ワールドカップのフランス、
アルゼンチン決勝はホントに
アルゼンチン決勝はホントに
見応えがある試合だった。
あの奮闘に勝利したチームに
歓喜するアルゼンチンの人々を
ニュースで見て、そりゃそうだろうと
思った。
日本でも、渋谷スクランブル交差点が
一瞬、あのような状態になるんだから、
それでなくとも、36年ぶりの優勝、
南米の一国が大騒ぎになるのは仕方がない。
高速道路まで人が詰めかけ、
パレードをするバスが動かなくなり、
ヘリコプターで移動という事態、
そして王者メッシにいたっては、
自宅にまでファンが押し寄せるという始末。
南米の国に限らず、ヨーロッパでも
暴動とも思える事態をテレビで見ると
本当に恐ろしい状態になることも多いようだ。
そういう意味では、
やはり日本は治安国家でもあり、
ありとあらゆる部分に教育が
行き届いているのだと感じざるを得ない。
しかし、それを思いながらも、僕たち日本人は
どれほど「人と同じように動け」と
教え込まれているのかとも逆に思う。
昔、僕の大好きなアーティスト、
ブルース・スプリングスティーンが
自著の中で「来日公演をした時に、
拳を振り上げ一緒に歌っていた人々が、
公演が終わって、一斉に着席し、
整列退場したのには驚かされた」と
書いていた。
そういうふうに、一糸乱れぬように
動けと指示されることに慣れてしまっている、
そういう意味で共産圏ではなく、民主国家の中では
非常に珍しい国なのかも知れない。
この「人と同じように」ということが
僕ら同性愛者を、区別化差別化
させてしまっていなければいいのだけれど、
そんなふうに思う。
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