2023年05月05日

ただの憧れの人が自分のゲイ人生の始まり

ゴールデンウィークど真ん中の昨日の深夜、
たまに来てくれる50代後半のイシイさんが、
ひと回り下のコウイチさんを連れてきてくれた。

コウイチさんは20代そこそこで結婚、
男になんてまったく興味がなかったけれど、
大学の水泳部の先輩のイシイさんと
久しぶりに会って、一緒に飲んだのが
もう何十年も前らしい。

イシイさんはまったく女性に興味もなく、
結婚どころか、男性と遊びまわっていた。
もちろん、それをカミングアウトは
しなかったものの、
本人いわく、そういう印象をコウイチさんに与えて
しまったのかも知れないようだ。
そして、その席でコウイチさんに「好きです」と
突然告白された。

コウイチさん自身、まったくゲイという
意識などなかったのに、
何故だったのか、わからない。
ただ、人として尊敬できる上、
ずっと憧れていたことが、
そういう言葉にして出たのかと思うと言う。

結局、二人は一度そういう関係になったようだが、
とにかくタチをやりたがるイシイさんに
コウイチさんはアナルセックスは無理だと応え、
結局、それ以上の関係にはならなかった。

ただ、それからコウイチさんは離婚し、
結果的にゲイへの道を歩き始めたと言う。

二人にはそれぞれ、もう20年にも渡る
パートナーがいる。

で、たまにこうして二人で会い、
あの時は、とか、当時の水泳部の連中に
突然カミングアウトしたらどうなるか、など
あり得もない話で盛り上がったりするそうだ。

最初は憧れの気持ちで告白し、
それが自分をゲイだと認識することになった
コウイチさんは、今となっては
イシイさんに非常に感謝していると言う。

また、あの時に無理して、アナルセックスを
しなくて良かった、とも笑っていた。
posted by みつあき at 19:08| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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