2023年07月11日

旅日記 番外編 ミュージカル その1「ガイズ&ドールズ」

いつも、NYやウエストエンドに行くと、
最低なら10本から15本観るのに、
久しぶりの今回はゆっくりと観光、
というのが目的だった。

通常ならNYよりも
ずっと安いロンドンのチケットが
あまりにも高かったので結局4本!
と言うか、本当にそれくらいしか
時間がなかった。

その中で、最初に観たのが、
「ガイズ&ドールズ」
(映画タイトル『野郎どもと女たち』)

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これ、僕がNYに一番番最初に行った
35年ほど前に2回、そして
コネチカットにあるオペラハウスで
1度観た以来だった。

何より今回の演出が、この劇場(その名も
Bridge Theatre)のアーティスティック・
ディレクターをやっているニコラス・ハイトナー。

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彼は「ミス・サイゴン」の演出で有名だが
滅多にミュージカル演出はしない。
しかし、僕の最も好きな「回転木馬」
(92年版)の演出をしたのも彼だった。


前置きが長くなったけれど、この劇場は
そもそも円形の劇場なのだが、
この演目は、ステージの
中央の部分のあらゆる部分が
床から上がったり下がったりする。

そこを立ち席の観客が取り囲むんだけれど、
シーンに寄って、スタッフが誘導し、
お客さんが前後左右に動いて観ることになる。
また天井から降りてくるネオンライトや
ビルボードや、サプライズの
舞台装置も大きな効果になっていた。

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ストーリーは、ラスベガスでダイスを振るスカイと
救世軍の堅物の女性サラの出会い、
そして賭博師のネイサンと、婚約している
ショウガールのアデレイドの行く末を
軽妙に描いているのが中心だ。

とにかく、始終ダイナミックに浮き出てくる
舞台の上を、演者が芝居をし、
歌って、踊りまくる。

普通の劇場よりも、目の前でそれを観る、
というだけでなく、参加出来るのは
観客にとって大きな喜びだと思う。

僕は1部を座席で、2部はどうぞと
言われて、ステージ真横の立ち席で観た。

ショウガールたちの
ストリップショー(とは言っても
もちろん脱ぐワケではない)の
ダンスのシーンは圧巻。

アデレイド役が、ここではアフリカ系の
マリシャ・ウォレスが演じていて、
歌い上げるその声は素晴らしい。

ただ、個人的には、
オリジナルキャストが持つ
あのくしゃみが止まらない、
コケティッシュな感じとは
少し違うかなと感じた。

とは言え、一部と二部の間の休憩時間に
あるオリジナル曲をアレンジした
コーラス矢,ダンスバトルなどもあり、
ラストでは、舞台が床と同じところまで
降りてきて、キャストとオーディエンスが
共に踊るという演出は、劇場が一体になり、
興奮冷めやらず、という感じだった。

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posted by みつあき at 18:36| Comment(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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