2023年02月05日

初心に戻る

僕はこのブログには、極力ネガティブなことは
書かないようにしている。
特に人が侵した過ちをああだ、こうだと
言うことは言うことは極力避けている。

人それぞれ考えは違うし、自分側からの
意見を強く言うということは、
日頃からそう思っている。
それが多数であろうが、少数であろうが。


しかし、一昨日の夜に飛び込んできた
首相秘書官の「同性愛者が隣に住んでいたとして
見るのも嫌だ」という発言を耳にして、
僕自身も含めた、多くの同性愛者が
ずっとくすぶり続けた僕の思いが爆発した。

僕の子供の頃、まだゲイや同性愛、という
アイデンティティもきちんと照明されていなかった時代、
「おとこおんな」と揶揄され、
泣きたくなっていたことを思い出す。

そして、小学校、中学校、高校もそういう思いは続き、
大学や職場に入った頃は、
自分の周りだけではなく、メディアでも
「アイツ、ホモじゃないの?キモ!」とか
「俺、そっち系じゃないから」とか
「ホント、女の腐ったみたいなやつだな」とか
多くのその手の言葉が乱れとんだ。


そういう事に対しての不快さを、どういうふうに
自分で落とし前を付けるか、そう思った時に、
自分でバーをオープンする、ということに
合致したような気がする。
それもずいぶん歳をとってから気がついたことだった。

店をオープンしてからの15年、世界は、そして
日本も少しずつ変化した。


しかし。
一昨日のあの秘書官の上記のオフレコの会見
に加えて、同性婚に関しては
「秘書官室みんなが反対している」
とも言ったという言葉。

それが公になってしまった
、ということで急遽、
発言を撤回し、当事者ではなく、首相に
謝罪をする、という流れ。

こういう人が国の中枢にいる、ということは
本当に無念の気持ちでいっぱいだ。

改めて、自分は異端子であり、
外れた人間だと思い込んでいたことを
くつがえすべく、この新宿2丁目で
店をやろうと思ったのだ、と
強く確信した一日だった。






posted by みつあき at 17:09| Comment(0) | LGBT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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