2023年06月03日

ゲイバーが決める線引き

それにしても、昨日の土砂降りの雨は
本当に凄かった。
僕の家の場合、うちから駅までそれなりに
長い橋を渡り、そこは普段でも強い風が吹くため、
こういう日はホントに酷い。
店に行くことに気が重くなる、ということは
滅多にないけれど、昨日だけは
ちょっとヘビーだった。

おそらく、開けたところで、昨日ばかりは
数人かと思いながらも、
足首濡れてもいいように、
いいおじさんがハーパンで店に向かった。


しかしながら、こういう時だからこそ、と
来てくれた常連のお客さんや、
地方都市から、また友人をこぞって
連れて来てくれた人たちで賑わって
本当に有り難かった。

そんな中、偶然、二人の既婚者が来てくれていた。
一人はゲイで、一人はバイ。
二人とも、色々あって、離婚調停中。
これは特にゲイバレした、とか
ということではないらしいけれど、
そのあたりはかなりデリケートな問題だ。

彼らに限らず、たまに耳にするのは、
既婚者だと言うと、ちょっとうちの店には
合わない、とか断られたりすることはあるらしい。

これにはちょっとびっくりした。

もちろん、日本のゲイバーには、
女性を断る店も多くあれば、
体型や髪型で断る、ということも耳にする。
トランスジェンダーで、性転換もし、
まったく男性にしか見えない人が
「自分、実は女だった」と告白しただけで、
今日を最後にしてくれ、と言われた話も聞いた。

店を作るのは、その店のオーナーが決めるワケで、
自分が無理して、自分の店の雰囲気に合わない人を
入れないのは勝手だ、僕もそう思う。

ただ、それでなくとも、僕たちは
どこかで俗世間からは線引きされているワケで、
そういう僕らが、必要以上の線引きをする、
というのはどうなんだろう、
僕はいつも考えてしまう。

それが、いわゆる「人権」とイコールか
どうか、ということも含めて。

そういう意味では、二人の話を
色々な角度から聞かせてもらって
とてもためになったし、
周りのお客さんたちもふむふむ、と
自分に当てはめて考えたりしていたようだった。

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posted by みつあき at 19:35| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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