アメリカのサンダンス映画祭で、
ちょっと評判になっていたという
「君がそばにいたら」がAmazon Primeに
あったので、昨夜、観てみた。
配信やビデオに氾濫しているような
あまりにも凡庸な邦題に?と思って
原題を調べてみたら
「君を連れて行く」という意味。
これまた凡庸と言えば、凡庸。
ただ、映画を観てみるとなるほど。
どこへ誰を連れて行こうとしているのか、
それがこの映画の大きなテーマにも
なっている。
映画の舞台の2/3になっているのが
メキシコの田舎町。
大家族で育ち、決して裕福ではない
イバンが主人公だ。
イバンは、20代で結婚をし、子供も出来、
今は離婚をして、友人と言えば
ただ一人の女友達サンドラだ。
イバンはそのサンドラと一緒に行った
ゲイバーで一人のイケメン、ヘラルドと出会う。
彼は大地主の息子で、教師をやっており、
イバンとはまったく違う。
イバンは子供の頃、サンドラと共に化粧をし、
ドレスを着たりしたことで父親を落胆させ、
ヘラルドの父親も周りで息子がゲイだと
笑われ恥をかいたと怒鳴りつける
二人にはそんなトラウマがある。
このあとは、少しネタバレ。
そういう少年時代、そして二人が
出会った青年時代を経過して、
イバンはこの住みにくいメキシコを
脱出することを決意する。
あらゆる苦難を乗り越えて、アメリカに
渡ったイバン。
その10年後、自分のすべてを投げて
イバンを追うヘラルド。
そう。メキシコからアメリカへ
貧しさからそこそこの生活へ
自分がまさに自分らしく生きられる場所へ
それぞれが自分自身を連れていく。
少年、青年、そして中年と
3世代の男たちが見せていくのだが、
イケメンのヘラルドが大人になって
え?と思うほどの変貌。
もっと似ているイケオヤジ俳優は?
と思ってしまうが、そこにはちょっとした
サプライズが隠されている。
LGBTQの差別問題のみならず、
移民問題を切なくも、勇気を持てる
作品に仕上げている。
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