2025年02月15日

ふた月、携帯なしの生活

昨夜来てくれたカノウ君、27歳、
彼がとっても尊敬するお父さんは60歳。

彼は自分の若い頃は携帯がなくて、
色々なことを模索出来たり、
自分の手と足で探しまくったり、
想像力が膨れ上がる素敵な時代だった、
いつもそんな話を聞かされていた。

そして、カノウ君は、よし、
僕も昔のお父さんのように生活してみよう、
そう思い立ち、思い切って先月までの
ふた月、携帯もPCも電源を入れずに
生活することを決めたのだそうだ。

それはそれは不便と言えばかなり不便な
日々だったと言う。
今回のトライで、得たモノは
世の中のほとんどが携帯やWEBでしか
出来ないことが多過ぎるということだと言う。

確かに僕ら若い頃は携帯はなかったけれど、
きちんとそれに変わるモノ
たとえば電話ボックスなりがあったし、
メーカーなどに電話をかけても
WEBに飛ばされたり、AIと会話する、
といことはなかった。

書店も、あらゆる場所にあったし、
家にはカセットデッキ、外ではウォークマンで
音楽を聴くことも出来た。

今、それをしようにも、そういうモノがない。

その分、カノウ君は出来るだけ、毎日本を読み、
街を歩く時は地図を見た。
この2ヶ月の間、友だちには連絡が
取りづらくなると伝え、何かあったら
ハガキなりで連絡くれ、と伝えたけれど、
さすがに誰も送っては来なかったらしい。

その分、2ヶ月後に開けた携帯には
数字が付いたマークがたくさん残っていたらしい。
LINEや他のSNSなども。

そんなカノウ君の話を聞きながら、
もう決して戻れない、あの時期を
過ごしたことは、逆に良かったなあ、
そんなことを思うのは、やっぱり
年寄りじみているのだろうか。

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posted by みつあき at 19:25| Comment(0) | WEB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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