに応えようとしているアイドル感は
僕は観たことはないけれど、
日本のジャニーズ系のライブを
思い起こさずにはいかなかった。
ちょいと恥ずかしながらも、
楽しい一夜となった。



●ロジャー・ダルトリー 

ROGER DALTREY PERFORM THE WHO'S 'TOMMY' ON 2018 


以前、ヴァン・モリソンを観たことがあるブルックリンの
フォレストヒルズ・スタジアムは屋外にあって
本当に気持ちが良い。
ここで、ロジャー・ダルトリーが
The Whoのアルバム"TOMMY"を全曲熱唱する、
というコンサート。
僕もこのアルバムは大好きで、映画も舞台も観ている。
もう70を超えているダルトリーがマイクを
振り回しながら歌っている様は
決してオジサン、頑張っている、というように映らない。
曲順もそのままで、観客も共に歌う、というライブ。
アンコールはまさかの"Who Are You?"
もっと聴きたいThe Whoの曲もたくさんあったが、
それは無い物ねだりかも。
夜風が気持ち良い一夜だった。


●イマジン・ドラゴンズ

IMAGINE DRAGONS EVOLVE WORLD TOUR 2018


今年、東京に来て、観た人間が口々に素晴らしかったと言い、
日本公演を観られなかった悔しさを
マディソン・スクエア・ガーデンで味わうことにした。
オルタナティブとは言え、かなりポップで
耳障りが良いイマジン・ドラゴンズ。
ヴォーカルの●は、途中から上半身裸になり、
その鍛えた体を見せながらのパフォーマンス。
僕の座席は中央、うしろだったが
ふと気づくと真横にステージが出て来て、
1メートル先で歌っているという状態。
それこそ、そのあと、マディソン・スクエアの
2階席の通路を歩いて行きながら歌いまくる。
このサービス精神も含めて、
ポップ・バンドでCold PlayやMaroon5と
並ぶようになったんだろうと納得。


●U2

U2 SONGS AND EXPERIENCES TOUR "2018


これが僕の今回のラストのライブとなった。
僕は東京公演は初来日を除いて全部観ていて、
マイアミで観た360°ツアーという前代未聞のライブや、
去年フィラデルフィアで観た「ヨシュア・ツリー」の
再現ライブに続いて、アメリカでは3回目。
彼らのライブ動員の集客力と収益は
すべてのアーティストの中でトップという記録があるだけあって、
いつ観てもその安定感というのは素晴らしい。
例のごとく、MSGで端から端まで広げられた
巨大スクリーンには、凝りに凝ったビジュアルが繰り広げられ、
途中、「愛」「自由」「平等」「権利」というような
メッセージ性が強い言葉や、
ネオナチ、KKK、そして銃規制反対派などの映像も盛り込まれる。
相変わらず、ズシンと重く、
そして強く胸をうたわれるコンサートだった。


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posted by みつあき at 19:44| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする