「Bridgeという店の名前は、
どういうふうに付けたんですか?」
店がオープンしてから、
よく聞かれる質問だ。
中には、僕の苗字が「橋」というからだと
思っていた人もいれば、
僕が映画が好きだから
「戦場にかける橋」や「マディソン群の橋」など
映画のタイトルから取ったと思う人もいる。
またサイモンとガーファンクルで大ヒットした
「明日にかける橋」から?という人もいたし、
その中で最も多いのが「人と人を繋ぐ」という
意味なんですよね?という人。
これは、ホームページにも書いてあるから、
ほぼ絶対そうだと思われがちだけど、
後付け、と言えば、後付けなのだ。
本当は、店をやろうと決めた時に、
深夜にベッドからむくりと起きて、
「そうだ、店の名前はBridgeだ!」と
瞬時に思った、というのが事実。
そこには何の理由付けもなかった。
ただ、名前に小さな「ッ」という促音
(つまり詰まる音)が入っているのが
良い、なんて何となく思っていたからかも知れないし、
英語表記した際に、真ん中に”d”という文字が
入っているのも気に入った。
"Bridge"というお店、特にバーは
日本のみならず、世界中にある。
ニューヨークでも見かけたこともあるし、
バー Bridgeと調べると数々出てくる。
最近はこの2丁目でも、ストレートが集う
クラブが出来たようで、
ご丁寧に店主の方が挨拶に来ていただいた。
どこにでもありそうな、でもそれなりに
特別な意味がある、そんな響きがある
Bridgeという店名は、いまだに
付けて良かった、そう思っている。
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