昨日、海外出張から戻ってきたリョウジが
早速、店に立ち寄ってくれた。
出張先で、他の会社の日本人と、
外国人との席で思うことがあったと言う。
それは、意見の違いを外国人は喧々ガクガクと
言い合うのだけれど、やっぱり日本人は
空気を読み、全体的に静かだ。
リョウジが何か反対意見を言ったりすると、
こと日本人の人たちからは、
白い目で見られがちだったりするのだと。
確かに海外に行った時や、うちの店に
海外から来たお客さんは、日本のことは
大好き、と褒めながらも、日本人は
何を考えてるか、わからないとよく聞く。
いつもニコニコ(言い方に寄ってはニヤニヤ)
しながら、相手の言葉に頷いたりする、と。
良く言えば空気を読む民族、
特に、ゲイはいつも自分は人と違う、
そう思って暮らしているからなのか、
主張をしない傾向にあるのかとも思う。
こういう話を耳にすると、
僕自身の中にも多分にそういう部分が
あることを何だかなと思ってしまうのだ。
子供の頃から受けた日本人教育が
そうさせているのだろう。
そういう意味では、どんどん自分を出していく
リョウジは、あふ部分無鉄砲にも思いつつ、
立派だと感じる。
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