2023年01月07日

日本の歌詞と英語の歌詞

アメリカ人のスティーブは、古くからの
同世代の友人で、30年ほど前に
共にニューヨーク、ロンドンと
演劇巡りの旅をしたことがあった。

日本に長く住んでいる彼は、
日本人以上に日本的なモノも愛し、
なおかつ日本語と英語の違いなどを
面白く説明してくれたりする。

そんなスティーブが昨日店に来てくれた。

英語の歌は一音符にひと単語が多く、
日本語の歌は一音符に一語ということから
基本的にそれぞれの歌を
ほぼそのまま訳して歌うよね、
と歌の話を始めた。

それはミュージカルなどが好きな僕も
常々感じることで、海外の舞台を日本で
上演する時に、よくもあれだけの分量を
日本版として作るなあ、と感心したり、
モノに寄っては、かなり無理が
あるなあと感じたりもする。

昔から、ほとんどの英語の歌は
韻を踏む、ということに終始している。
それは歌詞を作る時に、非常に大変だと言えば
そうではあるものの、作詞家をする人は
楽しんでやっている事も多いだろう、と。

驚いたのは、同じ単語でも、
メロディに寄っては使えないという話だった。

たとえば、ビートルズの「イエスタデイ」という曲の中で、
“Yesterday” と歌われる音階と
これがミュージカル「アニー」の”tomorrow”という音階は、
共に3つの音符で歌われるけれど、
単語のアクセントの違いから、それが共に置き換えられた音階で
歌われることはないらしい。

しかしながら、最近のラップなどの出現で
そのあたりもかなり変化をしているらしいけれど。

なかなか興味深いけれど、文章で伝えるのは難しいですね。

いずれにしても、今さらながら、
興味深い英語の歌の話を色々と聞くことが出来て、
なるほど!と膝を打った。

posted by みつあき at 16:46| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月04日

去年の紅白

大晦日、例年店の営業で、
バタバタとしていて
せっかく付けている紅白歌合戦も
あまり観たり、観られなかったり。
しかし去年、意外とゆっくり観られたのは
お客さんが分散して来ていただけたからだろうか。


ヨーロッパのEMAアワードや、
アメリカのグラミー賞などある意味、
あちらの歌合戦の演出は、
常に暗い中のスポットライトを
中心としたモノに加えて、
あまりにもスタイリッシュなダンスと
声量のある歌手がメインだったりする。

また進行役は、大人のジョークを交えて
スマートに進んでいく感じ。

逆に、日本の紅白はひたすら
ライティングは眩しいほど明るく、
元気で頑張ろう的な演出。
子供からお年寄りまで楽しめる、
という方向なのか、司会者の挨拶も
清く、正しくという流れだ。

どちらが良いのか、わからないけれど、
いつ観ても、日本のこういうショウは、
朝の「行ってらっしゃい的なワイドショー」と
似た感じなんだな、と思ったりする。
(背景がおもちゃっぽく、子供が
喜びそうな色とりどりのグッズが並ぶ)


さてさて、そんな中で、注目だった
キーちゃんこと、氷川きよしの
ファイナルステージは
美しきメイクばっちりとひきずりドレスか思いきや、
男性ロッカーだったので、え?これで終わり?と
ちょっと残念だった。

ジャニーズや乃木坂をはじめとした
グループ歌手たちの多さに
オジサンは誰が誰なのかまったくわからず、
楽屋はどれほどのことになっているのかと
いらぬ心配をしてしまう。

その中でひと際、光を放ったのがVaundy。
数年前にやっぱり紅白で観た
King Gnuもそうだったが、
ここで初めて観た僕にとって、
アルバムを買おうと思うほどの熱量だった。

話題のユーミン50周年は、なるほど
若い頃のユーミンと共演させたのは
ずいぶん前の美空ひばりのAIよりは
ずっと進歩した感じで、
旧ユーミンの伴奏から
今のユーミンに「ひこうき雲」が
引き継がれていくのは良かった。

そうそう。あと加山雄三。
いくらか声量が衰え、見た目も
変化したとは言え、あの85歳は凄い。
ゲイとしては(加山氏がそうだという意味じゃなく)
目標にしたい人だけれど、
今の次点でまったく負けてるかと(笑)

それを言うと、僕と同世代の(向こうのほうが
少し上だけど)桑田佳祐率いる5人のバンド
(大友康平、原由子も加えると6人)は
個人的には今回のベストだった。

それぞれが驚くほどかっこいい。
世良公則はどこまでも渋く、
佐野元春なんて、若い頃よりも良いほどだ。
まさか高齢者枠に入っているとは
まったく思えないおじいちゃん達。
ライブでなかったのが
最も残念なことだったけれど。

紅組トリを務めるMISIAはいつものように
その歌声は、他を圧倒するほどでさすがだけど、
途中のディズニーメドレーを含めると
彼女の持ち時間は凄い。
いつも思うのだけれど、歌の持ち時間は
どんなふうに決まっているのだろう。

あと、集計発表で蛍の光が流れたのも
初めてで、白組優勝と言っても、
あっという間に終わった感は
そもそもの演出だったのだろう。
ラストの盛り上がりが、ゆく年くる年に
繋がる、という意味じゃ、エンディングこそが
個人的には最も好きな時間だったのだけど。

そんなふうに色々なことを考えさせたり、
なんだかんだ言いながらも、楽しめた
今年の年末だった。

しかし、男女、ということで
もう線引きすることもいつかなくなる、
それこそ、いつもジョークで言っていた
桃色歌合戦になるのだろうか。

新年早々、くだらない話を。

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2022年11月28日

ジャズの話

昨日は、PCを持ち歩けず、
久々にブログ、アップ出来なかった。
すみません。

一昨日の土曜日は、遅い時間に、
ジャズピアニストのコウイチさん 50歳が
来てくれて、ジャズの話に花が咲いた。

彼は、子供の頃からエレクトーンを習い、
その頃、あまりにもかっこ良い二十歳くらいの
女性が、弾きまくっていて痺れたのだそうだ。

それから自分流に弾くことを覚え、
エレクトーンからピアノへ、
クラシックからジャズへと転向。

それからジャズをたくさん聴いたのだそうだ。

僕は松江の山奥にあった田舎の高校から
大学で東京という大都会に出てきて、
好きな音楽ならなんでもトライしようと、
ロックからジャズまでとにかく
聴きまくろうと思った。

当時は、ネットもなければ、もちろん
YouTubeだって見聞き出来ない。
レコードも今と変わらず、
LP1枚買うのに、2500円くらいする。
それなら、と250円くらい払って
ジャズやロック喫茶に行き、
粘り粘って、音楽を聴き続けた。

当時は、マイルス・ディヴィスが
新しい扉を開き、チック・コリアや
ハーヴィー・ハンコックというフュージョン系が
大活躍をしていた頃だ。

当時高円寺に住んでいた僕は、その街の
洋燈舎(ランプしゃ)や、As Soon As、
吉祥寺の赤毛とそばかす(素敵なネーミング!)、
新宿のDIGやDUG、そして木馬亭など
多くのジャズ喫茶に通った。

子供の頃からクラシックやポップスを
聴き慣れていた僕にとって、フュージョン系の
ジャズより、スタンダードのモノのほうが
ずっと楽しく心地よいとわかったのは
随分あとになってからだった。

いずれにしても、音楽がなくなると、
何故生きてるのかわからなくなる、という
コウイチさんの言葉は、聴いているだけで
楽しんでいた僕にはズシンと響いた。

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2022年09月05日

レディー・ガガ The Chromatica Ball Tour

昨日は8年ぶりに来日した
レディー・ガガのコンサートに行って来た。

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思えば、ライブコンサートは去年の筒美京平トリビュート以来だろうか。
そして、ガガは、日本では4回目。
あとニューヨークで、トニー・ベネットと
素晴らしいライブを体験したのが、
これも7年前になる。

彼女のライブを最初に観たのは横浜アリーナ。
その時には、突飛な演出に加えて、
あまりの歌唱力には驚いた。
激しいダンスを踊るけれど、
当然の事ながら一切口パクはない。

その流れはあれから基本は変わらず、
さらにパワーアップされた演出、
そしてセット、何よりも
30も後半に差し掛かった存在感
(僕が観ていたのはまだ20代だった)には
圧倒された。

オープニング、”Bad Romance”は、
うちの店の5周年でプロの振付師に
お願いし、夏の暑い日に練習した楽曲で、
これを聴くといつもあの日々を思い出す。

また、うしろのサブステージ移動して、
「LGBTQの人々に捧げる」とピアノを
奏でながら歌ったのが、バラード調の
“Born this Way”
また、2度観て大興奮だった映画「アリー/スター誕生」からの”Shallow”には泣かされた。

あらとあらゆる社会情勢にきちんと反応し、
たとえ自身が傷つけられても、
堂々と歌い続ける彼女は
数少ない尊敬できるアーティストだ。

これから彼女のライブを何度体験出来るのだろう、
そんな少し寂寞感さえ感じる素晴らしい
ライブだった。

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2022年07月11日

エルヴィス・プレスリーについて

「ムーラン・ルージュ」や
「華麗なるギャツビー」のリバイバルなど
キラキラした派手な演出で有名なバズ・ラーマンが
「エルヴィス」というプレスリーの伝記映画を撮った。

今の若い人たちは、プレスリーの名前など
知っているんだろうか。
素朴な疑問だ。

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プレスリーは僕が生まれた頃には
ロックンロールの大スターであり、
高校に上がる頃には「オン・ステージ」とか
「オン・ツアー」という
ライブドキュメンタリー映画が公開されて、
正直、僕はそれで初めて彼を知ったのだが、
30代中盤にして、もう北島三郎ばりの(笑)
大物になっていた。

今見ると、スパンコールをいっぱい付けた
それこそ日本の演歌歌手のような、
ちょいと恥ずかしい、でも豪華な
衣装で身を固めていた。

どちらかと言うと中年女性に黄色い声をあげられ、
ステージに群がる彼女たちの唇にキスをする。

デビュー当時には、テレビ映像では
腰から下を映すな、と言われた腰を大きく
グラインドし、大股を開いて熱唱。
そして割れたジャンプスーツの胸元から
したたる汗は、若い僕には生唾モノだった。

そう。当時の彼は僕にとって
性的なアイドル以外の何者でもなかったのだ。

その後、改めて観た「ブルーハワイ」や
「ラスベガス万歳」の頃の青いいかにも
青春スターよりも、成熟した彼
(と言っても、30代なのだ)は、
ずっと大人の魅力だった。

今だと鼻に付くだろう、
自分がどれほど愛されているか、
よくわかっているそのナルシスティックささえも
僕のエロい部分をぐっと刺激した。

42歳でのエルヴィスの死を、僕は
初めてのヨーロッパ旅行先のロンドンで知った。
余談だけど、マイケル・ジャクソンの死を
知ったのもロンドンだった。


今回の映画は、30歳を過ぎたオースティン・
バトラーが、かなりそっくりに演じてはいるし、
おそらくプロデューサー役のトム・ハンクスと
共に、来年のオスカーノミネートもあり得るだろうけれど、
それでも本人の魅力にはほど遠い。

映画はとても良くできているとは思うけれど、
この監督のミュージック・クリップばりの編集や、
ファスト映画や予告編のようなドラマの
すっ飛ばし感は、評価が分かれるところかも知れない。

ただ、エンディングに出てくる実在のエルヴィスは
亡くなる数ヶ月前で、体重も増え、セクシーさとは
ほど遠い。それでも、これほどまでに
熱を感じるのは何故なんだろうか。


今、思うとエルヴィスこそが、僕が初めて
かなり年上の外国人にエロさを
感じさせてくれた人だった。
僕にとってはノスタルジックな思いを
投げかける映画になっていた。

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2022年06月01日

KKPP KYOKO KOIZUMI POP PARTY の放映を観て

今年で芸能活動40周年という
小泉今日子のライブを観て、素晴らしかった
という声をずいぶん多くのお客さんたちから耳にした。

で、その模様が先週、WOWOWで初放映される、と
聞き、録画したのでそれを観た。

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去年だったか、松田聖子について、このブログに
書いたことがあった。
80年代、彼女の楽曲は名曲の宝庫であり、
その歌声、微妙なニュアンスの表現力も含めて、
やはり唯一無二のアイドルであると。

確かに松田聖子は、美空ひばり、山口百恵、
安室奈美恵と並ぶ、日本歌謡史に残る
女性歌手であると思う。

しかし、今回、小泉今日子のライブを観て
思ったことがあった。
彼女は決してレジェンドなどにならずとも、
アイドルを経て、これほどまでに等身大で
身近に感じることが出来る数少ない一人であると。

とは言え、絶対に口パクなどに頼ることもなく、
原曲と同じキーで歌うことが出来るその素晴らしさ。
彼女は40代の時に、友人たちと
いつもカラオケで歌いながらよく飲んだと言う。
それが彼女の喉を鍛えさせ、
若い頃と同じ、いやそれ以上にまで
成長させたのかも知れない。

50代後半に入った彼女が「なんてったってアイドル」や
デビュー曲「私の16才」そして「学園天国」と
いった当時でしか歌えないような楽曲も
妙に大人っぽいアレンジではなく、
かと言って、アイドル然とした歌い方でもなく、
まさに今の小泉今日子らしさ、を
表現するのだ。

以前にもここに書いたように、
僕自身、歌謡曲アイドルにはほぼ興味がなかった。
関心があったとすれば、楽曲がどれだけ
僕の心に響いてくるか、ということだった。
今回の小泉今日子のライブは、
まさにズンズンと僕の胸を強くノックした。
そして僕はしっかりとノックダウンされた。

これほどまでに、このライブ会場に行けば
良かった、と後悔したこともなかった。

今回のツアーは終わってしまったし、
このような絶妙なセットリストを
もう観ることは出来ないかも知れない。
でも、次の機会、彼女のライブを
するとわかった時には、必ず会場の片隅で
しかとこの目で確認したい、
そう思った。

ありがとう。小泉今日子

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2022年05月23日

時代遅れのRockn'Roll Band

何ヶ月か前に、ここにも書いたけれど、
土曜日の深夜に放送されている
桑田佳祐のラジオをよく
店の帰り道にradikoで聴いている。

結果的に、日曜日のニュースなどで
観た方も多いかも知れないけれど、
その放送で、サプライズな楽曲が流された。

桑田と共に、佐野元春、世良公則、Char、
そして何と歌謡界から野口五郎、という
同い年の面々が集い、バンドを結成し、
「時代遅れのRockn'Roll Band」という
曲が作られたということだった。

IMG_8931.JPG

桑田佳祐は、結成当初からファンであり、
僕のベスト・アーティストのスプリングスティーンの
流れを引き継いでいたこともある佐野元春は
一時期、思い入れもあった。
世良公則とCharは、テレビ「ザ・ベストテン」で
観ていたくらいで、ヒット曲しか知らない。
野口五郎は、近年、これも好きな岩崎宏美嬢と
ライブを共にしており、今でもキーを変えない
という歌声は素晴らしいと思っている。

そんな野口五郎は、若い頃からギターを愛用し、
物凄い数のギターのコレクションがあると聞く。
だから、歌謡曲歌手でありながら
(デビューはなんと演歌だった!)、
ロック魂がきちんと宿っているらしい。

そういう彼らが、一堂に介しての楽曲。
いかにも桑田氏らしいメロディに、
それぞれの個性的な歌声が乗り、
これが一度聴いたら忘れられないほどの
ポップロックに仕上がっている。

僕よりも年上ではあるものの、ほぼ同世代の彼ら。
妙に嫉妬を覚えながら(って、お前は何者だよ)、
この大きく変化した時代の中で
どれほどの世代にこの曲が届くのだろうか
なんて、考えながらの日曜日が過ぎていった。

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2022年02月25日

桑田さんのラジオから感じること

土曜日の深夜、「桑田佳祐のやさしい夜遊び」
というラジオ番組がある。

今さらながら、言うまでもなく、
サザン・オール・スターズの
メインボーカルでもあり、
ソロアーティストの
桑田さんがほぼ生放送で
27年も続けている番組だ。

僕はこの放送を店の営業もあって、
生で耳にする、ということが、
長い間、ほとんど出来なかったけれど、
コロナになってからよく生で
聴くようになった。

彼の軽妙で一見(一聴か)笑ってしまうような会話が
週末の落ち着いた夜に響くのは
何とも楽しい。

しかし、それを遥かに超えて、
彼のこの番組の選曲が
まさに僕の好みそのものなのだ。

桑田さんと僕は1歳違い。
学年で言うと2学年違う。
つまり、僕が中学校1年の時に、
彼は3年生だったということだ。

桑田さんは、中高生から大学生の頃にかけては、
日本のフォーク、歌謡曲などには
ほとんど興味がなく、洋楽ひと筋だったと言う。

そして業界に入って、日本の楽曲の素晴らしさに
目覚めたらしいのだ。

僕自身も、まさに背伸びをしていた10代から20代。
もちろん、中学生当時、日本のフォークには熱をあげていた
ところもありながら、僕は高校生になってから
洋楽ロックに火がついた。

もちろん、その時点で、名盤と言われている60年代、
70年代の楽曲も次々と聴き、大学に入ってからは
さらに熱が上がった。

ビートルズ、ストーンズ、ソロアアーティストでは
ロッド・スチュアートから、エルトン・ジョンなど、
ブリティッシュロックから入り、
その後、アメリカのビーチ・ボーイズ、
そしてウエスト・コーストサウンド。
そこから、僕はスプリングスティーンに入ったのだった。

桑田さんの番組には60年代から70年代の
邦洋織り交ぜて、色々流れてきて、
改めて80年代のポップス全盛になる前の
楽曲たちに心震わされてしまう。

そういう中で先週かけられた日本のフォークの数々。
  • 悲しくてやりきれない ザ・フォーク・クルセダーズ
  • 春のからっ風 西岡たかし+泉谷しげる
  • 赤い橋 浅川マキ
  • 傘がない 井上陽水
  • カレーライス 遠藤賢司
  • 竹田の子守唄  赤い鳥
  • 今日までそして明日から 吉田拓郎
  • 教訓T加川良

こういうモノを聴きながら、ちょっと
遠ざかっている新しい日本の楽曲も
どんどん耳にしていこう、そんなふうに思った。

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2021年11月24日

マイノリティの中のマイノリティ

ここに何度か書いているけれど、
僕はロック歌手、ブルース・スプリングスティーンの大ファンだ。

貴方が尊敬をする人は?と尋ねられると、
死んだ父親と共に並ぶのが
スプリングスティーンと答えるなんて
信じられない人もいるだろう。

基本的にさほどミーハーではないと思っているし、
何事にもあまり大騒ぎしたりしないけれど、
彼だけは別なのだ。

ロック歌手ということのみならず、
彼の歌詞の中に込められた思いや、
あらゆる声明文、そしてその行動力などが、
何十年も僕を奮い立たせてきた。


そんな彼が1979年にニューヨークで参加した
NO NUKES 脱原発のコンサートのライブ映像が
完全版として数日前に発売された。

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休みの昨日は、ビールを飲みながら、
しっかり、じっくりと観させてもらった。


30代になったばかりのブルースは
とてつもなく切れが良い動きと、
ともすれば人に寄っては、うざいと
思われるほどの雄叫びで観客を動かす。

それにしても、まるでスポーツ選手のような
一挙手一投足が本当にかっこいい。
かっこいいだけではなく、
その歌詞を伝えようと歌う彼の熱に
いつものように泣けてくる。

僕は18歳の頃、まだ彼が2枚目のアルバムを出す
あたりに大ファンになったのだが、
それは僕がゲイだからなのか、どうかわからない。
ただ、その頃も、アルバムを聴いては、
ただ、ただ泣けたのだ。

昨夜観ていても、彼はすこぶるチャーミングであり、
ある意味、セクシーだとも思う。
しかし、その後"Born in the USA"のアルバムを出して、
大きく筋肉を付けたブルースを含めて、
性的に惹かれたということはほぼなかった(と思う)。


ただ、当時僕がブルースを好きだと言うと、
マッチョだから?と言う人ばかりだった。
汗臭い、むさい、というある意味、
ゲイにもモテる部分はあったのだろうけれど、
そういう部分も含めて、ゲイで
ブルースを好きだという人は極めて少なかった。

多くのゲイの友達は女性歌手やグループを追いかけていた。

それにしても、僕がここまで心酔してしまうことは
10代の頃にはまったく気がつかなかったが、
今、改めて古い映像、そして新たな活も含め、
我ながら、先見の明があったのだと思ったりする(笑)

マイノリティの中のマイノリティ。
それでも、ずっと彼を追い続けていこう、
ビールのあとのウィスキーを傾けながら
休みの日の深夜、僕はそうほくそ笑んだ。

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2021年11月18日

なくしたイヤホン

先日、駅の電車のレール上に
無数のイヤホンが落ちているという記事を読んだ。
駅で取り外して落ちてしまうケースが
結構あるようだ。

でも、そうだとすると気がついているはずなのに、
駅員の人などに頼んで、取ってもらったり
しないのだろうかとちょっと不思議な気がした。


そんな記事を読んだ直後、お客さんのアキトが
店に来る途中か、うちの店の中でイヤホンを
片方だけ落とした、ということで
探し出した。

images.jpeg

最初はトイレや自分が座っていた
座席周辺を探していたけれど、
彼のはAppleのAirpodsなので、
iPhoneから「探す」を使い、
その後、音を鳴らそうと駆使していた。

結局、iPhoneの地図上では、
うちの店ではなく、
路上にあるとわかったけれど、
どこを探しても見つからず、
人通りが多い路上で音を鳴らしても
小さな音なので聞こえなかったようだ。

結局、片耳分だけまた買い替えたらしいけれど。

しかし、多くの人は片方だけ失くす、
というよりは、充電ケースに
入れたまま、どこかに置き忘れたり
ということが多いと思う。
かく言う僕も、そのひとり。

その場合は、この「探す」という
音が鳴らないらしい。
もし出て来たら、耳の中で
そのAirPodsが鳴り続ける仕組みだ。

まあ、片方だけでも、そういうシステムが
あるだけ、有難いのだが。。。

昔のヘッドフォーンなら、ほぼ
なくす、落とすなんてことはなかったけれど、
モノが小さくなると、なくしてしまいがち。
気をつけないと。

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2021年11月04日

松田聖子は永遠のアイドルか

今年、松田聖子は40周年を迎え、
アルバム制作、ライブツアー、
そして多くのメディア出演などこなしている。

そんな中、昨日は部屋を片付けながら
radikoのスイッチを入れると
FMで「今日は一日”松田聖子”三昧」という
8時間半に渡る番組を放送していた。


小、中学校、歌謡曲全般はよく聴いていたけれど、
高校に入り、洋楽に傾倒して、
僕はアイドル歌手にはまったく興味を
持てなかった。

ただ、仕事が忙しくなる25歳前後までは
街を歩けば、歌謡曲、ニューミュージックが
そこここでかかり、否応なく80年代J POPは
耳馴染んでしまっていた。

そんな中で、松田聖子の存在は、やはり大きく、
歌の途中で微妙に変化するハイトーンの声質は
新曲が発売されるたびに、さらに磨きがかかった。

そして何よりも僕が感心したのは、
彼女の楽曲の提供者のメンバーの凄さ、
そしてそのメロディを、
他のアイドルには見れれない聖子独自の歌い方で
運んでいく、という素晴らしさだった。

それはヒットシングルのみならず、
アルバムにも大瀧詠一、松任谷由実、
細野晴臣、財津和夫、南佳孝、尾崎亜美など
錚々たるアーティストの
楽曲が並び、80年の彼女の楽曲は
名曲の宝庫だった。

あとにも先にも、僕がアイドル歌手のアルバムを
買ったのは、松田聖子ただ一人だった。

image.jpeg


昨夜の放送は、そんな彼女のシングルヒットだけではなく、
流される多くの楽曲について、中川翔子や、森口博子、
藤井隆、小泉今日子などが細かく語る。

そこには聖子のかなり多くの作詞を担当した
松本隆や、財津和夫、そしてあのザ・ベストテンの
スタッフとして働いていたという秋元康などが
インタビューに答えていた。

後半、サプライズで登場した松田聖子は、
60歳になるとは思えないはつらつとした
受け答えと、これだけ長くトップとして
君臨しているにもかかわらず、
スターらしからぬ謙虚さが素晴らしかった。

最近では声が出なくなった、ライブでは口パクが多い、
などネットで叩かれたりもしている。
しかしながら、美空ひばり、山口百恵、安室奈美恵と並ぶ
日本の4大女性アーティストと言われる中で
確実に永遠のアイドル像を守ってきた
唯一無二の現存している歌手としても、
過去の業績も含めて輝き続けるのだろう。
そう思った。

この番組は、あと6日間ほど
まだ聴くことが出来るようなので
興味がある人は是非。


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2021年09月11日

世代で変化するポップス、J POP

昨日も30代、40代、50代と
かなりバラついたお客さんたちが
来てくれていた。
その間、80年代から比較的新しいモノまでの
ビルボードチャートを流していたのだけれど、
さすがに知ってる、知らないで大きく分かれていく
というのはなかなか面白かった。

80年代と言えば、ビデオはVHSやベータの
まだカセット式テープの時代。
そして音楽は、MTVが始まり、
洋楽は小林克也氏のベスト・ヒットUSA、
J POP(当時はまだ歌謡曲、ニューミュージックと
言っていた頃)は、ザ・ベストテンの時代だ。

ジョージ・マイケルやマドンナが流れると
おお!という人もいれば、
バックストリートボーイズや、
スパイス・ガールズにアガる世代もいる。

ただ、30代は両方とも知らなかったりするし、
50代以上になると、2000年を超えると
もう、わからなかったりもする。

そう。アリアナ・グランデ、
ジャスティン・ビーバーとなると
名前は知ってるけれど、楽曲はわかならいという人も。


邦楽で言うと、中森明菜で大騒ぎする人もいれば、
SPEEDで懐かしい!という人もいる。
それが、ピンク・レディとなると
全世代が知っていたりするから、さすがだ。


僕も洋楽は、比較的70年代から現代までの
ヒット曲は、大体、耳にしているはずだけれど、
邦楽に関しては、新しくなればなるほど、
(と言うか、2000年代以降は)
てんで、わからなかったりする。

特に最近に若い人たちは邦高洋低で、
洋楽も聞かないし、洋画も観ない、
という人たちが圧倒的に多い。

それぞれの時代の思い入れはあるものの、
完璧に時代は大きく変化しているのだなあ、
そう思う。

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2021年08月23日

Home Coming コンサートを観て

日本時間の昨日、朝(ニューヨーク現地時間18時)から
セントラルパークで、コロナ後初の大規模コンサート、
"Home Coming"が開催された。

開催の趣旨としては、コロナのパンデミックから
回復する際に、地元の企業や組織を支援することを
目指す、というライブだったようだ。

出演者の中では、僕の敬愛する
ブルース・スプリングスティーン出場、ということで
僕もCNNで楽しみにして観ていた。

Unknown-1.jpeg

オープニング、ニューヨーク・フィルが「キャンディード」を
演奏し、アンドレア・ボッチェリ、
サンタナ、マッチボックス・トゥウェンティのロブ・トーマス、
LL.クールJ、そしてアース・ウィンド6ファイア(!!)などのあと、
キラキラのバリー・マニロウが登場。

これが78歳!?というほど、郷ひろみバリのダンスで
「コパカバーナ」を歌い、「哀しみのマンディ」を
歌い出した途端、それまで降っていた雨が
雷と共に土砂降りとなり、
観客は外に移動を促され、ライブは中断。

このCNNの番組のキャスターは、
ゲイでカミングアウトしているアンダーソン・クーパー。
女性キャスターと二人で進行をしているのだが、
とても驚いたのが、二人に焦りや、
動揺した様子はかけらもない。

心配した感じもなく、
もう少し待てば何とかなるでしょうと言いながら、
今までの出演者に対する話などで繋ぐ。
途中、途中で、天気予報のキャスターも入る。
それから約2時間後、中止が決定されたのだが、
本当に凄いと思ったのは、そこに行き着くまで
残念とか、悔やまれるようなネガティブな言葉は
一切なかった。

むしろ、こういう形でも今日、開催されたことは
意義があった、というコメントが並ぶ。

また、スプリングスティーンも含めた残りのキャストが
楽屋裏で、演奏を開始した、という微笑ましい話も
交えながら、こんな突然の事故についても、
こういうふうに乗り越えていくのが
アメリカなんだなあと感心。

ただ、番組の途中、スプリングスティーンと共に
歌う予定だったパティ・スミスが声だけで出演。

「まだコロナが終わったワケではない。
そういう意味では、このイベントに出演することを
とても悩んだ。しかし、それも踏まえて
未来に向かって闘うために、ここに来た。
コロナのみならず、世界中の多くの困難を
祈るためにも、大切なイベントだった」
と語っていたのが印象的だった。

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2021年04月19日

筒美京平の世界 in コンサート

昨日、待ちに待った筒美京平の
トリビュートライブに行って来た。

Unknown-5.jpeg

想像はしていたものの、実際、この目で観ると
日本の歌謡界に君臨した本当に凄い往年の歌手たちが
勢揃いして、ある意味、紅白歌合戦よりも濃い。

以下、2日間のセットリストが発表されている。

https://www.livefans.jp/events/1299459

初日が稲垣潤一、2日目が岩崎宏美。
それ以外に「17歳」が「なんてたってアイドル」に。
あとは、アンコールの2曲が違っている。

それにしても、このコロナ禍でよくこれだけ
集ったなあ、とつくづく感心。
それも、アンコール、ラストなど、
一部の歌手を除いて、ほぼ全員が出てきて
松崎しげると一緒に「また逢う日まで」を大合唱。

これ、年末の紅白の最後よりも蜜状態。
ヘアメイクやマネージャーも含めると、楽屋も
凄い人だろうなあと、少しいらぬ心配。


舞台構成は、進行する人はいない。
2曲歌う人はその間に短いコメントを入れるだけで、
それ以外1曲のみの歌手は、コメントをすることなく
お辞儀をして、ステージ袖に去っていく。

この人数で3時間半だから、それくらいしないと
時間通りに終わらないのだろうけれど、
このテンポの良さがさらに
ゴージャスさを際立たせる。
紅白とさらに違うのは、すべての曲が
フルコーラスだということ。
もちろん、30人くらい編成のフルオケだ。

歌う曲数の違いは、何故、この人が
1曲でこの人が2曲なんだろう、なんて
ついつい考えてしまったりもした。

加えて、亡くなった人の曲はともかく、
現存している人たち、それも今でも歌っている人
小泉今日子、薬師丸ひろ子、
田原俊彦、などはさすがに出演無理だったのか。

また、歌われなかった歌の中でも、
近藤真彦、少年隊などジャニーズ系が
省かれていたのも大人の事情だろうか。

もちろん、中山美穂、桜田淳子、浅野ゆう子、
中原理恵、堺正章、いしだあゆみ、だって
観たかった。
そんな意味では、照れながら「赤い風船」を
歌った浅田美代子は素晴らしかった。


いずれにしても、歌われる楽曲は
すべて知っている、というだけあって、
これほど心躍らされるライブはまずないだろう。

そして、そのほとんどが
初めて目の前で見るシンガーたちだ。
と言うか、よくよく見てみると、
岩崎宏美以外は全員初だった。
(野口五郎は、僕が初めて東京に出た時に
新宿駅の地下ですれ違ったことがあった。笑)


何がベストかは、これ!とは言えないほどだが、
個人的には桑名正博の2曲を歌った大友康平、
驚くほど若い頃の声と変わらない野口五郎、
女優としての表現力で泣かせてくれた斉藤由貴の
3人はずっしりと心に響いた。

そして、さすがに郷ひろみ、ジュディ・オング、
岩崎宏美の煌めかんばかりのオーラ。

若い頃よりもずっと高音が出ている麻丘めぐみも
弾ける若々しさを保っている早見優も好感を持った。


普段はほぼ洋楽か、邦楽でもロック系を
聴くことが多いだけに、
久しぶりにどっぷりの歌謡曲。
それでも、これだけ充実感を味わえたのは
自分の青春時代のノスタルジーのみならず、
筒美京平の楽曲の素晴らしさに
尽きるのだろう。

放映日未定ながら、WOWOWで放送が決定しているらしく、
完全版が流れるかどうかはわからないけれど、
是非とも多くの人に目にしてもらいたい。

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2021年03月24日

唄うコイズミさん

このブログでもよく書いているように、
そもそも僕はそれほどJ POPに詳しくない。
特にここ20年ほどのモノは、
ほとんどわからない。
特にアイドル系などまったくと言って良い。

ただ、J POPと言うよりも、歌謡曲の作曲家として
最も尊敬していた筒美京平氏が
亡くなったことは衝撃を受けた。

彼が作った楽曲がどれほど素晴らしかったか、
このブログにも書かせてもらった。

そんな彼の業績を讃える
トリュビュートコンサートが
行われ、驚くべきアーティストが
結集することを知ったのはひと月ほど前。


ほぼ諦めながら応募した
このプラチナチケットが
当選した、と連絡があったのは数日前。
これには大喜びをした。

そして、加えて、あの小泉今日子が
筒美京平の楽曲のみを歌う、という
オンライン・ライブがあることを耳にした。


そして、昨日、しっかりと、60分、
このコンサートを観させてもらった。

アイドル歌手・・・
山口百恵も松田聖子も安室奈美恵も
そしてこの小泉今日子も、
歌手本人よりも楽曲には関心があった。

ただし、小泉今日子は、映画「風花」に
出演した頃から、演技も声にも
強く惹かれるようになった。

その頃から、彼女の歌った曲を
さかのぼって耳にしていて、
その後、テレビ「あまちゃん」での登場には
毎日、ワクワクさせられたものだ。

個人的には筒美さんの「夜明けのMEW」や
「なんてったってアイドル」よりも
「半分少女」が好きだったりした。

「緊張する〜」と言いながらの
彼女のライブは、柔らかく、
少し鼻にかかった声と
あの卓越した筒美さんの楽曲の微妙なミックス感が
素敵に響いたのは、この時期だからこそ、
なのかも知れない。

そして、トリュビュートライブに
彼女が出演しないのは
返す返すも残念だ。

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2021年02月28日

文化的ギャップに唖然

昨日、オリンピックはどうなるんだろう、
やるべきか、やらないべきか、
という話を店でしていた。

その時に、ふと27歳のアキオは
「あの、ごりんまゆみ、という名前の人も
この時期、複雑でしょうね」みたいなことを言うので
「ごりんまゆみ??」と聞き返した。

開会式などに出る、とかいう噂だったのは
椎名林檎だよね、などとと聞き返すと
なんと、五輪真弓のことで爆笑した。

それって、「いつわまゆみだよ。
『恋人よ』っていう歌、知らない?」と
尋ねると知らない、と。

もう、ビックリ。
でも、調べてみると、あの曲、アキオが
生まれるよりも14年も前にヒットした歌なのだ。

自分が生まれる14年前の曲を僕も
知ってるかと言うと、一部を除いてほぼ知らない。

アキオは、うちの店のショウジや、ハルキなんかと
ほぼ同い年。
彼らが生まれただろう1994年のオリコンの
年間チャートを見てみる。


おお!ミスチルが1位、
今やYouTubeで大人気の広瀬香美、
篠原涼子と小室、そしてB'zと続く。
僕がほぼJ POPを聴かなくなっていた頃だけれど、
それでも一部を除いて、なんとなくわかる。

でも、これらも生まれた年であるアキオたちは
ほとんど知らないのだ。

当然のこと、と言えば当然なのだけれど、
こういう時に、自分の子供を持ったことがない
僕なんかは、驚愕してしまったりする。

とは言え、今の子供たちや若い人たちは
YouTubeや、カラオケで知っている人は
知っているのだろうけれど。

店をやっていると、毎日のように
文化的ギャップを感じることは多くて面白い。

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2021年01月03日

清水ミチコ BEST LIVE 2021 〜GoTo 武道館 with シミズ〜

都知事、県知事が国に緊急事態宣言を要請した
昨日、清水ミチコ氏と同級生の友人に
チケットを取ってもらって、武道館に。

2時間半を超える楽しいライブが終わる頃に
結果が出たのか、と携帯を見てみると、
時短を8時にせい!と西村大臣の言葉が、とか。
まだ、今のところ決定はしていないので
どうなることやら、である。


さてさて、清水ミチコが、年明け早々、武道館で
ライブを行なってもう8年経つとのこと。
去年はなかったようで、今年が7回目。

Unknown-14.jpeg

今回は、このコロナ禍。武道館に入る際には検温、
ソーシャルディスタンス入場、
名前、電話番号を聞かれ、
ひと席空けての着席、もちろん声は出さず、拍手だけ。


僕はこの新年の武道館はWOWOWで観ていただけで、
読売ホールや、青年館で観たのが2度だったか。

あとYouTubeで見たりしていると、飽きがちだけど、
これが毎度、違うネタ(同じ人のモノマネでも
まったく違うフリになったりする)ので、
楽しさ満点だし、改めてこの人は天才だと思う。

ユーミンや、大竹しのぶと一緒に喋っているのを
YouTubeで聴いたりすると、これはどっちが
どっちだかわからなくなる。

昨日は時事ネタもあり、麻生、安倍、田中真紀子、
もちろん小池百合子、パククネなど政治家シリーズあたりから
始まったライブは、いちいち大爆笑。

いつも感心するアーティストの作曲法
(そのアーティストがいかにも作りそうな楽曲に
その作曲方法を歌詞として乗せるモノ)は、
椎名林檎やサカナクション、そして髭男まで
新たなアーティストに
チャレンジしているのが素晴らしい。

個人的に、筒美京平を歌う歌手メドレーでは
薬師丸ひろ子(これ、初めて聴いた)には
他のアーティストとは違う声色で、ぶっとんだ。
この人、本当にどれだけの声帯を持っているんだろうと。

さらに、最後に「去年、本当にみんな頑張った!
なんとか乗り越えて行こう」と
泣くのをぐっと堪えながら、笑いに持っていった
彼女には頭が下がる思いだった。

この2021年の楽しい幕開けが、悲惨なモノに
ならないことを祈りながら、とりあえず今日から
僕の新年営業はスタートである。

改めて、よろしくお願いします。

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2020年12月02日

松任谷由実のメディア露出から

松任谷由実こと、ユーミンが
新譜「深海の街」を昨日発売した。

images-4.jpeg

僕はまだ未聴なのだが、
このアルバム発売に向けて、
テレビ、ラジオ、ネットで
彼女の特集や出演番組が多くあり、
日頃、バラエティなどほとんど観ない僕も
いくつかの番組で彼女や、
旦那さんの松任谷正隆氏を目にした。

そういう番組の中で、
正隆氏とのコラボレーション
というのが、どれほど大切なのか、
ということが見えてくる。

もともと、自分の意思を曲げず、
突っ走るアーティストが強く、
それはユーミン自体もそうなのだろうけれど、
もちろん、総合プロデューサーでもある
正隆氏も負けてはいないようだ。

毎日のように音の伝わり方や
歌詞、その全体の雰囲気など
食卓での議論は絶えず、
時には喧嘩にもなると言っていた。

どこで折れ、妥協するのか、
もしくは心から納得するか。

「春よ、来い」の表現の仕方や、
「あなたに会う旅」では、かなり揉めたとも。

そのコラボゆえに生まれくる楽曲。
そして正隆氏の絶妙なアレンジとイントロ。

そして、非常にリアルな情景を見せていく歌詞。

去年の秋口に、ユーミンのカバーを
店でずいぶん流したが、
他のアーティストが歌っても
聞き惚れる。

aikoの「セシルの週末」
都はるみやエレファント・カシマシの「翳りゆく部屋」
沢田研二の「静かなまぼろし」コトリンゴの「ノーサイド」
など、是非とも聴いてもらいたい。

彼女の今回のメディアの露出から
色々思うことを書き連ねたが、最後に
昔、ブログに書いていた僕の中の
ユーミンについては以下に。


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2020年10月13日

偉大なる筒美京平

ついに、作曲家、
筒美京平氏が亡くなってしまった。
まさに昭和を代表する作曲家で、
この人の恩恵や刺激を受けた人が
芸能界でもどれくらいいたのだろう。

御本人は、60年代、70年代の洋楽から
かなり影響を受けたとも言い、
楽曲のそこ、ここにブラック・ミュージックや
当時のポップスの片鱗も感じ取られる。
それだけではなく、ザ・歌謡曲として
大衆に受け入れられやすく、覚えやすい
メロディラインに、驚くべき
アレンジが施されている。

昨夜は、店で彼の作曲した作品を集めた
4枚組のアルバム"History"をみんなで
聴きながら、追悼をした。

それにしても「ブルーライト・ヨコハマ」「魅せられて」
「また逢う日まで」「木綿のハンカチーフ」「赤い風船」
「男の子、女の子」「ギンギラギンにさりげなく」
彼の大ヒット曲を挙げると枚挙にいとまがない。

そこにいた20代の子が、生まれる前の曲でも
聴いたことがある、と言い、僕と同世代、
もしくは40代のお客さんも、口々に
この曲も「筒美京平だったの!?」と驚く。

聴けば、聴くほどに素晴らしい楽曲。
僕が邦楽を聴かなくなったのは、
筒美氏のヒット曲が出なくなって
しまった頃からかも知れない。

ちなみに、僕が好きな彼の曲をあげると、
ほとんどがバラード。
切なさがよぎるそのテイストが
本当にたまらない。

郷ひろみ「よろしく哀愁」
南沙織「ひとかけらの純情」「バラのかげり」
野口五郎「きらめき」
斉藤由貴「卒業」「情熱」
岩崎宏美「想い出の樹の下で」
桜田淳子「ひとり歩き」
坂本スミ子「夜が明けて」
朝丘雪路「雨がやんだら」
岡崎友紀「私は忘れない」

知らなければ、是非とも耳に。。。

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2020年09月14日

世界の音楽傾向について

先々週、韓国のアイドルグループBTSが
"Dynaamaite"というシングルを発売と同時に
アメリカのビルボードチャートNo,1に
輝き、2週目も落ちていない。

韓国が全米、そして世界進出に
総力を上げていることもよく耳にするし、
今まで韓国語で歌っていたモノを
今回全編英語だったことも
全米に強く支持されたとも言われている。


ともあれ、BTSはそれなりだろうけれど、
全米のチャートに入っているような楽曲を
今の日本人のほとんどの人たちは
知らないし、関心もないと聞く。
それは店にいても、よくわかる。

うちの店では、ジャズ・ボーカルか、
ちょっと古いポップスから最新の
全米チャートのモノをよく流している。

僕自身、ビルボードチャートは
学生の頃から追いかけていた。
仕事が忙しかった90年代は少し抜け落ちたけれど、
それ以外は、ほぼ網羅していたりする。

たぶん、小、中学生時代にビートルズが好きで
高校時代、日本のフォークには影響されながらも、
映画が好きだということもあって、
映画の中で使われていた楽曲と
欧米で売れているモノを
好んで聴くようになったからだろう。


70年代、ビートルズ解散後、
フォーク、ロックのアーティストが多かった。
80年代はマドンナ、マイケル・ジャクソンなど中心としたポップス、
日本中が洋楽志向が最も盛り上がっていた時期なのかも。
「ベストヒットUSA」という
洋楽番組に引っ張られ、多くのアーティストが来日し、
J-POPや歌謡曲ファンも、洋楽も楽しんでいた時代だ。

90年代は俄然出てきたブラック・ミュージック
(この頃は、まだボーイズUメンなどメロディ中心)
2000年代にはオルタナティブ、インディーズが売れて、
2010年を超えると圧倒的にラップが席巻している。

これを思うと、90年代半ばあたりから、
どんどん若い人たちの洋楽離れが強くなったようだ。

海外旅行もしなくなり、カラオケが当たり前の
さらに日本で洋楽はどんどん
聴かなくなってしまうのかも知れない。

流行に敏感であることはそれなりに
楽しかったりするし、大切だとも思う。
しかし、映画もそうだけれど、売れているから
良い音楽かと言うと、そこは微妙だ。

売れているモノをきちんとキャッチしながらも
自分が心地よく好きな音楽を、改めて追求していく
ということは忘れないでいたい、
BTSのニュースを聞いて、ふとそんなことを思った。

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