大晦日、例年店の営業で、
バタバタとしていて
せっかく付けている紅白歌合戦も
あまり観たり、観られなかったり。
しかし去年、意外とゆっくり観られたのは
お客さんが分散して来ていただけたからだろうか。
ヨーロッパのEMAアワードや、
アメリカのグラミー賞などある意味、
あちらの歌合戦の演出は、
常に暗い中のスポットライトを
中心としたモノに加えて、
あまりにもスタイリッシュなダンスと
声量のある歌手がメインだったりする。
また進行役は、大人のジョークを交えて
スマートに進んでいく感じ。
逆に、日本の紅白はひたすら
ライティングは眩しいほど明るく、
元気で頑張ろう的な演出。
子供からお年寄りまで楽しめる、
という方向なのか、司会者の挨拶も
清く、正しくという流れだ。
どちらが良いのか、わからないけれど、
いつ観ても、日本のこういうショウは、
朝の「行ってらっしゃい的なワイドショー」と
似た感じなんだな、と思ったりする。
(背景がおもちゃっぽく、子供が
喜びそうな色とりどりのグッズが並ぶ)
さてさて、そんな中で、注目だった
キーちゃんこと、氷川きよしの
ファイナルステージは
美しきメイクばっちりとひきずりドレスか思いきや、
男性ロッカーだったので、え?これで終わり?と
ちょっと残念だった。
ジャニーズや乃木坂をはじめとした
グループ歌手たちの多さに
オジサンは誰が誰なのかまったくわからず、
楽屋はどれほどのことになっているのかと
いらぬ心配をしてしまう。
その中でひと際、光を放ったのがVaundy。
数年前にやっぱり紅白で観た
King Gnuもそうだったが、
ここで初めて観た僕にとって、
アルバムを買おうと思うほどの熱量だった。
話題のユーミン50周年は、なるほど
若い頃のユーミンと共演させたのは
ずいぶん前の美空ひばりのAIよりは
ずっと進歩した感じで、
旧ユーミンの伴奏から
今のユーミンに「ひこうき雲」が
引き継がれていくのは良かった。
そうそう。あと加山雄三。
いくらか声量が衰え、見た目も
変化したとは言え、あの85歳は凄い。
ゲイとしては(加山氏がそうだという意味じゃなく)
目標にしたい人だけれど、
今の次点でまったく負けてるかと(笑)
それを言うと、僕と同世代の(向こうのほうが
少し上だけど)桑田佳祐率いる5人のバンド
(大友康平、原由子も加えると6人)は
個人的には今回のベストだった。
それぞれが驚くほどかっこいい。
世良公則はどこまでも渋く、
佐野元春なんて、若い頃よりも良いほどだ。
まさか高齢者枠に入っているとは
まったく思えないおじいちゃん達。
ライブでなかったのが
最も残念なことだったけれど。
紅組トリを務めるMISIAはいつものように
その歌声は、他を圧倒するほどでさすがだけど、
途中のディズニーメドレーを含めると
彼女の持ち時間は凄い。
いつも思うのだけれど、歌の持ち時間は
どんなふうに決まっているのだろう。
あと、集計発表で蛍の光が流れたのも
初めてで、白組優勝と言っても、
あっという間に終わった感は
そもそもの演出だったのだろう。
ラストの盛り上がりが、ゆく年くる年に
繋がる、という意味じゃ、エンディングこそが
個人的には最も好きな時間だったのだけど。
そんなふうに色々なことを考えさせたり、
なんだかんだ言いながらも、楽しめた
今年の年末だった。
しかし、男女、ということで
もう線引きすることもいつかなくなる、
それこそ、いつもジョークで言っていた
桃色歌合戦になるのだろうか。
新年早々、くだらない話を。
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