2024年02月19日

小澤征爾さんを偲んで

僕がちょうど体調を壊してしまった先週、
世界的な指揮者、小澤征爾氏の訃報が流れた。

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そして4日間、ゴロゴロウダウダとしていながら
普段まず見ないテレビを見ている中で、
小澤氏の特集番組が何本か組まれていた。

僕が彼の指揮を実際に観たのは、
20年以上前に、松本でサイトウキネンが
オペラ「ピーター・グライムス」をやった時だ。
後にも先にも、これ一度きりだというのが
今思うと、とても残念だ。

今、思えば、ほぼ今の僕と同世代くらいだったのか、
それは、それは物凄い迫力、かつ可愛らしくも
動く様子は、非常にオリジナリティを感じさせ、
今でもリアルに蘇ってくる。

ちょうど僕が観たのと同じ時代だろうか、
ウィーンで収録されたウィーン・フィルの
ニューイヤーズコンサートが、
昨夜、放映されていた。

改めてクローズアップされる彼の表情から、
その力強いコンダクトぶりは、
とても60歳を超えているとは思えなかった。

2時間を超えるあいだ、指揮台に立ち、
大きく上下に腕を振り切り、
身体を前後左右に揺らす。

華麗とも言えるその動きは、スポーツ選手とも
言えるし、プラス小澤氏独特の音楽哲学で
溢れかえっている。

ようやく、回復してきた僕自身、
この番組を見て、こんなことしている場合じゃない、
そう思ったのは確かだ。

小澤氏の生き方や努力奮闘への
足元には及ばないけれど、
自分が出来ることを、まだまだ
やり続けなければ、そう思えた番組だった。

さあ、本日からまた店に出ます。
よろしくお願いします。

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posted by みつあき at 18:53| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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