昨日の久しぶりのブログで書いたように、
今回の周年では、3度目の女装をした。
女装に関して、店を始めた頃は、
まったくする気はなかった。
思えば、店をオープンして数ヶ月の頃、
前の仕事関係者から電話があって
「なんか、2丁目で女装されている、
と聞いているのですが」と言われたことがある。
このゲイ=女装、という図式が
いまだに巷で想像されている、
テレビタレント的なオネエという
イメージとかが、ホントに嫌だった。
イメージとかが、ホントに嫌だった。
観光バーも含めて、ゲイバーの周年になると
マスターが女装する、という風習も
比較的昔からある。
その面白さはわからないでもないけれど、
だからと言って、やりたい、と
思ったことはまったくなかった。
きっと子供の頃、「おとこおんな」などと
揶揄されたトラウマ的なモノが
女装なんて、という気持ちに
させていたのだと思う。
ゲイバーだから「ママ」と言われるのも
ものすごく抵抗があった。
それはバーの人間ならぬ、ゲイの人の多くが
自分の女性的な部分をことさら、
クローズアップしたくない、
そう思っているだろうし、
僕もそうだった。
ただ、10周年の時に、映画を制作した時に、
映像の中だけであれば、と初めて
女装をすることにした。
ほぼ、ワンカットだ。
それは思いのほか、お客さんから受けたのには驚いた。
そして、3年前の12周年の時に、
「サウンド・オブ・ミュージック」の
パロディをやることが決定。
総合プロデュースをしてくれた
Bちゃんに後押しされ、
エスムラルダと交代で、
マリアをやることになり、
映像のみならず、店内の舞台で、
ということに。
そんな流れもあり、今回も同様、
映像と舞台で女装、ということにした。
まして、今回はドレスを脱いでいき、
最終的には六尺ふんどし一丁に、
ということに。。。
ある意味、もう、何でもあり、と。
それくらいのほうが気が楽だったりする。
お客さんたちからは「もう、女装は病み付き?」とか
言われたけれど、改めて思うと、
女装が楽しい、というよりも
いかに大変かと思う。
もちろん、僕自身がメイクするワケではなく、
ただ、座っているだけなのだけれど、
とにかくメイクというのは、大変な作業量。
増してこれほどまでに付けまつ毛が重く、
増してこれほどまでに付けまつ毛が重く、
視界が遮られるとは思いも寄らなかったし、
口紅も何かを飲むたびに、
入れ直さなければならない。
エスムラルダに言わせると、
エスムラルダに言わせると、
慣れればなんてことない、と言うけれど、
さすがにそんなに慣れたくはないものだ。
とは言え、周年の日くらいお客さんが
楽しんでくれればという気持ちは変わらない。
来年の16周年、またそれ以降、
改めて女装をするか、どうかは、
まだまだ頭を悩ますところで
あることは確かだけれど。笑
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