昨日の深夜、来てくれたサチオ君が
「マスターって、本名を全面的に
オープンにしていますね。
このSNS時代に大丈夫ですか?」と
尋ねられた。
思えば、店を出す前にやっていたmixiなどでは
僕もハンドルネームを使っていたりしもした。
その頃は、家族や友人たちには
すでにカミングアウトもしていた。
ただ、当時の職場には特にオープンには
していなかった。
だから、ハンドルネームか、と言われると
そうでもなく、mixiの場合、おそらく
本名で投稿している人はいなかった
そう思っていたからだ。
(いたのかな、一部には。。。わからん。笑)
確かに、僕がゲイであることが公になる、
ということよりも、今やストレートであれ、
何が起こるか、わからない世の中だ。
だから、サチオ君が心配するように、
本名のフルネームを提示することは
あまり薦められることではないんだろう。
店を始めて17年(あと4日で18年目に!)
その間に、僕自身は本名だということも含めて
嫌な思いをしたことはまったくなかった。
特に親しくもない映画関連の
仕事関係の人に、突然
「ゲイバー、やられているんですね」と
言われて、驚いたことはある。
おそらく、僕の名前を検索したんだろう。
ただ、僕自身、自分の名前に検索をかけたり、
5ちゃんねる的な(今でも健在なんだろうか。
それすらわからない)匿名掲示板など
一切見ない、と決めている。
僕はまったく著名人でも有名人でもないから
そこまでもないだろうけれど、
知られた名前を挙げて、叩かれる事実は
ニュース等でよく目にする。
言われもないバッシングを目にして、
傷ついたり、
メンタルを病んでしまったり、
果ては自分の命を落とす人もいることは
僕だってよくわかっている。
僕があと20歳ほど若ければ、
そういうことも気になって
目を皿のようにして見たり、
何かあったら教えてくれ、などと
知人、友人に頼んだりしたのかも知れない。
しかし、今、この年齢になって、
それをわざわざ目にし、ショックを受け、
落ち込んだところで(おそらく僕だって
そうなるはずだ)、そこからは何も生まれない
そう思ってる。
もちろん、実名や、相手がわかる人から
注意を受けたり、意見を言われたりすると、
出来る限り、きちんと耳を傾け、
反省すべきは反省し、謝罪もする。
何かを追求されても、逃げも隠れもしない。
ただ、やみくもにワケのわからない
黒い雲のようなモノに巻き込まれ、
あと何年生きられるか、
わからない人生を決して無駄にはしたくない。
そんなふうに思う日々だ。
でも心配してくれたサチオ君の気持ちは
とても嬉しかった。
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