この前来てくれたアツオが
高校の卒業式の時の印象深い話をしてくれた。
まったく友人でもなかったクラスメイトに
前からお前が気に食わなかった
と一発、頬っぺたに見舞われたらしい。
まったく思い当たるふしがなく、
痛いとか腹立たしい前に、
不思議だったと言う。
僕が幼少の頃は、周りの子供たちが
よく殴り合いの喧嘩をしていたものだけれど、
当時は、僕もほとんど人から殴られたことも
殴ったこともなかった。
ただ、恋愛の中で、一度だけ
相手を殴ってしまったことがあった。
今思い出しても、恥ずかしく
悔いが残る行動だった。
大好きだった相手と、付き合って1年くらい
経つか経たないかの頃、彼を誘い、
仲間たちと一緒にクラブに行った。
そろそろ帰ろうとした頃、
相手が見当たらないので、探していたら
クラブの暗闇の中で、知らない男と抱き合い、
キスをしていたのを目にしてしまった。
彼がドアから出てくるのを待ち、
嫉妬にかられた僕は、
彼を殴ってしまったのだった。
それが別れの理由となった。
まさか自分がそんなことで手を出すとは
思えなかったけれど、ただ、ただ
若かったのだと思う。
たまに店でも付き合っている相手から
DVを受けていたという話を耳にすることがある。
愛しているからこそ、手が出てしまう、
だからこそ、自分も許してしまう。
そんなことから、果ては精神のみならず、
関係も決して元に戻るどころか、
ボロボロになっているのだ。
僕も含めて、たった一度であっても
決して暴力は許されることじゃない。
愛するが故なんて、言い訳に過ぎないのだ。
自戒を込めて、暴力は闇しか生まない、
改めてそう思う。
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