数週間前に鳴物入りでオープンした
歌舞伎町タワーに、ジェンダーレス・トイレが
できた、ということが話題、と言うよりも
色々と物議をかもしだしている。
僕も先週末、コールドプレイのライブ映画を
観に行き、(映画館は値段が高かったせいか、
かなり空いていたけれど、館内の
居酒屋やバーは激混み)
僕は2階にあるスターバックスに
寄ったついでに、当トイレに行ってみた。
2階にあるトイレの入り口には、警備員が
立っていて、そのうしろには、
立って用を足している人のイラストデザインが左、
座って用を足しているのが右と表示されている。
要は、おしっこをする男性は基本的には左、
そうではない人(男女含む)は右、
ということらしい。
左側に行ってみると、女性トイレが並んでいる横に
男女どちらも入れるトイレがあり、
その逆側に男性のみ、というのがある。
その中央に鏡があり、女性が化粧直しや
手を洗っていたりする。
思えば、(うちの店もそうだが)
飲食店にひとつしかないようなトイレだと
それは仕方がないけれど、
少なくとも化粧直しを見ることはない。
そういう意味では、こういう場所で
女性が化粧直しをしていたりすると
「うひゃ〜っ」となったりする。
この「うひゃっ」は、人に寄って違うだろうけれど。
基本的に、トランスジェンダーの人たちが
過去、手洗いの問題で頭を悩ませていて、
こういうトイレが出来たおかげで
彼らの悩みはなくなる、ということだ。
それほど嫌な思いをしてきたことなど、
僕なんかは、まったくわかっていなかったので
こういう対処法は、きちんと歓迎するべきこと
そうは思うものの。。。
ジェンダーレストイレ=犯罪、
という図式を頭に浮かべる人もいるようで、
まあ、そのための警備員だったりするのだろう。
そして、先ほどの「うひゃっ」という気持ちは、
犯罪とまではいかなくても
隣のトイレに異性が入っていることへの
嫌悪感や、違和感、またある意味、
エロチックな妄想など
色々な思惑が広がることにも繋がるのは確か。
逆に言えば、ゲイの一部の人など、
立ちショントイレで横の人のペニスを
横目で見ながらドキドキしたりもするワケで、
んじゃ、そこはどうするんだ、という話にも
なりかねない。(あ、それはまた別の話か)
とにかく、この論争の着地点はどこなのか。
僕が前向きに考え、何らかの結論を
出したところで、それが通るかどうかは
わからないけれど、ちょっと考えたい問題だ。
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