2023年05月15日

お勧め映画「STILL マイケル・J・フォックス ストーリー」

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズで
お馴染みのマイケル・J・フォックスが
パーキンソン病を患っていることを知ったのは
もう20年以上前だ。

彼は、この病気になり、苦しみながら、
「ラッキーマン」という素晴らしい自伝には
「それでも、この経験がなければ、
ここまで深くて豊かな気持ちになれなかった」
というふうに書かれていた。

それから長い時間が経過し、60歳を超えた彼の
自身の生涯と現在を捉えた映画ができた。

Apple TV+で数日前から配信が始まった
「STILL マイケル・J・フォックス ストーリー」がそれだ。

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映像は、30歳になったある朝、
指の震えを感じた瞬間から始まり、
それから幼少時代にさかのぼる。

背が低いということで、いじめを受け続け、
それを救ってくれたのが中学校の頃に
入った女子ばかりの演劇クラスだったようだ。

そこからテレビのチョイ役を受け、
食うや食わずの子役時代を経て、
「ファミリー・タイズ」という
ビッグヒットドラマの主演となる。

それがきっかけで、スピルバーグから
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のオファーを
受け、栄光への道を歩き始めたらしい。

このドキュメンタリーの最も凄いところは、
彼のその時、その時の行動を、
マイケルの出演した映像のシーンで
まるで「そのために撮影したかのように」
編集されているところだ。

童顔で、20年ほど前くらいまで
ほとんど変わらないからこそ、
この編集は生きてくる。

そして、合間、合間に挟み込まれる
トレーナーとの辛く苦しいリハビリテーション、
そして愛情に包まれた家族とのやり取り。

特に『ファミリー・タイズ』で共演した
女優との結婚への流れが興味深く描かれる。
そして、彼女と結婚後、2年ほどで
彼は発病してしまったのだ。

それをスタッフや共演者に悟られないように
震える指を隠すために、常にモノを
持って芝居をするシーンには驚かされる。


僕の友人にも、もう20年近く
パーキンソンを患っている人がいる。
彼の細かな日常をわからず、
ほんのたまに会ったり、
連絡を取っているだけだけど、
改めて本当に大変な病気であることを
実感させられた。

これと前後して観た俳優シドニー・ポワチエの
ドキュメンタリーも、彼が黒人として
どれだけ色々な事柄と闘っていたかというモノだった。
この作品もApple TV+だけれど、必見だ。

双方ともに、胸を打つのは、彼らを受け入れ、
そして応援し続ける家族の支援と愛だ。

人は決して一人では生きていけないのだ。


余談だけれど、2016年にマイケルは
コールドプレイのライブに登場したシーン
(これは映画にはない)も感動的だった。


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posted by みつあき at 17:55| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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