昨夜来てくれたショウジは、週に一度は
来てくれる常連のお客さんだが、
彼が数ヶ月に一度連れてきてくれるソウタが
まったく連絡が付かなくなったと言う。
ショウジは、このソウタとは、
20年ほど前にジムで知り合い、
それから長く友人でいるらしい。
ただ、それほどの友人なのに、
今はLINEと電話番号しか
知らないことに気がついたと言う。
おおよその仕事は知っているけれど、
社名やどこにあるかはわからない。
住まいも駅は知っているけれど、
住所は聞いたことがない。
ソウタのご両親は他界していて、
兄弟もいなくて、独り身のようだ。
だから、もし何かあっても、
連絡の取りようがない。
共通の友人、何人かに聞いても、
連絡の手段は、ショウジと同様だと言う。
何かあったんではないか、と凄く心配だけど、
どうすることも出来ないことで
もう少し考えていれば良かった、
ショウジはそう言う。
ゲイの友人関係は、こういう事はかなり多いと思う。
山ほど話をしたり、関係も深かったりするけれど、
それ以上の関係はついつい遠慮してしまう。
仕事関連の人間よりも、ずっと
大切だと思っていても、
結果的に職場の人たちのほうが
本人の詳細がわかっていたりするのだ。
思えば、うちのお客さんも、連絡が
取れなくなってしまう人もいる。
なんとなく来なくなってしまったのか、
何かあったのか、知る由もなかったりする。
そういう意味で、改めて
ゲイの人生は閉ざされていたりするのだなあ
改めてそう感じた。
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その方のご冥福をお祈りします。
僕も両親は見送ったし、兄弟もいないしで、SNSでつながっている人くらいしか「知り合い」がいないので…確かに死んだあとの関係者への連絡をどうしよう…とつくづく考えます。
「追悼アカウント」にできるSNSもあるみたいなので、まぁ…なるべく関係を切ってしまわないようにしないといけない、と思っています。
コメントがあまりないので、ついつい見落としてしまいます。すみません。
ゲイの人たちは、どれくらいの友人にどの程度の自分のことを伝えていくか。難しい問題かと思います。
噂だけがねじ曲がって伝わっていくことは考えてしまいますね。