昔は「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」と言われ、
その後、「レインボーリール」と変わった
夏の映画祭が先週から始まった。
いつも店の営業と重なって
この15年、なかなかしっかり
観ることが出来なかったけれど、
今回は緊急事態宣言下で、
しっかり観ようと決意。
で、昨日観た2本が共に素晴らしく、
まだ各々上映があるようなので、
ここで紹介しておこう。
1本目は、アイルランドで作られた「恋人はアンバー」
去年作られた映画だが、舞台は1995年。
まだスマホもなかった時代。
それぞれが、ゲイじゃないの?と
常に揶揄される男子高校生のエディと
女子高生のアンバー。
二人は校内での、そういう疑いを打ち消そうと
表面的に付き合う形を決行する。
軍隊にいる父親に習って、
軍隊にいる父親に習って、
卒業後、軍隊に入ると決めながら
苦手な懸垂に取り組むエディ。
男勝りで、見栄えなど気にせず、
何かとガハハと大声で笑い、
怒る時はところ構わずぶちキレるアンバー。
そんな二人の目の前に
性的に刺激を送ってきたり、
恋心をくすぐる相手が現れる。
そういう事件から、二人の関係も
大きく変化していく。
四半世紀前の田舎町のこの状況と
さほど今でも変わらない部分もある
東京で暮らす僕たちを
色々考えさせられる一本だった。
もう1本は、アルゼンチン映画
「世紀の終わり」。
これは、僕が大好きなアンドリュー・ヘイ監督の
「ウィークエンド」を彷彿とさせるような
ある意味、ファンタジックな恋愛映画。
ある意味、ファンタジックな恋愛映画。
20年の恋愛にピリオドを打って、
NYからスペインに、バカンスに来たオチョ。
また、4年前に出会った男性と結婚をした、
というベルリンから来たハビ。
この二人が、海で出会い、
色々話をしているうちに、
実は20年以上前に出会っていたことがわかる。
映画は、21世紀を迎えるよりも前に巻き戻され、
まだ男性経験もそれほどないオチョと、
彼の女友達のボーイフレンドだったハビとの
出会いが描かれる。
時間と空間を不思議に飛ばしながら、
観ている僕たちに、この二人の関係と
その行先を想像させていく。
「これ、どういう意味?」と
人に聞くなかれ。自分の中の回答を見つける、
それこそがこの映画の大きな魅力だ。
両作品とも、あと一度ずつ上映されるので、
時間と興味がある人は是非とも。
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