2023年12月18日

オペラ歌手なのにここまでマッチョ!?

昨日、友人に勧められて、
メトロポリタン・オペラの
「デッドマン・ウォーキング」を
映画館に観に行った。

脚本がゲイの脚本家のテレンス・マクナリー
(『蜘蛛女のキス』や『マスター・クラス』)
ということもあったし、
何よりもショーン・ペン主演で
映画化されたほうも大好きだった。
(この映画の主題歌が『フィラデルフィア』も
歌った我らがブルース・スプリングスティーン!)

そもそも、この話は、とあるカップルを襲い、
レイプ、そして殺害した、という罪に問われ、
死刑を宣告された男マシューと、
彼と接見し、特赦を得よう試みる
一人のシスター、ヘレンの実話。

このリアルで、辛い話がオペラ?
と思いきや、僕が無知だっただけで、
ここ25年で最も成功した現代オペラなのだそう。

演出を担当するのが、ブロードウェイでも
「ウエスト・サイド物語」や
「エンジェルス・イン・アメリカ」
「橋からの眺め」など
ものすごい量の作品を作っている
オランダ人の名匠、イヴォ・ヴァン・ホーヴェ。
僕も東京やNYで何本も
観させてもらっている。

彼が舞台にカメラマンを何人も動かし、
その映像を舞台背景に映すという
演出は今回も同様。

時には邪魔にも思えるその方式だけど、
この舞台は、事件のシーンを
再現フィルムとしてしょっぱなに
持ってくるなど、成功していると思う。

ヘレンを演じるジョイス・ディドナートは
歌唱のみならず演技も本当に
素晴らしいけれど、マシュー演じる
ライアン・マキニーの
存在感がとにかくすごい。

ボディビルダーかと思わせるほどの
肉体は、オペラ歌手とは
とても想像できないほど。
マッチョを好むゲイにはエロいはず笑。

images.jpeg

二部では、腕立て伏せをしながら
(それも50回近く)
歌い上げる、というシーンも。

ジェイク・ヘギー作曲の楽曲やアリアが、
クラシカルなメロディアスではないけれど、
それを遥かに超える演出、演技には
下心だけで観に来た人にとっても(あ、俺か)
胸を掴まれると思う。

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posted by みつあき at 18:29| Comment(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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