Netflixで、結構前からとても評判が良かった
「マイ・ハッピー・ファミリー」を観た。
この映画、タイトルだけ見ると、
ちょっとB級アメリカ映画のようだけれど、
実はジョージア(そう、かつてのソビエト
連邦の支配下にあったコーカサス地方の国)
のひとつの家族の話。
映画は50代の一人の女性が
アパートを探しているところから始まる。
そこは、電気も止まっていて、
決して綺麗とは言えないけれど、
心地よい風が通る小さなアパートだ。
実は、彼女、年老いた自分の両親と
長年連れ添った夫、
そして結婚したばかりの長女、
ネットゲームに夢中の二十歳の長男、
という家族の中で、家事とあらゆる喧騒に
まみれて生活をしている。
家事だけではなく、
昼間は学校の教師もしているのだ。
彼女の52歳の誕生日には、
聞いてもいない旦那の多くの友人たちや、
彼女の兄、その親族などが
勝手に呼ばれてサプライズパーティが
行われたりする。
そういう気遣いに嬉しい顔ひとつ出来ない彼女は、
探し当てたアパートに一人で越していくことにする。
何故、それほど家を出たいのか、
ひと言も言わない彼女に
家族は大騒ぎをし、責め立てる。
理由をまったく説明せず、
ただ、穏やかな一人の生活に
彼女はちょっとした幸福を見出す。
一人で飲むワインに、趣味のギターに歌、
そしてガーデニングに料理。
そんなある日、彼女は学生時代の友人と
バッタリ出会い、それが縁で
同窓会が開かれることになる。
そこで明らかになる、彼女が
家を出ざるを得なかった問題。
本当の幸福とは何か、家族とは何か、
夫婦とは何か。
僕らゲイとはちょっとかけ離れているような
気もしながらも、幸福を追い求める心は
変わらないのだ、とこの映画は教えてくれる。
激しくも辛い部分を見せながら、
ささやかな幸せをも感じさせてくれる。
たくさん観られているNetflixの中でも
見落とされがちな映画だけど、
良ければ、是非。
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