ここでも紹介しなければ、と思っている
ゲイ映画「異人たち」を観て、原作者の
山田太一氏のことを色々思い出した。
今から40年以上前に作られた
ドラマ「思い出づくり」を配信で
リアルタイム以降、久しぶりに再見した。
若き小手川裕子、田中裕子、森昌子が
男社会の中で、結婚や恋愛について考え、
友情を育むとても優れたドラマだった。
ただ、この中で、どうしても
腑に落ちないシチュエーションがあった。
小手川裕子に憧れる柴田恭兵が
レイプまがいの行為をする。
そのあと、彼女が柴田に惹かれていく、
という流れを見て、当時もだったが、
今回も強く不快感を持った。
基本的に戦時下も含めて、レイプシーンを
目にするのは、不愉快を超えて、
いつも許しがたい気持ちになる。
しかし、たとえば日本のAVの中では平然と
「レイプもの」というジャンルが存在し、
それに興奮する人が多くいる、という現実に
今さらながら、愕然としてしまう。
それに興奮する人が多くいる、という現実に
今さらながら、愕然としてしまう。
仮にそれがストーリー仕立てであれ、
そしてこのドラマのように、犯された
女性がその男を好きになる、という
設定になる流れであれ、違和感を覚え、
憤りを覚えるのは僕だけだろうか。
ノンケ男子は、ファンタジーとして、
レイプ願望がそれほどあるんだろうか。
それを思うと、同意の下での陵辱プレイは
あっても、成人男性をレイプする、
というゲイポルノをあまり観たことはない。
それは男が力を持っているからなのか。
名作と言われるドラマを改めて観て、
そんなことを考えた一日だった。
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