うちにいらっしゃったことがある芸能人は
何人もいるけれど、敢えてここに書くのは
ゲイの場合はアウティングになるし、
そうでない人たちも、人に寄っては
嫌だと思われる人もいらっしゃるので
書くことは、ほとんどなかった。
ただ、山田邦子さんは、以前から
「ブログ、書かれてるんでしょ。
書いちゃって、書いちゃって」
と言われたりしてくれていた。
邦子さんは、僕と同世代ということもあり、
うちの店のオープン間近から
多くのお客さんを伴って来てもらっている。
芸能関係の人たちは元より、
逗子でレストランを経営されている
旦那さんと一緒にいらっしゃったこともあり、
韓国人のボディビルダーの
トレーナーを伴った時には
客席がどよめいたりした。
そのほとんどが邦子さんよりも
若い世代が多いけれど、
いつも「女の私を受け入れてくれて
すみません!大人しくしてますから」とおっしゃる。
先日は長くお世話になっている
という年上の方とゆっくり話をされてた。
とは言え、常に気さくで、
特に自分を隠すこともなく、
隣に座った人たちと、明るく話すことも多く
その時も、途中、途中で
笑いを振り撒いてくださった。
中には、80年代の活躍を語るお客さんにも
「いや〜、あの時はね〜〜」と
裏話を聞かせてくれることもある。
中にはこんなこと、聞いていいのかと
中にはこんなこと、聞いていいのかと
思うようなことも「ここだけの話なんだから〜」と
笑って語ってくれる。
とは言え、そこに愚痴や悪口は一切ない。
彼女特有のユーモアに溢れているのだ。
彼女特有のユーモアに溢れているのだ。
思えば、パーティの際に、まだ母が健在の時、
一緒に写真を撮っでもらったことがあり、
それを見せたら「あらー、この時、
老けているわねー、あたし。
もう、最近、歳ごとに若くてなっていくのよーーと。
こういうところが、ゲイの心を
グッと掴むのだろう、
そんな彼女を微笑ましく思った。