昨日、ニューヨークから来てくれた
ヴェトナム系のティン君 32歳。
カタコトだけれど、
日本語を話すことが出来る。
うちに来ていただく日本語を話す外国人の
多くのお客さんは、アニメから学んだ、
という人が多い、とこのブログにも書いた。
ただ、ティン君は、10歳の頃、
日本のJ POP好きな従姉妹
(彼女は嵐の大ファンだったらしい)が
宇多田ヒカルを聴いていて、
一瞬にして打ちのめされたそうだ。
それから、彼女の曲をどんどん
ダウンロードした。
この、10歳でダウンロード、というのが
時代を感じさせてくれる(笑)。
そこから、日本のあらゆることを学んだらしく、
今回、4回目の来日らしい。
J POPが好きで、宇多田をはじめ、
色々聴きかじり、最近では藤井風まで
聴いていると言う。
ただ、ティン君が残念だと思うのは、
あちらで多くのアメリカ人が、アジアのPOPSは
韓国のモノがヒットチャートを踊らせていること。
日本の楽曲には、なかなか目を向けることがなく、
誰も知らないのが残念だと言う。
確かに、日本の楽曲で、ビルボードチャートの
ベストテンに入ったのは、1963年の坂本九のみ。
片や、韓国は2012年にPSYが「江南スタイル」が
2位になってから、BTSで爆発的に火が付き、
今や、多くのアーティストがトップ40を
目指すようになっているらしい。
単に、世界マーケットを意識した韓国と
自国だけで勝負しようとする日本の
自国だけで勝負しようとする日本の
違いだろうけれど。映画も同様だった。
ただ、この年末に来て、「ゴジラ-1.0」と
「君たちはどう生きるか」が全米の興行収入の
チャートの上位に入り、オスカーにも
ノミネートされる可能性も高いようだ。
アメリカで評価されることだけが良いとは
思わないけれど、それを超えて世界で高く評価される
新たな日本の文化で勝負できるようにならなければ、
ティン君と話をしながら、そう思った。
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