2023年08月20日

人混みの中に埋もれた生活

東京近郊の地方都市から、
数ヶ月に一度来てくれる
タイト君、25歳は、最近転職をして
ようやく、一人で生活を始めたらしい。

転職をしたのは、親や兄弟と離れるため、
とにかく一人で生活したい、
ゲイ活動も自由にしたい、
そういう気持ちだったらしい。

とは言え、近くにはもちろんゲイバーなどなく、
出会い系アプリをやっても、
一番近くても数キロ先、その次になると
10キロ単位で離れていく世界。

この先、30、40になった時に、
自分のテリトリー範囲で、自分自身が
どう変化していくかなんて、
想像が出来ない、そう言う。

僕個人としては、だからと言って
すべての地方都市のゲイの人たちが
どんどん都会に出てくるべきだとは思わない。

とは言え、仕事を東京で探す、という
選択肢がなかったのかと聞くと、
とにかく人混みや満員電車を想像するだけで
もどしそうになってしまうらしい。

思えば、僕は10代の頃に東京に住み、
そこからもう何十年も、そういう生活を
しているせいか、人混みが無理、という
感覚がまったくないことに気がついた。

ただ、地方の友人、知人が上京すると、
確かにみんな口を揃えて
「よく、こんなところに住んでいるな」
と言う。

人混み、ということが、よほどの
イベントで何万、何十万という人に
紛れないと、自分はそういうふうに
感じなくなっているのだ。

改めて、タイト君と話をして、
「木綿のハンカチーフ」のように、
とっくにと「都会の絵の具に染まってしまった」
自分に気がついてしまう。
遅っ・・・笑

******************

各種公式SNSはこちらから
Facebook→https://m.facebook.com/bridgetokyo/
Instagram→https://www.instagram.com/bridge.tokyo/
Twitter→https://mobile.twitter.com/gaybarbridge


GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F


posted by みつあき at 18:52| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。