昨日、無事に長旅から帰国しました。
長い間、留守で、お客さん、スタッフには
すっかり迷惑をかけました。
また金週末から、頑張りますが、
ブログは当面、旅行のブログとなります。
さて、デュッセルドルフに行くのなら、
もう一度ベルリンに行きたい、そう思った。
8年ほど前には、それこそスプリングスティーンを
聴くために行ったのだったが、
今回はのんびりと観光でも、と思っていた。
しかし、それこそ、そんな話をしたら、
以前ベルリンに行ったお客さんのタカシ君が
「『ヴァルトビューレ』知ってます?」と言われた。
以前、NHKのBSだったか、YouTubeだったかで
観たことがあるベルリン・フィルの
年に一度だけ行われると言う野外コンサートだ。
「もし、行かれる時にそれがあるのなら、
是非行くべきですよ」と。
調べてみたら、ベルリンに4日間いる
3泊目の土曜日の日の夜がその日だった。
日本で、聞いたその日にすぐに
うまい具合にチケットを取れた。
さて、デュッセルドルフまではホテルだったが、
ベルリン、ロンドンはいわゆるB&B(日本で言う民泊)だった。
ベルリンでは、家主は別のところにいて、
アパートは僕一人で、キッチンもバスルームも
もちろんベッドルームも人に遠慮することなく、
快適に使うことが出来た。
場所もトラムや中心地まで15分くらいで行ける。
初日は泊まるだけだったが
2日目の昼間は雨が降り、屋外を
ぶら付くのも、前から行きたかったユダヤ博物館に
行き、これは実に観甲斐があった。
ユダヤ人の歴史、生活、文化と共に、
ナチの元で迫害されえた彼らのが
閉じ込められただろう早のイメージする部屋や、
そんな悲しみを持つ金属で出来た顔を
踏んでいくと、泣き声、呻き声のような
音が響き渡る部屋で、切なくなった。
そしてこれもロンドン行きを決めることになった
タロウちゃんとのLINEのやり取りで
オペラ「トゥーランドット」をやっていることを知り、
この夜は、初のベルリン・ドイツ・オペラ体験となった。
この演目は過去、何度か観ていて、その中でも
ゼフィレッリが演出したメトロポリタン・オペラの
壮大な装置(これは日本にもそのまま来た)を
目にしているせいなのか、あまりにシンプル、
かつ、設定が現代ということで
出演者がすべて平服、という
陳腐とまでは言わないけれど、その地味な演出に
少しだけ落胆させられた。
歌手は知らなかったけれど、
さすがにオケと歌は堪能出来たから
もちろん、行って良かったけれど、
思えば、スプリングスティーンのロックを
聴いたあと、オペラやベルリン・フィルに
行く人っているのだろうか(笑)
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