父親が亡くなって、倒産寸前の靴工場の
後継になった青年、チャーリー。
その前に現れたドラァグ・クイーンの
ローラや、彼の周りの女装仲間たちに
よって、新境地を迎える舞台ミュージカル
「キンキーブーツ」が、
先週から映画館で劇場公開された。
ブロードウェイで噂だった
この「キンキーブーツ」を
観たのが、2013年だから、
もう8年近く前になる。
今や、グラミー賞、
そしてテレビドラマの「ポーズ」などでも
引っ張りだこになったビリー・ポーター主演の
この舞台は、翌年のトニー賞をとり、大ヒットした。
この舞台は、翌年のトニー賞をとり、大ヒットした。
その後、日本でも故三浦春馬氏が主演をし、
評判になったから、観た人も多いかも知れない。
今回、上映されているのは、
ロンドン・ウエストエンド版だ。
とは言え、ブロードウェイ版と比べても、
引けを取らない。
靴工場を任され、自分にまったく自信を持てない
ストレートのチャーリーと
何かと傷ついて生きてきながら、
それをバネとしてプライドを持って生きる
ゲイのローラ。
そして共に、父親から望まれた自慢の息子では
なかった、という共通点を持つ。
ありのままの自分を受け入れることで
他人も受け入れられる。
自分を成長させるために変わることは
世界をも変えることが出来る。
LGBTQの世界では、ありがちなこのメッセージを
キラキラの派手なパフォーマンスや
ベルトコンベアーを使ったダンスで
ベルトコンベアーを使ったダンスで
ポジティブな高揚感に
舞台を観た時と同じテンションで
胸躍らされた。
シンディ・ローパーの音楽もグッド。
ちなみに、これを元にした映画版(ミュージカルではない)も
あるので、これもお薦め。
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