2025年03月24日

親をふたりで見送ること

昨日、旧友のタツジから
お父さんが亡くなったと電話があった。

ちょうど2週間ほど前、入院していた
タツジのお父さんの担当医から
「お父さんの状態が手の施しようが
なくなっているので、処置を止めてもいいか」
という連絡が突然あったらしい。

意識はなくなっていたけれど、
まさか他界することが、こんなに早いとは
思わなかったと言っていた。

タツジとそのパートナーは、
一昨年と去年に続けて二人とも
ガンを宣告され、その治療が
やっと落ち着いた矢先だった。

そして、お父さんと前後して
お母さんも体調を崩されているようだった。

タツジの両親にはずいぶん前に
カミングアウトしていたパートナーのサチオは、
「順番から言うと、多くの人が通る道だよ。
僕がいるから大丈夫。葬儀の時も車を出すよ」
と言ってくれたらしい。

そんなサチオの優しさにタツジは号泣したそうだ。
泣くだけ泣いて、それから「もう大丈夫」
と笑いながら電話をしてきた。
タツジらしさに、少しだけホッとした。

今週はタツジとサチオそれぞれの
ガン検診もあり、お母さんの検査もある中で
葬儀を行うことになるらしい。

人生いろいろあるけれど、
立て続けにこういうことが起こる中で
タツジはとても強くなったと思う。

出会った頃は喜怒哀楽が激しく、
その後、俺が店を出して数回来てくれたものの
「お客の雰囲気が合わない」と言って
来なくなってしまった。笑
それからもう15年ほど経つ。

落ち着いたら、電話だけじゃなく
いつかまたふらりと遊びに来てほしいなあ。
そう思った。

*******************

各種公式SNSはこちらから
Facebook→https://m.facebook.com/bridgetokyo/
Instagram→https://www.instagram.com/bridge.tokyo/
Twitter→https://mobile.twitter.com/gaybarbridge


GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F
posted by みつあき at 16:28| Comment(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。